(この記事は2020年7月10日に更新しました。)
いえね、これは別に、言い訳とかじゃないんですよ。
ですが・・・、あれなんです。
『魚釣り』なんていう悪魔の趣味の虜になりますと、日常生活にもアレコレと支障が出て参ります。
例えば、本屋に行ったときなんかも、ついつい魚釣り関連の書籍に心が惹かれて、
『(/・ω・)/ うむむむむ・・・』となること風林火山なそんな日常。
で、そんなこんながありまして、おいドンの本棚を眺めてみますと、チラホラと魚釣りをテーマにした漫画が並んでいる事に気がついたの一昨日の午前二時。
オモロイ漫画もありますれば、なんだかなぁっていう子もおりまして、いろいろある、そんな俺の釣り漫画コーナーでございます。
これを皆様に紹介してみようかという、そんな思いつきで始まったこの企画。
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(/・ω・)/ 『釣り漫画は、どうだい?』
っていう、そんな俺的レビューを始めますが、準備と覚悟はよろしいか?
俺の本棚その①|最近流行りの女子高生とか女性が主人公な釣りガール的漫画シリーズ
2016年くらいからでしょうか?
釣りガール的な漫画がチラホラと世の本屋さんに並び始めた記憶がござまして、それ以降、『女子高生が主人公の釣り漫画』なんていう一ジャンルも確立しております。
で、おいドンの本棚にも、そんな釣り漫画が並んでおるわけでして、俺的お気に入りはこの二作品となっております。
放課後ていぼう日誌
2017年にスタートした『女子高生もの』の釣り漫画で、俺的に最もオモロイなぁと感じている、そんな作品でございます。
◇あらすじ
(出典引用;放課後ていぼう日誌、第一巻、p 8)
主人公は『鶴木陽菜(つるぎ・ひな)』っていうショートカットの似合う女の子。
この子がですねぇ、生粋の『インドア派』なわけです。
ちなみに、趣味は手芸でございまして、高校入学を機に、海の近くのど田舎にお引越しする事になりました。
で、こうなります。
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( ゚Д゚) 高校に入ったら、手芸部にはいるぞなもしぃいいい!(注:俺的翻訳です。)
なんていってた陽菜ちゃんでございましたが、メギツネ的な先輩『黒岩悠希(クロイワ・ユウキ)にそそのかされて、堤防部っていうデタラメで行き当たりばったり感満載のトンデモ系部活に入ることになります。
ちなみにこの堤防部、その正体はと言いますと…
- 部室は、高校からかなり離れた堤防にあるプレハブ小屋
- 歴史と伝統のある、そんな部活
- メンバーは全員女性で今のところ、四人
- 取り合えず、いろんな場所で、魚を釣る
- 釣った魚は、とりあえず食べる
- 貝堀りとかもする
- 女子高生なのに、夏は無人島で釣り合宿とかもする
- 顧問の先生は、酒好き飲んべえな、これまた女性
とまぁこんな感じでございまして、
(/・ω・)/『こんな部活があったら、おいドンは月謝二万円までなら喜んで払いまっせぇえええ!』
って、おじさん、そう思いましたねぇ。
で、主人公の陽菜ちゃんが天性の運動音痴さ加減を克服しつつ、あれこれと色んな魚を堤防部のみんなで釣り倒しながら、この悪魔の趣味の世界にどっぷりハマって抜け出せなくなっていくという、そんなハートフルな青春グラフィティ的ストーリーでございます。
ちなみに、この漫画の舞台は作中では明らかにされていないのですが、wikipedia先生に聞いてみたら、どうも実在するみたいです。
いわゆる『聖地』ってやつがございまして、それすなわち『熊本県芦北町』なんだとさ。
ちなみにこの記事を書いてるおいドンこと”るあらび”は、鹿児島の南の端に住んどりますので、なんだかとても親近感が湧いております。
いつか聖地巡礼でもしようかなと、そんな感じ。
◇登場人物の紹介
まとめてどかーんと紹介すると、こんな人たちが出てきます。
(出典引用:放課後ていぼう日誌、第二巻, p 4-5)
萌え系とはちょっと違う、なんだかほんわかと優しくて、そいでもって質実剛健なキャラクターデザインが個人的には気に入っております。
釣り漫画ってのは、これで良いのですw
◇この漫画の見どころ
女子高生が主人公の釣り漫画というと、男性読者に媚びを売ったような、不自然なラブストーリー的展開を予想した人もいるかもしれませんなぁ…
でも、ご安心下さい、旦那様。
この漫画はですねぇ、そういった色気要素がなーんにもないのでございます。。
ただただ、釣り人として成長していく陽菜ちゃんを眺める、そんな読み方がぴったりのお話。
『(/・ω・)/ あぁ~ おいらも、こんな初心で感動しまくりの釣りに没頭した時期があったよなぁ~』っていう、そんな感じの読後感が得られる、心と身体に優しい作品って考えて下さいませ。
ちなみに、作中では釣りのノウハウやテクニックもわんさかと出てくるのですが、その一つ一つがとっても正確して、そんなところも◎でーす。
◇おまけ情報|アニメ化されてましたー
↓
で、公式PVがYoutubeに落ちてましたので、置いときますねー。
原作に忠実なストーリー展開でして、とても良い!って思いました。
はい。
どーぞどーぞ。
で、このアニメ版放課後ていぼう日誌なんですが、残念ながら、私が住む鹿児島の南の端っこでは放映されてないんです(一部の地域問題!ヽ(`Д´)ノプンプン)。
(/・ω・)/ 『おじさんは、陽菜ちゃんがアジっこを初めて釣って震える、あのシーンをどうしてもアニメで見たい!』
って思ってあれこれとネットの海を探していたら、アマゾンプライムで見れるって事にようやく気が付きました。
- 私と同じ一部の地域問題に悩まされているんだぜって人
- いつでも好きな時に何回でも見たい!って人
- テレビ放映を見過ごした!って人
こんな感じの人は、アマゾンプライムっていう選択肢もありかもしれませんよ、ねぇ奥さん。
つれづれダイアリー
2016年スタートの作品です。
おそらく、これが元祖の『女子高生釣りガールもの』でして、上で紹介した『放課後ていぼう日誌』よりも時代と先取りしていた、そんな漫画でございます。
どこなく、『ゆるキャン△』っぽい気がするのは気のせいかなぁ?と、そんな感じ。
全三巻でして、すでに完結してまーす。
◇あらすじ
(出典引用;つれづれダイアリー、第一巻)
主人公は女子高生の『森野アリス(もりの・ありす)』っていう子でして、クラスによくいる感じの、特に目立たず、特に孤独でもなく、そんな普通の女子でございます。
この子はちょっとアレでして、なにがどうアレかというと、ちょっとだけ百合っぽいんですな。
で、クラスメイトで、ちっちゃくて、ショートカットで、なんだかモニュモニュしてて、いっつも隅っこで文庫本を読んでる感じの橘音々子(たちばな・ねねこ)って子の事が気になったりなんかしてたわけでございます。
ちなみにこの橘さんは、なんだか根暗で、孤独と読書を愛しておりまして、ちょっとだけエヴァの綾波っぽい、そんな雰囲気の女の子って考えればOKです。
で、ある日。
ちょっとだけ百合気味の森野アリスは、街中で偶然にも橘さんを見かけ、ストーカーまがいに後をつけて行ったその先が、なんとびっくり海釣り公園でございました。
そうです。
そうなんです。
橘さんは、釣り人だったのです!
(出典引用;つれづれダイアリー、第一巻、p 77)
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って感じで、百合気味でちょと脳天お花畑のアリスちゃんは、孤独を愛する綾波的釣り師である橘さんを師匠として敬い、魚釣りという魔境に二人で溺れて帰ってこれなくなりましたとさ。
めでたし。
めでたし。
っていう、そんな感じの『The かわいい女子高生が釣りに溺れる系青春グラフィティー』でございまーす。
◇登場人物の紹介
①主人公|森野アリス(もりの・ありす)ちゃん
こんな人ね。
↓
(出典引用:つれづれダイアリー、第二巻、p 29)
- 17歳(高校一年)
- クラスメイトの橘さんが気になっちゃう気になっちゃうな感じ
- 運動音痴ではない
- 釣り?何それ美味しいの?っていう感じ
- クラスに良くいる普通の女子って感じ
- 妹が、いる
- スカート、短い
- 胸、でかい
- 髪、長い
- 料理、普通
- 性格、明るくて、天然
- ちょっとだけ、百合っぽい
②橘音々子(たちばな・ねねこ)ちゃん
で、孤高の釣り師、橘音々子ってこんな人。
↓
(出典引用:つれづれダイアリー、第1巻, p 13 )
- 17歳(高校一年)
- 孤高の天才釣り師
- ルアーも、餌もやるハイブリッド系女釣り師
- 季節ものを追いかける『旬の魚流なんでもござれ派』
- 魚捌くの、超うまい
- 魚料理も、超うまい
- いつも教室の隅っこにいるタイプ
- やや陰キャっぽい
- 読書とか、好き
- 小さくて、可愛い
- 髪、短い
- 胸、小さい
- なんだか、ロジカル
- アリスちゃんには、いっつも敬語
- なんだかちょっと、綾波系
◇この漫画の見どころ
この漫画はですねぇ。
正直、ストーリーは微妙だなぁって俺的には思ってます。
- 百合っぽい普通の女子
- 孤高のクラスメイトが実は釣り師
- 突然出会う二人
- 少しずつ心開く、孤高の釣り師、その名は橘さん・・・
- 少しずつ、そして最後にはどっぷりと釣りの世界にハマる、主人公の森野アリス・・・
って感じのストーリー展開が、第一巻の第1話を読んだ時点でなんとなく予想がついちゃいましたw
で、その通りにつつがなく式は進行しますので、『(/・ω・)/ ですよねー』っておじさん思いましたね。
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でも、あれなんです。おじさんこの漫画、実は気に入っております。
なぜかというと、『釣り初心者向けのハウツー本』としての完成度が劇高でして、漫画だから解りやすくてとってもいい感じなんです。
例えば、このシーン。
↓
(出典引用:つれづれダイアリー、第一巻、p 156)
( ゚Д゚) 『釣りのタックルって何から揃えればええのんじゃぁああ』
ってお悩みのアリスちゃんに対して、
釣り具屋の店員さんが、
( *´艸`) 『とりあえずルアー用タックル一式買いなはれ、お姉さま』
ってアドバイスするシーンなんですが、これなんてまさしく『釣り初心者の悩みあるある』です。
で、ストーリーの展開を通して、そんな感じの初心者ならではなお悩みが自然と解決してくれるわけでして、これってとってもいい感じの参考書だよねぇって思います。
他にも、まだまだ、ありまっせ?
( ゚Д゚) 『リールに糸ってどうやって巻くねん、お前さん?』
っていうお悩みを一撃で解決する名シーンが、こちら。
↓
(出典引用:つれづれダイアリー、第二巻, p 17 )
これ、釣り人なら思わず『ですよねー』ってなりますなw
他にも、魚種ごとの釣り方のハウツーとか、釣った魚の料理のレシピなんぞも豊富です。
(/・ω・)/ 『ふーん。そうなんだぁ。』
(/・ω・)/ 『むむむ!なるへそ!』
(/・ω・)/ 『なんぞこれ?美味そうではないか!』
って思う事山の如しな指南書的漫画として、とっても完成度がよろしゅうございます。
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- これから釣りしてみたいなぁって人
- 釣り方のノウハウに優れた釣り漫画が読みたいって人
- 漫画であれこれ釣りの勉強したいなって人
こんな人には、きっと面白がって読んでもらえるんじゃね?って思いまーす。
俺の本棚その②|ちょいと昔の、なんだか昭和な釣り漫画シリーズ
釣りキチ三平
釣り師なら必ず一度は読んだことがある、そんな名作がこれでありましょう。
ナチュラルボーン釣り師にて、スーパーコミュ力の持ち主である三平くんが、世界中の海で、川で、湖であらゆる魚を釣りまくりまして、『それが三平君なんですよねぇ』と魚紳さんのお褒めにあずかる、そんなストーリー。
全37巻でして、既に完結してます。
これがまた超大作でございまして、文庫版サイズの海釣り編とか、作者選定のお勧め版などの特別バージョンもあります。
全シリーズ揃えると何冊になるのかは、きっと作者の矢口高雄先生も知らないであろう、そんな感じの凄いヤツ。
ちなみに、私が持ってるのは文庫版の『海釣りselection 全1~10巻』でございまして、本編は漫画喫茶で全巻読破した、そんな思い出もございますねぇ。
個人的には、手塚治虫の火の鳥と同じ土俵で語るべき、そんな至高の芸術作品だと思います!
◇あらすじ
主人公の『三平三平(みひら・さんぺい)』くんは、おじいちゃん子でして、山奥で二人平和に暮らしておりました。
で、おじいちゃんの『三平一平(みひら・いっぺい)』さんは、和竿職人さんにして一流の渓流釣り師でもございます。
そんなおじいちゃんの血が流れる三平君は、なんだかもう、釣りの事となると世界中の釣り師がうらやむくらいの抜群のセンスを発揮します。
つまりはこれ、『三平くんは、選ばれし神の子』ってやつでして、キャストも大変にお上手いでございます。
ほらね?
↓
(出典引用;釣りキチ三平 海釣りselection 1, 石鯛釣り編、p 57)
で、そんな天才釣り師三平君には、あこがれの釣り師がおりまして、その名もあれです、『鮎川魚紳』
この人がまた、昨今の『おっさんソロキャンブーム』にも通じるような、孤独を愛する孤高の釣り師。
世界中をくまなく釣り歩いておりまして、そんな魚紳さんが、天才釣り師三平くんをほっとくはずもなく、あれこれと釣りを指南したり、釣り師としての生き様を背中で教え、そして最後にこう言います。
(-_-) 『それが、三平君なんですよねぇ』
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あと、ゆりっぺっていうヒロイン役のおてんば娘も出てきます。
とっても愛らしい、無垢な女の子。
そんなこんなで、これはあれです。
『ガチンコストーリー重視の読ませる釣り漫画の金字塔』だよねぇと、おじさんは愚考しておりまーす。
◇登場人物の紹介
①主人公|三平三平(みひら・さんぺい)くん
主人公の三平三平って、こんなお子さんでして、釣りしたことない人でもきっと見た事くらいはあるはず。
(出典引用;釣りキチ三平、海釣りselection 7, ブルーマリン編、p 111 )
- 11歳(話によっては15歳くらいの時もあるそうじゃ。)
- 生まれついての釣りの天才
- 『The 感性の釣り師!』って感じ
- 麦わら帽子が似合う釣り師選手権があれば、きっと彼が世界一
- おじいちゃんは、天才和竿師
- 最初は渓流釣り⇒後に、世界中の海へと進出
- 心の師匠は鮎川魚紳
- ユリっぺとの仲は、よくわからん
- 天性のコミュ力の持ち主
- 魚紳さん曰く、『それが三平君なんですねぇ』との事
②三平一平(みひら・いっぺい)さん
続きまして、おじいちゃんの『三平一平(みひら・いっぺい)』さんは、こんな感じでーす。
(出典引用;釣りキチ三平、海釣りselection 6, サーモンダービー編III, p 296)
- 年齢は、解りませんでした!(グーグル先生も知らないってさ)
- 三平君のおじいちゃんで、二人で山奥で暮らしてます。
- 渓流竿とかの職人さんで、スーパーおじいちゃんって感じの人
- 渓流釣りも、もちろん一流
- ほのぼの系で、あんまり怒らない
- おにぎりとか、囲炉裏の鍋物とか作らせたら、きっとお上手そうじゃ
③鮎川魚紳(あゆかわ・ぎょしん)さん
続きまして、孤高の釣り師『鮎川魚紳(あゆかわ・ぎょしん)』大先生は、こんなにかっこいいぞ!
↓
(出典引用:釣りキチ三平、海釣りselection 1, イシダイ釣り編、p 12)
- ヤフー知恵袋先生曰く、『昭和48年時点で28歳かも』だってさ(⇒ソースはこれ)。
- グラサンがとってもお似合いです
- なぜいっつもグラサンかけてるの?問題については、とても悲しい、そんなお話がございますが、その全てを記すにはこの余白はあまりに狭い
- 三平君のお兄さん的存在
- 釣り、めっちゃ上手い
- 日本全国釣り行脚、やってました
- 三平君の大ファンなんだと、そう思うね。
- 三平君とは、両思いだね。
- 『それが三平君なんですよねぇ・・・』的なセリフをよく呟く、クールガイ
- 『The 釣り師』ですなぁ。
④高山ユリ(たかやま・ゆり)さん
まだまだ登場人物は多いんですが、最後に一人だけ。
本作のヒロイン役のユリっぺ事、『高山ユリ』さんをご紹介。
こんな人です!
↓
(出典引用;釣りキチ三平、海釣りselection 6, サーモンダービー編III, p 262)
- 三平くんの二歳年上の女の子
- 幼なじみ
- 『ユリっぺ⇔さんちゃん』と呼び合う仲だけど、別に付き合ったりはしてない
- 美味しそうにご飯を食べます
- 髪、長い
- よく、喧嘩する
- いっつも、元気
- 釣りは、へたっぴ
よく三平くんの背中をはたいて力強く突っ込む事で世界的に有名な、本作品のヒロイン的存在でございまーす。
◇この漫画の見どころ
ようするに、釣りキチ三平とは、アレなんです。
『三平くん、周りの人間全て巻き込んで、世界をとっても楽しく釣る!』って感じのお話でございます。
とにかくストーリー重視の漫画でして、釣りっていう世界観をよくぞここまで人間ドラマ的に広げきったよなぁと、そんな感動が味わえます。
劇画調の絵もこれまた良くて、釣り師な俺たちの心臓を素手で握りつぶしてくるような、そんな感じ。
それは例えばこんな感じで、ほらね?
↓
(出典引用;釣りキチ三平、海釣りselection 9, ブルーマリン編 III, p 86)
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開高健の『オーパ』と並んで、釣り師の本棚に一冊は置いておくべき名作でございましょう。
それは例えばあなたが久しぶりの休日に釣りに行って、アタリもなくつんつるてんの丸ボウズで終わったそんな日の夜に、焼酎でも飲みながらパラパラとめくるべき至高の一冊となるんじゃないでしょうか?
マジでマジで。
◇おまけ情報|アニメ化だって、もちろんされてまーす
Wikipedia先生によると、1980年~1982年にテレビアニメ版(全105話)が放映されてたそうな。
で、DVDでも販売されてますし、みんな大好きアマゾンプライムでも、時々見放題になったりしてます。
ちなみに私は、アマゾンプライムでお金を出して全話見ましたが、
(/・ω・)/ 『うーむ。日本昔話の風味が残ってて、昭和って感じでとっても良いですなぁ』
と思いました。
おしまい。
(雑な感想!)
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釣りバカ日誌
釣りの漫画にもいろいろなジャンルがありますが、これは唯一無二と言ってもいい『釣りをするおっさんの日常生活』が軸の漫画でございます。
◇あらすじ
無趣味人間のハマちゃんが、ひょんな事から釣りという沼に落ち、這い上がることができなくなるけど、それでも私は元気です!っていう、そんなストーリーです。
おしまい。
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( ゚Д゚) 『意味が解らん!ふざけんな!』
という声が聞こえてきた気がするので解説すると、私この漫画は1~5巻くらいで挫折して、途中で読むの辞めたんですな。
そのため、細かいあらすじを語る資格がございません。
で、なぜ途中で読むのをやめたかというと、これは『釣り漫画』ではなくて、『サラリーマン漫画』だと、おいドンはそう判断したわけです。
- 主人公のハマちゃんは、無趣味だったけど、釣りにハマった・・・
- ハマちゃんの勤める会社の社長の鈴木さんも、無趣味だったけど、釣りにハマった・・・
- 二人はひょんな事から、釣り友として深い友情を育み始めた・・・
- 釣りキチ二人の間には、いろんな人間が現れた・・・
これだけの世界観をバーンと準備して、あとはキャラクターが思いのままに動いて、『The 日常系』のストーリーが続いていきます。
で、そのストーリーはいつ終わるとも見えない『半ば永遠の日常生活』でございまして、そのそばにはいつも、魚釣りがあった・・・
こんな感じのイメージでOKかなぁと思うんですが、なんせ私途中で読むの辞めましたので、あまり多くは語らんでおきます。
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- 釣りの勉強になる漫画が読みたい人
- 釣りの面白さを知りたい人
- とりあえず釣りってどんなものか知りたい人
こんな感じの人にとっては期待外れに終わるかもしれないかな?ってのが正直な感想でございます。
あくまでこの漫画は『釣り人ハマちゃんの日常』ってのが面白さの中心であり、好みが別れるかもなぁと、そんな風に愚考しております!
日本中にファンも多くて、実写版の映画も毎年放映されてる名作ではあるのですが、まぁ、私には合わなかったという、そんな感じ!
◇登場人物の紹介
①主人公|浜崎伝助(はまさき・でんすけ)
主人公の『浜崎伝助(はまさき・でんすけ)』、人呼んで、『ハマちゃん』は、こんな人。
↓
(出典引用:釣りバカ日誌、第四巻, p 194)
元々は完全無趣味なダメサラリーマンだったわけですが、魚釣りという魔界の洗礼を受け、この悪魔の宗教に命を捧げる事になった、そんな人。
奥様大好き星人であったのハマちゃんは、なぜか奥さんの出産立ち会いをすっぽかして、病院近くのきっちゃない池で、鯉釣りにふける・・・
という、そんなエピソードで満載の、釣り武者兼サラリーマンでございます。
②奥様|浜崎美智子(はまさき・みちこ)
で、そんなハマちゃんに愛される、ちょっと大変な役どころの奥様が、『浜崎 美知子(はまさき みちこ)』、人呼んで、『みちこたん』はこんな人。
↓
(出典引用;釣りバカ日誌、第七巻、p 26)
超のんびり屋でマイペースのハマちゃんを支える、とっても出来の良い奥様。
料理とかとってもお上手でして、釣りの時はお弁当を作ってくれます。
ハマちゃんを放任しつつ、リードしつつ、しっかりと家庭を守っております。
母ちゃんは、偉いし強いぞ!っていう、そんなお人柄でーす。
③社長|鈴木 一之助(すずき いちのすけ)
右の白髪にスーツなおじいさまが、鈴木さんね。
(出典引用;釣りバカ日誌、第三巻の表紙)
ハマちゃんが勤務しちる鈴木建設の社長さんでして、人呼んで『スーさん』。
仕事人間であった鬼社長スーさんは、ひょんな事からハマちゃんと出会い、そして釣りという暗黒魔境へと転げ落ちていく・・・
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あとは、ハマちゃんの上司の佐々木 さんとか、産業界の大巨人的人物とか出てくるけどそこは割愛。
『ハマちゃんと愉快な仲間たち』が登場人物って考えればそれでOKでーす。
◇この漫画の見どころ
何度も書いてますが、この漫画は『釣り人日常系漫画』って考えた方がしっくり来るかと思うんです。
もっというと、課長島耕作と同じジャンルの『サラリーマン漫画』でして、その味付けの一つに『魚釣り』っていう趣味の要素が絡んできます。
なので、
( ゚Д゚) 『あちゃ~ またハマちゃん、スーさんと釣りいっちゃったよ。そんな事してると、どうなっても知らんがなもし・・・』
みたいな感じで読んであげる、そんな作品です。
俯瞰的な視点で『The 釣り人サラリーマンの日常』を眺めてあげると、きっとこの世界観にドハマりするんじゃね?って思いまーす。
あくまで『サラリーマン漫画』って要素が楽しめる人向けって事ですな。
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異論は、もちろん認めます!
俺の本棚その③|おっさんが主人公な釣り漫画シリーズ
釣り人生活
ガチの漫画家さんで、これまたガチの釣りキチでもある『さとう輝』先生が、仕事の合間に釣りに逃げる様子を自伝的に語ったブログ的釣り漫画でございます。
ノンフィクション系の釣り漫画って考えれば、それでよろしいでーす。
◇あらすじ
『江戸前の旬』って漫画、ご存じですか?
私は漫画喫茶でパラパラめくった事があるくらいなんですが、こんな漫画です。
↓
なんとなく知ってる人も多いと思うんでが、この『釣り人生活』の作者さんは、この漫画を書いている人。
売れっ子漫画家さんでありまして、そして、ガチの釣りキチでもあります。
当然のように毎日忙しく、締め切りに追われる生活を送るさとう先生なんですが、釣りキチの宿命とでも言いましょうか。
原稿があがり、一段落つくと・・・
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(出典引用:釣り人生活、第一巻、p 4 )
こうなっちゃうわけでございます。
で、それはまるで何かに取り憑かれたかのように、海を一年中さまよいながら、旬の魚を追い求めるおっさんのロマン・・・
(/・ω・)/ 『嗚呼、釣り人とかいう なんともあれな 畜生道』
っていう、そんなストーリーの漫画でございます。
◇登場人物の紹介
①主人公|さとう輝(さとう・てるし)
(出典引用:釣り人生活、第一巻、p 74)
リアル漫画さんな本作品の主人公様。
『旬の魚をひたすらに追いかける』って感じの釣りのスタイルで、魚種も釣り方も問わずの『乱れうち派』でございます。
ついでに、佐藤先生は、釣った魚は自分で料理する派でもありやんす。
ほらね?
↓
(出典引用:釣り人生活、第二巻、p 118)
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で、他にもこの漫画には、主人公であるさとう先生のリアル釣り友さんや、娘さんが登場しますがそこは割愛。
基本的に、『さとう輝と愉快でおかしな仲間達』が登場人物って考えればそれでよろしいでーす。
◇この漫画の見どころ
先に結論を書いておくと、おいドンはこの漫画、かなり好き。
なんでかって言うとですねぇ。
この漫画には、一本のぶっとい幹みたいなコンセプトがある気があって、そこが凄く釣り師の魂を揺るがしてくれるわけなんです。
そのコンセプトっていうのが、『釣り師という人種の原罪と業(ごう)』でございまして、それは例えばこんな感じ。
↓
(/・ω・)/ 『ぬぉおおお、仕事明けで超眠たいけど、それでも俺は釣りに行きたい!』
(/・ω・)/ 『ぬぉおおお、8時間粘ってアタリすらないけど、ボウズは嫌だから場所移動じゃ!』
(/・ω・)/ 『ぬぉおおお、今日はお正月だけど、そんなの知らんよ、おれは釣りじゃ!』
(/・ω・)/ 『ぬぉおおお、この俺が釣ったイカ、世界一美味いんですが、なんでぞ?』
(/・ω・)/ 『ぬぉおおお、4時間ぶりのヒット!お前だけは絶対に、逃さんぞなもし!』
。
。
。
ね?
釣り人である我々にとっては、こんな感じの感情爆発って日常的なわけで、『釣り人あるある』の源流だと思うんです。
このような『抗えない釣り師の本能的な想い』が、ガチンコ釣りキチのさとう先生目線で語られる、そんな日記的絵巻がこの漫画。
(/・ω・)/ 『ぬわっはっは、釣り人なんて、売れてる漫画家さんでも、俺みたいな自営業のおっさんでも、しょせんは同じで一種の病人なんだねぇ』
ってニヤニヤにながら頭空っぽにして楽しめるのが、この漫画の特徴なので、そこんとこヨロシク。
ちょい釣りダンディー
孤独を愛するおっさんに、すったもんだがありまして、仕事帰りに釣りをするっていう、そんな漫画でございます。
◇あらすじ
天王寺建設事務所に勤める『壇課長』は、とっても仕事ができる、そんな人。
なんだかヒゲとか生やしてて、見方によってはある意味ダンディー。
いつも荷物が大きくて、ポスターケース的な筒状の物体を肩にかけてる、そんなおっさん。
なぜか?
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。
。
そうです。
壇課長は、釣り人だったのです!
っていう、そんなお話だと考えればOKでーす。
◇登場人物の紹介
①主人公|壇さん(下の名前は分かりませんでした!)
(出典引用:ちょい釣りダンディー、p 56)
建築事務所に勤務する、仕事ができるサラリーマン、それが壇課長でございます。
- これって、男前なのかなぁ?
- これって、ダンディなのかなぁ?
- これって、エリートなのかなぁ?
なんていう突っ込みどころが満載の、そんな個性のおっさんです。
すっげぇ独り言が多いのは、きっとあなたの気のせいです!
あとは、壇課長の事を憎からず思っている女社長とか、行きつけの赤ちょうちんの美人でボインの女将さんとか出てきます。
おっさん釣り漫画あるあるな、そんなラインナップですねぇ。
うむ。
◇この漫画の見どころ
まず始めに書いとくと、この漫画は好みが別れるというか、玄人好みの作品だと思うんすね。
『釣りのお話であれば、とりあえず読んどきたい!』っていう人にとっては、とっても新しい世界観が満喫できます。
主人公の壇課長は、仕事帰りの軽めの釣りの事を『ちょい釣り』って表現していているんですね。
で、この釣りスタイルって、なんだかとっても哀愁が漂ってまして、演歌と赤ちょうちん的が似合うようなイメージの世界観です。
こんなシーンがとってもしっくりくる、そんなイメージの漫画。
↓
でも、釣りのハウツーものとしては情報が薄くて、なんだかなぁという感じです。
他にも、続きが気になるか?って言われても、一話完結ものなので、そんなに気にならないし・・・
。
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ってなわけで、
( ゚Д゚) 『普通の釣り漫画にはもう飽きたぜ!』
っていう超絶チャレンジングな人の新たな冒険として、これまでにない釣り漫画の世界観を楽しむための一冊かと思います!
超個性的で読者を選ぶ、ちょいとマニアックでアレコレとぶっ飛んだ釣り漫画って考えればよろしいかと思いまーす。
番外編その①|とりあえず古本屋に行って一冊だけ買ってみたよーっていうシリーズ
で、ここまで釣り漫画の記事を書いてみて、おじさんはこう考えるに至ったわけね。
(/・ω・)/ 『釣り漫画って、ここ数年くらいでワラワラと新作が出てるし、隠れた名作だって、探せばいくらでもありそうじゃん?それについては紹介しないで良いのかね、ワトソン君?』
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でもですねぇ、旦那さま。
釣り漫画って膨大にありまして、全部読んでたら終わりが見えずに心が折れて、あたいの脳がワヤクチャです。
そんなわけで一考しまして、とりあえず・・・
↓
鹿児島で一番でっかい古本屋に行ったり、ネットオフやらブックオフオンライン(古本屋さんのWEB版でーす)やらで調べまくって、釣り関係の漫画を、基本的に第一巻だけを買い漁ってみるっていう一人プロジェクトを現在水面下で進行中なり。
貧乏自営業マンな俺には予算がないので、基本的には第一巻だけでーすw
で、現在少しずつ読み進めておりまして、『(/・ω・)/ 続きを読みたいかなぁ?どうかなぁ?』っていう視点でレビューしてみたらこうなりましたー
そんな感じで、はいどーぞ!
釣りに行こうぜ! (2000年)
◇ざっくりあらすじ
モンスターゲッターっていう通り名の伝説の釣り師がおりまして、知る人ぞ知る、そんな天才さんは、ある時は少年釣り師と大物ハンティングをしたり、またある時は、謎の美少女な女子高生天才釣り師と野池で熱帯魚的なアレをつり上げたりして、それはそれは平和に暮らしましたとさ。
。
。
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めでたし。
めでたし。
◇主人公さんはこんな人
立浪飛浪(たつなみ・ひろ)っていうお兄ちゃんが主人公。
この人は、ちっともお客が来ない釣具屋の雇われ店員さんです。
で、仕事は全くやる気がないけど、ガチの釣りキチさんでーす。
隠れた才能が時々開花して、周りの人もこれビックリ!っていう、そんな展開が多いでーす。
◇俺の感想
グイグイと引きづり込まれるスピーディーな展開でして、読み物として大変に美味でございます。
しかも、釣り師の心をギュッと掴んで離さない、強烈なパンチラインも時々出てきまして、それは例えばこんな感じね。
- 『釣りにいくにゃぁ、これっぽっち。これっぽっちのワクワクがありゃあ充分すぎんだろうが!!』
- 『魚である以上、必ず釣れるさ・・・!?』
ね?
これだけ聞くと、かなり硬派で、読み応え充分の漫画かなぁって思うでしょ?
ですが・・・
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第一巻の半分くらいから、なぞの美少女女子高生な天才釣り師が登場!
しかもこの女子高生が『ぼくっ娘』でして・・・
そんな感じの『それはあり得ないっしょ?』的な展開に、ちょっとげんなりしちゃいましたねぇ。
個人的には、ちょっとトホホな感じがして、大変悔しい思いをしたわけでございます。
一巻の前半がくっそ面白かったわけで、この勢いでずっと続いて欲しかったなぁと、そんな思いでいっぱいでーす。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
この漫画、全3巻みたいなんですが、どうも『ぼくっ娘』が出てきた時点で、個人的に続きはないかなぁと思いまーす。
そんなわけで、10点満点の4点!
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釣り漫画に謎の恋愛嗜好成分が混入しても気にならない人にとっては、きっとオモロイ指数は9点くらいまでは行くかと思うんですが、そこはオイラの趣味という事でご勘弁下さいませー。
釣りに行こうよ(第2巻、1997)
(俺注:一巻がどこの古本屋でも売り切れでして、二巻だけ買ってレビューするという狂気の沙汰でーす。すんまそん!)
◇ざっくりあらすじ
バス釣りにずっぽしハマり中の主人公、『立浪 飛浪(たつなみ・ひろ)』は、チームビックマウスの一員。
で、同じチームのメンバーである『神流(かんな)』ちゃんにぞっこん惚れとります。
ちなみにかんなちゃんは、ボインで美人で天真爛漫な、そんな紅一点の釣りガールね。
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ででん♪
ここで登場天才釣り師な『鉄馬(てつま)』君。
主人公のヒロ君にあれこれ釣り指南したり、時には釣りバトルを仕掛けてすったもんだしたり、それでもお互いに認め合ったりして仲良く喧嘩しながらバス釣り受けの青春を過ごします。
- ところで、かんなちゃんを巡る恋のバトルはあるのかなぁ?
- きっとある気がするなぁ。
- 釣りバトルで決着つけたりするのかなぁ。。。
みたいなノリの、超王道少年漫画的な世界観が懐かしい釣りバトル系青春グラフィティーでーす。
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うーん。
ボーイミーツガール♪
続きを読みたい度指数(10点満点)
2巻から読み始めといてレビューってのも変な話ですが、そこはご勘弁頂くとして・・・
まず先に説明しておくと、上で紹介した『釣りに行こうぜ』の前作にあたるのがこの漫画です。
本作でバス釣りデビューしたヒロ君の未来の姿が、釣りに行こうぜの『モンスターゲッター 立浪飛浪(たつなみ・ひろ)』っていうわけですな。
そんな世界観ですので、『へえー。あの天才釣り師立浪飛浪も、ガキの頃は子バスすら釣れなかったんだねぇ』って感じで楽しめましたねぇ。
で・も・ね!
1996年前後にバス釣りに青春を捧げた人にとっては超懐かしい作品だと思うんですが、どうも私、『釣りガールが出没するバトル系釣り漫画』ってやつに耐性がないみたいなんです。
『ボーイミーツガールな釣り』っていうあり得ない環境設定に上手く感情移入する事が出来ず、途中でそっと閉じてしまいました。。。orz
そんなわけで、上で紹介した『釣りにいこうぜ!』と同じ評価でございまして、続きを買うことはないかなぁって意味で、俺的には10点満点の4点くらいと辛口評価でございます。
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それでも、なお!
これは少年マガジンに掲載されてた漫画でして、『The 少年漫画の王道』っていう路線なわけで、1996年前後に小~中学生の熱いバス釣り青春時代を過ごした人にとっては、きっと懐かしさ満点の名作だと思いまーす♪
SLOW LOOP(2019)
◇ざっくりあらすじ
なんとびっくり、こはるちゃんのパパと、ひよりちゃんのママは、なんの因果か再婚カップルとなりまして、そうなると二人は必然的に姉妹になるわけで、すったもんだもありますけれど、同じ屋根の下でヌクヌクスヤスヤと、とっても仲良く暮らします。
フライフィッシングとかしながら・・・
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めでたし。
めでたし。
◇主人公さんはこんな人
これは二人の物語なのね。
で、どういう二人かというと、
『ひよりちゃん』は、孤独を愛するフライフィッシング愛好家で、なんとびっくり女子高生。
日本中を探しても、これに該当する女子高生って多くて6人くらいしかいない気がしますが、そんな突っ込みはノー問題。
で、『こはるちゃん』はこれまた女子高生ですが、すっげぇどんくさいけど天真爛漫な、そんな感じっす。
天真爛漫なこはるちゃん v.s. あまりしゃべらないひよりちゃん
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二人の距離感は、フライフィッシングを通してギュッと縮まっていくわけです。
◇俺の感想
偶然出会った二人の女子高生が、両親の再婚のおかげで姉妹になる!
っていう大前提に全俺が突っ込みを入れたわけで、なかなかこの漫画の世界に入っていくことができませんでしたが、これはきっと私の年齢のせいでしょう。
つまり、あれなんです。
おいドンは釣りの漫画が読みたいわけでして、釣りを通して心が通じ合う女子高生なお二人の関係には、ちょいと興味が沸きませんでした。
ですが、念のため申し上げますと・・・
萌え系の漫画が好きな人にとっては、釣りとか関係なく可愛い女の子が出てきますので、きっと続きを読みたくなると思いまーす。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
釣り師の心をくすぐるタイプのガチンコ釣り漫画ではないので、おいらの趣味には合わなくて、そんなこんなで10点満点の4点!
でも、二人の女の子のちょいとキュンキュンする物語ってのに違和感を感じない人にとっては、10点満点の9点なのかもしれませんぞ!っていう、そんな感じでーす。
三友商事 釣り部御一行(1989)
◇ざっくりあらすじ
『釣りと料理が同時に楽しめるコミック』がコンセプトの、そんな漫画。
舞台となる三友商事には、釣りキチの部長さんと、その他3名がおりまして、少ない人数ながらも釣り部を発足致します。
で、メンバーの内訳はと言いますと・・・
- 部長さん:釣りマニア
- 係長さん:釣りはしないけど料理好き。マイ包丁とか持ってる。
- 洋子ちゃん:ヒロイン役の女性で、課のアイドル的存在
- 佐藤君:仕事できない星人。洋子ちゃん狙いで釣り部に入部
佐藤君は部長に仕事で怒鳴られつつ、課長に釣りの現場でちょいといじられつつ、洋子ちゃんに『タハハ・・・』と鼻で笑われつつある毎日を過ごしまますが、それでも4人の時間は、それはもうビックリするくらい平和に流れます。
- イカを釣ってお刺身にしたり、
- マダコを釣ってヌルヌルしたり、
- 会社の上司の奥さんとフグ刺しを食べたり、
- カワハギを船で釣ったりしながら・・・
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わき、あいあい。
◇主人公さんはこんな人
いちおう、登場人物4人に中では『佐藤君』っていう一番若手のサラリーマンさんが目立ってまして、この人が主人公で、洋子ちゃんとの仲はどうなるのかなぁ?みたいなストーリー展開から始まるのですが・・・
俯瞰的な漫画というか、あくまで4人の世界を神の視点で眺める感じの漫画でして、こいつが主人公!!!っていうのはない感じっす。
◇俺の感想
世界観の設定も、ストーリー展開も、どことなく既視感があるよなぁって想って読んでいたんですが、これってあれです。
サラリーマン系料理漫画で『クッキングパパ』ってあるじゃないですか?
あれの釣り漫画バージョンってイメージがぴったりかなぁとおじさんは想ったね。
1話完結もので、釣れた魚の料理レシピとかも漫画で解説されてて、釣り方のハウツー記事もたんまりと有り。
そんあな漫画ってお考え下さい。
いい意味でも悪い意味でも、『The 王道の釣り漫画』って感じで、コンビニとかの500円漫画に掲載されてそうな、そんな世界観でございます。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
これはですねぇ、釣り漫画に何を求めるかなんですが、どうも私にとっては合いませんでした。
というのも、ストーリー展開がちっとも気にならないというか、この4人の釣り部がこの先どうなっていくのかな?って部分はちっとも気にならないわけです。
つまりはこの漫画、ストーリーで読ませる釣りっていうよりは、『釣れた魚のおいしい料理方法』をあれこれと勉強して楽しむための漫画なんじゃないかと、そういう風におじさんは愚考します。
そんなわけで、例えば散髪屋さんとかに置いてあったら、『お!釣り漫画あるじゃん?』って感じで手にして、フムフムと楽しんで読むかもしれないんですが、あえて続きを読みたいってのはないかなぁと、、、、
そんなわけで、個人的にはちょっとズレを感じちゃまして、10点満点中の3点!
でも、クッキングパパが好きな人とか、『釣り=料理の楽しみ』って人には、きっと10点満点中の7点はあるかもね!って感じでーす。
釣りキチ一直線(1984)
◇ざっくりあらすじ
ここは近所の某河川。
何やら多くのガキどもが集まっておりまして、よーく見ると、それはどうも小学生の釣りサークルのメンバーみたいですな。
わいわいガヤガヤと、ノブナ釣りなんぞに興じておりまして、なんだかとっても楽しそう。
で、紅一点のヒロイン役は『むっちゃん』さんでして、釣りがとってもお上手な極上の美少女でございます。
むっちゃんにひっそりと想いを寄せるは、、野球大好きだけど釣りはしない『釣太郎くん』でして、ガチの釣りキチの家系なのですが、釣りより野球が好きっていう元気120%な若人でございます。
最初こそ、2人はすったもんだがありますが、そのうち心を通じ合い、ふたりの釣りと淡い恋の行方は・・・
~時は流れて~
とかいってたら、急にむっちゃん高校卒業&どこかの出版社に就職しまして、超太郎くんとの恋バナは問答無用でぶった切り。
それでも元気なむっちゃんは、会社勤めの傍らで、あらゆる人を釣りの世界に巻き込んでいく、そんな冒険活劇でございます。
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めでたし。
めでたし
◇主人公さんはこんな人
『むっちゃん』っていう眉毛の太い女の子が主人公になるのかな?
第一巻の最初の数話では、むっちゃんはまだ小学生ですが、釣りサークルのマドンナ的存在として、男軍団の仲で普段はおしとやかに、そして時に厳しく釣り小僧どもと日々を過ごしております。
で、第一巻の途中から、急に高校を卒業して就職しておりまして、それでもやっぱりむっちゃんは釣りが好き!!!っていう元気いっぱいの素敵なレディーに成長しておりました。
これって元祖釣りガールなのかも?って想いますが、どうなんやろ???
あとはあれです。
むっちゃんに思いを寄せる『釣太郎くん』っていう野球少年がおりまして、最初のうちは、この男の子が主人公なのかな?って感じなのですが、途中で出てこなくなりました。
釣太郎くんの未来はどっちだ?!
◇俺の感想
この漫画はですねー。
良いです!
好きです!!!
なんていうかこう、『楳図 かずお』の世界観に近いというかなんというか、そんな感じの『パンクな漫画』だなぁとおじさんは想ったね。
大分古い漫画ですので、絵柄は決して今の漫画みたいに可愛くもないし、洗練されてもないわけ。
で、キャラクターの繰り出すセリフも、『え?小学生がそんな言葉遣い、しますかねw』っていうくらい不自然だったりします。
でも、むっちゃんっていう女の子と、第二の主人公である釣太郎くんの強烈な個性がですね、グイグイとストーリーを引っ張ってくれてまして、それはもう『むっちゃん、世界を釣る!!!』っていう、そんなところが俺は好き。
出てくる魚も、渓流もあれば、ノブナもあり、はたまたクエも出てきたかと想ったその矢先に、おい!!!今度はシマアジかよ!っていう怒濤のラッシュに胸が踊ってクタクタになりましたよw
釣り漫画にモエや美少女なんかいらないぜ!!!っていう、そんなハードコアパンクが奏でる恋の唄、それがこの漫画の真骨頂でーす。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
あにはからんや、この漫画。
一歩間違えば歴史に残って博物館に展示されるべき一作かもしれないと、おじさんは激アツに感動しておりまして、続きがめっちゃ気になるわけで、そんなこんなで10点満点中の53万点です。
いえーい♪
ミスターフライ(1997)
◇ざっくりあらすじ
『渓かおる(たに・かおる)』っていうスーパーエリートなキャリア刑事さんがおりまして、実は生粋のフライフィッシングマニア。
で、いろんな事件に巻きこまれたりもするけれど、持ち前の推理力とか、フライフィッシングのキャストで犯人を追い込んだりして、それはもう突っ込みどころ満載であり得ない展開が怒濤のごとく押し寄せてくる、そんな異世界ファンタジー。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
これはねー。
私のキャスティングミスでした。
だってこれ、釣り漫画じゃなくて刑事もの漫画なんですもんw
で、なんとなくですが、絵とかストーリーとか世界観がドラマティックでして、浦沢直樹とか好きな人にはオモロイかもなぁと思います。
そんなわけで、釣り漫画じゃないので採点不能でーす。
キャンパス釣り日記(1987)
◇ざっくりあらすじ
はるか昔に流行ったであろう、テニスサークル恋の物語風な釣り漫画。
『一ノ瀬 真湖(いちのせ・まこ)』っていう女子高生が主人公&ヒロイン役でして、この娘さんが日本一の名竿師『一ノ瀬 一竿(いちのせ・いっかん)』の孫なわけね。
で、この娘さんが、努力もできる天才って感じで、どえらい頑張り屋さんでして、釣りに情熱かけとります。
で、釣り部キャプテンとなんだかすれ違いの、そんな日々。
おてんば娘な真湖ちゃんに、恋のライバル現れて、それでも真湖ちゃんへっちゃらさ!っていう、そんな感じのハートフルな乙女の恋愛模様をご覧あれ~。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
釣りのハウツー情報とか、マニアックな釣りの描写を期待すると・・・
この漫画はちょっと残念かもしれませんねぇって思いました。
っていうか、この漫画って釣りのシーンがほぼゼロでもストーリーが成立してまして、充分に読みものとしては面白くって、それはそれで良い感じなんです。
ですがこれ、『釣りじゃ無くてもいいんじゃね?』っていう時点で、『(/・ω・)/ これは俺が求める釣り漫画じゃなーい!』ってのが正直な感想でして、10点満点の4点でございます。
でもあれです。
この漫画ってなんだかとってもノスタルジックでして、ちょっとしたお色気シーンもありまして、なんだかおっさん心をくすぐってくれます。
解りやすく表現するとですね。
ちょいと古いラーメン屋さんので平日の昼間にビールでも飲みつつラーメンすすりながら、周りの冷たい目線をガン無視して読みたくなる、そんな世界観をそこはかとなく醸しておるといえばイメージしやすいのではないでしょうか?
ってなわけで、釣り漫画から懐かしさを感じ取りたい系紳士にとっては、10点満点で7点くらいあるかもしれません!
釣り屋ナガレ(2009)
◇ざっくりあらすじ
むかしむかし。
天真爛漫&純粋無垢な旅人釣り師の『流 氷馬(ながれ・ひょうま)』っていう少年がおりました。
彼は日本中を釣り歩きながら旅しておりましたところ、偶然ばったりお金持ちのお嬢様『豪徳寺 槙江(ごうとくじ・まきえ)』っていうロン毛の美少女と防波堤で出会いまして、なんだかとっても意気投合。
で、二人は純白&潔白な釣りの師弟関係となりまして、それはもう、毎日エキサイティングに暮らしましたとさ。
めでたし。
めでたし。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
この漫画って、登場人物の目がでかい!っていうのが一番ネックかもw
好みは別れるかなぁと、そんな風におじちゃん心配しております。
で肝心のストーリーですが、ヒロイン役の『まきえちゃん』が『ながれ師匠』にあれこれと教えてもらって、少しずつ釣りがうまくなって、この世界の沼におぼれて・・・
っていう感じなので『The 釣り漫画の王道』なので安心して読めます。
ただ、なんだろうこの違和感・・・
こう、『釣りの事を何にも知らない超入門者』にとっては、釣りの道具や仕掛け、釣り方の事が俯瞰できるっていう意味で、勉強になるのかもしれないんですが、私にとっては既知の事実も多くって、ちょいと残念でございました。
そんなわけで、続きを読むことはなさそうなので、俺的には10点満点の4点くらいかなぁと。。。orz
ただーし!
例えば、『( ゚Д゚) 釣りなんか全くしたことないよー』っていう人には、ざっくりと色んな釣りの基礎情報が入手できるので、良い教科書になるかもしれなくて、そんな感じに人とっては10点万点の6点くらいはあるかもな、そんな感じでーす。
釣り師青海(2017)
◇ざっくりあらすじ
『青海(せいかい)』さんっていうガチンコ釣り師様がおりまして、この人の本職がなんとお坊さん!
で、『仏の道より釣りの道 どちらも尊き修行の道なり』なんてことをほざきながら、ある時はおかっぱりで、ある時は船から、あれこれと魚を釣りまくります。
時にはお師匠さんである寺の住職さんに呆れられたり、時には幼馴染で片思い中の『ナミちゃん』に露骨な嫌悪感を露わにされたりしますけど、青海さんは今日も今日とて海に行く・・・
そんな煩悩にまみれた生臭ボウズの明日はどっちだ?!
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
これ、どこかで見た絵だよなぁって思って調べてみたら、この漫画『釣り人生活』の作者さんであるさとう輝先生の別作品でございました。
どおりでオモロイわけだと納得した、そんな次第でございます。
一話完結ものでどこからでも読めるし、釣りのハウツー情報本としても、ガチンコ釣り師も納得の情報が多くてワクワクしますねー。
例えば・・・
『ベイトまみれの海でシーバス狙ってて、まったくアタリもないから、『こりゃシーバスじゃなくてイカが入ってるんじゃね?』っていう話になって、エギなげたらでっかいアオリイカが釣れましたとさ。めでたし。めでたし。』
なんていうお話があるんですが、これなんかは…
(/・ω・)/ 『こりゃ作者はガチの釣り師だねぇ。わかるでぇえええ!』っておじさん嬉しくなっちゃいました。
そんなわけで、釣り師ならみんな共感しちゃう素敵な釣り師の物語につける点数は、10点満点の8点くらいでございまして、俺、この漫画好き!
釣りとごはんと恋は凪(2018)
◇ざっくりあらすじ
主人公は『カバちゃん(樺山さん)』っていうおっとり系の女子でして、上の写真の女の子ね。
で、その彼氏が『隆くん』といいまして、釣り好き系男子でございます。
健気だけと負けず嫌いなカバちゃんは、彼氏を見返すために一人でキス釣りの乗合船に挑むという暴挙にでます。
で、乗り合い船で偶然にも素敵に美人な釣りガールさんに出会いまして、『おめぇ、何にも解ってないでヤンスな?』みたいな展開になって、二人はガッツリ意気投合し、すったもんだもあったけど、最終的にはとっても仲良くなりまして…
そんなこんなでフワフワ系女子のカバちゃんは、すっかり釣り魔境の住人となり、時に彼氏さんと、はたまた時には釣りガールなお師匠さんと、みんなで幸せに暮らしましたとさ。
めでたし。
めでたし。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
『かわいい系のフワフワした女子が、一人で乗合船に特攻して釣りデビューする』っていう第一話の導入時点で、これはもうあり得ないのですが・・・
不思議とこれが気にならなくて、サクサクとストーリーに引き込まれてしまって、一気に読了しちゃって俺ビックリ。
主人公のカバちゃんってのが、なんともこうキャラがたっていまして、どんくさい愛されキャラのすったもんだにグイグイと引き込まれちゃいました。
ちなみに、釣り漫画というよりは、今っぽいポップな漫画です。
釣りのテクニックとか、めくるめく大物とのアグレッシブなファイトとかを期待すると、とても残念な感じになるかと思います。
とまぁそんな感じでして、釣り漫画としては正直ちょっと物足りないけど、”釣りガールの恋”をのぞき見している感覚になれるって意味で希有な漫画です。
大変面白く読めまして、古本屋で続き見かけたら買うだろうなって感じ。
ってなわけで。10点満点中の7点くらいでーす。
(/・ω・)/ 『釣り漫画に恋なんで不要だぜ!』
って考えてる俺でも楽しめたので、恋愛ものが好きな人にとっては、もっと高評価になるんじゃないかな?って思いまーす。
おひ釣りさま(2017)
◇ざっくりあらすじ
昔々、あるところに、『上条 セイラ』という若き女性がおりました。
この女性が、なんともまぁ、孤独を愛する系OLさん。
で、このセイラ姐さんですがガチンコ釣りキチ一家に生まれておりまして、母の願いもむなしく、小さなころからガチの釣りキチ。
しかも、一人で楽しむ孤独な釣りが大好きでございました。
ガチンコ釣り師のセイラ姐さん、あらゆる魚を片っ端から釣りまくるけど、釣りのスタイルが実にこう、マニアック。
ワームのずる引きでバスを釣ったり、バス釣りを投げ出してナマズのトップゲームに走ったり、そんな感じで日々は過ぎていく・・・
疾風怒濤な釣りガールの生き様を見ろ!って感じのお話でーす。
マジで。
マジで。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
(/・ω・)/ 『セイラ姐さん!シブいっす!!!』
って俺はもう、叫びたいねw
最初にパラパラとめくったときは、『(/・ω・)/ なんだかカクカクして動きが不自然な漫画だねぇ。。。』なんて思ってましたが、世界観的には俺の直球ど真ん中な感じ。
釣りのノウハウが正確に説明されてまして、ストーリーの展開に合わせて自然に解説されてます。
なるほどー!って思ったり、そうですよねーって考えたりしながら読めて、釣り師な俺の満足感は『とっても、ぐー♪』でございました。
ストーリーで読ませるタイプの漫画ではなくて、『釣りのハウツーもの』として、とっても完成度が高い漫画でございます。
俺がまだした事がない釣りの解説とか読んでると、『なるへそ!この魚の習性ってこんなだから、こういう仕掛けで釣るんだ!へぇー。』ってなります。
これって良い釣りの指南書ですなあって、俺は直に関心たね(偉そうw)。
そんなわけでこの漫画、全巻揃える候補の第一軍入りでございます。
続き読みたい指数は10点満点中の9.5点でーす!
0.5点のマイナスは、なんか絵がカクカクしてるからっていう理由なんだけど、これは趣味の問題って事でご勘弁をw
要するにあれっす。
(/・ω・)/ 『この漫画、いいぞぉおおお!』
って思いましたとさ。
。
。
。
で、思いたったら即日開放な俺ですもの。
早速2巻目を買ってきたっていう、そんな結論でございます。
めでたし。
めでたし。
釣りバカたち(双葉文庫 名作シリーズ)
◇俺注
どの古本屋さんに行っても、ネット通販サイトを漁っても、ちっとも一巻が売ってなくておじさん号泣。
で、三巻がようやく見つかったので早速買って、読んでみたよん♪
◇ざっくりあらすじ
一話完結物の漫画なので、あらすじってのが存在しないのがこの漫画。
各話で語られたるは、これ『釣り師の生き様と死に様』って感じでしょうか?
例えば、これはちょっとネタバレになるかもなのですが・・・
(/・ω・)/ 『釣りに狂った人間どもが、釣りに熱中するあまり、我を忘れて幸せの絶頂で死んじゃった。トホホ。。。』
みたいな、釣り師を旦那様に持つ奥様の怒りを逆なでするようなお話も、あったりなかったりします。
- 例えばそれは、死に別れた愛する奥さんの幻影を見続けていた渓流釣り師だったり・・・
- 伝説のモンスターイワナ『アカブチ』を追い求めた渓流おじいちゃんだったり・・・
このような釣り人の死は、残された人たちにとっては不幸な事故かもしれませんし、忘れたい過去ではあるでしょう。
でも、当の本人にとって、その生き方と死に方は決して不幸の一言で語られるべきではないんじゃね?みたいな、そんな感じのニヒリズム・・・
わかるかなぁ?
きっと、釣り師のみんなになら、この世界観、わかるよねぇ・・・
それはまるで、書くだけ書いたけど勇気がなくて本人に手渡す事もなく、そのうち時間は無常に過ぎて、だから書いた本人もその存在を忘れてしまっていたけれど、ひょんな事から実家の本棚で19年ぶりに発掘される運命に翻弄んされる、とっても古びたボロボロのラブレターの一行目のような、そんな感じのノスタルジィー。
わかるかなぁ?
わかんねぇですかねぇ?
なんか、すんません…orz
◇続きをよみたいぜ指数(10点満点)
(/・ω・)/ 『おいちゃん!』
(/・ω・)/ 『これうめぇ!!』
(/・ω・)/ 『おかわり!!!』
って思いましたw
まず、絵を見て一目瞭然だと思うんですが、『この釣りバカたち』という漫画は、超名作『釣りキチ三平』の作者である矢口 高雄の作品でなわけね。
はい。
あの『矢口 高雄』大先生でございますもの、ハズレである可能性は限りなく低いわけですが、なんていうかこう、読み始めるとページをめくる手が止まらんわけですw
(/・ω・)/ 『わしゃ、この漫画の登場人物全員が、羨ましいのだ!』
って世界の中心で大声で叫んで、思わず獣に変身してしいそうになりました。
マジで。
これはもうね、あれです。
詩集だと思うんです。
矢口高雄という魂の釣り師が、『人はなぜ、魚を釣るのか?』という問いに全力で答えた、そんな感じの鎮魂歌。
念のため説明しておくと、矢口作品の特徴といってもいいとは思うんですが、『The ストーリー重視』のスタイルです。
釣りのノウハウとか、細かい仕掛けの解説とかはほとんど出てきません。
そんなわけで、『釣りのハウツーもの』を求めている人にとっては、きっと期待外れに終わります。
でも、、、
ガチンコ釣り師なお前さんの本棚に、そしていつの日か、あなたががその燃えるような釣り師としての生き様を終わらせる日に、一緒に天国までもっていくべき魂の伴侶として、全巻揃えて雨の日の休日にでも、焼酎なんぞ傾けながら読むのが似合う大衆芸術の極致だよねぇって、おじさんは考えますな。
そんな感じでございますので、もちろん俺の点数は、10点満点の53万点です!
『なかなか古本で売っていないので、新刊でもいいからごっそり全巻大人買いする法案』が本日午後四時に、満場一致で可決されましたとさ。
めでたし。
めでたし。
海も川もないので女子校で釣りしてみた(2018)
◇ざっくりあらすじ
昔々あるところに、安倉さんがいました。
安倉さんは、上の表紙の写真でいうところの、ジャージ姿&釣り竿もった人です。
女子校の先生をやっておりまして、そんなこんなで安倉先生。
『釣りがしたい釣りがしたい、あーそれにしても、釣りがしたい』というわけで、釣り部の顧問をしているのですが…
なんとびっくり!
この学校の近くには、海もなければ川もなく、しかも釣り部の部員は一人しかいません。
困った安倉先生は、こう考えます。
( *´艸`) 『ねぇ、お姉さま。魚がいないなら、学校の中で女子高生を釣ればいいんじゃなくて?』
。
。
。
とまぁそんなわけで、あれやこれやと女子高っぽいドラマがあるわけでもなく、安倉先生は『女子高生釣り』という新ジャンルの構築に励むのです。
それは例えばこんな釣りね?
- 女の子が好きそうなオシャレワンピースを、校内随一のヤンキー大口さんの目前にキャストしたり・・・
- 唯一の釣り部部員『ちまちゃん』をロープで縛って、腐女子な漫画サークルの部室にキャストして口喧嘩を吹っ掛けたり・・・
- 合宿先で『ぼくっ娘』なライバル釣り部部員を餌に、修学旅行中の純粋無垢な女子高生を誘い出したり・・・
。
。
。
そんなこんなで、なだそうそう。
『( ゚Д゚) 釣り出来ねーのかよ!おぅ!』って憤慨至極だった安倉先生も、今ではすっかり女子高生釣りにハマって、落ち込んだりもしたけれど、私は元気です!
っていう、そんな感じのギャグマンガでーす。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
いやね。
最初この漫画をパラパラめくった時は、おじさん騙されちゃったって思ったんです。
(/・ω・)/ 『なんだよ!これ、ギャグマンガかよ!釣り漫画じゃないじゃん!』
って、最初はそういう感想だったんですが・・・
これがですな。
おじさんはこの漫画を一気読みしちゃいまして。自分でもびっくりしておりますw
何がオモロイって、安倉先生がガチの釣り師っていう設定でして、実に専門的なアプローチで女子高生を釣りあげていくシーンが俺に心地いいわけ。
どれくらい専門的か解る一例として、この漫画の脚注をちょっと抜粋してみましょうか?
こんなキーワードがポンポン出てきます!
- かけあがり
- おかっぱり
- 活性
- リアクションバイト
- フォール
- ベイト
- ノーシンカーリグ
大事な事なので強調しときますが、この漫画は『魚』じゃなくて『女子高生』を釣る漫画なんですね。
それなのに、漫画の中ではこのような釣りの専門用語が駆使されておりまして、釣り師な俺のハートを狙い撃ちしてくれました。
なんていうかこう、『釣りの専門用語を、こういう風に解釈するのかwww』っていう、解る人にだけわかればそれでいいんじゃね?的な作者の思想が、とっても孤高で楽しい漫画です。
要するにこれ、『釣り用語の拡大解釈』っていうアプローチで全く新しいファンタジー的世界観を創出していて、それがとっても新しくて、オモロイ!っておじさんマジ感動。
もちろん、続きが超気になる名作ですもの、俺的指数は、10点満点の9点をあげちゃおう!
ちなみに1点のマイナス要因は、『2018年10月から休載していて、2巻が発売される見込みがないから・・・』っていう実に残念な理由です。
。
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。
俺が好きな漫画って、このパターン多いんですよね。
ふーむ、悔しいぃいいいいい!
Mr.釣りどれん(1996)
◇ざっくりあらすじ
主人公たるは高校一年生の日和 湖一(ひわ・こういち)くん。
この度かれは、千葉県に引っ越しして来ました。
で、登校初日に女子高生と通学路ですったもんだなんていう『普通に生きていたら絶対にあり得ないトラブル』に見舞われます。
しかも、その女子高生が偶然にもクラスメイトに!!!なんていう『普通に生きていたら絶対に起こらない偶然』にも見舞われます。
はてさてそんな日和君は、転校先で部活を選ぶのですが、ところで彼はバスケが好きなわけね。
だから、『バスケ部』に入るつもりだったのですが、すったもんだがありまして、なんの因果か『バスゲ部』に入る事になりました。
ちなみにこの『バスゲ部』は『バスゲット部』の略でして、学校一の変わり者である『本栖 釣太くん』が部長を務める部活です。
。
。
。
- バスケ部じゃなくて、バスゲ部・・・
- バスケットボール部じゃなくて、バスゲット部・・・
- バスゲット、これすなわち、『ブラックバスをゲットする!』っていう、そんな意味・・・
ある日は釣具屋の裏で人生初のブラックバスをバラしたり、ある日はバスゲット部の部長にアレコレとバス釣りの指南を受けたりしながら、少しずつその腕を磨く日和君の釣り人生・・・
彼の明日はどっちだ?!
みたいなお話でーす。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
この漫画の連載がスタートした1996年といえば、バス釣りブームの黄金期なわけ。
で、この漫画は、そんな『ルアーフィッシングといえばブラックバスだろJK?』っていう時代のど真ん中に、月刊少年マガジンに連載された作品です。
全17巻のシリーズでして既に完結しておりまして、当時はかなり人気の漫画だったみたい。
で、おじさんは今回初めてこの漫画を読んだんですが、第一巻の導入部分が以下のような感じで、これはちょっと・・・
- 転校生が通学路でヒロイン的女の子とすったもんだがあって、、、
- その女子高生と偶然にもクラスメイトに!
- で、主人公の日和くんは、何かの間違いで学校一の変わり者が部長をしてる謎の釣りサークルに加入する事になって・・・
。
。
。
なんだかね。
『そりゃあり得ないべ?』っていう展開に、41歳なおじさんの私は、ついて行くの非常に難しくって。
なんていうかこう、不自然で使い古された導入部分にどうしても感情移入する事が出来ませんでした。。。orz
バス釣りそのものに飢えていた少年時代であれば、すぐにでも飛びついていたんでしょうが、いかんせんその時代は過ぎております。
今のおじさんにとっては、ノスタルジックな甘い記憶とともに、一巻を読み切る事なく途中で閉じてしまいました。
そんなこんなで、続きを買うこともないだろうなという、そんな感じ。
俺的続きを読みたい指数は、10点満点の3点といったところでございました。。。orz
。
。
。
でも、あれです。
ちょっとだけフォローしておくと、『ブラックバスが超絶憧れの魚であった中学生時代の俺』にとっては、この漫画はバイブルになり得た可能性があります。
だって、当時の俺にとっては、ブラックバスなんて3回釣りにいって1匹つれたら大満足!!!っていう幻に近いターゲットだったわけです。
そんな魚の物語が漫画で読めるなんて、それだけでもこの漫画を揃える理由になったはずなんです。
きっと主人公の日和くんの恵まれた釣り環境にヨダレを垂らしながら、繰り返しこの漫画を布団の中で読みふけっていたんじゃね?って思いますね。
ってなわけで、まとめますと・・・
私は41歳になって初めてこの漫画を呼んだわけで、そう意味からちょっとアレがコレで残念な感じでした。
ですが、1996年という時代に熱狂的なバス釣り中学生時代を過ごした皆様にとっては、きっと感動と懐かしさで涙ボロボロになるかと思いまして、そんな皆様にとっては10点満点の名作だと思いまーす。
うーむ。
それにしてもあれだ。
この手の少年漫画は、読み手の時代背景によって感想が変わる部分が大きいので、なかなか評価が難しいですなぁ・・・
釣りチチ渚(2009)
◇ざっくりあらすじ
この物語、語りべは高校一年生の『魚芽 芯太(うおのめ・しんた) 』くん(17歳)。
彼は結構なイケメンでして、イケメン17歳といえば恋と彼女なわけですが、年齢=彼女いない歴な、そんな寂しい高校生男子でございます。
なぜ彼に彼女がいないのか????
そうです。
彼は・・・
。
。
。
(/・ω・)/ 『むっつりスケベだったのです!』
ぶわっはっはw
。
。
。
で、そんなスケベぇな彼は、アレコレと普通の理由がありまして、江ノ島高校にお引っ越し致します。
そこで出会うは、なんかアレです。
ボインで美人な釣りガールであるところの、『深海 渚(しんかい・なぎさ)』さん。
人呼んで、『釣りチチ渚』嬢でありやして、なんとこの娘さんが、江ノ島高校の釣り部の部長さんをやっとります。
語りべのむっつり助平な魚芽くんがこのシチュエーションをほっとくわけがございません。
彼はいつの間にか、渚嬢のボインに釣られて釣り部に入部し、すったもんだがありまして・・・
渚嬢と同じくらい魅力的な釣りの世界にちょっとだけ興味も持ち始めたりもしたけれど、私は元気です!
っていう、そんな感じのハートフル青春グラフティーでーす。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
この漫画はですねぇ。
『あり得ない設定の釣りガールもの』っていう時点で、通常の私だと完読する事なくブックオフ行きなんですが・・・
サクッと読み終わっちゃいまして、俺この漫画、結構好き!
なんでかっていうと、『ボインで美人な釣りガール』っていう設定の釣りチチ渚嬢が、実はとってもクールなガチンコな女釣り師なんです。
で、渚姐さんの釣り師としての生き様が実にサバサバとしていて男らしく、そして心地いいわけ。
なんかもう、、、
(/・ω・)/ 『渚ねぇさん!シブいっす!』
って感じで釣り師な俺の心をぶっさしてくれました。
他にも、少なくとも私が読んだ一巻の中では、まーったく恋愛要素が出てこなかったのもいい感じです。
『釣り漫画に女は必要だけど、恋なんかはいらないんだぜ!』っていう作者の変なこだわりっぽいのがそこはかとなく感じられまして、おじさんは共感しましたねぇ。
。
。
。
他にも、この漫画には各話の終わりに『釣り部へよーこそ!』っていうミニコーナーがあります。
このコーナーでは、その話で出てきたお魚ちゃんの生態や釣り方の豆知識が語られてまして、釣りのハウツー記事として完成度がそこそこなんですな。
とまぁそんなわけで、漫画としてのストーリー性と、釣りのハウツー情報のバランスがとっても優れているわけでして、そんなところが稀有な雰囲気を朧げに醸し出しているよねぇっておじさんは感心しました。
そういう意味では、この漫画はタイトルと絵柄で思いっきり損しているんですよねー。
もっとガチンコ釣り師なみんなにも読んでもらいたい、そんな粋な釣り漫画でございまして、新刊を買う事はなくても、続きが気になって漫画喫茶で全巻読破したくなるそんな素晴らしい完成度であるがゆえにぃいいい!
俺的読み態度指数は10点満点の7.5点くらいあげちゃう!
。
。
。
ちなみにこの漫画、連載開始は2009年で既に完結しているんですが、世に出るのが10年早かったんじゃね?ってマジでおじさんは考えてます。
もしこの漫画が、この記事を書いている2020年に連載スタートしていたとしたら・・・もっと知名度を得ていたはずって確信しまーす!
カワセミさんの釣りご飯(2020)
◇ざっくりあらすじ
高校2年生な女子高生のカワセミさん。
東京のど真ん中から、とある田舎へお引っ越しして参りました。
とっても内気なカワセミさんは、新生活デビューに失敗してぼっちな女子高生生活を余儀なくされる・・・
。
。
。
と、思いきや!
女子高生ヤンキーなクラスメイトの魚取(うおとり)姉さんにある日突然連行さられて、ついた場所はとある渓流でございます。
なぜか???
。
。
。
そうです。
(/・ω・)/ 『魚取さんは、釣り人だったのです!』
で、シャイでぼっちな転校生のカワセミさんは、魚取さんの釣り指南を受けて釣りデビュー。
初めての魚釣りで見事ヤマメを釣ったり、抜群の料理センスで魚取さんのハートを鷲掴みにしたりします。
そして二人は、もう友達。
一人は釣り師で、もう一人は料理人という、相互補完的な最強のコンビ。
そんな二人のナチュラル田舎ライフ、これからどうなるどうなる????
っていう、なんだかちょっとだけ切ない感じの女子高生釣り漫画となっておりまーす♪
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
この漫画はですねー。
『釣り』と『料理』という有機的に連続したイベントを介して、2人の女子高生の距離感がちょっとずつ縮まっていくのですが、そこがなんだか切なくて、美しくって、そんな感じの2人に・・・
(/・ω・)/ 『うーむ。とっても良い関係性だ。応援する!』
っておじさんは思ったね。
まず、主人公のカワセミさんが『魚とか虫とか、生き物とか苦手だけど、料理が超上手い』ってキャラなのね。
で、カワセミさんの最初の友人となる魚取さんが『料理とか女性っぽい事には無頓着だけど、ガチンコ釣り師で自然とか超好き』っていう性格。
そんな二人は互いの苦手な部分を相補しあっているという意味で、とってもお似合いな二人なんです。
ちなみに、シャイで口下手なカワセミさんは、魚を捌くときだけはドエスでサディスティックなキャラに変貌します。
で、ヤンキーでブイブイいわせてる感じの魚取さんは、釣りの事となると面倒見のいい素敵なお姉さまキャラです。
そんな感じの『見た目とのギャップ』っていう特徴も、単調になりがちな釣り漫画という世界において良いスパイスとなっとりまして、時に切なく、時にギャグマンガチックなストーリーが展開されていくのがいい感じでサクサク読めました。
。
。
。
(/・ω・)/ 『この二人、これからも仲良く釣り師と料理師な関係を楽しんで欲しいなぁ。。。』
って素直に思わせてくれるそんな内容ですもの、続きが気になっちゃう気になっちゃうってなわけでして、続きを読みたい度は10点満点の8.2点くらいあげちゃう!
女子高生同士の友情ってのも、たまにはとってもいいもんだねぇって思いました。
新刊でたら光の速度でポチるぜ!
浜咲さんなら引いている(2017)
◇ざっくりあらすじ
舞台はアレです。
なんだかとってもお嬢様な女子校。
で、二人の女子が華麗に登場。
一人目は…
クラス一可憐で、可愛らしくて、そしてお姫様的ポジションの女子、その名を『浜咲さん』と申します。
まるでお人形さんのように可愛らしくって、艶々でサラサラのロングな黒髪が似合う浜咲さんは、いっつも剣道の竹刀を入れるケースを肩にぶら下げてます。
なんだか武人(?)っぽい、お姫様的ポジションの女子が浜咲さんってわけ。
で、そこに現れたるは二人目の女子。
浜咲さんの事が気になっちゃう気になっちゃうな、ちょっと百合っぽい女子。
茶髪のショートカットが良く似合う、とっても独り言の多くって可愛い女の子。
その名もアレです。
『富岡さん』と申します。
で、ちょっと百合っぽい富岡さんは、とっても可愛い浜咲さんの事が気になるあまり、ストーカーまがいの行為に至るわけ。
。
。
。
富岡さん、えっこらせ、どっこいせと帰宅途中の浜咲さんを追いかける。
浜咲さんは、そうとも知らずに歩を進め、とある場所へと可憐に到着。
その場はズバリ、『某河川の河口域』でございました。
そして浜咲さんは、いつも肩からぶら下げている竹刀ケースから、なぞの棒状の物体を取り出します。
なぞの棒状の物体、それ即ち・・・ 『釣り竿』なり。
そうです。
そうなんです。
。
。
。
(/・ω・)/ 『浜咲さんは、ガチンコ釣り師だったのです!』
で、、、
- ある日はウナギを!
- ある日はシーバスを!
- はたまたある日はハゼにタコ!!!
みたいなノリで釣り人ぶり発揮して、近場の魚を狩り尽くす浜咲さんと、それをひたすらストーカーする富岡さん。。。
二人の未来はどっちだ?
みたいなノリで展開される釣りガール風味なガールミートガール系ラノベ風萌え漫画がこれだ!
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
(/・ω・)/ 『おっさんである俺には、理解しがたい世界がそこにはあったぜ・・・』
ってのが正直な感想でして、『うーむ。アイタタ。』ともんどりうちながらも、なんとか読みこなしたってのが実情^^;
これね、もう、私の年齢と趣味の問題だけだと確信しているんですが、『少女が、少女にちょっと恋する』的なノリがちょいと生理的に受け付けないものでして…
続きを読む事もないだろうなぁと感じております。
そんなこんなで、俺的には10点満点の3点っていう辛口評価となっちまいます、ごめんなさい。。。orz
。
。
。
でも、なんかアレです。
可愛い系女子の萌え要素が好きな皆様におかれましては、直球ど真ん中な可能性があります。
例えば、そうですねぇ。
こちらの段落で紹介した『SLOW LOOP』が好きだぜ!っていう人には、きっと好みの絵柄、そして好みの愛らしい女子の物語が堪能できるはず。
ですので、そんな感じの皆様にとっては、きっと10点満点の8点くらいあるんじゃね?って予想するね、おじさんは。
言い換えるとこれ、『ラノベ風のとっても女の子な釣り漫画』って感じの世界観を受け入れられるか否かで、評価と好みが別れるような気がしまーす。
おかずがなければ魚を釣ればいいじゃない(2016)
◇ざっくりあらすじ
超インドア派であるところの森越ハム姉さん(=この漫画の作者さん)は、売れないイラストレーター。
のんびり屋な旦那様と仲睦まじく過ごしていたのですが、ある日、突然、こんな展開に。。。
旦那さん ( ゚Д゚) 『私、釣り始めますので、ついてきな?』
ハムさん (/・ω・)/ 『なぜに私も、一緒なのですかい?』
。
。
。
で、すったもんだがありまして…
魚釣りなんか全くしたことない2人が、なんの因果か釣りの世界の住人となります。
そんな2人はあら不思議、釣りの世界でドッタンバッタン♪
。
。
。
みたいな感じのドキュメンタリー&ノンフィクション的なブログ風の日常系漫画でーす。
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
悪くはないんですよ。この漫画。
素敵なご夫婦が魚釣りを仲良く楽しむ様子は、孤独な釣り師である俺にとっては羨ましくもあります。
とってもハートフルで、ニヤニヤしながら一気に読めました。
漫画の世界観としては、こちらの段落で紹介した『釣り人生活』とちょっとだけ近いものがあって、『釣り人あるある』な日常に共感する事もしばしばって感じで、そんなところも◎
。
。
。
だが、しかーし!
このご夫妻の釣りのスタイルは、『簡単なファミリーフィッシングで、釣って食う!』っていうライトなノリなんですな。
そのため、『ガチンコ釣り師の本気のマジな物語』が好みな私にとっては、ちょっとだけ物足りなくなってしまって・・・
そんな理由から、俺的には10点満点の3点!っていう辛口評価となってしまいました。
ファンのみなさま、ごめんなちゃい。。。orz
。
。
。
でも、念のためフォローしとくと、なんかアレです。
『( ゚Д゚) これから釣りを始めてもよろしくてよ?』っていう女性の皆様におかれましては、『釣りってちっとも難しくないんだぜ!』って事が理解できるので、そういう観点からは読んで損しないはずです。
ですので!
超初心者向けの釣り入門書としての価値は、10点満点の7点くらいはあげちゃっていいんだぜ♪
ネタ釣り姫(2001)
◇ざっくりあらすじ
失業中の漫画家ガールなお姉さん、その名は『橘 かおる(たちばな・かおる)』。
もうすぐ30歳になるんだそうな。
で、ある日突然、仕事の企画が舞い込んできます。
その企画とは・・・
( ゚Д゚) 『己の腕と力で寿司のネタになる魚を釣って、寿司にして、日本中の海と川を食らい尽くせ!』
っていう無茶で無謀な企画なり~
ちなみに、作者のかおる姉さんは、釣りどころか外に出るのもめんどくせぇって感じの、おっさん風味でいっぱいなインドア派の女性です。
。
。
。
で、数話完結スタイルで、かおる姐さんが魚を釣りつつ、ちょっとだけ魚釣りの世界に興味をもってはみたけれど、基本的には…
(/・ω・)/ 『なんだか、釣り、めんどくせぇなぁ。早くこの企画、終わんねぇかなぁ。。。』
っていうアンニュイなノリが実に正直で好感が持てる、そんな感じのノンフィクション的釣りガール珍道中でございます。
うーん、サバイバル!
◇続きを読みたいぜ指数(10点満点)
これ、おじさん的にはかなり好みっすw
まず、企画ものってのが釣り漫画的には珍しくって、オモロイ!
例えば第一話においては、船で真鯛を釣りにいくんだけど、『ボウズなら船代は自腹!連れたら編集部持ち!』っていうルールが言い渡されるわけね。
そりゃもう、かおる姐さん燃えます
船酔いに悶えながらも、本気出しますw
こんな感じのサバイバル感が各話でてんこ盛りでございまして、なんとかして一匹を吊り上げようとするかおる姉さんの『醜い本気度』が実に素晴らしいwww
昔のテレビ番組で電波少年ってあったじゃないですか?
あれのノリに近いものがあって、おっさん心をくすぐってくれました。
。
。
。
この手の釣りガール系ノンフィクション漫画って、普通はこんな感じのストーリーが多いじゃないですか?
↓
( ゚Д゚) 『最初は釣りなんてイヤー、おじさんくさい!って思っていたけれど、いつの間にこの世界の虜になった私。。。今では毎週のように釣りに出かけて友人には心配されたりもしているけれど、私は元気です♪』
こういう独白を聞くとですね、『(/・ω・)/ 嘘つけ!俺たち釣り師にこび売ってんじゃねーよ!!あほぉおお!!!』っておじさんは思うわけです。
だって俺、釣りガールなんて、我が生涯で0.8人くらいしか見たことないもん!
で・す・が!
この漫画には、こんな感じの『読者に媚びへつらう感じ』が全くなくて、実に好感が持てます!
絵柄もとってもワイルドで、『The 本当は絵が上手いけど、雑に書いてまして、すっげえ個性的!』な感じが俺的には◎でーす。
この感じ、何かに似てると思っていたんですが、アレです。
『西原理恵子』の漫画のノリに近いものがあって、主人公であり作者でもある『かおる姉さん』の強烈な個性に圧倒される、そんな感じの中毒性劇高な漫画でございました。
そんなこんなで私、この漫画はストレスなく、とっても楽しみながら一気に完読しちゃいましたね。
狙う魚の種類も、実に豊富でして、それは例えばこんな感じでワクワクものです。
↓
- 真鯛
- イワナ
- ヤマメ
- 鮎
- アナゴ
- マハゼ
- 太刀魚
- カツオ
- メジナ
- ヒラメ
- サヨリ
- メバル
- アジ
これだけの魚を釣った事がある釣り師って、そんなにいないと思うんですよ。
で、釣り経験なんて全くない漫画家さんがこれを釣り尽くすんだから、おじさんは一釣り師として、実にこう、羨ましいというかなんというか、『(/・ω・)/ むきぃいい!その席、今すぐ変わってくれ!』っていう気分になりました。
そんなこんなでこの漫画、俺的評価は10点満点の7点!
古本屋でみかけたら、続き買うと思いまーす!
結構、好き!
バーサス魚紳さん(2018)
◇ざっくりあらすじ
もうね、タイトルでネタバレみたいなものなんですが・・・
(/・ω・)/ 『伝説の釣り師、鮎川魚紳が帰ってきた!』
っていうお話でござます。
で、なんのこっちゃよく解らん!という不勉強な皆様のためにもう少し詳しく解説すると、釣りキチ三平っていうレジェンド釣り漫画があるじゃない?
(俺注:こちらの段落でもこってりと解説してまーす♪)
釣りキチ三平っていう漫画の主人公は三平君なんですが、その釣りのお師匠さん的存在、それが鮎川魚紳(あゆかわ・ぎょしん)さんなわけさ。
本作品は、そんな『魚紳兄さん』が主人公でして、いってしまえば『釣りキチ三平のスピンアウト作品』
肝心の物語はというと…
。
。
。
国際弁護士であるところと超絶エリートな魚紳さんは、超絶多忙な毎日を極めておりまして、釣りの世界から離れる事約3年・・・
世間様も魚紳伝説を忘れつつある、そんな感じの昨今でございます。
で、そんな時に、何の因果か魚紳さんは、釣り雑誌の新人編集部員『川嶋 大吾(かわしま・だいご)』から釣り勝負を吹っかけられます。
バトルの内容は『鮎の友釣り』でして、その勝負に魚紳さんが負けた場合は…
。
。
。
大吾くん ( ゚Д゚) 『バーサス魚紳さんっていう企画に参加して、日本中の、いや、世界中のプロの釣り師と魚釣り勝負するがよろし!ぶわっはっは♪』
っていう、なんとも、無謀で人の迷惑顧みない、そんな企画をかけた釣り勝負がここに爆誕!
ちなみにこの大吾君は、鮎の友釣りどころか、魚釣りすら全くの未経験でございまして、そりゃもうアレです。
オーデェンスな皆様 ( ゚Д゚) 『そんなもん、魚紳さんが勝つに決まってんじゃーん!ぶわっはっは!』
ってなもわけでして、実際に釣果は魚紳さんの圧勝でございました。
オーデェンスな皆様 ( ゚Д゚) 『あーあ、大吾君負けちゃった。バーサス魚紳さんっていう釣り企画も、これでお流れだねぇ。。。とほほ。』
ってその場にいた全員がため息をつきかけたその刹那!!!!
。
。
。
魚紳さん (-_-) 『一匹の、価値は???』
みたいな感じの禅問答的怒涛の展開がたった1ページで熱く語り尽くされまして、なんと勝者は大吾君に決定!
わーい♪
わーい♪
わーい♪
。
。
。
とまぁそんなこんなで、『バーサス魚紳さん』という神企画、これすなわち、僕らの魚紳兄さんが世界中のプロの釣り師と釣りバトルという、釣りの神様すらも嫉妬するような物語がスタートします。
- 戦え、魚紳さん!
- 負けるな、魚紳さん!!
- かっこいいぜ、魚紳さん!!!
- 三平君とのコラボはあるのかな?魚紳さん!!!!
- 彼女とかいるの?魚紳さん!!!!
みたいな感じの、まるで少年漫画と釣りキチ三平の世界観がごちゃ混ぜになっていい感じのスープで満たされたかのような釣りバトル漫画でございまーす♪
うーん、魚紳さん!!!
◇続きを読みたい度指数(10点満点)
(/・ω・)/ 『釣りバトルものなんで、リアリティーが無いから大っ嫌いだ、あほぉおおおー!』
なんて思っていた時代が俺にもありましたが、何事にも例外はございます。
いやね、魚紳さんが主人公なら、話は別っすよw
なんちゅうかこう、この漫画は、アレなんです。
バトルの内容が実に人間ドラマ風味満載でございまして、『釣り師の世界観がぶつかり合う』っていう感じなのね。
そこがとっても俺好みでございました。
クールだけど熱い魚紳さんの隠れた人物像が垣間見える事山の如しな内容でして、『(/・ω・)/ なーるほど。魚紳兄さん、熱いぜ!』っていう雰囲気がビリビリ伝わる事、風の如しでもあります。
そんなこんなで、いってしまえば風林火山。
ガチンコ勝負師の魚紳さんの新しい一面が見れるので、『( ゚Д゚) わしゃ釣りキチ三平が好きじゃ!』っていう人で、これが気に入らないって人はいないんじゃないかと、そんな風におじさんは考えるね^^
俺史上暫定一位にして唯一の釣りバトル漫画である本作品ですもの、続きが気になっちゃう気になっちゃうという訳でございまして、その点数は10点満点の9.8点でーす!
ちなみに、0.2点のマイナス要素は、『在庫がほとんど古本屋に出回ってないから』っていう、そんな資本主義的な理由ですw
まぁ、新品でもいいから全巻揃える事に決定!
(/・ω・)/ 『圧倒的なキャラ立ちさえ達成されていれば、釣りバトルものだってアホほどオモロイんだぜ!』
って事を俺に教えてくれた素晴らしい作品として、オラが村で永遠に語り継がれていくことになりそうです。
めでたし。
めでたし。
船に棲む(2000)
◇あらすじとか、俺の感想とか
へら師のおっさんが舟を買って、2泊3日程度の宿泊を繰り返しながら釣りしつつ、もの悲しく世間を憂いつつも楽しい時間を過ごすお話。
。
。
。
主人公は津田健太って人で、ヘラブナ釣りが趣味の売れない作家さん。
彼は兼業で、ジーパン屋さんのご主人もやってます。
作家先生とは言っても、たいそうな芸術作品を残しているわけではなく、釣り雑誌に釣行記を連載しているのがせいぜい。
そんな感じの、ちっとも売れない貧乏な作家さん。
で、ジーパン屋さんの方はどうかというと、これはこれで奥さんと息子さんに任せっきり。
つまりは作家の仮面とジーパン屋の仮面を被ったヒモみたいなものでして、要するに社会不適合者です。
そんな感じの津田先生、いつもの釣り場である川で、ひょんな事から小舟を8万円で手に入れます。
格安です。
わーい♪
。
。
。
で、へら師の津田さんは、この小舟で釣りをしたり、舟を棲み家に改造して2泊3日くらい寝泊まりして楽しみます。
そんな感じで過ぎていく、舟の上での非日常。
たんたんとしていて、なんだかもの悲しいおっさん。
そんな感じの情けない描写。
淡々と語られる、そんな漫画。
- 舟でのヘラブナ釣りのチート具合に感動したり・・・
- 上流から流れてきた土左衛門となぜか心が通じ合ったかと思ったら、それは全部夢だったり・・・
- 謎の浮浪者2人組と、あんなことやこんな事があって、とっても仲良くなったり・・・
その全ての描写が『ノスタルジックな情けなさ』で溢れていて、心が締め付けられます。
少し抽象的な表現をするとですね、演歌やフォークが絶えずBGMとして流れてる感じの、そんな昭和な世界観です。
例えば、そうですね・・・
三上寛の『夢は夜ひらく』って歌、あるじゃないですか?
あんな感じの漫画です。
( ゚Д゚) 『三上寛が解らん!』
っていう人は、Youtubeで検索して下さい(丸投げ!)
。
。
。
とまぁそんな感じで、この作品はアングラ感がプンプンの超異色作品。
ようするに、魂の悲鳴と雄叫び。
大事な事なので、何度でも繰り返します。
もの悲しい懐かしさが、ギュッと凝縮されているんです。
だから、友達が3人しかいないしコミュ力がとっても不足気味な私は、共感しまくり。
(/・ω・)/『学校に行く事も、会社勤めも、そして普通に生きていく事すらも、俺にとっては痛くて、苦しくて、つらくて仕方がなくて、落ち込んだりもしたけれど、今日もインスタントの味噌汁が超美味いぜ!』
みたいな感じの人にだけ、強烈にお勧めします!
うーん、アングラ♪
。
。
。
で、他にもあれこれ読書中なので、気長にお待ちあれ~
番外編その②|俺が好きな釣りのアニメはこんな感じ!
(/・ω・)/ 『釣り漫画が好き!って人なら、きっと釣りのアニメだっけ好きなんじゃね?』
ってなわけでございまして、個人的に好きな釣りアニメをサクサクと紹介しようのコーナーを始めまーす♪
放課後ていぼう日誌(2020年)
(画像は放課後ていぼう日誌公式サイトより引用)
このアニメについては、すでに記事にしておりまして、その詳細についてはこちらの段落をご参考に、どーぞどーぞ。
元手芸部の陽菜ちゃんが、釣りという名の暗黒魔境から帰ってこれなくなる、そんなハートフルホラーな釣りガールアニメでーす(半分嘘で、半分ホント!)。
つり球(2012年)
(画像はつり球公式サイトより引用)
江ノ島を部台に繰り広げられる、宇宙人と人間のハートフル魚釣り系SFコメディーです。
。
。
。
お前さん ( ゚Д゚) 『またコイツ、嘘ついてやがる・・・ ふーんだ!』
っていう声が聞こえてきたのですが、これ、マジなんですw
主人公の真田ユキって男のがおりまして、コイツがコミュ障満載な男子高校生。で、神奈川県は江の島に引っ越してきまして、ひょんなことからハルっていう、転校生の不思議系な男の子と知り合いになります。
ほいでもって、ハル君に誘われて魚釣りを始めるわけですが、、、、
。
。
。
そうです。
ハル君は、宇宙人だったのです!
っていう、そんなお話でございますw
ちなみに、釣りのハウツーものとして見てもかなり完成度が高いアニメなんですよね、これ。
ユニノットの編み方の解説シーンがあったり、サーフで空バケツをターゲットにしたキャスティングの練習シーンがあったり、ボードからペンシルベイトでシイラ狙ったりする、そんなシーンが、かなり正確に描写されてまして、ガチの釣り師でも納得だよねぇっておじさんは思いました。
個人的には、上で紹介した放課後ていぼう日誌より、こっちの方が好きかなぁと思います。
マジで!
。
。
。
ちなみにこの『つり球』ってアニメですが、2012年の作品でして、みんな大好きアマゾンプライムで観れます。
興味ある人は覗いてみるといいかもですねぇ。
ちなみにアマゾンプライムについては、以下の記事でまとめてますので、ご参考にどーぞどーぞ♪
◇おまけ!
原作は、小説でーす♪
↓
番外編その③|釣り漫画の一覧と年表を作ろうと思ったけど心が折れたお話
で、ここまで記事を書いてきた俺、こう思ったの巻。
(/・ω・)/ 『ところで釣り漫画って、世の中にどれくらいの種類があるんじゃろか?』
(/・ω・)/ 『そもそも、日本で最初の釣り漫画、世界で最初の釣り漫画って、どんな感じなんじゃろか?』
(/・ω・)/ 『釣り漫画年表みたいなの作ったら、これってオモロイんじゃね?』
。
。
。
で、ぬぉおおお!とやる気と調査欲に満ち溢れた俺だったんですが、途中で一気にやる気が失せました。
だってね、こんなブログ記事が見つかったんですの。
↓
(/・ω・)/ 『よくもまぁ、ここまで一人で調べつくしましたねぇ。。。』って呆れてしまうくらいの、そんな膨大な釣り漫画のリストが公開されてます。
これすなわち言い換えますと、おいドンがつけ入る好きは0.5 mmも残されてはおりませんでした。。。orz
そんなわけでございまして、
( ゚Д゚) 『世にある釣り漫画、全部読み尽くしてやんべ!』って人は、上のブログ記事を参考になさってくださいませ。
。
。
。
めでたし。
めでたし。
番外編その④|ちょっと愚痴っていいっすか?
ところで、釣り漫画ってなんでこうも
『釣りになんて、これまで興味もなかったインドア派の主人公。ひょんな事から釣りの魅力に触れて、溺れて、そしてこの暗黒魔境から帰ってこられなくなりますけれど、その先にある運命は、これすなわち、極上の幸せなわけで問題なんかないんだぜ?』
っていうパターンばっかりなんですかねぇ?
もしくは・・・
『普段は無口なあの人。でも、これは誰も知らない事なのかもしれないけれど、そうです、あの人は、釣り人だったのです!』
みたいなストーリーも、これまた鉄板で釣り漫画あるあるでございます。
これこそが王道のストーリーであり、『釣り人あるある』って事だとは思うんですが、もっと違う何かがあってもいいんじゃね?っておじさん、思いました。
なんかこう、あるだろ?
例えば、そう・・・
。
。
。
◇僕が考えた最強の釣り漫画(案)
お話の舞台は、地球から遠く離れた、水の惑星。。。
そこには、原住民であるゴキブリ的なアレが、頭のおかしな遺伝子工学の権威的チームによる独断先行作戦無視的な試みにより、宇宙人的なアレに改造されておったそうな。
で、流刑人として移住してきた地球人と107年にわたる壮絶なバトルを繰り広げている、そんな世界。
ここで登場するは、戦いの日々に疲れて頬がげっそりやせた謎の魔法少女。
その子の名前は『弥生ちゃん(女子高生、17歳)』。
弥生ちゃんは心と身体をガッツリと改造されておりまして、ぶっちゃけ、自分が何と戦っているのかよく判らなくなったりしておりまして、時には彼氏の『信之くん』の事を思い出したり、思い出さなかったりしながら、それはもう、枕を涙で濡らしたり、上官の『智司先輩』とヤバい恋に落ちたり落ちなかったりして平和に暮らしておりました。
そんなこんなで弥生ちゃん。
ひょんな事からクラスメイトの『香苗ちゃん(孤高の釣りガール、17歳、髪、短い&胸、小さい)』に誘われて、魚釣りとやらに興じることになったわけ。
その結果は、言うまでもなく・・・
どっぷりと魚釣りにおぼれ、この悪魔の趣味の虜になったその結果、受験には失敗して四浪し、せっかく入学した短大はカンニングがばれて停学になり、家族からは見放され、それでも世界は続くから、すったもんだがありまして、最後は釣りYoutuberデビューするのですが、登録者数は開始二年で未だに394人。。。
周りからみるとちょっと変わった、とても悲惨な、それでいて突っ込みどころ満載の人生ではあるけれど、その先にある弥生ちゃんの運命は、これすなわち、釣り人生活いう名の極上の幸せ♪
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そんな漫画を、俺は読みたい。
るあらび
この物語の参考資料
パクリなんかじゃ、ないよ?
インスパイアだよ?
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釣り漫画が好きって事は、当然のごとく、あなたはきっと釣りが好き。
ってなわけで、当ブログの釣り関連の記事はこんな感じでーす。
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お暇なら、一口いかがでしょうか?
まとめ
いろいろとある釣り漫画ですが、とりあえず私は『放課後ていぼう日誌』と『釣りキチ三平』が、大好きでーすっていう、そういうお話でした。
漫画や小説って、結局は個人の趣味なので、好き嫌いも人それぞれだと思うんですよ。
なので、私の好みに左右されることなく、あれこれ読んじゃえばいいとは思います。
でも、この二作品はどちらも『ストーリーで読ませる釣り漫画』って感じでございまして、これってエンターテイメントの王道だよねぇって思うんです。
そんなわけで、釣り好きな皆様におかれましては、きっとお気に召して頂けるかと、そう思うわけでございます。
まじでましで。