キャンプ

スノーピーク焚き火台Sレビュー【日本で最初に焚き火台という文化を作った名品】

スノーピークス焚き火台S

ソロキャンプの一番のたのしみと言えばやっぱり焚き火ですよね。つまりソロキャンプにとってもっとも重要なアイテムが焚き火台と言えます。

最近はソロ向けの焚き火台もとてもたくさん発売されていて、正直どれを買えばいいか迷いますよね。

そこで本記事では、ソロキャン歴20年以上の私(リュウ.A)が、私の相棒として20年以上使い続けている『スノーピークスの焚き火台S』を徹底的にレビューしてみました。

  • 焚き火台はいろいろあり過ぎてどれを買えばいいか分からない
  • 焚き火はもちろん、BBQなどの調理にも使える焚き火台がほしい
  • スノーピークの焚き火台Sがいいらしいと聞くけどホント?

というような人にぜひ読んでいただきたい特集記事です。

 

【3行で解説】スノーピーク焚き火台Sとはどんな焚き火台なのか?

キャンプ場
  • とにかく頑丈でこわれない。長く使い続けられるので結局お得
  • 構造がシンプルでとても使いやすく、飽きのこないデザイン
  • オプションも豊富で、BBQグリルとしても優秀

最近はソロキャンプ用にとてもコンパクトな焚き火台がたくさん登場していますが、焚き火の癒し効果を存分に味わうなら、ただコンパクトなだけではもの足りないでしょう。

大きすぎず小さすぎず、本格的な焚き火がたのしめてグリルにもなるスノーピーク最高傑作の焚き火台、その中でもソロにピッタリの「焚き火台S」を紹介してまいります。

頑丈さはトップクラス!【結局長く使えるモノが一番お得です】

私が「スノーピーク焚き火台S」を購入した約20年前は、今ほど焚き火台の種類も多くなく、焚き火台と言えばコレという感じでした。

正直なところひと目見て惚れ込んだというより、選択肢がほとんど無かったように思います。

しかしながらこの20年の間、新たに欲しいと思える焚き火台には出会えておりません。

20年もの間、「スノーピーク焚き火台S」を超えるような焚き火台が登場しておらず、当のスノーピーク焚き火台は、ほとんどモデルチェンジせずにいまも絶大な人気を誇っているという完成度の高さはおどろくばかりです。

そして、いまだにこわれることなく使い続けられるということが、もうひとつの驚きでしょう。

20年以上もこわれたりゆがんだりすることは一切なく、今も現役で使い続けています。

変色はしていますが、むしろ愛着がわくばかりですね。

たたんだ焚き火台

長く使っていると全然洗わなくなってしまいこの汚れ(たまには洗おうと思います)。

汚れた焚き火台

収納ケースも最近のとはちょっとだけ違うみたいですね。

収納ケース

 

【頑丈なだけじゃない】使いやすさ、コンパクトさ(薄さ)も魅力

スノーピーク焚き火台Sはその頑丈さがウリではあるのですが、組み立て不要の使いやすさ、たたんだときの薄さも大きな魅力です。

使う時は開くだけなので、設置はワンアクション。
たたむのも一瞬です。

たためば厚さはわずか2.5㎝

家具のすき間などに収納できてしまいます。

スノーピーク焚き火台Sの基本スペック

材質 ステンレス
サイズ 285×285×205(h)mm
収納サイズ 350×410×25mm
重量 1.8㎏

私が焚き火台Sをすすめる理由

スノーピークの焚き火台にはSのほかに、MLがあります。

Sは薪がはみ出すなどの理由から、小さすぎるのではないかとの意見も見られますが、私はやはりSをおススメします。

大人数でBBQもたのしみたいのであればL でもいいかもしれませんが、1~2人ならこれでも充分にBBQをたのしむことができます。

たしかに薪がはみ出すかもしれませんが、少しずつ薪をくべていくなら何も気になりません。

キャンプファイヤーのように「井桁(イゲタ)型」に組むとこのようにはみ出してしまうので、高く積むと不安定になってしまいます。

一気に組まないで薪は少しずつくべましょう。

「井桁(イゲタ)型」

イゲタ組み

燃費のいい「合掌型」なんていう組み方もありますね。
こちらは目を離すと外側に落っこちてしまいます。目を離さずのんびり焚き火をたのしむのであればSでも大丈夫です。

合掌型

合掌型

Sでも本格的な焚き火を十分堪能できます。

小さくてもいろいろな薪の組み方に挑戦できますので、今度スノーピーク焚き火台Sを使った焚き火の仕方、薪の組み方の解説もさせていただきたいと思います。

ちなみにMは3.5㎏Lは5.3㎏と、なかなかの重さです。Lになるとちょっと動かすのも大変かもしれませんね。

もちろんバイクでキャンプにいくならS一択です。

スノーピーク焚き火台Sのいいところ

  • ただ開くだけの設置のしやすさ。設置も収納もほんの一瞬
  • たたんだときの薄さはわずか2.5㎝。収納に便利
  • 20年使い続けてもビクともしないタフさ
  • シンプルで格好いい、飽きのこないデザイン
  • 本格的な焚き火をたのしめる逆四角錐の形状(ガンガン燃える!)

スノーピーク焚き火台Sの少し残念なところ

  • 一般的な焚き火台に比べ価格が高め(長く使えるので結局はお得)
  • ちょっと重め(重いということは安定しているということでもある)
  • 市販の薪がはみ出すかも(私は気になりませんが)

 

【オプションが充実】スノーピーク焚き火台Sはただの焚き火台で終わらない

焚き火台選びの重要な要素に、グリルとして使用できるかということがあります。

私の感覚ではグリルとして使い勝手のいい焚き火台は、肝心の焚き火台としての機能が劣っている場合が多いように思います。

スノーピーク焚き火台Sは、焚き火台として完璧な上に、オプションを利用することで、とても使い勝手のいいBBQグリルに変身します。

いくつか紹介しますね。

焚き火料理やBBQをしたい人はコレ【焚き火台グリルネットS】

 

私がもっともおススメしたいオプションです。

これを買うまではいろいろな工夫をしながらBBQをしたり、焚き火の熱源を利用して料理をしたりしていました。

このグリルネットSを使えばとても安定しますし、高さも3段階に変更可能でとても便利です。

このように設置します。

グリルネット

目が粗いので、小さな食材を直接置くとすき間から落ちてしまいます。そのため、食材を置く場合は別の金網を重ねて使うのがいいですね。

明らかに使い方間違ってますが、テーブル代わりにもなります!

グリルネットのテーブル

炭を使ってBBQをたのしみたい人はコレ【炭床Pro】

 

炭床とかロストルとか言いますが、聞いたことありますでしょうか?

薪や炭を安定させ、燃焼効率を上げるために焚き火台の底に敷くプレートです。
スノーピーク焚き火台Sは本体だけでもとても効率よく燃えてくれますので、焚き火をするだけなら不要かもしれません。

ただし、炭を使ってBBQをするならこのオプションはかなりおススメです。
グリルネットとセットで使いましょう。

100均の金網でもこんな感じで使うことはできますが、ちょっと浅くなってしまいますし、使い捨てになるでしょう。

100均金網

より安定した焚き火をたのしみたい人はコレ【ベースプレートSとベースプレートスタンド】

いくら焚き火台を使用しても、細かい炭の破片や火の粉が地面に落ちてしまいます。

焚き火台を安定させ、落ちる火の粉を受けるベースプレートを使用すれば、より環境にやさしく焚き火をおこなうことができます。

ベースプレートスタンドを使用すればさらに焚き火台の熱から芝や地中の微生物を守ることができます。

 

セットでの収納にはコレ【コンプリート収納ケース】

オプションを買い揃えたら、焚き火台本体と一緒に収納できる「コンプリート収納ケース」が便利です。

それぞれバラバラにしておくと、どこにあるか分からなくなったり、持ち運びに不便ですので。

ちなみにこれらオプション(グリルネット以外)が最初からセットになった、少しお得な「スターターセット」というものもあるのですが、なぜかMとLだけでSは販売されてないようです。

残念。。。or

 

ミニコラム|焚き火』という文化をつくったスノーピークの焚き火台

焚き火

私がキャンプを始めたころは、テントを張り終えたらまずは大きな石(岩)をさがして焚き火のための「かまど」を作るのが常でした。

しかし、キャンプブームの到来で、よりコンディションのいい芝生のキャンプ場が登場し、『直火禁止』というキャンプ場が増え始めます。

焚き火台を使うという概念がほとんどない時代でしたので、これはせっかくのキャンプなのに焚き火をたのしめないことを意味します。

結果としてルールを守らずに焚き火をして芝などを痛めてしまう事例が後を絶たず、スノーピークは自然を傷つけずに焚き火を楽しめるようにと、焚き火台の開発を始めたそうです。

直火は芝生などを傷めるだけでなく、燃え残った炭などで環境を悪化させることもあります。
燃え残った炭は自然に分解されませんので、地中に残ってしまうんですね。

きれいに片づけたつもりでも焼け焦げた地面はあまり気持ちのいいモノではありませんし、後片付けのしやすさからも焚き火台の利用はおススメです。

スノーピーク焚き火台Sを購入して以来、私は直火OKのキャンプ場でも焚き火台を使うようにしています。

以下はスノーピークオフィシャルサイトからの引用です。

1996年、スノーピークは焚火台をリリースしたが、発売からしばらくはあまり売れなかった。「焚火は直火だからいいんだ」「なぜ台を使わなければいけないのか」「おかしな製品を発売した」市場では多くのキャンパーから焚火台に対する厳しい声が飛び交った。しかしその中でも、スノーピークの思想に共感し、焚火台を受け入れてくれるキャンパーがいたことも確かだった。年々販売数は増え、私たちが掲げたコンセプトが正しかったことが証明されていった。そして今では、焚火を楽しむキャンパーの常識となり、マナーとして定着した。スノーピークの焚火台が時代をつくった瞬間だった。

引用 https://www.snowpeak.co.jp/products/ST-030R/

薪をくべ、燃やす。

焚き火とはただそれだけの行為ではありますが、それでも私はこの遊びが好きです。

 

スノーピーク焚き火台Sのまとめ

スノーピーク焚き火台のこと、そしてこの焚き火台をおススメする理由が何となくでも伝わったでしょうか?

人気の秘密は頑丈なこと、シンプルで飽きのこないデザイン、使いやすさ、そして本格的な焚き火にも料理にも使えることです。

焚き火台で迷ったらスノーピークを選べば後悔することはほぼ無いでしょう。

ただし、大人気のスノーピークの焚き火台ですが、以前から「Sがおススメ!」「いや絶対Lでしょう!」などと意見が分かれているという問題があります。

これまでご紹介してきたように、私個人としてはSがおススメだと思っていますし、実際長く使ってきました。

Lをすすめる人は、薪がはみ出すのがいやだとか、もっと豪快にBBQをやりたいということのようですが、私は今まで使ってきて大きさの不満はありません。

基本的にソロ、デュオのキャンプしかやらない、荷物はコンパクトにしたいという人はやっぱりSがおススメだと思います。

一方で、ファミリーでもキャンプをやるという人などはM、Lでもいいかもしれません。車で運ぶのであればそれほど重さも気にならないかもしれませんので。

Sであればバイクでもギリギリ運ぶことが可能ですので、バイクキャンパーはSを選びましょう。

基本的な性能は一緒ですので、自分のキャンプスタイルに合わせてサイズは選べば問題はないと思います。

ときどき、キャンプ場で私の焚き火台を見た人が「年季入ってますね」などと言ってくれます。

さらにあと30年くらい使い続けたら私の焚き火台は「日本最古のスノーピーク焚き火台」なんて言われるようになりますかね?

スノーピークさんが博物館でも作ったときは寄贈したいと思います。

ABOUT ME
リュウ.A
東京都多摩地区在住の副業ライター。キャンプ、釣りなどのアウトドア歴10年以上。学生時代にテントひとつ持ってバイクで日本を一周し、以来ソロキャンプにハマる。普段は主に道志川、富士五湖周辺で活動中。