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【初心者向け】最初の一匹のための釣れるシーバスルアーの選び方

 2018/08/01 釣り(フィッシング)
この記事は約 22 分で読めます。 1,429 Views

『シーバスルアーの選び方が全く不明だ!どうしてくれる?!』という初心者の皆様のための特集記事です。

シーバスルアーには、タイプやアクション、そしてカラーの違いでほとんど無数の組み合わせが考えられます。そのため、特に最初の頃はルアー選びに悩んでしまう人も非常に多いみたいですね。

そこで本記事では、まだ一匹もシーバスをルアーで釣った事がない初心者の人のために釣れるシーバスルアーの選び方のコツや、ポイント別のお勧めルアーをいくつか紹介してみました。

最初のシーバスルアー選びはここから始めよう!

はじめに~唯一無二の『釣れるシーバスルアー』なんてあってたまるか!~

世の中には『釣れるルアー』と言われている名作シーバスルアーが数多く存在します。

例えば下の写真はコアマンの『パワーブレード 20 (PB 20)』。これは私がシーバス狙いで必ず投げるルアーの一つであり、名作中の名作と呼んで差し支えないでしょう。

デイゲーム(昼間の釣り)では定番の王道ルアーであり、私が最も信頼している、そんな神ルアーの一つです。

『PB-20を投げて釣れなければそこにシーバスはいない!』なんて事、最初の頃は私も本気で信じていました。でも、ある程度シーバスを釣ってくる中で、やはりこの考え方は誤りであった事に私でも気づいています。

つまり、『たった一つの絶対に釣れる万能シーバスルアーは、絶対に存在しない』という事なんです。

なぜかというと、シーバスという魚は、『シーズナルパターン』に非常に敏感な性質を持っています。つまり、『季節によって変化するベイト(餌となる小魚)』に合わせるかのように、シーバスは特定魚を季節に応じて偏食する傾向がとても強いんですね。

例えば、以下のようなシーズナルパターンとベイトの関係が非常に有名です。『マッチザベイト(餌に合わせてルアーを選ぶ)』という概念にも通じる重要な考え方ですね。

  • 春(3~5月):各種甲殻類(カニ、エビ)、ボラの稚魚、イワシ等のマイクロベイト、バチ
  • 夏(6~8月):カタクチイワシ、各種大きめのベイトフィッシュ(トウゴロイワシ、マイワシなど)、イカ
  • 秋(9~11月):落ち鮎、サヨリ、各種大き目のベイトフィッシュ(トウゴロイワシ、マイワシなど)
  • 冬(12~2月):底の甲殻類(カニ、エビなど)、時々やってくるカタクチイワシ

ちなみに、このようなベイトパターンは地域によって大きく異なります。上はあくまで九州南端付近の一例という事で。。。

なお、季節ごとのベイトパターンとシーズナルパターンの一般論に関しては、以下の記事で詳しく説明していますので、興味がある人はご覧になって下さい。

シーバスが釣れる季節とシーズナルパターンの基礎/初心者のためのシーバスルアー釣り入門

さて、少し話が脱線しましたので元に戻しまして・・・そうそう、季節とベイトの変化のお話でしたね。

これはつまり、季節に応じてベイトが変わるという事は、シーバスの餌の大きさ、泳ぎ方、レンジ(泳層)、カラーなど、全ての要素が、季節と共に変化するという事を意味しています。

ですので、この『季節とベイトの関係』に合わせて適切なルアーを選んであげないと、餌釣りの人は爆釣なのに、ルアーマンは全く釣れないなんていう事も良く起きます。

もちろん例外はありますよ。

例えば朝まずめ、夕まずめなどのように、シーバスの活性が非常に高い時は、どんなルアーを投げても釣れてしまう事があります。

他にも私が住んでいる地域では、『台風が通過して海が落ち着いてからの数日間』は、爆釣モードに突入する事が良くあります。

これはおそらく、台風のせいでまともに食事を出来ていなかったシーバスが、台風通過後にドッと岸際へと押し寄せて『台風で死にかけたベイト』を荒食いするんでしょう・・・

ですが、これはあくまで例外。

シーズナルパターンとマッチザベイトいう概念がシーバスに当てはまる事は疑いようがない事実です。そのため、この特有の偏食パターンを有するシーバスに対して『たった一つのルアーで全てに対応する事なんていう無茶』は、まずもって不可能だと考えられます。

ルアー選びの優先順位について(泳層、アクション、サイズ、カラー)

ルアーの泳層(=レンジ)のイメージ図

まずはじめに、代表的なシーバスルアーの種類をまとめてみると、以下のようになるかと思います。

  1. リップ付きミノー
  2. リップレスミノー
  3. シンキングペンシル
  4. バイブレーションプラグ
  5. 鉄板バイブ
  6. スピンテールジグ
  7. メタルジグ
  8. ジグヘッド+ワーム

(参考:これらのルアーの特徴については、こちらの記事⇒『シーバスのルアーの種類について』に詳しくまとめています。)

このように、シーバスルアーはその種類が非常に多様であり、その泳層やアクション特性、サイズ、ルアーカラーなどの要素もそれぞれ異なります。

そのため、どの要素を重要視するかで、ルアー選びの答えは変わってくるといえるのです。

  • 泳層(=レンジ)
  • 動き(=アクション特性)
  • 大きさ(=サイズ感)
  • 色(=ルアーカラー)

このようなルアーの個性を決める要素が考えられますが、それではどれが一番重要なのでしょうか?

多くのシーバスアングラーは、この問いに対して『レンジ』と答えるかと思います。

最重要事項は泳層(レンジ)です!

例えばあなたがシーバスだったと仮定しましょう。季節は冬の二月末。全国的に最も釣れない、地獄の季節です。

私が住んでいる地域の場合は、・・・例えばボトム付近で活動している小さなカニなどがベイトとして考えられます。中層より上をカタクチイワシが群れになって泳いでいるなんてことは、可能性としてほぼゼロです。

こんな時期に、フローティングミノーで表層付近を早巻きして、果たしてシーバスはルアーに気が付くでしょうか?そして、あなたが投げたミノーを追いかけてくれるでしょうか?

きっとシーバスは、ベイトとなるカニに合わせてボトム付近をフラフラと移動していると思います。中層より上なんて、意識すらしていないはずなのです。

という事は・・・あなたが投げたミノーに気が付いてくれる可能性は限りなくゼロに近いと思いませんか?

では、これが以下の写真のような『ボトム付近を通せるルアー』だった場合はどうでしょうか?

それが『鉄板バイブ』であれ、『ジグヘッド+ワーム』であれ、『スピンテールジグ』であれ、シーバスがベイトに合わせて泳いでいるレンジ、つまり『ボトム付近』までルアーを送り込む事が可能です。

後は、シーバスの活性が幸運にも高ければ、どのルアーであれバイトにつながるでしょう。

この時、シーバスの活性が非常に低いと判断できるのであれば、『マッチザベイト』という概念から考えて、ボトム付近をネチネチを責めることができる『ジグヘッド+ワーム』に軍配が上がるかもしれません。

もしかしたら、ボトムのカニではなく、もう少し上の層に漂っているアミ(小さなエビ)がベイトになっている可能性もあるので、その場合は小さなシンキングペンシルを流し込むような釣り方も面白いかもしれません。

他の可能性としては、フワフワと漂うアミの動きに似せるという考え方から、バイブレーション系ルアーのリフト&フォールも可能性がありそうです。

食性に訴える事が難しそうであれば、スピンテールジグのキラキラした乱反射を利用して、リアクションバイトを誘発するなんていう攻め方も考慮に入れたいですね。

どのパターンがハマるかは判りませんが、『ルアーの泳層をシーバスが意識している層に合わせる』という考え方が、ルアー選びの基本になると考えて下さい。

アクション、サイズ、カラーの重要度には差がある?!

次に、ルアーの動き、大きさ、そしてカラーに関してですが、まずはっきりと言えるのは、確かに『釣れる動き、釣れる大きさ、釣れるカラー』は存在します。

そしてこの現象は、『マッチザベイト(餌にルアーを合わせる)』と、『シーズナルパターン(季節にルアーを合わせる)』という概念で説明できます。ですが、そこには凄く重要な優先順位があると思うんです。

少し専門用語も出てきますが、それぞれ簡単に説明しましょう!

①ルアーの動きと速さは超重要!

例えばルアーの動き。これは凄く重要な要素です。

シンキングペンシルと鉄板バイブという二種類のルアーを例にあげて説明しましょう。まずはざっくりと、この二種類のルアーの動きの違いについて簡単に説明します。

シンキングペンシルはこんな感じの、リップがついていない棒状のルアー↓です。

早い動きでは泳ぎが破綻してしまいますが、ゆっくりと動かすと、ウォブリングという『お尻を左右に振るようなゆっくりとした動き』を演出する事が可能です。

そして、早く巻くと水面を割ってルアーが飛び出してしまいます。そのため、とてもゆっくりとしかリトリーブする事ができません。

このような特徴があるため、シンキングペンシルは目立つのが下手ですが、非常に自然に、そして違和感なくシーバスを誘うのが得意なルアーとなっています

そのため、特に春先や真冬でシーバスの活性が低い時期に非常に活躍します。

次に鉄板バイブですが、これは鉛の塊を整形して作成された、非常に重くてどっしりとしたルアーです↓。

早巻き専用といってもよいルアーであり、その動きは小刻みにブルブルと震えるタイプの激しい動きです。任意の層まで沈めて一定の層を巻いたり、ドーンとボトムまで沈めて、斜め上へと引っ張り上げるように高速で巻き上げたりする使い方が一般的ですね。

目立つのが得意で、逃げ惑う小魚を演出できるタイプのアグレッシブなルアーであると言えます。そのため、ベイトもシーバスも元気な夏~秋にかけて活躍するルアーです。

このように、一言でシーバスルアーといっても、シンキングペンシルと鉄板バイブでは、アクションとスピードが全く異なっているため、活躍する季節すらも違います。

それだけシーバスのルアー選びに『ルアーの動きと速さ』は非常に重要だと考えて下さい。

②ルアーサイズとカラーの重要度はそこまで高くない!

では、残りの2つの要素『大きさとカラー』についてですが・・・私は『スレが進行した釣りづらいシーバスを釣るためには重要』という程度にしか考えていません。

なぜかというと、『ルアーよりも小さな魚』だって釣ったことがあるし、『真っ暗闇の真夜中にナチュラルカラーのルアー』で釣った事があるからというシンプルな経験則に基づいています。

この経験、多くのシーバスアングラーが経験しているはずですし、これから先、きっとあなたも同様の経験をする事になると思います。

念のため補足しておくと、ルアーの大きさとカラーについては、私なりの基準を持っている事は確かです。ですが、『初心者が最初の一匹をルアーで釣る』という目的であれば、『食い気が立った釣りやすいシーバスに口を使わせる』という方が簡単だし、合理的だと思います。

ですので、『ルアーの大きさ、カラー』については、釣り場となるポイント(河川か?漁港か?サーフか?)と釣る時間(昼か?夜か?)に合わせて王道と呼ばれているものを一つだけ選んでしまえば、最初はそれでいいと感じています。

そして、最初の記念すべきメモリアルフィッシュを釣り上げて、もっと深くシーバスを知りたいと感じた時に、初めてバリエーションを広げていけばいいと思いますね。

ルアー選びの優先順位について
  • 優先順位は①泳層>②動きと速さ>③大きさ>④カラー。特に泳層が大事!
  • シーバスが意識しているレンジを通過するルアーを選ぶ必要がある。
  • ルアーの動きと早さは『シーバスに口を使わせる』ための最初のきっかけ
  • 大きさ、カラーは『なんとかして釣れない一匹を釣る』ための要素なので、最初はこだわる必要なし!

なお、ルアーカラーの一般論とその科学にについては以下の記事でも詳しく解説していますので、より深く知りたい人はご参考になさって下さい。

関連記事①|シーバスルアーの色について

⇒シーバスルアーのカラー選びの一般論についてまとめています。

関連記事②|シーバスルアーのカラー|シチュエーション別カラー選びの基礎知識

⇒ルアーカラー選びに関する科学論文の結果もふまえた超マニアックな記事ですw

さて、レンジとアクションがルアー選びの一番のポイントである事は理解してもらえたかと思うのですが、その具体例を知りたいという人もいるかもしれませんね。

そこで、先ほど上で紹介したシンキングペンシルと鉄板バイブを例として、季節とベイトに合わせたルアー選びという観点から、私のお気に入りのパターンを紹介してみたいと思います。

レンジ・アクションとルアー選びの例①|春のイカパターンとシンキングペンシル

岩槻城跡公園
岩槻城跡公園 / ninetailedsquid

(編集部注:これは良いイカちゃん!)

春先の例えば5月~6月という時期は、寒い冬が終わり、少しづつ海水温が高くなる、そんな季節です。

ベイトとしては、私の地域ではボラの稚魚などの小魚とイカがメインになります。そして、特にハマると釣れるのが『イカパターン』とよばれるベイトパターンです。

これは、その名の通り『イカの動き』を意識した釣り方です。具体的には、シンキングペンシルをポーンと投げて上層付近をフラフラと漂わせて、ゆっくりとシーバスにアピールします。

おそらくこの時期のシーバスは、小さなボラの稚魚のような魚を追うよりは、ゆっくりとふわふわ漂う『イカ』を偏食しているのでしょう。そのため、ボラ稚魚の大群を追うよりも、ふわふわと漂うイカを岸際まで追い込んで『漁』をする感覚に慣れきっているんだと思います。

750_7911
750_7911 / jinkemoole

こんな時期に鉄板バイブの早巻きパターンを使っても、まずシーバスがルアーを追いかけてくれません。なぜなら、春先のシーバスの食性に訴える『スローな動き』が、鉄板バイブではアクション特性的に不可能だからです。

ですので私は初春の時期は、『デッドスローでゆっくりと動かしてイカを演出できるルアーの代表』として、シンキングペンシルを選んでいます。

ちなみにこの春先という季節は、全国区では『バチパターン(ゴカイなど)』とよばれるシーズナルパターンが主流であり、『一年で最もシーバスを釣りやすい季節』でもあります。

ですが、非常に残念な事に、私の地域ではバチが抜けないという日本でも珍しい一部の地方(水質が綺麗すぎてバチが抜けない…orz)なんですね。

そのため、私にとって春先の『イカパターン』は、必ず試すべき強力なパターンとして存在しています。

レンジ・アクションから考えるルアー選びの例②|夏~初秋のイワシパターンと鉄板バイブ

PRO_7213
PRO_7213 / jinkemoole

7月~9月くらいの『夏~初秋』の時期になると、この『デッドスローな誘い』よりも、『早い横の動き=鉄板バイブ』の方が、活性の高いシーバスをテンポよく釣り上げるためには効率的です。

この時期は海水温は充分に高く、シーバスも活発に運動するだけの体力を持っています。そしてベイトも『カタクチイワシ』『マイワシ』『トウゴロイワシ(ボラの仲間)』などのようなアグレッシブに回遊する小魚が主体ですので、その動きと泳層にルアーを合わせてあげるイメージです。

特に夏~秋のデイゲーム(昼間の釣り)の場合は、ゆっくりとした動きではシーバスがルアーを見切ってしまう事が多いです。そのため、鉄板バイブの早い動きで見切られることなく反射食い(リアクションバイト)を誘うほうが、釣果に繋がりやすいという特徴もあります。

というわけで、ざっくりとまとめると・・・

『ベイトと季節によってルアーの動きを変えてあげる事』は釣果に直結する非常に重要な要素だと考えられます。

ポイント別の釣れるルアーの例

シーバスは非常に身近な魚であり、ベイエリアからサーフまで幅広いフィールドに生息しています。そして、これらのフィールドに応じて適切なルアーを選んであげる事が釣果に繋がります。

そこでここでは、代表的なシーバス釣りのポイントごとにどのようなルアーを選ぶべきか?という点をまとめてみました。

①漁港・港湾部

このようなポイントは、比較的水深も深く、消波ブロックや係留船などのストラクチャーも豊富です。そのため、攻略の仕方も非常に多様であり、ルアー選びもそれに対応できるように幅広く揃えておく必要があります。

  • 広く探るための表層系プラグ(トップウォーター、サブサーフェイスミノー)
  • 遠投性に優れたバイブレーション系ルアー
  • ボトム攻略のためのスピンテールジグ
  • ストラクチャー打ちようのジグヘッド&ワーム

ルアー選びのコツとしては、『完全表層からボトムまで全てをカバーできるようにルアーを揃える事』であり、どうしても数が多くなってしまいがちです。

そのため、まずは泳層だけを意識してルアーを揃え、その後に『サイズとカラー』を増やしていけば良いでしょう。

  1. 9cm程度のトップウォータープラグ
  2. 表層30cmまでのサブサーフェイスミノー(komomo SF-125, エリア10など)
  3. 1m弱まで潜るフローティングミノー(Sasuke 120裂波、サイレントアサシンなど)
  4. 15g程度の樹脂製バイブ(レンジバイブ70ES)
  5. 20g程度のスピンテールジグ(パワーブレード20、湾ベイトなど)
  6. 6~9g前後のジグヘッド+ワーム(R-32, アルカリなど)

概ねこのようなルアータイプを最低でも1個ずつ揃えておけば、どのような状況でも対応できますよ。

なお、私(編集部・るあらび)の港湾部一軍シーバスルアーについては、以下の記事で詳しく紹介しているので参考になさって下さいね。

私のシーバス一軍ルアーの紹介|港湾部編8選

②水深が深い防波堤・沖堤防エリア

このようなフィールドは、一見しただけでは人工構造物などが見つからないオープンフィールドであるため、広く、そして手早く探りながらシーバスの居場所を特定する必要があります。

また、特に沖堤防の場合は水深が10m以上もあるようなケースも普通にあるため、横だけでなく縦のレンジも探る必要があります。

そのため、よく飛び、幅広いレンジを探る事が得意な『沈む系のルアー』が活躍するフィールドであり、具体的には以下のようなルアーが最適です。

  1. 15~20g程度の樹脂製バイブレーション(レンジバイブES、レンジバイブTGなど)
  2. 25g前後の鉄板バイブ(IP26 アイアンプレート、アイアンマービーなど)
  3. 20~30g程度のスピンテールジグ(パワーブレードシリーズ、湾ベイトなど)
  4. 9~14g前後のジグヘッド+ワーム(R-32, アルカリ、アルカリシャッド、VJ-16など)

また、このような岸壁を必ず伴うポイントにおいては、一番おいしいポイントは『壁際』であり、すぐ足元にも必ずシーバスがいると考えておいて間違いはありません。

このような壁際についたシーバスに対しては、30g前後のメタルジグを使って縦に探る『岸壁ジギング』と呼ばれる釣法や、テクトロとよばれる壁際を歩きながらルアーを引く釣法が非常に有効であり以下のようなルアーを使います。

  • 岸壁ジギング⇒30g前後のメタルジグ(CZ-30ゼッタイ、ファントムIII)
  • テクトロ⇒樹脂製バイブレーション、スピンテールジグなど

③河川・河口部

水深は深い場所でも2m程度であり、基本的にはシャローの釣りとなります。また、水流の変化にベイトが流されたり、地形変化のきっかけになる事が多いため、ルアーの巻き抵抗の変化を通じて流れの変化を探しながら広く探る釣り方が有効になります。

そのため、水噛みが良いリップレスミノーや、浮きが早くねがかりしにくいシンキングペンシルが有効です。

  • 0~30cmくらい潜るサブサーフェイスミノー(komomo SF 125など )
  • 1m弱程度潜るリップレスミノー(sasuke120裂波など)
  • 遠投性に優れたシンキングペンシル(ワンダー80など)
  • 遠距離戦用の樹脂製バイブ(レンジバイブ70など)

水流の変化を探したり、流れに乗せてルアーをドリフトする釣り方が有効なため、使うルアーは原則として水噛みがよく、流れの変化が伝わりやすいものが有利になります。

私(編集部・るあらび)の河口、河川でよく使う一軍ルアーについては、以下の記事にまとめていますので、そちらも参考になさって下さい。

私のシーバス一軍ルアーの紹介|河口編6選

④サーフ

目視で確認できるストラクチャーが極端に少ないフィールドであり、広くランガンしてキャストを繰り返しながらシーバスを探して歩く釣り方が有効です。

そのため、『飛距離は正義』という表現もあるほどに、サーフの釣りでは遠投性に優れたルアーを選ぶ事が重要になります。

また、港湾や河口・河川などに比べてポイントが絞りづらい事もあり、アクションが派手で目立つルアーを用いて広範囲にアピールしながらシーバスを寄せて釣るようなイメージの釣りが有効です。

  • ウォブリングが強く遠投性に優れたミノー(sasuke120裂波、komomo SF125, サイレントアサシン129F、ショアラインシャイナーZ パーティス125Fなど)
  • 飛距離重視のヘビーシンキングペンシル(アダージョヘビー105, ぶっ飛び君、ハードコアヘビーショット105など)
  • 中層をスピーディーに探れる樹脂製バイブ(レンジバイブ70ESなど)
  • 20g前後の軽めの鉄板バイブ(IP18 アイアンプレートレアメタルなど)
  • 浮き上がりが早いスピンテールジグ(ハードコアスピン22, ハードコアソリッドスピン22g など )
  • 遠投性とアピール力に優れたジグヘッド+ワームの一体型リグ(VJ-16, VJ-22, ハウルシリーズなど)

サーフのシーバス釣りは、個体数も少なく難易度は非常に高いのですが、飛距離とアピール力重視型のルアーを選ぶ事で確実に釣果に近づくことができます。

非常に難易度の高いフィールドですが、その分だけ釣れた時の感動は大きいので、ぜひハイシーズンの秋~晩秋にでも一度足を運んでみる事をお勧めします!

ご当地実績ルアーの見つけ方

(編集部注:これは日本一おいしい味噌バターラーメンを出してくれる、ご当地ラーメン。。。)

上の記事『ポイント別の釣れるルアーの例』でも説明したように、シーバスのルアー選びはポイント依存的であり、あなたのホームグラウンドとなるフィールドによって選ぶべきルアーも変わってきます。

つまり、広い意味での地域性が存在しており、例えば私(編集部・るあらび)が住む九州の南端の県で有効なシーバスルアーが、東京湾奥の釣りでは全く通用しなかったりする事も多いのです。

そのため、このような地域性の差異を無視してひとくくりに『釣れるシーバスルアー』を選ぶ事は実は危険であると考えられます。

そして、このような地域性を踏まえた釣れるルアーの事を『ご当地ルアー』と呼び、地元の釣りウマなアングラーさんの多くは、このような『自分達だけの釣れるルアー』を必ず揃えています。

ある意味では、『ご当地実績ルアーを何個知っているか?』で釣果が別れるといっても良いでしょう。

では、いったいどのようにすれば、このようなご当地お宝ルアーを見つける事ができるのでしょうか?

私(編集部・るあらび)のお勧めの方法を紹介しておきますね!

①ブログ・SNSを漁る

一番手軽な方法がこれかもしれませんね。特にtwitterは魚釣りとの相性も良く、釣れたその場で釣果をアップしてくれる人も多いです。

ですが最近のSNSは、今釣れているポイント情報が漏れる事を防ぐために、地域名を公開しない人達の方が増えてきています。

そのため、『地域名+シーバス』などの検索ワードでヒットする情報は、数年前の古い情報が多くなってきていますね。

ですので、この方法は少しづつ使えなくなってきているなとは思うのですが、それでもご当地ルアーは数年で変化するものではありませんので、当たりルアー探しという意味ではまだまだ使えるテクニックですよ。

②Googleの画像検索を利用する

画像検索とは、特定のキーワードで関連する写真をウェブ全体から検索するシステムです。これが以外にご当地ルアー探しに使えるんです。

例えば・・・

  • 『東京湾 シーバス ボート』
  • 『大阪 沖堤防 シーバス』
  • 『神戸港 陸っパリ シーバス』

このようなキーワードで画像検索をかけてみて下さい。すると、ブログやSNS上に公開された釣果の写真が一覧となって表示されます。

その多くは口にルアーをぶら下げた状態のシーバスの釣果自慢の写真ですので、そっくりそのままご当地ルアーが丸わかりですw

他にも気になっていた場所や見覚えのある場所が実は隠れたシーバスポイントだった事が写真付きで判明したりするので、この『画像検索』というテクニックはかなりお勧めです。

③地元の釣具屋のホームページを利用する

  • カメヤ
  • 上州屋
  • 釣り具のポイント

このような大手チェーン店は、各店舗ごとにホームページを運営してくれており、お客様の釣果の写真と簡単なコメント等が掲載されています。

この情報もまた、ご当地ルアーを探すのには非常に使える貴重な情報源です。

特にこのような釣具屋経由の情報は、上で紹介したSNS、画像検索とは違い最新情報も多く含まれるため、今この瞬間の当たりルアーを探す時に便利ですよ。

もちろん現在の当たりポイント情報も丸わかりですので、新鮮な情報だけを元に当たりルアーを探したい時に便利な方法です。

④釣具屋の店員さんに聞く

上で紹介した『地元の釣具屋のホームページを利用する』という方法とよく似た方法ではあるのですが、直接店員さんに聞いた方が情報の精度は上がります。

  • 今年はいつもよりベイトが小さいから、ルアーサイズは落とした方がいいかも?
  • 今年はコノシロが異常に多いからコノシロパターンのルアーが当たり!
  • あそこの漁港はベイトサイズに合わせてローリングベイトが絶対に外せない!

このようなかなり貴重な情報が手に入る事も多いですし、顔を覚えてもらえれば、釣具屋に行くたびに『アツいポイントとご当地当たりルアー情報』を丸ごともらえたりもしますよ!

⑤現地で直接聞く

釣行時に釣れている人を見かけたら、どのようなルアーで釣れたのか聞いてしまうのも一つの手段です。多くの場合は、釣れた直後であれば機嫌もいいのですぐにでも教えてくれます。

ですが、この方法は決して万能ではなく、注意が必要でもあります。

なぜかというと、場合によっては嫌な顔をされる事もありますし、他にも話が異様に長くなって自慢話ばかり聞かされることもあって、メリットばかりの方法ではないのが実情ですw

そのポイントの常連さんでいつも釣果を上げている人であれば、数回あいさつを交わした後にダメ元で聞いてみるくらいのつもりでいればいいでしょうね。

終わりに・・・

一言でまとめると・・・『シーバスのルアー選びはレンジとアクションが一番大事だよ!』というお話でした。

シーバスルアーは非常に数が多く集める事も楽しみの一つではありますが、やはり初心者にとってはどれを選べばいいのか悩んでしまうと思います。

そんな時は、レンジとアクションという要素が特に重要である事を思い出してみて下さい。そしてこの二大要素が幅広くなるように意識するだけで、ルアー選びに大きく失敗する事はほとんどなくなります。

なお、本記事を読んでくれた皆様にとっては、釣れると評判の定番名作シーバスルアーや、シーバスのルアーフィッシングの基礎についても興味があるかもしれませんね。

そのような人のために、本サイトではシーバスのルアーフィッシングに関する特集記事も準備していますので、是非ご覧になって下さい。

~シーバスの釣り方に関するハウツー記事~

初心者のためのシーバスルアー釣り入門|釣り方と釣れるルアーのヒント

シーバスの生態とルアーで釣るためのヒント

 

~シーバス用名作ルアー特集~

【最強】ラパラの名作シーバスルアー『カウントダウン』が釣れる理由

シーバス神ルアー『メガバス X80』の秘密と使い方まとめ

シーバス用スピンテールジグの基礎知識と超名作11選!

シーバス用ミノーの基礎と選び方のコツ&初心者にお勧めの名作9選!

 

~タックル選び関連記事~

超絶初心者のためのシーバスタックルの選び方講座

【メリット・デメリット】シーバス用のリールはハイギアがいい!?

 

~私(編集部・るあらび)のシーバス釣行記~

釣行回顧録(2018年2月)|冬のシーバス狩り&チニング編

釣行回顧録(2017年6月)|春のシーバス祭りを攻略せよ!

釣行回顧録(2017年5月)|ブラックバス、時々、シーバスな春の釣り編

本記事があなたのアウトドアライフの一助に、そして、あなたのシーバスルアー選びの参考になれば嬉しいです。

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編集部(るあらび)

編集部(るあらび)

アウトドアな俺たち編集長。

九州の南端に在住するルアーフィッシングが生きる目的な40代のおじさんです。

主に釣り、ウォーターアクティビティー関連の記事を執筆しています。

あなたがアウトドアを始めるきっかけを作れたら・・・と思ってこのメディアを立ち上げました。







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