釣り・ルアーフィッシング

シーバス釣りのテクニックは川で掴もう!流れを制するリバーシーバス攻略法

川

シーバスは河口域から地域によってはかなり上流部の清流と呼ばれる場所まで遡上します。
そのため、川はシーバス狙いでも一級ポイントとして成立します。

河川のベイトフィッシュは次のものが多いです。

  • イナッコ
  • フナ
  • オイカワ
  • エビ
  • ハゼ

 

ちなみに河口域では、

  • イワシ
  • コノシロ

こんな感じですね。

その他、河川の生き物を求めて昼夜問わずシーバスは餌を探しているのです。

デイゲームからナイトゲームまで楽しめるリバーシーバスゲームはワタクシは一番好きなシーバスゲームですね。

今回は、週4から5くらい河川でウエーディングのワタクシ(いたくら)がリバーシーバスについてお話ししたいと思います。

これを読んだらリバーシーバスに行きたくなる事間違いなしです!

シーバスが釣れる川は?

シーバスが釣れる川といっても様々です。

基本的に海があり河口から繋がっている河川であれば、シーバスやベイトフィッシュは要ますので、シーバスゲームは成立します。

先ずは河川を観察してみましょう。

干潮時、満潮時の川の雰囲気、ベイトフィッシュの存在、タイミングでシーバスのボイルが確認出来れば、後は竿を出すだけです。

今回リバーシーバス攻略法は次の通りでお話していきます。

  • 都市型河川
  • 小規模河川
  • 大、中規模河川

それぞれ簡単に説明しましょう。

都市型河川の特徴

都市型河川は街に流れる河川で、コンクリート護岸で足場が良く、遊歩道があったり、近くに大小の道路があるような環境です。

その為、橋脚や街頭が多く存在し、シーバスが好むストラクチャーにナイトゲームでは明暗が出来ますので、絶好のポイントとなります。

雨水や生活用水などの排水口はベイトフィッシュが溜まるポイントの一つなので要チェックしましょう。

都市型河川といえど侮るなかれ。

シーバスのストック量は多く、ボラやイナッコなどのベイトフィッシュなども多く存在し、地域によってはイワシやコノシロが海から川に登ってくる事があります。

港湾近くであればバチ抜けする河川も多く存在しますので、年中楽しめますが、冬になるとシーバスが抜けてしまう地域もあります。

残念ながら都市型河川の多くは水質があまり良くなく、回遊よりも居つきのシーバスも多い為、シーバスのヒレなどの状態が悪かったり、やけにヌルヌルしていたりします…

イート派の方は余りオススメ出来ません。

夏になると初夏になると、都市型河川の多くに大型のチヌが見られるようになりますので、トップウォーターで狙うのも楽しいですよ。

川のチヌトップ

小規模河川の特徴

小規模河川は上記の都市型は勿論、大、中規模河川の支流や、海近くであれば、一見すると何も居なさそうな河川や干潮時に干上がってしまう小さな川までを意味します。

このような河川であっても、ベイトフィッシュさえ居ればシーバスは入っていると考えて下さい。

水門が多く存在し、雨あとなどで開いた時は流れも出ますし、フナなどのベイトフィッシュが流されてきますので、一級ポイントとなります。

そういった美味しい場所をランガンしてみるのもリバーシーバスの楽しみの一つです。

大、中規模河川の特徴

大、中規模河川はいわゆる本流と呼ばれる事が多く、堰がある中流域から河口まで、シーバス釣りを楽しむ事が出来ます。

様々なベイトフィッシュがシーズンによって存在し、代表的なのは秋口の落ち鮎パターンや、河口域のコノシロパターンなどです。

自然の地形変化が多く存在し、そういった目に見えない地形変化や流れの変化を責めていく釣りは少し難しく感じますが、テクニックを磨くにはもってこいの場所です。

浅い小規模河川

シーバスを狙う川のポイントは?

リバーシーバスの釣りで狙っていくポイントは次の通りです。

  • 瀬や淵など地形変化
  • 流速変化
  • ストラクチャー
  • 明暗
  • 流れ込み
  • 合流点

それぞれ解説しますね。

瀬や淵など地形変化と流速変化について

河川には狙うポイントが沢山ありますが、その代表例が、水深が浅く盛り上がっているところ(=瀬)、その付近の深みの部分(=淵)という地形変化になります。

基本的に瀬があるところは流速が早く、淵の付近は流速が緩くなります。ベイトフィッシュはフィッシュイーターが潜む淵を避けて浅い瀬に逃げ込みます。

淵にはシーバスが潜んでおり、潮の干満差でベイトフィッシュが流されてくるのを待ち構えているのです。

日中であれば水面を観察すると流速変化を目安として目視しやすいですが、川が蛇行してカーブしている部分はカーブの内側が瀬、外側が淵と考えて良いでしょう。

ストラクチャーと明暗の絡むポイントは超一級!

都市型河川河口部

橋脚や護岸の切れ目、消波ブロックなどのマンメイドストラクチャー(人工構造物)も攻めやすく一級ポイントです。

それに街頭の明暗が絡むと一層の良ポイントとなります。

河口でよく見られる牡蠣瀬や河川で多く点在する大きな岩などのシモリ付近や、岩礁帯などの自然のストラクチャーも、シーバスが好んで着くポイントの一つです。

流れ込み、合流点について

水門や支流からの合流点は流れの変化が起きやすく、底の地形変化もあったりする場所です。

ベイトフィッシュが流されてくるのをシーバスが待ち構えていますので、くまなく探っていきましょう。

川でシーバスを釣るテクニック

その①|ウェーディング

厳密にはテクニックではないですが、シーバスキャッチが格段に上がる方法があります。

それはウェーディングです。

オカッパリだと足場、キャストする角度が限られたり、立ち位置が高くなりがちです。

水深にもよりますが、ウェーディングにより、立ち込める水深内であれば自由自在に移動できます。

その結果として、以下のようなメリットが得られます。

  • 遠くのブレイクまでキャストが出来る、
  • 橋脚の真ん中までルアーが届く

このように、よりアグレッシブに攻めることが出来る為、ウェーディングによりシーバスのキャッチ率は確実に上がります。

ただし、ウェ―ディングする際は注意点が幾つかあります。

  • エイに十分注意する
  • 転倒しないこと
  • 足が土や泥濘にはまってしまう
  • 潮位の計算

河口域にはエイが多く、ついうっかり踏んでしまった時に、尻尾の根本にある毒針で刺されてしまうと酷く腫れてしまい、そのうち自分で歩けなくなるほど腫れてしまいます。

エイには必ず注意しなければいけません。

次に、ウエーダーを着たまま転倒すると、腰のベルトをしていない場合、ウエーダーの中まで水が入ってしまい、パニックになり起き上がれなくて溺れてしまう事がありますので、必ず腰ベルトは着用するように心掛けてください。

一見するとあるけそうな砂浜でも、台風後で新しい砂が覆いかぶさっているだけのような場所だと、足が一気に埋まってしまう事があります。

また、泥系の干潟も足がうまって身動き取れなくなる事がありますので、大変危険です。

ウエーディングする際は必ず潮位の上げ下げを確認しましょう。

下げ潮は大丈夫ですが、上げ潮の場合、思いのほか潮位が上がって、帰るのに水が腰以上になってしまうと危険ですので、注意しましょう。

ウエーディングはシーバスを釣る為の手段としては勿論ですが、目線が低くなる為、シーバスが目の前でジャンプしたりと迫力があるのも魅力の一つです。

簡単にオススメ出来るものではないかもしれませんが、シーバス釣りをやり込むにあたってなくてはならない手段です。

明るい時間帯にあらかじめ地形や水深を把握してエントリーしてください。

その②|ドリフト

中規模河川

河川のシーバス攻略の基礎的テクニックが『ドリフト』です。

簡単に説明すると、ルアーをキャストして、上流側から下流側への川の流れを利用して、ルアーを流れと同調させて流していく方法です。

例えば明暗の明るい側から、暗い側に流しこむようにルアーを送り込んでいくようなやり方を言います。

ドリフトと言っても様々な方法があり、大まかに次の三つに分けられます。

  • アップ(自分の立ち位置から上流へキャストして流す方法)
  • クロス(真正面にキャスト流していく方法)
  • ダウン(下流方向へキャストして流していく方法)

となります。

基本的に表層から攻めていく方法ですが、ボトム付近を攻めるボトムドリフトと言われる攻め方もあります。

以上が簡単な説明となります。

デイゲームでもナイトゲームでも使用するテクニックで、最初はコツを掴むまでなかなか難しいかもしれません。

しかし、どのようなシーバスゲームにおいても大切なテクニックとなりますので、練習がてらチャレンジしてみてくださいね。

リバーシーバス、オススメルアー

デイゲームでもナイトゲームでも使えるオススメルアーはコチラです。

タックルハウス TKLM120

TKLM120で釣れたシーバス水面から50センチほどのレンジで使うイメージです。グリグリと巻いても良く釣れますが、ドリフトで流して使用するのにもピッタリなルアーです。

足場が高くてもルアーが水を噛みやすく、とても使いやすいルアーの一つです。

 

メガバス カゲロウ124F

カゲロウ124Fで釣れたシーバス

良く飛び、表層より若干入るくらいのレンジで、流れの変化でオートマチックに不規則な動きをしてくれます。

残念ながら人気が出てしまい、釣具屋さん店頭で見かける事が出来なくなってしまいましたが、見かけたら手に取ってみてください。

足場が高いところだと、水噛みしにくく、少し使いづらいですが、ロッドを下げて対応しましょう。

ウエ―ディング時はとても使いやすくおススメです。

ガンクラフト ジョインテッドクロー178F

ジョインテッドクロー178Fで釣れたシーバス

元々ブラックバス用のビッグベイトですが、流れの中でゆったりとS字をかいて動き、ここぞと言うピンスポットではクイックにアクションを入れる事ができますので、リバーシーバスにも大変有効です。

サイズが大きい為、キャスト時の抵抗大きく、ロングキャストは向かず、ウェイトもあるのでタックルは限られますが、

ベイトタックルをお持ちの方は是非お試し下さい。

コノシロやマイワシなど、ベイトフィッシュが大きい時は特に効果大です。

 

ノースクラフト エアオグル85SLM

エアオグル120SLMで釣れたシーバス

通常のシンキングペンシルのように使っても十分釣れますが、ボトム付近を流していくのにも使いやすいプラグです。

SLMとはスラロームするアクションで、フォール時にはゆらゆらと揺れて落ちていきます。

川の淵や橋脚周り、深くなっている場所を攻めるのにも最適です。

ボトムドリフトは慣れるまで難しく感じますが、バイブレーションのリフト&フォールのようにロッドを立てて使用すると良いでしょう。

他にも70や120サイズがあり、水深やベイトフィッシュサイズによって使い分けると良いでしょう。

 

リバーシーバスの注意点

ウェーディング用タモ

都市型河川では人通りや車通りもある為、キャストの際は充分注意して下さい。

柵などがあって、落水する心配がなさそうな河川でも、ライフジャケット、フローティングベストは必ず着用するように心がけてください。

河川にはエイが沢山いますので、ウエーディングする際は充分気をつけてください。出来れば足元をライトを照らして、エイの存在がない場所を歩きましょう。

ウェーディングスタッフと言って、歩く前方部分を杖のような物を差しながら歩いていくのも効果的です。

また、エイがヒットしてしまう事がありますので、手元に寄せてルアーを外す際は、尻尾の付け根の毒針に気をつけてください。

まとめ|リバーシーバスは、シーバスの基本!

リバーシーバスはシーバス釣りにおいての基礎が沢山詰まったゲームです。

ワタクシの経験からしますと、リバーシーバスでコンスタントにシーバスをキャッチ出来るようになれば、どのような場所でもキャッチ率があがるような気がします。

最初は釣れないかもしれませんが、一つの河川に通い込むと見えてくるものが沢山ありますので、ご自身のレベルアップを兼ねてチャレンジしてみてくださいね。

それではHave a good fishing!

ABOUT ME
いたくらてつや
福岡在住。幼少期に釣りの楽しさを覚え、気が付けば三十年以上釣りだけは飽きずに続けてきたアラフォーおじさん。 釣りのある生活を目指し、仕事前や仕事終わりに毎日のようにルアーフィッシングに明け暮れる日々。 現在はシーバスをメインに魚種問わず、ショア、オフショアの釣りをする。モットーは一日一鱸。