- アウトドア用チェアはいろいろあり過ぎてどれを買えばいいかわからない
- ヘリノックスのチェアがいいって聞くけど、他のチェアと何がちがうの?
- ヘリノックスは高いけど、買って後悔しない?
というような人に読んでほしい特集記事です!
ソロキャンプではチェアがとても大事ですよね。
起きている間はほとんど座っているワケですから、どんなチェアを選ぶかはキャンプの質を決めると言っても過言ではありません。
私がヘリノックスチェアを使い始めたのは3~4年くらい前からですが、当時は「チェアに1万円以上も出せん!」と思っていました。
完全に間違っていましたね。
チェアこそ無理してでも最高のモノを選ぶべきだと今なら断言できます。
私は20年近くソロキャンプを行ってきましたが、出会って一番感動したギアがヘリノックスチェアです。
大人気の「へリノックス」とは?
【3行で解説】へリノックスとはどんなチェアなのか?
- とにかく軽くて丈夫。高いと言われるが、長く使えて結局お得
- 飽きのこないデザイン。類似品は多いが「座面吊り下げ式チェア」の元祖
- 種類が豊富で様々な用途、キャンプスタイルに応じて選べる
最近はヘリノックスを真似た格安のチェアがたくさん売られていますが、やはり本物とは違います。
一番の違いは軽くて丈夫なコトでしょう。
ヘリノックスは元々世界中のアウトドアブランドにテントポールなどを供給するメーカーでした。
この金属加工技術が類似品とは違う一番の秘密のようです。
類似品は軽くても壊れやすかったり、不安定だったり、丈夫だけど重かったりと、どうしても不満が残ります。
そして長時間座っていても疲れない「座面吊り下げ式」という構造ですが、この体を包み込むような座り心地は類似品では得られません。
似たような格安チェアを私も使ったことがありますが、やはり全然違いました。
モノにもよりますが、浅すぎたり、深すぎたり、ポールが尻に当たるなど。違いを言葉で表すのは難しいですが、これは一度経験していただければ分かると思います。
そしてキャンプスタイルに合わせて選べる豊富なラインナップ。
それぞれに特徴があって全部欲しくなりますね。
次はヘリノックスが誇る基本の2タイプを紹介します。
ヘリノックスチェアの種類【キャンプにおススメ2タイプ】
ヘリノックスと言えばコレ【チェアワンタイプ】
ヘリノックスチェアと聞いてみなさん一番に思い浮かべるのがこのタイプでしょう。
シンプルな構造でとてもコンパクトながら座り心地もバツグン。
もっとも類似品の多いタイプでもあります。
背面メッシュのタイプを「チェアワン」とよんでいることが多いようですが、ヘリノックスの公式によると、もっとも代表的な座面吊り下げ式のコンパクトチェアを「チェアワンタイプ」として紹介しています。
現行モデルは「コンフォートチェア」と「タクティカルチェア」に分類され、チェアワンタイプよりさらにコンパクトな「チェアミニタイプ」、逆に大きい「チェアLタイプ」「チェアXLタイプ」もあります。
ソロキャンプで使用するならバランスのいい「チェアワンタイプ」が一番おススメだと思います。
くつろげるハイバック【チェアツータイプ】
長くソロキャンプを行っていると、よりくつろぎたいと思うようになるかもしれません。
そんなときおススメなのが、頭まで全身を預けられるハイバックタイプの「チェアツー」です。
チェアワンをベースに、背面を高くしたタイプで、座り心地はさらに快適です。
じっくり腰を落ち着けて動き回らないという人には最適でしょう。
こちらも類似品がかなり多く出回っていますが、長く快適に使いたければ、やはりヘリノックスがおススメです。
ヘリノックスチェアのその他のタイプ
ヘリノックスには代表的な2タイプの他に、スウィベルチェア、ビーチタイプ、サンセットタイプ、ロータイプ等があり、どれも特徴的です。用途に合わせて使い分けたいですね。
とはいえ、ヘリノックスチェアはけして安いモノではありませんので、最初の1脚はもっともオーソドックスなチェアワンタイプかチェアツータイプがいいんじゃないでしょうか?
スウィベルチェア
座面が回転するタイプで、あまり動き回らないソロキャンプではとても便利です。
チェアワンタイプよりやや重く、価格も高めですがソロキャンパーならこちらを選ぶのもアリだと思います。
個人的にはおススメです。
ビーチタイプ
ハイバックタイプで、かつロータイプの、その名のとおりビーチでくつろぐのに向いているチェアーです。
形は「チェアツー」に似ていますが、「チェアツー」よりもさらにくつろげるタイプですね。
現在、新品はほとんど販売されていないようなので、どうしても欲しいという人は見つけたら即買いしましょう。
サンセットタイプ
「チェアツー」よりも座面が高く、さらにくつろげるハイバックタイプです。
焚き火をしたり、調理をしたりと動き回るソロキャンプでは、あまり向かないかもしれません。
のんびり昼寝をしたり、読書をしたりするには最高だと思います。
家にあってもいいかもしれないですね。
ロータイプ
何タイプかありますが、一番人気なのは「グラウンドチェア」とよばれる座面が22㎝の、座椅子のような感覚で使用できるローチェアです。
私もソロキャンプでは低い位置での行動が好きなので、ヘリノックス購入の際は迷いました。
直火や、コンパクトな焚き火台を好む人には向いていると思います。
- ヘリノックスチェアの基本の形は「チェアワンタイプ」と「チェアツータイプ」
- 迷ったら「チェアワンタイプ」がおススメ。
- よりくつろぎたければハイバック仕様の「チェアツータイプ」もおススメ
- 基本の2型の他に、スウィベルチェア、ビーチタイプ、サンセットタイプ、ロータイプ等がある
私が愛用している「タクティカルチェア」をレビュー
「タクティカルチェア」というのは「タクティカルサプライ」というヘリノックスのシリーズのひとつで、ミリタリー調のカラーリングが特徴です。
私も渋い見た目に惹かれて購入しました。見た目に格好いい分素材が厚めでしっかりしており、メッシュタイプのチェアワンよりほんのわずかですが重めです。
基本スペック
- 使用時のサイズ:52cm×53cm×67cm(幅×奥行き×高さ)
- 収納時のサイズ:14cm×35cm(直径×高さ)
- 座面高:34cm
- 総重量:1020g
- 耐荷重:145kg
製品の特長
ミリタリーラインということで、これまでにないオールブラックが恰好いいと思って私は買いました。
まっ黒って格好いいですよね。ただし灰が付くと汚れが目立ちます。
タクティカルチェアならではの仕様も盛り込まれており、収納袋をフレームに取り付けて小物入れにしたりできますし、両サイドにはスマホなどの小物類を収納できるポケットがついています。
背面にはベルクロが付いていて、ワッペンや反射板などを付けることができます(最初なんのためにあるのか分かりませんでした)。
座り心地はとてもよく、家で使用しても違和感のない素材ですので、アウトドアだけでなく普段使いにもおススメだと思います。
分かりにくいかもしれませんが、類似品は座ったとき、このフレームが尻にあたるモノが多いです。
タクティカルチェア(ヘリノックスチェア)のいいところ
なんと言ってもその軽さとコンパクトさはヘリノックスならでは。
ちょっと重めのタクティカルチェアでもその特徴は健在です。
そして類似品がとても多い中で、本物を使っているという感覚は大事ですよね。
もちろんただの見栄ではなく、最高の機能が備わっているからこそ優越感に浸れるワケです。
このマークは結構大事
- 軽くてコンパクト
- 丈夫で長く使える
- 組み立て、収納が簡単
- 座面吊り下げ式で座り心地がとてもいい
- 本物を使っている優越感に浸れる
- ミリタリーラインで、他のヘリノックスより格好いい
タクティカルチェア(ヘリノックスチェア)の残念なところ
正直なところ、買って後悔もしていないですし、4年くらい使っているけど気に入らないところはひとつもありません。
強いていうならやっぱり価格が高いことでしょうか。
類似品が安すぎるので、人によっては迷っちゃいますよね。でも買って後悔しないのはやはり本物です。
- 価格が高い
以上!
- タクティカルチェアはヘリノックスのシリーズのひとつで、ミリタリーライン
- ヘリノックスならではの軽さ、コンパクトさはタクティカルチェアも同様
- タクティカルチェアならではの仕様も搭載
- タクティカルチェア(ヘリノックスチェア)の残念な点はやっぱり高いこと
ヘリノックスチェアのまとめ
ヘリノックスチェアにはいろいろなシリーズがあり、結構迷うと思いますが、本記事を読んでいただけたのなら、少しは参考になったんじゃないかと思います。
とはいえ安いものが多く販売されていますので、ヘリノックスじゃなくてもいいんじゃないかと思っている人もまだいるでしょう。
しかし多くの類似品は座り心地が悪かったり、数回使っただけで壊れたりすることも多いようです。
私も以前、3900円で買ったチェアワンタイプの類似品は数回使ったら壊れたので捨てました。
やはりアウトドアで使うモノは頑丈でないといけません。そして持ち歩きに便利なように軽量・コンパクトさも求められると思います。
さらに長時間座っても疲れにくい座り心地の良さも兼ね備えているアウトドアチェアは、今のところヘリノックス以外にないと思います。
長年ソロキャンプを行ってきた私が、自信を持っておススメします。
キャンプ用チェアを探しているなら多少高くても頑張ってヘリノックスにしましょう。結果的に後悔せずにすむはずです。
多分私は今のヘリノックスが壊れたり、紛失したりしてもまたヘリノックスを買うでしょうね。
次はハイバックのチェアツーにするか、ロータイプのグラウンドチェアにするかで悩むと思います。