あなたにとって、大切なものは何ですか?
「家族」、「仕事」、「お金」、「時間」…様々な回答が生まれそうな問いなのですが、いずれにせよそれら全てに関連して必要であり、誰にとっても大切なものって「健康」ではないでしょうか?
「元気があればなんでも出来る!」なんて格言がありますが、まさにその通り。
大前提に「健康」があってこそ成り立つ自分のやりたいコト、好きなコト、そして日々の暮らし。
そんな「健康」について、コロナ禍で田舎移住を実現させた私(シロロ)が移住前になんとなく漠然と抱いていた「田舎の生活って健康になれそう…」というイメージを改めて検証してみたいと思います。
- 田舎暮らしと「健康」の関係性
- 「健康」について田舎暮らしのメリット、デメリット
- 心の「健康」と田舎暮らしについて
など、現場(田舎)からお届けしたいと思います!
田舎暮らしを始めてからの健康状態
私ごとですが、田舎で生活を始めてちょうど4ヶ月が経とうとしています。
4ヶ月というとちょうど季節も変わって秋と冬の二つの季節を経験している状態なのですが、今の所、季節の変わり目に体調を崩すなんてようなこともなく、分かりやすく「健康」的な状態です。
寒くなってきても風邪などひかず、久々に(数年ぶり?!)風邪薬を全く飲まない冬の始まりを迎えました。
こんな風に「健康」を維持できている理由はなんだろう…と考えてみたのですが、田舎ならではの圧倒的な『誘惑の少なさ』が要因かなと、感じています。
誘惑の少なさとはシンプルに、「娯楽」の少なさ、「飲食店」などの選択肢の少なさです。
それぞれ、解説しますね^^
「娯楽」の少なさと健康問題
小さな田舎町にはまず人が集まるスペースなどはほとんどなく(コロナ対策にも最適)、映画館やゲームセンター、パチンコ、カラオケなどは例外なくない町が多いです。
集落のような村レベルになるとコンビニすらもない事も多々あるのが田舎暮らし。
だからその分、暮らしの中に町を彩るネオンのような外灯はほぼ皆無です。
陽が沈むと辺りは真っ暗になり、町の小学生達が学校が終わり帰宅する夕方の時間帯に合わせて町内放送で帰宅を知らせる音楽が鳴り響くほどに、のどかです^^
そんな場所で日々生活をしていると自然とそれに当たり前に慣れてきて大人の私たちですら「そろそろ家に帰る時間だ」と身体で感じさせられます。
帰宅が早まる事で得られる生活の変化は大きく、お風呂に入り、食事を取り、そんな家に帰ってからこなしていく様々な日常の生活リズムが確実に子供の時に過ごしていたような時間帯ペースで動き出します。
純粋に『早寝早起き』の生活リズムを掴みやすく、睡眠のゴールデンタイムと言われる22時から2時の間を含めてしっかり睡眠をとれています。
そして、こんな生活スタイルが「健康」に直結している理由の大きな要因だと感じています。
特にこの早寝生活が定着するなんてことは都会暮らしでは経験した事がなかったので、これは田舎暮らしならではの変化かもしれません。
娯楽が少ない(それどころか「ない」)のは田舎暮らしの大きなデメリットと思われたりする事も多いけれど、健康について考えると、この選択肢の少なさがもたらす「誘惑」の少ない規則正しいリズムの生活環境は効果的だと言えます。
飲食店の少なさと健康問題
マクドナルドや吉野家などのファストフード店はまずほとんどの確率で田舎にはないし、ファミレスやカフェ、チェーンの居酒屋などもない事が多い田舎町。
便利な24時間営業で手軽に食事済ませられたり、いつもの慣れ親しんだ味に簡単に辿り着けない現状がここ田舎にはあります。
しかもそれらのほとんどが身体にとって「良くない」と言われている食べ物で、悪影響を与える避けるべき食事だったりしますよね。
そんな「誘惑」に対して我慢して避けようとしなくとも必然的に手の届かない場所にあるのです。
もう少し、具体例をあげてみましょう。
基本的に田舎町の飲食店の営業時間は短く、私の住んでいる田舎では営業時間が昼と夜の数時間ずつしかオープンしていないところが多いです。
その中の大抵のお店の夜の営業時間は夕方から20時過ぎまたは21時には終了してしまう事が多いので、遅くまで外で飲む事がなくなりました。
中にはスナックのように夜遅くまで営業していてお酒を飲める場所はありますが、私のような移住者で、特に一見ではとても入りにくい敷居の高さや、チェーンのお店のような気軽な居酒屋の雰囲気ではないので、田舎移住をしてから「飲み会」の回数が圧倒的に減りました。
そこにはコロナの影響もあるとは思うのですが、まず2次会、3次会と夜遅くまで移動できるお店もないので、どんな時でも飲み会をすると夕方の早い時間から始まります。
そして確実に1次会で解散するという流れが田舎の『飲みニケーション』の定番ですね。
飲み会が得意でない私にとって、これは願ってもないありがたい状況です。
『飲みニケーション』疲れしている人には特におすすめしたい田舎暮らしです。
飲酒が与える「健康」への負担やリスクは言わずもがな大きいですが、それを必然的に避けることのできる生活環境が田舎暮らしには備わっています。
「健康」について田舎暮らしのメリット、デメリット
都会での生活と田舎での生活を比べた時に出てくる健康についての『メリット』と『デメリット』、ここで改めてまとめてみたいと思います。
まずは田舎暮らしの健康『メリット』から…
・娯楽が少なく生活リズムが整いやすい
・飲食店が少なく外食が減る
・水や空気がキレイなど環境が良い
・自然の中で運動できる
なんとなくパっと思いつくのでこんなところ。
- 娯楽が少ない
- 外食が減る
この二つは既にご説明した通りでして、自分の中では最も分かりやすく即効性があったコトだったので、「健康」に好影響があった大きなポイントだと感じています。
それ以外でも中期的に捉えると、「水や空気がキレイで環境が良い」、「自然の中で運動できる」など、まさに田舎ならではのクリーンな環境がもたらす影響も健康的な生活に大きく影響するのだろうと考えています。
水や空気の新鮮さやキレイさは数ヶ月も生活すると逆に当たり前のようにすら感じてしまいがちですが、たまに田舎から離れた場所へ行くと、この自分の中で当たり前になった感覚を改めてありがたく感じる瞬間があります。
「都会の空気が汚い!」とまでは実感しないけど、それでも田舎へ戻ると無意識に空気を思いっきり吸い込みたくなる衝動にかられるのです。
あとは、そんなキレイな空気の環境の中でランニングやウォーキングを継続できる事もかなり健康的だと感じるポイント。
都会のように人目を気にする必要も少ないことや、屋外でヨガをするイベントが開催されたり、アウトドアが盛んな事が多いので身体を動かすチャンスは都会で生活しているより多いと思います。
そんな自然の中での運動と密接した生活は健康にとって大きなメリットではないでしょうか。
変わって、田舎暮らしの健康『デメリット』は…
・医師不足で専門的な病院がない
・病院が遠い
どちらも病気になった後にぶち当たってしまう「病院」に関する壁ですが、これは人によっては致命的な事でもあると思うので、田舎暮らしを始めるに当たってよくよく検討する必要がある項目になると思います。
言ってみれば、「健康であるからこそ田舎暮らしができる」と言っても過言ではないです。例えば持病があって定期的に専門的な病院に通わないといけない状況であればそれを満たすことのできる医療機関が田舎にはない可能性が極めて高いです。
基本的に田舎では「町医者が診療してくれる小さな病院が一つあるのでそこで総合的になんでも診てもらう。」というのがスタンダードだと考えて下さい。
専門的な事になると診てもらえるお医者さんや病院がないので、紹介状を持って大きな総合病院まで車で行く事になります。
何か緊急で対応しなくてはいけないなんて状況になると圧倒的に都会の方が便利で安心であると言えますね。
そのため、「病院にいかなくてはいけない状況になったらどうしよう」という不安は常に持ち続けている、そんな状態です。
心の「健康」と田舎暮らしについて
「健康」について考える時に『心の健康』についても考慮する必要があると思います。
田舎に移住したいなと思う時に”スローライフ”に憧れる人が多いのは、都会の慌ただしさやストレスから解放されて身体だけでなく『心』にとっても健康的な生活をしたいと考える人が多いんだと思うのです。
時間がゆっくりと流れているように感じる田舎での生活は都会の喧騒や慌ただしさとは真逆の環境なので、『心』が落ち着く状態であることは間違えないはずですよね。
そう言った意味で田舎での生活は精神的なストレスから解放されやすく健康的だなと実感しています。
そして、いつでも自然を感じそれに触れる事ができる生活環境は自分の心にとってもエネルギーチャージされているなと感じるものです。
ただ、感じる「豊さ」は人それぞれ。
そんな暮らしの中で、田舎ならではの不便さを強く不快に感じれば心の健康を得る事が出来ないどころか、生活自体がストレスの根本にもなりかねません。
また悠々自適な生活をできるならば問題ないですが、田舎で生活するにしても仕事によるストレスがあるコトには変わりないので、人間関係などの悩みは例え田舎にいても、強いて言えば結局どこにいても心の健康に影響を与える要素になると思います。
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田舎暮らしと「健康」についてのまとめ
改めて「健康」について考えてみると・・・
もしかして『スローライフをしたい!』という動機の元に始めた私の田舎暮らしは、「心の健康」を取り戻し、規則正しい生活を自分に思い出させるための環境作りだったのではないかと思い始めました。
当たり前にあるからこそ、見落としてしまっている日常や自分の心体の事については、こうやって時折立ち止まって考え、必要であれば見直していく事が、健康寿命を長く保つコツなのではないかと思います。
スローライフをしてみたいと感じていたら、それはあなたの心の健康が弱ってきているサインかも?!
ぜひ生活環境を思い切って見直し、田舎移住も含めて検討してみてくださいね!