キャンプ

野外でぜいたく映画鑑賞【ソロキャンプの過ごし方】

ソロキャンプで映画鑑賞

みなさんはソロキャンプの時、どうやって夜を過ごしますか?

これからソロキャンプに挑戦しようと思っている人も、ひとりだけの長い夜をどう過ごせばいいんだろうと思いませんか?

ひとりだと時間がいつもより長く感じます。

このゆっくり流れる時間がソロキャンプの醍醐味なんだろうなと思いますが、焚き火の薪が尽きた頃、「さて、次は何しよう? まだ寝るには早いし」なんて思うことがあります。

こんなとき、することが無いからといって、スマホでゲームなんてもったいないですよ。

ソロキャンプ歴10年以上、何度もひとりぼっちの夜を過ごしてきた私(リュウ・A)が、とってもぜいたくな夜の過ごし方の一つとして、『映画鑑賞』という新しいスタイルを伝授しましょう!

ソロキャンプの夜は長い!焚き火の次は映画鑑賞

ソロキャンプの一番のたのしみは、誰がなんと言おうと「焚き火」です。

初心者のみなさんがキャンプをする場合、比較的あたたかい時季が多いと思いますので、夕方の6時から7時くらいの、「もう少しで暗くなるかな」という時間帯に焚き火に火を入れることが多いと思います。

焚き火

気温が低い時季や標高の高い場所であれば、もう少し早く5時くらいから始めるかもしれませんね。

いずれにしてもキャンプ場(あるいはホームセンター等)で購入する薪は、1束1.5時間から2時間くらいで燃え尽きるということを知っておく必要があります。

というワケで概ね8時から、遅くても9時くらいには焚き火が終了すると思いますが、薪が尽きたからといってこの時間では寝るにはまだ早いですよね。

そんなときにおススメなのが「映画鑑賞」です。

8時から9時くらいに焚き火を終え、2時間ほど映画を見れば10時から11時くらいですので、キャンプ場ではちょうど寝る時間です。

ちなみに「まだ燃やし足りない!」と思って薪をおかわりすることもあるかもしれませんが、念のためご注意ください。

キャンプ場によっては午後10時以降の焚き火禁止等のルールが設けられている場合が多いです。

ソロキャンプで映画を見るには? おススメの方法

最近は本当に便利になりました。

ほんの少し前まではキャンプ場で映画を見るなんて考えられませんでしたが、今は端末があって通信環境が整っていればどこでも映画が見られます。

もちろん映画じゃなくて、プロ野球などのスポーツ観戦でも、YouTubeでもいいと思いますが、せっかくの特別な環境ですので、いつもと同じではもったいないですよね。

ぜひ映画鑑賞にチャレンジしましょう。

一般的に屋外で映画を見ようと思ったら以下の3つの方法が考えらます。

  1. スマホで直接見る
  2. タブレットで直接見る
  3. 端末をプロジェクターにつないで大きい画面で見る

もちろん「Hulu」や「Netflix」といった動画配信サービス等を利用できることが前提にはなりますが、見方という意味この三つで決まりでしょう。

たしか、「ゆるキャン△」ではリンちゃんたちがタブレットで映画を見ていましたね。

スマホやタブレットでもいいですが、せっかくいつもと違う環境ですのでプロジェクターを使ってもっと大きい画面で映画を堪能してみませんか?

プロジェクター

尚、キャンプ場は通信状態が良くない場合も考えられますし、ストリーミングではギガをいっぱい消費しますので、見たい映画を事前にダウンロードしておくことをおススメします。

ちなみに屋外での映画鑑賞は、プロジェクターの機種にもよるとは思いますが、字幕が読みにくい場合がありますので、吹替か邦画がおススメです。

映画鑑賞時の注意

キャンプ場

音もれに注意

これは言うまでもないと思いますが、音漏れには十分注意してください。

せっかくなので臨場感のあるスピーカーを使って大音量でたのしみたいと思いますが、周りに誰もいないとは限りません。

近くに人がいるときはスピーカーはあきらめましょう。

例えスマホやタブレットでこぢんまりと映画を見ていたとしても、近くにいる人にとっては聞こえてくる音が不快に感じることもありますし、トラブルにもなりかねません。

特にソロキャンパーであれば静かな時間を堪能している人もいるでしょう。
音漏れには気を使い、近くに別のキャンパーがいるときはイヤホン等を利用しましょう。

天候に注意

レインコート

せっかくプロジェクターやスクリーンを設置しても雨が降ってきたら続けるワケにはいきませんので、天候には注意を払いましょう。

また、雨が降らなくても風があるとスクリーンが揺れてまともに映すことができません。

よく手作りの布製スクリーンで映画鑑賞をおススメする動画や記事を見かけますが、強めの風があるときは現実的には難しいんと思います。

白い布をスクリーンにする方が雰囲気はいいと思いますが、風があるときはしっかりしたスクリーンをできるだけ揺れないように、しっかり固定して使うか、いさぎよくテント内で見ることも考えておきましょう。

尚、貧乏くさいですが以前私が使ったことがあるのが、白っぽい段ボールの板で、これは意外に良かったです。

折って持っていったので、折り目が多少気にはなりましたが、割と安定感もあって個人的にはおススメです。
ただしこれは、あくまでも風があって布製のスクリーンでは見られない場合や、テントの中限定です。

しつこいですが貧乏くさいので。

他にも代用できるモノはいろいろとありますので、試してみてください。

バッテリー切れに注意

バッテリー内蔵のプロジェクターでも、予備のバッテリーは準備しておきましょう。

プロジェクターにもよりますが、バッテリーの持ち時間が、1.5時間から2時間くらいなど、映画を見るには微妙なモノが結構多いです。

更に注意したいのが、寒いときはバッテリーの消耗が激しくなることも覚えておくべきでしょう。
説明書に書かれている時間よりも早く無くなることがあるようです。

プロジェクターだけでなく、接続するスマホ等のバッテリーも気にしなくてはなりませんので、予備バッテリーは多めに用意する方が安心です。

ホラーに注意

ホラー

理由は分かりませんが、なぜかこういう特別なシチュエーションのときは「ホラーでも見よう!」とかって思いませんか?(私だけでしょうか?)

周りに誰もいなければ臨場感のある音でホラー映画を見るのもおもしろいと思います。

周囲にあまり人がいない環境で、しかも真っ暗な屋外というのは普段家で見るのとは違った怖さを感じることができます。

怖いのはぜんぜんOKという人は、あえてテントの中で、イヤホンをして見るのもいいかもしれません。

アウトドアシアターとは違った雰囲気で、ホラーを満喫できると思います。

くれぐれもトイレに行けなくならないよう、気を付けましょう。

おススメプロジェクター3選

高スペックプロジェクターならコレ【Anker Nebula Capsule II】


プロジェクターというと以前はちょっとお高いイメージがありましたけど、最近はかなりお手頃な商品もあって、ずいぶん買いやすくなりました。

しかし性能は様々で価格も結構幅があります。

そんな中で、たぶん最上位機種と言えるのが、この「Anker Nebula Capsule II」じゃないでしょうか?

おなじみAnkerのプロジェクターブランドで、こちらは同シリーズ最新機種で世界初のAndroid TVを搭載したモバイルプロシェクターです。

YouTubeやHulu、Amazon Prime、Netflix等のアプリをダウンロードして、他の機器に接続することなく単体でたのしむことができます。

とても高スペックな製品ですので、キャンプ用というよりは普段から家でも大画面でたのしみたいという人にとってもとてもおススメだと思います。

動画再生時間は約3時間と、通常の映画を見るには十分なバッテリーの容量です。

コンパクトなプロジェクターならコレ【Crosstour DLPミニプロジェクターS100】

 

とにかく小さく、コンパクトなプロジェクターがいいという人にはこちらがおススメです。9.2×8.1×5.5㎝と非常に小型で重量も208gと持ち運びにも便利です。

こちらもキャンプ専用というよりは、普段からカバンに入れて持ち歩きたくなるようなプロジェクターですね。

フル充電で1.5時間から3時間ですが、映画を1本見るには若干の不安があります。
予備のバッテリーを用意しましょう。

ちなみにこの「Crosstour」はドライブレコーダーでよく見かける中国の会社のブランドです。
最近の中国製品(特にこういうハイテク機器系)は安くていいモノがあってあなどれません。

コスパのいいプロジェクターならコレ【APEMANミニプロジェクター】

 

こちらもドライブレコーダーでよく見かける中国のブランドです。
正直なところもっと安いプロジェクターはたくさんありますが、保証やサポートなどの付加価値も大事ですよね。

APEMANは日本をはじめ、世界20か国以上で自社製品を展開するデジタル製品開発企業「AUKEY」のグループ会社です。

小型で重量も998gと1kg切りを実現、低価格でありながら台形補正機能も搭載しており、機能は十分だと思います。

持ち運びに便利なハンドル(持ち手)が付いているのも他にはない、個性的なデザインでいいですね。

おススメスクリーン

白いシーツのようなものでも代用は可能ですが、できるだけ綺麗な画面で映画鑑賞をしたいという人は、スクリーンも準備しておきましょう。

一般的なスクリーンというのはロールタイプで、キャンプに持っていくには結構じゃまになります。

そのため、もしスクリーンを用意するなら、折り曲げられるタイプがいいでしょう。

アウトドア用に設計された持ち運びに便利なスクリーンを紹介しておきます。

 

折り曲げられる分ちょっと薄いと思うかもしれませんが、真っ暗な野外であれば問題ないでしょう。

関連記事の紹介

この記事を読んでくれた皆様は、きっとソロキャン初心者で、その楽しみ方をアレコレと調べている人が多いと思います。

本ブログでは、そのようなソロキャンプ入門者のために、ソロキャンを楽しみ尽くすためのハウツー記事を準備していますよ!

まとめ

最近は高性能なプロジェクターが本当に買いやすい値段になってきました。

キャンプ以外でも普段使いできますので、買っておいて損はないと思います。

初めてのソロキャンプの場合、慣れないことが多くバタバタしてしまってゆっくり過ごすなんてできないかもしれませんが、少しずつ慣れてくると意外に夜が長く感じるようになるでしょう。

キャンプに少し慣れてきたら、ぜひアウトドアシアターを満喫しましょう。

とてもぜいたくな気分を味わえると思いますよ。

ABOUT ME
リュウ.A
東京都多摩地区在住の副業ライター。キャンプ、釣りなどのアウトドア歴10年以上。学生時代にテントひとつ持ってバイクで日本を一周し、以来ソロキャンプにハマる。普段は主に道志川、富士五湖周辺で活動中。