釣り・ルアーフィッシング

シーバスが釣れない?釣れない時の対処法と大事な考え方について

『シーバス釣りを始めたは良いけれど、まだ釣った事がない!』という方もいらっしゃるでしょう。

去年はよく釣れていたけど、今年は全く釣れないな〜なんて事はしばしばあるのが、この釣りの特徴です。

条件さえ合えば、比較的イージーに釣れる事もあるのに、その一方では、朝から晩まで丸一日やって、釣り終了間際にようやく一本なんて事もざらです。

良く釣る方、プロなど、メディアで活躍されている方でもボーズ、なんて事もある事でしょう。

それがシーバスフィッシングかもしれません。

このやり方したら絶対に釣れる!このルアー使えば釣れる!なんて事は有る訳ありません。あれば私も知りたいくらいです。

シーバスを良く釣る人は、ひと工夫ふた工夫、釣る確率を上げる為に努力されています。
釣り方は勿論、タイミング、考え方、様々です。

しかしながら簡単に釣れるタイミングばかりでは同じ事の繰り返しで、シーバス釣りは上手くなりません。

いつでもどこでも釣ろうと思うと、釣れない日々に考えた事が重要になってきます。

今回はシーバスが釣れないとボヤいているあなたに、シーバスを釣り上げる確率を1%でも上げるテクニック、考え方を、年中365日考えているワタクシ(いたくら)がお伝えさせて頂きます。

これを読んだら試したくなる事間違いなしです。

水中のシーバス

釣れない時に考える事

なぜシーバスは釣れないのでしょうか?

かくいうワタクシも、年によっては例年のパターンが通用せず、苦労する事もしばしば。
最近釣れないな〜なんて事も多々あります。

シーズンでいうと、夏が難しいという方もいれば、冬は寒いし釣れないし、全くやらないという方も多いです。

シーズナルの考え方として、シーバスは年中狙って釣る事が出来る魚ですし、季節毎にアジャストする方法がやパターンがある魚です。

そのあたりのお話はながくなりますので、別の特集記事をご覧頂くとして・・・

シーバスが釣れない時には、どうしてもルアーが重要視されてしまいますが、ルアーチョイスだけで釣れるようにはなかなかなりません。

ルアーチョイスも確かに大事ですが、先ずは釣れない状況時の考え方からみていきましょう。

タックルとネットとベスト

さて、ワタクシの経験から、釣れない時はどんな状況があるか考えてみました。それは次の通りです。

  • 水温が高い、低い
  • ベイトフィッシュがいない。
  • シーバスがいない
  • 釣れる場所の変化 地形が変わる
  • シーバスはいるけどスレている
  • 潮のタイミングが悪い 時間帯悪い
  • ルアーがマッチしていない
  • ルアーを引くコース が悪い 投げる順番
  • 先行者に叩かれている

考えたら結構ありますね。しかしこれらは二つに分ける事が出来ます。

それは、フィールドの条件と人的条件です。

釣り上げたシーバス

フィールドの条件と釣れない理由の関係

ここでいうフィールドの条件とは、『与えられた環境下の中でシーバスを探す、釣っていくしかない』という縛りの問題を意味します。

これらは私達ではどうにも出来ない問題です。

例えば水温が高いのを低くする事は出来ませんし、ベイトフィッシュがいなければ、どこかから沢山連れてくる訳にもいきませんよね。

当然、一般的な釣り人としては、シーバスを釣りに行けるタイミングは限られており、殆どの方が週末や祝日しか行けないのが現状かと思います。

丸一日釣りが出来る方もいれば、釣りに行けて数時間という方も多いですし、そうなると場所はそこまで選べず、近場しか出来ません。

週一フィッシング位ですと、なかなか場所の状況変化が把握しにくいかと思います。
どんな状況だろうと、行ける時に行って、釣りをするしかないのです。

一方で平日でも出れる方は、仕事や学校終わりに、良い潮位のタイミングで、良い条件の場所へ行けたりしますよね。

休みの日は丸一日ガッツリやれたり、遠征へ行ったりなんかも。
週に何回かポイントへ通っていれば、必然と場所の状況は把握しやすいかと思います。

この例のように、シーバスを釣るために可能性を少しでも上げようと思うと、人の生活スタイルとマッチさせるのは重要な要素となります。

しかしながら現実的に考えて、簡単にマッチさせる事は難しいのが現状という方は沢山いらっしゃるでしょう。

そこで、もう一つの人的条件について考えていきましょう。

人的条件と釣れない理由

これは私たち釣り人の問題であり、工夫次第で制御可能な部分になります。

先ずは行けるタイミング、潮位や潮回りの大きさですが、これは生活スタイル的な考えだと難しい要素ですが、一つやって欲しい事があります。

それは『過去のデータの蓄積』です。

ようするに、釣れた時の潮位、潮回り、ベイトフィッシュ、ルアー、つれた状況をメモしておく事を意識してみて下さい。

皆さんスマホをお待ちかと思いますので、メモが難しいようでしたら、音声メモでも構いません。

釣れたらスマホを開いて録音ボタンを押して喋るだけ。

これなら簡単でしょう。

ひとまず釣れたタイミングの記録を残します。
それらをどんどん蓄積していきましょう。

少しずつ統計をとります。
続けて行くことが大事です。

そして全く同じような状況下の日を選び、釣りに行く事、時間を合わせる事。
難しければ、より近い状況の日を目指して狙って釣りに行く事です。

後は行く前から準備出来ますよね。

その場所にあったルアーチョイスを考え直す、苦手な意識のあるルアーも時には驚く発見がある物です。

出来る限り色々沢山試しましょう。

ポイントでルアーを投げてトレースしてくるコースを考え直す、巻きスピードを変えてみる、キャストしていく順番を考えてみる。

他にも、立ち位置を変えてみたり、よりゆっくり巻いてみたりと、ルアーを泳がせてくるコースを意識的に変えるのは大切な事です。

少しの変化で答えが出る事は多々あります。

妄想は広がるばかりです。

後は現場で試すだけですよね。

河口域

釣れない時に試して欲しいテクニック

カゲロウ124fでシーバス

釣れない時に一番簡単で、状況変化出来る事、それは場所を変える事です。

自分からシーバスが居る所に動く、こんな単純で簡単な事はありません。

しかし、粘る事も物凄く重要です。

粘るべきか、それとも思い切って移動するべきか・・・

釣れない時、シーバスアングラーの心にはいつもその二つが脳裏に浮かびます。

では、このような時の判断基準(粘るか、移動か?)は何かというと、私は以下の基準を考慮します。

  • 一級ポイントであるか
  • 回遊ポイントであるかどうか
  • 流れがあるかどうか
  • ベイトフィッシュがいるか
  • 周りに他のアングラーがいるか

説明していきますね。

一級ポイントであるならば、粘るもアリ!

一級ポイントと呼ばれる場所はそれなりの理由があって、釣れる場所イコール、シーバスが居つく、回遊してくる、流れが良く効くなどが考えられます。

例えば物凄く良い感じの河川の橋脚、明暗ポイントがあるとします。

何回投げても流しても釣れない。多々ありますよね。

こういった場所はタイミングが重要であり、粘る価値があります。

その時シーバスが明暗に居なくても、1時間後、30分、もしや5分後に上流や下流からシーバスが明暗に差してくるという事があるのです。

河川ですと流れがあるとしても、それは一定ではありません。
流れが走るタイミングがあれば、その時に完璧なキャストをする状態にしておいてください。

寧ろ釣れない状況で、流れが弱ければ、キャストをしないで待つくらいの気持ちを持っても良いかと思います。

いわゆる地合い待ちと呼ばれる事です。

キープキャストは大変重要ですが、時にはキャストせずに待つ事も重要テクニックなのです。

ベイトフィッシュが居れば、尚更粘るべきではありますが、ここで注意すべき事は、本当にそのベイトフィッシュが重要なのかと言う事です。

例えばバチ抜け。

ボイルもいっぱいあっていかにも釣れそうな状況。けれども釣れるのは小型ばかり。

そういう状況においては、『ルアーを変えてボトムを攻めたら大きいのが食った』であるとか、『少しだけポイントを移動したらイナッコを追いかけていた』なんていう状況もあり

、言い換えると『足元に見えているベイトフィッシュが、最高のシーバスの餌である』という図式は、必ずしも正解ではないのです。

ワタクシの経験でも、手前側にイナッコが沢山いるのに、少し沖目の小さなコノシロの小さな群れ周りにシーバスが沢山居る状況というのを経験しています。

その時は沖目でコノシロがルアーに引っかかってきたので、もしやと思い、状況的にアジャストする事ができ、釣果につながりました。

まさに『目に見える物が全てではない』という状況でした。

アングラーの存在は大きなヒントになる

他のアングラーの存在は、釣り場の状況を表してくれます。

これは単純です。

釣れていたら目に見えて分かりますし、彼らは移動しません。

また、他にアングラーがいなければ、自分一人で粘ってみるのも大切です。
そこは釣れてないから誰も来ないという可能性もありますが…

代わる代わるアングラーが来るような所は、少し期待しても良いかもしれませんね。

話せるタイミングが有れば、挨拶がてら情報交換も、コミュニケーションの一環としても大切な事です。

それでもどうしても釣れなければ、いつも行っている場所に雨後に行ってみてください。

濁っていても大丈夫です。

思わぬ結果が得られる事があります。

都市型河川の明暗部

釣れない時に試して欲しいオススメルアー

どうしても釣れない時に絶対釣れるルアー。

あったら欲しいですよね~。

釣れない時には、やはりワーム系は強いです。

釣れない時に強いワーム

くやしいけれど、ハードルアーよりも圧倒的にソフトルアーのが強いです。

一通り手持ちのルアーを投げて、シーバス居ないかな〜と思ってワーム投げたら一投目なんて事もあります。

ワームは、どれもスローに引けて、どこでも使える優秀なルアーです。

じゃあミノーとかバイブレーションいらないじゃん!なんて思いますよね?

でも、私達シーバスマンは、ハードルアーで釣りたい生き物なのです。

お気に入りのルアーをシーバスが加えている姿が見たいのです。

それでも釣れない時があるのです。

そんな時、ちょっとだけワーム使わせて下さい。

RJでヒットしたシーバス

釣れない時の注意点

釣れない時は動作が単純になってしまったり、リールを巻くスピードが早くなってしまう事は多々あります。

基本巻きスピードを1秒1回転を目安として、そこからスローなど試してみましょう。

また、通っているホームグランドが釣れなくなってしまったら新規ポイントを開拓してみましょう。

スマホの地図アプリを航空写真に変更して探してみるのが探しやすいです。

出来れば昼間に下見して水深や障害物など確認して挑みましょう。

磯からみる夕日

まとめ|シーバスは釣れない魚なんかじゃない!

ご紹介した考え方以外にも、シーバスをより釣るために考える、試す事は沢山出てくると思います。

釣りって一度行く度に発見があって、次行く時に試したくなるものですよね。

シーバス釣りのコツは、ルアーや道具の選び方だけではないのです。

やり方、考え方、タイミングの引き出しを幾つもっているか。沢山有れば有る程に確率は上がっていくでしょう。

何年やっても上手くいかない事は沢山有るし、引き出しを増やすのに一苦労ですが、それがこの釣りの奥深さだと思います。

それではHave a good fishing!

ABOUT ME
いたくらてつや
福岡在住。幼少期に釣りの楽しさを覚え、気が付けば三十年以上釣りだけは飽きずに続けてきたアラフォーおじさん。 釣りのある生活を目指し、仕事前や仕事終わりに毎日のようにルアーフィッシングに明け暮れる日々。 現在はシーバスをメインに魚種問わず、ショア、オフショアの釣りをする。モットーは一日一鱸。