釣り・ルアーフィッシング

お手軽湾奥シーバスフィッシング攻略法【釣りやすい港から狙ってみよう!】

湾奥シーバス超入門

湾奥、港湾とは大型の船の出入りがあり、港や工場、企業や施設などがあるような場所、その付近の事をいいます。

海があれば必ずありますし、大型の道路から隣接しており、車で近くまで行けてしまう好都合でな場所です。

企業や施設の街頭で明るい場所が多く、足場が良いのが特徴ですので、シーバスの釣り場として最もやりやすく、これからシーバスを狙ってみたいと思う方にぴったりな場所と言えます。

他にもストラクチャーや、排水口諸々、シーバスを狙うにあたって、様々な好条件を満たしている場所ですので、『まるでシーバスポイントマンションや〜』と誰か言ったか言わないとか。。。

水深もある程度あって、シーズンによるベイトフィッシュの存在も様々です。

今回は、湾奥、港湾から狙うシーバスゲームについて、都市型港湾へ通い詰めたワタクシ(いたくら)が湾奥シーバス攻略法をお伝えしたいと思います。

これを読んだら湾奥散策したくなること間違いなしです!デイゲーム、ナイトゲーム問わずやってみましょう!

湾奥シーバス

シーバスが釣れる湾奥、港湾は?

シーバスが釣れる湾奥、港湾の特徴は次の通りです。

  • 川が近くにある
  • 潮の流れがある
  • ベイトフィッシュが豊富
  • 明暗やストラクチャーが沢山ある

それぞれ簡単に解説しますね。

なぜ川の近くがいいの?

河川が近くにあればボラ、イナッコなどベイトフィッシュが豊富で、海と川の流れがぶつかり合い、シーバスは勿論、魚達、生き物にとっても良い環境となります。

沖合いからの流れは勿論ですが、企業の建物から出る排水口や、小さな河川の水門がある場所では、水の放出がある時、その部分だけ流れが効くところがあります。

なぜ潮の流れがあるといいの?

流れはとても重要で、河川からはベイトフィッシュが流されてくる、排水口では水がかき回されてプランクトンが舞い、ベイトフィッシュがそれについて、それぞれシーバスが着くという方程式があります。

河口域ではイワシやハゼなども多く、ハゼもまた、とても良いベイトフィッシュで、ボトム付近を責めるハゼパターンは、シーバスやベイトフィッシュの動きが鈍くなりがちな、寒い時期に有効な釣りの一つです。

ベイトフィッシュについて

春から秋は主にイワシやイナッコなどがメインベイトになるかと思います。

デイゲームでは主にイワシ、ナイトゲームではイナッコをメインにシーバスゲームを組み立てていきましょう。

地域にもよりますが、冬から春にかけて、湾奥、港湾は港や流入河川でバチ抜けする事があり、バチパターンとしてシーバスが沢山集まるポイントの一つでもあります。

バチパターンはルアーがマッチしてハマれば比較的釣りやすいパターンですので、お手軽に始めれるシーバスゲームの一つです。

湾奥においても、港の中や外側に潮の流れがあたっている事は重要です。

シーバスは流れを好み、ベイトフィッシュは潮の流れに乗ってやってくる事があります。

流れを探す事はシーバスを探す事でもありますので、良い流れを見つけるのはとても重要なのです。

明暗、ストラクチャーについて

湾奥は人の出入りが多く、船が停泊している場所も多い為、街灯は多く設置されており、それによる明暗も数多く出来ます。

ちょっとした明暗にもシーバスは居ついたり、回遊してくるので、一つ一つ丁寧に狙っていきましょう。

湾奥、港湾の外海側に消波ブロックがあったり、流入河川沿いに石積みがあったりします。それらの人口ストラクチャーは、カニやエビなどの甲殻類や、小型のベイトフィッシュの住処となりますので、シーバスが狙って回遊してくる事があります。

また、そういった場所はチヌも多く、トップウォータープラグやミノーにアグレッシブにアタックしてきますので、ついでに狙うのに良いターゲットとなります。

ストラクチャー回りも必ずチェックしていきましょう。

湾奥で釣れたチヌ

湾奥、港湾からシーバスを狙うポイント

シーバスを狙うポイントは次のとおりです。

  • 流入河川
  • ストラクチャー
  • 常夜灯による光、明暗
  • 岸際
  • 流れ込み
  • 地形変化

それぞれ簡単に解説していきますね。

流入河川について

大小どんな流入河川でも、シーバスを狙うポイントとして重要となります。

川は流れがありますので、攻めやすく、ある程度水深があれば表層からボトムまで丁寧に探ります。
ただし、牡蠣殻などがボトムにある場所では、あまりボトムを攻め過ぎると、直ぐに根掛かりしてしまうので、注意してください。

普段水が少ない河川であれば、雨後行くと水深と流れが出来、ベイトフィッシュを待ち構えてシーバスが入ることがありますので、逃さずチェックしましょう。

流入河川の河口部より堰までやや上流域、河口域付近、河口より外洋側まで狙うポイントは様々です。

上流部にベイトフィッシュはいるけど、下流や港内には居ないなんて事もありますので、ポイントを見て回る事はとても重要です。

ルアーセレクトは上のレンジからミノーなどで探っていき、徐々にレンジを下げて、最終的にボトムまで探っていきましょう。

河川のストラクチャーについて

河川にプラスアルファ、橋脚や防波堤、消波ブロックなどのストラクチャーがあれば、その付近を狙ってみるのは効果的で、鉄則としてはストラクチャー沿いにルアーをトレースしてあげる事です。

デイゲームでは特にストラクチャーの影に潜んでいる事がありますので、ストラクチャーへキャストし、角度を変えたりして丁寧に探っていきましょう。

街灯、常夜灯について

ナイトゲームでは街灯による明暗部が絡むと、絶好のポイントです。

港奥では港作業する会社や大小船が停泊する為、多くの街灯が設置されています。

その中でもひときわ海に光が当たっていたり、際立って目立つ街頭の光は狙い目で、シーバスが明暗に着く事がありますので、必ずキャストしましょう。

ワームで釣れたシーバス

街頭による明暗部を狙うのは当然ですが、海に当たる光は潮の流れにのってプランクトンが集まり、それらを捕食する為に小魚などベイトフィッシュが集まります。

ベイトフィッシュを狙って、シーバスが明暗の暗い側をウロウロしている事があるので、気になる街頭光があればルアーをキャストしてみましょう。

秋口から春先にかけては、こういった場所にメバルが居つく事があり、プランクトンにボイルしていることがあります。

余談ですが、ライトタックルでメバルを狙ってみるのも面白いですよ。

魚の加工場や工場などがある港湾部では、排水を流す流れ込みがあるところがあり、加工場の魚のカスなどが流れてくるので、ベイトフィッシュがそれらを捕食しにくるタイミングがあります。

勿論流れも出るので、より狙う価値のあるポイントとなります。

岸際の攻略について

岸際はストンと真っ直ぐ切り立っている場所もあれば、海中側がえぐれているような場所もありますので、その付近を丁寧に探りましょう。

岸際を歩いて探るテクトロも効果的です。

もし潮の流れが効いていれば、流れがあたる側を探るのが鉄則です。表層を探るよりも、中層からボトム付近を、シンキングタイプのミノーやバイブレーション、スピンテールジグなどレンジが深いタイプのルアーで探っていきましょう。

地形変化の攻略法

大きな船が出入りするような港では、水深が深い場合が多く、船の通り道は深く掘られている事が多いです。

深く掘られているブレイクにシーバスは居つき、ベイトフィッシュが通ってくるのを待ち構えています。

ボトムを探る際は、ブレイクを意識してルアーをトレースしていきましょう。

湾奥の様子

湾奥シーバスオススメルアー

ラッキークラフト ビーフリーズ78S

シーバスを釣ったビーフリーズ達

固定重心のミノーで動き出しが良く、シンキングタイプなので足場の高い場所が多い港湾部にはもってこいのミノーです。

タダ巻きは勿論、トゥィッチ、ジャークで誘っても良く釣れる優秀なルアーです。

固定重心の為、ロングキャストには向きませんが、届く範囲内のピンスポットで活躍する事間違いなしです。

流れ込みなどは、ワンアクション目が大切ですので、固定重心タイプのミノーは重宝します。

 

メガバス X80LBO

X80を丸呑みしたシーバス

上記のビーフリーズと同じくシンキングタイプのミノーですが、使い分けとしてはこちらの方がよりロングキャストできますので、遠目の橋脚などではこちらをセレクトしましょう。

石積みなどの浅場ではシャロータイプが有効です。

 

このルアーとその姉妹品については、以下の記事でインプレしていますので、詳しく知りたい人はご覧になって下さい。

【関連】シーバス神ルアー『メガバス X80』の秘密と使い方まとめ

タックルハウス ローリングベイト 77

ローリングベイト77

シンキングタイプで、ローリングアクションのルアーです。

主にミッドレンジからボトムまでただ巻きやリフトアンドフォールで、スローに探る事が出来ます。

ベイトフィッシュが上ずっていれば、やや早巻きで表層付近を狙ってみるのも良いでしょう。

比較的何処の釣具屋さんでも見かけますので、買いやすく、浅い場所以外は使いやすいルアーです。

 

コアマン ゼッタイ30

コアマンのゼッタイ30

イワシなどのベイトに着いているシーバスを狙うイメージで、キャストして、しゃくりながら誘っていきましょう。

いわゆるライトショアジギング的な感じです。

メタルジグはロングキャストに向いており、沖目でシーバスがボイルしている時に狙い撃ちするのにも使えますので、一つ忍ばせて置いても良いかと思います。

また、岸壁ジギングといって水深のある堤防の壁際を、ベイトタックルを使ってオフショアのジギングのようにしゃくる釣り方も効果大です。

湾奥シーバスで注意する事

港湾の様子

人の出入りが多く、仕事をされている場所だったりしますので、駐車禁止や立ち入り禁止の場所も少なからずありますので、充分注意して下さい。

足場が高いのでランディングネットと、足場に合わせたランディングシャフトは必須アイテムです。

足場が安全だからといって、フローティングベストライフジャケットを着るのを怠らないようにしましょう。

大小の船が止まっている事があり、船際はシーバスが居つく事もあり、ボイルしたりしていると、船の間にルアーをキャストしたくなりますが、誤って船の上にルアーが乗ってしまう事があるのでオススメではありません。

余程キャスト制度に自信があっても、狙うのはやめられた方が良いでしょう。

まとめ|湾奥シーバス攻略法

湾奥シーバスゲームは手軽に始める事が出来、シーバスのストック量も多く、やりやすいシーバスゲームです。

表層からボトムまで攻めてシーバスをキャッチするテクニックが磨かれる、とても良い場所でもあります。

シーバスアングラーは勿論、餌釣りや他のルアーフィッシングをされる方など、人の出入りがしやすい為、沢山ベイトが回ってきている情報があれば激戦区となりますが、隣の方と挨拶をし、トラブルなく釣りを楽しんでくださいね。

それではHave a good fishing!

ABOUT ME
いたくらてつや
福岡在住。幼少期に釣りの楽しさを覚え、気が付けば三十年以上釣りだけは飽きずに続けてきたアラフォーおじさん。 釣りのある生活を目指し、仕事前や仕事終わりに毎日のようにルアーフィッシングに明け暮れる日々。 現在はシーバスをメインに魚種問わず、ショア、オフショアの釣りをする。モットーは一日一鱸。