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初心者のためのヒラメルアー釣り超入門|最初の一匹目を釣るまでのヒント

 2018/06/03 レジャー・アクティビティー
この記事は約 40 分で読めます。 70 Views

『高級魚ヒラメをどうしてもルアーで釣ってみたい!でも、釣り方も道具のアレコレもなーんにもわからんぞ!』ていうヒラメのルアー釣り入門者のための記事です。

難易度激高なこの釣りの魅力と醍醐味、そして初心者が最初の一匹を釣り上げるためのヒントをまとめています。

海底に潜むモンスターとの素敵な出会いを願って・・・

Contents

ヒラメとはどのような魚か?

ヒラメはカレイ目ヒラメ科ヒラメ属の魚であり、サーフ(砂浜)から狙えるルアーフィッシングのターゲットとして、近年注目を集めているターゲットです。

その美しい魚体と食味の良さ、そして、『釣るのが難しい』というレア度などの要因から『サーフの至宝』なんて言われる事もあります。

じっと砂浜に身を潜めて魚を待ち伏せているというイメージの多いヒラメですが、これは大きな誤解です。時には数m以上の海底ジャンプをして一気に表層まで上り詰め、カタクチイワシなどのベイトを捕食する事もあります。

出世魚の一種であり、40cm未満をソゲ、それ以上をヒラメと呼びます。そして、70cmを超える大物にもなると、その形状の類似性から『座布団ヒラメ』という名誉ある名前で呼ばれます。

最大では全長1m程度まで成長する事もあり、大物ハンターにも人気のターゲットです。

ヒラメのルアー釣りの魅力とは?

主にサーフから狙う事が多いヒラメのルアーフィッシングですが、このヒラメという魚には、他のターゲットには無い独特の魅力があります。

私(編集部・るあらび)自身もこの釣りの魅力に魅せられた人間の一人ですので、一アングラーとしてこの釣りの魅力を真剣に考えてみました。

大きく以下の5点に集約されると感じています。

①ヒラメは日本人にとって特別な魂の魚!だから、楽しい!

浦島太郎が竜宮城でお出迎えされた魚の事はご存知ですよね?『た~いやひらめの舞い踊り~♪』の童謡にある通り・・・

鯛と、そして、『ヒラメ』です。

つまり、私たち日本人にとってこのヒラメという魚は、縁起がいい魚の象徴である鯛に並ぶラッキーシンボルなんです。

そんな特別な魚がルアーで砂浜から狙えるのですから、こんなに贅沢な釣りも他にはないと思います。

②ヒラメは美味しい!だから、この釣りは楽しい!

鮃は言わずと知れた高級魚です。

特に冬に釣れる寒鮃は、脂も乗っていて身も筋肉が発達しているためコリッコリのプリンプリンです!

定番のお刺身にしても、寿司のネタにしても、もちろんお吸い物や、少し手間をかけてシャブシャブなんていう食べ方も・・・

繊細でとってもお上品な大人の味ですよ!

そんな贅沢なお魚であるヒラメが身近なサーフで釣れるわけですから、この釣りはやはり楽しいに決まってますよね?

③サーフのヒラメ釣りは風景が美しい!だから楽しい。

ヒラメのルアーフィッシングのポイントといえば、サーフ(砂浜)が主なフィールドになりますが、私はこの風景が好きでたまりません。

目の前は一面の海、その風景を独り占め出来てしまいます。

例えば日の出の瞬間のサーフは、これから始まる時合いを予感させてくれるので、いつもにもましてその美しく感じます。

また、日の入りの瞬間のサーフも最高です。

一日中ルアーを投げ倒して疲れた身体にオレンジ色の太陽が染み入るようで、少し寂しくもあるのですが、なんだか心がスーっと軽くなる気がします。

様々な釣りのスタイルがありますが、風景を楽しむという意味ではサーフのヒラメ釣りはおそらくトップレベルの美しさであり、これがこの釣りのスタイルの妙味を何倍にも底上げしてくれると私は感じています。

世界一美しい釣りのスタイルの一つ、それが『サーフのヒラメ』というルアーフィッシングなのかもしれないと、割と本気で考えているくらいなんですよ。

④ヒラメ釣りは大物も狙える!だから楽しい!

上の写真は私が2016年の12/25、‏クリスマスの夜(22:16)に九州の某サーフで仕留めたヒラメです。

そのサイズ、71cm!立派な座布団ヒラメです。

あまりに興奮しすぎて写真の構図も滅茶苦茶で、しかも手ブレしまくっていますが、そこは勘弁して下さいw

ちなみに・・・

釣りあげた時は意味が判らなくって、一人夜のサーフで『嘘でしょ?ね??』などとつぶやいていた気がします。

このような大物と出会うチャンスが誰にでもあるのが、サーフのヒラメ釣りの魅力と言えるでしょう。

目の前の大海原に潜むモンスターを狩るという独特の世界観。狙うは座布団ヒラメのみです。

この釣りには、ハンティングとしての醍醐味が詰まっていると言えます。

⑤ヒラメは滅多に釣れない!だから楽しい?!

ヒラメは春と冬の二回がハイシーズンとなります。そのうち食べて美味しい旬の季節は冬ですので、私は冬のサーフに良く出かけます。

11月中旬~2月前半という短いハイシーズンに、毎週のようにサーフに通って、ソゲクラスも入れて10匹も取れれば超優秀な釣果だと言えます。

ワンシーズン、三ヶ月で10枚ですよ?しかも、毎週のようにサーフに通ってこの釣果です。

サーフから狙えるヒラメは個体数が非常に少なく、運の要素も非常に大きいのです。そして、いえ、だからこそ・・・ 釣れた時の喜びは、他のどの釣りよりも大きいと言えます。

バイトからサーフにずり上げるまでの時間は、他のどの釣りよりも長く、そして大きな興奮を脳の奥に叩きつけてくれます。そして、私はこのレア度が高い興奮の瞬間に魅了されています。

もう一度、あの美しいヒラメと会いたい・・・ ただその一心で、冬のサーフに通いつめてしまうのです。

サーフのヒラメ釣りは、はっきり言って効率が悪い釣りの一つなのかもしれません。ですが、そこに回遊してきていれば、比較的簡単に釣れてしまう事も多いのです。

このギャップもまた、このサーフのヒラメ釣りという独特すぎる釣りの醍醐味であると感じています。

ヒラメのルアーフィッシングの醍醐味とは?

  • ヒラメは特別な魚!だからこの釣りは、楽しい!
  • ヒラメは美味しい魚!だからこの釣りは、楽しい!
  • ヒラメ釣りは風景が美しい!だからこの釣りは、楽しい!
  • ヒラメ釣りは大物も狙える!だからこの釣りは、楽しい!
  • ヒラメは滅多に釣れない!だからこの釣りは、ヤバいくらいに楽しい!

ヒラメが釣れる時期について

地域性はありますが、ヒラメのシーズンは一般的に海水温20度前後の時期と重なります。具体的には3月後半~1月頃前半くらいの時期であり、そのシーズンはとても長いと言えますね。

そして、特に春先の4月~6月(=産卵前の荒食い)と晩秋の10月後半~12月(=越冬前の荒食い)がハイシーズンとなり、多くのヒラメハンターがサーフに殺到します。

年に二回あるハイシーズンですが、春先の産卵前の荒食い(=プリスポーンとも呼ばれます)に釣れるヒラメは卵に栄養が奪われるためかあまりおいしくはありません。

ただし捕食活動は非常に活発であり、釣りそのものは非常に簡単になります。

その後、夏の時期になると、海水温が適水温(20℃前後)を大きく上回るために、多くの個体は一度沖の深いエリアへと帰ってしまいます。

そのため少し釣りづらくはなりますが、それでも30cmのソゲクラスであれば、朝の涼しい時間帯に釣れます。

一方で晩秋のヒラメは、越冬に向けて身に脂を溜め込む事もあり、絶品の食味へと成長しています。そして、数こそ出ませんが厳冬期の1月~2月に釣れる個体ともなるとサイズも大きく、そして最高の味へと進化しています。

  • 春(4~6月):ハイシーズン。産卵前の荒食いの時期であり、釣るのは簡単だか味は落ちる。
  • 夏(7~9月):中休みの季節。ソゲクラスであれば釣れる。
  • 秋~晩秋(10~12月前半):ハイシーズン。越冬前の荒食いの時期であり、釣るのも簡単で食味も絶品!
  • 冬(12月後半~3月):厳冬期の釣れにくい時期。ただし、大型サイズが出やすく味も最高&最強!!!

おししく食べよう!ヒラメの捌き方と代表的な食べ方について

お刺身 Sashimi
お刺身 Sashimi / PYONKO

せかっくの食べて美味しいヒラメ様です。美味しく食べるための捌き方、そして、代表的な調理方法も紹介しておきましょう!

ヒラメの捌き方|五枚おろし

ヒラメは平べったい魚ですので、普通の魚のように三枚おろしにする事は出来ません。そのため、少し特殊な五枚おろしという方法で捌きます。

以下の動画が非常にわかりやすいので、まずはそちらをご覧ください。

動画内ではウロコを包丁ですきとっていますが、これは少し難しいので、私は普通にウロコ取りでこそぎ落としています。その後は、頭と内臓を取り除き、よく洗って血合いやぬめりを落とした後に、背骨に沿って包丁を入れて身を切り離すだけです。

一見すると難しそうに見えますが、三枚おろしよりも実は簡単ですので、一回経験すれば誰でも出来るようになると思います。

さて、下準備が整ったら、次は美味しくいただきましょう!

というわけで、ヒラメの絶品調理方法についても簡単に紹介したいと思います。

とは言っても、詳しい調理方法まで記載していたのではキリがありませんので、ここでは調理名と簡単な調理方法をまとめるだけに留めておきますね。

詳細な調理方法については、また別の機会に本サイト内で特集したいと思います。

ヒラメの調理方法①|お刺身

タンパクで繊細なヒラメの味を楽しむのであれば、やはりお刺身が一番です。特に調理方法にコツというものはないのかもしれませんが、以下の三点だけは調理の際に注意しておいて下さい。

  1. 春~夏の個体はお刺身には向かないので別の調理方法で料理する。
  2. 可能であれば、三日ほど冷蔵庫で寝かせてからお刺身にする。
  3. 肝は絶品なので絶対に捨てない!肝醤油にしてお刺身に絡めて頂きましょう。

おそらく一番大事な事は、①の『季節』だと思います

昔から『夏のヒラメは猫またぎ』なんて言われますが、秋から冬以外の時期のヒラメは身もパサパサで脂も乗っていないため、お刺身にしてもその味に深さや繊細さは期待できません。

このような時期のヒラメは、煮つけやフライなどの味や油を足す調理方法の方が向いています。

ヒラメの調理方法②|『なめろう』と『さんが焼き』

お刺身の残りを包丁で細かく刻み、粘り気がでるまでなめして、最後に味噌、ネギを混ぜたら『なめろう』の完成です。普通にお刺身にするよりもアミノ酸のうま味が強くなるため、刺身に少し飽きてしまったときの口直しにもピッタリです。

そして、なめろうをフライパンで焼いてあげたら『さんが焼き』になります。

こちらは香ばしさも加わるため、ビールのおつまみにもピッタリ!

ヒラメのなめろうなんて普通の料理店にはありませんので、まさに釣り人だけの特権といえる贅沢な調理方法ですよ!

ヒラメの調理方法③|煮つけ

酒:みりん:砂糖=2:1:1程度の煮汁でヒラメを煮込み、醤油で味を調えるだけの簡単な調理方法ですが、火を通す事でより一層うま味が強くなります。

春から夏の刺身にするには少し味が足りないヒラメは、この調理方法が一番おいしく頂けますよ。

ご飯のおかずにも、そしてお酒のお供にも最高の一品となるので、是非お試し下さい。

この他にも、私は以下のような調理方法で釣れたヒラメを頂くことが多いです。

  • コブ締め
  • シャブシャブ
  • フライ
  • 梅酢和え
  • カルパッチョ

基本的には、秋から冬の身に脂がのる時期は、その繊細な味を楽しむためにお刺身やコブ締めなどの生で食べるのがお勧めです。その一方で、春~夏の少し身の味が落ちる季節は、煮つけやフライなどのように、味や油を補ってあげる調理方法と相性が良いです。

釣れた魚を自分で食べる楽しみは釣り人だけの特権ですので、季節に合わせた調理方法で美味しく頂いちゃいましょう!

ヒラメのルアー釣りのポイント選び

ヒラメ―のルアーフィッシングといえば、そのメインフィールドはサーフですが、最初はどこがポイントになるのか良く解らないという人も多いと思います。

ですが、一見するとただの砂浜ではあっても、実はその地形や海の潮流には変化があり、その変化にヒラメが付きます。

というわけでここでは、サーフのヒラメ釣りで絶対に外せないポイントについて、その見つけ方や特徴を紹介したいと思います。

①:離岸流

離岸流とは、岸際から奥へと流れだす潮の流れの事であり、『払い出し』とも呼ばれます。

余談ですが、我々サーフアングラーは砂浜で『おお!いいダシ出てる!』と口に出す事があります。この『ダシ』は『出汁』という意味ではなくて、『払い出し』という意味での『ダシ』です。

さて、この払い出し、離岸流ですが、これは二つの意味でサーフの一級ポイントになります。

一つ目は流れの変化です。

波は沖から岸へと流れてきますが、これが離岸流においては逆転しており、岸から沖へと流れています。その流れに遊泳力が低い弱ったベイトも集まりやすいため、必然的にヒラメなどのフィッシュイーターも集まりやすくなります。

二つ目は地形変化です。

強い離岸流の真下は、その流れにそって砂が流されるため、深くえぐれています。そのため、ちょうど溝のような形で離岸流の真下には大きな地形変化が生まれており、この変化にヒラメが付きます。

このように二つの変化が同時に発生しているのが離岸流の特徴です。このように変化が重なる事から、サーフのヒラメゲームの一級ポイントとして成立します

探し方としては、慣れれば目視で確認もできますが、最初のうちは少し判りずらいかもしれません。その場合は、フローティングミノーなどの引き抵抗を感じやすいルアーをキャストしながら広くランガンします。

そして、明らかにルアーの引き抵抗が強く感じられる場所が見つかれば、そこには沖への払い出し、つまり離岸流が発生している事になります。

そのようなポイントを見極め、集中して丁寧に探る釣り方が離岸流付近の攻略法になります。

②:河口、流れ込み

河口直下や流れ込みは、それがどんなに規模が小さくても超一級ポイントになります。これは、川の水の方が溶存酸素量も多く、プランクトンなどの栄養も豊富であり、ベイトを引き寄せやすい事が大きなの要因の一つです。

また、河口、流れ込みはどのような状況でも沖への払い出しが生まれるポイントであるため、離岸流が発生しやすい状況でもあります。

そのため、河口、流れ込み周辺は離岸流と常にセットで考える事ができ、サーフで最も熱いポイントであるとも言えます。

ちなみに、サーフヒラメ釣りの第一人者である堀田光哉プロは、以下のような表現で河口部のポイントの重要性を強調されています。

『迷ったら河口に行け!』

この言葉が全てと言えるかもしれません。

それくらいに熱いポイント、それが河口部、流れ込みの周辺になります。

③:障害物周りの地形変化

河口部とサーフの境目に存在する消波ブロック(テトラポッド)、サーフに突き出した防波堤、砂の流出を防ぐためのヘッドランド周りなどは、その全てがサーフにおける超一級のポイントになります。

なぜかというと、このような人工の障害物は、それ自体が漁礁としての役割を果たし、ベイトとなる小魚やカニ、エビなどの住処になります。そのため、その周辺にはヒラメなどのフィッシュイーターが寄り付きやすいのです。

また、このようなサーフに存在する人工物は、それにそって潮の流れが発生して離岸流が発生しやすいポイントになっています。

そのため、その周辺の海底は周りよりも一段深く掘れている場合が多く、その地形変化にヒラメが付きやすいのです。

ですので、サーフに存在する人工障害物は、その全てが攻めるべきポイントになります。

④:岸際の岬とワンド周辺

岸沿いの小さな岬の先端や、ワンド部分(=岸際にえぐれた部分)の中心などは、その一点に海流がぶつかりやすくなっており、沖に向かって離岸流が発生したり、逆によどみが生じて複雑な海流変化が発生しやすくなっています。

そのため、その付近の海底も流れの影響で深く掘れていたり、逆にサンドバーとよばれる少し盛り上がった構造になっていたりします。

このようなポイントには、離岸流にのってベイトが流されるためヒラメの回遊ポイントにもなりやすいですし、地形変化にヒラメが居着く場合も考えられます。

初心者でもわかりやすい地形変化ですので、必ず攻めてみて下さい。

⑤:潮目

潮目とは海面に出来る道筋のような境界線の事であり、流れと流れがぶつかり合う場所に発生します。

そのため、潮目の周辺は複雑な海流の変化がせめぎ合っており、その境界線上にプランクトンが溜まりやすくなっています。そして、そのプランクトンを狙って小魚が集まり、その小魚を狙ってヒラメも集まってくるという食物連鎖が成立しています。

そのため、何も地形変化が認められない場合は、ルアーが届く範囲の全ての潮目付近を丁寧に探ると思わぬラッキーヒットにつながりやすいです。

また、いつも同じところに潮目が発生しているポイントを見つけた場合は、非常に高い確率で、その潮目直下には何らかの地形変化がある場合が多いです。

そのため、海流の変化と地形変化の両方が同時に存在する超一級ポイントになりますので、必ずその周辺は丁寧に責めて下さい。

⑥:岸際に砂利・小石が集積しているエリアの周辺

このような痕跡は、上げ潮の時にその周辺に潮の流れが集中し、重い小石を岸際へと打ち上げた証拠になります。そのためその周辺は潮の流れ早く、そして、小石がないゾーンとの境目では、潮流にも大きな変化が生じていた事を意味しています。

このようなエリアを見つけたら、その周辺は潮流変化と地形変化の両方が重なった一級ポイントである可能性が高いです。

見逃す事なく、その周辺を探って下さい。

特に『小石が溜まっているエリアと溜まっていないエリアの境界線付近』が激熱ポイントになります。

⑦:サーフにポツンと存在するなぞのオブジェ(笑)

これはちょっとした裏技なのですが…

サーフに時々流木が突き刺さった謎のオブジェを見たことはないですか?これ、別に宇宙人の痕跡でもなければ、何かのおまじないでもありません(笑)

これは多くの場合、サーフの釣り人が残した目印なんです。

詳しく説明すると、先行者がその周辺を探ってバイトがあったり、強い離岸流が発生していた時に、後でもう一度探るための目印として立てておく事が多いんです。

私も良くサーフをランガンしていて、明確なバイトがあった場合はとりあえず流木を立てて置いたり、砂浜に目印となる線を引っ張っておいたりします。

そして時間をおいて、もう一度その周辺を丁寧に探ると、釣果に繋がる事も多いのです。

ですので、このようなオブジェクトを見つけたらチャンスです。

すかさず攻めましょうw

ヒラメが釣れる時間について

ヒラメは本来夜行性の魚であり、夜活発に移動をする事が知られています。もちろん夜の時間帯も捕食活動をしていますので、夜ヒラメをルアーで狙う事は可能です。

例えば下の写真は2017年の冬に私がとある漁港のテトラ帯で夜釣ったヒラメですが、常夜灯もない真っ暗闇の中で、普通は昼に使うスピンテールジグで釣れました(2017/12/12, 19:46)。

他にも、本記事のサムネ画像にある座布団ヒラメ、これも冬の夜10時過ぎにサーフで釣ったヒラメです。

ですので、ヒラメは夜でもルアーで狙える事は私(編集部・るあらび)が断言します。

ですが、一般的には朝まずめ、夕まずめの時間帯が最も釣果に繋がりやすいです。これはおそらくヒラメ側の都合というよりは、この時間帯にベイトの活動が活発になるため、それに合わせてヒラメが捕食活動を行う事が原因だと思います。

特にサーフの釣りにおいては、ベイトが岸際によっていないと釣りが成立しません。そして多くのベイトは、夜間はじっと身を潜めており、朝まずめ、夕まずめに一斉に行動を開始して、岸際へと接岸します。

ですので、『夜のサーフでヒラメを狙う事も可能だけど、朝まずめ、夕まずめの方が釣果に繋がりやすい』と考える方が合理的だと思います。

ヒラメが釣れる潮のタイミングと時合いについて

次に潮のタイミングについてですが、これは他のフィッシュイーターの釣りと基本的に考え方は同じです。

大きく潮が動いている時間帯や、潮どまりからの動きはじめのタイミングなどにベイトの動きが活発になり、これに合わせてヒラメは捕食活動のスイッチがが入ります。

ですので、以下のタイミングがヒラメの釣れる時合いになりやすいといえます。

  • 満潮潮止まりからの下げはじめ(=サゲッパナ)
  • 干潮潮止まりからの上げはじめ(=アゲッパナ)
  • 上げ7分~下げ三分の大きく潮が流れているタイミング

定説の嘘|ヒラメは下げ潮の魚ってホント?⇒大嘘です!

これは誤解している人も多いのであえて書くことにしたのですが、『ヒラメは下げ潮が時合い』という説があります。
ですが、これははっきり言って大きな誤解です。

上げ潮だろうが下げ潮だろうが、ヒラメはベイトの動きや単純な空腹感に合わせて捕食活動を行っているだけです。

ですが、サーフのヒラメ釣りにおいては、一般的に上げ潮よりも下げ潮のタイミングの方が、地形変化がアングラー側から
確認しやすいという特徴があります。

また、下げ潮の方が強い離岸流が発生しやすいという環境要因もあります。

そのため、下げ潮の方が『ヒラメがいそうなポイントをアングラー側から見つけやすい』というだけなんです。

特にこの傾向は、ヒラメ狙いのサーフに適しているといわれる遠浅サーフで顕著ですので、より一層『下げ潮での釣果』が目立ちやすくそのため『ヒラメの釣りは下げ潮の釣り』という誤解が生じたのだと思います。

ちなみに、この『サーフのヒラメは下げ潮説』を強く唱えているのは、サーフのヒラメゲームの第一人者であるプロのアングラーなのですが、実は当のご本人は、『ヒラメ=下げ潮の魚』という言及はしていません。

『サーフのヒラメゲームは、下げ潮の釣り』という表現されているだけであり、その理由についても、ポイントの絞りやすさや離岸流の出やすさ、そして、河口直下での汽水域の拡張性等を理由として挙げていたはずです。

つまり、『ヒラメ=下げ潮』ではなくて、『サーフ=下げ潮』というのが真意だったと記憶しています。

ですので、上げ潮でもちっとも諦める必要はありません。

初めてのフィールドだとポイントが絞り込みづらくはなりますが、通いなれたフィールドであれば、いつもの一級ポイントでヒラメがヒットする確率は大いにあります。

ヒラメルアー釣りのタックルと仕掛けについて

サーフでのヒラメゲームは、30g前後のルアーを可能な限り遠投する事が求められます。そのため、シーバスタックルと比較して長いロッド、大きな番手のスピニングリールがつかわれる事が多いです。

具体的には、以下のようなタックルが使いやすいですので、タックル選びの参考になさって下さい。

  • ロッド:9~10ft前後のシーバスロッド、もしくはフラットフィッシュ専用ロッド(適合ルアーウェイト:10~40g程度)
  • リール:3000番~4000番クラスのスピニングロッド
  • ライン:PEライン1.2号前後
  • ショックリーダー:フロロカーボンライン5号、20ポンドを1.5m前後

ロッドについてはシーバスロッドでも大丈夫ですが、最近ではフラットフィッシュ(ヒラメ、マゴチ)専用モデルのロッドも販売されています。

シーバスロッドと比べて長く、そして重量のあるルアーを遠投しやすく設計されているため、サーフでのヒラメ釣りにこだわるのであれば、このような専用モデルを選ぶと間違いが少ないですね。

ヒラメのルアーフィッシングに必要な装備とアイテムについて

広いサーフをランガンする事が多いヒラメのルアーフィッシングにおいては、必要最低限に留めておくことがコツの一つです。

ここでは、標準的な装備、アイテムを紹介しておきます。

①フローティングベスト

サーフは一見すると安全に見えるフィールドですが、強い離岸流に足元をさらわれる危険性もあります。そのため、フローティングベストは必ず装着しておきたいアイテムです。

また安全性だけでなく、ルアーフィッシング用のフローティングベストはルアーや必要な装備一式を全て詰め込めるため、備品の携帯性、運搬性にも優れており、ランガンする事が多いサーフの釣りと相性が良いです。

安いものであれば一万円前後から買えますので、是非準備しておいて下さい。

②長靴もしくはウェダー

サーフの釣りは、基本的に海へと入水する事はなく、波打ち際までしか立ち入りません。ですが、波しぶきや砂ぼこりは常に舞っていますし、ふくらはぎ程度までなら入水することもあります。

ですので、理想的にはウェダーが、最低でも長靴が必要になります。

ウェダーを選ぶ際は、胸元まで隠れるチェストハイタイプがお勧めです。このタイプであれば、不意の波にも対応できるため、不規則な波が襲う事が多いサーフでも快適に釣りができます。

長靴を選ぶ場合は、サーフの砂は予想以上に足の自由を奪うため、足首の自由度が高いものがお勧めです。

上の写真は私がサーフで好んで使う長靴なのですが、本来は釣り用ではなく、日本野鳥の会から販売されているバードウォッチング用の物です。

(参考:日本野鳥の会 バードショップオンライン

折りたためるタイプの長靴であり、足首も全く拘束しないため、一日中サーフを歩いた時の疲労度が非常に少ないです。また、ふくらはぎまで余裕をもって覆い隠せますし、長靴の口の部分をストッパーで締める事ができるので、不意に波をかぶったときも長靴の中への入水を防ぐ事ができます。

非常に便利なアイテムですので、長靴派の人はこのような『折りたためるタイプの長靴』を選んでみて下さい。

③偏光グラス

偏光グラスは、乱反射する光を防ぐ『偏光膜』を備えたサングラスの事です。この機能により波に乱反射する光を遮る事ができるため、視界が非常にクリアになり、海の中もはっきりと見えるようになります。

そのため、波打ち際や沖に固まって回遊しているベイトの群れを目視で見つける時に非常に効果を発揮してくれます。

また、海面のぎらつきを抑えてくれるため、潮目や海流の変化も発見しやすくなります。

サーフのルアーフィッシングは、ランガンしてあらゆる変化をルアーで叩いていくような釣りですので、他のアングラーが見逃しがちな海の変化には大きなチャンスが隠れています。

そのチャンスを見逃さないための必須アイテムであり、釣果を大きく左右する重要アイテムですよ。

④フィッシュグリップとプライヤー

ヒラメは非常に派が鋭く、その様相は牙と呼んでも差し支えないほどです。そのため、釣れたヒラメを持ち上げるためにはフィッシュグリップが必須となります。

また、ヒラメの口からルアーを外す際には、プライヤーと呼ばれる専用のペンチも必要になります。

ランガンする時に邪魔にならないコンパクトなもので充分ですので、それぞれ準備しておいて下さい。

⑤厚手のビニール袋

釣れたヒラメの一時保管に使います。ビニール袋に海水を入れて釣れたヒラメを泳がせ、充分に空気を入れた状態で口を結びます。

これで『簡易プール』の出来上がりです。

あとはこれを、サーフの砂浜を軽く掘って埋めておけば、カラスなどに襲われることなく元気な状態でヒラメを保管しておけます。

大体2~3時間ほどはこの状態で生かしておけますので、ぜひ一度お試し下さい。

⑥ナイフ

釣れたヒラメは一時的に簡易プールで保存しますが、釣り終了時点で出来るだけ素早く締めて、血抜きしてあげる必要があります。そのためにナイフは必須アイテムです。

ヒラメは背骨も固く、締めるためには刃の厚みがある釣り専用のナイフがお勧めです。

ヒラメ用のルアーの種類と特徴

サーフのヒラメゲームは、基本的にキャストの正確性よりも飛距離が求められる釣りのスタイルです。そのため、使うルアーについても飛距離重視の重量級ルアーが多く、少し特殊になものが多いです。

ここでは、サーフのヒラメ釣りで良く使われるルアーの種類を紹介したいと思います。

ワームのジグヘッドリグ

ワームとはソフトプレスチックでできた柔らかい素材のルアーであり、サーフのヒラメゲームでは定番のルアーです。シッポの部分が尾びれのように広がった『シャッドテール』というわれるタイプのワームがサーフではよく用いられます。

サイズは4インチ(約10cm)程度が主流ですね。

ワーム単体で使う事はなく、ジグヘッドと呼ばれるオモリと針が一体化した仕掛けにセットして使います。

上の写真は、シャッドテールワームの名作であるパワーシャッド 4 inch(エコギア)に14gのフラットジャンキージグヘッド(DAIWA)を組み合わせたリグであり、サーフのヒラメゲームで非常に実績のある組み合わせです。

ポイントにキャストし、一度ボトムを取った後に、一定速度でボトムを擦らないようにリトリーブして使います。

12cmクラスのミノー(フローティング&シンキング)

シーバス用の12cmクラスのミノーも、サーフのヒラメゲームではよく用いられます。

実はこの手のシーバス用ミノーは、重量が20g未満のものが多くサーフで使うには少し軽すぎるため、飛距離の点で少し理想的とは言い難いのですが、それでも汎用性が高く、岸際によった活性の高いヒラメを広く探る時に非常に便利です。

波が穏やかな時はアクションが大きいフローティングタイプがアピール力も高くお勧めです。ですが、波が高く少し荒れ気味の場合は、フローティングタイプでは海面を割って飛び出してしまうためうまく泳いでくれません。

その場合は、比重が高く水へのなじみが良いシンキングタイプを使います。

ヘビーシンキングミノー

全長10cm程度で30g前後と非常に重いミノーになります。小さなシルエットで重いルアーですので、必然的に飛距離も出やすいです。

12cmクラスのミノーでは届かない距離や、もう少し深い水深を探りたい時に使います。

ヘビーシンキングペンシル

30g前後のシンキングペンシルになります。リップが付いていないため風の抵抗も受けにくく、プラグタイプのルアーの中で最も飛距離が稼ぎやすいです。

また、浮き上がりが早いルアーですので干潮付近の水深が浅くなっている時間帯でも、ボトムを擦ることなくリトリーブしやすい特徴があります。

サーフのヒラメゲームで使うルアーの中で最もナチュラルな動きであり、ゆっくりとポイントを探るような釣り方に向いていますね。

スピンテールジグ

メタルジグのお尻に回転するブレードをつけたようなルアーです。重く、そして小さなシルエットですので飛距離も出やすく、サーフとの相性は非常に良いです。

ブレードによる光の散乱と水流でヒラメを誘い、その小さなシルエットでヒラメに口を使わせます。

サーフで使うスピンテールジグとしては、30gを超えると沈みが早すぎるため、ヒラメを狙いやすい遠浅サーフでは少し使いにくいかもしれません。

私は20g前後の少し軽めとされているスピンテールジグをサーフで使う事が多く、この重さであれば、足元まで底を擦ることなくリトリーブしやすいと感じています。

バイブレーション


7cm程度のベイトに模した形状で、ボディー全体が小刻みに震えるタイプのルアーです。手返しが良いので、ランガンしながら広くヒラメを探すような釣り方に向いています。

また、ミノーやワームのような定番のヒラメルアーとは全くアクションの性質が異なるため、一カ所で回遊待ちの粘りの釣りをする際に、ルアーローテーションの一環として使うのにも適しています。

サーフのルアーゲームの主役になる事は少ないのですが、押さえとして一つは持っておきたいルアーですね。

なお重量に関しては、サーフでは飛距離が必要ですので、20g程度が使いやすいかと思います。

メタルジグ

鉛やタングステンなどの金属素材を小魚の形に模して造形したルアーです。30~40g程度の重量のものがサーフではよく用いられます。

どのルアーよりも飛距離が稼げますので、ヒラメが岸際によっていないと判断できる時に非常に活躍します。

また、逆風にも負けずにカッ飛んでいきますので、冬場の季節風が強いサーフでは、メタルジグしかまともに使えるルアーが無い場合も多いです。

ヒラメ用のルアーの選び方のヒント(カラー、重さ、アクション、飛距離)

サーフのヒラメゲームは現在空前のブームとなっており、多くのメーカーが競い合うようにヒラメ専用ルアーをリリースしています。そのため、この釣りを始めるにあたって選択肢が多く、どれを選べばいいのか全く判らないという声も聞きます。

そこでここでは、サーフのヒラメゲームにドハマりしている私(編集部・るあらび)が、まだこの釣りを知らない入門者のために『ヒラメルアーの選び方のヒント』をまとめてみました。

数多く販売されているヒラメルアーですが、そのコンセプトは非常に単純ですので、以下の項目さえ外さなければ良いルアーに出会えるはずですよ。

ヒラメ用ルアー選びのコツ①|カラーは派手で目立つものを最初は選ぼう!

サーフのヒラメ釣りにおいては、広大なサーフに点在するヒラメにルアーを見つけてもらう事が最初のステップになります。そのため、ルアーカラーの大原則は『ヒラメにとって見つけやすい目立つカラー』になります。

ですが、ここで難しいのが、『ヒラメはどのような色に反応しやすいのか?』という哲学的な命題になってしまいます。そして残念ながら、ヒラメがどのような色を認識しやすく、そして反応しやすいかについては未解明です。

そのため、『人間にとって目立つ色はヒラメにとっても目立つはず』という類推で、目立つカラーが定義されているのが実情です。

一般的には、サーフのヒラメ狙いには以下のカラーが好んで用いられます。

  • ピンク系(万能カラーで視認性が最も高い)
  • ゴールド系(少ない光量の時間帯でもフラッシングで目立つ)
  • 黒系(太陽光を全吸収するためシルエットがはっきりしやすく、水中で目立つ)
  • パール系、ホワイト系(太陽光を全反射するため水中で存在が浮き立つ)

このような目立つカラーでバイトが出ない時は、よりナチュラルなイワシカラーなどを試す事になりますが、正直なところ、活性が低く食いが立っていないヒラメをサーフで狙うのは非常に難しいです。

ですので、特に初心者のうちは、上で紹介したような『目立つカラー』を軸にルアーを揃えて、活性が高いヒラメを狙う方が効率的だと思います。

そして一枚、また一枚を釣果を重ねて、絶対の信頼を寄せられるルアーが見つかったときに、初めてナチュラルカラーなども揃えていけば良いと思いますよ。

ヒラメ用ルアー選びのコツ②|アクションが派手なものを選ぼう!

「派手なルアーカラーが良い」という話と同じなのですが、サーフのヒラメゲームにおいて一番重要な要素は「いかにしてヒラメにルアーを見つけてもらうか?」です。

そのため、ルアーアクションについても『派手で目立つ強くて大きなアクション』が有利になる事が多いです。

例えばミノーであれば、シーバス用ミノーの定番である『ローリングが強めのウォブンロールアクション』よりも、大きくお尻を振るようなウォブリングが強めのミノーの方が有利です。

ワームの場合は、シーバスでは定番のピンテールワームよりも、尾びれ状のシャッドテールの方が海水を強く撹拌するため有利です。

ですので、アクションの基本は『大きくバタつくような派手なアクションのルアー』を選んで下さい。

ナチュラルで違和感を与えない泳ぎのルアー(=代表例はシンキングペンシル)は、ほとんどの場合サーフではアピール力が低すぎて使い勝手が悪い事が多いので、最初のうちは揃える必要はないと思います。

ヒラメ用ルアー選びのコツ③|ミノーは出来れば20g以上で飛距離が出やすいものを選ぼう!

サーフのヒラメゲームで活躍の場が多いミノーですが、シーバス用でよく使われる15g前後のミノーは、飛距離が出づらいく風にも弱いため使いづらい事が多いです。

軽くても18g前後、出来れば20g以上の少し重めのミノーが遠投性も良く、サーフでの使い勝手がいいと感じています。

もしどうしても10cm程度で軽めのシーバス用フローティングミノーをサーフで使いたいのであれば、板オモリで重量を増して遠投性を確保するなどの工夫をする方が、釣果に繋がりやすいと感じています。

『重くて良く飛ぶミノー』がサーフミノーの大原則ですよ!

ヒラメ用ルアー選びのコツ④|複数の種類とジャンルを揃えておこう!

サーフのヒラメ釣りは遠投性が命ではあるのですが、だからといってメタルジグばかり投げていたのでは時間効率も悪く、岸際に寄ってきている活性の高いヒラメを釣り逃してしまいます。

(注:メタルジグはアクションが弱く、食わせの力は低いです。)

また、岸際によっているヒラメは活性が高い個体が多いのは事実ですが、だからといって軽めのワームで岸際ばかり狙っていたのでは、岸際にヒラメが寄っていない場合は釣れるわけがありません。

そして、このような岸際中心の攻略に終始していたのでは、沖合に回遊してくるヒラメを狙う事ができないため、あたり外れの大きいギャンブルのような釣りになってしまいます。

他にも、ミノーは汎用性が高いのは事実ですが、こればかりキャストしていたのではヒラメが確実にルアーにスレて見切られてしまいます。

ですので、サーフのヒラメゲームにおいては、『必要最低限のルアーを、もれなく、ダブりなく揃える事』を重要視して下さい。

つまり、『あらゆるミノーを幅広く揃える』のではなくて、例えば以下のようなイメージです。

ヒラメルアーの揃え方の例

  • ミノー⇒2個(カラー違い)
  • バイブレーション⇒1個
  • スピンテールジグ⇒2個(重さ違い)
  • ヘビーシンキングミノー⇒1個
  • ワーム⇒二個(カラー違い、ジグヘッドの重量違い)
  • メタルジグ⇒二個(重量違い)

カラーにこだわるよりも、まずは『全ジャンルのルアーを数個ずつ』を目指す方が、攻め方の手数が増えるためヒラメと出会える可能性は増えます。

広くランガンするのは当然として、絶えずルアーローテーションを挟みながら、効率重視でサーフのヒラメを探してください。

運が良ければワンシーズンで10枚くらいは、サーフの至宝ヒラメ様と出会える可能性がありますw

【殿堂入り!】初心者にお勧めの定番ヒラメルアー7選(2018年版)

ヒラメルアーは毎年リリース数も増えてきており、一大ブームというレベルにまで成長しています。ですが、新作ルアーをその度に揃えていたのではいくらお金があっても足りませんよねw

というわけでここでは、私(編集部・るあらび)が実釣経験を通して選んだ自信をもって初心者にお勧めできるヒラメルアーを紹介したいと思います。

  • 私と釣り友のサーフでの釣果実績
  • ネットでの釣果実績
  • 釣具屋さんでの販売実績

このような要素を全て満たした名作と呼ばれるルアーばかりですので、最初のヒラメルアー選びで悩んでいる人はこの中から選べば最初のヒラメにグンと近づくと思いますよ!

①ハウル (DUO)

(参考:DUO公式

アクションの大きなシャッドテールワームに専用のジグヘッドがセットになったルアーです。ジグヘッドの重さは14, 21, 27, 35gの4種類があり、水深や風速などで使い分けます。

一般的な遠浅サーフなら14g, 21g の二つで充分ですね。

このルアーは一度ボトムまで落として、あとはただ巻きするだけでシャッドテールワームが強く振動し、非常に強くアピールします。

また、ワーム全体がローリングアクションをする特徴もあるため、普通のシャッドテールワームよりもアクションが大きく、そういった意味からもサーフゲームにピッタリの特徴を有しています。

私は、一度日が上って当たりが遠のいたと感じた時は、かならずハウルにルアーチェンジして幅広くサーフをランガンします。

これで駄目なら諦めるという位置づけの、最後の切り札的ヒラメルアーですね。

②ヒラメミノーIII(SHIMANO)

(参考:SHIMANO公式

その名の通り、サーフのヒラメゲーム専用に開発されたミノーであり、強くお尻を振るウォブリングアクションと、重心移動システムによる抜群の飛距離が特徴です。

フローティングとシンキングタイプの二種類がありますが、波が穏やかな時はフローティングタイプの方がアクションも派手であり、サーフで目立ちやすく釣果に繋がりやすいですね。

一方でシンキングタイプは、フローティングタイプよりも遠投性に優れていますが、ウォブリングアクションは少し弱いです。

サーフが少し荒れ気味の場合は、フローティングタイプは水面を割って飛び出してしまうため、シンキングタイプの方が使いやすくなっています。

一般的なシーバス用ミノーよりも潜行深度も深く、飛距離も出て、しかもアクションも強いため、活性の高い朝まずめ、夕まずめの時間帯に食い気のスイッチが入ったやる気満々のヒラメを狙うのに適しています。

『サーフ永遠のトップバッター』なんていう表現をされる事もあるくらいの名作であり、私(編集部・るあらび)のサーフでのお守り代わりのルアーでもあります。

③エフリード90S(アングラーズリパブリック)

(参考:Angler’s Republic公式

サーフでのヒラメゲームを考えて開発されたヘビーシンキングミノーです。9cmと小さなシルエットで26gもあるため遠投性はトップクラスです。

また、アクションも大き目で派手はウォブリング主体ですので、広大なサーフでヒラメを寄せてくる力に優れています。

誰が投げても同じようにアクションする安定性の高いルアーであり、初心者でも釣果に繋がりやすい優秀なヘビーシンキングミノーですね。

④ハードコア スピン 22(DUEL)

(参考:DUEL公式

本来はシーバス用のスピンテールジグなのですが、浮き上がりが早い性質があるため、遠浅サーフでのヒラメゲームに非常に使いやすく、そして実績も高いです。

ボディーは鉛を樹脂コーティングしているため、ボトムを擦っても塗装が剥げる事が全くありません。

また、このコーティングに使われている樹脂がある種の浮力材としての効果も果たしているらしく、他の同サイズのスピンテールジグよりも沈みが遅く、そして浮きが早くなっています。

この独自性の高い沈降性能が、非常にサーフの釣りと相性が良くヒラメの釣果実績も高いです。

他のスピンテールジグだと底を擦ってアクションが死んでしまうような浅瀬でも、このルアーであれば中層をスローに引いてヒラメを狙う事ができますよ!

⑤フリッパー(DUO)

(参考:DUO公式

ただ巻きでもブリブリとよく泳ぐ派手なアクション性能のメタルジグです。サーフのヒラメゲーム専用に設計されており、メタルジグにしては珍しくトレブルフックが2つ付いています。

そのため、下から噛みつくようにバイトするヒラメに対するフッキング性能も高く、バラシの軽減に貢献しています。

重量は32gもあり、しかも後方重心ですので、逆風や横風でもバビューンとカッ飛んでいきます。

沖でしかバイトが出ない時などは、このメタルジグの独壇場になる事も多々ありますよ。

⑥アクシオン(DUO)

(参考:DUO公式

小さなリップ付きのヘビーシンキングペンシルです。キャストして一度ボトムを取ったあと、底を擦らないギリギリの速度でリトリーブして使います。

非常にゆっくりとボトムスレスレをトレースする事ができるので、活性が低いヒラメでもなんとか口を使わせる事ができます。

全長9.5cmと小さなシルエットに重量30gもありますので、遠投性にも優れており、広く散ったヒラメをゆっくりと幅広く探るような釣りに向いています。

ポイントのスレも助長しにくいため、回遊待ちの時のルアーローテーションにもピッタリですね。

⑦sasuke 120裂波 (ima)

(参考:ima公式

強いウォブンロールアクションが特徴のリップレスミノーです。潜行深度が1m弱程度あり、活性の高いヒラメを底から少し浮かせて取るイメージで使います。

サーフで使うには少し飛距離が物足りないという声も多いのですが、それを補って余りある実釣力と釣果実績があり、私(編集部・るあらび)のサーフ不動の四番バッターです。

朝まずめ、夕まずめのベイトが海面で騒いでいる時間は、まずはこれを投げて岸際40m程度を攻略するのが手っ取り早いと感じています。

なお、このミノーはフローティングタイプ(12cm, 17g)です。そのため海が荒れ気味の場合は、ルアーが海面を割って飛び出してしまい上手く泳いでくれない事が多いです。

その時は、これより1gだけ重くしたsasuke120S列風(12cm, 18g)という姉妹品があるので、そちらの方が飛距離も出やすく使いやすいですね。

ヒラメの釣り方基礎編|『ボトムから1m+ただ巻き+ランガン』

ヒラメのサーフゲームにおいて私(編集部・るあらび)が意識している仮説を紹介しましょう。

『射程距離に入っているヒラメ(=岸際に寄っているヒラメ)は、基本的に食い気が立っているけど、圧倒的に個体数が少ない』

このアイデアは、ヒラメの生態と食性から考えても正しいと思います。

というのも、ヒラメが沖の深い水深からわざわざ長い時間をかけて、サーフの岸際100m圏内まで寄ってくるのは、自分がサメや鳥などに襲われるリスクを抱えてでも、カタクチイワシやキスなどのベイトを食べたいという欲求に負けたためであると考える事ができます。

そうだとすれば、このような岸際に寄っているヒラメは、最初から食い気と闘争本能のスイッチはONの状態なのだと考えられますよね?

ただし、ヒラメの個体数そのものは、シーバスやマゴチ、青物などのサーフで狙える他のターゲットと比べると圧倒的に少ないです。私のホームである九州南端の某サーフの場合は、体感的には『マゴチ:シーバス:ヒラメ=10:5:1』くらいじゃないでしょうか?

ですので、サーフから狙えるヒラメは、ルアーを食わせるのは難しくないはずです。ただし、ルアーに気づいてもらうのは、非常に困難であるはずなんです。

ですので、まずはヒラメと出会う可能性を少しでも高めるためにも、怪しいポイントをくまなくランガンして下さい。

一日で5kmくらいは歩く覚悟をしましょうw

また、ヒラメは夜は中層を泳ぎ回って移動と捕食を繰り返しますが、朝まずめ~昼間~夕まずめというヒラメ釣りの時間帯においては、海底に身を潜めて中層より少し下を泳いでいるベイトを狙っています。

ですので、狙いはボトム付近です。

特にボトムから1mくらいまではヒラメが充分に、そして一撃でアタックしてくる距離感です。そのため、原則としてはボトムから1m付近のレンジを探り、バイトが出なければもう少し深いレンジにルアーを通してみて下さい。

これより浅いレンジを探るとシーバスが釣れてしまいますし、いきなりボトムスレスレを狙うとマゴチが釣れる可能性が高くなってしまいます。

つまり、ボトムから1m付近が一番熱いヒラメゾーンだと考えればほとんどの場合正解ですよ。

ヒラメの釣り方応用編|ただ巻きで駄目ならアクションをつけてみよう!

ただ巻きでランガンしてめぼしいポイントを全て撃って、それでもバイトすらない時・・・

はっきり言ってサーフのヒラメ狙いはそれが普通なのですが、そんな時はヒラメが岸際に寄っていないか、寄っていても食い気が高い時合いのタイミングから外れているかのどちらかです。

前者の場合はどうしようもないんですが、ヒラメの食い気の問題であれば、ルアーアクションを工夫する事で釣果に繋がる事があります。

よく使われるテクニックとしては、スロージギングによるリフト&フォールです。

言葉で説明するよりも動画の方が理解しやすいと思うので、まずは以下の映像をご覧ください。

ひらひらと海中で舞うような平べったいメタルジグで一度ボトムを取り、底からふわふわと跳ね上げるように小さ目のリフト&フォールでヒラメを誘います。

時間効率が悪い釣りではあるのですが、ここぞという実績ポイントで回遊待ちをする時に非常に効果的です。

また、動画内では専用のメタルジグを使っていますが、ヘビーシンキングペンシルやワームでも同じことができます。

他にも、スピンテールジグやバイブレーション、ワームなどの『沈む系ルアー』であれば、このような縦の動きはヒラメに効果的ですので、ただ巻きで釣れない時にぜひ試してみて下さい。

サーフのヒラメ釣りの魅力がてんこ盛りに詰まった素敵な動画3選!

なかなか釣れないサーフのヒラメ釣りですが、その分だけ、釣れた時の感動は大きく、思わず知人に電話して自慢したくなるくらいです(編集部・るあらびの実話ですw)

というわけでここでは、そんなヒラメ釣りの楽しさがギュッと詰まった動画を三つ紹介したいと思います。

心と体の清涼剤としてみると、癒されるかも?ですよ!

座布団ヒラメが釣れちゃった!? 釣り珍百景 2017|TSURI-MARU TV 様

おそらくテレビの取材などで有名な日本屈指のヒラメスポットで、座布団ヒラメがガッツリと釣りあげられるまでの動画です。

メタルジグでの釣果なのですが、『キャスト⇒ストップ&ゴーのアクション⇒バイト⇒ファイト⇒取り込み(ランディング)』
までの一連の流れが全て撮影されています。

そのため、サーフのヒラメゲームの雰囲気を理解するのにピッタリの動画ですよ。

ちなみにこのチャンネルは視聴者に語り掛けるようなテロップが特徴で、撮影者の声や顔出しはありません。

撮影者のほのぼのとしたテロップ解説と、サーフゲームの醍醐味である『風景の美しさ』がマッチして、見ているだけで癒されます。

【神回】サーフで高級魚ヒラメを釣ったら死にかけたww【釣りジャックコラボ】|六畳一間の狼 様

静岡の某有名サーフでガチのツリキチ達がわちゃわちゃと楽しくヒラメを釣り上げる元気な動画ですw

上で紹介したTSURI-MARU TV 様とはベクトルが真逆の雰囲気ですが、『サーフでヒラメが釣れる感動』がギュッと詰まっています。

動画の2:20付近でリフト&フォール中のバイトの瞬間が撮影されているのですが、ロッドが曲がる瞬間の『キタキタッ!』という声に思わず笑みがこぼれてしまいました。

『その気持ち、わかるぞぉ!!!嬉しいよな!!!』って感じで、ヒラメハンター全員が共感してしまうシーンだと思いますw

また、動画17分付近でも追加一匹の良型のヒラメが釣れるのですが、この二匹のヒラメが釣れたポイントはどちらもサーフ岸際のテトラ帯の近くなのが興味深いです。

やはりサーフの障害物付近は、ただそれだけで超一級ポイントとして成立するって事みたいですね。

#116 遠州灘ヒラメキャスティングゲーム 念願の1枚を手にすることができるか?|SHIMANO TV公式チャンネル

タレント、釣りガールの阪本智子さんがとても可愛い動画です…

というのは嘘で、阪本智子さんが一年越しのリベンジでヒラメを狩りまくる動画です。

ドキュメンタリータッチに仕上がっており、生まれて初めてのヒラメを釣り上げるまでの気持ちの揺れや、この釣りの難易度の高さ、そして、『難しくて釣れないからこそ楽しい』というこの釣りの独特の世界観が、女性目線で涙と共に語られています。

動画内では、サーフヒラメゲームの第一人者である堀田光哉プロのレクチャーや、ポイントの見つけ方などの解説もあるため、ハウツー動画としても非常に見ごたえがあります。

素敵で、可愛くて、しかも勉強になるという意味で、ヒラメ関連で私が一番好きな動画です。

まとめ

一言でまとめると…『サーフのヒラメゲーム、始めてみませんか?』というお話でした。

この釣りは数多くあるルアー釣りの中でも特に釣果に恵まれない釣りであり、非常に効率が悪いです。

そのため、数釣りを求めるのであれば、この釣りには手を出さない方が賢明です。そのような人がこの釣りをしても、ただストレスが溜まるだけのつまらない釣りになってしまうと思います。

ですので、多くの魚と出会いたいとか、身近な大物と手軽に強烈なファイトを楽しみたいという事であれば、私はヒラメよりもシーバスの釣りの方が適していると断言します。

(関連記事⇒初心者のためのシーバスルアー釣り入門|釣り方と釣れるルアーのヒント

ですが、ヒラメ釣りは今のままでいいんです。

いえ、むしろヒラメ釣りは、シーバスゲームのように『徹底的な効率重視路線』へと走ってほしくないのです。

『釣れない時が多いからこそ、釣れた時の一枚の価値が高まる』という独特の世界観がこの釣りの醍醐味であり、この哲学的ともいえる命題に楽しみを感じられる人だけがハマれば良いと思います。

  • 風景を楽しむ、大人の釣り
  • 釣れない時間を楽しむ、大人の釣り
  • 釣れない理由を考える、大人の釣り
  • 戦略を練る、大人の釣り
  • 一枚のヒラメに震えて涙する、大人の釣り

私にとってサーフのヒラメゲームは、そんな大人の生き方の一つなのだど考えています。

本記事があなたのアウトドアライフの一助に、そして、あなたのヒラメのルアー釣りデビューのきっかけになれば嬉しいです。

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編集部(るあらび)

編集部(るあらび)

アウトドアな俺たち編集長。

九州の南端に在住するルアーフィッシングが生きる目的な40代のおじさんです。

主に釣り、ウォーターアクティビティー関連の記事を執筆しています。

あなたがアウトドアを始めるきっかけを作れたら・・・と思ってこのメディアを立ち上げました。







『かっこいい大人達よ・・・もっと外で遊ぼう!』

といった事を伝えていけたらと考えています。

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