キャンプ

意外に奥が深い!ソロキャンプ用カトラリーの選び方とお勧め

カトラリー

ソロキャンプで一番たのしいことは焚き火と食事です。

一番と言いながら2つ挙げてしまいましたが、食事と焚き火はセットということで許してください。

10年以上ソロキャンプを続けている私は、キャンプの目的はほぼこの2つです。

この一番の目的を果たすためには、道具も厳選しなくてはなりません。
食事のための道具と言えばバーナーや鉄板、メスティン等のクッカーなどが思い浮かぶかもしれませんが、小物類も大切です。

紙の皿と割りばしでは、町内会のバーベキュー大会みたいになってしまいます。

ソロキャンプなら小物類にもちょっと気を使ってみましょう。

その方が食事がたのしくなります。

カトラリーとは何か

カトラリー

よく「カラトリー」と間違えている人や記事をみかけますが、正しくは「カトラリー」です。

英語では「Cutlery」、語源はフランス語の「Coutellerie」だそうです。
「カットするもの」つまり元々は刃物を表す言葉ですが、まぁどうでもいいですね。

一般的にはスプーンやフォーク、ナイフ等を指す言葉で、トングなども広い意味ではカトラリーと言えると思います。

ただし箸は洋食器ではないため通常はカトラリーには含まれません。

ここではカトラリーを厳密に定義することが目的ではないので、キャンプの時に使用する食器類(食べるために食材を切ったり、食材を口に運んだりするための道具)のことだと思っていただければ結構です。

要約

  • 「カラトリー」ではない。正しくは「カトラリー」
  • 語源はフランス語でカットするための刃物を表す「Coutellerie」から
  • 一般的にはスプーンやフォーク、ナイフ等の道具を指す

カトラリー選びは結構大事

サンドイッチ

自然を愛するキャンパーならエコにも気を使いましょう。

いくら手軽だからといって、割りばしや紙の皿で済ます食事は、地球にやさしくないだけでなく味気ないです。

ゴミを持ち帰らなければならないキャンプ場も多いので、結局帰りの荷物が減らないなんてことにもなります。

また、ソロキャンプではできるだけ荷物をコンパクトにしたいので、つい箸だけあればいいと考えてしまうかもしれませんが、箸だけだと意外に不便です。

メスティンを直火にかけて料理したとき、ソロキャンプなら多くの場合そのまま食べますよね。

アツアツのメスティンは口をつけることができないので、スプーンが必要になります。

鉄板や網でのバーベキューにはトングやフォークがあると便利です。

お気に入りのスプーンやフォークはちょっと食事をたのしくしてくれるのはもちろん、実用面から考えても適当に考えてはいけないアイテムでしょう。

要約

  • 割りばしや紙の皿はエコじゃないし味気ない
  • 箸は万能なようで、それだけだとキャンプでは意外に不便
  • お気に入りのカトラリーは食事をたのしくしてくれる
  • 実用面からもカトラリー選びは重要

ソロキャンプで使うカトラリーの種類

キャンプ用として最初に思い浮かぶのはこんなヤツ(マルチタイプ)じゃないでしょうか?

マルチツール

たしかにコンパクトになりますし、いかにもキャンプ向きに感じるかもしれませんが、実は意外に使いにくいです。

若干複雑な構造なので洗いにくいですし、通常のスプーンやフォークに比べて持ちにくいと思います。

もちろん好みで選んでも構いませんが、個人的にはそれぞれ別になっている方が使いやすいと思います。

次に選ぶポイントは素材です。

大きく分けると金属木製(竹製)プラスチック(樹脂)製かといった違いがあります。それぞれ好みだとは思いますが、メリット、デメリットを考えて選びましょう。

金属

一番一般的で種類も多いのが金属製です。

金属といってもステンレスやチタン、アルミなど、いろいろな種類があります。値段も大きく違ってくるので、予算やお好みで選んでください。

ステンレスは種類も豊富で価格もマチマチです。

迷ったときはとりあえずステンレス製で使いやすそうなモノを選べば問題ないでしょう。

チタンは鉄より軽くて丈夫なのでアウトドアには最適ですが、価格はかなり高めです。使っていると自慢できますので、フトコロに余裕があるならおススメです。

アルミは軽量で価格も比較的安いモノが多く、初心者にもおススメですが、やや耐久性は低くなります。

木製(竹製)

個人的には苦手です。

木の舌触り、歯触りがどうしても好きになれません。

それが気にならない人は木製(竹製)のものでもいいでしょう。屋外料理に映えますし、あたたかみがあってオシャレ感を演出できると思います。

ただし耐久性が低いのと、手入れに気を付ける必要があることに注意しなければなりません。

プラスチック(樹脂)製

金属や木の舌触りが苦手という人は樹脂製のモノがおススメです。カラフルなモノも多く、気分も上がるでしょう。

ただし軽くて手頃ですが、耐熱性が劣ります。

出来上がった料理を食べるにはいいですが、直火の鉄板や網での調理には使用できません。耐久性が悪いモノが多いので、あまり長く使えると思わないほうがいいでしょう。

  • カトラリーを選ぶポイントは素材
  • 金属は種類が豊富。金属の種類によって値段の幅が大きい
  • 木製(竹製)はあたたかみがあってオシャレに見えるが、手入れに注意が必要
  • プラスチック(樹脂)製は手頃だが熱に弱く、調理には不向き

食事をたのしくしてくれるお勧めカトラリー特集

やっぱりチタンがいいという人にはコレ【UJackチタンカトラリーセット 1人用】

 

最近にわかに人気の日本ブランドUjack(ユージャック)のチタンカトラリーセットです。

スプーン、フォーク、ナイフ、箸の4点セットで収納ケース付き。

しかもセットでなんと100gという超軽量。やっぱりチタンは軽くていいですね。

マルチタイプがいいという人にはコレ【NORTH MANスプーン・フォーク付きツール】

 

個人的には別々の方が使いやすいと思いますが、こういう道具は男心をそそりますね。

コチラもチタン製でなんと重量は78gです。

スプーン、フォークの他にナイフ、栓抜き、缶切りも付いています。引き割り(スプーンとフォークが分離して使える)タイプなので、それぞれを使いやすくなります。

コスパ重視の人にはコレ【ナガオ キャンプ アウトドア カトラリーセット】

 

ただ安いだけのカトラリーはたくさんありますが、こちらはMade in Japanでしかも信頼の燕三条製

シンプルな作りがいいですね。ナイフのくぼみにスプーンとフォークを収納できます。

別売りで専用ケースも販売されています。

金属や木製が苦手な人にはコレ【UNIFLAME カラカト668719】

 

樹脂製なので軽さとコスパは申し分ありません。いろいろなカラーが選べますので、気分で使い分けてもいいでしょう。

折りたたみ式なので収納もコンパクトです。

見た目重視ならコレ【TO-GO WARE クラシックバンブー カトラリーセット】

 

竹製の 4本(スプーン、フォーク、ナイフ、箸)セットです。

やはり天然素材はあたたかみがあって雰囲気がいいですね。

ただ、見た目にはいいですが、機能的には金属や樹脂製のものには劣ると思います。特にナイフは肉や野菜を切るのは無理があるでしょう。

ケースのカラーを選べます。

とにかくコンパクトにしたい人はコレ【COOK’N’ESCAPE チタン カトラリーセット】

 

チタン製で、スプーンとフォーク一体型のいわゆる「スポーク」タイプ
箸がセットになっており、この2組で足りてしまうので、総重量は60gほど。

専用の収納ケースも付いています。

他の人と差を付けたい人はコレ【Outlery カトラリーセットローズゴールド】

 

スプーン、フォーク、ナイフ、箸がカードサイズの収納ケースに収まる組み立て式。

オシャレなデザインで、色も高級感のあるローズゴールド。

ソロキャンプにはもちろん普段から持ち歩いてエコ生活に役立てるのもいいですね。

さすがにちょっと高いですが、人と差をつけたければイチ押しです。

要約

  • やっぱりチタンがいいという人に【UJackチタンカトラリーセット】をご紹介
  • マルチタイプがいいという人に【NORTH MANスプーン・フォーク付きツール】をご紹介
  • コスパ重視の人に【ナガオ キャンプ アウトドア カトラリーセット】をご紹介
  • 金属や木製が苦手な人に【UNIFLAME カラカト668719】をご紹介
  • 見た目重視の人に【TO-GO WARE クラシックバンブー カトラリーセット】をご紹介
  • とにかくコンパクトにしたい人に【COOK’N’ESCAPE チタン カトラリーセット】をご紹介
  • 他の人と差を付けたい人に【Outlery カトラリーセットローズゴールド】をご紹介

ソロキャンプ用カトラリーのまとめ

聞き慣れない言葉だったかもしれませんが、「カトラリー」について解説いたしました。

家にあるスプーンやフォークでもこと足りますし、割りばしで十分だろうと思ってしまうことも多く、カトラリーはどうしても後回しにしてしまいがちです。

しかしながらご紹介したとおり、カトラリーは形状や素材の種類も多く、ギアとしてもとても奥が深いです。

実用性を考えてもお気に入りのカトラリーをひとつ持ってみてはいかがでしょうか?

お気に入りのカトラリーは気分も上がって、よりたのしいソロキャンプにしてくれるでしょう。

ABOUT ME
リュウ.A
東京都多摩地区在住の副業ライター。キャンプ、釣りなどのアウトドア歴10年以上。学生時代にテントひとつ持ってバイクで日本を一周し、以来ソロキャンプにハマる。普段は主に道志川、富士五湖周辺で活動中。