初めまして。ぐりゆうです。
4年間の会社員生活を経て、現在は田舎に住みながらフリーランスで活動しています。
田舎への移住やスローライフを夢だと語る人は多いと思いますが、
『老後はどこか田舎でゆっくり生活が送りたいよね~』
と漠然としている人も多いと思います。
自分の生き方を定義するつもりはありませんが、関連のニュース記事や記事や書籍を読むと自分の暮らしはまさに『スローライフ』なんじゃないかなとも思ったりしています。
そんな私がなぜ、老後ではなくて20代でスローライフを実践するに至ったのか?
結論から言うと、自分の未来に絶対『老後』がやってくるとも限らないし、若いうちが健康で一番楽しめると思ったからです。
- スローライフな生き方に憧れている
- なんとなく羨ましい感じがするけどスローライフとは何?
- 実際にスローライフを送っている人の生活や考えを知りたい
そんな方に少しでも参考になるように筆者の生活と、なぜこのように考えるようになったのかを書いていきます。
スローライフとは何なのか

なんとなくの意味やイメージはつくけど『スローライフ』とは言語化すると、どのようなことなのでしょうか。
スローライフとは、和製英語で
- スピードや効率を求めない
- 時間に追われない
- 生活の質を高める
- ゆっくりと人生を楽しむ
このような概念や、その生活様式の事を指します。
もともとは、「スローフード」から派生した言葉です。
スローフードとは何かというと、「ファストフード」に対抗して、イタリアで生まれた言葉です。
(マクドナルドが世界進出したとき、イタリアでは食文化を守るため『スローフード運動』という反対運動が起きたそうです。)
効率重視の大量生産の食品を「ファストフード」、作る過程を楽しみ、使う材料や生産者の事も考え食事をとる「スローフード」。
その概念を食事だけではなく生活にも、と作られた言葉が『スローライフ』ということです。
実際の私が送るスローライフ

27歳の女である筆者はフリーランスとして仕事をしながら、人口6000人ほどの田舎町で生活をしています。
もともとは月80時間の残業地獄の会社員をしていました。
実際は『スローライフをしよう!』と思って会社員を辞めたわけではなく、ほとんど激務で体調を崩して会社員生活に挫折してしまった形。
それでも社会のしがらみから解放されて、自分自身をもう一度見つめ直したい。
人生の方向がこれであっているのか?と葛藤していたら、こんな暮らし方になりました。
スローライフと一口に言っても十人十色だと思うので、実際に私の生活と考えを少し書いていきたいと思います。
生活の中心を仕事にしない

日本では仕事を中心に、取り巻く生活環境を変える人が多いと思います。
住む場所も会社に決められた寮や、会社へのアクセスの良い場所から決める人も多いでしょう。
私は、これを辞めました。
『自分のしたい生活をするために、より人生を豊かにするために、必要だから仕事をする』のが本来あるべき姿だと思っているからです。
フリーランスで仕事しているため、スケジュールや仕事量は自分で決められます。
生活の中で楽しみにしているほとんどの事は仕事に左右されません。
- 住む場所
- 友人や両親と会う日程や旅行の日程
- 趣味のアウトドア遊び
会社員の時には会社に決められた寮に住み、シフト制で仕事があるからと土日休みの友達ともなかなか遊ぶ日程が合わないこともありました。
私はスキーが趣味なのですが、大雪が降ると次の日はパウダースノーで最高のコンディションになります。
当然滑りに行きたいのですが、仕事があると断念せざるをえません。
休みの希望日を出すときには当然まだ天気まではわからないですからね。
今では、いろいろなことを仕事によって諦めることがなくなりました。
自分のしたい生活をするために『仕事』がある。
今はこの状態です。
【関連①】人生観が変わった20代田舎暮らしの私の仕事と地方移住でオススメのお仕事【のんびり暮らす】
食が生活の中心にある

自分に使う時間が増えた生活で、一体何をしているのかと思われますが、『食べること』に関わることをしていることが多いです。
- 少し凝った料理を作る
- 家庭菜園で野菜を育てる
- 山菜を取りに行く
- 魚を釣りに行く
できる限り、手作りするのが好きです。
それは調理の段階だけでなく材料を手に入れる段階から。
単純に自分が食べているものを知ることが楽しいのです。
あまり気にしたことがなかったのですが、『スローフード』と言う言葉と出会ったときに、私はこの『スローフード』を実践できているから毎回の食事が楽しいんだ!と気づきました。
スローフードの魅力、始め方、私のスローフード生活については、以下の記事で詳しくまとめています。
このライフスタイルに興味がある人は、きっと何かの参考になると思いますよ。
気になることをとことん調べる

会社員を辞めて路頭に迷っているときに、真剣に考えていたことがあります。
『自分って一体何をしているときが一番楽しいとか、ワクワクするなと感じているのか?』ということ。
- 新しい物事を知る事
- 気になったことを深く調べること
が主に自分の喜びの源でした。
ですから、『読書の時間』と『新しい場所に行く時間』は大切にしています。
特にこの生活を始めてからは週に2冊程のペースで本を読めているので、その小さなことが幸せだなと感じています。
私がスローライフな生き方にたどり着くまで

私には地位も名誉も大きな財産もありません。
『お金』という側面で切り取ると、フリーランスで細かな仕事を色々して細々と暮らしています。
自分を表す肩書きもありません。
でも、これが自分にとっての幸せだと思えます。
もともと恵まれた環境にいたとか、ハッピーな考えだったとかそんなことはありません。
私もたくさんの悩みや葛藤を抱えて生きてきました。
ガチガチの能力主義

新卒で入社したばかりの会社員時代、
- 何故頑張ってきたのに報われないのか
- どうして幸せになれないのか
- 幸せっていったいなんなんだろう
- 残業残業で頭がまわらない…
- 毎日会社に行くのが辛い…
私の悩みはこんな感じでした。
今考えれば何言ってるんだ若造!という感じです。笑
しかしつらい毎日の仕事を乗り越えて、休日に友人や家族に会いに行くのを心のよりどころにして生きていた当時の自分にとっては切実な悩みでした。
そんな私の生い立ちですが、
- 学生の頃はスポーツ一筋
- 高校大学とスポーツ推薦入学
- ほぼ学校も行かずトレーニングや試合の毎日
と、スポーツだけに打ち込んできました。
結果を出していないと意味がない。
結果を出していない他人も、自分自身も認められない。
競技をする中ではモチベーションに変えられたそういう思考が、社会人という生活とマッチせず自分に重く重くのしかかってきました。
会社員を辞めて無職へ

当時仕事が何よりも辛く、体調を崩していたときのこと。
そんなときに世界幸福度ランキング上位常連国のデンマークという国について調べていました。
デンマークでは、基本的に国民は教育にお金がかかりません。それは社会人でも同じ。
学位とは関係のない社会人学校の『フォルケホイスコーレ』というものがあり、就職する前や、次の仕事に移行するまでの学びの期間としても活用されています。
学校によっては海外の生徒も入学でき、学費もそれほど高くないということを知りました。
ここに行って、デンマークの人の考えや社会の制度を見れば『幸せとは何か』がわかるかも。実際に自分の目でみて、体験してみたい。
そうして思い切って仕事辞めました。
ところがこの後、新型コロナ流行のため渡航計画は頓挫します。
無職で感じた幸せ

新型コロナが流行初期は、全く世の中の先行きが見通せず、渡航も計画できずでした。
再就職するのか?いや、心が疲れててそんな気にもなれない…。
私は完全な無職になり、これをいい機会に今までできなかったことをやってみました。
- 庭の芝生を掘り起こし、家庭菜園をはじめる
- 図書館で調べ、山菜を採りに行く
- 釣った魚を近所に配る
家で作業をする日が増え、今まで仕事が忙しくてほとんど関われていなかったご近所にも知り合いができました。
それから、食べ物のおすそ分けはもちろんですが、畑の手伝いやアドバイスをしてもらったり、機械を貸していただいたり、周りの人の親切にたくさん触れました。
そのとき思ったのです。
- 知識があれば、金がなくても食べれるものはある。
- 困ったら助けてくれる知り合いがいる。
- 反対に助けを求められればかけつける。
何もない自分でも、協力してくれる人、反対に力を貸してほしいと言ってくれる人がいたり。
そのときこんな自分でもいいかも、と自信が湧いてきました。
どこにも所属していない、何の肩書きもない、何の結果もない、ただの「自分」という存在に自信が持てたのが初めてでした。
自分を認めるってこういうことなんだな、と気づいた時『自分は今幸せだ』と、心から思いました。
大切なことに気づかせてくれた周囲の人には感謝しかありません。
そしてこれからもこんな暮らしを続けたいと思い、そのまま無職時代のスローさで生活をしています。
なぜ老後じゃなくて今なのか

現在は自分が幸せと感じられるスローな生活をしながら、できる仕事をバランスをとってやっています。
ですが、『若いんだから、もう少し仕事頑張ればいいのに』と言葉を投げられることもしばしば。
『学歴がもったいない』と言われることもあります。
それって個人の価値観をぶつけるだけの結構傷つく一言だったりします。まぁ一般論なのかもしれませんが。
でも、老後の夢ではなく今スローに生活したい理由があるんです。
- 今までの働き方は、持続可能では無い
- 身体が元気に動くのはいつまでかわからない
- 「いつか」がくるとは限らない
- 毎日に幸せを感じながら、人にも環境にも優しく生きて生きたいから
- 今学べば、どこかでアウトプットに変えられるから
まず、『やりたいことを未来にご褒美として置いて、いまは苦しくても頑張る』というやり方に疑問を感じているから。
『明日が来るのが嫌だ』と思って生きていくのは嫌なのです。
働きすぎで病気になってしまったら、老後には元気な身体ではないかもしれない。
ましてや自分に老後が必ず来るとは限りません。
余裕のある自分で、草や木、自然、人にも自分にも優しくいたい、それだけです。
おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
実際には書ききれなかったことが多いですが、少しは共感する人がいてくれれば幸いです。
誰に何を言われようが、自分の物差しで測った自分の幸せが一番ですよね^^