ヒラメのルアー釣りの定番のポイントといえばサーフですが、釣りそのものの簡単さという意味では、サーフよりも堤防の方がお勧めです。
釣れる堤防の探し方、釣れるルアーの紹介、釣り方のコツをこの記事にこってりまとめました!
( ゚Д゚) 『ぬぉおおおお!堤防からヒラメを釣りたいぃいいい!』
( ゚Д゚) 『ヒラメといえばサーフっていうイメージだけど、堤防で釣れるんかい?』
( ゚Д゚) 『ポイント、ルアー、釣り方も、全部まとめてタダで教えろ!!!』
ってな感じの、ヒラメハンター@堤防な皆様の疑問に答えまーす。
週一&平日アングラーな俺なんですが、かれこれ5年以上にわたって、いろんなフィールドでヒラメのルアー釣りをしてきたわけさ。
で、『春先』と『秋から冬』のハイシーズンになると、ヒラメ狙いで堤防にもちょくちょく足を運びます。
年に数回の堤防ヒラメ釣行なんですが、それでも通年で5枚前後は40 cm以上のヒラメをルアーで釣っているわけでして、なんだかんだで釣果も安定してます。
週一ペースで年数回の釣行って事を考えると、これってかなり成績いいですよね^^
そんなわけで、『堤防からヒラメをルアーで狙う』っていうニッチな釣りがわかってきたのかな?と思ったのが、ちょうど先月の昨日の午前2時ぴったりでした。
マジです!
で、だ!!!
(/・ω・)/ 『こんな感じでやれば、釣り初心者でも堤防からヒラメが割りと簡単に釣れるんじゃね?』
っていう私なりの『堤防ヒラメ攻略法』をまとめてみた次第でございます。
(/・ω・)/ 『どう考えても、ヒラメはサーフより堤防の方が釣りやすいと思うぜ!』
っていう、そんな魅惑のストーリ。
。
。
。
うーん。
堤防で会おう♪
ヒラメのルアー釣りは堤防の方がサーフよりも圧倒的に簡単!
サーフはポイントが広く、どこにベイトとヒラメが寄るかを初心者が見つけるのは難しいです。一方で堤防は、ベイトもヒラメも寄りやすい一級ポイントであるため、初心者でも比較的簡単にヒラメが釣れます。
まず、なんでサーフのヒラメ釣りが初心者には難しいのか?って事なんですが…
そもそも論として、『(/・ω・)/ サーフって広すぎて意味わかんなくね?』って思うんですよ。
これだけ広いと『ヒラメ密度』が最初から低いし、ベイトが入っていなかったらヒラメがいる可能性も低いわけで、勝負にならない事も多いじゃないですか?
そういう意味では、サーフのヒラメ狙いって、初心者アングラーにとっては運の要素があまりに大きいように思うんです。
その一方で堤防であれば、定期的なベイトの回遊も多く、それにヒラメが付いてくるので、サーフよりもヒラメと出会う可能性が高いと実感してます。
ちなみに、なぜこのような現象が起きるかというと、堤防の立地条件にあります。
堤防は基本的に潮通しが良い場所に波よけの役割として設置されているので、自然の摂理としてベイトもよりやすいってわけね。
そんなわけでして、『そこに堤防がある』っていうだけで、ヒラメ狙いの大きなチャンス!ってなります。
また、堤防の周辺にはテトラや敷石が設置されている事が多く、これにベイトが集まってきて身を隠すのに利用してます。
で、これにもヒラメが寄ってくるから、そりゃまぁ釣れますわなって感じですw
そんなこんなでまとめると…
- 堤防は、いろんな理由から基本的にベイトがよりやすい
- ヒラメがこれを捕食しにくる
- だから当然釣れる!
っていう事ですな。
少なくとも『ベイトが寄る可能性の高さ』って言う意味では、圧倒的に『堤防>サーフ』というのが私の経験則なのだ!
サーフなどのヒラメルアー釣りについては、以下の記事で釣り方やタックル、お勧めルアーを解説しています。
どのような堤防でヒラメが狙えるのか?
ベイトとなる小魚、特にアジが寄りやすい堤防でヒラメが良く釣れます。
私のヒラメ実績が高い堤防の特徴は、ざっくりこんな感じです。
- 外洋に面した堤防
- ヒラメが釣れるサーフから一番近い距離感の堤防
- サビキ釣りでアジが釣れている堤防
- アジンガーの聖地的漁港の一番外側の堤防
堤防からヒラメを狙う場合は、基本的にはベイトを追いかけてきた回遊中の個体を狙う事になります。
そのため、『ベイトが回遊しやすい堤防』が狙い目でして、そんなこんなで上の条件の堤防が経験的にはい感じですよ。
特に『アジ』という魚はヒラメの大好物なので、アジの定期的な回遊がある堤防は非常に高い確率でヒラメも狙えます。
- 家族連れがアジのサビキ釣りをしている堤防
- アジングが盛んな漁港の先っぽの堤防
こんな堤防はチャンスが大きいので、狙い目って覚えておきましょう。
。
。
。
でも、一番いいポイントの探し方は、まずは『釣具屋さんで聞く』だと思いますw
どのような地域でも『ここなら釣れる!』という有名なヒラメの聖地的堤防があるので、そこに行くのが手っ取り早いですね。
堤防のヒラメ釣りのタックル
堤防のヒラメルアー釣りには以下のようなタックルがお勧めです。
- 30~40 g前後のルアーをフルキャストできるロッド
- 3000番~4000番のスピニングリール
- 1.2号前後のPEライン(道糸)
- 20lb前後のフロロカーボンライン(リーダー)
- 1.5号のスナップ
- タモ網
ロッド
30~40 g前後のルアーをフルキャストできるロッドが必要でして、シーバスロッドでも充分使えます。
堅さでいうと、M(ミディアム)クラスであれば充分で、ML(ミディアムライト)でもなんとか可能かな?
長さについては、サーフの釣りほど遠投性能にこだわらなくてもいいので、9 ftもあれば充分ですね。
もしサーフのヒラメ用タックルを持っているのであれば、その流用でもOKです。
私の場合はダイワのラテオ90M (9 ft, 適合ルアーウェイト10~50 g)を使っています。
このロッドに関しては以下の記事でインプレしているので、ご参考にどーぞどーぞ。
↓
リール
3000番~4000番のスピニングリールがちょうどいい感じでーす。
ラインと仕掛け
メインラインとリーダー
メインラインは、なんだかんだで遠投性を重視するのでPEライン必須です。
太さは1.2号もあれば充分ですね。
次にリーダーは、フロロカーボンラインの5号(20lbs)を1ヒロってところです。
ラインのお勧めに関しては、以下の別記事をご参考にどーぞどーぞ。
↓
スナップ
ヒラメだけを狙うという事でれば1.5号で充分です。
ただし、地域やポイントによってはヒラメを狙っていると中型青物もまぐれで釣れたりします。
私が生息している鹿児島の南の端っこがまさしくそんな感じなので、私は安全策をとって2号を使う事が多いですね。
このあたりは、季節にもよるんですが、迷ったら2号でどーぞ。
タモ網
堤防の釣りなので、タモ網は必須です。
無いなら迷わず、今のうちに揃えときましょう。
基本は『水面までの距離+1 m』の長さを選ぶといい感じなので、釣り場に合わせて選んでくださいね。
お勧めをいくつかインプレしているので、まだタモ持ってないよーって人は、ご参考に!
↓
堤防のヒラメ釣りで使うルアーについて
堤防のヒラメルアー釣りには、ボトムまで沈めて使えるようなワーム、スピンテールジグなどが使いやすくお勧めです。中でもDUOのハウルシリーズは、飛距離もボトム感知能力も優れており、非常に使いやすいです。
お待ちかね(?)
堤防ヒラメ狙いならこれ投げとけ!っていうお話でーす。
- ハウル
- ジグヘッド(14 g以上)+ワーム
- スピンテールジグ(20 g以上)
- メタルジグ(20 g以上)
- 鉄板バイブ(20 g以上)
- ヘビーシンキングミノー(20 g以上)
このような感じの『遠投性とボトム感度が高いルアー沈む系ルアー』が堤防でのヒラメ狙いでは使いやすいです。
ルアーの具体例については、基本的にサーフのヒラメルアーが流用できるので、以下の記事をどーぞどーぞ。
↓
注意点としては、サーフのヒラメ狙いで使うようなミノー、シンキングペンシルは、基本的にいらないです。
理由は、『足場の高さ』『ポイントの水深』『ルアーの潜行深度』にあります。
どういう事かというと…
一般的に堤防は足場が高いフィールドであり、その水深も5m以上とか普通にあります。
これって、ヒラメが良く釣れる遠浅サーフから比較するとかなり深い水深ですよね?
そのため、サーフで使う事を前提に作られたヒラメ用ミノーやシンキングペンシルを堤防から使うと、かなり上層を攻める事になります。
こうなると、海底に身を潜めているヒラメの射程範囲から外れてしまうため、ヒラメがルアーにアタックしてくれないんです。
そんなわけで、確実にボトムをとれる『沈む系のルアー』が鉄則って考えて下さい。
ルアーの重量については、『ボトムが確実にとれる重さ』が基準とはなるんですが、これはポイント次第なので自分で選ぶ必要があります。
足場が高ければ、そして水深が深ければ、当然使うルアーも重くなります。
。
。
。
せっかくなので、堤防で使いやすいヒラメルアーの具体例をあげておくと・・・
私なら『ハウル』を選ぶかな?
↓
これは本来はサーフ用のヒラメルアーとして開発されたワームなんですが、ボトム感度もよく、飛距離もでるし、浮きも遅いので堤防でも非常に使いやすいですね。
このルアーについては、以下の記事でコッテリとインプレしているので、参考になさって下さいませ~。
堤防からのヒラメの釣り方
堤防からヒラメをルアーで釣るためには、以下の3つの要素が重要です。
- 釣れる季節を外さない事
- その堤防の釣れるポイントを見つける事
- 基本的なルアーの動かし方を理解する事
釣れる季節
ハイシーズンは春先の3月~6月と、秋~冬の11月~1月でして、これはサーフのヒラメ狙いと同じです。
春先のシーズンは産卵にからむ荒食いのシーズンであり、一年中で最も釣りやすい季節。
秋~冬は越冬前の荒食いのシーズンであり、シーズン終盤の12月ともなると、60 cmを超える大型サイズも狙えます。
釣れるポイント探し
狙う場所は、『かけあがり、沈み瀬、海藻の存在』などのように、なんらかの地形変化がポイントになります。
その理由ですが、ヒラメは地形変化につきやすい魚なので、このようなポイントを重点的に攻めるだけでチャンスがあがります。
( ゚Д゚) 『どうやって地形変化を探せばいいの?』
っていう疑問に答えておくとこれに関しては、根掛かりが少ないボトム系ルアーでボトムパンプしつつランガンするのがお勧めです。
ちなみにボトムパンプって、こんな感じの釣り方です。
①ルアーをフルキャスト
②沈めてボトムを取る
③数回リールを巻いてルアーを巻き上げる
④テンションフォールでボトムを取り直す
で、②に戻ってこの繰り返しです。
ボトムの地形変化ががロッドごしになんとなくわかります。
慣れれば超簡単で、15分も練習すれば誰でも感覚をつかめると思うのでご安心を。
私の場合は、初めての釣り場で地形変化を探す場合は20~30gのスピンテールジグでこの釣り方をよくしてます。
なぜかというと、スピンテールジグは重量の割にサイズが小さい事からボトム感度が良いという特徴があります。
そのため、このような『地形変化を探りながら、広くランガンする』で使い勝手がむちゃくちゃ良くて、多用してます。
ルアーの動かし方
ざっくり、こんな感じで、超簡単ですw
①ルアーを沈めてボトムを取る
②ボトムから2 m以内の一定レンジキープを意識してリールを巻く
③ルアーが浮きすぎたら一度ボトムを取り直す
大事な事は③の『ボトムを取り直す』という操作です。
その理由は、『ヒラメの捕食レンジ・射程距離』にあります。
ヒラメはボトムから1~2 mレンジくらいが捕食レンジとされているのですが、堤防のような足場の高い場所でこのレンジをキープしてルアーを足下まで動かすのは、はっきりいって無理ですw
だから、少しでも浮きすぎたと感じたら、リールを止めてボトムを取り直します。
ヒラメのバイトが少ない時ほど、ボトム付近をネチネチ攻めるつもりで何回もボトムを取り直すのがコツです。
これで、ヒラメの捕食ゾーンを出来るだけ長くキープすることができるので、その分だけ釣果に繋がりやすくなりますよ。
。
。
。
ってなわけで、『堤防ヒラメの超基礎講座』でした。
ボトムを中心として広いランガンがこの釣りのコツなので、ぜひぜひお試しあれ~♪
ちなみに、使うルアーや釣り方の基本的な考え方については、サーフのヒラメゲームと共通する部分も多いです。
このような『ヒラメ釣りの基本』については、以下の記事でガチの初心者向けにまとめているので、こちらもご一緒にどーぞ♪
あとは、そうそう。
ヒラメ釣り全般に関する記事のまとめページを作ったので、この釣りをガチでは始めたいという人は、こちらも併せてどうぞ。
- 初心者向けの釣り方講座
- 釣れるヒラメルアーの選び方
- ヒラメが釣れない理由
- 私のヒラメ釣行記
こんな記事を準備しておりまーす♪