キャンプ

旨い肉が食べたい!ソロキャンプにおススメの鉄板特集

鉄板

キャンプ飯といえば誰が何と言おうと主役はバーベキューですよね。

これはソロキャンプでも同じだと思います。

最近はこじゃれた、見栄えのいいキャンプ飯のレシピ本などもたくさん発売されていますが、男なら(女でも)豪快に肉を焼きましょう。

せっかくのひとり焼き肉ですので、とびっきり旨い肉を誰にもじゃまをされずに食べたいですよね。

この道10年以上の(自称)ベテランソロキャンパーである私(リュウ・A)が、ファミリーやグループと違う、ソロキャンプならではの鉄板を使ったバーベキュースタイルをご紹介したいと思います。

ソロキャンプで旨い肉を食べよう

ステーキ

ファミリーやグループキャンプの場合は大きめのバーベキューグリルに炭をおこして、肉や野菜を大量に並べて焼きます。
肉は早いもの勝ちで、自分の好みの焼き加減ではなかなか食べさせてはもらえません。

一方でせっかちな人がどんどん肉を投入して焦がします。
まぁ、これはこれで楽しいんですけど。

ソロの場合はコンパクトなグリルで、食べたいものを一つずつ食べたい順番に焼いて、好みの焼き加減で食べることができます。

この、食べたいときに食べたい分だけ、誰にもじゃまをされずに自分のペースで焼いて食べることができるのが、ソロの魅力ですよね。

ソロならこまめな味変もOK。

いつものタレで食べたり、流行りのスパイスを使ったり、「わがまま焼き肉」し放題です。

網より便利!ソロ用鉄板の魅力

炭火バーベキュー

バーベキューといえば、網焼きか鉄板かという問題があります。

炭火であれば、遠赤外線効果を得られて香ばしく焼ける網焼きがおススメなような気もしますが、ソロの場合はわざわざ炭をおこさず、焚き火の熱を利用したり、バーナーで焼き肉をしたりすることも考えられます。

個人的にはわざわざ炭をおこすのは面倒なので、焚き火台を使って肉を焼くことが多いのですが、このとき網を使うとススで食材が黒くなってしまいます。

私は全然気にしないのですが、ススが気になる人やバーナーで手軽にバーベキューをしたいという人は、鉄板を使うといいでしょう

ちなみにこのススというのは薪の種類によってはあまり体に良くないそうです。

キャンプ場で売られている薪であれば通常問題ありませんが、拾った薪を燃やす場合は注意してください。

キャンプ場ではでかいバーベキュー用の鉄板をレンタルできる場合が多いと思いますが、ひとりだと大きすぎます。

最近はソロキャンプブームもあって、ひとりのときに便利な「ソロ用鉄板」というのが流行っていますので、後ほど紹介したいと思います。

魅力的な鉄板がたくさんありますので、ぜひ最後まで読んでください。

網には網の良さがありますが、洗うのが大変だとか、細かい食材を焼けない、火加減が難しい、煙がすごいなどのデメリットもあります。

せっかく外で焼き肉をするのだから、網でやりたいという人もいるでしょうが、鉄板は網より手軽で失敗も少ないのでおススメです。

上手に焼けば網よりおいしくすることも可能だと思いますので、ぜひ鉄板焼き肉にも挑戦してみてください。

鉄板使用時の注意点

鉄板焼き肉

重さに注意

鉄板の良さは、その蓄熱性にあります。

ムラなく均一に焼くことで肉をおいしく仕上げることができるワケですが、その分だけ厚みがあり重いのが難点です。

厚みがあるほど、おいしく焼けると言われていますので、多少の重さは我慢しましょう。

うっかり落としたりしないよう注意してくださいね。

やけどに注意

網なら火に触れていない端の方はそれほど熱くなりませんので、材質や形状によっては素手で動かすことができる場合もありますが、鉄板はまんべんなく熱くなりますので、うっかり素手で触ると間違いなくやけどします。

移動させたり、持ち上げたりするときは必ず専用の取っ手を使うか、取っ手の無いタイプの場合は、ヤットコプライヤーなどの工具を使いましょう。

鉄板を買うと専用のヤットコが付属しているタイプもあります。

付いていない場合は別途用意しておいた方がいいでしょう。

正しいメンテナンス方法

鉄板

鉄板はしっかり手入れをすれば、元々単純なだけにほぼ一生モノと言えるでしょう。

しかし鉄ですので、手入れを怠ると錆びてしまいます。正しいメンテナンス方法を覚えておきましょう。

多くの鉄製調理器具は初めて使う前の儀式があります。

「シーズニング」ってヤツですね。

いろいろなやり方があってどれが正解かよくわからないと思いますが、一般的なやり方は、

  1. 火であぶり
  2. 洗剤で洗い
  3. 食用油を塗る

この3ステップです。

火であぶって洗剤で洗うのは錆止めワックス等を取り除くためで、洗剤で洗うのはこれが最初で最後です。

鉄板は使うたびに油を馴染ませて、育てていくものですので、洗剤で洗うと馴染んだ油が洗い流されてしまいます。

ちなみに、油は一般的にオリーブオイルがいいと言われていますが、サラダ油でも問題ありません。

さらに、野菜のくずを焼くと鉄臭さが取れるんだそうです。

私は面倒くさがりなのでやりませんでしたが。

使ったあとは水で洗うより、ヘラやペーパーで汚れや油を取り除くだけの方がいいのですが、どうしても汚れが気になる場合は、水で洗い流してもOKだと思います。

ただし洗剤は使わないようにしましょう。

ソロキャンプにおススメの鉄板5選

シンプルな鉄板といえばコレ【ヨコザワテッパン】

ヨコザワテッパン

これは私が最近愛用している、ソロキャンパーに人気の「ヨコザワテッパン」です。

東京都のジェットスロウという冒険用品専門ショップが販売している、見てのとおりメチャクチャシンプルで、まったく飾り気の無いタダの鉄の板です。

4000円くらいするんですよね。これ。。。

「なんでこんなタダの鉄の板がこんな値段するんだ?」と疑問に思ったこともあって、だまされたと思って購入したのですが、結果的に割と気に入っています。

正直なところメーカー側のマーケティングの上手さもあるのでしょうが、肉が美味しく焼ける気がします。

美味しく焼くために重要なのは鉄板の厚さであり、この「ヨコザワテッパン」は5㎜ほどです。

このちょうどいい厚さで、ひとり焼肉用のサイズの鉄板というのがなかなか手に入らないので、まぁ多少高くてもしょうがないかと思っています。

袋、ヤットコ、ヘラが付属していますが、こちらはオマケ程度でちょっと安っぽいですね。

まだ数回しか使用していないので、ご覧のとおりきれいな状態ですが、これからいっぱい使って育てていこうと思っています。

ハーフサイズもありますが、小さいとその分油が垂れやすいので、個人的には通常サイズ(A5サイズ)の方がおススメです。

男前な鉄板といえばコレ【男爆鉄板(おとばく鉄板)】

こちらもシンプルですが、フチ有り、取っ手付きの使いやすい鉄板です。

やたらと男らしさを全面に押し出していて、劇画タッチのイラストがうさん臭さを感じさせますが、ひとつずつ職人の手によって作られた本格派です。

厚さは4.5㎜、重さは1.2㎏と非常に頑丈な作りで、大事に手入れをすれば一生使えるのではないでしょうか?

こちらは付属品もしっかりしていて、ヘラは新潟県燕三条製というこだわりです。

男爆シリーズは他にもいろいろなタイプがあってすべて本格仕様なので、好みに合わせて選んでもいいでしょう。

シングルバーナーにピッタリなのはコレ【FUTURE FOX 鉄板 】

ソロキャンプで手軽にバーベキューがしたければ、シングルバーナーで使える鉄板が便利です。

長方形タイプの鉄板が多い中、正方形でシングルバーナーにピッタリな大きさというのは、有りそうでなかなか有りませんでした。

フチ有りタイプなので、油を垂れ流してバーナーを汚す心配もありませんし、家の中でキャンプ気分を味わうこともできちゃいます。

厚さ4.5㎜で、1.3㎏ありますのでなかなかの本格派ですね。

ちょっとお高いイメージですが、いろいろな使い方ができますし、付属品もしっかりしているので、割とお得なのかもしれません。

FUTURE  FOXは2020年に誕生したばかりの信州発の新しいアウトドアブランドです。

いろいろな有名アウトドアブランドのギアと相性のいい製品を発売していて、今後がたのしみです。

コスパで選ぶならコレ【CGKアウトドア黒皮鉄板】

メチャメチャシンプルでお値段も手頃ですが、専用の取って付きでメスティン収納OKの優れものです。

厚さが3.2㎜4.5㎜6.0㎜と3種類用意されていて、好みによって選べるのもいいですね。

どうしても重さが気になる人は3.2㎜を選べばいいと思いますが、旨い焼肉を食べたい人は、一番厚い6.0㎜にしましょう。

このメーカーでは厚さや大きさを選べるだけではなく、ステンレス製やチタン製などの鉄板も発売されています。

手入れが面倒な人や、重さが気になる人はこれらを選ぶのもアリですね。

本格鉄板焼きをたのしみたければコレ【鍛冶屋の頓珍漢 ミガキ鉄板】

これまでの武骨なタイプとはちょっと違って、高級鉄板焼き店が使っているような、見た目にも美しいミガキ鉄板です。

手間がかかっている分ちょっとお高いですが、一味違った鉄板焼きが楽しめるでしょう。

サイズもいろいろ選べて便利ですが、ソロで使うならA5サイズがおススメです。

注文後に職人がひとつひとつ手作業で磨いて制作するという徹底ぶりだそうで、ワンランク上の鉄板という感じですね。

まとめ

キャンプで食べるバーベキューは本当に美味しいですよね。

しかし、ソロだと炭をおこしたりするのも面倒ですし、キャンプ場のレンタル鉄板では大きすぎます。

そんなときおススメなのが、焚き火でもバーナーでも旨い焼肉がたのしめる「ソロ用鉄板」です。

「焼き肉は絶対網焼き!」と思っていた人も、少し鉄板のことが気になってきたのではないでしょうか?

ソロ用鉄板の良さは、網に劣らずとても美味しく焼けることと、網より片づけがカンタンなこと、そして耐久性に優れていて自分専用の鉄板を育てるたのしみがあることです。

たかが鉄板ですが、ご覧いただいたとおり、種類も多く迷ってしまいますよね。

どれも個性があって、全部欲しくなるかもしれませんが、先ずは自分のスタイルに合った1枚を選んで、じっくり育てましょう。

くれぐれも買ってすぐ、いきなりキャンプに持って行かずに、家での前準備(シーズニング)をしっかり行いましょう。

準備ができたらいよいよ本番ですね。

今度のキャンプは旨い肉をいっぱい食べましょう。

おまけ

お肉を美味しく食べるためのコツといえば、やっぱりスパイスですよね?
そんなわけで、人気のアウトドアスパイスを食べ比べてみました!

【関連】ソロキャンプの万能調味料「アウトドアスパイス」を食べ比べ!

ほりにし以外にも、こんなに美味しいスパイスがあるよーっていうお話です。

ABOUT ME
リュウ.A
東京都多摩地区在住の副業ライター。キャンプ、釣りなどのアウトドア歴10年以上。学生時代にテントひとつ持ってバイクで日本を一周し、以来ソロキャンプにハマる。普段は主に道志川、富士五湖周辺で活動中。