(この記事は2020年6月7日に更新しました。)
『ルアーフィッシングに興味があるけど、なんだか敷居が高くてね・・・』とウジウジしているあなたをツリキチ道に勧誘するための悪魔の特集記事ですw
もしこの記事を読んでいるあなたが一生をかけて追及するに値する楽しみをまだ見つけていないのであれば、少しだけ長くなりますがおじさんの話を聞いてください。
私(編集部・るあらび)がどのようにして『ルアーフィッシング』という遊びに出会い、この底なし沼ハマったのか、その全てをまとめてみました。
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この遊びは、あなたが一生をかけて楽しみつくせる最高の趣味になる事を私が保証しますよ!
- 夢のブラックバス|私とルアーフィッシングの出会い
- 餌釣りとルアー釣りの違い|ルアーフィッシングだけに許された最高に興奮する魅力とは?
- かっこいいルアーたちの紹介
- ルアーフィッシングのメリットについて
- 私がルアーフィッシングデビューで悩んだことあれこれ…
- 私の失敗談①|初めてだから格安入門セットでいいじゃん?という間違い
- 私の失敗談②|ロッドもリールも中古でいいじゃん!っていう間違い
- 私の失敗談③|バス釣りは安全!海は危険!っていう間違い
- 釣具屋さんの賢い使い方|初心者こそ釣具屋と通販のハイブリッド戦法を!
- 全く釣り経験がないあなたへのアドバイス~釣りウマな友人と管理釣り場に行ってみよう!~
- まだルアーで魚を釣った事がないあなたへのアドバイス~ブラックバスでルアーデビューをお勧めします!~
- ブラックバスしかルアーで釣った事がないあなたへのアドバイス
- ルアーで魚が釣れる気がしないという人への3つのアドバイス
- 私が初めてのシーバスをルアーで釣り上げるまでの短すぎた三ヶ月について
- 終わりに~最初の一匹という一生の思い出を手にして下さい~
- あなたにお勧めの記事一覧(ルアーフィッシング特集)
夢のブラックバス|私とルアーフィッシングの出会い
私が初めてルアーで釣った魚、それはブラックバスでした。
今から20年以上前、まだ私が中学一年生のころのお話です。
それまでにも、自転車で15分くらいの川でハヤとか鯉とかの餌釣りを楽しんでいました。
ですが、当時流行っていた『ブラックバスのルアーフィッシング』に憧れて、どうしてもこれやってみたい!と両親を説得し、貯金していたお年玉の定期預金を解約してもらって、10,000円くらいでロッド、スピニングリール、ルアーを取り合えずそろえて…
休日になると、『釣りにつれていけ!』と父親にせがみ倒す日が続きます。
二ヶ月くらい… さんざん釣り場に通って、投げても投げてつれなくて、そうやって、二ヶ月後に、ようやく運だけで30cmくらいのブラックバスを手にしました。
確かDAIWAのシャッド系のルアーで、色は蛍光色気味の緑と黄色、今でいうチャートカラーっぽい、そんなルアーでした。
正確には覚えていないのですが、そんな感じの、そんなルアー。
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『ルアーで釣った!ブラックバスを釣った!俺が釣った!』
ただその事だけが嬉しくて、走って父親の所まで駆け寄り、慣れないバス持ちで自慢した事を覚えています。
父親は『ブラックバスって黒くないね、緑だよこれ』って言って笑ってましたが、私にとってそのブラックバスは、黒色でもなければ緑色でもなかったです。
『銀ピカ!このブラックバス、すっげぇ銀色!』って叫んで、ガクガクに震えて喜んでいた記憶があります(笑)
残念ながら、その記念すべきファーストフィッシュの写真は残っていませんが、ちょうど以下の画像のような、今考えると決して大きくもない、なんの変哲もない、よく釣れるサイズのブラックバスでした。
ですがその時の映像は、今でも私の脳内にしっかりと保存されています。
強烈な引き、かっこよすぎる魚体、そんなブラックバスという魚のパワフルな自然力と生命力が、私には嬉しかったのです。
そして、何よりも嬉しかったのは、『餌じゃない!ルアーで釣った!』っていう感動でした。
初めてブラックバスをルアーで釣るまでの時間は、私の場合は二ヶ月もかかっているんです。
その二ヶ月の期間中に、足元をバスがスクールしたり、ちょっと沖の方でライズしたりするのを何回も目撃しています。
- それでも釣れない、、、、
- 何回ルアーを投げてもアタリはない、、、
- そもそもルアーがぜんぜん飛ばないし、、、、
『きっとルアーでバスが釣れるっていうのは、まぐれか運か、釣り雑誌業界が撒き散らしたデマに違いない!』なんて思った事もあります。
そうやって、時間もかかって、諦めそうになる事も何度もあって、その結果ようやく手にした最初のブラックバスは、私が投げ続けたルアーをがっぷりと口に咥えてくれていたんです。
あえて自分にルールと制限を敷き、釣りづらい状況を作って、魚に対して有利な状況を作って、その中から一匹の魚を釣り上げてくる!
そんなルアーフィッシングに独特の世界観に、当時の私は酔いしれていたのかもしれません。
だから緑色のブラックバスも、銀ピカに見えていたんでしょう(笑)
魚を釣りたいなら、一般的には餌の方が有利な状況が多いかもしれません。
少なくとも、コンスタントに釣果をあげてボウズの回数を一回でも減らしたいのであれば、ルアーよりも餌の方が賢いと思います。
でも、少なくとも私にとっては、ルアーフィッシングの方が魅力的なんです。
おもちゃみたいなルアーで魚をだまして、怒らせて、口説き落として、そうやって引きづり出す一匹の魚。
難しさがあるからこそ、ルアーフィッシングにはその世界観を経験したことがある釣り人にしかわからない、そんな独特の魅力があると思います。
ルアーゲームは、運だけで連続ヒット&爆釣する事も珍しくありません。
餌師が沖のナブラを目にして呆然としているその隣で、ボロボロのジグで入れ食いになる事だってあります。
これは釣りの神様がアングラーに与えたボーナスゲームみたいなものです。
もちろんこのボーナスゲーム、すごく楽しい!
ルアーゲームは、餌師が爆釣している隣で、三週間連続でボウズを食らうこともあります。
釣りの神様の気まぐれとイタヅラみたいなもんです。その時は『くっそ!』ってなりますが、釣れない時間は次の一匹の価値を高めてくれます。
釣れない時間が長ければ長いほど、次の1匹はアングラーの脳とロッドを大きく震わせてくれるんです。
だから私は、餌ではなくてルアーで魚を釣ります。
効率が悪いから、不利なゲームだから、ルアーを投げてみたいんです。
ルアーフィッシングは私にとって、一匹の魚を釣るための手段ではなくて、その一匹の価値を最大限にまで高めてくれる起爆剤であり、何でもおいしく仕上げてくれる魔法のカレー粉みたいなものなんです。
(…という話を酒の席で磯専門の餌師にしたら、『自己満足ジャンね、それw っていうか、釣れなきゃおもんないんじゃ!』って言われて、『ですよね~』っていう結論になったのは、ここだけの秘密ですw)
◇関連記事の紹介
ブラックバスのルアーフィッシングについては、初心者向けに特集記事を準備していますので、『この釣りを初めてみたい!』という人はぜひご覧になって下さいね^^
⇒淡水の釣りの始め方超入門②~ルアーフィッシング編(湖、池でのブラックバスフィッシング)~
餌釣りとルアー釣りの違い|ルアーフィッシングだけに許された最高に興奮する魅力とは?
上の記事『夢のブラックバス|私とルアーフィッシングの出会い』でも軽く書きましたが、私にとってのルアーゲームは、『餌じゃない』っていう部分が一番の魅力です。
では、餌ではなくルアーならではの魅力って何なんでしょう?その答えを探してルアーゲームを続けている部分もあったりするんですが、答えらしきものは既に得ています。
ひとつ、私が愛してやまないルアーを紹介させて下さい。
これは『ローリングベイト』っていうシーバス用のルアー。
『東京湾でこれを投げてもシーバスが釣れなかったら、そこにシーバスはいない!』なんていう人もいるくらいによく釣れる事で有名でして、シーバスルアーの名作中の名作といえます。
そして、たくさんのシーバスを私にもたらしてくれた、私が一番信頼しているルアーでもあります。
私はこれ、釣具屋の店員さんに『絶対にこれだけは!っていうシーバスルアー教えて!』って聞いて紹介されました。
そして、一目ぼれしたんです。
『アホほど可愛いっすね、このルアー。おもちゃっすねw』って言った気がします。
そう、ルアーって可愛いんですよ!そして、おもちゃなんですよね。
水に沈んでリールでゴリゴリ巻くまでは、ただ可愛いだけのおもちゃに過ぎないんです。
でも、一度泳ぎだすと…それは魚を誘惑し、怒らせ、ターゲットのテリトリーに侵入する『ベイト』に変身します。
少なくともそのルアーに食いついた魚にとっては、『生きた餌』と『ルアー』の間に明確な境界線はありません。
そして、この『おもちゃをベイトに変身させたその瞬間』に・・・
- タイミングよくターゲットの魚がそばにいてくれたとしたら!
- タイミングよくルアーを見つけてくれたとしたら!
- 運よくターゲットが捕食モードに入ってくれたとしたら!
それは『アタリ』としてロッドを震わせ、ドラグがジージーと心地よい音を響かせます。
この喜びと独特の世界観は餌じゃ絶対に無理なんですよね。なぜなら餌は、ただそれだけで魚を魅了することができるんですから、餌師がそれを変身させる必要なんてほとんどないんです。
竿を煽ったり餌を潮に流したりと餌釣りにもいろいろな技術があって、死んだ餌に命を吹き込む技術もあるんだとは思うのですが…
おもちゃであるルアーに命を吹き込む事とは、根本的に意味が違うと思うんです。
もちろん私は餌釣りを否定しないし、どちらが高級で高尚で難しいのか?なんていう議論も無意味だと思ってます。
でも、餌釣りにはなくてルアーゲームだけに許された喜びが、この『おもちゃをベイトに変身させたその瞬間』でにある事は疑いようがない事実です。
しかも、ルアーに命を吹き込む事ができるのは、とても嬉しいことに『アングラー』だけなんです。
そして、その瞬間は釣果として、疑いようもなく私たちに突きつけられます。
大事な事なので繰り返しましょう!
おもちゃであるルアーに命を吹き込むのがアングラーのお仕事であり、技量であり、餌釣りとの唯一の違いだと私は思うのです。
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このようなルアーアングラーの創意工夫は、釣果という形で、ロッドにも伝わるし、ドラグを鳴らします。
そして我々は、この瞬間を次のように表現します。
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『答えが出た!』
この表現には、ホントにたくさんの意味が含まれています。
- おもちゃに命を吹き込む事ができたという答え
- ターゲットがいるポイントを探る当てたという答え
- そこに魚がいるという運とタイミングをつかんだ答え
- ターゲットがルアーを見つけてくれたという答え
- ターゲットが捕食モードに入ってくれたという答え
どれかひとつでも欠けたら釣果には繋がりません。
だからこそ、これらの一つ一つの小さな答えが全部重なったその瞬間にだけ、アングラーは『答えが出た』と表現してもいいのだと思います。。
そして、この『答えが出た!』って断言できる、そんな一匹を手にする喜びこそが、ルアーフィッシングだけに許された最高に興奮する魅力だと勝手に考えています。
かっこいいルアーたちの紹介
ルアーマンが命を吹き込む魚釣りの道具、それがルアーという『おもちゃ』なわけですが・・・
ルアーには実に多くの種類と個性がありまして、その一つ一つが実に可愛く、そしてかっこいいなと私は思うんです。
そして、このような『ルアーという釣りの道具にこだわる事ができる』という部分もまた、ルアーフィッシングの醍醐味の一つだと私は考えています。
せっかくなので、私のタックルボックスに転がっているルアーの中でも特に『これ、かっこいい!!!』と考えているルアーをいくつか紹介しますね^^
超個人的主観ですが、ルアーってこんなにカッコイイっていう事が伝われば嬉しいです!
その①|ラパラ カウントダウン
バルサ材でできたシーバスルアーです。
シーバス狙いのルアーとして非常に長い歴史と、圧倒的な人気があります。
おそらく世界で一番シーバスを仕留めてきたのではないか?といわれている、そんな名作ルアーがこれですね。
私はこのルアーの丸みを帯びたシルエットと、なんだか温もりを感じる質感と、クリクリしたお目々が好きです。
『The ルアー』って呼びたくなるくらいにカッコイイ!
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その②|レンジバイブ
シーバス用バイブレーションプラグの完成形、それがこのレンジバイブなのかも?って私は考えています。
こんな形と動きの魚なんで世の中にいない気がするのですが、シーバスの闘争本能を刺激する動きと形が、このルアーには詰まっているんですよね。
セクシーと表現してもよいレベルに流線形と、ちょっとだけ古くさいアメリカンな匂いのするデザイン・・・
これが、私にとっては無茶苦茶にカッコイイ!!!
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その③|Sasuke120裂波
シーバス用のリップレスミノーの名作といえばこれ。
私がこのルアーを初めて見たときは、『魚っぽくない!ここまでくると漫画の世界じゃないかw』なんて思いました。
ですが、、その後にこのルアーを使い込んで、考えを改めるに至っています。
このコミカルなデザインには、『シーバスを騙す』という機能に特化しているんです。
だからこそこのルアーは、ずっと眺めていたくなるくらいに可愛らしく、そしてカッコイイ!!!
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その④|キャタピー
ナマズ用のトップルアーで、最も歴史と伝統のある名作ルアーがこれです。
こんなでかいイモムシ、少なくともこの日本にいないし、なによりもカラーリングが異常!
それなのにこのルアーは、『ナマズを水面まで浮かせて、口を使わせる』という機能性が集約された一つの完成形でもあるんです。
釣れる気がしないくらいにド派手なビジュアルと実釣能力のギャップが、嫌になるくらいにカッコイイ!!!
その⑤|爆音ポンパドール鯰カスタム
ド派手なかっこよさといえば、この爆音ポンパドール鯰カスタムは、おそらく歴史に残る名作になると予想しています。
これはナマズ用のトップルアーなんですが、大きな羽が水を掴んでクロールするようにパタパタと水面をクロールして泳ぎます。
比較的最近のルアーになるのですが、『うるさいくらいに音が鳴る』っていう機能性を詰め込んだルアーですね。
その見た目はまるで西洋の騎士にように装甲で守られていて、とにかく強そうだと思いませんかw
そんなビジュアルが、とにかくカッコイイ!
その⑥|ピーナッツII SSR
私が野池のバス釣りで最初の一投目に必ず投げるルアーがこれです。
クランクベイトとよばれるルアーの一種であり、リップが水を掴んで水面直下30cmくらいまで潜ってくれます。
ルアーを動かすと『プリプリ♪』という擬音がぴったりのお尻フリフリアクションでバスを魅了してくれますw
丸っこいシルエットと大きなお目々が特徴で、見た目はまるで『おもちゃ』なのですが、これの実釣力がバケモノクラスなんですよ!
『野池にはピーナッツ』っていう格言があるくらいでして、私も含めて熱狂的なファンも多いんです。
『魚を人工物で騙して口を使わせる』というルアーフィッシングの醍醐味が詰まっていて、このルアーも可愛さに負けないくらいにカッコイイ!!!
その⑦|タイニートーピード
アメリカのトップウォータールアーの名門ブランドがヘドン。
この『タイニートーピード』はそんな名門ブランドのスイッシャーです。
もう随分と前、記憶が定かでないくらいにずっと前に、タックルベリーで偶然見つけて即ゲットしたルアーだったりします。
お尻のプロペラが水面をかき回してバスを水面まで引き出して口を使わせる、そんなトップウォータープラグなのですが・・・
色も形も、そしてアクションも、『生きている魚でこんなヤツは絶対いない!』って断言できそうなくらいに不自然です。
あまりに古くさくて、あまりに渋くて、そしてあまりに個性的なビジュアルに、私はずっと魅了され続けています。
写真でわかるように既にフックもサビサビでして、いつもならフックも新しいものに交換するのですが…
なんとなくこの子だけはそのままの姿でとっておきたくて、フックも交換できずにいます。
ちなみに私は、このルアーで魚を釣った事が一度もありません。
それでもバス釣りの時はタックルボックスに必ず入れていて、フィールドで眺めては癒やされる事も多いです。
『これぞアメリカンルアー!』っていう感じの無骨さが、とにかくカッコイイ!!!
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ここで紹介したルアーは、その一つ一つが個性的で、顔も形も色も動きも全く異なっています。
それなのに『魚を騙して釣る』という奇跡の道具として確固たる機能性を有していて、しかも多くのルアーマンに愛用され続けている物語性があります。
私は、このような『どことなくニヒリスティックな匂いがするルアーフィッシングの世界観』に、どうしても心が動かされてしまうんですよね。
だからこそ私は、『やっぱりルアーってカッコいい!』って、そう思ってしまいます。
ルアーフィッシングのメリットについて
『なぜあなたは、わざわざルアーで魚を狙うの?』と聞かれることがあります。
これは、暗に『ルアーと餌どっちが釣れるのか?』という意味も含んでいると思うんですね。
このような疑問が生じる事については、私も納得しています。
だって、魚を釣る事だけ考えたら、多くの場合は餌釣りの方が有利だったりしますからw
特に真冬などのように魚がルアーには見向きもしない時は、餌釣りの独壇場になる事も多いのは事実です。
それでもルアーフィッシングには、餌釣りに勝るメリットがあると私は確信しています。
例えば・・・
手返しがいいので時合いを逃さない
餌釣りの場合は、ポイントや海況に合わせてシビアに仕掛けを組み直したり、一匹釣れるたびに餌を付け替えたりする必要があります。
そのため、『一匹の魚を釣りあげる』という行為そのものに時間がかかるケースが多いです。
餌釣りにはこのような制限があるため、例えば魚の大群がポイントに入ってきて荒食いを始めたとしても、数釣りには限界が出るんですよね。
だって、魚が釣れる度に針から魚を外して、餌を付け替えて、ポイントに仕掛けを投入するという一連の動作を繰り返すわけですから、これじゃあ時間効率が悪すぎます。
一方でルアーフィッシングの場合は、ルアーから魚を外して、すぐ次のキャストに入る事ができるので、短い時合いを逃さずに数釣りが可能です。
これは餌釣りには出来ない圧倒的なメリットであるといえます。
遠距離を探れる
投げ釣りという一部の例外を除いて、餌釣りは基本的に遠距離を探るのが苦手な釣り方です。
これに関しては、『コマセ(=撒き餌)で魚を寄せてから釣る』という釣り方があることからも、理解しやすいと思います。
そのため、例えば堤防の釣りで100 m沖に大きなナブラがたったとしても、餌釣りの場合は手の出しようがありません。
一方でルアーフィッシングの場合は、例えばメタルジグなどの遠投性に優れた他ルアーであれば、100m程度の距離感も射程圏内になります。
このような遠距離戦が成立するのも、ルアーフィッシングの大きなメリットですね。
ランガンの釣りで多くのポイントを攻めることができる
上の段落『遠距離を探れる』で解説したように、餌釣りは基本的には魚を寄せる釣り方です。
しかも、餌釣りはルアーフィッシングと比較して使う道具が多くなるため、機動力が低いのが一般的です。
つまり、基本的に1カ所で粘る釣りのスタイルになるため、良いポイントに入れなかった場合は釣果に恵まれず、悔しい思いをする場合も多いです。
一方でルアーフィッシングの場合は、ロッドと最小限のルアーだけしか必要ないため機動力に優れています。
そのため、最初のポイントで釣れなくても、第2、第3のポイントに可能性をかけて多くのポイントを釣り歩く事ができます。
このような特徴がルアーフィッシングにはあるため、魚が広く散っている場合などは特に、多くのポイントを攻め歩く事で魚と出会う確率が格段に増えます。
いわゆる『ランガン(=Run and Gun:多くのポイントを周って、ポイントを撃ちまくる!)』というスタイルの釣り方になりますが、これが成立するのもルアーフィッシングの無視できないメリットですね。
荷物が少ないので手軽
上の段落『ランガンの釣りで多くのポイントを攻めることができる』でも紹介したように、餌釣りは一般的に荷物が多くなりがちです。
特に撒き餌を使う釣りの場合は、撒き餌を溶かすバッカンやポイントに撒き餌を投入するヒシャクなどのように、釣りの種目毎に専用の道具も必要になります。
また、餌を準備するという行為一つとっても、例えば生き餌を使う場合はその入手方法から考える必要があります。
このように、とにかく手間がかかるのが餌釣りの特徴です。
一方でルアーフィッシングの場合は、ロッドとリールとルアーという最低限の道具で釣りが成立します。
餌釣りと比較して、その装備の量はざっくり半分以下で済む事も普通ですね。
そのため、例えば仕事帰りに近所の漁港によって、時合いを逃さずに2時間だけ軽く釣りして帰宅する・・・なんていう事も出来ます。
(私の地元、鹿児島がそんな釣り人だらけですw)
お手軽さが段違い!!!っていうのも、このルアーフィッシングという釣りの大きな魅力であり、メリットといえそうですね。
なんだかとっても、かっこいいw
ルアーフィッシングはその世界観が独特です。
私は特に、『孤高の美と表現したくなる独特のカッコ良さ』をこの釣りのスタイルに感じています。
例えば・・・
- 人工物であるルアーで魚を騙すという独自のゲーム性
- 機能美がつまった専用のタックル
- 使いやすさとデザイン性に優れた専用の装備
- 釣り人の方から攻めていくという餌釣りにはない釣りのスタイル
- ルアーという釣りの道具そのものの芸術的な美しさ
このような一つ一つの要素が、とても大人の余裕を感じさせてくれて、それがカッコイイなって思うのです。
これは個人的な主観ですが、私にとってルアーで釣った1匹の魚は、餌で釣った魚3匹分くらいの価値があります。
そしてその理由の多くは、餌釣りとルアーフィッシングのこのような世界観の違いからきているように感じるのです。
私は文才がないので上手く表現できないのが悔しいのですが、このような餌釣りにはない独自性こそが、ルアーフィッシングを大人のカッコイイ遊びとして成立させているのかもしれないなって思ってます。
- 手返し良く釣りができるので、時合いを逃さない
- 遠距離のポイントを効率良く探れる
- ランガンしながら多くのポイントを攻めることができる
- 荷物が少ないので手軽
- 世界観がかっこいい!
私がルアーフィッシングデビューで悩んだことあれこれ…
痛くて、くさくて、そして無茶苦茶ダサい文章が続いている気がするので、少し現実的なお話をしましょう。
私のルアーフィッシングデビューは、大きく分けて2回あります。
一つ目は中学生で始めてバスフィッシングに触れた時、そして2回目が、ソルトルアーをはじめた時です。
特にソルトルアーデビューの時は、とても悩みました。
海の釣り自体は、餌釣りが好きな友人とちょくちょく同行していたので、ソルトの釣りの面白さは理解していたんです。
でも、これが『ルアー+海』となると、本当に謎だらけなんです。
仕方がないので困ったときの2chチェックをして、余計にわけがわからんって事になって・・・
そんな事の繰り返しでした。
海のルアーフィッシングといっても、少しだけ淡水も含む汽水域もあるみたいだし、シーバスはシーバスという名前のくせして河川の上流にもいるらしいし、サーフと漁港では同じ魚でも狙い方もタックルも、ルアーも違うみたいだし・・・
本当に嫌になるくらいに、解らない事だらけだったんです。
しかも私の場合は、身近に海のルアーフィッシングをしている知人、友人がゼロ!
九州の南端である鹿児島という土地柄のせいか、チヌ専門や磯のふかせ専門の友人ばかりで、どんな魚がルアーで狙えるのか、どんなルアーが必要なのか、ポイントはどこか、なんて教えてくれる人がまったくのゼロ!
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当時を振り返ってみると、特に以下のようなことでモヤモヤしていた気がします。
- ルアーってどんな魚が狙えるの?
- ルアーで一番つりやすい魚はどれか?
- 魚種別の釣り方は?釣れるルアーは?
- 必要最低限のタックルって何?
- 予算ってどれくらい必要かな?
きっと、この特集ページを読んでいる人は、周りにルアーをやっている人が凄く少ないか、まったくのゼロなんじゃないでしょうか?
だからこそネットでルアーフィッシングデビューのための情報を探して、この記事にたどり着いたのだと思います。
もしそうでしたらこの記事を、そして他の釣り関連の特集記事を、あなたが最初の1匹をルアーで釣るためにジャンジャンと利用して下さい。
私はある意味では、この記事を読んでいる人の先輩なのかもしれないって考えているんです。
身近にルアーアングラーがいなくて、一人ぼっちでルアーデビューした、そんなボッチアングラーの先輩、それが私なんです。
今、あなた方がいるその場所は、既に私が4,000年前に通過した、そんな道です。
ちなみにこのフレーズはバキで読んでかっこいいなって思ったのでパクッてみたのですが、使いどころあっているんでしょうか?
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話が脱線したので元に戻すと、ぼっちルアーデビューした私だからこそ、ルアーフィッシングデビューでどうしても悩んでしまいがちな事や、初心者にありがちな失敗についてはかなり詳しい自信があります。
『アウトドアな俺たち』という本メディアは、このようなルアーフィッシング入門者の悩みを解決する事を隠れた目的の一つとして立ち上げました。
私は自分の釣り人生を振り返って思うのですが、最初の一匹を手にするまでの時間は、短ければ短いほど釣りが面白くなると思います。
そして、最初の一匹をつかむまでには、一人で解決するにはあまりに大きな壁と多くの無駄が列を成して待ち受けています。
- 道具、タックル選びの壁と無駄
- 予算の壁と無駄
- 魚種選定の壁と無駄
- つり方の壁と無駄
- ルアー選びの壁と無駄
- ポイント選びの壁と無駄
そんな無駄、壁をサクサクと乗り越えてください。本メディアの釣り関連記事は、特にそんな時に役に立つと思います。
私の失敗談①|初めてだから格安入門セットでいいじゃん?という間違い
ルアーフィッシングデビューで一番最初に悩む事の一つに、道具選びがあると思います。
特に釣りたいターゲットが既に決まっている場合は、ロッド、リール選びでどれくらいの価格帯のものを選べば失敗しないのか?という点については、きっと誰でもが凄く悩むと思います。
一つ私の失敗談が参考になるかもしれないので紹介しますね。
このページでも何度か書いているように、私のルアーフィッシングデビューは約20年前、中学一年の頃でした。
当時流行っていた『バス釣り』に憧れて、ルアーで魚をだまして釣るっていうゲーム性の高さに興味津々w
でも中学生の私のお小遣いは一ヶ月三千円。
これじゃタックルなんて揃えられるはずがありません。。。orz
仕方がないので、小学生の頃から積み立ててきたお年玉の定期預金を親に頼んで解約して、1万円だけ使っていいという約束で、晴れてバス釣りデビューします。
予算は一万円!
これでロッド、リール、ライン、スナップ、ルアー各種、全部揃えてバス釣りデビュー!
それが私のミッションでした。
中学生のクソガキだった私にとって、一万円は大金です。
当時はネットなんて無かったので、まずは本屋に走ってBASSER(だったかな?)っていうバス釣りの雑誌を立ち読みして、妄想を膨らました。
- どんなルアーを買おうかな?
- クランクベイトってヤツは絶対買いだな!
- テキサスリグ用のフックとシンカー、あと、ワームは絶対に必要っぽいな!
- ストラクチャーをダイレクトに打てば釣れるらしい!うーん、意味がわからんなw
- スプリットシンカーリグ?OK!覚えた!ガン玉はあるからいらないな!
- 初めてだからスピニングタックルって奴を買えばいいんだな?
わくわくして、凄く楽しかったのを覚えています。
でも、一万円でタックル一式ってなかなか揃えるのは難しいです。
ロッド、リール、ライン、スナップ、そしてルアー。当時の私は、どうしてもクランクベイトに憧れがあって、これも一個は欲しい!
そうなると、ロッドとリールについてはDAIWAもSHIMANOも選べません。
クソガキにとってこの2大ブランドは憧れの的ではあっても、購入候補には入りようが無いんです。
結局、某大手釣具屋さんに親父と行って、バス釣りデビューセットみたいな名前の6,000円程度の格安入門セットを購入しました。
2,000円代の無名のスピニングロッドに、ワゴンセールでよく見るライン付きのスピニングリールがセットになって、後は小さなタックルボックスにテキサスリグ用のフックとシンカー、そして小さなプラグ類が幾つか入った、そんなセットです。
余ったお金でとりあえず、憧れのクランクベイトを入手し、当時の鉄板リグであったスプリットシンカーリグ用のワーム、フックを買って、ゲーリーヤマモトのワームをいくつか買って、余ったお金が2,000円くらいだったかな?
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さて、生まれて初めて自分で選んだタックルはどうだったのか?というと、ロッドについては大活躍してくれました。
結局この時購入した無名のスピニングロッドは、それから3年間、私にたくさんのバスをプレゼントしてくれます。
ライトロッドだったのですが、一回だけ雷魚が釣れたことがあって、あの時は根元からぐにょーって曲がって冷や冷やしましたが…
でも、リールは全然だめ!
3回目くらいのの釣行でベールの部分が馬鹿になって、投げても投げてもラインがリールに絡まるようになって、結局購入し直す事になったんです。
で、付属品としてのルアーも、全然だめ!
塗装はすぐはげるし、ワームはペラペラだし、フックはさびるし、そもそもルアーが軽すぎてロッドとのバランスが合ってなかったし…
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私にはこのような苦い経験が結構多いです。
要は、『最初だし無駄遣いになるかもしれないから、一番安い入門セット、とりあえずお試しデビューしちゃえ!』っていう貧乏根性って、釣具屋に対するお布施にしかならないって事なんですよね。
特に、この手の入門セット、リールはホントに粗悪品が多いんですよ。
ロッドの場合は、まだ格安でもなんとか使えるものが多いように感じているのですが、とにかくリールについては入門セット品ってトラブルが多い!
特にルアーフィッシングは、釣りをしてる間中、ずっとキャストを繰り返す、そんな修行みたいな釣りです。
この時のライントラブルって凄くストレスになります。そして、ほとんどのライントラブルは、ロッドではなくリールの不具合で発生してしまいます。
だから私は、初心者や、特に初めてのルアーフィッシングデビューという人には、いつもこのようにアドバイスしています。
『予算はいくら?x万円?じゃあそれあと一万円プラスするといいと思うよ!じゃないと釣りが嫌いになるようなタックルとクソルアーを選ぶ可能性があるよ!』
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大事なことなので繰り返しますね。
予算は人それぞれだと思いますし、魚種やつり方でも変わってくると思います。ですが、もし可能であれば『今考えている予算+1万円』を準備して下さい。
この上乗せの一万円は『格安入門セットや入門用のワゴンリール、最安値の極悪使用ふにゃふにゃロッド』を避けるための1万円です。
そしてこの1万円の使い道ですが、ズバリ、ロッドではなくてリール、そしてルアーに使うと失敗が少なくなると思います。
つまり、購入予定のリールをワンランク上位機種へとあげるための一万円であり、ルアー各種を購入するために一万円として使う事をお勧めします。
最近ではネット通販でも『バス釣りデビューセット』みたいな名前で、タックル一式がまとめて格安で買えます。
ですが、このようなセット品は私のように大失敗する可能性が非常に高いです。
特に一番安い価格帯ってホントにハズレが多すぎますし、その中でも特にリールは使い物にならないのが多すぎて。。。orz
だから、少しだけ背伸びして自分専用のタックルを揃えてみて下さい。ストレス無くルアーで遊ぶために、ちょっとだけいいリールを選ぶのが最大のポイントです。
そして、そのタックルで、いろんな種類のルアーを投げて、一回でも多くキャストする経験をして下さい。
これだけでルアーフィッシングの楽しみ方ってグンと広がると思いますよ!
私の失敗談②|ロッドもリールも中古でいいじゃん!っていう間違い
これは初心者~中級者にありがちな失敗なのですが、ルアー釣りにある程度慣れてくると、自然と色々なメーカー、ブランドのタックルに興味が沸いてきます。
- ディアルーナ、欲しいな…
- バイオマスターくらいなら買えるんじゃね?
- サーフならNESSAがいいみたいだ…
- カルカッタくそかっこいいんですが!
まあ、これ私の事なんですがw
でも、このようなハイクラスというか、一定レベル以上のタックルってホントにお高いです。
STELLAなんて8万円もしますし、いつか欲しいなってずっと悩んでいる人も多いと思います。
でも、新品では買えないですよね?
そうなると思いつくのが『中古で買ってしまえ!』っていう安易な発想です。
私はこれ、絶対にお勧めしません。
特にリールについては、中古は絶対に買わないって決めています。
まだロッドに関しては中古でも良い品が入手できることは比較的多いです。
例えば、私がバス釣りで使っているゾディアスというベイトロッドがあるのですが、これはタックルベリーという中古の釣具屋さんで8,000円で買いました。
今でも現役で使ってますし、たくさんのバスを連れてきてくれたので、愛着も沸いてきてしまっていて、きっとずっと使い続けると思います。
でも、リールは中古となると非常に危険です!
見た目は良く見えても、中のギヤがうまくかみ合っていなくて、数回の使用で使い物にならなくなった経験が私には何回もあります。その度に、『またお金をドブに捨ててしまった…』って後悔する、そんな失敗の繰り返しでした。
なぜ中古のロッドでは失敗が少ないのに、リールでは失敗ばかりだったのか?というと、その理由も凄く簡単です。
ロッドは外見の傷は継ぎ目の欠け具合、ガイドの破損などで素人目でもコンディションを判断することができますよね?だから、自分の目で見て、触って確かめられるなら、お値段相応の品が簡単に選べます。
でもリールは別!外見はきれいにクリーニングされているからどれも良いコンデシションに見えてしまうんです。クルクルとハンドルをその場で回してみても、その時は軽く回って良いコンデシションに感じるのですが、いざ現場でルアーを投げていると、、、、、
『ゴリゴリご、、、ごぐmcsんぴvdさ 、ぬがっ!ぎゃりゅうううう』ってなりますw
ハンドルが壁にぶつかったように固くなって回らなくなったりするんです。
そのため、中古のリールはショップの状態評価を信じて購入するしか方法がないという事になります。つまり、『状態A++だから大丈夫かな?』って信じるしかなくなるんです。
これって危険なギャンブルだと思いませんか?本当に信じてあげていいのか、すごく悩むのは私だけでしょうか?
だから私は、基本的に中古のリールは買わないんです。
中古のルアーは宝探しみたいで楽しいのですが、それ以外の釣具は基本的には中古では購入しません。妥協して数回だけ、中古でロッドを購入したことがあるだけですし、これも通販の中古販売ではなく、中古の釣具屋さんに行って、自分の目でビュンビュンとロッドを振って、店員さんに嫌な顔をされながら時間をかけて選びました。
ハイクラスのタックルは、誰だって品質さえよければ中古で安く入手したいと考えるかと思います。中には半額以下のものもあるので、時々誘惑に負けそうになることもあるでしょう。
でも、これってかなり経験の要る、すごく高度なタックル選びだなって感じてます。
新品同様未開封、状態A+++でもない限り、私は中古のタックルを買うことはないし、人には勧められないなって感じてますよ。
私の失敗談③|バス釣りは安全!海は危険!っていう間違い
これは、まだどのような魚を釣るのか決めかねている人へのちょっとしたアドバイスです。
私はこれまでにも友人から、ルアーフィッシングを始めてみたいんだけど…という相談を受けたことがありました。
そのときによく出る話題がこれです。
『とりあえず、手軽に始められて、そんなに危なくもないって事で、ブラックバスかな?』って言う人、すごく多い気がするんです。
釣具屋の元アルバイトをしていた友人も、初心者から同じような相談をお店で受ける事が多いろ言っていたので、きっと本当に『バス釣りは手軽で安全』と考えている人が凄く多いんだと思います。
そんな初心者の友人には、私はいつもこうアドバイスする事にしています。
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『私はバス釣りで死ぬかもしれないって思ったことが数回あるよ。海ならその回数は2倍以上には増える気がする。フックが指を貫通して病院に直行した釣り友達も何人もいる。だから、危険を前提にできないなら釣りなんか覚えない方がいいよ』
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確かにバス釣りは、ソルトのルアーフィッシングに比べると安全なフィールドが多いです。そのため、『最も安全で、簡単で、気軽に楽しめるルアーフィッシング=バス釣り』っていうイメージが先行している気がします。
例えば、車をちょいと横付けして、安全に護岸されたコンクリートの歩道からルアーを投げることもできます。今ではバス釣りの管理釣り場もあるくらいなので、事故なんて起こる訳がないって思う人もいるかもしれません。
『釣りの雰囲気を楽しむだけ』ならこのようなお手軽な釣りのスタイルもアリかもしれませんが、そこから先の世界を前提としていないとしたら、少しだけ想像力不足かな?と思います。
というのも、どんな魚でもそうなのですが、『魚がつれるポイント=地形の変化がある場所』っていう鉄板ルールがあります。そのため、どんなに安全で、護岸がしっかりされている湖であっても、魚を求める限り人間は少しずつ危険に立ち入る事になるんです。
より釣れる、少し危険なポイントにガサガサと藪コギして、あの奥の未開の流れ込みにルアーを投げ込んでみたくなるんです。
また、ブラックバスが生息している事があまり知られていない、そんな秘密のスポットって実はたくさんあります。
例えば小さな農業用水のため池、天然湖、河川の横に小さく伸びている、まるでドブのようなクリーク・・・
私が好んで行くバス釣りのポイントって、はっきり言ってこんな所ばかりです。なぜかというと、人が入っていないからバスもルアーにすれていないし、ポイント全体が小さいので、半日もあれば目ぼしい局所的なポイント(流れ込み、水中の岩場、沈んだ自転車のストラクチャー、ワンド付近、ドシャロー帯などなど…)は全てルアーを投げきってあげれるっていうメリットがあるんです。
そのようなフィールドは、人が立ち入る事を前提とした整備が行き届いていません。
そのため、ポイント全体が藪に覆われていたり、足元も不安定だったり、がけに隣接して大雨の後には土砂崩れ直前の状態まで地盤が緩んでいたりすることもある!
当然ですが、これって無茶苦茶に危険で、初心者の友人を連れて行くことはできません。そして悲しい事に、それくらいに危険な場所って、バス釣りを楽しむためにはどうしても攻めてみたくなるんです。
もちろん、こんな所はさっさと行政が立ち入り禁止にするべきなんでしょうが、未だに放置されている場所なんて腐るほどあります。
そして、危険を顧みずにこのような穴場のポイントを攻めるアングラーは、きっと星の数ほどいると思います。
『立ち入り禁止じゃないって事は、入っていいてことですね?じゃあ、ルアー投げちゃいマース!』って、そう考えてしまう危険な思想の持主といえるでしょう。
そして、きっとこの記事を読んでいる初心者の人も、一度バス釣りやソルトのルアーフィッシングにはまってしまったら、このような思考に”最初のうちは、必ず”陥ってしまいます。これはアングラーの悲しい本能であり、全ての釣り人に共通するかもしれません。
ある意味では、魚釣りを楽しむ人の原罪みたいなものと言えるでしょう。
そして何回か命の危険を感じ、痛い失敗を繰り返して、ポイント選定や攻めるべき場所に関する野生の勘のようなものが身に付きます。
この時になって初めて、安全性と魚影の濃さのバランスがギリギリで成立している、そんな一級ポイントの見分けがつくようになるのです。
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だから、『バス釣りなら安全でしょ?まずはこれから初めてみようかな…』って考えているなら、それは絶対にやめておいた方がいいですよ。まずは『ルアーフィッシング=自然を相手にしたとても危険な大人の遊び』って事を認識しておいてください。
これって少し残念なニュースに思えるかもしれませんが、そうではないので安心して下さい。ぜかというと、考え方をちょっとだけ変えてみればいいんです。
つまり、『バス釣りは危険な遊び』という事実を受け入れてしまえば、『ソルトルアーにも興味があるけど、海は怖いしバス釣りにしようかな?』という逃げの悩みそれ自体が無意味だという事になりますよね?
そして、どのような釣りも最初から危険であることを前提にしてしまえば、それなりの危機管理も必要だという事にもなります。
最近の釣具は本当に色々と進化しているので、少しお金はかかるかもしれませんが、そんなリスクを上手くコントロールする事だって簡単にできてしまうのです。
- フォローティングベスト
- フェルトスパイクのシューズ、長靴
- 目を守るためにも使える偏向グラス
- 安全にフックを取り替えるための、専用のプライヤー(ペンチみたいなもの)
- 危険な魚体を手づかみしないためのフィッシュグリップ
- 高い足場から安全に魚を取り込むためのタモ
上に箇条書きした釣具は、海のルアーフィッシングを少しでも安全に、そして快適にするための専用の道具です。私が今パッと思いついたものを並べて見ました。
最初から全てをそろえるのは難しいかもしれませんが、逆に言うと、ちょっとだけお金をかければ、『すごく危険なソルトルアーフィッシング』が、『快適で、危険性を極力減らした大人の遊び』に変化します。
そう、ルアーフィッシングって、危険でリスクの多い、そんな大人のヤバいゲームなんです。
この『危険』を覚悟して、それを減らすための最低限の投資ができない人に、釣りは向かないと思います。
というか、そんな人に釣りをしてほしくないっていうのが、私の勝手な願いです(生意気ですいません。。。orz)。
ブラックバスだろうが、雷魚だろうが、管理釣り場だろうが、シーバスだろうがヒラメだろうが全部危険です。
餌釣りだって、ルアー釣りだって、どちらも危険です。
だから、安全を求めるなら釣りなんかに手をだしちゃ駄目です。
そして、同じ理由から『より安全性の高い釣りしかしない』という狭い考えも、釣りという過激なリスクスポーツの楽しみを減らしていると思います。
解りやすい例を挙げると、『磯は死ぬ可能性がゼロではないから絶対に行かない』という考え方は正しくはあります。
ですが、この考え方に縛られている限りは、磯のヒラスズキゲームの醍醐味を一生味わうことはできませんよね?
これって凄くもったいないって思いませんか?
だから、安全性をお金で買うくらいのつもりでいればいいと思います。そして、『凄く危険で死ぬかもしれない魚釣り』を『リスクを受け入れて、それをできるだけ減らした大人の遊び』として楽しんでください。
これは誤解を招くかもしれませんが、『危険だから釣りは面白い』とも言えます。
いくら綺麗事をいっても、ルアーアングラーとは最初からそのような危険を求める人種の集まりなんだと思うんです。
- 死なないために、立ち入り禁止には入らない
- 死なないために、立ち入りが禁止されていなくても、危険な場所には入らない
- 来週も魚を釣って遊ぶために、命の危険は冒さない
- 快適なゲームのために、安全性にお金を投資する
この4項目は、ずっとルアーフィッシングを楽しむためのちょっとしたコツです。
このリスクスポーツを楽しむための、誰にでもすぐに実践できる覚悟と言い換えてみてもいいかもしれません。
これができないなら、生意気言いますが釣りは覚えない方がいいです。
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じゃないと、あなたは下手すると、死んでしまうかもしれません…
釣具屋さんの賢い使い方|初心者こそ釣具屋と通販のハイブリッド戦法を!
少し暗くてまじめな話となってしまいました。普段の私に戻ります。
ルアーフィッシングの道具って色々とありますが、いきなりデビュー戦の道具を全部通販で揃えようって考えている人に、ひとつだけアドバイスしておきますね。
『いきなり通販は止めておけ!絶対に後悔するぞ!』
じゃあ、釣り具屋さんで全部そろえればいいんかいね?って思った人、いますか?そんな貴方にもひとつだけアドバスしておきますね。
『いきなり釣具屋は止めておけ!失敗するぞ!』
じゃあどうすればいいんじゃい!って話ですが、答えは簡単です。もう、それはびっくりするくらいに簡単!そして、釣りがライフスタイルのひとつになっている私のようなアングラーの、そのほとんどが実践している賢い釣り具購入方法があるんです。
それが『釣り具屋さんで一番若い、できればバイトの店員を捕まえて、質問攻めにして、購入品を決めて、通販で一番安いものを選ぶ』という画期的で迷惑な方法ですw
- 釣具屋の若いバイトの店員を捕まえる。
- 質問攻めにして購入品を決める
- 通販でそれを買う
このお買い物方法、実際に私が初めての釣りものにチャレンジするときに、ロッドやリールなどのタックルを一式揃える場合によく使っています。
- 予算を大幅に抑える事ができる
- 探しているグッズに一番近い、理想的な商品が見つかる
- 最初の一匹を釣るまでの時間を大幅に短縮できる
- 後悔しない、そんな買い物ができる
こんな感じで、本当にメリットばかりなんですよ!
なぜ釣り具屋で購入しないのか?なぜ、通販で買うべきなのか?
これには2つの意味があります。
まず、命の次に大事なお金の話。釣り具の多くはお店によって値段がバラバラなんですよね。
定価より安く売っているお店がほとんどではあるのですが、あっちのショップで18000円だったラテオが、このショップでは21000円だった…なんて事、よくあります。
でも、近所の釣り具屋さんを全部ハシゴするなんて、はっきりいて面倒!車で行くならガソリン代もかかるし、電車で行くにしてもワンコインの出費。
これってはっきりいってお金の無駄だと思いませんか?
じゃあ通販はというと、一番安いお値段のショップを見つけるのって実は簡単です。
なぜかというと、釣り具関連の通販で格安のショップはいくつかの候補に限られているからなんです。
- アマゾン
- 楽天
- ヤフーショッピング
- ポイントiショップ
- ナチュラム
私が釣り具、ルアー等の購入でよく使う通販ショップは、全部でこれくらいしかありません。
検索もスマホ一台で五分もあれば終わりますので、ガソリン代も電車代も、地下鉄代もゼロ円ですw
つまり、できるだけ安く購入するっていう意味で、店舗型の釣り具屋さんには、ほとんどメリットがないんですよね。
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次に品揃えと選択肢の問題があります。
店舗型の釣り具屋さんの場合、売れ筋のグッズ、ルアーしか在庫がないという、当たり前といえば当たり前の制限があります。
せっかくテンション高めですごく親切な店員さんを捕まえても、彼は在庫の中からしか商品をお勧めしてくれません。
『サーフでヒラメを釣りたいなら、せめて9.6 ftくらいの長めのミィディアムロッドが必要なんだけど、このお客さんの予算に合うのはないな…』って店員さんは考えながら、きっとあなたにこうアドバイスするんです。
『○○さん!大丈夫!サーフのヒラメ釣りは長いロッドが有利って言われているけど、9ftのラテオでも距離さえ我慢できればいけますよ!しかも9ftであれば、サーフ以外に河口も攻めやすいし、漁港でも遊べます!特にヒラメは漁港とかの方が安全に楽しめますので!つまり、長さは力じゃないんですよ!』
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うーん、これ、店員さんは何一つ嘘をついていません。
でも、あなたが欲しいロッド、そして、あなたがやってみたい釣りとはかけ離れた、決してお勧めできないロッドを無理やり買わされている気がしませんか?
結局のところ、店舗型の釣り具屋さんには、『在庫の中からお客さんが探してるものに一番近いものを選ぶことしかできない』という最大の欠点があります。
だから、実店舗での購入については、その目的が真剣であればあるほど、私は慎重になるべきだって思っています。
なぜ釣り具屋の若いアルバイト店員に相談するのか?
通販の方が優れた購入方法であるという事は、もう理解して頂けたと思います。
特に予算と無駄な買い物を減らすという意味では、WEB通販が一番賢い買い物です。
でも、通販には絶対に避けることができないデメリットも存在します。
それが、『どの商品が探してるものに一番近いのか?』という、お買い物するときの最も大事な参考情報が、まったくないという事なんです。
そう、それはもう、まったくの『参考情報ゼロ』なんです。
確かに最近のWEB通販は、購入者の悩みを解決するために『購入者の口コミ』などのたくさん載せてくれています。
でも、このような口コミって『中級者以上の、一定レベルより上のアングラー』の口コミばかりなんですよね。
そのため、ネットの口コミはルアーフィッシング初心者、入門者のお買い物には全く役に立たない!
中級者以上のアングラーさんが『すごくいい!』って評価するロッドは、そのほとんどが一本4万円くらいします。
これは、初心者が絶対に選ぶべきでないと私は断言しますよ。
なぜかというと、まず使いこなせないですし、そもそもそのロッドの良さも体感できないですしし、そして購入後半年以内に壊してしまう可能性がすごく高いです。
じゃあ、どうすればいいの?って話になると思います。その答えが、釣り具屋さんのアルバイト店員を利用する』という解決方法なのです。
もっと人物像をはっきりさせましょう!
例えば以下のような店員さんを探して下さい。そして『初めてなんで優しく教えてね(ハート)』って言って下さいw
- 全国展開しているような大手釣り具屋さん
- 土日の午前中からシフトに入っている、できるだけ若いアルバイト店員さん
- 日焼けしていれば、なおいっそうOK
- テンション高めの若い、元気な野郎
こんなタイプ店員さんを一人を味方につけることができれば、あなたの釣りはすごく有意義なものになりますよ。
大手釣り具屋に足を運ぶべき理由は?
大手釣具屋さんの一番の特徴は、圧倒的な在庫の種類を数です。
そのため、個人経営しているような小さめのショップよりも、店員さんが多くの商品を目にして、その商品の特徴をつかんでいる可能性が高いと考えられます。
つまり、選択肢が多いだけでなく、その中から最適なひとつを選ぶ事ができる店員さんの数も、必然的に多いといえますよね?
そのため、『使える釣具と使える店員さんの両方がそろっている可能性』が一番高いのが、在庫豊富な大手の釣具屋っていえるんです。
- 釣具のポイント
- 上州屋
- カメヤ
誰でも知っている大手釣具屋といえば、最大手の『ポイント』をはじめとして、こんなところだと思います。
きっとあなたのご近所にもあるはずですよ。
まずはこのようなショップの中から、移動可能な範囲で一番大きなショップに足を運んでみてください。
そして、次に以下のようなタイプの兄ちゃんを探します。
土日の午前中にシフトが入ってるアルバイト店員
できれば大学生のアルバイト店員がいいと思います。
釣りが好きで、釣具が好きで、でもお金がない。仕方がないから大好きな釣具屋でアルバイトをしているけど、仕事はちっとも好きじゃない!
そんな感じのオーラが出ている、健康優良不良店員を探すんです!
日焼けしているあんちゃんアルバイト店員
できれば棚卸していたり、品番チェックしているようなアルバイト店員を探してみましょう。
このような店員さんは、アルバイト歴も長いため様々な釣り具の事に自然と詳しくなっています。
その上で、日焼けの有無をじっくりとチェック!がっつり日焼けしていれば、その店員さんはおそらく最高のアドバイザーになってくれるでしょう。
日焼けの濃さは、当然ですが釣行回数に比例していますよね?だからその店員さん、かなりの釣りキチのはず!
このような健康優良不良店員をみつけたら、すかさず相談して下さい。
「あの~、xxxxみたいな感じの釣りしてみたいだけど、タックル一式揃えたくって、相談に乗ってもらえます?」みたいな感じで、ほんわかした曖昧な聞き方がいいと思います。
これは最高のアドバイザー探しのための最後のチェック事項でもあるのですが、「予算35,000円くらいで、別に今日買うつもりは無いんですけどね。。。ロッドにいくらくらい使えばいかも解らなくって、さっぱりなんっすよね~」みたいなフレーズも添えてみてください。
つまり「今日、ここで買うとは限らないよ」って事を暗に匂わせる、そんな聞き方がいいです。
この聞き方は、釣具屋さんにとっては「全然メリットのない客」という事を意味します。
相手は素人だからリピーターになる可能性も低いし、今日お金を落としてくれる可能性も低いし、全く魅力的な客じゃないはず…
それでもその店員さんが、「ああ、それならshimanoのラテオってロッドがぴったりですよ!ちょっと振ってみます?今出しますからちょっとまって下さいね^^」みたいな感じでテンション高めの対応をしてくれるなら…
その店員さん、当たり!
採算度外視で、あなたのタックル準備のための最高のアドバイスを無料で提供してくれます。
胸元のネームプレートをガン見して、しっかりと名前を憶えて、彼が勧めるすべてのタックルをスマホで撮影しちゃいましょう。
後は、彼のお勧めタックルをネット通販で一番安いショップから買っちゃえばいいんです。
この方法であれば、品選びはまず失敗しないし、上手くいけば店舗で買うよりも3割くらい安い値段で最高の入門タックルを揃える事ができるはずですよ!
全く釣り経験がないあなたへのアドバイス~釣りウマな友人と管理釣り場に行ってみよう!~
餌釣りも、ルアーの釣りも全くしたことが無いという人もいるかもしれません。
私はそのような完全初心者の人がいきなりルアーフィッシングに挑戦して、数か月で「釣り、面白くないね。」っていって辞めていくのを何度も見ています。
理由も凄く単純です。
「魚がルアーで釣れるって事に自信が持てない!」という、凄く単純で当たり前の理由。この「釣れる気がしない」っていう感情が凄く大きな心の壁になってしまうんだと思います。
だから完全初心者の皆さんは、一度管理釣り場(釣り堀)に釣りが上手な友人と釣行してみることをお勧めします。タックル一式を揃えるその前に、一度魚が釣れるていう経験を積んでしまうんです。
できればルアー専門の管理釣り場がいいですよ。
私が住んでいる九州の南端県にはないのですが、関東圏にはバス釣りの管理釣り場もありますし、海の管理釣り場だってあります。そしてこういう管理釣り場では、レンタルでルアータックル一式を貸してくれます。
「ルアーで魚って本当に釣れるんだ!」という感動、これを最初に経験してしまえば、それはきっとあなたの人生に凄く大きなショックを与えてくれると思います。
そしてこう思うはずです。
「次は自分のタックルで、自分の実力で、自然の中で、ルアーで魚を釣ってみたい!っていうか釣れる気がする!」
こうなれば、ルアーフィッシング初心者の壁は既に半分以上クリアーしたようなものなんですよ。
まだルアーで魚を釣った事がないあなたへのアドバイス~ブラックバスでルアーデビューをお勧めします!~
これは私のケースなのですが、少し詳しくお話しますね。
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私は中学生くらいの頃に、自転車で毎週のように近所の川に友人と出向いて、ハヤ、オイカワ、鯉、フナなんかの小魚を餌で釣って楽しんでいました。
そのうち「ルアーで魚が釣れる」って事を知り、当時流行っていたバス釣りでルアーフィッシングという遊びに初めて触れました。
そして、このゲームの虜になったんです。
ブラックバスから始まった私のルアーフィシイングという経験経験は、今考えると凄くラッキーだったと思います。
なぜかというと、ブラックバスという魚はルアーフィッシングの中でも特に、「最初の一匹」を手にするまでの距離感が短いという特徴があるからなんです。
その証拠にといえるかどうかわかりませんが、私が住んでいる地域は全国でも屈指の海釣り天国県なんですね。
そして、ブラックバスのフィールドが凄く少ない事でも有名な、そんな地域です。
このようなバス釣りに不利な環境であっても、中学生の私は、バス釣りを初めて二か月でどうにか初めてのブラックバスをルアーで釣り上げる事ができました。
その理由の一つとして、バス釣りはポイントを素人でも絞りやすいという特徴があげられると思います。もう少し詳しく説明すると・・・
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バス釣りにおいては、フィールド(釣り場)を目視で見渡してストラクチャー(枯れ木とか、沈み根とか、流れ込みとか…)を直接ルアーで叩くような、そんなポイント重視の釣りになってきます。そのため、ポイントを目視で確認する事が簡単な場合が多いんです。
これなら、魚釣り未経験の人であっても探せると思います。
これがソルトのルアーフィッシングの場合はというと、少し具合が違ってきます。潮目や駆け上がり、ブレイクラインなど、目視で直接ポイントを探す事が難しかったり、慣れるまでに経験がいる場合が多いのです。
そして、ルアーフィッシングの場合は餌釣りと違って、ルアーを投げれば投げるだけ、「釣り場、ポイントのスレ」が進行してしまいます。
そのため、海のルアーフィッシングにおいては、ポイントを自分で探してランガンしたり、ルアーローテーションでスレの進行を少しでも遅らせてあげる工夫が必要になってきます。
どちらも経験が必要な、すごく高度なテクニックの一つですので、このソルトルアーフィッシングに特有の壁を初心者、入門者が独学で超える事は凄く難しいでしょう。。。orz
だから、もしあなたが「魚種は問わないから、まずはルアーで魚を釣ってみたい!」っていう事であれば、私はバス釣りから入ることをお勧めします。
大丈夫!
中学生の私でも、バス釣りを教えてくれる人が誰もいなかった当時の私であっても、良く判らないまま現場に通い詰める事で、二か月で釣り上げる事ができた魚がブラックバスです。
目視で確認できるストラクチャーの変化をルアーで叩く!
これだけ意識していれば、最初の一匹目のブラックバスは凄く簡単にルアーで釣り上げる事ができると思います。
そして、「おお!本当にルアーで魚って釣れるんだ!」という実感と感動を最短距離と最短時間であなたに届けてくれるのが、ブラックバスという魚の魅力の一つでもあると思うんです。
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なお。本メディアでは、この魅力的な魚であるブラックバスの釣り方や私の釣行記、そして、禁断のバス料理(?!)に至るまで、多くのバス釣り関連の記事を準備しています。
以下の記事まとめページから各コンテンツに移動できますので、この釣りを極めたいっていう人は是非ご覧になって下さいね!
ブラックバスしかルアーで釣った事がないあなたへのアドバイス
- ブラックバスしか釣ったことがない・・・
- なんだかバス釣りに飽きてきた気がする・・・
- 釣り熱も少しさめ気味かな・・・
もしかしたら、このようなタイプの人もこの記事を読んでるかもしれませんね。
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なんとそれはもったいない!是非一度シーバス狙ってみてください!
シーバスは、どこにでもいるというと語弊があるかもしれませんが、きっとあなたの身近な汽水域、河川、サーフ、漁港のどこかにきっと生息してくれています。
そして何よりも、ソルトルアーの醍醐味でもある「圧倒的に強烈な引きの強さ」が味わえる、そんな魅力的なターゲットです。
ブラックバスの場合は、ガッツリとフッキングさえさせてしまえば、ランカーサイズの50cmを超えもしない限り、グイグイと引き続ける強烈なファイトってしてくれませんよね?
でも、体感的にはシーバスの40cmってブラックバスの50cmオーバーくらいファイトが強烈ですよ!
「ガコンッ!」というリールが止まるような、そしてロッドごと持っていかれそうな強烈な当たりの出方も、ブラックバスでは経験できないくらいに強烈で、その生命感の強さには圧倒されると思いますよ!
そしてもう一つ、私がバス釣り経験者にシーバスをソルト初めとしてお勧めしたい理由があります。それが、「シーバスのルアーフィッシングには、海の見方、海の楽しみ方がギュッと詰まっている」という部分なんです。
ソルトルアーフィッシングにおいては、ポイントの見つけ方とアプローチの仕方(ルアーの選び方、動かし方など)、そして釣れる潮位の見つけ方など、ブラックバスのルアーフィッシングでは必要とされなかった独自のテクニックが必要になってきます。
そしてこのソルトルアー独自の技術を身に着けるための「一番身近な海の先生」が、私にとってのシーバスだったと感じているのです。
初めてのルアーフィッシングで最初っからシーバスを狙うと、季節と時間を選ばないとかなり長いボウズ期間を覚悟する必要があるとは思うのですが、きっとこの記事を読んでいるあなたなら大丈夫!
ブラックバスとシーバスは、ルアーで狙うときによく似た部分も凄く多いので、バス釣りの経験がある人にとってはそこまで難しくはないはずなんです。
ですので、あとはソルトルアーならではの考え方、釣り方を今のあなたのテクニックにそっと足してあげるだけで、最初の一匹目のシーバスにグンと近づけると思いますよ!
◇関連記事の紹介
当ブログでは、シーバスのルアーフィッシングに関するハウツー記事や私の釣行記もたくさん準備しています。
この釣りを始めたい!という人のために記事一覧のまとめページを用意しておきましたので、参考になさって下さいね!
ルアーで魚が釣れる気がしないという人への3つのアドバイス
プラスチックや金属の塊にしか見えないルアー・・・
『これで魚が釣れたら嬉しいけど… 全く釣れる気がしない!』っていう初心者の方も多いかと思います。
思い返してみると、私もこの釣りを始めた時は同じような気持ちだったんですよね。
でも、今の私は、こう断言できます。
『ルアーで魚は釣れる!しかも絶対に、釣れる!』
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とまぁそんなわけで、私もかれこれ20年以上ルアーフィッシングの世界にハマり続けているので、一人の先輩として皆様にアドバイスしちゃいまーす!
YouTubeで自分の『地域名+ルアー+魚の種類』で検索してみる
ルアーで魚が釣れる気がしない理由の一つとして、『自分の地域に狙っている魚が生息しているのかどうか、疑心暗鬼で不安になる』というのがあると思います。
その気持ち、すごーくよく解ります!
例えば私の場合は…
かれこれ20年異常鹿児島の南の方に住んでいるのですが、ナマズ釣りを始めた時にちっとも釣れない期間が一年続いた経験があります。
この時は、『本当に鹿児島にナマズはいるのか? 生息しているとしても、かなり個体数が少ないのでは?』とかなり弱気になりましたねw
この時の私の悪戦苦闘については、以下の釣行記で全てを公開していますので、もしご興味あればご覧になって下さい。
↓
その一年二ヶ月後に、ようやくナマズをルアーで釣りました!
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閑話休題。
このような『自分の地域で本当に釣れるのか不安になる病』については、YouTubeが即効性の特効薬になってくれるって知ってましたか?
これ、かなり効果的なので、例をあげて解説しましょう!
例えば…
『鹿児島でナマズを釣りたいけど、南海チャレンジしてもボウズ続きで心が折れそう。。。本当にナマズっているの?』
って事であれば、YouTubeの検索窓に『鹿児島 ルアー ナマズ』って入れて検索して下さい。
そうすると、ほとんど必ずといっていいほど、地元の釣りユーチューバーが実釣動画をあげているはずです。
その動画を見るだけでも、『狙っている魚が自分の地元にいないのではないか?』という不安は完全に消えますよね?
しかも、運が良ければ動画の実釣ポイントも解るかもしれないし、SNS経由で知り合いになってポイントも教えてもらう!なんていう裏技だって使えるかもしれませんw
これって最強の『釣れる気がしない病』の特効薬だと思いませんか?
ルアーの管理釣り場に行ってみる
例えば近所の漁港やサーフなどの自然環境で釣りをする場合を考えてみましょう。
この場合は、『その瞬間にどこに魚がいるのか?』を予想してそこへと出向き、それから適切なルアーでアプローチして魚を釣る事になります。
そのため、もし狙いのポイントに魚が入っていなければ、どんなに釣りの経験が長い人でも絶対に釣れないという結末になりますよね?
特に最初のころは、このようなポイント探しで挫折してルアーフィッシングを諦めてしまう人がすごく多い気がしています。
これって凄く残念だなって私は思う…
このように『釣れるポイント選び』で苦労している初心者にお勧めなのが『管理釣り場』というありがたい存在です。
管理釣り場の最大のメリットは、『絶対にそこに魚がいる』という保証がある事なんですよね。
そのため、ポイント探しという初心者にとって最大の難関はすでにクリアーしているので、あなたは釣りにだけ集中すれば良い事になります。
そして、管理釣り場での経験を通して『ルアーでも、そこに魚がいれば確実に釣れるんだ!』という実感と体験を繰り返せば…
『ルアーで釣れる気がしない病』なんて一瞬で克服できると私が断言しますよ!
みんなもそうだし、私も最初はそうだったから安心して!
これは精神論的なアドバイスになるんですが…
私も、そして私以外の釣りウマな先輩たちも、最初はみーんなそうだったので心配ありません!
ルアーフィッシングという遊びは、『キャスティング』『ポイント選び』『ルアー選び』『時間のチョイス』などのように、最初の1匹を手にするまでに越えるべき壁が多いんですよね。
そのため、みんな最初は『また今日も釣れなかった…orz』という悔しさと、『いつになったら最初の一匹と出会えるのか?』という不安でいっぱいなんです。
それでもいつか、きっと最初の1匹があなたのルアーに食いついて、ロッドを大きくしならせてくれるはずです。
私がそうだったのだから、断言します。
そして、あなたの最初の一匹との出会いのために当サイトの情報が参考なれば、私としては非常に嬉しいなって、そう思うんです。
◇参考情報
私が最初にルアーで釣った魚はブラックバスなんですが、最初の出会いまでが地獄でしたw
それでも、こちらの段落『夢のブラックバス|私とルアーフィッシングの出会い』で紹介しているように、中学生の私でも二ヶ月かければ最初の1匹と出会えています。
だから、諦めることさえしなければ、きっと誰にだってルアーで魚ぐらい釣れるって私が断言します!!!
私が初めてのシーバスをルアーで釣り上げるまでの短すぎた三ヶ月について
下の写真は、私が生まれて初めて釣ったシーバスさんのお姿です。興奮しすぎて現場で写真を撮るのを忘れていたので、絞めた後の自宅で撮影した写真ですがw
釣れた状況は、今でもはっきりと覚えていますよ!
河川の横に流れに沿って出ているテトラ帯のキワスレスレを、ショアラインシャイナーというシンキングミノーのデッドスローでテロテロ巻いていたところ、沈み根にあたってルアーがバランスを崩し、その瞬間のリアクションバイトで『ガツン!』と強烈なバイトを誘発してくれました。
。
。
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どうでしょう?
上の文章の状況は、バス釣りの経験がある方であれば、ルアーの名前以外の部分は全て脳内に動画として再生可能なイメージだと思います。そして、釣れる状況、釣り方、釣れ方の全てが、ブラックバスのルアーフィッシングとそっくりである事に気が付くはずです。
私は先ほどこの記事のどこかで『ブラックバスの経験があれば、シーバス最初の一匹までの距離感って実は凄く近い』と書きましたが、それって実はこういう事なんです。
つまり、バス釣りとシーバス釣りには、共通するテクニックや世界観が非常に多く、だからこそ、ブラックバスだけじゃなくて、シーバスにも手を出してみてほしいと思うんです。
ちなみに私の場合は、初めてのシーバスが釣れたのはソルトルアーにどっぷりはまって3ヶ月後、ある晩秋の朝マヅメでした。
季節のせいもあってか、初めて三週間目でヒラメは釣れたのですが、シーバスまでの距離感は長かった方かもしれません。
もちろん季節にもよりますが、最も釣れない2月~3月さえ避ければ、真剣にシーバスだけを狙って一か月くらいで最初の一匹までたどり着けると思います。
つまり、あなたのブラックバスのルアーフィッシングの経験は、それくらいにシーバス釣りにとっても有利に働くと考えて下さい。
そして、最初の一匹目のシーバスをルアーで釣ったその瞬間に、ブラックバスとの違い、ソルトルアーの醍醐味なども一瞬で理解できると思います。
強烈な引き、『The 魚!』というイメージがピッタリのかっこ良すぎる魚体、ブラックバスとは規模感も生命感も桁違いのエラ洗い、そして「ジジジッ!!!」と断続的になり続けるリールのドラグ音…
全てシーバスならではの独特の釣り味であり、ブラックバスではよほどの大物であっても体感できない迫力です。
そして、そのような独特の引き味のほとんどは、規模やニュアンスに若干の違いはあっても、海に住む多くの魚に共通しています。
だから私はこう思います。
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「海の釣り、海のルアーフィッシングならではの魅力」をいいとこ取りして、全部閉じ込めたような銀ぴかのスタイリッシュな魚、それが私にとってのシーバスという海の先生なんです。
終わりに~最初の一匹という一生の思い出を手にして下さい~
長ったらしい勧誘記事になってしまいましたが、ここまで読んでくれた皆さんお疲れさまでした。
私は文章力が無いし文筆家でもないので、我ながら良く解らないなって読み返して感じている部分も多いのですがw
でも、これだけは絶対って言えることがあります。
「ルアーフィッシングとは、私にこんなに長い記事を書かせるぐらいに魅力に溢れた、そんなゲームなんです!」
だから私は『アウトドアな俺たち』という本メディアで、ルアーフィッシングの事ばかりを書き続けています。
この抜群に興奮するアウトドアアクティビティーを独り占めするのはあまりにもったいないし、一人でも多くの人に知ってもらいたい!と本気で願っているんです。
初めて釣ったブラックバス、私はあの子をかっこつけてリリースしましたが、どうせなら家に持って帰って飼育すればよかったなと今でも後悔しています(当時は外来魚指定されていなかったので、生育個体の運搬と飼育が許されていました)。
せめて写真だけでも取っておけば良かったとも思いますが、中学生の頃の私にカメラなんてないし、当時はスマホもありませんし。。。
でも、あの銀ぴかの35cm程のかっこ良すぎる魚体は今でも脳裏に焼き付いています。
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あの時のブラックバスは、誰がなんと言おうと、世界一かっこいいブラックバスであったと断言できるんです。
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私がソルトルアーを初めて最初に釣った魚、それはヒラメでした。
某河口付近から投げたワームにボトム付近で食いついてきた小さな20cmほどのソゲちゃんです。
小さな小さなソゲちゃんですが、私にとってはこれまでに釣ったどのヒラメよりも生命感に溢れていました。
ちなみにこの時は、すぐ横にギャラリーのオジサン二人組がいたので、かっこつけてそのままリリースしましたw
そのため写真も撮っていませんが、今でもその美しい魚体が水面を割る瞬間を覚えています。
「ヒラメ?ヒラメ!?超美人じゃんこれ!」って声が出てしまいそうなくらいに美しい、そんな砂色のツルツルの魚体。
全然魚臭さというものが無かった事にも感動しましたよ!ヒラメというこの魚は、釣りたては少しだけ甘い「芳香」がするんです。
「ヒラメって少しセクシーかも?」って変な感動をした事を今でも覚えていますねw
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世界一セクシーなヒラメ、私にとってはこの時に釣り上げた20cmのソゲちゃんがそれでした。私はこの時よりも心を揺さぶられたヒラメに、その後出会っていません。
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私がソルトルアーを初めて3ヶ月後に釣った強烈なファイトの正体。それが、先ほど紹介したシーバスでした。
私はアホなので、興奮しすぎると現場でランディング直後の一番かっこいい写真を撮り忘れてしまいます。
そのためこのシーバス先生に関しても、ルアーを咥えた生命感あふれる写真が一枚も残っていません。
手元に残っているのは、自宅に持って帰ってから摂った締めた後の写真だけです。
ですが、ランディングに成功してパックリとルアーを咥えたシーバスの迫力ある姿は、今でも脳裏に焼き付いています。
- この時のシーバスは、世界一カッコよかった!
- デカかった!!
- 強かった!!!
無茶苦茶に引いて、ロッドがバッドから折れるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
テトラ帯に潜り込まれそうになったので、かなり強引に引っこ抜いたら…
「バッシャン!ドッカン!ガボン!!!!」と水しぶきを上げて海面を暴れまわっています。それはこれまでに見たこ事もない、アグレッシブすぎる危険な生命感でした。
「おお!これがシーバスのエラ洗い!」って感動しながら、絶対にバラしたくない一心でゴリ巻いてランディングした事を今でも覚えています。
フックが伸びたショアラインシャイナーを、デカすぎる口で丸のみした58cmの、生まれて初めてのシーバス。
25ポンドの太すぎるリーダーはテトラに擦れてボロボロのザラザラです。
「危なかった?もう少しリーダーが細かったらバレてたかも?でも、釣った!シーバスってアホほど強いし、死ぬほどかっこいいぞこれ!」って、一気に色々な感情が私の全身を包んでいきます。
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この一匹目のシーバスは、色々な偶然と私の狙いの両方がうまくかみ合って釣れた一匹でした。
- 潮位は満潮潮どまりからのサゲッパナ
- 朝まずめで日の出直前の少し薄暗い時間
- 潮がいつも当たっているテトラ帯
- キワ1m以内にバシッと決まったキャスト
- ルアーが沈みテトラを上手く擦って、バランスを崩したその瞬間
こんな条件であれば釣れるんだ!って事を、たった一匹の、そして生まれて初めてのシーバスが私に教えてくれました。
だから私は、この時のシーバスが世界で一番かっこいいシーバスだと断言できるんです。
そして、私がソルトルアーフィッシングと海の魚にほれ込むきっかけになった海の先生が、この58cmの銀ぴかのシーバス先生だったんです(ちなみにこのシーバス先生、食べても旨かったですw)。
この手の話で良ければ、私はいくらでも続けられる気がします。
- 初めてのチヌ、サーフでワームをひったくってくれました。
- 初めてのニベ、小さな20cmほどの柔らかい魚体と小さな口、その口にはずっぽりとローリングベイトを咥えて、とっても可愛かったw
- 真夜中にアクシオンに食いついてきた、アクシオンよりも小さなイトヒキ
- 20分以上の格闘の末にようやくランディングした座布団サイズのアカエイw
- 40分以上の格闘の末にようやくランディングした95cmの巨ブリ
全ての魚種に言える事ですが、初めての一匹は強烈に記憶に残ります。
その日の天気、気候、温度、潮位、ベイトフィッシュの存在など、色々な環境要因が偶然にもピタリ一致したその瞬間に、世界で最も美しい最初の一匹目とルアーマンにもたらしてくれるんだと思います。
そういう意味では、最初の一匹目、つまり初物となる一匹目は、自然が釣り人にもたらす最高峰のプレゼントであり、ある種のプロポーズなのかもしれません。
「ルアーフィッシング、この泥沼のように美しい、自然と狂乱の戦場へようこそ!」っていう、釣りの神様からあなたへの、魅力と中毒性に溢れた禁断のプロポーズですw
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あなたはこれまでに、魚釣りをしたことが、ありますか?
もしないのであれば、それはきっと、世界一ハッピーな事かもしれません。
最初の一匹、それをこれから経験できるなんて羨ましくてヨダレが出そうです。
代われるものであれば、お金を払ってでもその立場、私が代わってあげたいです。
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あたなはこれまでに、ルアーで魚を釣ったことが、ありますか?
もしないのであれば、それもまた、凄くラッキーです。
餌で魚を釣る行為とは違った満足感を、あなたはこれから経験することができます。
その一匹、ちゃんと現場で写真を撮って、一生の宝物にしてください。
たとえその釣果が偶然の産物であったとしても、「ルアー最初の一匹目」はあなたの全身と脳を強く震わせてくれる世界で最も美しい魚になる事を約束します。
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ブラックバス以外の魚がルアーじゃ釣れない!って思っている?
そんなあなたも嘆く必要なんてないんです。
少しだけ足を運べば、そこにはシーバスがいます。チヌもいます。ヒラメもいます。マゴチだって、サゴシだって、ブリだっているんです。
海にはルアーで狙える強烈で強欲な肉食系ファイターが溢れています。
きっとあなたが最初にルアーで釣り上げるこれらの肉食系ファイターは、ブラックバスとはまた違った魅力であなたを魅了しつくしてくれるはずです。
- 最初の一匹、あなたはどんな魚を狙いますか?
- 最初の一匹、あなたはどんなフィールドに立っているのでしょう?
- 最初の一匹、その口にくわえたルアーってどんなルアーでしょう?
本記事があなたの最初の一匹目、それをルアーで手にするために少しでも役に立ってくれるのであれば、それは私にとっても凄く嬉しいです。
そしてフィールドから皆さんを ニヤニヤしながらどす黒い笑みを浮かべてあなた応援しています。
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ルアーフィッシング、この泥沼のように美しい、
自然と狂乱の戦場へ、ようこそw