田舎で今よりスローな暮らしをしたいなと思っている人にとって、何より気になるのは「仕事」のこと。
移住すれば自然と「生活」に関わることは自分の理想に近づける気がします。
しかし、仕事に関しては実際に若い人はちはどんどん都会に出て行っているので「働くところがないのではないか?」と不安ですよね。
そして、新規で仕事を探す際に他の人と簡単に差別化することができるものが「資格」です。
実際、田舎で仕事に就くために「あると重宝する資格」は存在するのでしょうか?
田舎暮らしを始めたい人、実際に田舎に移住する予定がある人に向けて、田舎移住4年目の筆者(ぐりゆう)が「あると有利な資格」について解説します!
田舎に仕事はないは本当?

そもそも、田舎に暮らすには「資格」は必要ありません。
誰にでも田舎に住む権利があります。
でも「田舎には仕事がない」って昔から聞くので、不安ですよね。
正直言って「田舎には仕事がない」は嘘です。
正しくは「田舎には仕事の種類が少ない」または、「田舎には最新の仕事はない」ですね。
田舎は人口が少ない上に、高齢化が進んでいて生産者人口が少ないです。したがってどこでも人手不足に陥っています。
現在私が住んでいる人口6000人ほどの田舎町でも、毎月広報誌にたくさんの求人が掲載されています。
求人にいつも載っているのはサービス業、農業、林業、土木、医療、介護、保育という感じですね。
少し安心しましたでしょうか?
では、さらに安心して田舎に移住するために、田舎で仕事につく際にあると有利な資格について詳しく解説していきます。
これから紹介する資格があれば、例えば40~50代の転職でもかなり有利に仕事探しが進むはずですよ。
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田舎での仕事探しについては、実は裏技とも呼ぶべきコツのようなモノがあるって知っていましたか?
その詳細については、以下の特集記事でまとめています。
『田舎暮らしの夢を実現させたいけど、仕事がみつかるかどうか不安で・・・』と本気で悩んでいる人だけご覧になって下さいね。
田舎での仕事にあると有利な資格とは
運転免許

絶対にあったほうがいい資格は「普通運転免許」です。
先ほど田舎暮らしに「資格」は必要ないと言いましたが、これだけは田舎暮らしに必須と言ってもいい資格です。
都内なんかだと車持っていた方がお金もかかるし停めるところもなく不便です。
免許も車もなくても全く問題ありませんが、田舎に移住となれば話は別です。
田舎ではバスや電車など公共交通機関は本数が少なく、正直言って通勤には使い物になりません。
仕事を探そうにも「車も車の免許も持ってません」という人を採用した場合、シフトの融通も効かないので、それだけで不採用になりかねないです。
私も田舎に移住して、退職後いくつか短期のアルバイトをしましたが、必ず「通勤は車で大丈夫ですか?」と聞かれました。
業務に使用する、という意味で必要な資格ではありませんが「職場に通う」「生活をする」上で絶対に持っておきたい資格です。
それから、田舎に移住してから教習所に通うのは結構大変です。
教習所が近くにあるとも限りませんし、その後車を買うにも車屋がない場合もあるので一苦労です。
できることなら移住前に運転免許と車だけは準備しておくことをお勧めします。
大型特殊車両免許

大型特殊車両免許とはホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。
大型特殊免許を取得すると、小型特殊自動車の公道運転も可能になります。
第一次産業が多い田舎では、大型特殊免許がないと乗ることのできない重機を使う場面が結構あるので、重宝される資格です。
ただし、「大型特殊免許」はあくまでも公道を走行するための免許です。
フォークリフトで作業をするには「フォークリフト運転技能講習」、移動式クレーンで荷物を吊るには「移動式クレーン運転士免許実技教習」など別途作業免許が必要になります。
農業や林業などやりたい仕事があるならば、必要な作業免許まで取得すると良いでしょう。
実際に重機に乗れる人や作業の経験がある人は現場でも重宝されますし、短期のアルバイトでも他の人よりも時給を上げてもらえる場合が多いです。
とはいえ実際に仕事してみないとどんな作業があるのか検討もつかないという人も多いでしょうから、大型特殊免許は必要になってから取得しても良い資格なのではないでしょうか。
ちなみに雪国だと除雪車に乗れれば、冬は結構稼げますよ。
医療関係の資格

ただでさえ高齢化が加速している日本ですが、地方は都会に比べ若者の流出もありかなり高齢化が進んでいます。
したがって、医療と介護は資格があれば引く手数多で食いっぱぐれない資格と言えるでしょう。
医療関係の資格には
- 看護師
- 理学療法士
のように学校に通ったのち国家試験を受け取得できる資格と
- 医療事務
- 調剤事務
のように通信講座や短期の講座で資格が取得できるものがあります。
もちろん国家資格である看護師や理学療法士の資格がある人は、どこに行っても仕事があるので田舎に移住する際は重宝します。
とはいえ流石に今から何年も学校に通うのは難しいという場合は、医療事務など比較的取りやすい資格を取得してみると役に立つかもしれません。
医療事務や調剤事務の資格は通信講座でも取得することができるので、田舎に移住する前にも取り組めそうですよね。
看護師は夜勤などがあり大変な職業のイメージがありますが、田舎の入院病床のない小さな病院であれば勤務時間帯も毎日同じです。
子育てとの両立もしやすいなどメリットもあります。
ただし、田舎の医療機関の患者さんのほどんどは高齢者です。
「理学療法士としてスポーツ選手のサポートをしたい!」などの夢がある方は田舎だとギャップがあるかもしれませんね。
介護関係

田舎ってお店はどんどん潰れていくのに介護施設だけはどんどん新しい施設が増えてるんですよね。
なので、介護関係の仕事もこれから先絶対なくならない職業です。
介護の資格と一口に言っても
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- ケアマネージャー
- 介護事務
- 介護福祉士(国家資格)
などがあり、それぞれ取得の難易度などは異なります。
介護職をこれから始めるという方はまず数ある介護資格の中で最も取得しやすい「介護職員初任者研修」を取得しましょう。
この資格は、規定の講座の時間数が通信講座可能な時間数を超えているため、通信講座だけでの資格取得はできません。
また、実技試験もあります。
通学のことなどを考えると、田舎に移住してから介護職を目指す場合、移住前に資格を取得してしまった方が楽かもしれません。
実務を重ねて「ケアマネージャー」「介護福祉士」などを取得すると給与アップも見込めます。
保育士

先ほどから高齢化、高齢化と言っていて意外かもしれませんが、保育士の求人も田舎では多いですね。
子供は少なくなろうと、保育園などはなくては困る行政サービスなので田舎でも仕事がありますよ。
保育士の資格は、通学だけではなく通信講座でも取得可能です。
一生物の国家資格ですので、子育て後なども含めキャリアに合わせて資格を活かすことが可能です。
欲を言えばもう少し保育に関わるお仕事の給与水準が上がればな、なんて思ったりしますが…。
IT関係

プログラミングなどの知識があれば、クラウドソーシングなどを使って在宅で働くこともできますね。
働く場所を選ばないのがIT系知識の良いところです。
田舎の企業で働く場合も、都会でIT関係会社の従業員全員が知っているような基本的な技術や知識でも「詳しい人が来た!」と重宝されます。
ワードプレスブログを作って運用の仕方を教えるだけの講座でも、田舎では結構な高額で開催しているところもありますからね。
(ネットで検索すれば無料でわかることなのに、です…。)
プログラミングの知識があるなら、田舎でプログラミングスクールを開講するなんていうのも良いかもしれません。
高齢者の多い地方ではインターネット関係の知識もネットで学ぶのではなくて教室に通いたい高齢者も多いです。
スマホ教室なんかも需要ありそうですよね。
また、プログラミングが学校で必修になるので、「もっと学びたい」という子供たちも増えるのではないでしょうか。
語学
田舎で意外と重宝されるのが語学です。特に田舎の観光地だとものすごくニーズがあります。
今必要なのは特に英語、中国語ですね。
地域差もあると思いますが、それ以外の言語はあまり使うことはないです。
田舎なら英語だけでも十分差別化できる知識ですが、今から0から勉強を始めようと思っているなら中国語が良いと思います。
資格としては、TOEICの点数など証明できるものがあれば良いですが、点数が活きるのは採用の時だけです。
私が働いていた7割が海外からのお客様の田舎の観光地でもそうでしたが、実際にコミュニュケーション取れるかどうかの方が問題ですね。
少しでも語学がわかって、コミュ力高ければ一目置かれる存在になること間違いなしです。
田舎での仕事の探し方

田舎でも仕事は無料の求人サイト、自治体の広報誌やハローワークなどでも見つけることができます。
田舎ではハローワークのような公的機関で仕事を探すのが良いのでは?と思われる方も多いと思いますが、実際はそうでもないんですよね…。
移住先での仕事探しに関してついて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
まとめ
以上のように、田舎で仕事を探すのに絶対必要な資格は、強いて言うなら「普通運転免許」です。
その他の資格に関しては「自分のやりたいこと」に必要な資格であればこれから取得することを考えてみましょう。
しかし、取得した「資格」を活かすことにとらわれて、逆にうまく仕事を探せないパターンも世の中では散見されます。
「資格」は、とあるタイミングで活きてくるもの。
資格を取ること、資格を活かすことだけにとらわれず「やりたいこと」ができる田舎生活になることを願っています!