ライフスタイル

田舎で仕事のペースを落とす。競争せず楽に生きることを選んだ20代の話

田舎の仕事

大学生の時、自分はバリキャリのビジネスマンになるものだと思っていた。

でも、実際に社会に出てからは「なんのためにこんなにストレス受けてまで頑張っているの?」と思う毎日。

都会にいるとお金もかかるし、田舎に移住したい…

田舎に帰りたい…

とにかく今の仕事がキツイ…

田舎で仕事したら今より楽になるんだろうか…

本記事は、田舎に移住し仕事のペースを落として、半自給自足しながらゆっくり生きてる筆者(ぐりゆう)が

  • なぜ田舎で働くことを決めたのか
  • 田舎での仕事って楽なの?
  • 田舎に住んで半減したストレス
  • 田舎に住んで良かったと思うこと

について書いています。

『たくさん稼いで幸せになれるほど単純じゃない』

『競争社会を降りたら楽になった』

都会と仕事にちょっと疲れてしまった人へ、田舎で楽して生きようと思った20代の現実を箸休めにどうぞ。

 

 

私が田舎で働くことを決めた理由

馬と女性

こんにちは、ぐりゆうです。

地方から東京の大学に進学した、よくいる27歳の女です。

私は就職活動の時に東京の会社ではなく、地方転勤のある企業に就職し、田舎の事業所に希望を出して配属になりました。

なぜ田舎に配属希望を出したかと言うと、大学時代を東京で過ごして合わないと思うことが多かったから。

  • 満員電車がつらい
  • 「他人は他人」で人に冷たくなってしまう
  • 何をしていても競争
  • 家賃と飲み会に消えていくお金
  • 身近に自然が少ない
  • とにかく暑い

大学生活の4年間で、慣れてもいましたが、多分ずっと住むのに適しているのはここじゃないなと思っていました。

そこから4年間、新卒で入った会社の田舎の事業所に務め、現在は田舎でフリーランスで活動しています。

田舎での仕事は都会と比べて楽なのか

農家

実際都会の仕事と比べて田舎の仕事は楽なのか?、仕事のペースを落として田舎に移住しようと思っている人には気になるところですよね。

実際に田舎で働いてみた人間の一意見として、田舎の仕事については以下のことが言えます。

  • 田舎での仕事全てが楽なわけではない
  • 長時間労働は少ない傾向
  • 身体を使う職種が多い

田舎での仕事全てが楽なわけではない

漁港

残念ですがこれが現実…。

全ての仕事が楽なわけではありません。

まぁ、当たり前ですよね。

私が会社員として働いていたのは田舎でしたが、人気観光地だったため超激務。案の定体を壊してしまいました。

とはいえ、他の会社で仕事をしている人に話を聞くと

  • 基本的に暇してる
  • 8時間勤務が基本
  • 残業は月末くらい

という声が圧倒的多数でした。

田舎の仕事は、農業や林業など第一次産業も多いです。

身体を使う外での仕事は楽なものではありませんが、オフィス仕事より精神的には楽に感じる人もいると思います。

何より長時間労働がない、忙しくない会社は本当に良いですよね…

同じマクドナルドの店舗で働いていても、新宿南口のマクドナルドと、地方のイオンに入っているマクドナルドならやることはほぼ同じでも忙しさが違います。

『同じ職種なら田舎の方が比較的余裕を持って働ける。』


そう思います。

とはいえ、田舎では人材不足問題もあるので一概に楽とは言えないのが苦しいところですが。

田舎フリーランスは茨の道。だけど…

PCを使う男性

私は現在は会社員を辞めて田舎でフリーランスとして生活をしています。

主に収入源は以下のようなもの。

  • ブログ運営
  • ライター業
  • ECサイト運営
  • 週末アルバイト

もちろん、会社員時代より収入は少なくなりましたが、いまはこの生活ができてよかったと思っています。

私の今のフリーランスとしてのお仕事については、以下の記事も参考になるかな?

【関連】人生観が変わった20代田舎暮らしの私の仕事と地方移住でオススメのお仕事【のんびり暮らす】

 

このような行き方を選んで実感したのですが、私にとっては『嫌なことを我慢してたくさんお金を稼ぐ』より、『毎日健康的でハッピーに支出を減らして生きる』方が合っていました。

私は完全未経験からフリーランスに転向したわけですが、それがなかなか茨の道でした。
でもやりたいことができてるので精神的にも病まずに楽しくここまでやれています。

田舎でのフリーランスに興味のある方はこちらの記事もよければどうぞ。

田舎は楽!住んで半減したストレス

雪景色

実際に、自分が生まれた町よりも田舎に来てみると、想像以上に『何もない』場所でしたが、生活環境が変わってストレスも半減しました。

仕事以外にも、生きてて『田舎の方が楽だな』と思うことは結構あります。

小さなことですが、精神的に充実しました。

外的ストレスの少なさ

つり革

田舎に来て感じるのは、生活環境によるストレスが非常に減ったな〜ということ。

都会に住んでいると、

  • 満員電車
  • 生活音や騒音
  • 他人の行動

など無意識のうちに様々なストレスに晒されています。

家の中にいても、窓を開けていれば他人の生活音や車の音、サイレンなどがなるのは普通です。

でも、田舎に来てびっくりしたのが本当に音がしないこと。
聞こえるのは鳥のさえずりくらい。

電車でどの場所に立つか考えることもないですし、コンビニ前でたむろしているヤンキーもいない、街を歩いていてキャッチに話しかけられることもありません。

田舎に住んでからは「無意識だけど気にしている小さなことのストレス」が格段に減りましたね。

人と比べることが少なくなった

109

幸福度が上がった要因の一つにもなったのが『人と比べることがほぼなくなったこと』です。

都会にいると、自分と同じ境遇の人ってめちゃめちゃいるんです。

地方から都内のそれなりにいい大学に入って、就職して。

『同じ大学のそんなに冴えなかったやつなのに年収が何倍にも違う。』

『大学の同級生はこんな分野で有名になったのに、自分何やってるんだろう…』

でも、そうやって思う時は自分の生活が充実していない時。

田舎にいると、自分と同じ大学出身の人に会うこともあまりないし、そもそも育って来た境遇が似ている人がいません。

比べようがないので『みんなそれぞれでいいよね』って思えるようになりました。

生活コストの低さ

アパート

田舎に住むと生活コスト下げることができます。

やはり一番大きいのが『家賃』です。

先日、とあるYoutubeチャンネルで港区で一番安い部屋はトイレ・風呂共用3万7000円っていうのを見て驚愕しましたw

一軒家で車庫・庭・畑付きのウチとほぼ家賃が一緒です。w

ってなぐらい田舎って場所を選べば家賃を下げることができます。

生活コストが低いから、最悪そんなに頑張って稼ぐ必要性もないわけです。

そう思えばかなり精神的にも楽ですよ。

私自身が田舎に住んで思う、仕事とお金

釣りする女性

私が田舎に住んで楽になったな、と思うのは『仕事の忙しさ』の面が楽になっただけでなく『仕事とお金』に対しての考え方が変わったことが一番大きかったと思います。

具体的に言うと、こんな風に考えるようになりました。

  • 『持っているお金の量=幸せ』ではない
  • 『タイムイズマネー』の真意はお金で時間を買うことではない

『持っているお金の量=幸せ』ではない

お金

私は会社員を辞めて、年収が半分ほどに減りました。

もちろん、お金がないことは不安には繋がりますが、会社員時代もお金を持っているからといって安心できるということはありませんでした。

例えば、今400万円の年収が2000万円に増えたとしたら、あなたは何にお金を使いますか?

  • 広い家に住む
  • 外車を買う
  • 欲しいものを我慢せず買う
  • 贅沢なご飯を食べる
  • 飲み屋で高いお酒を入れる

お金でグレードアップできることって、そのくらいじゃないですか?

YouTuberで月に何百万と稼ぐ人たちの生活を見れたりしますが、そんな人たちでもお金を使うところってそんなもんです。

その生活が羨ましいかといえば甚だ疑問です。

私は、お金はそれなりでも『自分が好きだと思えること』に時間を使える方が幸せだな、豊かだなと感じます。

会社員時代は残業で疲弊していたこともありよくコンビニで2000円分とか爆買いして夕食にしていました。

でも1時間半早く帰ることができれば、スーパーの食材500円で自分で美味しいご飯を作れます。

一生懸命稼いだお金を毎日のコンビニ弁当に費やすなら、仕事のペースを落として少しできた時間で自分で安くて美味しいご飯を作る方がよっぽどエンタメ性も高いわけです。

そんなこんなで、『たくさん稼ぐ=幸せ』ではないと気付きました。

『タイムイズマネー』の真意はお金で時間を買うことではない

トマト

よく『タイムイズマネー』って言葉を聞きます。

例えば電車だと時間がかかる場所に行く時、数倍の値段がしてもタクシーの方が早ければタクシーを使う。そのくらい時間はお金で買うほど価値がある。

それと同様で時間がかかる家事を楽にするために、便利家電が続々家にラインナップされている人も多いでしょう。

消費社会では『時間は金を使ってでも買え』というイメージが強いです。

でも私はこの考え方は、逆だと思っています。

『時間と知識があれば、お金をかけなくてもできることが増える』

先に書いた料理のこともそうです。

今は時間があるので、その時間を使って野菜も育てているので食材費も浮きます。

自分で薪を割ってストーブにすれば、暖房費もかからないわけです。

建築の知識があれば家も自分で建てられます。製材の技術があれば材料費もかかりません。

田舎の人の暮らしを見て、学んだのは『お金で買う』のは必ずしも最善の選択ではないってことです。

関連記事の紹介

ここまで読んで、田舎に移住が気になる!と思った方は、田舎には具体的にどんな仕事があるのか気になりますよね。

そんな人におすすめな移住方法が地方創生の政策をフル活用すること。

「地域おこし協力隊」「地方創生移住支援事業を利用しての転職」が良さそうですって記事です。

この制度を利用すれば、移住先と転職先が見つかって、さらに支援金ももらえる可能性がありますよ。

よければどうぞ。

終わりに

やぎ

以上、田舎の仕事は楽とは一概には言えないけれど、田舎に住んで人と比べたりしなくなったら楽になったよーというお話でした。

世の中には「こうでなくてはいけない」みたいな色々なしがらみがあります。

今まで頑張ってきた人ほどそういったことに知らず知らずのうちに左右されてしまいます。

そういったものは一旦置いて、一度自分の幸せについて考える時間を持ってみると良いかもしれません。

 

ABOUT ME
ぐりゆう
田舎で半自給自足スローライフを実践中。 彼氏に引き摺り込まれバックカントリースキー、キャンプ、釣りが趣味になってしまったアウトドア女子。 アウトドアが身近にある田舎暮らしの魅力を伝えていきます。
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