ルアーフィッシングという趣味を初める際に、ブラックバスであったり、シーバス、ライトゲーム、エギングなどなど、例外はあれど、比較的初めやすい対象魚種の釣りからスタートされる方が殆どではないでしょうか。
ある程度釣りを突き詰めていくと、脳裏に浮かぶ釣りがあります。
それは青物ゲームです。
青物ゲームといっても様々です。オフショアでのジギングや、キャスティングゲームが人気ではありますが、近年磯からのロックショアゲームや、港の堤防やサーフなどからのショアジギングも人気です。
ターゲットとしては、九州や日本海側ではヒラマサ、太平洋側ではブリ、その他南方やサイズを問わなければカンパチも狙えます。
場所や釣り方によって、小型をメインに狙う事も出来ますが、皆さん手にしたいのは、大型の青物を夢見るのではないでしょうか。
特にヒラマサは大型化しますので、皆さん釣りたいターゲットであります。
オフショア、ショア問わず、ヒラマサの釣り方で人気なのはトップウォーター、ダイビングペンシルを使ったプラッギングです。
そんな、プラッキングでオススメしたいルアーがありまして、それがマリアさんのラピードです。
ラピードで数々の青物を釣ってきたワタクシ(いたくら)が、ラピードの魅力、使い方をご紹介します。
ラピードは青物プラグで絶対にボックスに入れておいてください！
【関連記事①】青物のルアー釣り入門｜陸っぱりで狙える魚種や釣り方のコツ、釣れるルアーを徹底解説
【関連記事②】青物のルアー釣り入門｜陸っぱりで狙える魚種や釣り方のコツ、釣れるルアーを徹底解説
ラピードの特徴
ラピードは青物用の誘い出しダイビングペンシルとして、4サイズリリースされています。
シルエットは細身で、アクションとしては、ややタイト目なローリングアクション。キビキビと動きながら泡を纏い、ダイビングてアピールします。
同じくマリアさんからリリースされている、ダイビングペンシルのローデッドがありますが、それに比べると動きが抑えめで、波動が弱目とされていますが、特別波動が弱いわけではなく、充分にアピールしてくれるアクションです。
ラインナップとしては次の通りです。
・F130 30グラム
・F160 50グラム
・F190 65グラム
・F230 100グラム
一言ずつご説明していきます。
F130
F130は最も小さいサイズです。ヒラスズキ兼青物タックルであったり、近海のブリ、ワラサクラス。夏のシイラ、春先のベイトが小さなヒラマサゲームで多用します。
主にPEライン3号クラス、4号だと少し扱いにくいです。
小さくてもきちんと動きますし、良く飛ぶので、食わせの小さめルアーで攻めたい時は重宝します。
F160
F160はサイズ的にルアーウエイト的にも使いやすく、F130と同じく近海から沖のキャスティングゲームまで幅広く使用できます。
適正な使用PEラインは4号、5号クラスです。
使用フックは1/0クラスなので安心してファイト出来ます。
F190
F190はヒラマサのトップウォーターゲームでは、大きさ、ルアーウエイトからなる飛距離と使用し易さはトップクラスです。
このサイズのルアーでもブリ、サワラなど食ってきます。
主にPEライン5号から以上。4号ですとぶっ飛んでいきます。
ワタクシが最も使用するサイズで、ショアでもオフショアでも重宝します。
F230
F230は最も大きなラインナップです。ヒラマサからGTゲーム、フックは大型を搭載する事が出来ます。
主にPEラインは6号クラス以上。
ラフウォーターなどの荒れた天候時でのアピール力、大型のベイトパターンにおいて重宝します。
ラピードのセッティング
ダイビングペンシルにおいて大事な事のひとつ。
フックやスプリットリングのサイズ、重さのセッティングです。
ラピードはF190とF230以外、予めフックとスプリットリングが付いて売られていますので、パッケージから出してそのまま使用する事ができます。
ラピードのそれぞれのサイズでセッティング方法として、オススメの適正なフックサイズ、スプリットリングが公式ウェブサイトで表記してあり、基本的にこの通り選んで頂ければ間違いないのですが、通な方は、釣行その日の状況により使い分ける事があります。
例えば、海がシケて波立っているような状況。シケるという時はウネリが大きい。風が強いシチュエーションです。
ラインが風に持っていかれたり、ルアーをアクションさせた際に、水面を滑ってしまう事が多くなってしまう事は良くあります。
つまり、ラフなシチュエーションにおいて、ルアーを水絡み良くアクションさせたい状況ですね。ルアー自体を交換するのもありですが、この時にフックやスプリットリングのサイズを上げてやるのです。
大型のフックやスプリットリングはワンサイズ変化させるだけで、ルアーアクションが大きく変わります。
ダイビングペンシルはダイブしやすくなりますので、お試しください。
シケていなくても、水面直下をスムーズにルアーを引いてきたいシチュエーションにおいても、フックやスプリットリングをワンサイズあげてやると、使いやすくなります。
また、シングルフックチューンも有効です。シングルフックはトリプルフックよりも、セッティングがシビアな一面がありますが、ラピードはそこまでシビアではありませんので、適合したフックウエイトさえ守って頂ければ、変わらず使用出来ます。
シングルフックは刺さりは良いですが、フッキング率は落ちます。
ご自身の好みを探したり、状況による使いやすいチューニングをお試しください。
ラピード使いどころ
カラーについて
朝マズメ、明るくなるタイミングではロングキャストしたルアーを目視で確認しにくい状況です。
ダイビングペンシルを扱う際に、ルアーを目視で確認するのはとても重要です。どこにルアーがあって、ルアーにバイト、チェイスの有無を確認する事が出来ます。
朝は見やすいカラーがオススメです。
ピンクイワシ、次点でサイトピンキーが見易くて使いやすいです。
次にカラーローテーションとなると、お好きなカラーで良いと思います。
ある程度キャストして反応が無い時や、小さいベイトフィッシュが確認できた時などは、玄海クリアを使ってみてください。
クリアカラーは時に思いもよらぬ反応がある時があります。お試しください。
ルアーサイズについて
魚の反応が無い時は、ルアーのサイズを上げたり、下げたりするのも、ローテーションとして大切です。
シチュエーションとしてアピールが弱ければサイズを上げる、チェイスはあるけど、見切られて食わない状況ではサイズダウンも有効です。
荒れたラフな状況では、ルアーをサイズアップさせると、思わぬ反応がある事があります。
横風があったりすると、使いにくい状況ではありますが、うまくラインコントロールしてルアーを操作しましょう。
ルアーアクションについて
ラピードの使い方としては、ラインスラッグを利用して、ロッドを引くように動作するジャーク、トゥィッチアクションです。
ジャークやトゥィッチの後にポーズ。この動作を連続で行います。
これらの動作を早く行う、遅くする、ポーズを長めにとる。ロングジャーク、ショートジャーク、連続トゥィッチ。などなどの組み合わせて、その日の反応を伺ってください。
全く反応が無い時や、見切られる時にお試しでやって頂きたいアクションがあります。
それはタダマキです。イメージとしてはスキッピングさせる感じです。
ロッドを立てて早めにリトリーブしながら、水面を滑らせたり跳ねたりするようなイメージです。
通常スキッピングといえば、シンキングペンシルなどで行いますが、ダイビングペンシルでも似たアクションが出せます。
基本はジャークorトゥィッチ、ダイビング、ポーズのアクションで問題ありません。釣れない時は色々試してみましょう。
ラピードの良い点
ラピードの良いところは、なんといってもどこでも購入する事が出来るところではないでしょうか。
ヒラマサのトップウォーターの世界では、ウッドプラグが人気です。
ウッドプラグの人気どころは、釣具店で見かけることは先ずありません。なかなか手に入らない物も魅力的ではありますが、釣果だけでみたらプラスチックルアーでも変わらず十分な釣果を得ることが出来ます。
なによりも良く飛び良く釣れる。
ワタクシ自身1番ヒラマサをキャッチしているルアーですので、十分にオススメ出来ます。
ラピードの悪い点
ロックショアゲームで使用していると、ミスキャストや、ルアーの回収時にしくじって磯に当ててしまう事があります。
普通に当てただけで有れば問題ありませんが、強くぶつけてしまう事があると、お尻部分が割れてしまいます。
特別割れやすいわけではありませんがご注意下さい。
同じくぶつけてしまうと、針先が曲がったり、鈍ってしまう原因となります。
ラピードに限った話ではありませんが、ロックショア ゲームの際は気をつけましょう。
ルアー自体に悪い点はありませんので、その点はご安心下さいね。
ラピードに似たルアー
ラピード1本で勝負出来るといっても過言ではない優秀なルアーですが、予備として、少し違うアクションのルアーでオススメをご紹介します。
ラピードと同クラスで、オススメのダイビングペンシルといえばこちら。
シマノさんの別注ヒラマサです。
ラピードと同じく、細かくサイズ展開されており、シチュエーションに合わせて使い分けることが出来ます。
アクションはS字を書きながらダイブしする水絡みの良くアピールします。
シマノさんのルアーといえば、フラッシュブーストが搭載されていますが、この辺りはお好みで選んでください。
別注ヒラマサもどこの釣具店でも買えるルアーですので、ルアー選びに迷ったら、ラピードと別注ヒラマサをチョイスしてください。
まとめ
誰が使ってもうまく泳ぎ、操作し易いルアー。どこでも買えていつでも使える。そして良く飛んで釣れるルアー。
ラピードはとても優秀なルアーです。
青物トップウォーター、ダイビングペンシルで先ず手にとって使って頂ければと思います。
是非タックル一式揃えて頂いて、青物チャレンジしてみてくださいね。
それでは今回はこの辺で、Hava a good fishing!
