アクティビティー

初めてのシーカヤック|どのような服装と持ち物が必要?

シーカヤックを楽しむためには、濡れる事を前提にした動きやすい服装を選ぶのが鉄則です。服装の具体例、お勧めのウェア、あったら便利な関連グッズをどこよりも詳しく解説しました!

『シーカヤックを始めてみたいけど、どんな服装がいいのかさっぱりで・・・』というあなたのための特集です。

季節ごとの基本的な服装や必需品、あると便利なアイテムなどをまとめています。

また、女性のファンも比較的多いマリンスポーツであり、夏が本番である事から、特に女性の夏場の服装についても詳しく紹介しました。

初めてのシーカヤックもこのような服装で望めば安心ですよ!

シーカヤックの服装選びの基本的な考え方について

シーカヤックの服装の三大要素は以下の通りです。

  • 動きやすい
  • 保湿性が高い
  • 速乾性
シーカヤック

シーカヤックは基本的に濡れるスポーツと考えて下さい。そのため、濡れても良い服を選ぶ事は当然ですが、その際に以下のような条件の服を選ぶ事がコツになります。

  • 身動きの邪魔にならない動きやすい服
  • 濡れても保温性がある服(フリーム素材など)
  • すぐ乾く速乾性の服

特に7月~9月の夏が本番を迎えるこのスポーツですが、日焼け対策も服装選びの重要な要素になります。肌の露出を出来るだけ避けるためにも、UVカットのラッシュガードやスパッツなどを選ぶと良いでしょう。

日焼け止めのお勧めについては、以下の記事が人気です。

【関連①】【2022年】アウトドアに最適な日焼け止めのおすすめ12選【海、山、キャンプに最適】

特に女性の場合は、飲むタイプの日焼け止めを併用している人も多いです。以下の記事で詳しく解説しています。

【関連②】【2022】飲む日焼け止めおすすめ3選【アウトドア派の女性は必見!】

①服装の素材は原則として化学繊維(ナイロン、ポリエステルなど)を選ぼう!

季節を問わずに最も避けなければいけないのが、綿やデニムなどの吸湿性が高い素材の服です。このような服装の場合は、一度濡れてしまうと海水の重みで身動きが取りづらくなりますし、乾きにくいため体温を奪ってしまいます。

ですので、例えば真夏のシーカヤックで、水着の上に綿のTシャツやデニムのショートパンツを合わせるなどの服装はNGです。

このような場合は、必ず速乾性、撥水性も高いナイロンやポリエステルのような化繊を選んで下さい。

②着替えは必須

特に初めてのシーカヤックの場合に勘違いする人が多いのですが、カヤックは『必ず濡れるアクティビティー』だと考えて下さい。パドルで漕いだ水しぶきや、波の満ち引きなどでの理由で、足元から下半身、お尻は必ず海水で濡れます。

そのため、カヤックでの海上散歩のあとの着替えは必ず準備しておきましょう。

特に体験コースなどの事前準備がいらない場合にありがちなミスなのですが、カヤック用の服を着用して現場に着き、着替えを持参していなかった場合などは…

帰宅まで湿った服で不快なまま我慢する事にもなりかねません。。。orz

ですので、初めてのシーカヤックの場合は特に、着替えを忘れずに準備して下さいね。

日焼け対策は入念に!

海の上では、頭上からの直射日光と海面からの照り返しの両方の影響で日差しが非常に強力です。そのため、充分すぎるほどの日焼け対策をしておかないと、まるで火傷のような重度の日焼けをしてしまう危険性もあります。

  • 帽子
  • サングラス
  • 日焼け止めクリーム
  • 長袖のシャツ(UVカットが理想)

このような日焼け対策は必須ですので、必ず準備しておきましょう。

塗るタイプの日焼け止めのお勧め、飲むタイプの日焼け止めの選び方については、以下の記事が良く読まれています。

【関連①】【2022年】アウトドアに最適な日焼け止めのおすすめ12選【海、山、キャンプに最適】

【関連②】【2022】飲む日焼け止めおすすめ3選【アウトドア派の女性は必見!】

シーカヤックの季節ごとのお勧めの服装について

シーカヤックの季節毎のお勧めの服装は以下の通りです。

  • 春:夏の服装+ウインドブレイカー
  • 夏:男性の場合は、ハーフパンツ、サーフパンツにラッシュガードを合わせる。女性の場合は、水着の上にサーフパンツ、上はラッシュガードなど。紫外線対策としての帽子も必須。
  • 秋:夏の服装+ウインドブレイカー
  • 冬:ドライスーツ、防寒パンツ、防水性の靴
シーカヤック

シーカヤックは一年中楽しめるアクティビティーですが、海上という自然のど真ん中で楽しむ遊びであるため、季節ごとに適切な服装をしておかないと体力を消耗しすぎるなどの危険性もあります。

そこでここでは、四季それぞれに適切なお勧めの服装をまとめました。

あなたがシーカヤックにチャレンジする季節に合わせてピッタリのコーディネイトを選んで下さいね。

①夏(7~9月初旬)

おそらくこの季節にシーカヤックを楽しむ人が一番多いかと思います。

男性の場合、この時期はアンダーとしてハーフパンツ型の海水パンツやサーフパンツを着用し、上半身は日焼け対策としての長袖のシャツ(ラッシュガードなど)を合わせる服装が基本です。

海水パンツ/サーフパンツの人気グッズ

 

ラッシュガードの人気グッズ

 

 

女性の場合は、水着の上にサーフパンツ、上はラッシュガード、ラッシュパーカーなどの長袖のシャツという組み合わせですね。

安価なセットも売っているので、こういうのを一つ持っておくと便利です。

 

もちろん日焼け対策としての帽子、サングラスなども必須ですので、別途準備して下さいね。

人気の帽子の例(レディース)

 

また足元に関してですが、シーカヤックは必ず濡れるため、マリンシューズやクロックスのような水はけが良く、濡れる事を前提に作られたものがお勧めです。

人気のマリンシューズの例

 

ちなみにサンダルは?という疑問もあるかと思いますが、これはシーカヤックの上で踏ん張りが効かないですし、脱げてケガをする可能性もあるのでNGです。

もちろん、濡れても良いという事であれば、普通のスニーカーでも大丈夫ですよ。

夏のシーカヤックお勧めの服装

  • 日焼け対策のつばが大きな帽子
  • サングラス
  • 男性の場合、下はサーフパンツ。女性なら水着の上にサーフパンツ。
  • 日焼け防止に長袖のシャツ(ラッシュガードが速乾性に優れているのでお勧め)
  • 履物は水はけのよいマリンシューズ、クロックスが最適

②春・秋(4~6月、9月中旬~11月)

春、秋は、夏に比べて寒さ対策を少し補強する必要があるくらいであり、どちらの季節も共通の服装でシーカヤックを楽しむ事が出来ます。具体的には、夏の服装を基本として、防水性のウインドブレーカーなどを準備して気温に合わせて着こみます。

また、サーフパンツで少し寒い場合は、ウェットスーツをアンダーに選ぶ事も効果的です。

足元に関しては、夏と同様に水はけのよいシューズ(クロックスなど)を基本としますが、防寒の必要性を感じる場合は、濡れても良いスニーカーのほうが良いでしょう。

秋のシーカヤックお勧めの服装

  • 夏の服装+寒さ対策としてのウインドブレイカーが基本
  • 寒さ対策にウェットスーツという選択も有り
  • クロックスよりもスニーカーの方がお勧めの場合もある

③冬(12月~2月)

真冬にシーカヤックを楽しむ人は少ないとは思うのですが、チャレンジするという事であれば、防寒対策を充分にとる必要があります。

  • 吸湿性、速乾性に優れたシャツとその上に着込むフリース
  • タイツ
  • 防寒パンツ
  • 厚手のソックス
  • ドライスーツ(上下)
  • 防水性の靴(サーフブーツもお勧め)
  • 紫外線対策としての帽子とサングラス

必ず濡れるシーカヤックですので、上記のような大げさとも思えるような服装が真冬には必須です。また、冬であっても海面の照り返しは強く、特に目に強い刺激となります。

ですので、日よけの帽子とサングラスも必ず準備する必要があります。

水着のみは絶対NG|女性が夏(7月~9月)にシーカヤックを楽しむ時の服装について

女性が夏にシーカヤックを楽しむ時の服装としては、水着だけではなく、ラッシュガート、つばの大きな帽子、サングラス、日焼け止めクリームなど紫外線対策を忘れずに行う必要があります。

海で泳げる季節である夏にシーカヤックを楽しむ人がほとんどだと思います。

そのため、水着だけでシーカヤックを楽しみたいと考えている人も多いようなのですが、特に女性の場合は、このような肌を露出した格好でのシーカヤックはかなり危険です。

理由はもちろん『紫外線』、つまり、女性の敵である日焼けの問題です。

真夏の海上の照り返しは予想以上に肌へのストレスになります。そのため、日焼け止めクリーム飲む日焼け止めでのケアは必須ですが、シーカヤックは必ず濡れるスポーツですので、その効果も限定的にならざるを得ません。

そのため、水着のみの場合は、露出した素肌の部分が軽い火傷のように日焼けしてしまう危険性もありま。見た目の問題だけでなく健康の面からも非常に危険な行為になります。

ですので、アンダーとして水着を着用し、その上にトップはラッシュガードなどのUVカット性能に優れた速乾性のシャツを必ず着用して下さい。

次に下半身の紫外線対策に関しては、最低限でもサーフパンツを準備する必要がありますが、これでは膝より下がむき出しになってしまい、露出した部分は海水で濡れるため、日焼け止めクリームの効果も落ちてしまいます。

そのため、この時期のシーカヤックでどうしても下半身の日焼けを防止したい場合は、水着の上から長ズボンタイプのパドリングタイツを着用する事をお勧めします。

パドリングスーツが高いという場合は薄手のジャージでも良いので、とにかく肌を露出するのだけは避けて下さいね。

夏のシーカヤック、女性にお勧めの服装の例

  • 水着のみは絶対NG!(=やけどのような日焼けの危険性)
  • ハット型のつばの大きな帽子
  • アンダーは水着
  • 長袖のラッシュガード
  • 長ズボンのパドリングタイツ、もしくは薄手のジャージ
  • サングラス
  • 靴(クロックス、マリンシューズなど)
  • 日焼け止めクリームは必須

シーカヤックの必需品とお役立ちアイテムについて

シーカヤックを安全に楽しむためには以下のグッズが必須です。

  • PFD(ライフジャケット)
  • 着替え
  • 速乾性のタオル
  • 帽子
  • サングラス
  • 日焼け止め関連グッズ
  • グローブ
  • 防水バッグ
シーカヤックのテント

身の安全を守るために、そして、シーカヤックでの海上散歩をもっと快適に楽しむために、ぜひ準備しておきたい必需品やアイテムをまとめました。

初めてのシーカヤック体験の場合は以外にも忘れがちなグッズも多いかと思うので、事前のチェックに使って下さいね。

①PFD(ライフジャケット)

 

ベスト型の救命胴衣はシーカヤックを楽しむための必須アイテムです。

ツアー会社等のシーカヤック体験コースを利用する場合は事前に準備されている事がほとんどですが、本格的にシーカヤックを趣味として楽しむのであれば、必ず購入しておく必要があります。

選び方のコツについては、以下の記事で紹介していますので参考になさって下さい。

ライフジャケット/初心者のためのカヤック釣り入門

②着替え(カヤックの上での着替え+帰りの着替え)

意外に忘れがちなのが着替えです。

本ページで何回も繰り返し書いていますが、『シーカヤックは必ず濡れる遊び』です。ですので、濡れても良い服装で楽しむのは当然ですが、それ以上に帰りの着替えも必須です。

また、あると意外に便利なのが、シーカヤックの上で着替えるための予備の服(Tシャツなど)です。

これは、夏以外の季節で軽い雨などが降って上着が濡れた場合や、曇天で服が乾きにくい場合などに便利なアイテムです。濡れたままのシャツでは体温が奪われてしまうので、乾いたTシャツに着替えるだけで体温の低下を防げます。

③速乾性のタオル

 

これも着替えの必要性と同じ理由なのですが、濡れる事を前提にした遊びですのでタオルは絶対に必要です。

マリンスポーツに適した速乾性のタオルであれば、吸水性も非常に良いので、そのようなアウトドアに特化したものがお勧めです。

④防水性でハット型のつばの大きな帽子

 

紫外線対策の必需品です。夏場だけでなく、全てのシーズンで必要となります。

キャップ型では日よけの効果が限定的ですので、必ずハット型で、つばが大き目のものを選んで下さい。また、防水性のハットであれば軽い雨避けにもなるので意外な場面で役に立つ事も多く、さらにお勧めですね。

⑤サングラス

 

シーカヤックでの海上散歩においては、海面からの日光の照り返しが一番の紫外線の脅威になります。そのため、目の保護という観点からサングラスはぜひ準備しておくべきアイテムです。

一日カヤックを楽しんだ後の目の疲れが全く違ってきますので、特に長時間カヤックを楽しむのであれば、絶対に準備しておきたいですね。

⑥日焼け止めクリーム&飲む日焼け止めサプリ

海の上は常に強い紫外線にさらされています。そのため、特に夏場は肌が露出している部位への日焼け止めクリーム対策が必須です。

ですが、シーカヤックは汗もかきますし、足元などは特に必ず濡れてしまうため、一般的な塗るタイプの日焼け止めクリームでは、その効果はかなり限定的です。

そのため、耐水性に優れたアウトドア向きの日焼け止めを選びましょう。

この点に関しては、最近では飲む日焼け止めサプリメントなどもありますので、日焼け止めクリームと合わせて使うと効果的です。

特に女性の場合は、日焼けが怖くてシーカヤックを長時間楽しめないという人も多いかと思いますが、このように身体の内側と外側から対策をしてあげれば、そのような悩みもなくシーカヤックを思う存分楽しめると思いますよ!

⑦グローブまたは軍手

 

シーカヤック流れに逆らってパドルを漕ぐ事も多いため、手には想像以上に負担がかかります。そして、船上では手のひらが常に濡れた状態にあるため、素手でパドルをしっかりと掴むのが難しく、これが原因で意外にも体力を消耗します。

そのため、できればカヤック用のグローブ、もしそれが無理でもラバー付きの軍手を着用しておと手への負担が軽減します。これは日焼け止めにもなるので、ぜひグローブは準備しておいて下さいね。

⑧防水バック、もしくは厚手のビニール袋

 

意外に持ち込む物が多いシーカヤックですが、船内は必ず水しぶきなどで濡れますし、最悪の場合は転覆の可能性だってあります。そんな時のためにも、防水バッグが一つあると非常に便利です。

スマホや時計、デジカメ、日焼け止めなどの小物もまとめて入れておけば、万が一の時の安心感が違います。

もし専用の防水バッグの準備が難しい場合は、普通の布製をバッグを厚手のビニール袋にスッポリ収めて持ち込むのもお勧めです。

濡れる事が前提の遊びですので、防水対策はしっかりしておくと、快適に海上散歩が楽しめますよ。

まとめ

一言でまとめると…『シーカヤックは濡れる事を前提にした服装&万全の紫外線対策で楽しもう!』というお話でした。

このアクティビティーは体験ツアーなども充実しており気軽に始められるのですが、その一方で、服装や持ち物などを甘くみていると、せっかくの楽しみが半減してしまいます。

特に夏場に楽しむ人が多いはずなので、紫外線対策も考慮した万全の服装と持ち物で楽しんできてくださいね!

なお本サイトには、カヤックを使ったアクティビティ―の一つであるカヤックフィッシング、カヌーが楽しめるキャンプ場の特集など、カヌー・カヤックに関する特集記事も準備しています。

本記事に興味を持ってくれた人にとって興味深い内容だと思うので、もしよこればこちらもご覧になって下さいね。

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本記事があなたのアウトドアライフの一助に、そして、あなたのシーカヤックデビューの参考になれば嬉しいです。

ABOUT ME
編集部(るあらび)
アウトドアな俺たち編集長。 九州の南端に在住するルアーフィッシングが生きる目的な40代のおじさんです。 主に釣り、ウォーターアクティビティー関連の記事を執筆しています。 あなたがアウトドアを始めるきっかけを作れたら・・・と思ってこのメディアを立ち上げました。 。 。 。 『かっこいい大人達よ・・・もっと外で遊ぼう!』 といった事を伝えていけたらと考えています。