今や人生100年時代と言われています。
現役世代の人口が減り、伸び続ける寿命。
このままだと自分たちの時代には年金もあてにならず定年が70歳どころではなくなります。
正直そんなに働きたく無いですよね。。。。
早めに仕事は切り上げて、どこか地方や海外でのんびり暮らしたいものです。
本記事では、セミリタイアをしてスローライフを送りたい方、気になっている方に向けて
- セミリタイアするにはいくら必要なのか?
- セミリタイアしないとスローライフは不可能なのか?
- スローライフを送るのに必要な心構え
について解説していきます。
結論:『セミリタイアせずともスローライフは可能です』
そしてその実現に重要なことは以下の2つです。
- 不労所得をつくること
- 支出を減らすこと
セミリタイアとは
セミリタイアは貯金や投資などの不労所得など収入を獲得しつつ、できるだけ勤務しない生活スタイルのことを言います。
最近では『FIRE(Financial Independence, Retire Early)』という言葉が浸透し、そちらのほうが耳慣れているかもしれません。
『FIRE』は直訳すると経済的自立を確立し、早期退職することを意味します。
セミリタイアにはいくら必要?
定義はさておき、老後も含め安心できるセミリタアをするにはいくらの資産が必要なのかが気になります。
100歳まで生きる場合、残りの人生の生活費は
総務省が公表している「家計調査報告書 家計収支編(2020年)」によると、1ヵ月の平均生活費は152,575円。
ひと月に生活費16万円ほどと仮定し計算していきましょう。
これを年間にすると192万円。年間約200万円が必要です。
年間の生活費が200万円と仮定して、仮に100歳まで生きるとすると以下の金額が生活費として必要になります。
- 30歳でリタイア→1億4000万円
- 40歳でリタイア→1億2000万円
- 50歳でリタイア→1億円
想像以上で気が重くなった方も多いのではないでしょうか。
そもそも、年間200万円の生活費でやっていけるのかという点についても怪しいです。
セミリタイア後の月収によっていつセミリタイアできるかが変わる
上記の通り、老後資金を完全に貯蓄した『あがり』の状態でリタイアするのは、なかなか難しいことです。
しかし、リタイア後に一定額の安定して見込める収入があると、にリタイアするための必要資金は変わってきます。
30歳でリタイアしたい場合、毎月に以下の額の定期収入があれば、リタイア時(30歳)に必要な資金は以下のようになります。
収入は寿命と同じく100歳までを想定しています。(不労所得を想定)
- 収入月5万円→必要資金9,800万円
- 収入月10万円→必要資金5,600万円
- 収入月15万円→必要資金1,400万円
やはり、定期的に見込める収入が15万円と多いと格段にセミリタイアが近く見えてきます。
セミリタイアした人のお金の増やし方
収入ゼロでのセミリタイアは必要なお金が多すぎて、一般会社員には現実的ではありません。
ですので、ほとんどのセミリタイア実践者が定期的な収入を得られるものに投資をしています。
投資の内容ですが主に以下の2つが多いようです。
- 株式投資
- 不動産投資
資産形成で株式投資をするメリット
資産形成で株式投資をするメリットは以下の3つ
- 少額でも始められる
- 複利効果をに生かせる
- 節税効果がある
株式投資のメリットは少額でも始められ、長期で行うことにより複利効果が得やすいことです。
また、iDeCOやNISA制度利用することで、節税効果もあります。
セミリタイアの夢があるけどいまだに投資を始めていない…という方はまずは証券口座を作るところから取り組んでみましょう。
私自身、会社を退職してすぐに証券口座を作り、iDeCOとNISAの口座を開設して全くの初心者から投資をはじめました。
丸2年ほどの運用期間で、新型コロナやウクライナ情勢の影響もありかなり相場が動いている状況ではありますが、複利のおかげで資産は増やすことができています。
これだけは大学時代から社会勉強のために始めておけばよかった!と思っています。
資産形成のために不動産投資をするメリット
すでにまとまった額の資金がある場合は不動産投資がおすすめです。
不動産投資では購入したアパート・マンションの入居者から家賃を得ることで収入を得ます。
- まとまった副収入を継続的に得られる
- 節税効果がある
- インフレに強い
などメリットがあります。
人口減に向かっていく日本ですが、需要のある物件を選ぶ事ができれば失敗リスクの少ない投資法です。
そのほかにもNFTや仮想通貨など今までとは異なる資産形成の方法も続々出てきていますから、いち早く活用していくのもセミリタイアへの近道になりそうです。
そして、『お金のかからない暮らしをする』こともセミリタイアへの重要な近道です。
セミリタイアしないとスローライフは不可能なのか?
セミリタイアをしてスローライフをしたいと憧れの気持ちを持っている方に伝えたいことは、『リタイア前からスローライフを始めてしまうのも選択肢の一つである』ということです。
セミリタイア前からスローライフを意識した生活をするメリットは以下の3つ。
- 忙しさに追われないことで、不要な支出を減らすことができる
- 自分の真の生活コストがわかる
- 支出が減るので投資にお金を回すことができる
実際、多忙な会社員生活をしていると生活がおざなりになってしまい、外食やコンビニで購入した食事が増え、支出が増えます。
食事1つとっても自炊をすることで、節約もでき、健康面にもメリットがあります。
さらにストレスが増えると『ご褒美消費』に走ってしまうひとも多いのではないでしょうか。
生活を変え、支出を減らすのもセミリタイアに一歩近づく近道です。
スローライフで支出の減った筆者
私自身、20代後半で会社員を辞め月3万円くらいの小さな仕事をいくつも積み重ね、スローライフを送っています。
実際私も会社員時代に比べると、現在の支出は大体半分になりました。
自分自身に心と時間の余裕ができたことで、真の生活コストがわかりました。
私が20代からスローライフを送る理由は主に以下の3つ。
- 今が一番元気でどんなことも楽しめるから
- セミリタイアするためにフルスロットルで働いて、病気になって夢のスローライフが送れなくなったら水の泡
- そもそも憧れのスローライフ、送ってみないと自分に合っているのかすらわからない
そういった理由で私は人生で最も元気である20代からスローライフを意識して暮らしています。
実際、今まで紹介してきたような資産形成はできていません。
しかし、工夫してスローライフを送るようになってからは普通の生活に比べてお金がかかりません。
生活にかかわること1つ1つを取捨選択し、正しい金銭感覚を身に着けること大切だと思います。
下記の記事では、私がなぜ老後ではなく20代からスローライフを始めたのか、どんな暮らしをしているのかの記事も書いていますので、興味があればのぞいてみてください。
早くセミリタイアするのに有効な方法
以上の事をまとめると、いち早くセミリタイアするために重要な鍵となるのは以下の2つです。
- 不労所得を作ること
- 支出を減らすこと
支出を減らすには自分の生活をみなおし、生活費を少なくできるようなスローライフを送ることも選択肢の一つです。
例えば、現在すでに『場所を選ばずに働けるスキルがある』のであれば、生活コストの安い地域に拠点を移すだけで『理想の生活』と『安定した将来』が手に入るかもしれません。
スローライフ関連記事の紹介
アウトドアな俺たちでは、田舎への移住やスローライフに関する記事を公開しています。
気になる方は読んでみてください。
まとめ|セミリタイアする前からスローライフする選択肢もあります
以上、セミリタイアしてスローライフを送りたい!という方に向けて、『セミリタイアする前からスローライフを送る選択肢もあります』というお話でした。
人生100年時代を乗り切るには
- 安心して暮らせる資産形成
- 自分の時間がとれるスローライフ
この2つを両立させるのが幸せに生きるポイントだと筆者は考えています。
もちろん、お金も大切です。
ただし大きな資産のない自分のような凡人には、お金自体よりも『お金に頼らなくても、自分は十分生きていけるよね』という心持も大事だったりします。
そういった『人とのつながり』『自己肯定感』や『充実感』を得るにもスローライフは気づきが多いです。