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20代、半自給自足でおカネにとらわれない田舎暮らしを始めました【田舎暮らし体験談】

自給自足

「将来、田舎で自給自足をしたいなと思っている」という夢を持っている人もいますよね。

私(ぐりゆう)もそのひとりです。

現在27歳ですがその夢の第一歩として、現在は田舎に暮らしながら半自給自足をしています。

本記事では

  • 田舎に暮らして半自給自足する生活の実際について
  • この生活に至ったきっかけ
  • 半自給自足すればお金がかからないのか

について書いていきます。

田舎に暮らしてこんな風に半自給自足しています

家庭菜園

半自給自足とは何だ?と思う方も多いと思います。

食料、電気や燃料など生活に必要とするものすべてを自分で賄うのが「自給自足」の生活ですが、まずは家庭菜園などの小さい自給システムを構築することが「半自給自足生活」と言えます。

  • 可能な限りで食料を自給
  • 残りの時間は自分の好きなことをする
  • 好きなことで小さくお金を稼ぐ

と、私はこんな感じで生活をしています。

具体的には、可能な限り食料を自給し農的な生活をしつつ、自分の好きなことで「現金」を稼ぐという生き方です。

「半農半X」と言われている生き方に近いですね。

私の場合の現在のX(稼ぎ)はライターブログサイト運営グッズ販売カフェ店員株式投資です。

元々、新卒からフルタイムの会社員をしていましたが、1年前に退職して今はこんな感じの生活をしています。

我が家では主に

  • 家庭菜園
  • 山菜を採り
  • 魚釣り

をして食料の半分ほどを自給しています。

私がやっているのは半自給自足なので、食料全てを自給しなくては!とは思っていません。ちょっとゆるい感じです。

ここからは実際の様子をお見せしていきますね。

家庭菜園

ビニールハウス

畑と呼ぶには小さい、家庭菜園と呼ぶには少し大きめの我が家のお庭の一部です。
春なのでまだ作物が見えないくらい小さい状態です。

農薬や化学肥料は使わず、主に固定種の野菜を育てています。

育ててみて始めて「こうやって実がなるんだ!」「思ってたよりも管理が大変!」と気付く野菜もあり、とても面白いです。

トマト

夏の日はこんな風にお庭で取れた野菜から献立を考えます。

幸せなひと時です。

私の住んでいる北海道の右側の地域では夏場もかなり冷え込むことがあるので、トマトなど
実がなる野菜はハウスで育てています。

昨年は冬に食べる野菜が尽きてしまったので、今年は大根や人参、芋など冬季も貯蔵できる野菜を多めに作りたいと思っています。

お漬物、乾燥野菜など昔ながらの知恵を最近はご近所のおばあちゃんに色々教えてもらう機会があるので実践ししていきたいですね。

山菜採り

ウドとこごみ

北海道では4〜6月くらいまで、種類を変えながら山菜を食べることができます。

  • アイヌネギ
  • ウド
  • コゴミ
  • ゼンマイ
  • ワラビ

大体2ヶ月間はこれを探し周って山歩きをします。

北海道ではゴールデンウィークにも雪が降ることが毎年大体あるので、畑の準備も早くて4中旬〜5月上旬くらいになってしまいます。

ということは、春のうちは畑の収穫が見込めませんから、山菜は重要な食料源になるわけです。

山菜は天ぷら、醤油漬け、酢味噌和えやおひたしにして毎日のように食卓に並びます。

ちなみにですが、自宅も割と山が近いのでお庭にも山菜が生えます。引っ越して数年気付かずにいました…!ありがたい限りです。

魚釣り

釣り魚釣りは元々パートナーの趣味なのですが、外道で釣れた魚も食べられるものであれば小さいサイズでない限りは全て持ち帰り、調理して食べます。

お刺身やフライにしたり、干物を作ったりもします。

秋には鮭釣りが恒例なので、いくらの醤油漬けを作ったり、そのいくらでパスタを作ったり。

切り身になっている魚ばかり食べる生活をしていると、本来の魚の姿も知らずに食べているなんていうことも意外とあります。

レジャー要素もありますが、命をいただく感謝の気持ちを持って、食卓に並ぶ魚をいただいています。

おすそ分け

鹿肉のシチューこれに関しては「自給」ではないのですが、猟師さんが知り合いにいるので鹿肉をお裾分けしてもらっています。

自分は解体作業を手伝い、ここだけの話ですがお刺身ができそうなくらい新鮮なものをいつもお裾分けいただいています。

もう、これが…。絶品なんです。

知っている人しか知らない美味しさなので、幸福指数も上がりまくります。

普段スーパーのお肉だけ見ていると実感が湧きませんが、恐らく鹿1頭、上手に調理すれば1ヶ月は食べれます。

主にもらうのは害獣駆除対象の鹿のお肉です。

現在、駆除された鹿の有効活用は1割ほどで、9割が捨てられてしまっているそうです。

家畜のお肉は二酸化炭素排出量が多いから、と最近は菜食志向の方も珍しくなくなってきました。

現在よく食べている牛など家畜の肉を捨てられるはずだった鹿のお肉に切り替えれば、CO2排出も削減することができます。

数年後には自分で狩猟免許を取得しているかもしれません。

この生活に至ったきっかけ

雪山

よく「若いのに都会に出ていかないの?」と言われますが、今の所その予定はありません。

27歳、大学を卒業して就職したけれど、半自給自足の生活を始めたのには以下のようなキッカケがありました。

  • 胆振東部地震でインフラが使えない
  • 無職になると同時にコロナ流行
  • 買うサービス、自分でできればお金はいらない

少し長くなりますが、読んで欲しいです。

胆振東部地震で感じた「お金が使えない」恐怖

考えが変わったきっかけの一つは2018年に北海道で最大震度7を観測した「胆振東部地震」でした。

当時、会社員だった私。

住んでいた地域は震度4ほどと、それほど揺れは大きくなかったものの、道内全域が停電。

私の住む地域では3日間ほど、電気水道なし、当然ガソリンスタンドもやっていない、電車や物流も停止と、ほとんどのインフラが使えなくなりました。

コンビニは大変な中にも関わらず、開店してくれていました。

しかし、電気が通っていないので当然取り扱いは「現金」のみです。

キャッシュレス派の私は、持っているはずのお金を使えず、停電期間が伸びれば食料すら買えない、という恐怖を味わいました。

この出来事で「お金の価値」の曖昧さ、持っているものが「お金だけ」ということの怖さを感じたのでした。

退職したと同時にコロナ流行

釣り

留学に行きたいと思っていた私は新卒から勤めていた会社の退職を決めます。

しかし辞めたと同時期に新型コロナが流行。海外渡航ができない状況になりました。

観光業で働いていたパートナーも、勤務先が休業になり仕事も丸々2ヶ月休みに。

不安がよぎり…そうなところですが、気づけば2人で「手持ちのお金が減っても生きていける方法」を考え始め、ワクワクしていました。

食料に対する不安を払拭するべく、家庭菜園を本格的に始め、それまで年に数回しか行かなかった山菜採りにも通いました。

自分で少しでも食料を調達することができると、日々の「食べること」に対する不安は減ります。

「知識さえあれば、その辺に生えてるものでも食べれる」ことが、逆に自信になったのです。

ここで、働き方に対する考え方が変わりました。

「お金」は食べられない

お金

私は今まで「食べるため」にお金を稼いでいました。

そのお金がなくなってしまえば、生きるために最も必要な「食べること」ができなくなってしまうわけです。

働き口がなくなることは恐怖でした。

しかし仮に食料危機が起きて、全ての農家さんが「うちで作っている野菜は家族で食べるから売らない」と言えば、いくらお金を持っていても野菜を買うことはできません。

極端なことを言えば、何億円持っていても、一万円札自体を食べることはできません。

「お金を使う」ことは「自分の代わりに誰かにやってもらうこと」です。

「野菜を買う」行為は野菜自体にお金を払っているように見えますが、実際には「誰かが代わりに野菜を育て収穫し、運送、販売した」ことに対する代金です。

いつもお金を使って買っているものも、自分でできるのであればお金を払って頼む必要はありません。

家を建てるのに、知識と技術を持っていれば、かかるのは材料費のみです。

木材の調達と製材までできれば、木材の費用もかかりません。

できることがあればあるほど、お金はかかりません。そして、できることが多ければそれを生かしてお金を稼ぐこともできる。

そう考え、まずは自分の身の回りの生活のことを、なるべく自分でできるようにしようと思いました。

本当の意味でお金や資本主義経済にとらわれずに生活がしたい。

それが、この生活をしている理由です。

半自給自足をすればお金はかからないのか?

家計

私の半自給自足のやり方を見て、このくらいなら自分でもできそう!と思ってくれた人も多いと思います。

みなさんが気になっているのは半自給自足すればどのくらいお金がかからないのか?と言うことだと思います。

具体的にお答えすると

  • 完全に生活にお金がかからない訳ではない
  • 食費は半分ほど、それ以下に
  • 消費に対する考え方が変わり、支出が減る

こんなところです。

家賃光熱費は変わらない

もちろん家賃と水道光熱費は支払っているので、完全にお金がかからないわけではありません。

田舎なので家賃は安いですが、田舎で暮らすには不可欠な車の維持にお金がかかります。

収入が減ったことにより、税金も諸々安くなったのはありがたいですが、生活を保つためにはある程度の収入はやはり必要です。

食費は半分

弁当

気になる食費ですが、体感としては半分ほどになっていると思います。

夏の間は半分からそれ以下、冬は畑ができないので貯蔵野菜を食べつつ、購入もするので年間平均して半分ほどになると思います。

夏の間は野菜がどんどん収穫できるので、買っていた時に比べていろんな種類の野菜を少量ずつ食べれます。

なので栄養バランス的なものも良いと思います。肉より野菜の食生活ですね。

反対に冬は鹿肉と貯蔵している根菜ばかり食べてます。

考え方が変わればその他の支出が減る

エコ

お金に対する考え方が変わったので、欲しいものができてもすぐ買うことがなくなりました。

家の中で代用できるものはないか、工夫してできることがないか、自分で作れないかをまず考えるので結果的に支出が減ります。

加えて私の場合は、同時に環境問題にも興味を持ち、使い捨てのものやプラスチック製品、安価な大量生産商品、過剰梱包製品を買わないよう気をつけるようになりました。

総合して考えると買う必要のあるものが少ないのです。

こんな感じで半自給自足することで学ぶことや感じることが多いのも、この生活をする利点だと思いました。

終わりに

畑以上が

  • 田舎に暮らして半自給自足する生活の実際について
  • この生活に至ったきっかけ
  • 半自給自足すればお金がかからないのか

でした。

本格的に自給自足をしている人にしてみると、「そんな程度で半自給自足なんて言うの?」と言われてしまうかもしれません。

しかし、やりすぎて疲れてしまうようであれば意味がない。
自分のペースで、自分のやりたいことをするべきです。

都会に住んでいる人も、家の中でハーブを育てたり、今の生活のままでも楽しめることがあります。興味があることから生活に取り入れていくのが良いと思います。

私も自分の生活をここから発展させていくのが楽しみで仕方ありません。

ABOUT ME
ぐりゆう
田舎で半自給自足スローライフを実践中。 彼氏に引き摺り込まれバックカントリースキー、キャンプ、釣りが趣味になってしまったアウトドア女子。 アウトドアが身近にある田舎暮らしの魅力を伝えていきます。