女性がソロキャンプ事故に巻き込まれたり、万が一にも襲われたりしないためには、安全に過ごすためにはキャンプ場選び、管理人さんに一人である事を伝えておく、一人である事を悟られない、防犯アイテムを賢く利用するなど、様々なコツがあります。
本記事で詳しく解説しました!
1人でのんびりソロキャンプに興味のある女子のみなさん。
気になるのは、「女性一人でのキャンプって危ないの?」っていうことだと思います。
本記事では、キャンプが趣味の筆者が『女子ソロキャンプに挑戦したいけれど、安全について不安だな…』と感じている方に向けて
- 実際にあった女子ソロキャンプの事件
- 実例に学ぶ対策方法
- 対策にオススメのアイテム
を紹介して行きます。
しっかり安全対策をしてソロキャンプ楽しんでいきましょう!
女子ソロキャンの始め方、必要な道具、私のソロキャンプ体験談などについては、以下の記事がよく読まれています。
【関連①】女子ソロキャンプの持ち物!みんな道具はどう選んでる?
実際にあった怖〜い女子ソロキャンプ事件【襲われる危険性】
女子ソロキャンプの事件の実例としては、「急に知らないおじさんにテントを開けられて注意された」、「夜中に熊にキャンプ場を襲撃された」などがあります。
まずは、実際にあった女子のソロキャンでの事件をまとめました。
結局怖いのは、一番怖いのは『人』、それから『クマ』です…。
急におじさんにテントを開けられる
Yahoo!知恵袋に寄せられた相談。
25歳の女性が一人でキャンプに行ったときのこと。
ひとりのおじさんが「テント立てるの手伝おうか?」「火起こし手伝おうか?」とやたらと話しかけて来ます。
その時は不快に思いながらも、適当にあしらいました。
女性が夜テントに入って眠るための準備をしていたところ、例のおじさんに急にテントを開けられて「夜はあぶないから気をつけてね!」と言われたそう。
いや、危ないのはお前だよ…。
そもそも、一人でテントが立てられない、火起こしできないならソロキャンプにこないでしょう。
それが楽しくてキャンプにきてるのに、手伝って欲しいってこともよっぽどのことがない限りないです…。
急にテントを開けるなんて、着替えの最中とかだったらどうしたんだろう。
もはやそれを狙ってたんだろうか…と思えるような気持ち悪い事件でした。
夜中に襲われたのは『クマ』
2020年8月、長野県の松本市にあるキャンプ場で夜中にクマが出没し、テント4張を襲った事件がありました。
このうち、ソロキャンプをしていた50代の女性がテントごと引きずられ、足に10針を縫う大ケガしたそう。
これは、さぞ怖い思いをしたことと思います。
自分以外にキャンパーがいて、ひと気のある場所でも起きてしまうのがクマの被害。
- 食べ物をそのままにしておかない
- 食事後の片付けをきちんとする
- ゴミも匂いのする状態で置いておかない
など、注意が必要です。
クマ以外の野生動物にとってもニオイのするご馳走に寄るなというほうが難しいので、必ず夜には食べ物は片付け、ニオイのしないようにしましょう。
わたしはいつも食材を持っていったクーラーボックスにゴミも含めて密封しています。
あとは、クマ被害の可能性があるキャンプ場や野営場はなるべく避けることです。
最近はクマの被害を恐れて、ソロでキャンプするけど車中泊という人も多いそうです。
まぁ、気持ちもわかりますし鍵もかかるので賢明な判断かもしれません。
キャンプ場って治安悪いの?
キャンプ場は、利用客の警戒心が緩んでいる事もあり、犯罪者にとっては狙いやすい場所です。
『女性ひとりでのキャンプは危ない』ということはよく言われます。
でも、普段複数人で行くキャンプ場ってそんなに治安が悪い印象がないから、大丈夫なんじゃない?と思う人もいますよね。
ですが近年、キャンプ場では子供の連れ去り事件なども起きています。
- 利用者が開放的な気分になり警戒心が薄れている
- 人目につかない場所や瞬間がある
- 四方が壁に囲まれる家に比べ防犯機能が弱い
等、犯罪者にとっては狙いやすい場所であることも事実です。
なにより、重要なのは狙いやすい標的にならないこと、どこにいても注意と対策を怠らないことです。
ここからはその対策を考えていきます。
安全にソロキャンプが楽しめるキャンプ場選びのコツについては、以下の記事が良く読まれています。
使いやすくて探しやすいキャンプ場の予約については、下記のサイトが便利です。
実例に学ぶ対策方法
女性のソロキャンパーが事件に巻き込まれたり、襲われたりしないための方法としては、以下の4つが上げられます。
①管理人さんに一人であることを伝えておく
②女性一人であると悟られない
③嫌なものは嫌だと伝える、断る
④防犯対策をする
ここからは、事件に合わないために対策方法を書いていきます。
管理人さんに一人であることを伝えておく
女性一人でのキャンプの場合はまず大前提として管理人さんがいるキャンプ場を利用しましょう。
管理人さんには女性一人であることを伝えて、女性一人のキャンプでも過ごしやすい場所などアドバイスをもらうと良いでしょう。
あとは、フリーサイト(好きなところにテントを建てられる)よりは、キャンプサイトが区画で区切られているキャンプ場がおすすめ。
広いキャンプ場なのに、隣の人がすごい近くにテント張ってきた…!ということを防げますし、基本的にはその区画には利用者以外の人は立ち入ってきません。
女子のソロキャンにピッタリのキャンプ場選びについては、以下の記事がよく読まれています。
使いやすくて探しやすいキャンプ場の予約については、下記のサイトが便利です。
女性一人であると悟られない
キャンプ場では、女性一人のキャンプだとわかりやすい行動や格好をしていれば、必然的にそれを狙ったトラブルの標的にされやすいです。
なるべく女子ソロキャンプであることを悟られないようにする必要があります。
これは例え話なのですが、昔フィリピンに短期留学にいったときのこと。
日本人は目立つとスリに遭うから気をつけなよと学校から散々言われていました。
案の定同じ学校で財布をスられた人がいまして、見た目の派手なハイブランド物好きの女性でした。
その時思ったのは『相手側も、人をみて狙う』ということ。
キャンプについても雑誌で見るようなおしゃれな『ザ・女子ソロ』な装飾をしているようなキャンプサイトは目をつけやすいのは、言わずとも理解できますよね。
同時に、露出の高い服や目立つ服装をしていると『話しかけられたいのかな?』『出会いを求めているのかな?』と勘違いされても仕方ありません。
- 露出の高い目立つ服装は避ける
- スリッパを男物と2つおく
- 女性らしい装飾をしない
など、目をつけられないように工夫しましょう。
嫌なものは嫌だと伝える、断る
とはいえ、キャンプ場では良かれと思って手助けをしたがり、話しかけて来る人もいます。
そんな人にはしっかり「嫌だ」と伝えることが重要です。
でも、相手に悪気があるわけじゃないかもしれないから角のある言い方はしたくないですよね。
そういう場合は「手伝ってあげるよ!」と言われても、素直に
『一人の時間を楽しみたくて来てるんです!』『一人でできます!』
と笑顔で断りましょう。
防犯対策をする
急にテントを開けられるなんて本当にたまったものではないですよね。
着替えているとき、自分がいないときと考えてもゾッとします。
自分がテント内にいるときも外にいるときも、テントには鍵をかけることを習慣付けましょう。
そのほかにもできる限りの防犯対策がありますので、ここからは防犯グッズを紹介します。
対策にオススメのアイテム
女性がソロキャンプで事件に巻き込まれたり、襲われたりないためには、以下の対策グッズが有効です。
①南京錠
②人感センサーライト
③防犯ブザー
④スマホの充電器、予備バッテリー
⑤クマスプレー
南京錠
ソロでのキャンプの際はテント内にいるとき、テントから離れるときも含め南京錠をかけましょう。
これで『テント勝手に開けて来るおじさん』を防ぐことができますし、テントを留守にする際の貴重品の管理も安心です。
人感センサーライト
夜間、人や何かが近づいて来たときに自動で点灯する人感センサーライト。
テント内にいても異変に気付くことができますし、照らされる方もなかなか驚くので防犯対策に一役買います。
ランタンとは雰囲気は違いますが、自分の行動用の身の回りを照らすライトとしても使えますのでこのお値段なら買っても良いかなと思います。
防犯ブザー
瞬時に音で周りにSOSを伝える防犯ブザー。
女性一人で行動するときは念のために持っていると安心できますよね。
現在は小型でライト搭載など使いやすいものが多く販売されています。
車や家の鍵と合わせて身に着けておくのも良いですね。
スマホの充電器、予備バッテリー
自分の身の回りに何か起きた時の通報、予期せぬ出来事が起きた時の調べものなど、自然を楽しむキャンプといえどスマホの充電がない状況は避けたいもの。
キャンプには予備のバッテリー、充電器も持っていく事をおすすめします。
こちらの商品は災害時にも使える手回し充電器とラジオ搭載で、防犯ブザー付き。
防災グッズとして、キャンプグッズとして、1つあると安心です。
クマスプレー
ちょっと値段は張りますが、アウトドアで遊ぶのを趣味にするなら1本は持っておきたいのがクマスプレーです。
万が一クマにあった際、これを噴射して目くらましをすることができます。
安心してアウトドアを楽しむ上で、絶対に持っていた方が良い商品。
私は登山と山菜採りの際にも常備しています。
おわりに|女子ソロキャンは安全対策して楽しむ!
以上、女子のソロキャンプでの事件と、その対策でした。
怖い事件が起きているのも事実ですが、しっかり対策をして楽しくソロキャンプをしているキャンパーさんも多くいます。
恐れるだけではなくて、事故に遭わないための対策、遭ってしまった時の行動まで考えて、しっかり対策をして挑みましょう。
火起こし、山登り、カヤック、どんな自然での活動も危険を理解した上で対策をし、楽しむ。
アウトドアで遊ぶ際は、何をするときも大切にしたい精神です。
女子ソロキャンの始め方、必要な道具、私のソロキャンプ体験談などについては、以下の記事がよく読まれています。
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