私は10年以上夏中心のソロキャンプをしてきました。
なんとなく子供のころからのイメージで「キャンプは夏にするもの」と思い込んでいたんですね。
しかしここ数年のキャンプブームで、春や秋もそうですが、冬にキャンプをする人が増えているようです。
特にソロキャンプは混んでいる時季を避けたいということもあって、通常シーズンオフとされている冬もソロキャンパーにとってはいい季節なんですね。
私も最近は夏以外のキャンプをするようになりました。
夏は夏のたのしさがありますが、冬には冬のたのしさがあります。
最近冬キャンプにもハマっている自称ベテランソロキャンパーの私(リュウ.A)が、冬のソロキャンプの魅力と、注意すべき点などをお伝えしていきたいと思います。
実はおススメ!冬のソロキャンプ
くり返しになってしまいますが、私は本当に夏しかキャンプをしていませんでした。
そもそも以前は、冬場は閉鎖するというキャンプ場も多かった気がします。
長年あたたかい時季にしかソロキャンプをしてこなかった私が、なんで冬にも挑戦するようになったかというと、結構メディアの影響が大きい気がします。
芸人さんがYouTubeで冬キャンプの動画を上げたり、アニメ「ゆるキャン△」では、主人公のリンちゃんがキャンプは冬しかしないと言ってみたり・・・
このような経緯もあって、冬もソロキャンプのシーズンであるという認知が高まりました。
暑い時季は苦手という人の中にも、これらの情報を得て「夏はイヤだけど冬ならキャンプをやってみてもいいかな?」と思って始めた人が多いのではないでしょうか?
これらの動画やアニメをまだ見たことがない人は、ぜひ一度見てください。
「冬のキャンプもたのしそう!」って感じるはずです。
冬のソロキャンプをやってみて感じたことを交えながら、このあと冬キャンプのたのしさ、魅力を私なりにお伝えしていこうと思います。
- 冬キャンプがブームになったのはメディアの影響が大きい
- YouTubeやアニメの影響で冬キャンプを始めた人も多いのでは?
冬のソロキャンプが人気なワケ
キャンプ場が空いている
一番はなんといってもコレでしょう。
やはりソロキャンプというのはひとりでまったりと過ごしたいモノです。
キャンプ場にもよると思いますが、夏のキャンプ場はファミリーやグループが花火をしたり宴会をしたり、肝試しをしたりととてもにぎやかです。
多少にぎやかなのは許せるとしても、混雑していてとなりのグループと近すぎるのはソロにとっては居心地が悪いでしょう。
一度空いているキャンプ場を経験すると、夏の混んでいるキャンプ場には行きたくなくなるかもしれません。
星がきれい
空気が澄んでいる冬場は星がきれいに見えます。
多くのキャンプ場は周りに明かりが少ない自然豊かな場所にあると思うので、とても夜空を見るのには向いています。
焚き火の近くだと星がよく見えないので、焚き火から離れても大丈夫なように、しっかり着込んで夜空を見上げましょう。
リクライニングチェアがあるととてもラクです。
オシャレができる
一部の人にとっては大きなモチベーションになるのではないでしょうか?
アウトドアファッションといえばやはり冬物の方がカワイイ(カッコいい)モノが多いですよね。
オシャレなアウトドアファッションに身を包みたくて冬キャンプに挑戦する人もいるようです。
虫がいない
コレも一部の人にとってはかなり重要でしょう。
私の家族はコレが理由でキャンプに行きたがりません。
虫が苦手な人にとってはかなり重要な問題ですよね。
ソロが好きといいつつ、実は「家族とも行きたい」と思っている皆さん、冬キャンプなら家族も付き合ってくれるかもしれませんよ。
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ちなみに、私は誰がなんと言おうと「ソロキャンプが好き」だから一人で行ってるんです。
これは決して強がりではありません。
焚き火がムダじゃない
なんとも消極的な理由ですが、夏の焚き火はちょっとだけ罪悪感があります。
寒くもないのに無駄にエネルギーを消費していいんだろうかと。
もちろんたのしいからいいんですけど、冬の方が焚き火をすることに意味を持つのでモチベーションが上がります。
逆に焚き火が無いと寒くて耐えられないこともありますので、冬キャンプではまさに焚き火が主役になります。
ナベなどの汁物系が旨い
そもそも食べ物というのは全般的に寒い時季の方が美味しいですよね。
夏は冷たいビールを飲んで肉などを焼いて食べれば満足ですが、冬は体が温まるようなモノを食べたくなります。
ナベ物などのアツアツの汁物系が冬は最高に美味しいと思います。
ただ焼くだけと違って、いろいろなレパートリーをたのしめるのも寒い時季ならでは。
カップ麺だけでも普段家で食べるより何倍も美味しく感じます。
- 冬のキャンプ場は空いている
- 冬は星がきれい
- 冬キャンプの方がオシャレができる
- 冬は虫が少ない
- 冬のキャンプは焚き火もムダじゃない
- 冬はナベなどの食べ物が旨い
冬のソロキャンプで注意すること
日が短い
キャンプ場に到着するのが遅れたり、テントの設営でモタモタしているとあっという間に日が暮れます。
日が短いということは夜が長いというメリットでもあるのですが、アクティブに過ごしたい人にとっては少し物足りないかもしれません。
朝目が覚めてもまだ周りが真っ暗ということも多いです。
とにかく寒い
その日の天候やキャンプ場の場所にもよるでしょうが、冬のキャンプは寒いです。
私がよく行く関東のキャンプ場でも、少し標高の高いキャンプ場では夜間氷点下になるところもめずらしくないので、寒さ対策は万全でなければなりません。
焚き火の準備も必須でしょう。
起きている間は外にいることが多いので、手袋やニット帽、マフラーやネックウォーマー、耳当てなどが必要になります。
寝袋も冬用でなければ耐えられません。
乾燥している
冬は乾燥に注意が必要です。
特に焚き火をするときは、周りの落ち葉や枯れ草に燃え移らないよう注意をしなければなりません。
また外で冷たい風に当たっていると肌がカサカサになります。
気になる人は保湿クリームなどを用意しましょう。
荷物が増える
上着、毛布、大きい寝袋など、夏に比べると格段に荷物が増えますし、大きくなります。
持っていくモノは厳選した方がいいでしょう。
私の場合は持っていくビールの量が減るのでむしろ軽くなりますが。
キャンプ場が閉鎖している
夏に行ったお気に入りのキャンプ場が、冬はやってないなんてことがありますので注意してください。
キャンプ場は営業しているけど売店はやってないなど、最低限のサービスしかしていない場合もあります。
最近ではネットで情報を得ることができますので特に問題はないと思いますが、営業しているか、売店が開いているかどうか等は事前に確認しておいた方がいいでしょう。
誰もいない
キャンプブームとはいえ、冬は閑散としているところも多いです。
静かな環境を求めて冬のソロキャンプに挑戦したものの、誰もいないキャンプ場は寂しすぎるということもあるでしょう。
夜になると管理人もいなくなって、本当にひとりぼっちになる場合があります。
本当に誰もいないキャンプ場はちょっと自信がないという人は、予約状況等を前もって確認しておくといいでしょう。
道路の凍結・閉鎖
自然が多い山中のキャンプ場は、途中の道路が凍結していたり、冬の間は閉鎖されていることがあります。
思わぬ遠回りにならぬよう、事前に道路状況を確認することが大事です。
凍結の心配がある場合はチェーンが必要だったり、バイクや自転車では厳しい状況も考えられますので、特に山間部のキャンプ場へ行くときは注意しましょう。
積雪
普段から雪が降るような地域のキャンプ場なら、最初から閉鎖されている可能性が高いですが、めったに降らない場所でも油断はできません。
一番の問題は、路面の凍結と同様、途中の道路が雪で通れなくなることです。
キャンプ場へ到着する前から雪が降っていたら、キャンプそのものをあきらめた方がいいかもしれませんが、夜の間に雪が降って帰れなくなるなんてこともあるかもしれません。
キャンプ場までの道のりで、雪が降るような場所がないか?当日の天気はどうかなど、入念に調べておいた方がいいでしょう。
お湯が沸かない
極端に寒い場所ではガスバーナーの火力によってはお湯が沸かせなかったり、とても時間がかかったりします。
テッパンで肉を焼こうと思っても、シングルバーナーの火力ではいつまでたっても焼けないことがあります。
寒冷地用のガスとバーナー、ウインドスクリーン(風除け)を用意しましょう。
寒くてバーナーが使えないときは、焚き火の火力を利用するのも手だと思います。
- 冬は日が短い
- 冬のキャンプはとにかく寒い
- 冬は乾燥に注意が必要
- 冬のキャンプは荷物が多くなる
- 冬はキャンプ場が閉鎖している場合もある
- 冬のキャンプ場は誰もいなくて寂しい思いをすることもある
- 冬はキャンプ場までの道が凍結していることがある
- 冬のキャンプは積雪に注意が必要
- 冬はお湯が沸きにくい
冬のソロキャンプ 【初心者におススメのアイテムをご紹介】
ひとりナベをしたい人はコレ【ユニフレーム 焚き火鍋18cm 】
もちろんコッヘルやメスティンでもひとりナベはできますが、せっかくなら本格的なナベに挑戦してはいかがでしょうか?
メスティンなどは焚き火で使うのはちょっとためらいますが、こちらは焚き火を利用してもOKです。
ゆっくり星を見たい人にはコレ【XGEAR アウトドア リクライニングチェア】
ほぼフルフラットに近くなりますので、寝た状態で夜空を見続けることができます。
うっかり寝てしまい、風をひかないように注意してください。
焚き火を利用して調理したい人はコレ【ユニフレーム ファイアグリル 683040】
調理にも利用しやすい焚き火台です。
もう少し小さいサイズの「ファイアグリルsolo」もありますが、しっかり焚き火をしたければコチラのサイズがおススメです。
寒くても使えるバーナーはコレ【SOTO ウインドマスターSOD-310】
風と寒さに強い本格バーナーで、たとえ氷点下でも2800kcal/hと安定した火力を得ることが可能です。
別売りの4本ゴトクを使用すれば、ナベ料理もOK。
- ひとりナベをしたい人に「ユニフレーム 焚き火鍋18cm」をご紹介
- ゆっくり星を見たい人に「XGEAR アウトドアリクライニングチェア」をご紹介
- 焚き火を利用して調理したい人に「ユニフレーム ファイアグリル 683040」をご紹介
- 寒くても使えるバーナー「SOTO ウインドマスターSOD-310】をご紹介
冬のソロキャンプのまとめ
昔はホームセンターや商業施設では、夏が近づくとキャンプ(アウトドア)コーナーが出現し、冬になるといつのまにか無くなっていましたね。
ところが最近では、規模は小さくなっても冬にもアウトドア用品を売っているところが増えた気がします。
単にブームというだけでなく、便利な道具が手に入りやすくなったり、キャンプ場の設備も充実し、冬キャンプを誰でもたのしめるようになってきたのも冬キャンプの人気が高まっている理由でしょう。
私のように夏専門だった人も、キャンプはしたいけど夏の暑い時季はヤダという人も、ぜひ冬キャンプに挑戦してみましょう。
それなりに夏とは異なる準備や注意が必要ですが、一度やってみるとたのしさが分かると思います。
これを書いている今は夏ですが、なんだか冬が待ち遠しくなってきました。