突然ですが、あなたは今の暮らしに満足していますか?
最近はコロナ禍で満員電車も怖いし、リモートでもできる仕事を探して、そろそろ田舎に移住したいなーなんて考えている人も多いのではないでしょうか?
今回は北海道の田舎に移住して4年、現在は半自給自足で暮らしている私ぐりゆうが、実際に田舎に暮らしてみてよかったなぁと感じたことを伝えていきます。
田舎暮らしに興味や憧れがあるけど、不安だなぁと思っている方に少しでも良いところをお伝えできれば幸いです!
田舎暮らしって本当にいいの?
ズバリ、私にとっては最高でした。
生まれは地方都市の隣町、人口10万人以上の市で生まれ育ち、大学生活の4年間は東京暮らしも経験しました。
就職活動の時に「都会のせわしなさって、ホントにストレスだぁ…」と思い、大手リゾートの田舎の事業所に勤務。
今は退職して働き方を変え、人生で住んだ中で最も田舎である人口1万人以下の田舎町でスローな暮らしをしています。
今回は
- 生活編
- 仕事編
- 遊び編
の3つに分けて田舎暮らしのいいところを語っていこうと思います。
これが田舎暮らしの現実!いいところ①生活編
時間の流れがゆったりしている
東京にいると、どこに出ても人が居て、「景色の中に自分一人だけ」みたいなことって、ほとんどないです。
家の中にいてもサイレンや外の騒音で慌ただしく感じることも多くありました。
田舎に住んでからはとにかく静かで、鳥のさえずりも聞こえるし、出かけてもすれ違う車以外に人がいない、なんて時もザラです。
あと田舎あるあるですが、スーパー8時、ガソリンスタンド7時とかに閉まる地域もあります。
不便ではありますが、逆に24時間営業って異常なんだな、とも思いました。
都会では働きすぎの人に合わせて業務形態を変化させて、気づいたら働きすぎスパイラルに入ってます。
おすそ分け文化がある、野菜がもらえる
これは住む地域やご近所さんの性格、交友関係なんかにもよると思いますが、農業地帯に住むと、農家の知り合いがいないにも関わらず、規格外の野菜なんかがおすそ分けの連鎖でうちに届きます。
もちろんこれに関しては、引っ越しただけでご近所さんが訪問してくれるなんてサプライズはほとんどないので、知り合って仲良くなる必要はあります。
実際に私は野菜は自分で栽培したものと貰い物で6割くらいは賄えています。
お肉は鹿肉を猟師さんから、魚は釣りが趣味なので自分で、みたいな感じで半自給自足できてしまっています。
水道水が美味しい
都会に住んでると水道水が飲めないっていう人も多いですよね。私の田舎出身で東京に住んでる友人は「都会の水道水は飲めない」と言ってペットボトルのミネラルウォーターをアマゾンで大量買いしてました。
田舎だと水道水も美味しくて、お米炊いたりすると味の違いがわかります。
家の水が美味しいので、出掛け先で水を買うのはバカバカしく感じてしまい、私はいつもタンブラーに水道水を入れて持ち歩いています。(ペットボトルも消費しないのでエコ!)
自給自足の生活も可能
自給自足は、田舎ではなくでも実践はできるかもしれませんが、田舎はなにせ土地が広い!
もし余している場所があれば耕して、家庭菜園をぜひ始めて欲しいです。
野菜を育てるといかに今まで自分の食べているもののことを知らなかったかを思い知り、食べ物の有り難みがわかります。野菜たちの成長も、毎日の癒し、励みになります。
その日に採れた野菜で献立を考える毎日を送ると、これってすごくクリエイティブだな〜なんて思ったりもします。
さらに、採れすぎた野菜はご近所さんにおすそ分けすると、おすそ分けの輪が生まれて色々な種類の野菜が手に入るようになるので控えめに言って最高です。
ちなみにイギリスのガーディアン紙の調査で、土いじりには免疫力を向上させることがわかったとのこと。
野菜でも、花でもプランターからでも良いので育ててみるといいと思います。
どこにいっても混雑と無縁
基本、田舎は混雑と無縁。
混んでるところが嫌いな人にとってはストレスフリーで最高です。
商業施設なんかで空間の中で人が密集することもありませんが、私は一番これが活きてくるのは災害時なのではないかと思っています。
東京だと大雨や荒天で災害になるかもと報道された時、水やカップ麺をはじめ色々なものが売り切れていました。
一方田舎では新型コロナが流行り始めた頃、デマでトイレットペーパーがなくなる!ティッシュがなくなる!と騒がれて品切れしていた時も、難なく買えました。
これって一見大したことなさそうですが、災害が起きた際なんかは都会にいると食料を手に入れるのに人と競争しあったり、避難場所も早く行かないと希望の場所に入れなかったり。そういった不安も都会に比べて田舎は少ないです。
とにかく家賃が安い
家賃も東京に比べるとめちゃくちゃ安いです。
東京だと土地によっては1LDKで15万とかザラです。
東京で車買った友人が2万で駐車場借りれて安いって喜んでて、もう何が誠の世の中かわからなくなりました(苦笑)
私の住んでいる物件はかなり優良物件だと思いますが、築25年一軒家2階建て、畑あり庭あり、車庫と別にプレハブありで友人の駐車場二台分くらいの家賃です。
同じ町内なら2LDKのアパートでも築5年以内で3万円〜くらいで借りられます。
田舎での家探しは不動産のインターネットサイトで探すのももちろんいいですが、一軒家を求める場合は町のやってる空き家バンクのようなホームページを探してみてください。
すると大体、大家さんと直接契約ができるので仲介手数料かからず安く済みます。
売りに出てる物件もなかなか入居者が決まらない場合、交渉してみたら賃貸にしてもらえたなんてことも聞くので、とにかく気になるものは問い合わせてみるといいと思います。
所得が低い人なら田舎の公営住宅がおすすめです。
1万5000円〜とかで破格です。
都会だと公営住宅に住んでる=所得が低いイメージもありますが、田舎ならそもそも自営業以外でそんなに高所得な人もいないので、公営住宅に対するイメージも悪くないです。
2LDKの間取りなど広くて綺麗なところもあります。
土地が安いのでマイホームも夢じゃない!
田舎だと、いい感じのログハウスが土地付きで400万円とかで売ってたりします。
手直しが必要な古い家とかであれば150万円で買える物件なんかもあります。
もちろん、安い土地は探せばいくらでも出てくるので、都内でマイホームを諦めていた人も、田舎に来れば新築の豪邸に住めるなんてこともあります。
人が暖かい
都会だとあまりにも人が多くて知らない人に話しかけると変な人っぽくなりますが、田舎では反対。
同じ空間に人がいれば挨拶をするし、挨拶があれば会話になります。人が少なく孤独を感じがちな田舎暮らしですが、声を掛け合うとほっとします。
これが田舎暮らしの現実!いいところ②仕事編
農業、林業など都会にない仕事がある
田舎には、都会にない求人があります。農業や林業なんかは都心ではないですよね。
自然に関わる仕事や、アウトドアの仕事なんかは断然田舎の方が多いです。
関連記事の紹介
田舎での仕事探しや職種の詳細については、以下の記事を参考にしている人が多いです。
↓
基本人不足なのでちょっとしたスキルや若いだけでも重宝される
プログラミングの知識がある人は今や東京では珍しくないですが、田舎では珍しいスキル。ちょっとコードが読めるだけ、ワードプレスが使えるだけでも重宝されます。
私の場合、近所のおばあちゃんのネット通販すら手伝ってと言われることもあるのでインターネットが使えるだけで田舎ではニーズがあるんだなぁと思いました。
若いだけで「力持ちだ〜助かった〜」と言ってもらえることもあり、自己肯定感も上がります。
ありがたい限りですw
満員電車がない
東京にいた時最も嫌なのが満員電車でした。
本当に嫌いすぎて、電車通学必要なキャンパスの1限の授業は絶対に取らないようにしてました。
満員電車どころか、電車が廃線になりそうなのが田舎です。
それはそれで問題ですが、満員電車のストレスからは確実に回避できます。
地方都市でも東京ほどの満員電車ってなかなかないですね。
これが田舎暮らしの現実!いいところ③遊び編
アウトドア遊びにすぐ出掛けられる
これはアウトドア好きにはたまりません。私はスキーが大好きなのですが、東京にいた時は車借りて高速乗って、長野まで行って泊まりがけで…って大変でした。
それは今では、休みの日なんかは朝一山登ってバックカントリースキー、昼寝してスキー場でナイタースキー、なんてことも普通にできちゃいます。
アウトドア遊びの趣味が人生の楽しみだー!っていう人は思い切って遊び重視で移住場所を決めてしまうのもありです。
子供も外で遊ばせ放題、学ばせ放題
都会では子供を自由に走らせるとなると、公園に行くのが一般的ですが、田舎は遊ぶところがいっぱい。
身近に野山や川、都会で触れられない遊びが山ほどあります。
自然の中で遊ぶのはスキルが必要です。
大人もそうですが普段自然に興味もなく画面上のゲームばかりしていると、雄大な自然の中にいても「空気が美味しいなぁ」「綺麗な景色だなぁ」とは感じますが1分くらいで飽きます。
しかし自然の中で足元には珍しい虫、花や草、コケ、顔をあげれば鳥など興味の対象が無限にあります。
野山を駆け回り、いろんなものに手を突っ込んで、怪我なども繰り返しすことは、単に遊ぶだけではなく多くのことが学べると思います。
子供も大人も興味を持って面白がるスキル、大事です。
田舎暮らしを楽しめるのはこんな人
ここまで、田舎暮らしの良いところだけを紹介してきました。
もちろん、メリットの裏にはデメリットが存在します。田舎暮らしは正直いって不便です。仕事の種類も少ない。
その不便さを自分の力を使って工夫して楽しめる人が田舎暮らしに合っていると思います。
普段からこれはこうすればもっとよくなるのでは?と考え実行できる人はきっと田舎暮らしに向いています。
田舎で暮らすことによって、自分自身のできることやスキルも増えます。
それから、
- 人と交流するのが好き
- コミュニュケーションを取るのが苦ではない人
- 町の出来事を自分ごととして考えられる人
このようなタイプの人は、周囲の人と打ち解け協力することで田舎暮らしのメリットを最大限に享受して活きていけるでしょう。
反対に、不便さを何らかのサービスを使って(お金を使って)改善しようとする人には田舎暮らしは不便でしょう。使えるサービスが都会に比べ極端に少ないです。
また、コミュニュケーションをなるべく取りたくないと思っている人にも向かないでしょう。
田舎の孤独な生活はかなり厳しいです。
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いつか田舎暮らししてみたいけど、具体的にイメージがわかないな・・・なんて悩んでいませんか?
当ブログでは、そんな人向けに田舎暮らしのハウツー記事や体験談記事も多数順位しています。
『田舎暮らしの夢、絶対に諦めたくない!』っていう人だけ読んで下さいね^^
終わりに
私にとって田舎で暮らしたことは人生の選択で最もよかったことの一つです。
地方が生き残って行くには移住者を受け入れ人口を減らさないことが必要です。
今の暮らしを考えてみて、それでも「東京にいる必要はないな」「都会に住むメリットないな」と感じている人は田舎に移住することを本格的に検討してみてくださいね。