『この広大な海に投げるべきルアーが多すぎる!意味が解らん!ルアーって種類多すぎじゃね?』とお怒りの人のための特集記事です。
そうは言われましても、ルアーの種類の多さは、この釣りの魅力の一つだったりするわけです。そして、ルアーごとの特徴を理解して使い分ける事で、これまで釣れなかった魚から反応が得られます。
ですので面倒でも、基本的なお勉強は、超重要!
そんなわけで、超ざっくりですが、これだけは理解しておきたい!っていう海のルアーの種類と特徴をまとめみました。
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難しくなんかありませんので、大丈夫!
リップ付きミノー
小魚に似せたシルエットが特徴のルアーであり、頭の部分についたリップが水を噛むため、巻き取るとボディーを左右に振りながら一定水深まで潜ります。
リップが大きくなるとより深い水深まで潜る特徴があり、狙ったレンジに合わせてミノーを使い分ける必要があります。
一定水深を派手なアクションでアピールしながら魚を誘うルアーと考えれば良いですね。
なお、比重によって、フローティングタイプ(=水に浮く)、サスペンドタイプ(=比重がほぼ海水に同じ)、シンキングタイプ(=海水より重く沈む)があり、リップサイズとあわせて使い分ける事で、様々な水深を攻略できます。
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リップレスミノー
リップがない代わりに斜めに切り込んだヘッド形状で水を噛むタイプのミノーです。
上で紹介したリップ付きミノーに比べて、水を受け流す性質が強くなっています。そのため、アクションは弱く、よりナチュラルで派手すぎないのが特徴です。
その水噛み特性のおかげで、巻取り中にイレギュラーなタイミングでのボディーの横揺れが入りやすく、これが自然は食わせの間として作用します。そのため、ただ巻きだけでも魚のバイトを誘発しやすいと考えられます。
アクションが派手なリップ付きミノーと相補的に使うべきルアーといえますね。
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スピンテールジグ
小魚を模したコンパクトなボディーに、回転するブレードが接続されたルアーです。ルアーを動かすとブレードが回転し、光を乱反射しながら強烈な水流を発生して魚を誘います。
沈みが早く、遠投性も高いため、足場の高い防波堤などで使いやすいルアーです。
アピール力が最も強いルアーの一つでもあるため、場のスレが早いのも特徴であり、一匹を釣る力は強いものの、次の一匹が続かないといった場合も多く感じます。
そういった意味では『諸刃の剣』のようなルアーといえます。
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バイブレーションプラグ・鉄板バイブ
小魚を模したコンパクトなボディー形状のルアーであり、巻き取るとボディー全体が小刻みに震えるアクションをします。
一般的には、樹脂製ボディーのものを『バイブレーションプラグ』と呼び、鉄板素材を鉛で挟み込んだ材質のものを『鉄板バイブ』と呼ぶ事が多いです。
どちらも沈むタイプのルアーであり、カウントダウンして使う事で任意の泳層を攻略できます。コンパクトで比重も高いため遠投性に優れており、広く手早く探るのに適したルアーです。
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シンキングペンシル
リップ付きミノーからリップを除去した形状のルアーです。
沈む系のルアーではありますが、リップがないため巻き取るとすぐに浮いてきます。そのため、表層~1mくらいのレンジを狙うのに向いており、表層系のルアーであるといえます。
アクションは非常に控え目であり、緩やかにお尻を振るウォブリング主体のものが多いですね。
これは言い換えると、『アピール力は低いが食わせの能力が高い』ともいえます。そのため、ミノーで反応が得られにくい時にルアーローテーションの一役として活躍する事が多いルアーです。
ペンシルベイト
トップウォータープラグの一種であり、形状はシンキングペンシルにそっくりですが、完全に水に浮く点がシンキングペンシルとは異なります。
使いこなすのが最も難しいルアーの一つでもあり、ドッグウォークやスライドダートアクションと呼ばれるロッドアクションを使用して、水面を意識している魚を狙います、
夏場の朝まずめなど、ボイルが発生している高活性な状況で活躍するルアーです。
ポッパー
トップウォータープラグの一種であり、ヘッド部分がカップ状にえぐれているのが特徴です。ポッピングと呼ばれるロッドアクションにより、カップ部分で水しぶきと音を発生させ、水面を意識している魚を狙います。
ペンシルベイトよりもアクションが派手で魚を寄せる力が強いのですが、それだけ場のスレが早い特徴もあります。
ペンシルベイトと相補的にルアーローテーションしながら使うと、安定した釣果に繋がりやすいですね。
ワーム
軟質プラスチック製の柔らかいルアーであり、ソフトベイトとも呼ばれます。
もともとは、虫(=ワーム)の形状を模したソフトベイトに対して『ワーム』という名称が用いられれていたようですが、最近では小魚を模したもの、甲殻類を模したもの、テール(=尻尾)の形状など、全てのソフトベイトに対して『ワーム』という表現が用いられます。
見た目は非常に様々であり、以下がその代表例です。
- スイムベイト
- クロータイプ
- カーリーテール
- シャッドテール
- グラブ
- ストレート
ソルトルアーの釣りにおいては、ワームをジグヘッドにセットして使うのが一般的な使い方です。なお、ジグヘッドとは、『鉛製の重り部分と針が一体化したツール』の事を意味します。
ワームはミノーなどのハードルアーと比較して動きも柔らかく自然に近いため、ハードルアーでは口を使わない個体でもワームなら釣れる事が多いです。
そういった意味では、食わせの最終兵器というイメージがピッタリのルアーといえます。
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メタルジグ
鉛などの金属を小魚の形に成形したルアーです。シルエットが小さく、それでいて比重が高いため、圧倒的な飛距離が稼げます。また、比重の高さから沈みが早いため、10mを超えるような水深であっても、ボトム付近をしっかりと攻める事が可能です。
ジャークなどのロッドアクションを加えて誘いのアクションを多用しながら魚を誘います。
圧倒的な飛距離が稼げるというメリットがあるため、80m沖のナブラを直撃して釣るような場合は、メタルジグの独壇場になる事も多いですね。
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スプーン
その名の通り、食事に使うスプーンにによく似た形状のルアーです。巻き取る事でユラユラと水中でただようアクションをします。
金属の塊なので、飛距離という面でも優れています。
ソルトルアーで使う人は少ないのですが、だからこそ、スレが進行したポイントで爆釣する事も多いですね。『ゆっくりと泳がせるメタルジグ』のようなイメージのルアーと考えれば良いかと思います。
餌木(エギ)
イカを狙うための日本の伝統漁具の一つです。沈降速度、カラー、アクションなどがルアーフィッシング向けに進化しており、種類も非常に豊富です。
ヘッド部分に近い位置に重りが設置してあり、シャクリのロッドアクションに機敏に反応してイカを誘います。
まとめ
一言でまとめると…『海のルアーと言われましても、こんなにたくさん種類がありましてねぇ。。。』っていう、そんなお話でした。
一度もルアー釣りの経験がない人にとっては、きっと初めて聞く言葉も多かったかと思います。でもね、それって全然心配する必要ないんですよ。
だってこの釣り、アホほど面白いですから、ルアーの名前なんて勝手に覚えてしまいますのでw
ですので本記事も、『あれ?あのルアーなんて名前だったっけ?』なんて時の辞書替わりに数回読んでくれれば、それで充分なんですよね。
そんなわけで海のルアー釣りに興味がある人は、本ページブックマークでもしておくと、きっとお役に立てるかなって思います~
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なお、本記事を読んでくれた人は、海のルアー釣りの始め方や釣れる魚の種類、代表的な魚種ごとの釣り方情報などにも興味があるのではないでしょうか?
本メディアでは、そのような『未来の海のルアーマン』な皆様にピッタリの入門記事も多数準備しています。
もしお時間あれば、こちらも合わせてご一読下さいね。
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本記事があなたのアウトドアライフの一助に、そして、海のルアー釣りにドハマりするきっかけになれば、嬉しいですw