これからソロキャンプに挑戦しようとしているみなさん。
ソロキャンプをどのように過ごせばいいのか不安じゃありませんか?
「ひとりぼっちで何をすればいいんだろう?」
「退屈じゃないのかな?」
とか思いますよね。
大丈夫です。
ソロキャンプ歴10年以上の私がソロキャンプでの過ごし方を伝授します。
ソロキャンプってたのしいの?ヒマじゃないの?
感じ方は人それぞれだとは思いますが、アウトドアが好きな人ならとてもたのしいはずです。
そのたのしさは説明するまでもないですね。
アウトドアになじみが無い人はまず自然を満喫しましょう。
多くのキャンプ場は自然が豊かな場所にあると思います。
普段感じることのない風の音や鳥の声、川の音を聞いているだけで、気持ちがいいと感じるでしょう。
自然の音に耳を傾けながら飲むビールは最高です。
コーヒーやお茶でもいいですが。
そして焚き火ですね。
ただ炎を見ているだけなので、経験したことがない人にとっては退屈そうに見えるかもしれませんが、そんなことはありません。
炎というのはいつまで見ていても飽きません。
ソロキャンプをするなら絶対焚き火に挑戦してください。
キャンプ全体を通してのんびり過ごせるかどうかは人によるかもしれません。
私はやりたいことが多すぎていつも忙しいです。
テントの設営や撤収などは誰にとっても忙しく感じるでしょう。
設営時は早く落ち着きたいですし、撤収時はチェックアウト時間に遅れないようにしなければならないですし。
それ以外の時間はできるだけ何もしないでのんびり過ごすという人もいれば、私のようにいろんなことがしたくて時間が足りないという人もいるでしょう。
- アウトドア好きならソロキャンプはたのしいはず。なじみが無い人も自然を感じよう
- ソロキャンプをするなら焚き火がマスト。炎を見てると飽きない
- のんびりしたいけど意外にやることは多い
ソロキャンプはヒマな時間をたのしむもの
そうです。
ソロキャンプというのはヒマな時間をたのしむものなんです。
誤解してほしくないのは、ヒマだからといって退屈(=つまらない)ということではありません。
何もしない静かな時間が貴重なんですね。
家にいるとすることがなくてもテレビをつけっぱなしにしたり、音楽をかけたり、奥さんのグチを聞かされたりします。
ソロキャンプなら本当に静かにのんびりと自由に過ごす事ができます。
聞こえてくるのは自然の音のみ(賑やかなキャンプ場はその点でソロ向きじゃないかもしれません)。
椅子に座って好きなときにビールを飲んだり、食べたいときに食べたいモノを食べるという自由は最高です。
ただ、私の場合は
- キャンプ場やその周辺を散策(パトロール)したり
- 売店をチェックしたり
- テントの位置が気に入らなくて何度も直したり
- 近くに温泉があると聞けば入りに出かけたり
・・・と、とても忙しく過ごします。
ヒマな時間が一番貴重といいながらやりたいことが多すぎて、いつも時間が足りません。
- ヒマと退屈(=つまらない)は別もの
- ソロキャンプはヒマな時間をたのしむもの
- 好きなときに好きなモノを食べたり飲んだりできる自由は最高!
意外にやることたくさん!ヒマな時間をつくるのもけっこう大変
キャンプ場に到着したらテントを設営し、あとはのんびり過ごせばいいのですが、のんびり過ごすための準備も必要です。
この準備もたのしい時間ではありますが、要領が悪くてのんびりやっているとすぐに暗くなってしまいます。
慣れればルーティンになってくるとは思いますが、これからソロキャンプに挑戦する人は事前にシミュレーションをしておきましょう。
現地であわてなくて済みますし、事前シミュレーションができていないと、のんびりタイムがスタートしてから「アレやんなきゃ!」「コレやんなきゃ!」と忙しく動き回るハメになります。
のんびりタイムの前にやるべきことは、
- 受付
- サイトの設営
- 薪などの買い出し
- 場内確認
- 薪割り
などです。
次は私のキャンプ場での過ごし方を紹介しながら「ソロキャンプでやるべきこと」を解説いたします。
- のんびり過ごすためには前準備が必要
- 不慣れなうちは意外に時間が足りなくなるので、事前シミュレーションは大事
私(自称ベテランソロキャンパー)のソロキャンプでの過ごし方
キャンプ場に到着してからの過ごし方(やるべきこと)を順を追って解説します。
人によってはちょっと違うところもあるかもしれませんが、参考にしてください。
到着したらまずは受付を済ませます
お金を払って説明を聞きましょう。
ここで専用のゴミ袋を渡されたり、購入できる場合もあります。
受付と売店が一緒のところが多いです。後から戻ってくるのは面倒なので、薪や必要なモノはここで買っておきましょう。
あわてずに場内を1周しましょう
区画が決まっていない場合(フリーサイト)、まず場内を1周しましょう。
あわてて場所を決めて荷物を下ろすと、あとでもっといい場所が見つかるかもしれません。荷物を下ろしてから移動するのは大変です。
車の位置を決めたら荷降ろしをします
車の停車位置を決めて、荷物を降ろします。適当に広げないでサイトの出来上がりを考えながら降ろしましょう。
サイト設営をしましょう
まずはテントを張り、必要に応じてタープやウインドスクリーン等、そして椅子、テーブル、焚き火台も設置しておきましょう。
風のある日はテントと焚き火台の位置関係なども考慮します。
このときに、寝るための準備もしてしまいましょう。コットを組み立てたり、マットや寝袋もテント内で広げておきます。
水くみが済んだらコーヒータイムです
水くみをおこなったら前準備はほぼ完了です。
一旦休憩がてらコーヒータイムを取ります。本当はビールを飲みたいのですが、風呂に入るまで我慢です(車で近くの温泉等へ行くこともあるので)。
場内をパトロールがてら薪の買いだしをします
落ち着いたところで場内を散策しながら、どこに何があるかを確認します。炊事場、トイレ、シャワー室、ゴミ捨て場、灰捨て場などを確認しましょう。
受け付けで薪を買っていない場合はこのときに買えばOKでしょう。
薪割りをします
買ってきた薪を割ります。これが結構汗をかく仕事になりますので、風呂の前に全部割ってしまいましょう。
風呂(シャワー)に入ります
薪割りを終えたら風呂に入りましょう。キャンプ場のシャワーでも構いませんが、もし近くに日帰り温泉等があるなら、そっちの方がリラックスできていいですね。
刃物や貴重品、イタズラされて困るものはテントの中にしまうか、車に入れましょう。
風呂上がりのビールでのんびりタイムスタートです
やっとビールの時間です。ここからはもう面倒なことはしないでできるだけのんびり過ごします。
最高の時間です。
まぁいつもの金麦なんですけど。
焚き火に点火します
もう動き回らないと決めたら焚き火に点火しましょう。マニアックな人たちはファイアスターター(火打ち石みたいなヤツ)を使いますが、私は躊躇なくライターで点火します。
ひたすら食べて飲みます
焚き火の炎が安定したら、つまみを焼いたりしながらひたすら食べて飲みます。
シメは毎回ラーメンです。
10時前に火の始末をします
多くのキャンプ場では午後10時が消灯時間で、以後の焚き火は禁止されています。
時間までに焚き火が終えられるよう調整しながら焚き火をたのしみましょう。
慣れてくると10時手前で焚き火が燃え尽きるように調整できるようになります。
炭の放置は危険なので、灰捨て場に捨てるか、火消し壺で完全に消化しましょう。水をかけると小爆発が起こったり、地面が汚れたりするので個人的にはおススメしません。
テントに入って寝ます
焚き火が完全に消えたらトイレに行って、歯を磨いてすぐ寝ます。
ほどよく酔っぱらっているのですぐに寝てしまいます。ファミリーやグループだとテントの中でおしゃべりをしたりするんでしょうけどソロですので。
テントの中では眠るのみです。
起きたらまずトイレ、歯磨きをします
朝は自然に目を覚まします。
たまにスマホ等の目覚ましをかけている人がいますが、とても迷惑です。
キャンプ場によっては朝のトイレが渋滞します。目が覚めたら早めにトイレは済ませましょう。
コーヒーを飲みます
普段から朝食を食べる習慣がないので、朝はコーヒーだけ飲みます。
多くの人が火を起こしてしっかり食事をする中でちょっと寂しい気もしますが、どうしても朝は食べる気になれません。
まぁ夜遅くまで飲んでるからなんでしょうけど。
撤収とゴミ捨てをします(キャンプ場によってはゴミは持ち帰り)
コーヒーを飲み終わったら撤収を開始します。
あまり朝早いと太陽が低く、夜露に濡れたテントが乾きません。本当ならしっかり乾かしてからしまうべきなのですが、待っているのもいやなので、ざっと拭いて片づけます。
ゴミを捨てるか、車に積み込んでキャンプ場を後にします。
夏場であればだいたい7~8時くらいにはチェックアウトしてしまいます。
家に着いたらまずテントを干します。
完全に乾かないままテントを片づけてしまうので、家に帰ったらまずベランダでテントを広げて乾かします。
このときにできるだけ汚れを落として次回に備えましょう。
ときどきいろんな虫を連れて帰ります。
毛虫などがベランダで見つかると奥さんにしかられますので注意深く確認しましょう。
ソロキャンプでやることのまとめ
私のソロキャンプはだいたいこんな感じです。
特に新しい発見はないかもしれませんが、1日の流れは伝わりましたでしょうか?
ある程度やることは決まっていても、たのしみ方は人に教わるものじゃありません。何をたのしいと思うかは人それぞれだと思います。
いろいろな経験をして自分でたのしみ方を見つけましょう。