田舎暮らしって、時間がのんびりしていて、自然が豊かで憧れますよね。
私は地方から東京に出ていったので、満員電車に乗ったり、人混みに揉まれて「都会は合わないな」と感じるようになりました。
その結果、現在は田舎に住んで半自給自足の生活をしています。
「田舎に移住したい」とか、「もう東京に住んでる意味ってあまりないよね」と友人から相談を受けることがあります。
田舎暮らしはいいよ〜早く移住したら?という話をすると、最終的に友人たちが口を揃えて言うのはこうです。
「あ〜田舎にいい男いないかな。」
そうなんです。
都内やその近郊で引っ越すときは全く考えないのに、田舎に引っ越すとなると気になってしまうのは「結婚」。
それは女性も男性も同じなのではないでしょうか。
本記事は
- 田舎暮らしをしたいけど、独身なので結婚できるか不安
- 都会に暮らしているけど田舎に嫁ぎたい
- 田舎に住んでいるが、出会いがなく結婚できるか心配
という方に向けた記事です。
この先は気になる人だけ読み進めてくださいね…。
田舎で結婚するのはハードルが高い?
ここからは、田舎に移住して4年目の私が、自身の体験談や移住先の田舎で起きていることを元に書いていきます。
田舎で結婚するとなると若い人も少ないし、結婚ハードルが高いんじゃないかと思われている方が多いと思います。
でも、私が4年間かけていろんな人やカップルをみてきた結果、導き出した結論はこうです。
「結婚は巡り合いなので、都会だろうが田舎だろうが関係ない」
いやいや、答えになってないだろうって?
でも、これが真理です。
あなたが結婚してない事実に住んでる場所は実際には関係ないってことです。(すみません)
私の住んでいる人口6000人の田舎でも、4年の間で私の数少ない知り合いの中で4組のカップルが結婚しました。
田舎であろうと出会いも結婚するチャンスも、ちゃんとあるんですよ。
結婚して田舎暮らしをするならこの3パターン
田舎暮らしで結婚する、または田舎で結婚生活を送るには、以下の3つのパターンが主に挙げられます。
- 結婚した二人が田舎に移住する
- 田舎に移住してから結婚相手を探す
- お見合いなどで田舎に嫁ぐ
それぞれのパターンについてメリットとデメリットを詳しく考察していきます。
パターン①結婚した2人が田舎に移住をする
1つめは恋人、結婚相手と一緒に田舎に移住するタイプです。
やっぱり、みなさんの憧れはコレですよね。
すでに恋人がいて2人とも田舎に移住したいという意見が一致しているなら、結婚し、移住するなんて計画を立ててるだけでワクワクしますね!
単身での移住に比べ、結婚してからの移住だと利用できる移住支援が増えるので田舎移住のメリットが最大限享受できます。
田舎での子育てを考えているのであれば、子育て支援の手厚い自治体を選ぶのも良い選択でしょう。
「よし、まず田舎引っ越す前に相手を作ろう!」と思った皆さん、ちょっと待ってください。
田舎に移住したいとあなた自身が強く思っている場合は、移住前にお相手を作ることにはデメリットがあります。
発展するお相手が田舎に移住したいと思っているとは限りません。
さらに2人で移住となると、1人で移住する時に比べ悩みは2倍になります。
2人分の移住先希望、2人分の仕事の都合、交友関係、2人分のお金の都合…など、話し合いが長引いてしまい決まらなくなる可能性大です。
つまり、田舎に移住すること自体が頓挫してしまう可能性もあるということです…。
パターン②田舎に住んでから相手を探す
現在お相手がいない場合、最もおすすめしたいパターンは「田舎でお相手を探す」です。
私が見てきた田舎移住者の結婚は全てこのパターンでした。
今は羨ましいほど自然に囲まれのんびりとした住環境で、子育てに奮闘している人もいます。
「うちの自治体ベビーカー無料で貸してくれるんだよ」、「妊娠中の検診代も補助金が出たよ」と、先日会った際は田舎の子育て支援は最高だと話してくれました。
都会に住んでいるとあまり想像がつかないかもしれないですが、地方の田舎町って「移住者」が多いんです。
移住してくる理由は、仕事の都合や、自然環境に魅了されて、など様々です。
田舎出身者は都会に出てってしまう人も多いので、若者だけに限って言えばその町出身者と移住者の割合は体感としては半々というところでしょうか。
このパターンのメリットは、その「町」に魅力を感じて同じ場所に住んでいる人同士だと、価値観が近い人が一定数いるので、上手く行く可能性が高いこと。
「職場恋愛」などと同じ原理で、価値観が近い人が多く上手くいくことも多いんですよね。
ただ、やはり田舎での結婚も職場での出会いが圧倒的に多いので、もっと仕事関係なく若者が集まれるような場があればいいなとも思います。
デメリットは、移住先によっては「本当に若者がいない!」ということもあり得るということ。
仮に限界集落のようなところに住んでしまうと住民はほとんど70歳オーバー、気の良いご近所さんがお見合い斡旋してくる、みたいな面倒なことにもなりえます。
やっぱり出会いも結婚も捨てられない!と思っているなら、移住支援や地域町おこし協力隊の受け入れを積極的にしていて若い人の移住が多い町、地方都市を選ぶのが良さそうです。
パターン③お見合いなどで田舎に嫁ぐ
数年前、田舎の男性と田舎に嫁ぎたい女性たちのお見合い番組みたいなの流行ってましたよね。
やはり田舎に嫁ぎたいニーズがあるのか、最近は田舎に住む男性と田舎へ移住したい女性専門の婚活サービスなんかもあるんです。
ただ、このパターンだとなかなか希望の人に会えなかったり、いざ結婚してみて失敗した!という失敗談がインターネット上でも散見されます。
もちろん幸せに暮らしている人も多くいると思いますが…。
田舎でお見合いで結婚相手を探している人には家業を営んでいる人が多く、後継ぎが欲しいと周りに急かされたりすることも多いようです。
仕事や住環境、お相手のことやお相手家族のことなど妥協点を見つけなくてはいけないのはデメリットです。
「田舎で結婚すること」を目的とする人が、全てを受け入れる覚悟でこのようなサービスを利用することはメリットがあるかもしれません。
しかし自分の理想や将来のビジョンがある人にとってはマッチしないサービスかもしれませんね。
田舎での結婚生活や子育てはメリットが大きい
ここまで、田舎で結婚生活を送る3パターンを紹介してきましたが、田舎で結婚するイメージは掴めたでしょうか?
本当に田舎で結婚できるのだろうか…と不安になってしまった人もいるかもしれません。
でも田舎で結婚生活を送るのはメリットがたくさんあるんですよ。
子育て支援が充実している自治体が多い
最近は田舎町も移住者を積極的に受け入れ、特に子育て世帯を呼び込もうとしている自治体が多くあります。
そのような自治体では子育て支援が充実しており、出産祝い金、保育料の完全無料化、子どもの医療費支援など子育て世帯には力強いものです。
保育園などの待機児童が多く仕事と子育ての間でジレンマを抱える人も多い都会での子育てに比べ、田舎は家庭と仕事の両立もしやすい環境にあると言えます。
田舎で結婚生活を送るメリットの大きな一つです。
移住支援も手厚い自治体が多い
家族で移住をする場合、移住支援の手厚い自治体では住宅の購入や新築費用に補助金が出たり、賃貸料金の一部に対して補助金がでる自治体もあります。
田舎では、仕事の給料平均が都会に比べて低い傾向にありますから、生活コストが下がるのはありがたいですよね。
都会では小さなマイホームすらも建てれないような金額で、田舎では理想の一軒家を建てることができるかもしれません。
以下の記事では、筆者が選んだおすすめの移住先を紹介しています。
子育て支援や移住支援が充実している自治体についても紹介しているので、興味のある方は読んでみてくださいね。
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自然の中で学ぶ健康的な子育て環境
田舎では、自然が子どもの遊び場です。
もちろん、大人にとっても素晴らしい遊び場です。
川で魚やザリガニを見つけたり、森で植物や虫を観察したり、はたまた拾った葉っぱで何かを作り出したり。
自然の中で遊ぶことは、自然を理解し、想像力や発想力、表現力を育てます。
自然や、広い土地を活かして存分に遊んだり学んだりできる子育て環境が田舎にはあります。
もちろんそんな子供心を忘れてしまった大人にとっても、最高の環境だと言えます。
仕事とプライベートを両立しやすい
田舎での仕事は職種にもよりますが、残業が多く夜中まで働くような仕事ってあまり見られません。
都心は家賃が高いから電車で1時間かけて通勤している、残業が多くて家族との時間が取れないことに悩んで人にとっては、田舎で残業なしの生活は最高だと思います。
仕事が忙し過ぎて、結婚生活がすれ違ってしまうなんて事には田舎ではなりにくい気がします。
もちろん例外の職場や業種もありますので、しっかり職場の環境は調べてくださいね。
終わりに
田舎で結婚するイメージは掴めましたでしょうか?
独身者にとって「田舎移住」はハードルが高いようにも感じますが、それは夫婦だろうが家族だろうが悩みは同じです。
人はやりたいことをイキイキとやっている時が最も魅力的に見えると私は思います。
もし、あなたが本当に田舎でやりたいことをやっていたら、そんなあなたの魅力に惹かれる人がいるのではないでしょうか。
とはいえ、結婚してなくても田舎暮らしは最高ですよ。
田舎で暮らしてよかったな〜ってことを1本の記事にまとめたので、興味のある方は以下の記事も読んでみてくださいね。