シーバスフィッシングにおいて必要不可欠なアイテムの一つ、それはランディングネット。
オカッパリでもウェーディングでも、様々なシーンにおいて、釣り上げたシーバスをキャッチするのに欠かせません。
ランディングネットが無いと、釣り上げたシーバスをバラしてしまったり、足場が高ければそもそもキャッチする事すら出来ませんので、折角のチャンスを逃してしまう事になります。
シーバス用の大きいランディングネットはネットの部分のみの販売が多く、玉の柄、つまりランディングシャフトが必要になります。
ウェーディング以外ですと、伸び縮みするシャフトが必要になりますので、足場の高さや必要に応じて、シャフトの長さをチョイスします。
そんな必須アイテムのランディングネット、ランディングシャフト中でもズバ抜けて性能良いアイテム、株式会社昌栄さんのTOOL イーノプラスとブラックシープ。
両方使い続けてシーバスを掬いまくってるワタクシ(いたくら)が、今回これらをご紹介致します。
使えば分かる間違いないアイテムです!
イーノプラスとブラックシープについて
イーノプラス(ランディングネット)の紹介
先ずはランディングネットのイーノプラスからご紹介致します。
TOOL イーノプラスは2種類のサイズ展開で、小さい方がMサイズ、大きな方がLサイズです。素材はジュラルミン素材で、とても軽く出来ています。
全体の大きさとしてメーカー表記MサイズがW460×L550サイズの重量が289グラム、LサイズがW530×L690で339グラムとなっております。
サイズ感を言われても分かりにくいかと思いますが、ざっと説明しますと、アオリイカや、70センチ程のシーバスくらいまで掬いやすいのがMサイズ、それ以上のランカーシーバスや青物などが掬いやすいのがLサイズです。
つまりサイズの選び方として、どの大きさの魚を掬うかの想定で選べば良いという事です。
地域によってはランカーシーバスが出にくい地域や、時折青物が混じるような場所もあります。
ランディングネットの大きさが違えば、重さや取り回しの良さも変わってきます。
当然Mサイズの方が軽く、取り回しは良いので、釣れるシーバスのサイズが平均としてそこまで大きくなかったり、イカやチヌメインの方はMサイズをチョイスした方が、使い易くて楽チンです。
『いやいや、私はランカーシーバスしか狙ってないしメーター釣るつもりだし』という志の高い方は迷わずLサイズを選びましょう。
ブラックシープ(ランディングシャフト)について
ブラックシープ、ランディングシャフトは5.7m、4.6m、3.9mの三機種です。
シーバスフィッシングにおいて、主に5.7mか4.6mを選ばれる方が多いかと思います。共に仕舞寸法は69センチで、5.7mが10本継で重さ540g、4.6mが8本継で重さ428gです。
ランディングネットを取り付けて、フローティングベストの背中に取り付けても長さや重さは気にならず使用する事が出来ます。
基本的に足場の高さで選んで頂くのですが、地域によって河川、堤防の高さは違いますので、行かれる場所で一番高い場所に合わせて長さを選びましょう。
イーノプラスとブラックシープ解体新書
次に各箇所の特徴を見ていきます。最も特徴的なのは次の通りです。
- 先端の形状
- フレックスアーム
- Oリング
イーノプラスの特徴としましては、なんといっても先端のベント形状にあります。
元々普通のランディングネットは先端が丸く、ストレートの形状です。
先端に少し出っ張りがあり、ベントさせている形状により、フレームの入水角度が出て、先端が水中に入り易くなります。
これにより魚が誘導し易くなり、ランディングがやり易くなります。
イーノプラスはTOOL製のフレックスアームが付属しています。ロックがかかっている為、風などで煽られて不意にフレームが開いてしまう事がありません。
ロックは片手でワンタッチで解除出来ますので、素早くシーバスをランディングする事が出来ます。
網の部分の先端にはゴム製のOリングが着いています。
Oリングをフレックスアームに被せる事により、ネット部分を折り畳む事が出来ます。ごれが無いとネットがタレてしまい、ブラブラして何かに引っかかり易い為、すっきりさせるのに非常に便利です。
続いてブラックシープの特徴は次の通りです。
- 軽さ
- スムーズさ
- 強さ
ブラックシープは他メーカーのランディングシャフトと比べると、軽い部類になるかと思います。
元々軽さが売りのアイテムではありませんが、背中に背負ったり、持ち歩く事を考えると、少しでも軽いのは嬉しい限りですよね。
ランディングはスムーズに素早くキャッチするのに越した事はありません。安物の場合、このスムーズさがなく、伸びる際にガタガタしてしまったりします。
ブラックシープはシャフトの伸びがとてもスムーズで素早く水面まで到達しますので、ランディングネットを背中から取り出して、シーバスのキャッチまで、とても使いやすいシャフトです。
強さはランディングシャフトに求められる要素です。宜しくないランディングシャフトは、伸ばした時に湾曲してしまい、先端のネットをコントロールできずに、シーバスをバラしてしまう原因にもなります。
安物では折れてしまう話も聞きますので、オススメではありません。
強靭さはランディングシャフトに求める一つの要因ではないでしょうか。
イーノプラス、ブラックシープのここが良い
イーノプラスは、ネットの部分がナイロン素材で出来ており、適度な張りが有り、ルアーのフックが絡んだりした際に、非常に外しやすいのが特徴的です。
実際に、友人の持っている他メーカーのランディングネットで、ワタクシが釣ったシーバスを掬ってもらった事がありますが、ルアーのフックがネット部分にかかり、外そうとしたらなかなか外れなかったのを思い出します。
この時まで分からなかったのですが、どれほどイーノプラスが絡んだフックを外しやすいか分かりました。
イーノプラス、ブラックシープのここが良くない
イーノプラスとブラックシープ共に、製品としての良くない点は、ワタクシ自身思い浮かぶ事はありません。
完璧でランディングネット、シャフトの最高峰だと思っています。
あるとしたら、お値段的な問題でしょうか。両方とも揃えるとなかなかの額になってしまいます。
皆さんお金のかけ方として、タックル、ルアーなどは、お金を掛ける優先順位としてあり、初心者の方は特にそうかなと思います。
釣りに取り巻く小物類、例えばペンチだったり、フィッシュグリップであったり。その中にランディングネット、シャフトも含まれるのかもしれませんが、ランディングネット関係はある程度妥協してしまう、もしくはランディングネットは良い物、シャフトは安価なモデル、なんて方もいらっしゃるかと思います。
タックルなどと比べると、優先順位は下がるアイテムかもしれませんが、イーノプラス、ブラックシープは、余裕あれば是非ともオススメしたいアイテムです。
とても使い易く快適で、もっと早く買えば良かったと思って頂けると思いますよ。
イーノプラス、ブラックシープに合わせたいアイテム
ウェーディングする時は、シャフトがブラックシープだと使い難いので、ウェーディング用のシャフトを付けましょう。
ウェーディングシャフトの中でもコアマンさんのウェーディングシャフトは、世の中にある物の中でズバ抜けて使いやすいと思います。
最近でこそ長いシャフトを作られているメーカーさんが増えましたが、通常ウェーディング用のシャフトというと、かなり短い物が多かったです。
コアマンさんのウェーディングシャフトは、細長いタイプでとても軽く、この長さ分だけ腕を伸ばして魚を誘導し易く、とても軽量でウェーディング中、背中に背負っていても、疲れる事がありません。
ウェーディングシーバスを楽しむ方には、イーノプラスにブラックシープと同じように、マストアイテムの一つではないでしょうか。
ちなみににコアマンさんはランヤードもしっかりした作りでオススメです。シャフトに合わせて取り付けられると良いでしょう。
ブラックシープには、フローティングベストの背中のD管に刺すシャフト用のステーが着いていません。厳密にいうと3.9mのモデルには着いているのですが、他モデルは付属していないので、別途購入する必要があります。
ステーはしっかり取り付けれて、丈夫で外れなければ、どこのメーカーさんの物を選んで貰っても良いかなと思います。
使用する際の注意点
ランディングネットは洗浄を怠ると非常に臭くなります。そのまま車に放置するととんでもなく臭いです。
臭くさせにくい方法としましては、例えばシーバスを掬った後は必ず現場の川、もしくは海の水で充分にジャバジャバと洗いましょう。
出来れば乾燥する前に、一匹釣った事にやって頂きたいです。
その後、帰宅後に水洗いします。水洗いだけでも全然違いますので、ナイトゲームの後に、どんだけ眠くてもやって頂いた方が良いです。
特別な洗剤などは使用しなくても良いと思いますが、匂いが取れなければ、何か対策が必要になるかと思います。
因みにお風呂でネットを洗いますと、お風呂場がシーバス臭くなりますのでご注意ください。奥様や、ご家族に怒られますので、、。
まとめ
イーノプラス、ブラックシープは高価なアイテムではありますが、手に入れて使用して頂ければ、その素晴らしさが分かって頂けると思います。
出来るだけストレスなくシーバスなどをキャッチ出来る、ネットで掬う際のミスを極力少なく出来る。効率を求めると身の回りのアイテムを、ハイエンドな物に変えて頂くのも有りではないでしょうか。
快適で確実なフィッシングライフを獲得してください。
それではHave a good fishing!