釣行記

釣行回顧録(2017年12月)|冬のサーフでヒラメチャレンジ!のはずが…

12月。

世間様は冬のボーナス、クリスマス、そして仕事納めといった感じて、イベント一杯のワクワクシーズンみたいですね。

ですが私は物売る自営業おじさん。一年に二回くる繁忙期の中でも、最も本業の方が超忙しくなってしまい、それに伴って(嬉しい?)悲鳴が止まらなくなる、そんな地獄のシーズンです。

ですがそんな事言ってられません!

なんといっても12月、そう、サーフの本格シーズンじゃないですか!ちなみに私の住む九州南端は、サーフの本格シーズンは凄く短くて、10月~年明け一月の中旬くらいですね。

まずはマゴチの入れ食いを合図に、西海岸サーフ一体がシーズンインとなります。これが今年の場合は一ヶ月遅れて11月でした。

そして、マゴチの魚影が減るのに合わせて、シーバス、ヒラスズキがシーズンイン。産卵前の荒食いの時期に入ります。

この二魚種に少し遅れるようにして、最後にヒラメさんとブリ等の青物が遅れて本格シーズンインといった感じですね。

これが大体12月中旬以降~1月末かな?

ちなみに私が一番好きな魚種がヒラメなんですが・・・

自己レコードである71cmも、2016年12月25日のクリスマス、夜釣りのサーフで釣り上げたのはいい思い出ですw

その後は、悪夢の2月~3月という厳冬期を迎えます。この時期はキビレくらいしか釣れなくなってしまいますね。。。orz

というわけでこの12月というサーフのハイシーズン、私が最も愛しているお魚さんであるヒラメをガチで狙える一番大事な季節でもあるんです。

そして、11月の時点でマゴチのシーズンインは既に確認済み!

(関連記事:釣行回顧録(2017年11月)|サーフの残りマゴチ狩り編

という事は、既に海況は整っていると言えるでしょう!

狙いはただ一つ!

 

2017年12月釣果まとめ

釣行回数:
3回+(仕事帰りの夜釣り4回)

勝率:
3戦3勝0敗0分 (夜釣りの部:4戦1勝3敗0分)

まともな釣果まとめ:
サゴシx2(最大55cm)
本チヌx1(最大36cm)
シーバスx3(最大70cm)
ヒラスズキx1(61cmくらい)
ヒラメ x1 (47cm、夜釣りの部)

場所:
①ごンちゃんサーフ河口付近(3回)
②秘密の夜の港 (4回、仕事帰りの夜釣りの部)

やっと取れた休日はサーフ、でもそれだけじゃ我慢できないので、仕事帰りに漁港で夜釣りの新規開拓って感じでした。

夜釣りは難しいですねー。なんちゃわからん事ばかりです。

釣行時間:
サーフ:朝マヅメ、夕マヅメのゴールデンタイムメイン。
夜釣りの部:夕まずめ~午後八時くらい。

 

12月の釣果|ハイライトフィッシュたち

この写真(↑)はある日のサーフに打ち上げられた神のベイト、カタクチさんのお姿。

まあ、ハウルとピッタリサイズの良いコンデジションのカタクチイワシですよね?

そして12月の某サーフでは、ほぼ例外なく、このカタクチさんにはフィッシュイーターが付いています。

  • シーバス
  • ヒラスズキ
  • ブリ
  • サワラ
  • ヒラメ

どの魚種が付いているかは運と時合いと荒れ具合にもよるのでしょうが、一年で一番サーフが盛り上がる、そんなベストシーズンなわけですよ。

そして、私がここ数年通い続けている某サーフでは、こんな『カタクチイワシ祭り』が12月に数回開催されてたみたいなんですが…

私は2017年の12月、たったの3回しかサーフに出撃できませんでした。。。。

師走と言う名の繁忙期に関しては仕方がない部分もあるんですが、それ以外にも天候に恵まれず、とにかく海が荒れて荒れて、サーフ一帯は底荒れが酷くって釣りが成立しない日ばかりだったんですよ。

きっと全国的にもそうだったんじゃないでしょうか?

で、ようやく出撃できた日が合計で三回。

その釣果はというと…

完全にあるパターンを見つけてしまったんです( ̄ー ̄)ニヤリ

その①【気づき】|ある日のテトラ際の風表が全ての始まりでした・・・(12/4)

サーフは濁り少々、底荒れ少々。

いつもならサーフ側でハウルを投げ倒して、ヒラメとの出会いに運命を託すわけですが、その日はなんとなく、サーフに突き出ているテトラ一帯に足を運びました。

特に理由はないのですが、強いて言えば、サーフが少々底荒れしていて、ヒラメチャンスの可能性が低いかもな?っていう判断です。

テトラ一帯に上ってみると、北側がちょうどいい向かい風で、体感風速は3m未満。

  • ウネリ少々
  • 白波少々
  • 濁り少々
  • ベイト少々

つまりはこれ、釣りやすさと釣れやすさが絶妙なバランスで成立した、とってもおいしそうなメインディッシュ的海況なわけです。

で、だ!

風表側の基礎石の切れ目付近をネチネチ攻めると…

この時私、思ったんです。

( ゚Д゚) 『むぬ?このテトラ一帯ってば、荒れたら俺の勝ちじゃね?』

その②【妄想】|ある日はテトラ際の風表でシーバスに癒されて・・・(12/18)

その日は西風で午前中が風速3m未満。午後から大きく西風が強くなって荒れる予定の日でした。

西海岸に位置する我がホームサーフは、当然のようにサーフ一帯が向かい風。経験的には、満潮付近でベイトが寄ってれば、そこからのサゲッパナで勝ちがほぼ確定するそんな海況です。

前回の釣行で気づいたテトラ一帯を目視で確認してみたのですが…

真っ暗でなんにも見えない(AM:4:34)

ですよねーなんてつぶやきながら、それでも気になるテトラ帯へと足を運び、テトラ崩れと基礎石の切れ目付近をkmomoで流しておりました。

すると・・・ 気になる流れを発見?

下げ潮なのにここだけ上げてるそんな流れです。ちなみにまだ風は吹いていなくて、体感風速3mってとこ。

『投げやすーい!投げやすーい!釣れる気がしなーいけど、なげやすぅーーーい!』なんてつぶやきながら、そのまま丁寧にネチネチ責めていると・・・

一枚目:AM5:20、komomo 125SFにて

ナイスプリスポーンな腹ボテさんがすんなりとヒットしましたよ。

ヒットパターンはコモモのデッドスローただ巻き。巻き抵抗が強くなる不思議な反転流ゾーンをネチネチ責めていると、ガリガリとかみつくようなバイトがでて、そのまま巻き合わせで乗ってくれました。

『流れを感じながら水面直下をキープできるギリギリの速度』ってイメージです。

で、このパターンがその日の時合いにぴったり合っていたらしく、乱獲モードに突入したわけなんです。

二枚目:AM6:12, komomo 125SFにて

ヒットポイント、ヒットパターン、ヒットルアーは全部その①と一緒ですw食い気満々のプリスポーンの群れがこの日は入ってくれいたみたいですねー。

で、最後のダメ押しがこちらの釣果。

三枚目:AM6:59、komomo 125SFにて

ヒットポイント、ヒットパターン、ヒットルアーは①、②と全く一緒。

粘ればもっと釣れるかもと感じたのですが、いい加減飽きてきたのでこの後はポイントをサーフエリアへと変更して、そのままノーヒットで納竿しちゃいました。

そして私はこの時、こう考えるに至ったわけです。

  • このテトラ帯、荒れてなくても荒れてても、冬の回遊コースになってね?
  • このテトラ帯、時合いと回遊待ちに最適のポイントなんじゃね??
  • このテトラ帯、フローティングミノーだけで勝てるっしょや???

この時点で私は、この冬のターゲットをヒラメからシーバスへと変更する事にしました。

だって、せっかく見つけた回遊ポイント、色々と試してみたくなるじゃないですか?サーフシーバスが狙える一番簡単なパターン、見つけちゃった可能性もあるわけですし、再現性も気になるじゃないですか?

狙ってもほとんど釣れないサーフのヒラメなんかより、自分でようやく見つけた新しいヒットパターンにかけてみたくなるじゃないですか!<`ヘ´>

その③【確信】|そしてサーフのテトラ帯制圧に繰り出す最後の冬のある日の僕(12/29)

さて、12月のこれまでの釣行。

私は仕事の合間をみて二回しかサーフに出かけられませんでしたが、なんとなく見えてきた必勝&必釣パターンがこれでした。

  • いつものサーフ帯に突き出るように位置しているテトラ帯
  • テトラ足元の基礎石の切れ目
  • 時合い待ちの釣りで魚を浮かせて取るパターン
  • ターゲットはシーバス、サゴシなどの『フラット以外のフィッシュイーター』か?
  • 12cmクラスのフローティングミノーで活性が高い魚だけを相手にするパターン

そして・・・

やっと時間が取れた12/29、2017年の釣り納めとなる、そんな日の事・・・

今年初めて見つけたこの『テトラ根こそぎミノーパターン』の再現性を確認しに出かける事にしたわけです。

到着時間は少し遅めの朝9時半過ぎ。

海況はこんな感じでしたが…

  • 中潮
  • 北西風5m~10mの強風で、危険度☆☆☆
  • 午後からは大荒れの予報
  • うねりはなく、あくまで風による荒れで波がテトラにかぶっている
  • 濁りは理想的なササ濁り
  • 干潮直前からの上げ狙いで勝負

午前中は完全にノーバイトで終わってしまいました。

はい、これまでの私であれば、まず間違いなく諦めて帰宅する、そんな海況です。

でも、この日はほぼ確認に近い『釣れるイメージ』が出来上がっていたのすな。はい。

といわけでお昼に休憩を挟んで延長戦です。

夕まずめの短時間勝負でテトラ帯に絞って、『ミノーで浮かせて取る釣り』に専念して、もう少しだけ粘ることにしたわけです。

『ここの沈みテトラの横は… !はい、異常ナーシ。。。orz』

『ここの基礎石の切れ目は… はい、異常ナーシ。。。orz』

『おッ?!抜群にいい感じの素敵に釣れそうなサラシ発生!はい、異常ナーシ。。。orz』

誰もいないのをいいことに、こんな感じで独り言を大声で叫びながらsasuke 120裂波でサーチしていきます。

少しテンション下がり気味の私。

『テトラ帯際の回遊待ち』なんて、私の妄想だったのでしょうか?

少し消えてしまいたくなる、その時の私の貴重な画像がコチラです

ズン! ピシュ―♪ クルクルくる

ズンズン! ピシュ―♪ クルクルくる

ズンズンズズンンズン! ピシュ―♪ クルクルくる

それでもめげずに、テトラを奥へと進み、斜め斜めにテトラ帯付近をミノーで丁寧にサーチします。

奥へ。奥へ。そのまた奥へ。

『ぬん?サラシの切れ目がいつもとは違う気がする・・・ 変な反転流が足元に出来てる???』

釣れない時ほど、ちょっとした変化が大きな変化に見えて、思わずルアーを投げて場を荒らしてしまうのはなぜでしょう?

釣れる気がほとんどしなくなってきましたが、念のためサラシの切れ目にキャストして、ゆっくり足元までsasukeを引いてくると・・・

『みなさんこんにちは~お魚ちゃん~でぇすっ♪』という甲高いバイト音とともに、どこかで見た気がする銀ピカの魚体がテトラ奥から飛び出して、sasukeをひったくっていきました!

その時の映像が奇跡的にも残っていたので紹介しますね。

こちらです。

『みなさんこんにちは~お魚ちゃん~でぇすっ♪』

嘘です。

こっちが本物の、その時の画像です。

そして始まる突然のファイト。

むむぬ?! かなり手ごわい!

っていうか、そこそこデカくね?

てかお前、もしかして、もしかしてだけど・・・

[出典:Pixabay (https://pixabay.com/ja/)]

あ、やっぱりお前、アレだろ?あれなんだろ?

シーバスじゃなくて、もっと銀ピカの、超グラマーな、素敵にかっこ良すぎなボディーで有名なあれなんだろ?

 

俺 『う・で・が・ち・ぎ・れ・ぇ・る・ぅうううう!』

 

どん!

ヒラスズキいぇーい。(‘ω’)

ヒラスズキいぇーい。(‘ω’)

ヒラスズキいぇーい。(‘ω’)

ヒラスズキいぇーい。(‘ω’)

ヒラスズキいぇーい。(‘ω’)

俺『敗北を知りたい・・・』

そんなセリフが良く似合う、最高の2017年、年末最終釣行となりました。

 

2017年12月釣行備忘録

サーフヒラメ狙いで始まった12月ですが、ひょんなことからいつものサーフの新しいポイントを開拓するに至った私。

釣行回数こそ少なくてたった三回でしたが、充分に満足いく10割ヒット率で12月を追えることができました。

ちなみに、今年の12月は仕事が忙しかったのですが、自分としては初めての夜釣りポイント開拓なんてものもやってみました。

仕事帰りにふらりと漁港によって、サクサクっと夜釣り。

こちらの方ではちゃっかりとヒラメさんを釣り上げる事ができていたりしますw

というわけで2017年の年末は、ヒラメをターゲットから外す事にはなりましたが、その代わりに新規ポイントとパターンを開拓する事に成功したわけでした。

例年でしたら年明けもサーフでヒラメ狙いに徹するわけですが、砂ヒラが狙えることが判明した今、もはや私の眼中にヒラメはおりませんw

年明けは、もう少しこの『サーフに飛び出たテトラ帯をミノーで叩く戦略』に徹してみようかなと思うに至る、そんな素敵な12月となりましたとさ。

めでたし。めでたし。

 

関連記事の紹介

本記事の舞台である『サーフ』というフィールドは、景観も美しく、そして様々な魚種が狙える非常に面白いポイントです。

私(編集部・るあらび)が最も好きなフィールドでもあり、主に以下のようなターゲットが狙えます。

・シーバス
(関連釣行日誌:釣行回顧録(2018年2月)|冬のシーバス狩り&チニング編

・マゴチ
(関連釣行記事:釣行回顧録(2017年11月)|サーフの残りマゴチ狩り編

・ヒラメ

・大型青物(ブリ、カンパチ、ヒラマサなど)

食べて美味しくて、釣っても楽しい素敵なお魚ちゃんばかりが狙えるのが特徴の一つといえますね。

そしてもちろん本サイトでは、ヒラメ釣りに関する特集記事もあれこれと準備していますので、サーフのヒラメ釣りにチャレンジしたい!っていう人は、以下の記事まとめページから気になるコンテンツを探してもらえると嬉しいです♪

ヒラメ

 

サーフの釣りはどうしても回遊待ち、そして、ベイトの接岸待ちの釣りになるため、運の要素が大きくなる傾向が高く、難易度ははっきり言って激高です。

ですが、ハイシーズンとなる晩秋~初冬にかけては、大型の個体が比較的簡単に狙える魅力的なフィールドに早変わりするんですよね。

季節限定でチャレンジするには充分に価値のあるフィールドですので、ぜひ。少し涼しくなる9月後半くらいから足を運んで見る事をお勧めします。

一尾の価値という意味では、こんなに楽しい釣りのスタイルはないかも?って私は思います。

そして・・・

本気でのめり込む価値のある世界で最も美しい釣りの舞台、それがサーフなのかもしれないとも、私は思っています。。。

ABOUT ME
編集部(るあらび)
アウトドアな俺たち編集長。 九州の南端に在住するルアーフィッシングが生きる目的な40代のおじさんです。 主に釣り、ウォーターアクティビティー関連の記事を執筆しています。 あなたがアウトドアを始めるきっかけを作れたら・・・と思ってこのメディアを立ち上げました。 。 。 。 『かっこいい大人達よ・・・もっと外で遊ぼう!』 といった事を伝えていけたらと考えています。