釣り・ルアーフィッシング

【5つのコツ】失敗しないヒラメ用ルアーの選び方まとめ

ルアー

( ゚Д゚) 『ヒラメ用ルアーってやつは!』

( ゚Д゚) 『種類もカラーも多すぎだし!』

( ゚Д゚) 『どれを選べばいいのかさっぱりわからん!ヽ(`Д´)ノプンプン』

って感じでお怒りの皆様のための特集記事です。

サーフのヒラメゲームは現在空前のブームとなっており、多くのメーカーが競い合うようにヒラメ専用ルアーをリリースしています。

そのため、この釣りを始めるにあたって選択肢が多く、どれを選べばいいのか全く判らないという声も聞きます。

そこでここでは、サーフのヒラメゲームにドハマりしている私がが、まだこの釣りを知らない入門者のために『ヒラメ用ルアーの選び方』をまとめてみました。

ざっくり、以下の5つのポイントがコツかな?って感じてます。

  • 派手なカラーを選ぶ
  • 派手なアクションを選ぶ
  • ミノーは飛距離を重視する
  • 複数の種類とジャンルを揃えておく
  • 飛距離は正義

具体的なお勧めルアーもいくつか紹介していますので、どうしてもヒラメが釣れないと悩んでいる人はぜひご一読を!

 

本記事はサーフのヒラメゲームに特化した内容になっています。他のポイントでのヒラメゲームに興味がある人は、以下の記事を参考になさって下さい。

【関連①】ヒラメのルアー釣りは堤防の方がサーフよりも簡単じゃね?【釣り方を解説】

【関連②】サーフ以外のこんなポイントでもヒラメは狙えるぞ!っていうお話

ヒラメ用ルアーの選び方①|カラーは派手で目立つものを選ぼう!


サーフのヒラメ釣りにおいては、広大なサーフに点在するヒラメにルアーを見つけてもらう事が最初のステップになります。

そのため、ルアーカラーの大原則は『ヒラメにとって見つけやすい目立つカラー』になります。

ですが、ここで難しいのが、『ヒラメはどのような色に反応しやすいのか?』という哲学的な命題になってしまいます。そして残念ながら、ヒラメがどのような色を認識しやすく、そして反応しやすいかについては未解明です。

そのため、『人間にとって目立つ色はヒラメにとっても目立つはず』という類推で、目立つカラーが定義されているのが実情です。

一般的には、サーフのヒラメ狙いには以下のカラーが好んで用いられます。

  • ピンク系(万能カラーで視認性が最も高い)
  • ゴールド系(少ない光量の時間帯でもフラッシングで目立つ)
  • 黒系(太陽光を全吸収するためシルエットがはっきりしやすく、水中で目立つ)
  • パール系、ホワイト系(太陽光を全反射するため水中で存在が浮き立つ)

このような目立つカラーでバイトが出ない時は、よりナチュラルなイワシカラーなどを試す事になりますが、正直なところ、活性が低く食いが立っていないヒラメをサーフで狙うのは非常に難しいです。

ですので、特に初心者のうちは、上で紹介したような『目立つカラー』を軸にルアーを揃えて、活性が高いヒラメを狙う方が効率的だと思います。

そして一枚、また一枚を釣果を重ねて、絶対の信頼を寄せられるルアーが見つかったときに、初めてナチュラルカラーなども揃えていけば良いと思いますよ。

 

ヒラメ用ルアーの選び方②|アクションが派手なものを選ぼう!

「派手なルアーカラーが良い」という話と同じなのですが、サーフのヒラメゲームにおいて一番重要な要素は「いかにしてヒラメにルアーを見つけてもらうか?」です。

そのため、ルアーアクションについても『派手で目立つ強くて大きなアクション』が有利になる事が多いです。

例えばミノーであれば、シーバス用ミノーの定番である『ローリングが強めのウォブンロールアクション』よりも、大きくお尻を振るようなウォブリングが強めのミノーの方が有利です。

ワームの場合は、シーバスでは定番のピンテールワームよりも、尾びれ状のシャッドテールの方が海水を強く撹拌するため有利です。

ですので、アクションの基本は『大きくバタつくような派手なアクションのルアー』を選んで下さい。

ナチュラルで違和感を与えない泳ぎのルアー(=代表例はシンキングペンシル)は、ほとんどの場合サーフではアピール力が低すぎて使い勝手が悪い事が多いので、最初のうちは揃える必要はないと思います。

 

ヒラメルアーの選び方③|ミノーは20g以上で飛距離が出やすいものを選ぼう!

サーフのヒラメゲームで活躍の場が多いミノーですが、シーバス用でよく使われる15g前後のミノーは、飛距離が出づらいく風にも弱いため使いづらい事が多いです。

軽くても18g前後、出来れば20g以上の少し重めのミノーが遠投性も良く、サーフでの使い勝手がいいと感じています。

もしどうしても10cm程度で軽めのシーバス用フローティングミノーをサーフで使いたいのであれば、板オモリで重量を増して遠投性を確保するなどの工夫をする方が、釣果に繋がりやすいと感じています。

『重くて良く飛ぶミノー』がサーフミノーの大原則ですよ!

 

ヒラメルアーの選び方④|複数の種類とジャンルを揃えておこう!

サーフのヒラメ釣りは遠投性が命ではあるのですが、だからといってメタルジグばかり投げていたのでは時間効率も悪く、岸際に寄ってきている活性の高いヒラメを釣り逃してしまいます。

(注:メタルジグはアクションが弱く、食わせの力は低いです。)

また、岸際によっているヒラメは活性が高い個体が多いのは事実ですが、だからといって軽めのワームで岸際ばかり狙っていたのでは、岸際にヒラメが寄っていない場合は釣れるわけがありません。

そして、このような岸際中心の攻略に終始していたのでは、沖合に回遊してくるヒラメを狙う事ができないため、あたり外れの大きいギャンブルのような釣りになってしまいます。

他にも、ミノーは汎用性が高いのは事実ですが、こればかりキャストしていたのではヒラメが確実にルアーにスレて見切られてしまいます。

ですので、サーフのヒラメゲームにおいては、『必要最低限のルアーを、もれなく、ダブりなく揃える事』を重要視して下さい。

つまり、『あらゆるミノーを幅広く揃える』のではなくて、例えば以下のようなイメージです。

ヒラメルアーの揃え方の例
  • ミノー⇒2個(カラー違い)
  • バイブレーション⇒1個
  • スピンテールジグ⇒2個(重さ違い)
  • ヘビーシンキングミノー⇒1個
  • ワーム⇒二個(カラー違い、ジグヘッドの重量違い)
  • メタルジグ⇒二個(重量違い)

カラーにこだわるよりも、まずは『全ジャンルのルアーを数個ずつ』を目指す方が、攻め方の手数が増えるためヒラメと出会える可能性は増えます。

広くランガンするのは当然として、絶えずルアーローテーションを挟みながら、効率重視でサーフのヒラメを探してください。

運が良ければワンシーズンで10枚くらいは、サーフの至宝ヒラメ様と出会える可能性がありますw

 

ヒラメルアー選び方⑤|『飛距離は正義』の場合も多い!

この釣りは、サーフにベイトが接岸し、それにヒラメがついていないと釣りが成立しないという少し残念な事実があげられます。

そのため、岸際までベイトが寄っていない場合は、沖合のポイントを攻めながらヒラメの回遊を待ち、交通事故のようなラッキーヒットに期待する方が釣果に繋がりやすいです。

これは言い換えると、サーフのヒラメゲームにおいては、海況が悪ければ悪いほどに、『飛距離こそ正義』となるいケースも多いと言えます。そのため、圧倒的な飛距離が稼ぎやすいメタルジグやヘビーシンキングペンシルは、この釣りにおける必須ルアーであるといえます。

ルアーの重量としては、40g前後のメタルジグや30g前後のシンキングペンシルがサーフのヒラメゲームでは使いやすいく、最近では多くのメーカーがサーフのヒラメゲームを強く意識したルアーをリリースしてくれています。

ちなみに私(編集部・るあらび)は、潮位と海況に合わせて以下のようなルアーチョイスをすることが多いですね。

①フルキャストして水深が2m以上あればメタルジグ(30~40g)!


例えば満潮付近などで、水深が充分にある場合は飛距離が稼ぎやすいメタルジグの出番です。ルアーの着水地点で2mも水深があれば充分ですね。

ジグのチョイスについては、まずは30g程度のスロージグとよばれるタイプのジグでスローに沖合のポイントを攻めます。それでも反応がなければ40gの遠投性にすぐれたジグへと変更し、さらに沖合のポイントを攻めます。

  • 波が崩れる場所付近のブレイクポイント
  • 離岸流の出口付近

このような沖合のポイントを目視で探しだし、その周辺を絨毯爆撃のようにジグで叩き潰していくイメージです。非常にワイルドで、そして恥ずかしいくらいに大雑把な釣りであるともいえますw

アクションの付け方としては、一度ボトムを取ってからのワンピッチジャーク、スロージャークなどの組み合わせが有効であり、縦方向の誘いを意識してボトムからジグを舞い上がらせるイメージで、少しでも長くピンポイントを攻める事を意識して下さい。

出来るだけ垂直方向にジグを舞い上がらせて、ヒラヒラとフリーフォールに近い落とし込みでヒラメを誘います。

攻めるべきポイントは沖合のブレイクなどの狭い範囲になりますので、最近はやりの『ジグによるスイミングパターン』は、この場合は意識する必要はないです。

ジグの具体例ですが、以下の三種類が私の好みであり、自信をもってお勧めできますね。

A: スロージグ(スローな攻め特化型)⇒ヒラメタルR[DAIWA]



(注:写真は旧モデルのヒラメタル)

名前からわかるように、サーフのヒラメを強く意識して開発されたスロージギング用のジグです。

ジグの横幅が広いため水の抵抗を受けやすくなっています。そのため、スローなジャークでヒラヒラと木の葉のように舞いながら、ゆっくりとフォールします。

さらにこの形状のおかげで、ただ巻きでもブリブリとアクションするため、スイミングパターンとも相性がいいです。そのため、沖合のブレイクなどのピンポイントをスロージャークで誘い、手前の浅い海域をスイミングで誘うと効率的にサーフ一帯を攻める事が出来ます。

多彩な攻め方が可能なジグであり、サーフのヒラメ用としては私の一番のお気に入りですね。

 

B: 遠投+スローな攻めのバランス型⇒ 撃投ジグレベル (40g) [Cultiva]

細長いシルエットが特徴の遠投性に優れたジグです。

センターバランスであるため、アクション中にラインテンションを抜くと、水平姿勢を保ちながら細かいピッチでバイブレーションしつつ、ゆっくりとフォールします。

フォール時間が長いため、沖合のブレイクをゆっくりとリフト&フォールで攻めるような使い方と相性がいいですね。

 

C: 超遠投性重視のジグ⇒コルトスナイパー TGベルサーテ(60 g)[SHIMANO]

タングステンという高比重金属を内包したジグです。『後方重心+小さなシルエット』であるため、とにかく飛距離が出ます。

そのため、他のジグでは届かないような超遠距離戦で威力を発揮します。

このジグは、北西風が強い冬の日本海側サーフで、向かい風に対してキャストする必要がる時にも非常に使いやすいです。バビューンというド迫力の音をたてながら、風を切り裂いてぶっ飛んでくれますw

ただし、沈みがはやく水噛みも良くないため、アクション性能はイマイチです。そのため、使い方としてはフルキャストして一度ボトムを取り、そこから派手目の強いジャークで手早く探るような釣り方に限定されてしまいます。

 

②フルキャストして水深が2mより浅い場合はヘビーシンキングペンシル!

沖合100m地点での水深が2mもないような超遠浅サーフや、干潮前後の水深が浅いサーフの場合は、メタルジグだとルアーがすぐにボトムをこすってしまいます。

そんな時は、30 g前後のヘビーシンキングペンシルの出番です。

このルアーは、ミノーからリップを削ったような形状のプラグであり、ゆらゆらとお尻をナチュラルに振るアクションをします。極めて控えめなアピールであり、ヒラメの食性を刺激してバイトを誘うイメージのフィネスな釣りのスタイルです。

ヘビーシンキングペンシルは、リップがないため形状であるためキャスト時の風邪抵抗を受けづらく、そのためメタルジグに次いで飛距離が出るルアーになります。

私は以下の三種類を好んで使っていますね。

A: 万能タイプのファーストチョイス⇒ぶっ飛び君 95S(27g) [JUMPRIZE]

派手にお尻をふるウォブリングアクションが特徴のヘビーシンキングミノーです。重量バランスが絶妙でして、他の同重量のヘビーシンキングペンシルよりもキャスト時に飛行姿勢が崩れずらく、結果として初心者でも飛距離が稼ぎやすい特徴があります。

若干頭を上にして、お尻を下に傾けながら泳ぐ独特の遊泳姿勢であるため、決してナチュラルとはいえないのですが、それでもヒラメは平気でバイトしてくるので心配無用ですw

サーフ用のシンペンでどれか一つといわれたら、私は迷わずこのぶっ飛び君95Sを選びますね。

 

B:フォールとスローなジャークによる縦の攻略⇒アダージョヘビー105 (30g) [DUEL]

上で紹介したぶっ飛び君が後方重心であるのに対して、こちらのアダージョヘビーはセンターバランス設計です。

そのため、スイミング時のウォブリングアクションはやや控え目ですが、スローなジャークを入れた後にフリーフォールさせると、水平姿勢を保ちながらブルブルとボディー全体を早いピッチで振るせて、ゆっくりとフォールします。

このような特徴があるため、沖のブレイクポイントをスローなリフト&フォールでゆっくりと縦に誘う使い方と相性がいいです。

ちなみにこのルアーは、2018年12月現在で製造中止されているらしく、非常に入手が困難になりつつあり、アマゾンでは入荷未定となっていました。

ショップや中古でみかけたら、即買いだめしといた方がいいかもしれませんね。

C: ボトムレンジのスローな攻略特化型⇒アクシオン(30 g)[DUO]

サーフのヒラメゲーム専用に開発されたリップ付きのヘビーシンキングペンシルです。

上で紹介した二つのルアーは、リップがないため浮きあがりが早く、深い水深のサーフには不向きです。

ですがこのアクシオンはリップ付きであるため、レンジキープ力に優れています。そのため、例えば水深2以深のポイントであっても、ボトム付近をゆっくりと這わせるようにトレースする事ができます。

また、上の二つのシンペンよりもウォブリングアクションが大きく、アピール力も強いのが特徴であり、巻き抵抗も感じやすい事から、初心者でも信頼してサーフで投げ続けられると思いますよ。

サーフのヒラメゲームは、セオリーとしては岸際に寄っている魚の方が食い気が立っているため簡単釣れますが、そんな時ばかりではありません。

ですので、ミノーやワームなどで岸際50m前後のポイントを攻めて釣れなかったからといって諦めるのではなく、メタルジグやヘビーシンキングペンシルで沖合のポイントも是非攻めてみて下さい。

これまで取れなかったヒラメが、沖合100mからあなたのキャストしたルアーに食いついてくるかもしれませんよ!

 

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難易度劇高で知られるサーフのヒラメ釣りですが、初心者だからって諦める必要はないですよ!

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ABOUT ME
編集部(るあらび)
アウトドアな俺たち編集長。 九州の南端に在住するルアーフィッシングが生きる目的な40代のおじさんです。 主に釣り、ウォーターアクティビティー関連の記事を執筆しています。 あなたがアウトドアを始めるきっかけを作れたら・・・と思ってこのメディアを立ち上げました。 。 。 。 『かっこいい大人達よ・・・もっと外で遊ぼう!』 といった事を伝えていけたらと考えています。