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ソロキャンプにタープは必要か問題【結論:いらないけど・・・】

ソロキャンプを始めようと思ったときに、必要かどうか悩むアイテムとしてタープがあります。
できるだけ荷物は減らしたいですし、設営に最も手間のかかるアイテムですので、迷うところではありますね。

正直なところ、無くてもソロキャンプはできますし、あったら快適であることも間違いありません。

タープを用意しようかどうか迷っている方のために、長年ソロキャンプをしてきた私の経験から、ソロキャンプにおけるタープの必要性と、利用する際の注意点などをお伝えしてまいります。

 

ソロキャンプにタープは無くてもOK

テント

いきなり結論から言うと、なくてもOKだと私は思います。

その理由は・・・

  • 荷物が増えてしまうこと
  • 設営に手間と時間がかかること
  • キャンプ場によっては区画サイトでない場合にタープ設営料金を取られること

このような理由からです。

区画サイトの場合は自分のテリトリーが決まっていて、タープを張っても料金は変わりませんが、フリーサイトの場合は1人あたりの入場料のほか、テント1張りいくら、タープ1張りいくらという料金設定のところが多いです。

また、使用するテントの形状によってもその必要性は変わってきます。

今後、別記事でソロキャンプに適したテントの紹介もしていこうと思いますが、ポールを立てて入口部分にヒサシを作れるタイプや、ワンポールテントなどのように、前室(テント入口部分の屋根のある空間)を作れるタイプのテントもありますので、これらのテントを選べば、タープは必ずしも必要ではないと思います。

どんなテントを使うか、どんなキャンプ場に行くか、そして気候はどうかなど、自分のキャンプスタイルや環境によって必要性は変わってきますので、自分がどんなキャンプをしたいのかを考えましょう。

中には「タープ泊」などというワイルドなキャンプスタイルもありますが、かなり上級者向けです。

初心者の場合、いきなり買いそろえるのではなく、一度タープ無しでチャレンジしてみて、やっぱり必要と感じた場合は買えばいいのではないでしょうか?

 

タープの使用は季節や天候によって考えよう

キャンプ

私は設営が面倒なので基本的にタープは使っていませんが、極端に日差しが強い夏の日や、天候があやしいときは使う場合もあります。

ソロキャンプの一番の目的は焚き火であると考えていますので、雨が降りそうな日は基本的にキャンプはやらない主義なのですが、それでも山間部のキャンプ場などは、天気の急変もありますので、ちょっとあやしいなと思ったら、念のために張っておくこともあります。

林間のキャンプ場などの場合は夏場でも涼しく、直射日光を浴びずに済むので、タープはいらないと思いますが、何も遮るものがないキャンプ場ではあった方がいいと感じるかもしれません。

そもそも、そんな夏の日差しがギラギラの炎天下でキャンプをするのか、という問題もありますが。

ということで、ソロキャンプにタープは不要と言いながら私も持ってはいるんですね。
一応持っていって、必要な場合だけ使う感じです。

めったに使いませんので、保険みたいなものです。

曖昧な結論で申しわけありませんが、基本的には無くてもいいけど、天候等によっては使うこともあるという感じです。

ちなみに女性のソロキャンパーなど、あまり人に見られたくない場合や、プライベートな空間を確保したい場合は、タープがあると便利です。私は見られても全然気にしませんけど。

 

タープを使用する際の注意点

設置する場所や向きが重要

タープというのは一度張ってしまうと、移動がとても大変なので、最初の位置決めがとても大切です。何も考えずに張り始めてはいけません。

風向きや日光のあたり具合、焚き火台との位置関係など、かなり神経を使って張り方を決めなければなりません。

風向きはなかなか予想できませんが、日光の向きはある程度は分かります。最初は快適だったけど、夕方になったら西日が差してくるということもあります。

別のキャンパーと真正面からずっと向き合うことになっても気まずいですし、テントの位置と出入口の向き、椅子の位置、焚き火台の位置など、居住空間全体をイメージしてタープを張る場所を決めましょう。

ロープの張り方に注意

夜になってからのことも考えておく必要があります。

タープというのは複数のロープをペグで地面に固定して設置します。昼間は気づきにくいですが、夜になったらロープが見えにくく、周囲を歩く際に足にロープが引っかかって危ない思いをしたり、タープを倒してしまったりする危険性があります。

自分で気を付けていても、近くを別の人が歩く可能性がある場合などは注意が必要ですので、通り道にロープがかからないようにしたり、ペグやロープが目立つように工夫したりすることも大切です。

焚き火台の位置に注意

火を起こしてから焚き火台を移動するのも大変ですので、焚き火台との位置関係は特に重要です。熱に強い綿またはTC(綿とポリエステルの混紡)素材のタープであれば燃えにくいので比較的心配は少ないですが、一般的にこれらは重くて値段も高く、上級者向きです。

初心者でも扱いやすい軽量のコンパクトなタイプは通常熱に弱い合繊素材ですので、火の粉を浴びると穴があく場合があります。

どちらかというとこれはタープの設置場所というよりは、焚き火台の置き場所の問題なのですが、タープを張る前に、どこで焚き火をするのかをイメージしておくと、あとで悩まなくて済みます。

前もって設置の仕方を学習しておく

このあとタープの張り方などについて解説してまいりますが、タープを張るには結構コツがいりますので、事前にある程度学習しておく必要があります。

他のアイテムと違って、家の中で試してみるということが難しいので、通常は初キャンプでいきなり本番ということになるでしょう。

広い庭をお持ちの恵まれた方は、前もって予習することができるかもしれませんが、私のような狭い集合住宅に住んでいる場合はイメージトレーニングが必須ということですね。

まずは中身を広げてみて、どんなものが入っているかを確認し、取説でそれぞれをどうやって使うのかを見ておきましょう。

通常は本体、ポール(2組)、ロープ(8本~10本程度で、タープの形状によって異なります)、ペグがセットになっています。簡易的なハンマーが入っている場合もありますが、無ければ別途用意する必要があります。

キャンプ場でモタモタしたり、ずっと取説を眺めていたりしている姿はあまり恰好がよろしくないので、スマートな設置ができるようしっかり前準備をしておきましょう。

覚えておきたいロープワーク

もやい結び

タープを張るためのイメージトレーニングができていても、意外に本番のときに知らないと困るのがロープの結び方です。

タープというのは使用するロープの本数が多く、それだけ結ぶ箇所も多いので、あまり適当な結び方だとほどけてタープが傾いてしまったり、逆にほどきにくくなったりしますので、結構大事なポイントです。

いろいろな結び方がありますが、とりあえず最もよく使われる「もやい結び」だけは最低限マスターしておきましょう。

アウトドア以外でも役に立つ、強力でありながらほどきやすい、とてもオススメな結び方です。

船と船をつなぎ合わせること、船を杭などにつなぎとめることを「もやう」といい、そのときの結び方を「もやい結び」といいます。ですので、ほどけないようしっかり結べなくてはならないですし、ロープが濡れても、強く締め付けられてもほどきやすいことが大切なワケです。

ちなみに「もやう」は「舫う」と書きます。

①ロープの先側が上になるように輪を作ります。

もやい結び

②ロープの先を下から輪に通します。

もやい結び

③ロープの先を元部分の下側をくぐらせます。

もやい結び

④今度はロープの先を輪の上から通します。

もやい結び

⑤ロープの先と元を引っ張れば完成です。

もやい結び

とても役に立つ結び方です。
ちなみに、釣り好きな方で、小型船舶免許の取得を目指す方もぜひ覚えてください。

これ、試験に出ますよ。

自在(金具)の使い方

タープやテントに付属しているロープを初めて見た人にとっては、使い方がわかりそうでわからないパーツが付いていると思います。

ロープの張り具合を調節するモノで、「自在金具」、プラスチック製などの場合は単に「自在」などど呼ばれるモノです。

構造はとてもシンプルなのですが、見たことのない人は使い方がさっぱりわからないということがありますので、事前に使い方をマスターして、キャンプ場であわてないようにしておきましょう。

①これが自在(金具)です。

自在金具

形状は色々ありますが、一番オーソドックスなタイプです。

②このように輪を作ります。

自在金具

③張り具合の調節方法

自在金具

これをペグに引っかけて、金具をずらすことで、ロープの張り具合を調節します。

こうして見ると単純ですよね。ところが事前に予習をしておかないと意外に迷ってしまいますので、本番前に練習しておきましょう。

ひとりでもOK タープの張り方

タープは張るのにはコツが要ります。

ほとんどの場合、タープの取説は2人で設営する前提で書かれていると思います。初めてだと2人でも大変かもしれませんので、ひとりなら尚更大変だということを理解しておいてください。

といってもすごく難しいというワケではなく、しっかりと手順を覚えれば問題ありません。

言葉で説明するのは難しいので、私が分かりやすいと感じた動画のリンクを貼っておきます。

繰り返し見ていただき、手順をしっかり覚えてから本番に臨みましょう。

尚、この動画では風のある中で設営していますが、風が強い日はひとりでタープを張るのはとても大変です。いさぎよくあきらめるか、風が止むのを待ちましょう。

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まとめ

タープを張るのはいろいろと準備や予備知識が必要であることが理解できましたでしょうか?

私もタープは無いよりあった方がいいとは思っているのですが、ここまで見てきたように、結構面倒くさいんですね。

性格にもよるでしょうが、私はあまり面倒なことはしたくないので、基本使っていません。

多少面倒くさくても、快適空間確保のためには手間を惜しまないという人はタープを使用すればいいと思いますし、私のようにできるだけ面倒なことはしたくないという人は、多分なくても大丈夫だと思います。

ほとんど使ってないですが私も持ってはいますし、もちろん買っておいて損はありません。

ただし普段使わないで、いきなり本番で設営するのは難しいと思うので、もし買うのであれば、事前の学習は必須です。

繰り返しになりますが、まずはタープ無しでソロキャンプデビューしてみて、必要だと思ったら買ったらいいと思います。

まずは気楽に始めましょう。

ABOUT ME
リュウ.A
リュウ.A
東京都多摩地区在住の副業ライター。キャンプ、釣りなどのアウトドア歴10年以上。学生時代にテントひとつ持ってバイクで日本を一周し、以来ソロキャンプにハマる。普段は主に道志川、富士五湖周辺で活動中。