未経験の方にお勧めできるアウトドアの仕事としては、以下の5種類があげられます。
- リゾートホテルのアクティビティスタッフ
- レジャー施設スタッフ
- 初心者向けアウトドアガイド
- キャンプ場スタッフ
- アウトドアショップ店員
それぞれの仕事の特徴と内容、求人の探し方、転職する方法について解説しました!
外遊びや自然が好きな人にとって、アウトドアを仕事にするのは憧れですよね。
オフィス仕事をして、休みの度に外にアウトドア遊びをしているけれど、こんなに楽しいことが仕事にできたらなぁ、なんて思ってしまいます。
でもハードルが高くてなかなか手を出せないなと思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、未経験でリゾートホテルのアクティビティ案内をしていた私(ぐりゆう)が、未経験でもできるアウトドアの仕事をまとめました。
アウトドアの仕事は未経験でもできる?
アウトドアの仕事は、職種によっては資格が必要な場合もありますが、未経験で出来るものもかなり多いです。
アウトドアの仕事と言っても、その仕事は多岐に渡ります。
外で空気を吸いながら体を動かして仕事をしたいな、という人もいるでしょうし、普段の自分がしているような遊びをもっといろんな人に広めて楽しんでもらいたいと考える人もいるでしょう。
アウトドアの仕事は自然環境の中で行う仕事であるため、職種によっては資格が必要なものもありますが、もちろん未経験でもできるものもあります。
自分にできるか不安な人は、まずは未経験でもできる簡単な仕事から初めてみると良いでしょう。
アウトドアな仕事にはどのようなジャンルと分野があるのか?
アウトドアの仕事には様々な種類がありますが、未経験の方には特に以下の3分野がお勧めです。
- インストラクター・ガイド系
- アウトドア施設のスタッフ系
- アウトドアショップ系
自然に関わるアウトドア系の仕事にもいろいろな種類があるのですが、大きく以下の7ジャンルに分類できると考えて下さい。
- インストラクター・ガイド系
- アウトドア施設のスタッフ系
- アウトドアショップ系
- 自然環境保護系
- 生物調査、環境調査系
- 教育・啓発系(自然学校の職員など)
- 農林業系
そのうち、未経験からの転職にこだわるのであれば、選択肢は以下の3つに絞られます。
- インストラクター・ガイド系
- アウトドア施設のスタッフ系
- アウトドアショップ系
その理由は、特別な資格や経験がなくても仕事が見つかりやすいからです。実際にこれらの業種は、未経験からの転職組の方も多く、現場で仕事を覚えるスタイルの職種となります。
教育体制がしっかりしている職場が多いので、そういう意味からも未経験向きですね。
一方で、④~⑥の職種については資格が必要だったり経験者でないと難しい場合が多いです。中には、国家公務員の資格が必要であったり、専門学校や大学で資格を取る必要がある職種も含まれます。
例えば、以下のような仕事がこのジャンルに該当します。
資格や経験が必要な自然に関わる仕事の例
自然環境保護系 |
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---|---|
生物・環境調査系 |
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教育・啓発系 |
|
また、⑦農林業については、未経験でも募集している場合も多いですが、相当な興味がないとチャレンジできない専門職ですね。
なお、これらの職種については、もちろん未経験からでもチャレンジはできますが、少し特殊ですので、以下の記事で詳しく解説しました。
どのような仕事か知りたい人だけご確認下さい。
【関連】自然に関わる仕事10選と未経験から転職する方法【裏技も公開!】
他にもアウトドア系の仕事はかなりジャンルが広く奥が深いです。この点については、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連】アウトドアを仕事にする|仕事探しの裏技と職種、役立つ資格について
未経験にもおすすめアウトドアの仕事5選
未経験からチャレンジできるアウトドアな仕事は、以下の5種類です。
- リゾートホテルのアクティビティスタッフ
- レジャー施設スタッフ
- 初心者向けアウトドアガイド
- キャンプ場スタッフ
- アウトドアショップ店員
ここからはIndeedなどの求人情報で、実際に未経験での募集が出ているものを参考に、私自身の経験も踏まえて未経験の方にもおすすめなアウトドアな仕事を紹介していきます。
①リゾートホテルのアクティビティスタッフ
リゾートホテルのアクティビティスタッフは、人手不足からも未経験での募集もあるおすすめなアウトドアなお仕事。
仕事は観光地に限られますが、「人を楽しませながら、自分も楽しみたい!」「お客様に喜んでもらいたい!」という人におすすめです。
具体的なお仕事は、
ホテルの宿泊者向けのアクティビティの受付フィールド管理、子供や初心者向けのアクティビティガイド、それに伴う準備や後片付け、掃除など。
宿泊者向けに行うものが基本なので、観光色の強いプログラムが多くなります。
未経験でもしっかりトレーニングを受け知識をつければ、ひとり立ちでガイドをできるようになります。
私も全くの未経験者でしたが、リゾートホテルで受付案内をしながら、子供向けの自然アクティビティのガイドも担当していました。
リゾートホテルのアクティビティスタッフになるには、いわゆるリゾートバイトの派遣スタッフという形がもっとも希望の仕事を探しやすいと思います。
勤務するリゾートが行なっているアクティビティの内容をよく調べて、自分の希望に合うリゾートを探しましょう。
また、リゾートホテルでの勤務は場合によっては他の仕事と掛け持ちになることがあるので、アウトドア以外での接客も苦にならない、という方にはおすすめです。
リゾートバイト系の仕事探しについては、例えば以下のようなサイトが求人数も多く、人気です。
↓
このようなサイトをスマホにブックマークしておき、暇な時に眺めておくだけで、タイミングよく仕事が見つかるはずですよ。
②レジャー施設スタッフ
自然を生かした屋外レジャー施設、アウトドアパークのスタッフも未経験者でも可能なアウトドア仕事です。
最近は本格的なアスレチックアドベンチャーパークやジップラインなど、自然の中に遊具を設置して遊べるような施設も増えていますよね。
フィールドの管理や始業前の安全点検、接客、安全管理、クローズ作業などが主な業務です。
自然の中に人工的に作った遊び場なので、本格的なアウトドア志向の方には物足りなく感じてしまい向かないかもしれませんが、「自然の中で働きたい」、「自然の中で遊ぶ楽しさを伝えたい」と思う人には程よい働く場所かもしれません。
アウトドアレジャー施設は、千葉や神奈川など関東にもありますし、地方でも比較的街から近いところが多いので、住み込みのリゾートバイトはちょっとハードルが高いなぁという人にもおすすめです。
③初心者向けアウトドアガイド
初心者向けなど難易度のあまり高くないアウトドアガイドは、未経験でも募集があります。ベテランのガイドについて研修を積めば、サポートを経て現場に立つことができます。
中でも本格的にアウトドアのガイドとして仕事がしてみたい!という人には、ラフティングガイドがおすすめです。
ラフティングガイドは資格が必要な仕事ですが、資格保持者だけの募集だと真夏の繁忙期に人数が足りなくなってしまうので、未経験の資格取得からサポートしているアウトドア業者も多いのです。
とはいえ、難易度の高いラフティングコースを使ったプログラムを運営しているところでは経験や資格が必要となるので、未就学児からでも参加できるような難易度低めの川でのプログラムを運営しているアウトドア業者が狙い目。
お客さんとしてプログラムを検索して出てくる口コミの良いアウトドア業者を探し、公式ホームページなどに求人がないか探して直接アポイントを取ってみるのが近道でしょう。
④キャンプ場スタッフ
キャンプ場のスタッフも未経験におすすめのアウトドア仕事です。
キャンプ場と一口に言っても、公営の芝刈りや掃除などの基本的な管理のみを行うシンプルな所から、大きなイベントを行ったり、グランピング施設が併設しているなど、おしゃれで管理されている民間のキャンプ場まで様々です。
キャンプ場ですから、お客さんが基本的には自分でテント設営などをするので、スタッフは安全管理やフィールドの整備、掃除など裏方仕事が基本です。
未経験でも可能な仕事ですが、普段から自分でもキャンプをする人だと業務にも馴染みがあるので経験を活かすことができるでしょう。
最前線に出るような接客は苦手だけれど、多くの人に自然の中で遊ぶ楽しさを知ってほしい、その手助けをしたいと思う人にぴったりの仕事です
⑤アウトドアショップ店員
アウトドアに関わる仕事の中で、アウトドア好きの誰もに馴染みがあるのがアウトドアショップの店員の仕事でしょう。
他のアウトドアの仕事はなかなか街中にはありませんが、アウトドアショップなら都会に住んでいる人も、住む場所を変えずにアウトドアに関わる仕事ができます。
アウトドア好きなら、全身好きなウェアで揃えて好きなメーカーのショップで働くのは夢ですよね。
中でもギアが好き、ギアのスペックなど詳しく調べるのが好きな人には向いているでしょう。
普段の遊びの経験も接客に活かすことができます。
実際に自然の中で仕事をするわけではありませんが、販売や接客をしながら、外で遊ぶことを考えるという毎日は仕事でもワクワクしますよね。
また、アウトドアショップであれば本格的にアウトドアの現場で仕事をしている人と関わることも多くなります。
コミニュケーションが得意な人なら、色々な情報収集もできるので初めてのアウトドアの仕事におすすめです。
自然に関わるアウトドアの仕事に向いている人はどんな人?
危機管理能力が高く、責任感が強く、そして人と接するのが好きな人がアウトドアの仕事に向いています。
アウトドアの仕事は自然の中での仕事のため、楽しさの反面危険もつきものです。
アウトドアの遊びが好きなことももちろんですが、アウトドアを仕事にするのに向いているのは以下のような人です。
- 自然や環境の変化に臨機応変に対応できる、危機管理能力が高い
- 責任感が強い
- 人と接することが好き
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ちなみに、ですが・・・
アウトドアを仕事にするための仕事探しの裏技とその職種、あると役立つ資格については以下の記事にまとめています。
どのような仕事、職種があるのか本気で知りたい人は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
↓
自然に関わるアウトドアの仕事をする前に持っていたい知識
これまでの失敗から得たアウトドアの知識や、怪我への対応方法、救急に関する知識があると、アウトドアな仕事を始める時に非常に役立ちます。
アウトドアで遊ぶのが好きな人なら、自分の好きな遊びに関する自然環境や道具の知識、経験を持っていますよね。
アウトドアの仕事をする上では、実際に自分が外で遊んだ経験や失敗、そこで得た知識が最も役に立つのではないでしょうか。
そのほかにも怪我への対処の知識は持っていると良いでしょう。
自然環境の中では怪我やアクシデントがつきものです。
知識があるだけで冷静な対処ができ、かつ仕事以外でも自分や家族を守ることができます。スポーツ救急手当講習会や救急法の講習などを受けてみるのも良いでしょう。
自然に関わるアウトドアの仕事の求人の探し方
アウトドア系の求人は、Indeedなどの求人WEBサイトでいくらでも見つかりますが、職場の雰囲気を掴むためにも、公式ホームページを再チェックする事をお勧めします。
アウトドアの仕事はIndeedなどで検索するだけでもいくつも出てきます。
求人情報で情報を集めてみるのが最も簡単です。
しかし、文字だけの求人情報に雰囲気もわからないままいきなり応募するのは不安がつきもの。求人情報だけではなく、現場の雰囲気を少しでも理解するためにもお客様向けのホームページは必ずチェックするべきです。
例えば、Indeedに掲載されていたこちらのレジャー施設の求人。
(画像引用元:Indeed)
こちらのお客様向けの公式HPをみてみると、
↓
https://www.shimizu-kouen.com/
こんな感じ。
このHPをみると、季節ごとにオープンしている施設が変わっていたりするんだな、とかキャンプ場を担当することになれば遅いシフトもあり得そう、ポニー牧場担当だと基本日勤になりそう、など働く上での情報も求人サイトの情報よりもイメージしやすくなるわけです。
こちらの求人だと、
(画像引用元:Indeed)
こんな感じ。
↓
https://nasufish.com/shisetsu/
川釣りで放流もしてる施設なんだな、家族連れが多そう、修学旅行も受け入れしているから子供と接することが多くなりそうだな、など客層も想像できますよね。
また普段ガイドなど受けずに自分でアウトドア遊びをしている人も、気になる仕事があればお客さんとして一度利用してみるのもひとつの手でしょう。
関連記事の紹介
この記事を読んでくれた皆様は、『アウトドア関連で他にはどんな仕事や職種が、あるのかな?』という事にも興味があるのではないでしょうか?
当ブログでは、そのような『アウトドアな仕事探し』に興味がある人向けの特集記事も準備しています!
↓
『趣味を仕事に!』という夢を諦めたくない人だけ、読んでみて下さいね^^
終わりに
未経験でもアウトドアは仕事にできます!
まず少しでも経験を積むのがアウトドアなキャリアの第一歩になるのではないでしょうか。
人によっては「好きなことを仕事にする」のが良い人と「好きなことは仕事にするべきではない」という人がいますが、その感じ方は人それぞれ。
個人的には得意なこと、好きなこと、持っている価値観がピタッとハマる仕事に出会えれば幸せなんだろうなと思います。
自分の得意なことや、好きなこと、住みたい場所など改めてよく考え、やりたいと思えるアウトドアな仕事をみつけてみてくださいね。