エキサイティングなビッグベイトシーバスゲーム!
シーバスが大型のルアーを咥えた様子は溜まらなくカッコ良く、何よりそれで釣り上げた満足感は、他では味わえないものです。
近年ビッグベイトシーバスゲームで使用するルアーは選択肢が増えてきましたが、シーバスゲームにおける元祖ビッグベイトといえば、ジョインテッドクロー178です。
2オンスクラス以上のルアーを軽快にキャストで出来るロッドも増えてきましたが、以前は持ちうる強めのロッドでヨイショっとキャストしたものです。
ワタクシ自身使い始めてわかったのですが、大型のベイトフィッシュにとてもアジャストし易く、アピールも抜群でシーバスを引き出す力が高いという事。
デイゲームでもナイトゲームでも、これは大きな武器になります。
そんな素晴らしいルアーについて、ビッグベイトのシーバスゲーム大好きなワタクシ(いたくら)が、ジョインテッドクロー178について解説ていきたいと思います。
皆さまに是非ともエキサイティングなシーバスゲームを体験して頂きたい!
ジョインテッドクロー178とは
ジョインテッドクロー178は元々ブラックバス用のビッグベイトです。
元祖S字系ルアーとして、S字の軌道を書くアクションは、発売された当初は他にない存在で、全国のビッグバスハンター達の右腕として大いに活躍したと聞いています。
実は随分前から大手釣り具メーカーさんとコラボレーションして、ソルト用のカラーリングで発売されております。
近年タックルの進化もあり、使う方はとても多くなってきており、他のビッグベイトも沢山発売され、もっと大きなビッグベイトが沢山出てきました。そのため、今では18センチクラスというと、そんなに大きく感じる事は無くなりました。
ジョインテッドクロー 178は、ビッグベイトとしての使いやすさ、手に入れやすさ、そして何よりも釣れるの三拍子揃っています。
シーバスが好む流れの中で使っても良し、アクションをつけても良し。自ら操作して釣った感のある優秀なルアーです。
そんなジョインテッドクロー178ですが、元々は淡水用ですので、海水で使う前提で、使用する前にやって欲しい事があります。
そちらは次にお話していきますね。
ジョインテッドクロー178を使う前に
ジョインテッドクロー178を使用する前にやって欲しい事前準備は次の通りです。
- 目止め
- フック交換
- 板オモリの準備
ご説明していきます。
目止め
ルアーにする目止めとは、瞬間接着剤やエポキシなどで、エイト管やヒートンの補強と浸水予防。
読んで字の如く、アイが剝がれないように接着で止める事です。
気休めかもしれませんが、これをやっておくだけで幾分か違うかと思います。高価なルアーですので万が一の浸水は避けたいところです。
テールの固定(お好みで)

ジョインテッドクロー178の重要なパーツとしてテールがありますが、シーバスをキャッチした後に暴れた時に、ポロリと外れる事もありますので、テールを固定する方もいらっしゃいます。
テールが無くなると全く別のルアーとなり、釣れなくなってしまいますので、とても重要です。
しかしテールに癖がついてしまうと、それを外す事が難しくなりますので、お好みででやられてください。
接着しないなら予備を持ちましょう。
テールを外すとうっかり無くしてしまいがちなのでご注意を。
フック交換
フック交換は最も重要な事前準備です。
バス用の物は元々淡水用のフックなので、取り替えましょう。コラボモデルの海水用は海水仕様のフックが付いています。
ワタクシの場合、少し強めのリングの#4に変更。
フックはがまかつさんのトレブルフックMHに変更します。
フロントが#1、リアが#2です。
SPMHとRBMHがあり、少し形状が違いますのでお好みで。
シーバスでジョインテッドクロー178を使うとなると、ほとんどの方がフローティングを選択されるかと思います。
ワタクシ自身のオススメもフローティングです。
板オモリでのチューニング
釣りをする際の足場の高さや、攻めたいレンジ、スローフローティングやスローシンキングなど、板オモリで調整する事が出来ますので、持っておいて損は無いと思います。
主にお腹周りに貼りますが、小さく切って現場で少しづつ貼りながら泳がして調整して下さいね。
少々の事前準備をしておくだけで釣果に後々の繋がりますので、是非お試しください。
ジョインテッドクロー178を使うタックルセッティング
ジョインテッドクロー178は2オンスクラスです。2オンスを投げれるキャスティングキャパのあるロッドを選びましょう。ご説明していきます。
ベイトタックルの必要性について
ビッグベイトシーバスゲームの為に、キャスティングマックス2オンスクラスのロッドや、4オンスクラス、それ以上まで背負えるベイトタックルが増えてきました。
この場合、どれに重きを置くかによって選ぶロッドが決まります。
それは次の通りです。
パターン①|マックス2オンスクラス
通常のシーバス用ルアー、ミノーやバイブレーションなどを普段使い、必要に応じてビッグベイトやビッグミノーをローテーションさせる方は、マックス2オンスクラスのロッド。
パターン②|マックス4オンスクラス
ジョインテッドクロー178などの、2オンスクラスのビッグベイトから4オンスクラスまでをメインで使い、釣れない時は20gくらいのミノーフォローで入れたいなんて方はマックス4オンスのロッド。
バスタックルでも流用出来ますが、バスロッドはシーバスロッドと比べると、全体的に張りがあるものが多く、とても硬いので、出来ればシーバスロッドの方が使いやすいと思います。
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なお、スピニングタックルは、ある程度のビッグミノーがキャスト出来るロッドであれば、キャスティングマックスを超えて、フルキャストは難しいですが、何とか投げる事は出来ます。
最近はヘビーアクションのシーバスロッドも増えてきましたので、必要に応じて導入してください。
ラインについて
ラインはベイトタックルであれば2から3号クラスにリーダー30lbから40lb。
スピニングタックルであれば1.5から2号クラスにリーダー20lbから30lbくらいで良いかと思います。
場所や攻める場所で選んでください。
ジョインテッドクロー178の使い所
ジョインテッドクロー178の使い所としましては、やはり流れが良く効く場所が使いやすく、シーバスを引き出しやすいかと思います。
ですので主に河川での使用をオススメします。
では河川のどういった所を狙っていくのか?
それは次の通りです。
- 橋脚の明暗部
- ストラクチャー周り
- 地形変化
順番にご説明していきます。
橋脚の明暗部
橋脚の明暗部は、シーバスゲームをやるうえでは避けては通れない、最も攻めるべき一級ポイントです。
当然誰しもが攻められており、プレッシャーの高いポイントでもあります。
通常のルアーで通してシーバスが口を使わない場合でも、ビッグベイトを入れるとシーバスが反応する事がありますので、必ずチェックしたいポイントです。
河川のストラクチャー
河川のストラクチャーといえば橋脚や水門、堰、護岸沿いなどがあります。特に水門や堰などの流れの変化が起こりやすく、
ベイトフィッシュが流れ落ちてくるような所は、雨後など、増水した時や濁りが入った場合は、シーバスが待ち構えている事がありますので、是非ジョインテッドクロー178を投入してほしいポイントです。
地形変化
地形変化は目に見えるポイントではありませんが、河川のカーブしている場所に隣接するブレイク周りなどは、流れが良く効いている事が多く、シーバスがベイトフィッシュを待ち構えている事があります。
ジョインテッドクロー178で弱って流れてくるベイトフィッシュを演出しましょう。

ジョインテッドクロー178の使い方について

ワタクシが考えるジョインテッドクロー178の基本的な使い方は次の通りです
- ドリフトさせて流す
- アクションを入れる
- ドリフトとアクションのコンビネーション
順番にご説明していきます。
ドリフト
河川でのシーバスゲームの攻略の仕方として、ルアーをドリフトさせるテクニックがあります。
ジョインテッドクロー178も同様にドリフトさせるのはとても有効で、その際に意識してほしい事は、シンペンのように流すイメージで使って頂きたいという事です。
ラインを張らず緩めずを意識します。リーリングすればする程S字をかいてしまい、動きすぎてしまいますので、巻き過ぎず、巻かなさすぎずで使いましょう。
アクションの入れ方
アクションはロッドでつける事も可能ですが、リーリングでつける事も可能です。グルっと半回転や4分の1回転程をクイックにリーリングします。
もしくはその両方の組み合わせです。
トップウォーターのようなドッグウォークアクションを水中でおこなうようなイメージでやってみてください。
ベイトフィッシュが要れば、ベイトフィッシュに当てたり、散らすような使い方も時には有効です。
ドリフト+アクション
ドリフトとアクションのコンビネーションは、例えば橋脚の明暗部の上流からジョインテッドクロー178を流していきます。この時にルアーがどの位置にあるかを見ておきます。
ちょうど明暗部に入った時にクイっとアクション数回をいれてやるような感じです。
要するに、ルアーをドリフトで流し込みつつ、ルアーがシーバスが潜んでいるであろう箇所に差し掛かった時にアクションを入れて誘うという事です。
シーバスゲームにおいてベイトフィッシュを意識して、マッチザベイトさせる事はとても重要な要素ですが、ジョインテッドクロー178をはじめとしたビッグベイトでの釣りは少し考え方が違います。
もしも大型のベイトフィッシュがいればチャンスではありますが、そこまでベイトフィッシュにアジャストさせなくても釣れるパワーがある気がします。
実際にワタクシ自身、春のベイトフィッシュが小さい時期でも釣っていますし、多くの話を聞きます。
これ等を駆使してデイゲームでもナイトゲームでもお試しくださいね。

ジョインテッドクロー 178の注意点
ジョインテッドクロー178はそこまで強いるルアーではありませんので、ぶつけると割れて浸水する事がありますので、キャストする際はぶつけないようにご注意ください。
これはジョイントルアー、ビッグベイトの宿命ですが、キャストする際にルアーが回転してしまう事があります。
ちょっとしたキャストのコツで回転しなくなるようになりますので、キャストする際にルアーの垂らしを長くする、ルアーの重みを十分感じながらキャストするなど、色々とお試ししながら練習あるのみです。

まとめ
ビッグベイトというと少し難しいイメージがあるかもしれませんが、恐れず使ってみる事で、以外にもあっさり釣れる事があるかもしれません。
秋口などで大型のベイトフィッシュがいればそれはチャンスです。
上でもお伝えしましたが、河川などでまずはやりこんでコツを掴んで頂いて、それから干潟や磯、港湾部で使って頂き、テクニックを磨いて頂ければと思います。
動かし方が難しいと感じたら、まずはデイゲームで動かし方のイメージを掴んでみてください。
ジョインテッドクロー178はシーバスを引き出す力がとても高いく、ランカーキラーのルアーです。きっと皆さんにとって、大きな武器となってくれるでしょう。
それでは今回はこの辺で、Hava a good fishing!