ソロキャンプに行くとき、一番やっかいなアイテムといえばクーラーボックスではないでしょうか?
かさばるくせに帰りは空っぽという特殊なアイテムです。
オートキャンプなら気にならないでしょうけどツーリングではかなりじゃまになりますし、実際持っていくのはかなり大変です。
またその必要性は季節によっても変わるので、なかなか奥が深いですね。
ソロキャンプ歴10年以上の私(リュウ.A)が、「ソロキャンプにクーラーボックスは必要なのか?」、「ソロキャンプに持っていくならどんなクーラーボックスがおススメか?」など、クーラーボックスに関する疑問を解決してまいりたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
ソロキャンプにクーラーボックスって必要?
ハイ。必要です。
というか、大変重要です。
だって、クーラーボックスが無いと冷たいビールが飲めませんよね。
つまり私のように「キャンプは外で美味しいビールを飲むのが目的である」という人にとっては大変重要なのです。
しかし冷たいビールに全然興味が無い人には不要に感じるかもしれませんね。
でもやっぱり必要です。
食材を保管するのにはやはり便利です。暑い日はすぐに食材が傷んでしまいますので、夏などはクーラーボックスが必要なのは当然ですよね。
またそれほど暑くなくても、スーパーの袋などに入れてそのまま置いておくのはおススメできません。動物にイタズラされたり虫がよってきたりしますので。
クーラーボックスには冷やしておくという目的以外にも、食材を保管するという役目があります。
いや、自分はカップラーメンやレトルトで食事を済ますから「動物にイタズラされる心配も、冷やしておく食材もない!」という人はもう好きにしてください。
冷たいビールを飲まず、旨い肉を焼かないソロキャンプのどこがたのしいのか私には分かりません。
もちろんジュースと焼き魚でもかまいませんが、ソロキャンプは好きなモノを自由に飲んだり食べたりするのが一番のたのしみだと思いますので、やはりクーラーボックスは大事だと思います。
- ソロキャンプにもクーラーボックスは必要。特にビール好きならとても重要
- クーラーボックスは冷やすだけでなく、動物などから食材を守り、保管する役目もある
- ソロキャンプは自由に好きなモノを飲んだり食べたりするのがたのしい。そのためにはクーラーボックスが大事
種類はいろいろ、値段もピンからキリまで(クーラーボックスの種類と特徴)
クーラーボックスのタイプをざっくり分けると、大きさ(容量)、機能(保冷力)、そして材質(ソフトかハードか?)に分類することができます。
順番に見ていきましょう。
大きさ(容量)
一般的には○○リットルで容量を表します。
たまにクォートという単位で表されていることがありますが、1クォートは約0.95リットルですので、ほぼニアだと思って大丈夫です。
小型でよく見かける350ml缶が6本入るタイプがだいたい5リットルです。
このタイプ
大型のモノだと、キャスターやキャリーハンドルが付いている60リットルくらいのものまであります。
もちろん大きければそれだけたくさんの飲み物や食材が入りますが、必要な保冷材も増えますし、その分重くなることは注意しなければなりません。
機能(保冷力)
最近のクーラーボックスは高機能なモノが多くなりました。とはいえ保冷力には差がありますので、購入する際はできるだけ保冷力の高いモノを選びましょう。
ただし保冷力の差は価格の差でもあります。
5万円を超えるようなモノで、「10日間氷が溶けない」なんていうモノまでありますが、1~2泊程度のソロキャンプでそこまで必要だとは思いません。
予算しだいだとは思いますが、数千円程度のクーラーボックスでも機能的には十分だと思います。
たまにホームセンターで売っている青い発泡スチロールの箱を使っている人を見かけますが、貧乏くさいし、保冷力はイマイチなのでおススメしません。
材質(ソフトかハードか?)
以前はハードタイプの保冷力は高く、ソフトタイプは保冷力が低いというイメージでしたが、最近は必ずしもそうとは言えないようです。
ソフトタイプでもかなり高機能なモノがありますので、好みで選んでもいいと思います。
ただし総合的にはやはりハードタイプの方が保冷力は高く、ソフトの場合は簡易的で保冷力がイマイチなモノも多いので、キャンプで使うなら個人的にはハードタイプをおススメします。
ハードタイプは「開けやすい」、「テーブル代わりになる」というメリットもある一方、「かさ張る」、「重い」というデメリットがあります。
ソフトタイプは軽く、中にはコンパクトに折りたためるものもあって収納にはべんりですが、自立しないモノもあります。また一般的に開閉が「ジッパー」なので面倒です。
- クーラーボックスは大きさ(容量)、機能(保冷力)、そして材質(ソフトかハードか?)でタイプ分けできる
- 大きさ(容量)は5リットル程度から60リットルくらいまである
- 保冷力はピンキリ。一般的に保冷力が高いモノほど高額になる
- 材質はハードタイプとソフトタイプに分かれる。機能や使い勝手は異なるが、好みで選べばOK
ソロキャンプに向いているクーラーボックスとは?
結論から言うと、容量は10~15リットル程度で、ハードタイプをおススメします。
もちろん絶対ではありませんが、個人的にはもっとも使い勝手がいいと思います。
よほどチープなモノでなければ、極端に保冷力が低いということもないでしょう。
ハードをおススメする理由はお伝えした通り、保冷力はもちろんテーブル代わりにもなることです。
フタを裏返すとカップホルダーが付いているタイプもあります。
また私のように大量にビールを持っていく特殊な人は、ビール専用の5リットル程度のハードタイプと、食材を保存するためのソフトタイプを一緒に使うのもおススメです。
食材を入れるだけなら、ビールのようにキンキンに冷やす必要はないので、よほどの炎天下でない限り、いわゆる保冷バッグと言われる簡易的なモノでも大丈夫だと思います。
- ソロキャンプにおススメなのは10~15リットル程度のハードタイプ
- 飲み物が多い人はハードタイプとソフトタイプの併用もおススメ
ソロキャンプにおススメのクーラーボックス5選
迷ったらコレ【コールマン エクスカーションクーラー/16QT】
「超」がつくほどのド定番、コールマンの青いヤツです。
最近は赤やベージュもよく見かけますね。種類が豊富ですが、ソロキャンプならこれくらいの大きさがいいでしょう。
16QTは16クォートという意味で、約15リットルです。
2リットルのペットボトルが横に入りますので、凍らせて保冷剤代わりにすると便利で、夏場でも1日もつと思います。
私も何度もこのシリーズを買ったことがありますが、耐久性は残念ながらそれほど高くない印象です。
最強のクーラーボックスはコレ【YETI (イエティ) Roadie 24】
ソロにはちょっと大きいですが、人気で話題の商品ですので紹介しておきます。
保冷力は最強クラスですが、重くて値段は高いです。所有欲は十分満たしてくれますが、1~2泊のソロキャンプでそこまで必要かと言えば微妙かもしれません。
とても頑丈ですし、格好いいのでフトコロに余裕があるなら買ってみてもいいんじゃないでしょうか?
間違いなく自慢できます。
コスパで選ぶならコレ【キャプテンスタッグ シエロ M-8175】
こちらもよく見かけるシリーズで、そこまで高機能ではありませんが軽くてコスパがいいのでオススメです。
意外に深さがあるので500mlのペットボトルを縦に入れることができます。収納力はある方なんじゃないでしょうか。
価格が安いので、私は釣りの時使っています。
高機能ソフトタイプならコレ【ロゴス(LOGOS) ハイパー氷点下クーラー】
最近人気のロゴスの折りたたみ式クーラーボックスです。
ソフトタイプながら保冷力はバツグンで、ロゴスの「氷点下パック(保冷剤)」を併用すれば10時間以上アイスが溶けずに保存できます。
使用しないときは薄く折りたたむことができますので、持ち運びや収納にとても便利です。
サイズはいろいろありますが、ソロキャンプにはM(12リットル)がおススメです。
使いやすいソフトタイプはコレ【コールマン(Coleman) アルティメイトアイスクーラーⅡ 】
ソフトタイプは開閉がジッパーなので扱いにくいとお伝えしましたが、こちらはフタに小窓がついていて、中身を出し入れしやすい優れモノ。
保冷力も高く、ソフトタイプのデメリットを解決してくれたとてもいいクーラーボックスです。
クーラーボックスではめずらしいオリーブ色も渋くて格好いいですね。
ハードタイプとの併用にとてもおススメです。
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ソロキャンプのクーラーボックスまとめ
私なりの経験も踏まえてクーラーボックスの選び方を解説してまいりました。
最後に個人的な考えをもう一度まとめると
<div class=”simple-box7″><p>
- ソロキャンプにひとつだけ持っていくなら10~15リットルくらいのハードタイプがおススメ
- 私のように冷えたビールが欠かせないという人は、ハードタイプとソフトタイプの併用もおススメ</p></div>
しつこいですが、ソロキャンプは冷えたビールと旨い焼き肉が一番のたのしみなので、私にとってクーラーボックスはとても重要です。
みなさんもそうですよね。
当記事を参考に、みなさんも次回のソロキャンプではうまいビールを飲みながら、旨い焼き肉をたのしんでください。