最近にわかに注目を浴びているキャリーバッグ(スーツケース)スタイルのソロキャンプをご存じでしょうか?
車やバイクの運転が得意ではない人や、そもそも免許を持っていないという人の間で人気があるようですね。
「免許は持っていないけどソロキャンプをやってみたい!」という人は、キャリーバッグ(スーツケース)スタイルのソロキャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか?
ソロキャンプ歴10年以上の私が、キャリーバッグ(スーツケース)スタイルの魅力や注意すべき点などをお伝えしてまいります。
後半ではソロキャンプにおススメのキャリーバッグ(スーツケース)も紹介してまいりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
キャリーバッグ(スーツケース)ソロキャンパーが増加中?
キャリーバッグ(スーツケース)スタイルのソロキャンプの魅力は、なんといっても車やバイクがなくても電車やバスなどの公共交通機関で出かけられることです。
渋滞等の心配も少なく、時間を読みやすいというメリットもありますし、途中でビールを飲むことだってできちゃいます(私にとって最大のメリットはコレ)。
「移動手段が無いから」というネガティブな理由だけでなく、「実は車などで行くソロキャンプよりのんびりできる」。
コレがキャリーバッグ(スーツケース)スタイルのいいところなんです。
車やバイクが無くても電車やバスなどで出かけられる
言うまでもないことですが、車やバイクがない人にとって公共交通期間を使って出かけられるのは最大の魅力ですよね。
ソロキャンプに興味はあるけど移動手段がないという人にはピッタリです。
時間が読めるので意外にのんびりできる
車だと途中の渋滞などで到着時間を読みにくいこともありますが、公共交通機関ならおおよその時間はわかるのでのんびり行くことができます。
途中でランチをしたり温泉に入ったり、寄り道もキャリーバッグ(スーツケース)スタイルのたのしみのひとつでしょう。
道中お酒を飲める
「お前は酒のことしか頭にないのか!」と言われそうですが、これは私のような人間には大きなメリットです。
お伝えしたとおり、のんびり移動できるのがキャリーバッグ(スーツケース)スタイルのメリットなので、ちょっと休憩したときや寄り道して温泉に入ったらビール飲みたいじゃないですか?
バックパッカーのように荷物を背負うより断然ラク
公共交通機関を利用するソロキャンプにはもうひとつ「バックパックスタイル」というものがあります。
ようするにリュックに道具を詰めて行くスタイルですが、これだと持っていける道具がかなり限られますし、重い荷物を背負っていくのは大変です。
キャリーバッグ(スーツケース)ならコロコロするだけなので断然ラクです。
そしてキャリーバッグ(スーツケース)なら意外に重いものでも持っていけますので、極端な道具の軽量化は気にしなくていいのもメリットでしょう。
アウトドアギアは軽いものほど値段が高くなる傾向がありますので、ある意味経済的と言えますね。
- キャリーバッグ(スーツケース)スタイルなら車やバイクがなくてもソロキャンプに挑戦できる
- キャリーバッグ(スーツケース)スタイルは公共交通機関を使うので、時間が読みやすい
時間が読めるので、寄り道しながらのんびり移動できる - 運転しなくていいから道中お酒が飲める!
- 重い荷物を背負うバックパックより断然ラク
キャリーバッグ(スーツケース)ソロキャンプのデメリットとは?
キャリーバッグ(スーツケース)は本来ソロキャンプ用の道具というワケではありませんので、やはりデメリットも多いです。
ソロキャンプをキャリーバッグ(スーツケース)スタイルで出かける際のデメリットを理解し、対策を立ててから挑戦しましょう。
キャンプ場では意外に運びづらい
キャンプ場までは平坦な舗装路かもしれませんが、キャンプ場の中は起伏があったり砂利道だったりと結構運ぶのが大変な場合が多いです。
お目当てのキャンプ場がキャリーバッグ(スーツケース)でコロコロできるか、事前に確認しておくのがいいでしょう。
坂道は大変
出入口が坂道になっているキャンプ場は意外に多いです。
特に河原のキャンプ場はほとんどの場合坂道がありますね。 気合いでどうにかなるかもしれませんが、あまりに重かったり女性の場合はかなり大変な思いをするかもしれません。
これも事前に調べて置いた方がいいでしょう。
バスは持ち上げるのが大変
電車なら大丈夫ですが、バスの場合は乗り降りの際キャリーバッグ(スーツケース)を持ち上げなければなりません。
バスを利用する予定がある場合は自力で持ち上げることができる重さかどうか確認しましょう。
キャスターが壊れると大変
キャンプ場やその周辺では、砂利道や未舗装の道路が多いので、通常よりソロキャンプでの使用は過酷です。無茶な扱い方をしてキャスターが壊れてしまうとコロコロできなくなるので、大変なことになります。
できるだけ慎重に持ち運ぶことはもちろん、出かける前にキャスターが壊れてないか、壊れそうになっていないか入念にチェックしましょう。
刃物に注意
公共交通機関を利用するのであれば、刃物の所持に注意が必要です。
車でのソロキャンプであればナイフやオノを持っていても問題は少ないと思いますが、電車やバスの中では注意が必要です。
見える場所はもちろん、すぐに取り出せる場所に収納しないよう気を付けましょう。
警視庁のサイトも参考にしてみてください。
収納について(どのくらい入る? 重さは?)
どれだけ荷物を持っていくか、何を持っていくかで選ぶべきキャリーバッグ(スーツケース)は変わってきます。
大きければそれだけたくさんの道具を運べますが、持ち上がらなくなるかもしれません。
お伝えした通り、キャンプ場内ではコロコロできない場合もありますし、バスの乗り降りでは持ち上げる必要があります。
必ずしも大きければいいというワケでもありませんので注意しましょう。
- キャンプ場には起伏や砂利があって運びづらい
- キャンプ場周辺は坂道が多く、特に河原のキャンプ場は大変
- バスの乗り降りはバッグを持ち上げなければならない
- キャスターが壊れると大変なことになる。壊れそうにないか事前にチェック
- 公共交通機関を使うのであれば刃物の収納には注意が必要
ソロキャンプにおススメのキャリーバッグ(スーツケース)5選
キャリーバッグにはスーツケースとソフトキャリーバッグタイプがあります。
一概にどちらがいいとは言えませんが、ソフトキャリーバッグの方がキャンプでは違和感がないですね。
見た目を気にする必要はないかもしれませんが、スーツケースだとあまりキャンプっぽくないのが気になる人もいるでしょう。
一方スーツケースは普段の旅行にも使えて経済的です。 もちろんソフトキャリーバッグでも旅行に使用できますが、通常の旅行ではスーツケースの方が持ち運びがラクだと個人的には思います。
ご自身のスタイルでお選びください。
バランスのいいスーツケースならコレ【OUTDOOR PRODUCTS(アウトドアプロダクツ)スーツケース 58~69L】
旅行にも使いたい、ソロキャンプでも使いたいという人にはコチラのお値打ちスーツケースはいかがでしょうか。
バッグブランドのOUTDOOR PRODUCTSのスーツケースで、軽くて使いやすく値段も手頃。 ファスナーを開けることでで拡張(容量アップ)ができますの
で、行きは広げて使い、帰りは小さくすることができてとても便利です。
私も愛用しています。
頑丈なスーツケースはコレ【ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン) スーツケース GEO Aluminum 3.0 31L 50 cm】
かなり値段が高いので気軽に買えるスーツケースではありませんが、私がお気に入りで使っているので紹介させてください。
普段旅行や出張に出かける人にとっては一生もののスーツケースもアリでしょう。
ZERO HALLIBURTONは、NASAのアポロ計画で月の石を持ち帰るのに使われたとされる丈夫さで定評のある歴史あるブランドです。
こちらは31Lと小さめですが、サイズはいろいろありますので、自分のスタイルに合わせて選べばいいでしょう。
頑丈さを求める人にはぜひおススメします。
大容量のソフトキャリーバッグはコレ【THE NORTH FACE(ザノースフェイス)キャリーバッグ ROLLING THUNDER 30 NM81809】
背面は水や汚れに強いハード仕様で、表側がソフトキャリーバッグ仕様の、スーツケースとソフトキャリーバッグをいいとこどりしたような優れモノ。
80Lの大容量で旅行なら3~4泊で使えるサイズ。ソロキャンプなら十分な大きさでしょう。
さすがのノースフェイス。見た目もとても格好いいです。
コスパのいいソフトキャリーバッグはコレ【Amazonベーシック ダッフルバッグ キャスター付き】
それほど旅行に行くワケでもないないので、あまり値段の高いバッグはいらないという人におススメなのがコチラ。
Amazonベーシックの製品で、この大きさでもアンダー1万円(当記事執筆時点)。
色もサイズも豊富にそろっていて自分の用途によっていろいろ選べます。
キャスターがやや小さめなので砂利道等ではちょっと苦労するかもしれません。
背負えるソフトキャリーバッグはコレ【Karrimor(カリマー) ソフトキャリー airport pro 40 40L】
繰り返しお伝えしてきたように、キャンプ場ではコロコロできない場合があります。 またバスの乗り降りでは持ち上げなければならないことも。
そんなとき背負える機能があると便利ですね。
長時間背負うのは大変ですが、必要に応じて背負うことができれば行動範囲が広がります。
背負える大きさということはそれほど容量が期待できないということですので、荷物を厳選する必要はあります。
キャリーバッグ(スーツケース)ソロキャンプのまとめ
移動手段が無いという理由でソロキャンプをあきらめていた人にとって、キャリーバッグ(スーツケース)でのソロキャンプは魅力的に感じたのではないでしょうか?
電車やバスでのソロキャンプとして紹介いたしましたが、キャリーバッグ(スーツケース)スタイルなら、飛行機に乗ってあこがれの離島キャンプにも挑戦できます(私もいつかやってみたい!)。
車や免許がなくてもキャリーバッグ(スーツケース)があれば気軽にソロキャンプに行くことができますのでぜひ挑戦してみてください。