ソロキャンプといえば、誰にもじゃまをされずに「好きなものを食べて、好きなものを飲む」。
これが一番のたのしみですよね。
みなさんはキャンプでどんな食事をされますか?
またはどんな食事をしたいと思っていますか?
私(リュウ.A)は10年以上ソロキャンプを行なってきましたが、実は一番手間がかからず失敗のない「缶詰」こそ最高のキャンプメシだと思っています。
もちろんひとりBBQもいいですが、いつも肉を焼くばかりでは芸がありません。たまには違うものを食べてみたいと思ったら、缶詰がおススメです。
とてもいろいろな種類の缶詰があり、基本的にはほとんどの場合、開けてすぐに食べることができます。しかもしっかり味付けされているので失敗もありません。
さらに余ったら持って帰って、次のキャンプで使えばいいので、無駄もありません。
これほどキャンプに向いている食材はないでしょう。
ほとんどの缶詰はそのまま食べても美味しいですが、ちょっとひと工夫すればもっとおいしくなるものがたくさんあります。
私がこれまでにやってきた缶詰料理も紹介しながら、奥深い缶詰についてご紹介してまいりたいと思います。
簡単なだけじゃない【ソロキャンプには缶詰がおススメ!】
無駄にならない
缶詰といえばやはり保存がきくというのが大きなメリットですね。使わなかった缶詰は災害用などに転用できますし、次回のキャンプまでとっておくこともできます。
普段の備えに少し多めにストックしておいて、古いものからキャンプで使うというのもありだと思います。
持ち運びが簡単
食料の持ち運びは結構面倒なものです。液体はこぼれないように気をつかわなければなりませんし、生ものはクーラーボックスに入れなければなりません。
しかし缶詰なら無造作にバッグに入れておいてもつぶれませんし、クーラーなどで冷やしておく必要もありません。
美味しい
これもとても大事なポイントですね。
どんなに便利でも美味しくなかったら意味がありませんが、最近の缶詰はホントに美味しいものが増えました。
昔は缶詰は保存用、非常用という側面が強く、あまり味重視ではなかったと思います。しかし最近の缶詰は昔と全然違います。
以前から高級な缶詰も中にはありましたが、高いモノである必要はありません。普通に100円くらいで買えるモノでもかなり美味しいです。
失敗しない
基本的にはそのまま食べられるように調理済み、味付け済みなので失敗のしようがありません。
昔の缶詰は開けるのが大変で、上手く開けられなかったり、中身をこぼしたりという失敗がありましたが、それも今ではなくなりましたね。
簡単に開けることができてすぐ食べられます。
安い
ソロキャンプに行くなら、どうせ一人だしちょっといいものを食べようと思いますよね。でもいっぱいソロキャンプをたのしむためにも、いつもいいものばかり食べるワケにもいかないので、コスパも大事です。
うなるほどお金がある人は好きなだけ高級焼肉をたのしんでいただければ結構ですが。
缶詰なら価格は知れていますよね。
もちろん高級な缶詰もありますが、100円前後で十分美味しい缶詰を買うことができます。
ワイルドな感じがいい
なんとなく外で缶詰を食べる自分がワイルドでカッコいい感じがします。
気のせいかもしれませんが。。。
バリエーションが豊富
キャンプ料理といえばBBQに代表されるように、やはり肉がメインになりがちですよね。たまには違うものが食べたいと思ったら、缶詰はとてもおススメです。
手間がかかる魚介類もすぐに美味しく食べることができます。
後ほど紹介しますが、魚介類の料理も缶詰を使えば超簡単ですので、焼肉に飽きた人にはぜひおススメしたいと思います。
とにかく簡単
見出しを「簡単なだけじゃない」としておきながらなんですが、やっぱり1番はこれでしょう。
とにかく簡単に食べられることが缶詰の最大の魅力です。フタを開けるだけで食べられるんですから。
そこにちょっとひと手間加えるだけで、さらに美味しい料理に変えることだって可能です。
ソロキャンプに缶詰がおススメな理由は以下のとおり
- 無駄にならない
- 持ち運びが簡単
- 美味しい
- 失敗しない
- 安い
- ワイルドな感じがいい
- バリエーションが豊富
- とにかく簡単
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缶詰料理で注意すべきこと
直火はNG
キャンプで缶詰料理を紹介しているものの中には、直火で缶詰を温めているモノがありますが、これは基本的にNGです。
仕事の関係で食品関係の取引先の人に直接聞いたので、多分間違いないでしょう。
缶詰の注意書きにもたいてい「缶のまま直火で温めないでください」と書いてあります。
直接温めると、缶の内側のコーティングが溶け出してしまうようです。缶で温める場合は湯せんしましょう。
量が多い
最近はちょうどひとり分(1食分)の缶詰もありますが、たいていの場合ちょっと量が多いんですよね。
いろいろ食べたいと思うんですが、1缶あたりの量が多いとあまりいろんなモノは食べられません。
夜に半分食べて、残りは朝に食べるとか、残した分は持ち帰るなど、無駄にしないようにしたいですね。
味が濃い
味の好みは人によるかもしれませんが、個人的には缶詰はだいたい味がやや濃いめだと感じます。
保存のために濃くしてあるんでしょうかね?
でもこの味の濃さがキャンプメシにピッタリなんです。そのまま食べると濃いかもしれませんが、ひと工夫することでちょうどよくなり、さらに美味しく変化します。
ケガに注意
昔から缶詰の空き缶は危ないものと思われてきました。これは今でも変わらないでしょう。
缶の注意書きにも「開け口で手を切らないように」と大抵書いてありますよね。
ほとんどの缶詰は缶切り不要で、昔ほど危なくはないと思いますが、それでも開け口は指等を切る可能性がありますので注意が必要です。
もちろん、昔ながらの缶切りで開けるタイプは言うまでもなく危ないですので十分注意しましょう。
ゴミ処理が面倒
これは缶詰のせいではありませんが、燃やせないゴミは持ち帰らなければならないキャンプ場も多いので、処理が結構面倒です。
手軽なはずの缶詰も、食べたあとは洗って持ち帰らなければならないとなると煩わしいですね。
缶詰の空き缶はアルミ缶のように簡単につぶすことができないので、結構かさばります。
缶詰料理で注意すべき点は以下の通り
- 直火はNG
- 量が多い
- 味が濃い
- ケガに注意
- ゴミ処理が面倒
ソロキャンプにピッタリの缶詰料理
先にお伝えしておくと、料理と言えるほどのものでもありません。
なぜなら、手間をかけずに簡単に食べられることが「缶詰」の魅力ですので、あまり凝ったことはしていません。
いつもどおりなので見た目も今ひとつかもしれませんがお許しください。味は確かだと思います。
「焼き鳥缶×卵」で親子丼【そのままツマミにもOK】
みなさんご存じの焼き鳥缶を利用した料理(料理ってほどでもないですが)です。
安いし、そのまま食べれてとても優秀な缶詰なのですが、ちょっと味が濃いと感じます。
というワケで卵を入れましょう♪
そのままご飯にのせれば親子丼ですし、ツマミにもOK。刻んだネギも入れればさらに美味しくなります。
つい缶に直接卵を入れたくなりますが、やめておきましょう。面倒でもメスティンなどに移し替えてください。
「サケ缶×トマト缶」であったかスープ
サケ缶でもサバ缶でもツナ缶でもOKです。
トマト缶(ホールよりカットの方が食べやすいです)をこれら魚の缶詰と一緒に煮るだけ。
サケ缶やサバ缶は割としっかり味付けされているモノが多いので、そのままで大丈夫だと思いますが、ツナ缶は味があまりしないので、塩などで味を整えましょう。
他にもトマトと相性のいい魚介類をいろいろ試してみるといいと思います。
「カレー缶×炊き立てごはん」でカレーライス
料理というには簡単すぎますが、安定のキャンプメシ「カレーライス」です。
メスティンでご飯を炊いて、上にかけるだけ。レトルトでもいいんじゃないかと思うでしょうが、温めずにそのまま食べられるのがこの缶詰のいいところです。
こちらのシリーズは安くて本格的なタイカレー(インドカレーもあります)が食べられるので私のお気に入りです。
「サバ缶×オリーブオイル」でアヒージョ
キャンプで食べるアヒージョはとてもいい酒のツマミになります。
サバ缶(他の魚介類でも可)の具をオリーブオイルで煮るだけですが、これにキノコ類やブロッコリー等を入れると、豪華になりますね。私は面倒なのであまりやりませんが。
味が薄ければスーパー等で売っているアヒージョの素を使うといいでしょう。
つけ食べ用にパンがあるとりっぱな食事になります。
なお、オリーブオイルが余ってしまうと処理に困るので、あまり入れすぎないようにするのがコツです。
ソロキャンプにおススメの缶詰料理
- 「焼き鳥缶×卵」で親子丼
- 「サケ缶×トマト缶」であったかスープ
- 「カレー缶×炊き立てごはん」でカレーライス
- 「サバ缶×オリーブオイル」でアヒージョ
ソロキャンプにおススメの缶詰まとめ
缶詰の奥深さやおススメの食べ方を紹介してまいりました。
缶詰は安くて簡単で、どこでもすぐに手に入るので、キャンプには本当におススメの食材だと思います。ぜひみなさんも次回のキャンプで試してみてください。
シンプルな料理ばかりで「あまり参考にならない!」と言われそうですが、この簡単さ、シンプルさが缶詰のいいところだと思います。
手間がかからず、そのままたべても十分美味しいので、あまりいろいろ手を加える必要はないんじゃないでしょうか?
とはいえそのまま食べるだけではちょっとさびしいなと思ったら、当記事を参考にアレンジしてみてください。
あくまでも一例を紹介しただけですので、いろんな組み合わせをたのしんでみて下さいね♪