『シーバスはワームで釣るのが一番簡単って聞いたんだけど、釣り方もワーム選びもさっぱりで… どうしてくれる?!』とお怒りの人のための特集記事ですw
シーバスのワーミング(=ワームで釣る事)というテクニックは、比較的簡単にシーバスを釣る手段として非常に優れています。また、どうしも一匹が出ないシブい状況を打破するための最終手段としても活躍します。
ですが、仕掛けやワームのセッティング方法、釣り方やアクションなどが多岐にわたるため、特にシーバス初心者で苦手意識を持つ人も多いように感じます。
本特集では、そのようなシーバス釣りの初心者・入門者に向けて、シーバスのワーミングに関する基礎情報をどこよりも詳しくまとめています。
特にまだ一匹もシーバスをルアーで釣ったことがない人や、安定した釣果のためにワームの釣りを学びたい人にとって、虎の巻きともいえるような、そんな記事に仕上げたつもりです。
。
。
。
この記事で、ワームという『対シーバスファイナルウエポン』の威力を思い知っちゃって下さいw
- シーバス用のワームとは?
- スイミング釣法とワインド釣法:ワームでの釣り方は大きく二種類あるけれど・・・
- ワームの種類|しっぽの形状ピンテールとシャッドテールに分類されます
- ワームの動き|水中でどのように泳いでいるのか?
- ピンテールとシャッドテールの使い分け|どちらが釣れるという事はない!
- 【超重要!】ワームはまっすぐ刺さないと釣れない!
- ワームでシーバスを狙うメリットとデメリットについて
- ジグヘッドリグの仕掛けについて
- ジグヘッドリグの動かし方と釣り方
- 釣れるシーバスワームはこの6つで充分だと思う!
- ジグヘッドの選び方|人気の2つといえば、静ヘッドとパワーヘッドだけど・・・
- You Tube動画3選|シーバスをワームで狩りつくせ!
- 【シーバスゲーム】隅田川:新河岸川[VJ]で初めて釣れた!|kazu 釣りch 様
- まとめ
シーバス用のワームとは?
シーバスのルアーフィッシングにおいて釣果だけを求めるのであれば、最初の最初はジグヘッドとワームだけでいいんじゃね???っていう意見もあります。
それくらいに『シーバスに口を使わせる力』に優れているのが、『ワームとジグヘッドの組み合わせ(=リグっていいます)』なんです。
ちなみに、この記事は『全くの初心者』のために書いていますので、もしかしたら『ワーム』『ジグヘッド』という言葉も意味不明かもしれませんね。
ですので、まずは簡単に言葉の説明を・・・
ワームってこんなルアーです
上の写真で判るようにソフトプラスチック素材(ゴムみたいなものです)で作成されたルアーです。素材や大きさ、全体の形状などで、無数にバリエーションが存在します。
シーバスのルアーフィッシングでは、長さ3 inchくらい(8cm前後)のものが主流です。この大きさには意味があって、シーバスの大好物であるカタクチイワシなどのベイトの平均的な大きさに合わせているのだそうです。
ベイトがそれよりも大きかったり、逆に小さすぎたりして、このサイズのワームには口を使ってくれない場合も考えられますが、最初の一匹という事であれば、『万能+標準スケール』という意味で、8cm前後のサイズをとりあえず選んでみて下さい。
ちなみに、ブラックバスの釣りをする人は驚かれるかもしれませんが、シーバスのワームによる釣りでは、『ジグヘッドの装着して使う』が基本です。
こんな感じでリグを組んで、ジグヘッドの重さとリトリーブ速度で泳層を制御するっていう使い方ですね。
スイミング釣法とワインド釣法:ワームでの釣り方は大きく二種類あるけれど・・・
シーバスのワーミングについては、弾丸型のジグヘッドリグを用いるスイミングパターンと、やじり型のジグヘッドを用いたワインド釣法の二種類があります。
①ジグヘッドリグによるスイミングパターン
⇒弾丸型のジグヘッドにワームをセットして使う最も一般的なワームの使い方です。
②ワインド釣法
⇒専用のジグヘッドにワームを逆付けした仕掛けで狙う釣法です。しゃくり上げるようなロッドアクションをつける事で、ワームが水中で大きく横にスライドし、リアクションバイトを誘発させるテクニックになります。
この二種類の釣り方は、仕掛けも、釣り方も全く個性が異なるため、使い分けに少し注意が必要です。
特にワインド釣法は、スレが進行しすぎたなどの特別な理由でどうしても釣れない時のテクニックといった側面があり、そういった意味からも上級者向けの技術であるといえます。
本記事では、シーバスのワームでの釣りの基礎となる『ジグヘッドリグのスイミングパターン』に焦点をしぼって解説したいと思います。
。
。
。
~関連記事の紹介(ワインド釣法について)~
もう一つのシーバスワーミングのテクニックであるワインド釣法については、以下の記事で特集しています。興味がある人は、ぜひこちらもご覧になって下さい!
ワームの種類|しっぽの形状ピンテールとシャッドテールに分類されます
絶対に押さえておきたいワームの基礎知識、それが、ワームのテール(=ワームの尻尾)の形であり、その形状から2種類に分類されます。
その①|ピンテールワーム
シュッと細く伸びているのが『ピンテール』と呼ばれるタイプで、多くの名作シーバスワームに採用されています。アピール力は弱いですが、シーバスが思わず口を使ってしまう実釣力の高さが売りです。
その②|シャッドテールワーム
その対極にあるのが、『小魚の尾ひれ』を模した水かき型の尻尾を持つ『シャッドテール』型のワームです。このタイプのワームは、リトリーブすると水流を受けてシャッドテール部分がプルプルと横方向にウォブリングします。
そのため、水をかき回す力が強く、ピンテールよりもアピール力が強いのが特徴ですね。手早く広範囲を、ワームというソフト素材のルアーで強くアピールしながら探る時に最適です。
ワームの動き|水中でどのように泳いでいるのか?
ピンテールとシャッドテールの二種類に分類されるワームですが、この二つの水中でのアクションは大きく異なります。
以下の二つの動画が上手くまとまっているので、水中での動きのイメージがつかみやすいと思いますよ。
ピンテールワームの水中アクション動画(fimoルアー研究所 様)
テール(=尻尾)をプルプルとふるわせて細かいピッチの水流を発生させながら、ボディーをローリングして泳いでいるのがわかると思います。
非常にナチュラルな動きであり、スレにも強いアクションです。
本当にこれで釣れるの?と不安になる人もいるかもしれませんが、この『テール微振動だけの控えめなアクション』こそが、ピンテールワームの釣れる理由であり、シーバスの食性を強く刺激してくれます。
ですので安心して、そして信じてあげて下さいw
シャッドテールワームの水中アクション動画
テール部分を大きく左右に振りながら、そのアクションがボディー全体へと伝わり、ワーム全体で強くウォブンロールアクションが発生しています。
一般的にワームは魚を寄せる力は低いとされていますが、これは上で紹介したピンテールワームに対してなされるべき説明であり、一方でこちらのシャッドテールワームは、充分なアピール力を持った派手なアクションである事がわかるかと思います。
ただし、アピール力がある分だけスレには弱く、食わせの能力もピンテールより落ちるため注意が必要ではありますね。
ピンテールとシャッドテールの使い分け|どちらが釣れるという事はない!
これは誰もが知りたがる疑問点だと思うのですが…
『シーバスのワーミングをどのような状況で行うのか?』で答えが違うため、一概に『こっち!』とは言えないんです。
例えば私(編集部・るあらび)の場合は、『他のルアーで反応が得られなかった時』しかワームを投げません。つまり、最初の第一投目でワームを投げる事は、ほとんどの場合しません。そして、場がスレて魚の反応を得られにくい時しか、私はワームを投げないんです。
ですので、このような時は、やはり『スレに強く、シーバスが思わず口を使いやすいピンテール』に軍配が上がります。
ですが、例えば夜釣りで波気も強く、広範囲にシーバスが散っていて、しかも活性が高そうな時・・・
こんな時に、ミノーやバイブレーションなどを投げすぎて魚の反応が出づらくなったら、ピンテールだろうがシャッドテールだろうがシーバスの反応は出やすい傾向があります。
むしろこの場合は、ポイント全体の活性が高いはずですので、『ピンテールよりもシャッドテールで、幅広くサーチする』という方が釣果に繋がりやすいかもしれません。
ですので、『ピンテールか、シャッドか?』は、その日、その時、そしてその瞬間までの『あなたの釣りの過程』によって答えが違うといえます。
。
。
。
とは言っても、やはり最初は何かヒントが必要かと思います。ですので、思い付く限りのシチュエーション別ワーム使い分け術をまとめてみました。
かなり大まかな分類になってしまうのですが、大体のイメージを掴めるのではないかと思います。
ピンテール? それともシャッド?|シチュエーション別ワームの使い分けリスト
②幅広くサーチしたい。
⇒シャッドテール
③既に数匹釣って、現場がスレた。
⇒ピンテール
④海況は荒れ気味で水面がジャバジャバしている。
⇒シャッドテール
⑤岸壁際をテクトロして活性の高い個体を取りたい。
⇒シャッドテール
⑥岸壁際を丁寧に縦にサーチしたい。
⇒ピンテールテール
⑦ベタナギで海は静か・・・
⇒ピンテールテール
⑧ナイトゲームで海面が騒がしい。
⇒シャッドテール
⑨どうしても判断がつかない・・・
⇒ピンテール
。
。
。
ワームのジグヘッドリグによるスイミングパターンは、一匹のシーバスに近づくための高速道路みたいなものなので、心が折れそうな時に必ずお世話になるはずです。
そんな時に、現場の海況、シーバスの活性、そして上で紹介した【シチュエーション別使い分け術のリスト】とも相談しながら、『ピンテールかシャッドテールか?』という選択をまずは行ってみて下さい。
そして、自分の判断を信じて投げ倒しましょう!
。
。
。
きっとシーバスの反応が得られるはずですよ!
【超重要!】ワームはまっすぐ刺さないと釣れない!
ワームでシーバスを狙う時に一番大事な事、それが『ジグヘッドへのワームの刺し方』です。ワームがまっすぐに、背筋がピンと伸びたかのように、ど真ん中に針を通す必要があります。
ワームでシーバスが釣れないという人の多くは、この点で失敗人が多いような気がします。大事な事は『場数と慣れ』ですので練習して下さい!
。
。
。
とはいっても、若干のコツや、私が考えた『ワームをまっすぐ刺すための裏技的方法』が実はあります。
この点については、以下の特集記事でがっつり解説していますので、ご参考になさって下さい!
⇒秘密のクリップ?|シーバスのワームをジグヘッドにまっすぐ刺す裏技
ワームでシーバスを狙うメリットとデメリットについて
『困ったときはワームを投げておけばいい』なんていう意見もあるくらいに『釣れるメソッド』として定着しているシーバスのワーミングですが、決して万能ルアーでもなければ、最強ルアーでもありません。
ワームにはそれ特有の問題点や苦手なシチュエーションも当然のように存在します。
ここでは、そんなワームのメリット、デメリットをまとめてみました。
ワームのメリットまとめ
①スレの進行が遅い&スレに強い
ワームというルアーは、ミノーやバイブレーションなどのハードルアーと比べて『場のスレが遅い&スレに強い』という特徴があります。
その理由としてよく言われるのが、『柔らかさ』というワームならではの性質です。
どういう事かというと、ワームはゴムのようなか柔らかいソフトプラスチック素材でできており、ハードルアーのように『固い素材』ではありません。
これは、ハードルアーよりもより『生物に近い感触』といえます。そのため、水中で発生する波動もよりナチュラルであり、そのため現場のスレが非常に遅いといわれています。
また、柔らかさだけでなく、『水中で余計な音がほとんどしない』というのもスレに対する強さの原因であると考えられています。
つまり、ミノーなどのハードルアーはボディーにトレブルフックをぶら下げていますが、水中ではフックがボディーにぶつかり、また、フックとスプリットリングが絶えず接触してこすれ合っています。
そのため、プラグ類は水の中でかなりうるさいルアーなんです。
ですが、ワームは基本的にはシングルフックであり、ジグヘッドとワーム本体が一体化しているため、音が出ません。
そのため、ワームは『水中で非常に静か』なルアーなんです。
その結果、『人工的なノイズ』に起因するスレがほとんど生じないという特徴があります。
②食わせの能力が高い
まず一般論としてよく言われているのは、ワームの柔らかい素材から出る波動がハードルアーのそれと比較してよりナチュラルで、そして派手すぎないため、シーバスが違和感を感じる暇もなく口を使いやすいという説です。
つまり、ハードルアーにはない『素材の柔らかさと生命感』こそが、食わせの能力の高さに関係していると考えられています。
またこの特徴は、ショートバイト対策としても非常に効果的に機能してくれます。
シーバスのルアーフィッシングにおいては、『ハードルアーに軽くついばむようなショートバイトが続くけど、どうしても乗らない』なんて事をよく経験しますが、このな時にワームを投げると一撃で、しかもワームを丸飲みしてくれる事が珍しくありません。
なぜこのような現象が起きるのでしょうか?
。
。
。
ハードルアー使用時のショートバイトにもいくつか理由があるのですが、その一つが『シーバスがルアーを加えた瞬間に違和感を感じてルアーを吐き出している』というケースです。
つまり、シーバスはハードルアーの固さに生命感を感じられないため、『やべぇ!これ、ルアーじゃね?』と感じてルアーを吐き出していると考えられます。
もしこの時、使っているルアーがハードルアーではなくワームだったらどうでしょうか?
柔らかい素材であるワームの場合は、固さに起因する違和感も少なくなります。さらに、シーバスがワームにバイトして吸い込み動作に入った時に、ワームが折れ曲がって口の奥深くへと侵入してくれる可能性が高くなります。
このような複数の要因が重なる結果、ハードルアーではショートバイトが続くのにワームだとバックりと喰われてしまうと考えられます。
そしてこの効果を称して『ワームは食わせの能力が高い』と我々アングラーが評価しているっていうお話です。
。
。
。
まとめると…
『ワームはその柔らかい質感があるからこそ、他のどのルアーよりも食わせの能力が高い』
という事になります。
③ジグヘッドを交換する事であらゆる泳層を攻略できる
シーバスのジグヘッドについては、各ルアーメーカーが様々な種類のものを販売してくれています。そして、特定のブランドに絞ってみても、その重さはバライティーに富んでいます。
例えば私が好んで使っているジグヘッドに、カルティバの『静ヘッド』というものがあるのですが、その重さのは以下の通りです。
静ヘッド(カルティバ)の重さアレコレ
- 5 g
- 7 g
- 10 g
- 12 g
- 14 g
次に、私が静ヘッドと相補的に使っているジグヘッドにコアマンの『パワーヘッド』というものがあるのですが、こちらの重さはというと…
パワーヘッド(コアマン)の重さアレコレ
- 2 g
- 4 g
- 6 g
- 9 g
- 12 g
- 15 g
と、まあそんなわけで、この二つのブランドのジグヘッドだけで、重量によるレンジコントロールはほとんど網羅できてしまうのです。
もちろんこの全てを揃える必要も、ほとんどの場合はありませんよ。
多くのフィールドにおいては、5~15 gの範囲で三種類も揃えておけば、ジグヘッドを変えるだけでほとんどの水深を攻略することができると考えて下さい。
。
。
。
ちなみに私(編集部・るあらび)の場合は…
港湾部(レンジコントロール重視):
⇒静ヘッドの7 g, 10 g, 12g, もしくは、パワーヘッドの6 g, 9 g, 12g
サーフ(遠投性とレンジコントロールのバランス型):
⇒静ヘッドの10g, 14g, もしくは、パワーヘッドの9 g, 15 g
というラインアップを採用していますが、これで使いにくさを感じたことはありません。
この攻略レンジの幅の広さはワームならではの特徴であり、他のどのルアーにも真似できない必殺技と呼べるなって感じています。
(参考:静ヘッドとパワーヘッド|名作シグヘッドの相違点と使い分け術まとめ)
④カラーローテーション、アクションタイプのローテーションがワンタッチでできる
私はルアーのカラーについては、あまり重要視しないタイプのアングラーです。カラーなんて最低限のセオリーを理解したうえで、最低限のバリエーションだけ揃えておけば充分じゃね?って考えています。
参考記事①:シーバスルアーの色について
参考記事②:ルアーカラーのセオリーに関する私の考え
ですが、このような『カラーなんてどうでもいいんじゃね?教』の私であっても、ワームというルアーだけは他のどのルアーよりもカラーローテーションをシビアに考えるべきだと感じています。
これは、基本的にワームはどれも似た動きをするため、色の変化でシーバスの目先の注意を変えてあげる必要があるのだと考えていますが・・・
本当の理由は、『謎』です。
その時に、ワームは『差し替えるだけ』で簡単にカラーローテーションをする事ができるので非常に便利だといえます。
また、先ほど『ワームはどれも動きが似ている』と書きましたが、ピンテールワームとシャッドテールワームという二種類のワーム間での変更については話が別です。
ピンテールかシャッドテールか?という違いは、こちらの記事『ワームの動き|水中でどのように泳いでいるのか?』で動画を紹介したように、大きくそのアクションが異なります。
ですので、ピンテールでダメでもシャッドテールなら一撃という可能性も、そしてもちろんその逆のパターンだって、充分に考えられるのです。
このような場合に、ワンタッチでワームを変更してアクションタイプを大きく変化させる事ができるのも、この釣りの便利なところです。
- アクションを変えずに一瞬でルアーカラーを変更できる
- アクションパターンを一瞬で変更できる(ピンテール⇔シャッドテール)
- アクションパターンとカラーを同時に大きく変更できる
このような大きな変化を生むルアーローテーションがワンタッチで完了する事は、時間効率という意味で非常に優れています。
そしてこのような利便性もまた、ワーミングが釣れる釣法であり続けている大きな理由といえそうですね。
⑤ロッドアクションによる多彩な攻略パターンが可能
シーバスのワーミングテクニックには、以下のように多彩なパターンが存在します。
- 一定速度のただ巻き
- 巻き抵抗が一定となるようなただ巻き
- トゥイッチング
- ワインド釣法によるダーティング
- ボトムパンプ
- ずる引き
これは、ワームというルアーがリップも何もついていないシンプルな形状であるため、ロッド操作に非常に素直に反応するためです。
つまり、ワームは非常に自由度の高いルアーであり、アングラーがイメージ通りのアクションを水中で演出できるテクニカルな一面を持っているといえます。
⑥経済的、コスパがいい
上の写真でわかるように、はっきりいってハードルアーの値段は高すぎです。これじゃあ、千円札二枚を海に投げているのとほどんと変わりません。
ロストした日には涙がでそうになります。。orz
それに比べてワームの価格の安さといったら、もう・・・
確かにワームはハードルアーに比べて耐久性も悪く、数匹釣ったら裂けて使い物にならなくなったりしますが、それでもこの価格差はやはり圧倒的だといえます。
。
。
。
ワームの魅力の一つとして、このコスパの良さは無視できないと思うんですよね。
ワームのデメリットまとめ
①バラシとフッキングミスが多い
ワームの釣りは、基本的にフックが一本しかないジグヘッドでの釣りになります。そのため、食いが浅かった場合はフッキングが決まりません。
また、一度フッキングが決まっても、エラ洗い一発でフックが外れるワーム特有のバラシが起きやすいです。これは、フックポイントが一つしかない事も原因ですが、それ以外にも、ジグヘッドという仕掛けの重量バランスが関係しています。
どういう事かというと、下の写真でわかるように、ワーム+ジグヘッドという仕掛けは、前方に大きく重心が偏っており、しかもそれが一本しかない針と直結した構造になっているわけです。
そのため、しっかりとフッキングが決まっていたとしても、シーバスが大きく首を振るとヘッドの重りの部分が力点となり、ジグヘッド全体が大きく揺れます。
その結果、フックが外れるという現象が起こりやすいのです。
他にも、ジグヘッドにはフックが一本しかないためファイト中にフックポイント(=針が刺さっているシーバスの口の部分)に大きな力が集中しやすくなっています。
これが原因でシーバスの口のフックポイント周辺が大きく裂けてしまい、フックが『ポロリ』と外れてしまう現象が起きやすいのです。
つまり、ワーミングという釣法は、その仕掛けの特性上、どうしても『ワーム特有のバラシとフッキングミス』が多発しやすい傾向にあります。
。
。
。
ただしこれについては『トレブルフックのアシストフックをつける』という解決策があります。例えば下の写真のように、ジグヘッドの形状は選ぶものの、トレブルフックをジグヘッドの下側にぶら下げるチューニングでバラシは大きく軽減します。
アクション性能は犠牲になりますが、どうしてもバラシが続くような場合には使える方法ですよ。
②寄せる力がほとんどない(特にピンテールワーム)。
ワームはハードルアーに比べて動きも、そして水中で発生させる波動も穏やかです。そのため、遠くのシーバスを寄せてくる力はほとんどありません。
特にこれはピンテールワームで顕著であり、シーバスが目視で確認できる距離感の近さが確保されていないと、基本的にこの釣りは成立しません。
ちなみにシャッドテールのワームについては、ピンテールワームと比較して大きくアピール力はあがるますが、やはり柔らかいプルプルした素材であるため、水中で発生する波動もハードルアーに比べて弱くなります。
そのため、シャッドテールワームであっても魚を寄せる力はミノーなどに比べるて弱いです。
ですがこれはワームのデメリットというよりもむしろ、特徴の一つとポジティブにとらえるべき事象だと私は考えています。なぜなら、このアピール力の低さがあるからこそ、ワームはナチュラルで、スレにも強く、そして食わせの能力が高いともいえるからです。
ですので、『ワームとは、寄せる力を犠牲にして脅威の食わせ能力を獲得した生命感にいっぱいのルアー』と考えるべきだと思います。
③『二匹目以降が続かない』というワームに特有のスレが発生する
ワームは他のルアーに比べてスレに強いのですが、それでもワームに特有のスレという不思議な現象があります。具体的にいうと、『一匹目は簡単に口を使うけど、二匹目が続かない』という厄介な事象です。
そして興味深い事に、このようなワームに特有のスレパターンは、港湾部の常夜灯付近や小規模河川の橋脚周辺のような激スレポイントで発生しやすく思います。
なぜ、食わせのルアーであるワームで、このような『二匹目が出ない』というわけのわからないスレが生じやすいのでしょうか?
私はまだ、この答えが出せずにいるのですが、一つの考え方としては、あまりに多くのアングラーがワームばかり投げるため、そのポイント周辺の居着きの個体がワームというルアーを見切りやすいかな?とは思います。
激スレポイントなんて、みんなワームばっかり投げてますし、案外この説は説得力があるのではないでしょうか?
。
。
。
もしそうであれば、案外シーバスは長期記憶に優れた賢い生き物だという事になるのですが、あの小さな頭にそんな優れた脳みそが詰まっているのかどうかは、やはり私には判りませんw
ですが事実として、ワームに特有のスレという現象は多くのアングラーが経験していますし、シーバスワーミングの大きなデメリットとしてあげられます。
④巻き抵抗がほとんどないため、使っていて時々不安になる
ワーム、特にピンテールワームは、リールの巻き抵抗がほとんどないため使用感が感じにくいです。そのため最初のうちは、『本当にこれでシーバスが釣れるのか?!』というワーム特有の不安感が襲ってくると思います。
これに関しては、ワームでの釣果を重ねて慣れてもらうしかないのですが…
。
。
。
私はこのような『ワーム不安症』を治す特効薬を見つけちゃいましたので紹介しましょう。
その特効薬とは、ズバリ『Google画像検索』ですw
↓
上のテキストリンクをクリックすると、日本中のあらゆるフィールドで釣り上げられた『ワームを口にぶら下げたシーバス様』の画像がわんさかと閲覧できます。
シーバスはワームで釣れる!っていう決定的な証拠がこれですので、不安感に負けずに投げ倒してましょうw
ジグヘッドリグの仕掛けについて
上の写真のように、ジグヘッドと呼ばれる専用フックにワームを指したものが仕掛けになります。これをスナップで接続すればジグヘッドリグの完成です。
ワームは『まっずぐ刺す』のが一番重要であり、慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。刺し方のコツをとちょっとした裏技については、現在特集記事を準備中ですのでしばらくお待ちください。
ジグヘッドリグの動かし方と釣り方
ジグヘッドリグのスイミングパターンにおいては、以下の三種類の使い方が用いられています。
- ただ巻き
- トゥイッチ
- リフト&フォール
それぞれちょっとしたコツや使いどころのクセがあります。
ざっくり紹介しましょう!
①ただ巻き
基本中の基本、そして最も釣れるアクションが、ただ巻きです。一定レンジをリトリーブする使い方と考えて下さい。この時、ジグヘッドの重さで泳層をコントロールする事ができるため、基本的には全てのレンジを攻略する事ができます。
また、単純に『ただ巻き』といっても、厳密にはいくつかのパターンに細分化できます。
私は以下の三種類の『ただ巻きパターン』を状況に応じて使い分けているので、実釣の際の参考になさって下さい。
A: 巻き速度一定のただ巻き
秒速70cmとか、リール一周を一秒で、などのような使い方です。港湾部などのオープンフィールドで幅広く探る時に使いやすいですね。
B: 巻き抵抗を一定にするただ巻き
リールの巻き抵抗が一定となるように、リトリーブ速度を適宜変更しながら巻くテクニックです。潮の流れが効いている海況や、河川などのように複雑な水流変化があるポイントで活躍します。
慣れとタックル感度が必要ではありますが、巻き抵抗が感じやすいシャッドテールワームで練習すると、初心者でも潮の変化を感じやすいはずです。
潮流変化に応じてリトリーブ速度は常に変化しているため、巻き速度一定のただ巻きよりも『食わせの間』が多くなるい傾向にあります。
『ガツン!』とひったくるようなリアクションバイトが出やすく、私(編集部・るあらび)はこちらのただ巻きが好みですね。
C: 斜め上に引っ張りあげるようなただ巻き
上で紹介した二種類のただ巻きでもバイトが出ない時に活躍するテクニックです。
キャストしてテンションフォールでボトムを取った後に、『スッー』っと斜め上に引っ張り上げるようなイメージで、少し早めにリトリーブします。
この巻き方はシーバスに追われて海面へと逃げるベイトを演出しており、横方向の動きに反応しないシーバスがこの動きにだけは反応する場合もあります。
このアクションを成功させるためには二つのコツがあります。
一つ目はジグヘッドの重さであり、確実にボトムが取れる少し重めのものを選んで下さい。
例えば水深5m以内のポイントであれば、横方向の巻きの時は5~7 g程度のジグヘッドが使いやすいと思います。ですが、斜めのトレースコースを狙う時は、私はいつも10g前後まで重量を増やします。
これは、ジグヘッドが軽すぎるとワームがすぐに浮いてしまうため、斜めの攻略効率が悪くなってしまうからです。
二つ目のコツはキャストとフォールのさせ方です。
キャスト後はフェザリングを強めにかけて糸ふけの発生をできるだけ抑えたうえで、必ずテンションフォールでボトムを取って下さい。
なぜかというと、フリーフォールでワームを落とし込んでだ場合は、PEラインが水中にほぼ直角で沈む事になります。
この状態でリールを巻き始めると、ワームは先行するPEラインの後ろをついていく事になるので、そのトレースコースは斜めにならずに真上方向になります。そして表層まで垂直上昇で浮き上がった後に、手前方向へとワームが表層付近を横方向に移動するだけです。
これでは斜め上へのトレースにはなりませんよね?
ですので、必ずテンションフォールでボトムを取ってから巻き上げる必要があるんです。
②トゥイッチ
リトリーブ中に軽く竿先を跳ね上げるような動作をトゥイッチといいます。
シーバスのワーミングにおいては、連続で竿先を跳ね上げる連続トゥイッチよりも、ここぞというポイントで一回だけ軽くトゥイッチを入れる方がバイトが出やすい場合が多いですね。
そのため、ただ巻きと組み合わせてスパイス的に使うと考えて下さい。
- ストラクチャーを通り過ぎた瞬間などの、ここぞというポイントとタイミングで、軽くトゥイッチ
- 急に巻き抵抗が変化した潮流変化ポイントで、軽くトゥイッチ
- チェイスが目視で確認できたその瞬間に、軽くトゥイッチ
- ただ巻きに飽きてきたその瞬間に、軽くトゥイッチ
- なんとなくシーバスがワームを見ている気がした、そんな瞬間に軽くトゥイッチw
こんなイメージでロッドを軽く跳ね上げると、その瞬間に『ガツン!』と気持ちいいバイトが出ます!
③リフト&フォール
一度ボトムまでワームを落とした後に、竿先を軽く持ち上げてルアーを持ち上げ、ラインを張った状態で再度着底を待ちます。この操作を繰り返しでボトム付近を丁寧に探るアクションです。
これは少し特殊な動かし方であり、真冬限定のアクションだと考えて下さい。
シーバスは基本的には、自分の目線より上方向を泳いでいる小魚を捕食するのが得意な魚です。そのため、釣り方の基本は『浮かせて取る』という事になるのですが・・・
例えば厳冬期の二月にもなると、肝心のベイトは沖の深い海域に溜まっています。その結果、沿岸部にいるのはボトム付近のハゼやカニ、ジャコくらいのものなのです。
この『沖の深い海域に留まる』という性質は厳冬期のシーバスも同じであり、ほとんどの個体は沖で越冬します。そして、体力のある大型個体の一部が、沿岸部に残ってボトムに沈んだハゼなどの底ものを捕食しています。
そのため、この時期だけはボトムをネチネチとワームで攻める事が有効な場合が多いです。
ただし、砂煙をあげるようなボトムずる引きはNGです。これをやると、キビレが先にバイトしてくるためシーバスが狙えません。
また、使うワームの種類も重要であり、ゆっくりしたアクションでもしっかりとウォブリングしてくれるシャッドテールを選びましょう。
厳冬期のシーバスは、一日粘って一匹とれれば良い方ではありますが、その一匹に一番近いメソッドの一つが、ここで紹介した『シャッドテールワームのリフト&フォール』だったりします。
ぜひ、厳冬期の価値ある一匹をゲットして下さい!
釣れるシーバスワームはこの6つで充分だと思う!
こちらの段落『ワームの種類と分類』で紹介したように、シーバス用のワームは『ピンテールワーム』と『シャッドテールワーム』の2種類に分類されます。
そして非常に厄介な事に、各ルアーメーカーが多種多様なワームを販売しているため、特に慣れないうちはどれも同じに見えてしまいます。
つまり、シーバスのワームって似たものが多すぎて非常に選びづらいんです。
ですが、『多くのアングラーにずっと支持されている名作シリーズ』という観点で絞り込むと、その数は限られてきます。
。
。
。
名作ピンテールワーム3選
その①|R-32、3.2 inch(ヒルクライム)
その②|モアザン ミドルアッパー、3.5 inch (ダイワ)
その③|アルカリ、3.3 inch (コアマン)
名作シャッドテールワーム3選
その④|アルカリシャッド、3inch (コアマン)
その⑤|パワーシャッド、4 inch (エコギア)
その⑥|グラスミノー、M (エコギア)
。
。
。
この6種類のワームについては、それぞれの個性や使い分けなどのポイントをまとめた特集記事を準備していますので、詳しくはそちらをお読み下さい。
⇒シーバス用ワーム名作6選|ジグヘッドの具(ぐ)はこれだけでいい!
先に結論だけ書いておくと、R-32が一番のお勧めにはなるのですが…
これらの6つのワームの中から、ピンテールとシャッドテールをそれぞれ一つ選べばいいって事になるかと思います!
ジグヘッドの選び方|人気の2つといえば、静ヘッドとパワーヘッドだけど・・・
スイミングパターンで使うジグヘッドについては。各メーカーから多様なコンセプトで多くのジグヘッドが販売されています。
その中でも特に人気があるのが以下の二種類です。
静ヘッド(カルティバ)
パワーヘッド(コアマン)
最初のジグヘッド選びという事であれば、お値段が安い静ヘッドがお勧めになります。ちなみにその価格差ですが…
- 静ヘッド(カルティバ):7g x 4本入りで390円前後
- パワーヘッド(コアマン):6g x 4本入りで750円前後
この価格差は、かなり大きいですよねw
。
。
。
ですが、出来れば私は、将来的にはこの2つのジグヘッドを両方とも揃えてもらいたいと考えています。
なぜかというと、この2つの名作ジグヘッドはその特徴もコンセプトも大きく違います。そのため、少しマニアックにはなりますが、シチュエーションに合わせて使い分ける事で、非常に面白いゲームが成立するんです。
。
。
。
と、そんなわけで、この2つのジグヘッドの相違点や使い分けについての特集記事を作成してみました。シーバスのワーミングを極めたい!という人は、ぜひこちらもご一読頂けると嬉しいです。
⇒静ヘッドとパワーヘッド|名作シグヘッドの相違点と使い分け術まとめ
まずは静ヘッドで最初のシーバスと出会って、ワーミングという釣りの面白さに触れてみて下さい。そして、この釣法をもっと極めたいと思うようであれば、特集記事で解説予定のマニアックなワーミングも試してみて下さいね^^
You Tube動画3選|シーバスをワームで狩りつくせ!
釣れるシーバスルアーの代表格であるワーム、その実釣力の高さがわかるエキサイティングな動画を3つ集めてみました。
ポイント、ワームの種類、攻め方がそれぞれ異なりますので、全部見終わったころには『シーバスのワーミング』の基本が理解できていると思います。
そしてきっと、次の釣行でワームを投げてみたくなるはずです!
デイゲーム ワームでシーバスを釣ってみた|ふくまる大将釣り動画 様
アルカリシャッドと静ヘッドの組み合わせで、港湾部の壁際を攻略してシーバスを狙い撃ちする実釣動画です。
船と壁の間の狭い空間、そして定番の岸壁際など、港湾部での鉄板ポイントをジグヘッド+ワームというシンプルすぎるルアーだけで攻略して、シーバスを引きづりだしています。
4:40付近に素晴らしいヒットシーンが撮影されているので、時間がない人もここだけは見ておいた方がいいですよ!
『港湾部のワーミングは壁の際を釣れ』という格言の意味がギュッと濃縮されたワンシーンであり、この釣りのイメージが掴みやすいかと思います。
他にも、この動画は『港湾部のワームでの攻略法』という意味で、解説動画としても非常に優れています。
例えば・・・
9:00付近では、ワーム初心者に苦手意識を持っている人が多い『まっすぐワームを刺す方法』に関する解説が、実際のワームを刺すシーンとともに言葉で解説されています。
さらに動画の9:30からは、『なぜ壁際か?そして壁際をどのように攻略するのか?』という港湾部攻略の一つの解答が、字幕付きで実際の実釣シーンに合わせて解説されています。
。
。
。
個人的にはYouTubeのシーバスワーミング攻略動画の中で、最も情報量が多い動画の一つだと感じています。
そして、シーバス入門者の皆様が最初の一匹に近づくための最高の教科書になると思います!
【シーバスゲーム】隅田川:新河岸川[VJ]で初めて釣れた!|kazu 釣りch 様
『シーバスの釣りは、まだまだ始めたばっかりで・・・』というシーバス入門者のチャンネル主様が、街中を流れる隅田川のとある橋脚をVJ-16で攻略します。
かなりハートフルな癒し系動画ですw
。
。
。
独り言をブツブツとつぶやきながら釣れないミノーに諦めをつけるチャンネル主様。まるで運命であるかのように、その手はタックルボックスのVJ-16へと自然に伸びます。
まだ一度もシーバスが釣れなことがないVJ-16です。なぜかこの時のチャンネル主様はブツブツと独り言をつぶやきながらこのワームを選んだのでしょうか???
ですがこの選択は、結果的に大正解でした。
わずか数投目に、ドラグがジジジッーー!っと心地良い悲鳴をあげて・・・
。
。
。
『投げて巻くだけで勝手に釣れる』というVJ-16のコンセプトが全部詰まっていて、見ているだけでワクワクするかと思います。また、チャンネル主様の初々しい独り言とホンワカしたBGMが独特の世界観を作っており、見ているだけで癒されますよ!
ワームでまだ一匹もシーバスを釣ったことがないという初心者の人にこそ見て欲しいです。
『ワーム、確かに釣れそうだな!』って、きっと勇気がもらえると思いますよ!
~補足:バイブレーションジグヘッド(VJ)って何だ???~
この動画で登場するVJというルアーは、『ジグヘッドとワームがセットになった特殊性の高いワーム』です。そして、このタイプのワームは、2015年頃からその実釣性能の高さで非常に注目されています。
これは無視できない!っていうわけでして、当メディアでも特集記事を準備いたしました!
↓
新世代シーバスワーム|VJ(バイブレーションジグヘッド)はなぜ釣れる?
VJの爆釣の秘密を丸裸にしていますので、どうしてもワームでシーバスを釣りたいっていう人は、きっと何かの参考になるかと思います!
。
。
。
コアマン泉裕文-デイゲームシーバスLIVE-実釣-ワーミングの奥義|LureNews.TV様
コアマンの代表、泉 裕文プロが、ご自身開発のワームとジグヘッドリグでテトラ帯を徹底攻略する動画です。
3:30付近では、テトラ帯から鳥山が出来ている少し沖へとちょい投げして、足元ギリギリまでゆっくりとただ巻きしてヒットさせる一連のシーンが撮影されています。
『ワームの基本はただ巻き』という当たり前の事実が理解できるカットであり、シーバスワーミングの世界観を象徴する非常に印象的なワンシーンですよ。
また、この動画は解説動画という色が濃い内容であり、動画全体を通して以下のようなテクニックと知識が学べます。
- ワームの長さとマッチザベイトの概念(05:25付近)
- 軽いジグヘッドリグを少しでも遠投するためのタックルバランス(06:50付近)
- ワームをまっすぐ刺す方法とそのコツ(08:30付近)
- テトラ帯攻略の際の立ち位置の選び方(10:00付近)
- ただ巻きでテトラの際を攻略し、宣言通りに食わせるバイトシーン(15:00付近)
- スナップ選びのセオリーとコツ(15:40付近)
- 喰わない時のロッドアクションの付け方(18:00付近)
- カラーローテーションとロッドアクションによる食わせのテクニック(19:45付近)
- アルカリの逆付けによるワインド釣法と、そのヒットシーン(20:50付近)
。
。
。
第一線で活躍し続けているプロアングラーの理論とテクニックが『これでもか!』ってくらいに詰まっていて、しかもヒットシーンも満載なので、シーバスのワームによる釣り全体を俯瞰できる貴重な教科書になるはずですよ。
何回も繰り返し見たくなる、そんな最高のワーミング動画の一つです!
まとめ
一言でまとめると…『シーバスのワームでの釣りは、ちっとも難しくないよ!』っていうお話でした。
この釣りのスタイルは、特にシーバス初心者の人にとっては、ルアーの操作感が体感しずらいこともあって苦手意識を持っている人も多いと思います。
ですが、その『使用感の低さ』こそがワーミングの特徴でもあり、ハードルアーにはない控えめなアクションであるからこそ、ワームは『釣れる』といえます。
本記事で紹介した名作ワーム、そして、ただ巻きを基本とする誘いを意識して、ぜひワームの実釣力の高さを実感して下さい。
なぜ多くのアングラーが、必ず一つはタックルボックスにワームを忍ばせているのか、その意味が理解できると思いますよw
。
。
。
また、本記事を読んでくれた皆様は、きっとシーバスの名作ルアーやその使い方、この釣りそのものの上達方法などにもきっと興味があるかと思います。
当メディアでは、そのようなシーバスのルアーフィッシングに関する特集記事も多く準備していますので、ぜひこちらも合わせてご覧になって下さいね^^
以下の記事一覧まとめページから、お気に入りのコンテンツが見つかると思います!
。
。
。
本記事があなたのアウトドアライフの一助に、そして、シーバスのワーミングを極めるきっかけになれば嬉しいです。