冬のアウトドアレジャーといえば外せないのがスキーですよね。
- スキー初心者だけどハマってしまったから自分の道具が欲しい!
- でもスキーにも種類がたくさんあるし、どんな道具をそろえればいいのかわからない!
という方も多いのではないでしょうか。
本記事ではスキー歴25年の筆者(ぐりゆう)が
- スキーにはどんな道具をそろえるべき?
- 道具選びの基準
- 全部揃えたらいくらくらいかかるの?
- スキー用具はどこで買うべきか?
について解説します!
お気に入りの道具でスキーに行きましょう♪
スキーに必要な道具
スキーに必要な道具ですが、小物まで含めると結構たくさんあります。
まず、スキー3点セットと呼ばれるものがこちらです。
- スキー
- ビンディング
- スキーブーツ
そして、以下の小物類です。
- ストック
- スキーウェア
- ヘルメット、帽子
- ゴーグル
- 手袋
今回はそれぞれ何を基準に選んで、どんなものがおすすめか詳しく説明していきます。
選び方の基準については諸説あるので、特に自分はどうやって選んでいるのかについてを書いていきます!
スキー3点セットの選択基準
何より初心者にとって、なかなか選ぶのが難しいのがスキー3点セットです。
ここではそれぞれの選び方を解説していきます。
スキー板
初心者に適したスキー板は一般的に
- 長さは身長より5~10センチ短め
- 低速でも操作しやすい柔らかい板
- オールラウンド用
- ラディウス12〜17m程度
のものと言われています。
道具を買おう!と思っている人の多くはすでに少しはスキーの経験がある人が多いでしょうから、初・中級者用スキーくらいの表記のものが良いでしょう。
スキーにも色々種類がありますが、特にゲレンデで楽しく滑りたい方には幅広い雪質に対応し操作性も良い『オールラウンドモデル』がおすすめです。
初・中級者用スキーは板自体が柔らかく軽く作られています。
反対に上級者用のスキーはスピードが出た時に安定感を出すために比較的重く、板自体が固く作られています。
初級者が上級者用のスキーに乗ると、固いスキーでは低速のターン操作がしにくくなります。時には技術習得の妨げになることもあります。
私の経験上、良いスキーを履いたからといってスキーが上達することはありません。
自分にあったスキーを履いて練習し、技術が向上して今のスキーが物足りなくなったら、次のレベルものに買い換えるのがオススメです。
ビンディング
ビンディングとはスキー板とスキーブーツをつなぐ金具のことです。
強い力がかかった時には、スキー靴がスキーから外れて怪我を防いでくれる役割があります。
一般的にスキーとビンディングは別売りがスタンダードです。
しかし初心者用はスキーとビンディングがセットになった商品が多くあり、スキー板に一番合うビンディングがチョイスされていますので、道具全部にこだわりたい!という場合以外はセット商品がお勧めです。
例えば以下のようなセットがそうですね。
スキーブーツ
筆者がもっとも選ぶのが重要だと感じるのがスキーブーツです。
なぜならメーカーによってサイズ感や足幅なども違うから。
試し履きして以下のことを確認してみましょう。
- つま先が強く当たっていないか
- その他にくるぶしや外反母趾など当たって痛いところはないか
- 履いた後、かかとを地面にトントンして、足の指が少し動くくらいのサイズ感がベスト
サイズ感以外に重要なのはスキー靴の硬さ(フレックス)です。
フレックス(硬さ)は数字が大きいほど硬くなります。
初心者は硬い靴を長時間履くと疲れてしまうので、成人の男性100、女性80くらい(力が弱かったり小柄な場合はそれ以下)を目安に選ぶと良いと思います。
また、初心者用ブーツはバックル(留め具)の数が2バックル、3バックルと少なめのものが多いですが、4バックルのものがきつさの微調整がしやすいのでおすすめです。
これとかいいなーって思いますよ。
スキーウェアと小物の選択基準
スキーをする上で案外大事な道具が小物類です。
特に防寒具は寒くてスキーが嫌いになってしまうのは大人も子供もありがちなパターン。
長時間のスキーにも耐えられるよう、どのようなものを選べば間違い無いか解説していきます。
ストック
ストックは滑走中バランスやリズムを取るために使用します。
それ以外にも転倒時に立ち上がる支えにしたり、スピードが足りない時に漕ぐ時にも使います。
長さの目安ですが、ストックを持った時に肘が90度〜80度くらい曲がる長さが適当です。
あとは、長さを変更できるストックもありますので、イマイチ自分に合う長さがわからない場合は伸縮性のあるものを使うのも手でしょう。
ストックの材質はアルミ製、カーボン製のものがあります。
アルミは安価ですが少し重く曲がりやすい、カーボン製は軽くて丈夫だけどちょっとお高い値段設定です。
ストックに関しては初心者はアルミ製で妥協しても良いんじゃないかなーと思います。
スキーウェア
世の中では色々な防寒着がありますが、スキーの時にスキーウェアを着るべき理由は色々ありまして
- 中綿が入っていて暖かい
- 撥水加工されている
- パンツの裾が雪が入りにくくエッヂで切れにくい加工
- 転倒時にスキー板のエッジで穴があきにくい
- 生地が雪で滑って滑落する危険がない
と、やはりスキーに適したウエアなわけです。
ジャケットは普段着ているアウトドアブランドの防寒ウェアで代用はできても、パンツはスキースノボ用必須だと思います。
正直、スキーウェアに関してはメーカーによって値段もピンキリです。
最近はゲレンデをよく見ているとスキーウェアメーカーのものより、THE NORTH FACEやPatagoniaなどアウトドア系ブランドのものが人気がありますね。(お高いですが…)
ヘルメット、帽子
ヘルメットはスキーをする上で必ず被らなければいけない決まりはありませんが、筆者はヘルメットの着用を推奨します。
欧米ではスキー場によってはヘルメットの着用が義務化されています。
上級者ほど高速では無いにしろ、転倒や衝突リスクは初心者の方が高いです。
ニット帽をかぶる場合は、強いていうなら耳が隠れて万一頭に何か当たっても守れるような少し厚みのあるものがお勧めです。
ゴーグル
小物の中で最もきちんとしたメーカー品を買って欲しいのはゴーグルです。
- メーカーもの
- よく行くシチュエーションに合うレンズ色
- 鼻が低い人はアジアンフィット
をポイントに選ぶと良いです。
あまりに安価なノーブランドのものだと、UV加工が十分ではないものもあります。紫外線から目を守るためにゴーグルはしっかりとしたものを選びましょう。
また、レンズのカラーですが、昼間や晴れの日はミラー加工や暗めの色のレンズ、ナイターや天気の悪い状況は赤やオレンジなど明るい色のレンズがおすすめ。
ご自身がどんな状況でスキーをするのが多いかで選んでくださいね。
滑走時ほぼ自分の顔とも言えるゴーグルですが、見た目だけで選ぶのは少し待って。
案外盲点なのが、日本人の鼻の高さ。
海外モデルのゴーグルは鼻が高い人用に作られているため、鼻周りのパットに隙間が空いてしまうこともあります。鼻の高い方以外はアジアンフィットモデルがおすすめです。
ちなみに筆者はアジアンフィットモデルでもメーカーによっては鼻に隙間が空くことがあるので試着必須です。。。。
手袋
長時間スキー場にいてしんどいのは手先の冷たさです…。
特にマイナス10度を超えるような寒い地域でスキーをすることが多い人は、手袋は値段で妥協せずいいものを買うことを推奨します。
筆者の圧倒的おすすめはHESTRAです。
26年間色々なメーカーの手袋を試しましたがこれが一番暖かかったです。
本革なのでケアして育てる楽しみもたまらないですね。
全部揃えたらいくらくらいになる?
ここでみんなの気になる『全部揃えたらおいくら万円かかる?』のコーナー!
いいもので揃えるとキリのないスキー用品、筆者が妥協できるモノの最安値であつめるとざっとこんな感じになりました!
スキービンディングセット | 40,000円 |
ストック | 4,000円 |
スキーブーツ | 30,000円 |
スキーウェア | 20,000円 |
ゴーグル | 10,000円 |
手袋 | 10,000円 |
合計 | 114,000円 |
合計10万円ちょいですね!
もちろん、本当の最安値を攻めればもっと安く済ませることは可能だと思いますが、きちんとしたものをそれなりにそろえてスキーを始めたいのであれば10万円くらい準備しておいた方が良いでしょう。
また、ものによっては中古品を探すのもおすすめです。
私も最近はヘルメット、ウェアなどはメルカリで買いましたよ!
スキー用品はどこで買うのが良い?
スキー用品を買うなら店舗で実物を見てみるのが最もおすすめですが、実店舗ってちょっとネットに比べてお高い印象です。
「これいいかも!」と思った商品が店頭にあれば、ネットで同様の商品か似たものを探してみるのもいいですね。
筆者が子供の頃から(正しく言えば父が)困った時にお世話になっているのがタナベスポーツのネット通販です。
スキー用品専門店で、サイトもレベル別や用途別にカテゴリ分けされているので、知識があまりない初心者でも商品を探しやすいですよ。
高額商品であり、キャンペーンもよくやっているので楽天ポイントがたっぷりつくのも嬉しいです。
おわりに
以上、初心者のためのスキー用具の選び方でした。
今回それぞれさっと紹介する形になってしまいましたがやっぱり遊びに行くなら自分のお気に入りのデザインやカラーの道具を使うとテンションはあがりますよね。
ポイントを押さえて、お気に入りの道具でスキーを楽しみましょう。