8月。
個人的にはお盆過ぎくらいまで、仕事が忙しくてあまり釣りに行けない季節です。
でも、それは別に構いません。
だって、8月って朝9時くらいを過ぎると、とてもじゃないけど暑すぎて釣りになんかならないし、夜は夜で蚊の猛攻を避けながらの釣りになってしまいますし…
しかもね、私思うんですけどね、8月って元気なのはベイトだけで、肝心のフィッシュイーター様は朝マズメ以外は口を使っていない気がするんです。
だから、私は8月が大っ嫌いで、超苦手。きっとこういうアングラーさんって私だけじゃない気がするんですが…
だがしかぁし!今年の俺はちょっと違います。
7月末に出会った新しいターゲット、チヌ。そして新しい釣り方、トップルアー。
8月はトップチニングを極めてやる!という固い決意のもと、仕事をさぼっての合間をぬってこの釣りに集中してみたのですが…
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2017年8月釣果まとめ
釣行回数:
6回
勝率:
6戦2勝2敗2分
まともな釣果まとめ:
本チヌx2 (最大43cm)
キビレx1 (35cmくらい)
セイゴx2(手のひらサイズ)
メッキx1 (手のひらサイズ)
場所:
①釣りガールの止まり木(4回)
②サメおじさんの河口(2回)
③ごンちゃんサーフ河口付近(1回)
④脱サラおじさんの漁港と地磯帯(1回)
釣行時間:
夕まずめ~夜 or 朝まずめ付近
8月のハイライトフィッシュ
logic~嗚呼、僕の負け戦よ~
第一章~悪魔の誘惑~
[出典:
私はこれまで、『トップの釣り=滅多に釣れない我慢の釣り』という固定観念を持っていましたが、これ、完全に食わず嫌いだったみたいですな。
少なくとも『トップチニング』というジャンルに関しては、『数釣り可能なオモロ釣り』だという手応えを感じましたね。ええ。
ぶっちゃけ、私はこれほどまでにバイトが出やすい釣りを知りませんですのよ。しかもこの釣り、完全に日が昇り切った時間帯でも、平気でバイトが出まくりなんですの。
という事は・・・
8月という朝まずめを逃すと非常に高い確率でホゲる事の多い季節であっても、デイでの数釣りがトップで成立するという夢のようなお話www
でも、7月のトップチニングデビュー戦を終えて、私は一つだけこの釣りに関する難しさを感じるに至りました。
何がこの釣りを難しくしているかっていうと、異常に低いフッキング率。
まあ、とにかく乗らねぇんだ、この釣り。
- 体感的には10回バイトがあれば7回はミスバイトで3回はヒットまで持ち込めるイメージ。
- ほいで、3回のヒットのうち2回はフッキングしないか、途中でフックアウトしてバラシ。
- 結局のところランディングまで持っていけるのは、10回のバイトのうち、たったの1回だけw
じゃあ、なんでこんなにも乗りが悪いのかというと、それがチヌっていう魚の特徴だからっていう簡単なお話です。特に、シーバスに比べて極端に小さい口のサイズ、これが原因だと思うんですよね~
- チヌは口が小さいからフックが口の中に入りずらいみたいだし…
- 口周りも固いから、刺さりどころが悪ければすぐバレるし…
- そもそもチヌって喰うの下手すぎて、ミスバイト上等って感じだし…
- これだけの悪条件が揃っているのがチヌというお魚さんです。そりゃ乗らねぇよって思いませんか?
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ん?待てよ・・・
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トップチニンガーな俺 『チヌはシーバスに比べて極端に口が小さいじゃん?』
トップチニンガーな俺 『だからチヌ用トップルアーって、総じてサイズは5~6.5 cmくらいで、まあ小さいわけじゃん?大きくても9cmまでって感じじゃん?』
トップチニンガーな俺 『で、5~6cmのルアーだから、フックサイズは大体ST-46の8番くらいが普通じゃん?大きくてもST-46の6番がマックスじゃん?』
トップチニンガーな俺 『でも、この6~8番のフックサイズって、どうみてもチヌにはデカすぎじゃん?』
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天才トップチニンガーな俺 『フックサイズ、デカすぎじゃん!!!これじゃオチヌ様の小さなお口に入らないじゃん!これが答えじゃん!』
[出典:
ふむふむ。つまりはこういう事ですな。俺、気づいちゃったもんね(-。-)y-゜゜゜
- 『極端に小さなフックを背負わせる』というストラテジー
- 脅威のフッキング率に至る可能性
- 目指せ10割バッターな俺
ああトップチニングの神様よ、笑ってお許し下さいませんか?
あの時の私は、これでトップチニング業界の歴史が変わると本気で信じていたのです。
ぶちゃけ俺、天才じゃね?って、そのようにすらも考えていたのです。
( ゚∀゚)アハハ八八 …
第二章~小さきものは、みな可愛い?~
これはフェイキードッグ CW
天才トップチニンガーな俺が所有している一番でかいサイズのトップルアーがこいつ。7月中にはそこそこ活躍してくれました。
バイト誘発力には定評のある憎いアンチクショウなわけですが、その全長は9cm、純正フックはST-46の6番。
下の写真で判るように、デフォルトでは『ボディーからフックポイントがはみ出る大きさ』となっておる。
これはあれじゃ、フックサイズ選択のセオリーどおりじゃ。
そしてこれが、トップチニングの世界ではこのセオリーこそが諸悪の根源なわけじゃよ。
解るかね?ワトソン君。
[出典:
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天才トップチニンガーな俺 『お前なんか、こうしてやる!』
あら可愛い。
おまけでぶら下げたシングルアシストまで、ズッポシとお口に入ってしまいそうですわ(*´з`)
これはチニングスカウター60F
先月7月に一番バイトを引き出したトップルアーがこいつ。既にボロボロなのは実力の証ですね。
(関連記事⇒先月、つまり2017年7月の釣行回顧録)
ペンシルポッパーと呼ばれるタイプで、少しだけポッパー要素が加わったペンシルベイトって感じです。
全長6.0cmのファットなボディーに、フックは少し特殊なサクサストレブルの8番。
8番とは言ってもこのフック、かなり小ぶりでST-46換算で大体10番くらいのフックサイズになります。デフォルトでもボディーからフック先端ははみ出ない、そんな特殊仕様のフックバランス。
おそらくこれほどまでに小さいフックを背負わせている理由は、このルアーの比重にあると思いますね。
というのもこのチニングスカウター、早めにトゥイッチしたり、ドッグウォークさせたりすると、水面直下5cm未満くらいまで沈んで、モジョモジョします。
そうなると、チヌのバイトミスもかなり減って、見切る事もなく何回も追い食いしてくれるし、運が良ければ丸飲みもしてくれる・・・
つまり、、、、
『追い食いを前提にしてあえて小さいフックを背負わせて、いざ食いついたときはフック丸ごと口の中にぶち込んでやれ!』っていう過激な思想が生んだチョイス、それがこの『サクサストレブルの8番≒ST46の10番』という絶妙なサイズ感なんだろなと思いますね。はい。
それでもまだまだバイトを弾くのが現状で、3割ものればいい方なのだよ。こいつは。
思い切りが足りてないってのが私なりの結論ってわけだ。
解るかね、明智君。
[出典:
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天才トップチニンガーな俺 『お前なんか、こうしてやる!』
あら可愛い。
いくらなんでも小さすぎじゃね?って気がしますが、本来のチヌの口のサイズを考えると、これでち丁度いいくらいじゃね?
恐れるな 恐れるなかれ 12番・・・
これはライズポップ65F
先月7/21に、私のトップチニング初物をプレゼントしてくれたセクシーガール、それがこのライズポップ65Fです。
(参考:この時の釣行記録を記事にまとめています。)
全長6.5cmで重量9g、このサイズ感では最重量級であり、飛距離もトップレベルです。そして肝心のフックサイズはST46の8番。
いたって標準的なチョイスですし、セオリー通りにボディーからフックポイントがはみ出るサイズがデフォルトではぶら下がっています。
チニング用ポッパーは、一般的には極端な後方重心で設計されていて、アクション中の移動距離が短いものが多い気がします。そのため、ペンシルに比べると随分と乗りもいい物が多いです。
でも、でも、でぇもおおお~
あれれ~???それでも純正の8番サイズって、やっぱりチヌの口のサイズから考えると、随分大きすぎじゃないかしら・・・
ねえ、ミス・マープル、貴女もそう思うでしょ?
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天才トップチニンガーな私 『貴方なんか、こうしてやるわ!』
まあ、随分と可愛らしくなって、草生えちゃうかしらん(>_<)
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天才トップチニンガーな俺が考えた最強のフックチューニング(暫定版)
まあこの時の俺、輝いてましたね。
このフックチューニングで失敗する理由なんて見当たらないって、そう信じていたんです。
そして・・・
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この『セオリーを無視した小さなフック』というチョイスが、8月というトップチニングベストシーズンを完膚なきまでに叩きのめす事になるのですが、その時の私には知る由も有りません。。。。orz
[出典:
第三章~リアル~
最強のフックチューンをひっさげて、仕事をさぼるトップチニングに出かける俺。
気分はもう、アレです。
- 聖地エルサレム奪回という名の蛮行に向かう十字軍
- 白鯨狩りに出かけるおっさん
- 空飛ぶ少女を助けに走る少年
- 謎の青い石に願いを託す褐色系美少女
↑こんな感じです。ぶっちゃけ負ける気がしない。
勢い余って釣行前に向かったコンビニで、『あなたがわたしのマスターか?』なんてセリフを店員さんにぶつけてしまいそうになるくらいに、それはもう、アレでした。
いっちゃってたんです、きっと。
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)
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<`ヘ´> ペッ!
8/3:第一回小さいフック大作戦・・・ん?
まあ、そこそこのサイズが釣れはしましたよ。
でもね・・・
夕まずめの約五時間の釣行で6バイト1ヒット1ゲット・・・俺が考えた最強のフックチューンの効果がほとんど実感できないんですが、これ。。。
うーん、なんでじゃろ?
まあ、試行回数が足りないって事にして、もう少し試してみよう!
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今考えると、この時この判断を下した自分を、絶対に折れないプラスチックバットでポコポコにして、得体のしれない魑魅魍魎どもの餌として世界中の海にばらまいてやりたい!
[出典:
8/8:第二回小さいフック大作戦・・・ あれ?
[出典:
あれ?今日はチヌがいない日?
いえいえいえ、そんな事はありません。確かにこの日は風速が3mくらいあって、トップには出づらかったのですが、夕まずめの約4時間釣行で、2バイト0ヒット。
つまり、バイトはあったけど、全部乗らない!
あれ?
あれれ?
おっかしぃーぞぉ????
へたっぴトップチニンガーな僕 『風が強いとトップにはでずらいし、出ても乗りが悪くなるって言っている人多いし、こんなもんでしょ。 ( ゚∀゚)アハハ八八 …』
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今思うと、すこし意地になっていたのかもしれません。
この時点で気づけよ、俺。。。(/ω\)
8/22:第三回小さいフック大作戦・・・( ゚Д゚)
お盆前後は私の本業の繁忙期。釣りには行けません。
というわけで、がっつり働いて、がっぽし稼いで、うっしっし(‘◇’)ゞな時期を過ごしておりました。
そうやってようやく、約二週間ぶりにトップチヌ狩りでへと出かけた僕。久しぶりの海は私の大きなご褒美を用紙してくれていました!
AM9::30~PM1時過ぎくらいまでの5時間くらいの釣行でしたが、とにかくバイトだらけ!
途中で数えるのもめんどくさくなってしまいましたが、軽く20回はトップに反応がありましたね。ほぼワンキャストワンバイトっていう時合いも、短いながらも続いてくれて、とにかく楽しい!
そして肝心の釣果の方はというと…
AM 10:18
うわぁぁぁぁぁぁぁ
ごめんなさぁいぃいい
AM 11:02
うわぁぁぁぁぁぁぁ
ごめんなさぁいぃいい x 2回目
PM 12:03
うわぁぁぁぁぁぁぁ
ごめんなさぁいぃいい x 3回目
はい~
全部外道です~
明らかにチヌのバイトも数回あったんですが、全く乗りません~
Ω\ζ°)チーン
才能がない僕 『アレだ、明らかにチヌッぽいバイトもあったけど、きっと幻覚だったんだ。』
凡人な僕 『っていうか、きっとチヌは絶滅して、もう地球上にはいないんだ。。。。』
逃避癖がある僕 『きっとそうだ!チヌは絶滅したんだ!!そしてその犯人は・・・』
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壊れた僕 『十字軍だ!!!!あいつらが全滅させやがったんだ!ヽ(`Д´)ノプンプン』
[出典:
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この時点で私は気が付いていたのかもしれません。そう、自分の誤りに、本当は気が付いていたのかもしれないんです。
小さいフック大作戦とは何だったのか?
計三回にわたってお送りした『小さいフック大作戦』ですが、これまでの結果を少しここでまとめてみましょう!
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- バイト数:20回以上(めんどくさくて途中から数えるの辞めた)
- ヒット数:1回 (ヒラセイゴ、メッキは除外)
- ゲット数:1回 (本チヌ、40cmくらい)
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とになく乗らない… & 変更の意味が感じられない… & チヌの口にルアーが入りやすくなった感触もない…
ちなみに、フックサイズを変更する前の時点でのランディング成功率は、体感では大体『7バイト、3ヒット、2ゲット』ぐらいかな?って感じでした。
あれ?あれ?あれ?
変更前⇒『正確なデーターはないけど、7回水面が爆発して、そのうち多くて3回はロッドにチヌの生命感が伝わって、そのうち大体2回は取れる』
はい。つまりはランディング率2/7ってところですね。
変更後⇒『フックサイズをチヌの口のサイズに合わせて極端に小さくしたら、20回水面が爆発したうち、たった一回しかロッドにチヌの生命感は伝わらなくて、バラシなくその一回が取れた』
はい。つまりはランディング率1/20ってところですね
つまりこれ、一言でまとめると、『フックを小さくするメリットはほとんど、というよりもむしろ、全くない』という残念な結果になってしまいます。
この時点で私は気が付いていたのかもしれません。そう、自分の誤りに、本当は気が付いていたのかもしれないんです。
ですが、若さゆえの過ちでしょうか。
この『小さなフック大作戦』は、『小さいフックじゃとにかく乗らない事を確認するの乱』というマイナーチェンジを経て、この後もしばらく続くんです(/ω\)
(*艦長は、俺です。)
8/24: 『とにかく乗らない事を確認するの乱』~第一陣~・・・ (ΦωΦ)フフフ…
AM 4:44という超絶不吉な時間から昼過ぎまで頑張った僕。
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Ω\ζ°)チーン ホゲりました。
正確には、一匹朝一で取れたのですが、足元でオートリリース。こんな写真でお茶を濁しながら貴方様の脳に深刻なゲシュタルト崩壊を起こして遊ぶくらいしかやる事がありません。
(*『ち』に注目してじっと眺めていると、なんだか不思議な感覚になります。成功したらみんなに自慢しよう!)
実釣データはというと…
8バイト1ヒット1ゲット(オートリリース)
うーん?やっぱり乗らないです。
乗らない事を確認する釣行、一回目終了~
8/25: 『とにかく乗らない事を確認するの乱』~第二陣~・・・ (´_ゝ`))フフフ…
(*『ぺ』に注目してゲシュタルト崩壊を楽しもう!)
はい。完全にホゲりました。
フックサイズはこれまで通り、『セオリーを完全に無視した12番サイズ主軸』です。
肝心の実釣データはというと…
8バイト3ヒット0ゲット
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はい。
今月の俺、ゴミクズでした。
フックサイズの変更は極端にヒット率(=フッキング率)を上げるわけではないし、むしろアカンっぽいです。
せっかくなので、手持ちのデーターのうち正確に残っていた記録(2017年7月釣行回顧録+本記事;2017年8月分)だけで比較してみましょう。
- 7月と8月というわずかな季節感と活性の違い
- バイトした魚種が厳密には判断できない問題
- サンプル数不足
- ルアーごとの純正フックサイズの厳密な違い
色々と問題大ありなのかもしれませんが、それでも無理やり考察してみると…
フックサイズの変更(小さくする)はバイト数に影響をほとんど与えませんが、ヒット率(フッキング率)を7%下げてしまい、ランディング率を12%も下げてしまいました。。。orz
ランディング率を12%も下げてしまいました。
ランディング率を12%も下げてしまいました。
ランディング率を12%も下げてしまいました。
ランディング率を12%も下げてしまいました。
ランディング率を12%も下げてしまいました。
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( ゚Д゚) いやぁああああーーーー!!!!!
第四章~出会い~
それは2017年、8/27の事でした。
呆然としながら8月のトップチニングを振り返りつつ、とある釣具屋さんのトップルアーコーナーをうつろな目付で眺める僕。
ヘタッピトップチニンガーな僕 『フックサイズが…フックサイズで…フックサイズだから…フックサイズな訳で…でも、フックサイズだから… 』
その日の私、トップルアーコーナーをいったり来たりしては、ルアーのパッケージ裏の『フックサイズ』の項目ばかりを見返しておりました。
すると、いつもの元気な店員さん登場。
紳士な店員さん 『おいっす!るあらびさん、チヌっすか??ガッツリでしょwww ぼっしゃーんでしょwww』
この人は、私にソルトルアーの楽しみを教えてくれた紳士な店員さんです。
(*画像はイメージです。)
ガチのツリキチにして永遠の少年。色々と秘密のポイントも教えてくれる私のお師匠様でもあります。
ヘタッピな俺『いやね、トップニチングがおもろいんですわ。でも、○○で、xxで、△△だから、こうやって、ああやって…』。
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俺、これまでの経緯を詳しく説明しましたね。フックサイズを小さくしたらランディング率が落ちたって事も、当然伝えましたよ。
そしたらお師匠さん、こんな事言うんです。
紳士な店員さん(‘◇’)ゞ 『あぁ~ チヌって口小さいから、大体5割くらいは外掛かりですもんね。そのチューニング、ガッツリルアーを丸のみするくらいに活性が高い時じゃないと意味ないっすよw むしろフックサイズを6番くらいまで上げる人もいるくらいですしおすし。』
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ヘタッピな俺 『6番まで上げる?マジで???明らかにそれってチヌの口より大きくない??』
紳士な店員さん(‘◇’)ゞ 『外掛かり仕様っすw ルアーサイズがでかくはなるけど、こっちの方がフッキング率は高いっすよ。チヌは食べるの下手だし、基本外掛かり仕様って考えた方が釣果に繋がるっすねー』
ヘタッピな俺 『でも、9cmクラスのトップルアーってバイトでずらくないっすか??アピール強すぎっつうか…』
紳士な店員さん(‘◇’)ゞ 『じゃあ小さいルアー投げればいいじゃないっすか。5cm未満のヤツ。これとか。このサイズ感ってフックサイズもデフォで小さいっすよ。』
見慣れない極小ペンシルをヒョイと陳列棚から取り上げる紳士な俺のお師匠さん。
手に取りたるは、『フェイキードック CB』とかいうどこかで見たような気がする、そんなペンシル。
紳士な俺のお師匠さん 『フックサイズはいオリジナルの8番。ST-46でいう10番スケールっすね。丸のみ仕様のチヌペンシルって感じっすね!』
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丸のみ仕様のチヌペンシルって感じっすね!
丸のみ仕様のチヌペンシルって感じっすね!
丸のみ仕様のチヌペンシルって感じっすね!
丸のみ仕様のチヌペンシルって感じっすね!
丸のみ仕様のチヌペンシルって感じっすね!
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(‘Д’) 『へーそんなのあるんだー ちょっと興味あるかも~(棒読み)』
[出典:
第五章~決戦~
[出典:
最強の丸のみ仕様チヌペンシル。その名は『フェイキードッグCB』。
わずか5cmのシルエットは、30cmオーバーのチヌであれば充分に丸のみできるくらいに小さなお手頃サイズ感。その純正フックはオリジナルの8番(ST-46でいう10番くらい)とかなり小さ目です。
上の写真で解るように、こいつのフロントフックはボディーからはみ出ないサイズ。
これってフック選定のセオリー(=フロントフックはボディーからはみ出るくらいのサイズを選べ!)から外れているように感じますが、これは『丸のみ仕様』というコンセプトを活かすための戦略的帰結。
そもそもトップチニングはバイトを弾く釣りであり、まあフッキングは50%くらいの確立で外掛かりとなる訳です。ちゅうわけで、『ああ、今日はバイトは出るがフッキングは困難なり。如何にして釣らん』という日は、『外掛かりしずらいDAY』である可能性が考えられるわけです。
そんな時は迷わず『5cm以下の小さなルアー+小さなフックでルアーを丸のみさせる』という選択が効果的になる日もあるんですよ。
知っていましたか、皆さん。
こんな事は一級トップチニンガーな俺にとっては半ば常識であり、当たり前田のフレンチクルーラーですな。
中には、『普通サイズ(6cm前後)のルアーに、極端に小さ目のフック、例えば12番』なんていうフックチューチングをしてしまうお馬鹿さんもいるみたいですが、これってほぼ無駄ですね。
そもそもトップチニングとは…
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などと過去の自分を無へと葬り去りつつ説明くさい独り言を呟きながら、いざ本土決戦の日を迎えん!
8/28、一か所目のポイント
5:28分現場着。
日の出までもうあと30分ってところでしょうか。最終兵器フェイキードッグCBをぶら下げた超一級トップチニンガーな俺は、いつものポイントへと向かうべく、タックルを組み立てます。
トップチニンガーな俺 『そもそもトップチニングとは…』
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ド干潮でした。
海がありません。
ピントも合いません。
大失敗です。
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父さん、生まれてごめんなさい。
moveなランガン
一か所目のポイントで潮が満ちてくるまで遊んでいても良かったのですが、なんとなくここで時間が過ぎるのを待つのも、自分の過ちを認めるみたいで嫌だったので、大きく場所を移動しながらランガンする事に決定。
途中の河川でフェイキードッグ CBにて、お口の小さなメッキさんとも出会いましたよ。
この5cmっていうルアーのサイズ感、すごくいいです。バイト数は出やすいし、メッキのお口にフッキングが決まるくらいに乗りもいいみたい。
今日の勝利を確信しつつ、更なる移動を繰り返すトップチニンガーな俺。
時刻はそろそろお昼過ぎです。河川側の潮位もだいぶ満ちてきたことでしょう。
大本命ポイントへと、さらに移動します
ぶーん、えい!
(*画像はイメージです。)
同日PM1:00:これが結果と言う名のリアルなのか・・・
ここは某小規模河川。時刻は既に13:00分を過ぎています。
クソ暑いですが、なんとなく川面には生命感の残滓が…そして足元では、マイクロベイトの群れもチラホラ泳いでくれていました。
トップチニンガーな俺 『そもそもトップニチングというものは…』
誰もいない河川で、誰に聞かれても恥ずかしくない独り言を呟きながら、タックルを組み立てる俺。
竿にぶら下がりたるは例のアレ。
そう、泣く子も黙る最終兵器、その名はフェイキードッグCBさんです。
トップチニンガーな俺 『このペンシルは5cmと小さく、フックもかなり小ぶりだけど丸のみ仕様で云々…』
独り言も冴え渡ります。
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キャストを繰り返す俺。その時、ふと風が止んで水面に静けさが生まれました。
黒い沈黙。その間約7秒
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そして・・・
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突如割れる水面!一回目は乗らない!
でも焦らない僕。
なぜなら丸のみ仕様だから!
このルアー丸のみ仕様だから!
丸のみするまで待つから!!!!
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シェイクシェイク
シェイクシェイク
シェイクシェイク
シェイクシェイク
シェイクシェイク
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どーん!その①:本チヌ43cm at PM 1:14
ガッツリ丸のみ!いいね!
どーん!その②:キビレ35cmくらい at PM 1:31
外掛かりだけど、嬉しいからOK!ムフフな追加のキビレ様とも出会えました。
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…というわけで8月の俺。
トップチニングに目覚めると同時に、懸念のフッキング率アップに関する自分なりのセオリーまで確立する事に成功してしまいます。
乗らない釣りの代名詞でもあるトップチニング、そのフッキング率とキャッチ率を少しでも上げるための科学的解法と呼んでもいいでしょう。
知りたいですか?
知りたいですよね?
教えちゃいますよ、俺!
その答えとは…
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( ゚Д゚)
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お後がよろしいようで…
あっ、イタッ、アツッ!食べかけのカップヌードルにホッチキスの針を入れたヤツを投げつけるのは辞めてくださいお願いしますチクチクして痛いんですぅうう。
もうしませんから…
おまけ~フックサイズと心の健康~
フックサイズの変更(小さくする)に意味はないと感じていますが、9cmサイズのトップルアーに関しては、『シングルアシストフックと純正トレブルの併用』はありかな?って感じてます。
こんな感じね。ルアーのアクションも気になるほどは変化しません。
↓
フッキングが良くなると言うよりは、『バラシが減る』といった感じ。ファイト中に魚体にシングルフックが絡んでくれるので、魚体が小さくてもどこかにフッキングする事が多いですよ。
こんな感じね。
↓
リリース派の人には無理かもしれませんが、基本キャッチ&イート派の皆さんにはお勧めの方法です。
ぜひぜひ、お試しあれ~
2017年8月釣行備忘録
トップチニング、決して奥が深い釣りではないと思っていたのですが、タックルセッティング含めて考えると…まだまだ発展途上の釣りですね。
無茶苦茶におもれー遊びを見つけてしまった2017年8月となりましたよ!
( ̄ー ̄)ニヤリ
無駄足ばかりの8月となっていましたが、この無駄はきっと、今後の素晴らしい夏の釣果に結びつくはず!
- めぼしいポイントは見つけました。
- フックチューンに関する一定の結論も得ました。
- 時合いに関する法則性も一定の結論を得ました。
残った課題はあと一つです。
『クソ暑いぞちきしょぉおおおお!』に関する解決策。
というわけでいつかくるトップチニングな夏は、こんな感じのウェットウェーディングデビューしようかと考えております↓
コツコツ貯金しよっと。
関連記事の紹介
さて、この2017年8月のトップニチング釣行記ですが・・・
同年前月の7月に私は初めてトップチニングという釣りに出会い、ぞっこんほれ込んで、そしてドハマりした経緯があります。
また、本記事で登場するチヌのルアーゲームについては、本記事で紹介したトップの釣り、そして主に夜釣りで活躍するボトムゲームについて、詳しく解説した特集記事も準備しております。
チニング全般について詳しく知りたい人は、ぜひご覧になって下さいね!