スローライフは都会での生活とは違って、毎日のんびりと暮らせる素敵な田舎暮らしを満喫してとても楽しい生活・・・と思いますよね。
とはいっても、田舎でのスローライフにも難しさや、独特の考え方、事前にしておくべき準備などがあります。
そこで本記事では・・・
- そもそもスローライフとはいったい何か
- そのメリット・デメリットはなにか
- 実際にスローライフをするにあたってなにが必要か
- スローライフをする上での現実問題とは何か
このようなスローライフの基礎知識をあれこれとまとめてみました。
いろいろと目を向けてみるとわかってくるものもあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
はじめに~そもそもスローライフって何?~
そもそもスローライフとはいったいどういう意味なのでしょうか。最近ではよく耳にしますが、その意味といわれると答えがすぐには出てきませんね。そこで、スローライフとは何かを見ていきます。
スローライフとは「人生をスローに、ゆったり・ゆっくりと楽しもう」という考え方をさします。
日本の現代社会はとても忙しく、スローではない日々を送っています。
欧州を見習ってスローな生活をしてみようということです。
このスローライフというのはイタリアが発祥の地といわれています。
イタリアの地でファーストフードに対抗した形でスローライフ協会が設立されたのですが、その運動は食文化だけにとどまらず、生活全体に広がりました。
さらにはまちづくりにまで広がっていったのです。
このようにスローライフには非常に意味的には幅が広く厳密な定義はありません。
しかし、生活そのものにゆとりを持つというのが根本的な考え方となります。
スローライフとロハスの違いについて
スローライフと比較されるのが「ロハス」です。
ではこのスローライフとロハスの違いは何なのでしょうか。
スローライフは、ゆっくりとした生活をさす「slow living」から生み出された和製英語です。
一方ロハスは、アメリカで創られた語で、「Lifestyles Of Health And Sustainability」を省略したものです。具体的には、健康的でありかつ持続可能なライフスタイルを言います。
スローライフもロハスも、どちらも定義があいまいなのです。
しかし、違いをあえて言うなら以下のように言うことができると考えます。
スローライフというのは精神的な面を重視したライフスタイルを意味するのに対して、ロハスは地球の環境や健康面を重視したライフスタイルを意味すると捉えるとよいのではないでしょうか。
田舎でスローライフな生き方をするメリットとは?
田舎でスローライフな生き方をするメリットとは何でしょうか。
現代社会や都会での生活はとにかく忙しいですよね。
田舎での生活はその間逆でスローな生活を送るわけですから、ストレスが少ないというのがメリットのひとつです。
このメリットが一番スローライフを選ぶポイントになっているようです。
また、田舎は不便なことも多いので、その分だけ物や人などを大切にするのもメリットですね。
さらに、その地域に根付いた仕事に専念できますし、コンビニなど便利なものがない代わりに、豊かな自然の中で生活し、おいしい食事をとることが出来るというメリットがあります。
これはほかには変えがたいものがあります。
田舎でスローライフな生き方をするデメリットとは?
では逆に、スローライフな生き方をするデメリットとは何でしょうか。
地域に基づいた仕事が出来るというのがメリットでありましたが、そもそもその仕事そのものが少ないというデメリットがあります。
また、仕事があったとしても、都会で得られるほどの給料は見込めないのがほとんどです。
ほかにもデメリットはあります。
- 交通手段などのアクセスが少ない。
- ものがない分、物価が高い。
- 病院や店が少ない。
などが挙げられます。
自然が近いというのはいいのですが、落ち葉の掃除や雪かきのようなものから、野生動物の襲撃や災害などの自然の驚異など、都会では考えられないようなデメリットがあります。
都会になれた生活をしていると、田舎では当たり前のことがすべてデメリットになる可能性があるのです。
(関連記事⇒田舎への移住の失敗15例とそこから学ぶ成功のための秘訣とは?)
スローライフのためには田舎への移住が絶対に必要なのか?
スローライフのためには田舎への移住が最初に頭によぎると思います。
しかし、田舎への移住が絶対に必要なのでしょうか?
結論から申し上げますと、スローライフを実際にやろうとしている人のほとんどは、田舎へ移住することを選んでいます。
ですので、田舎への移住は絶対とまではいえませんが、移住したほうがよさそうですね。
田舎での生活は自然の中で身を置くということ。
それは都会では得られないということと、田舎だからこそ得られる生活の質の高さだといえるのです。
しかし、田舎での生活は決して楽ではありません。
交通の便も良くないですし、冬の厳しさ、夏の虫の多さなど自然が近いからこそありのままを受け止めなければなりません。
このような問題は田舎へ移住するといきなりやってくる洗礼でもありますし、ずっと続くものです。
移住が絶対に必要とまでは言い切れませんが、すくなくとも移住しないことにはスローライフの本当の意味がわからないというのは確かです。
スローライフとあなたの生き方の話|必要な考え方、覚悟について
ここではスローライフをするに当たっての必要な考え方やそれを継続させる覚悟などを記載します。現実にしっかりと目を向けることでわかることや、いまから何をすればよいかがわかるはずです。
- 不便
- 地元の人たちとの人間関係
- 生活費
- 医療機関
- 教育環境
田舎が不便であるのは想像が出来るはずですが、実際に住んでみると、想像のレベルを超えるかもしれませんね。
車がないとまずは生活が出来ないですし、そこで生活をしている数少ない人たちとの交流は欠かせないものの、そこでの人間関係や半強制的な行司の参加など、意外と都会よりも肉体的にも精神的にも負担は大きいのです。
また、不便といえば食料や生活に必要なものの調達があげられます。
金額も割高となります。都会よりも生活費がかかるというのも覚悟しておく必要があります。
また、老後にスローライフをと考えているなら、同時に医療機関のことも頭に入れておく必要があります。
救急のためだけでなく、通院できる範囲など考慮しなければならないこともたくさんあります。
お子さんが小さいなら教育環境も考える必要があります。受験を考えるなら塾や家庭教師を思い浮かべますが、田舎ではなかなか難しいです。
このように、田舎の生活環境や家族の事情なども考慮しなければならず、安易に田舎の生活はいいだろうという気持ちだけでは厳しいでしょう。
ただ、きちんとした考えと覚悟があればスローライフはうまくいくといえるでしょう。
スローライフとお金の話|田舎への移住の必要資金は?貯金ゼロでもできる?
スローライフをするのにももちろんお金がかかります。
移住するための費用、移住してからの費用など意外とお金はかかりますので、ざっくりとみていきましょう。
移住までの費用
業者を頼めばその費用がかかります。
自分でトラックに積んで運ぶ場合はそのガソリン代ですみますが、荷物量と移住する距離でまた変わってきます。
離島なら飛行機や船代も計算する必要があります。
現地の家の整備費用
たいていは田舎にある古民家を改築・改装して住むケースが多いので、その費用がかかります。
庭の手入れや使えない古いものの処分など案外処分するための費用がかさばるものです。
貯金ゼロのスタートについて
移住するまでの場所が近いことや、移住するのに運ぶ荷物が自分の車につめる程度であればそれほどお金もかかりません。
また、移住した先での整備も、もともとは実家とか友人の家とかなら整備費用もほとんどかからないでしょう。
ただ、貯金ゼロでの移住というのはかなり厳しいといえますが、不可能ではありません。
例えば、過疎化や高齢化がかなり進行している地域は移住してくる人たちのための支援制度があり、それをうまく使えば貯金ゼロでも無理な話ではないのです。
スローライフと働き方の話|どのような仕事が可能か?転職は必須か?
田舎での働き方についてみていきます。
都会では想像も出来なった仕事、田舎だからこそ出来る仕事があります。
例えば・・・
古民家を利用したカフェ
古くなった家屋、空き家を改築・改装してレトロ感満載のカフェにする方法です。
自我林業
伐採した木材を販売するお仕事です。都会では考えもしなかった仕事ですね。
農業・漁業
田舎ならではのお仕事ですね。地元の人たちとともに行うお仕事になります。
役場勤務
これも意外ですが、人材不足の地域も多く、役場勤めも田舎でのお仕事ではかかせないものです。
起業
田舎だからこそ出来る商売やアイデアもあるはず。それを自ら行うべく起業する方法もあるのです。
ほかにもいろいろありますが、詳しくは以下の特集記事にその詳細をまとめていますので、ご参考になさって下さいね^^
スローライフの実際|実践者のブログとYotubeがとっても参考になる!
スローライフを実践して今なお続けている人の意見や情報は、これからスローライフをしてみようと考えている人にとってはかけがえのない情報となるはずです。
それを実践している人たちのことをもっと知りたいなら、『日本ブログ村』というサイトがお勧めです。
多くのスローライフ実践者のブログが検索できるので、以下にリンクを貼っておきますね。
↓
リンク先を見るとわかるのですが、その日に起こった出来事を記載している人もいれば、田舎ならではの新鮮な植物を材料にして料理を掲載したりしている人もいます。
『田舎では工夫次第で楽しくなれる!』、というような、ポジティブな意見が多いのが特徴です。
細かい田舎暮らしのノウハウも多く、かなり参考になるものが掲載されていますよ。
もちろん移動手段が大変だとか、交通費が馬鹿にならないなど現実的なものも掲載されています。
現実の大変さや厳しさなども貴重な情報になるはずです。
他にも、田舎暮らし系のYotube動画もかなり参考になります。最近はこのような田舎暮らしのライフスタイルを公開する有名人、インフルエンサーも増えてきているので、きっと動画を見るだけでワクワクすると思いますよ。
まとめ
スローライフは夢のような世界で、毎日田舎でのんびりと楽しく過ごせそう・・・と思いがちですが、実践者などの情報から見て現実を知るとなかなか厳しそうです。
でも、だからこそ事前にしっかりと準備をして、考えをきちんと持った上で覚悟を決めて移住すれば、充実したスローライフを送れるのは間違いないでしょう。
仕事面や自然の厳しさなどいろいろな角度で田舎の生活を考える良い機会になると思います。
関連記事の紹介
スローライフの始め方に興味がある皆様にとっては、移住や田舎暮らし全般のノウハウにもきっと興味があるにのではないでしょうか?
本メディアでは、そのような『いつか田舎に暮らしてみたい!』という皆様にお勧めの記事も多数準備しています。
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