昔の話にはなってしまいますが、私(リュウ.A)はバイクにテントを積んで、日本中をツーリングで周っていました。
バイクとキャンプというのはとても相性がいいです。バイクに乗っている人なら(またはこれからバイクに乗りたいと思っている人なら)、ぜひソロキャンプに挑戦しましょう。
本記事では、そんな元バイク&ソロキャンプガチ勢な私(リュウA)が、バイク乗りな皆様のためにソロキャンプの始め方を伝授します!
バイクで出かけるソロキャンプのススメ
今はもっぱら車でソロキャンプに出かけていますが、以前はバイクで各地を巡っていました。
家族が出来てから、車に乗るようになってバイクは手放してしまいましたが、今でも無性にツーリングに行きたくなります。
それだけ昔の経験がたのしかったということですね。
特に夏の間1週間とか、2週間テントを持って遠出するのが最高にたのしかったと記憶しています(今は奥さんが怖いのでそんな勝手なことはできません)。
持てる荷物は限られますが、バイクは身軽ですので、車では行けないような場所や、駐車スペースが確保できないような場所にも行くことができますし、キャンプ場でも料金は車より安く済みます。
バイクで気ままにでかけるソロキャンプはとてもおススメです。
- バイクで出かけるソロキャンプはとてもたのしい
- バイクとソロキャンプはとても相性がいい
- バイクはとても身軽で、車では行けない場所にも行ける
バイクで出かけるソロキャンプのやり方【初心者向け】
ある程度ツーリングやソロキャンプに慣れてきたら、宿泊地を決めずに気ままに行動するのもおススメですが、初めての場合はしっかりプランを立てましょう。
とはいえ、立てた予定をなにがなんでも実行すべきということではありません。なぜかというと、これには『天気の問題』が関係してくるからなんですね。
具体的には、『バイクの旅は雨が大敵』という命題があり、目的地の天候は当然気になるでしょうが、バイクの場合は道中の天候も重要なのです。
目的地が晴れているとしても、道中が雨だと、寝袋などの荷物がビショビショになりますし、雨の中での運転はとても疲れます。
雨の心配がある場合は、いさぎよくあきらめるのも大事ですが、複数の行先候補を用意しておくのもおススメです。
私は長旅のときはある程度行く方向は決めていても、天気次第で目的地を変えていました。
なお、雨対策にはバイクカバーが有効です。
荷物をくるんでシートにくくり付ければ雨から守ることができますし、宿泊地でもバイクにカバーをかけておくことで、イタズラ防止にもなります。
あとは荷物をいかにコンパクトにまとめるかですね。
バイクは持てる荷物が限られますので、いかに必要なものを厳選して身軽にするかが大事です。
ツーリングにおススメのギアは、この後紹介してまいりたいと思います。
- 初めてのツーリングキャンプはしっかり計画をしっかり立てよう
- ツーリングは雨が大敵。雨を避け、柔軟に行動しよう
- 雨対策にはバイクカバーが便利
バイクで出かけるソロキャンプで注意すること
事故
あたり前すぎて書こうか迷ったのですが、やっぱり一番注意すべきことですので。
もちろんバイクの事故はキャンプに限りませんが、キャンプのときは、目的地に着いてからが本番なので、早くキャンプ場に到着したくて焦ります。
特に初めての土地なら尚更だと思います。
焦りは事故のもとですので余裕をもって行動しましょう。
また、キャンプをした翌朝は寝不足という場合があります。
特にキャンプに不慣れな初心者であれば、「テントでほとんど眠れなかった」なんてこともあるでしょう。
長年ソロキャンプをしている私でも、未だに夜眠れなくて、翌朝しんどいことがたまにあります。
絶対に無理な運転はしないようにしてください。
盗難やイタズラ
車と違って貴重品をしまう場所がありませんので、夜眠るときには注意が必要です。
ヘルメットなどじゃまになりそうなモノでも、テント内にしまいましょう。
しまう荷物が多い分、バイクの場合テント内が狭くなることは覚えておいた方がいいでしょう。
少し慣れてきて遠出する場合など、キャンプ場以外の場所で野営をするなんてこともあるかもしれません。
キャンプ場以外の場合は盗難はもちろん、寝ている間にバイクにイタズラされないよう、カバーをかけておきましょう。
荷物の積み方
適当に荷物を積載すると、くずれる場合があります。高速道路で荷くずれしたら大変です。
荷物はバイクの振動やブレーキでずれたり、落ちたりしないよう十分注意して積みましょう。
リアシートにくくるのは、宿泊地まで取り出す必要のないモノにします。
何も考えずに適当に積んでしまうと、途中で何度も荷ほどきするハメになります。
良く使うモノ、タオルのような軽くてかさ張るモノをリュックに入れるといいでしょう。
しかしあまり多くのモノをリュックに入れると、今度は肩がこりますので注意してください。
シートの形状や、収納ボックスがあるかなど、条件は異なりますが、荷物はできるだけコンパクトにまとめましょう。
スマホのナビ
車と違ってスマホをナビにする人も多いでしょう。
夏の炎天下では、スマホが熱くなりすぎて使えなくなる場合があります。
冷やせばまた使えるようになりますが、急激に冷やすと結露で故障してしまう場合がありますので、ゆっくり冷やす必要があり、その間はナビが使えません。
また、炎天下ではバッテリーの減りが早いです。
予備のバッテリーを準備しましょう。
もうひとつ、意外と知られていないのが、電波の悪い場所ではバッテリーの減りが早いということです。
ツーリングでは電波の届かない(弱い)山間部などを走る場合もあるでしょう。圏外が続く場合は機内モードにするのがおススメです。
- 疲労や焦りは事故の元。余裕を持って行動しよう。
- バイクのキャンプは寝ている間とても無防備。盗難やイタズラに注意しよう。
- 荷物はくずれないようにしっかり固定。よく使うモノは取り出しやすく。
- ナビはスマホに頼り過ぎないように。
バイクで出かけるソロキャンプ【おススメ道具】
椅子
最近はとても軽くてコンパクトな椅子がたくさん発売されていますので迷いますね。
バイクの運転はとても疲れますので、くつろげる椅子は必須アイテムです。少し高くても軽くて座り心地のいい椅子を選びましょう。
バイクは長時間高い位置で座っていますので、ローチェアがおススメです。
おススメの椅子はコチラ【Helinoxアウトドア グラウンドチェア】
焚き火台
荷物が限られる中で焚き火台は迷うところかもしれませんが、焚き火をしないキャンプはたのしさ半減です。
調理の熱源にも使えるので、ぜひ準備しましょう。最近はツーリングでも持っていけるコンパクトな焚き火台が発売されています。
おススメの焚き火台はコチラ【TokyoCamp 折りたたみ焚火台 】
他にも、バイク移動のソロキャンパーに人気のミニ焚火台としては、B-6君が有名ですね。
↓
名前から解るとおり、B-6サイズのとても小さな焚火台兼コンパクトグリルです。
このギアについては、当ブログの編集長『るあらび』さんが詳細なレビュー記事を書いていますので、興味がある人は参考になさって下さい。
テーブル
地べたにモノを置かなくてもいいように、小さめのテーブルを用意しましょう。
ローチェアに合わせて、低めのテーブルがおススメです。
おススメのテーブルはコチラ【SOTOポップアップソロテーブル フィールドホッパー】
クッカーセット
メスティンひとつでもいいのですが、調理の幅を広げたければ鍋やフライパンもセットになったクッカーセットがおススメです。
お湯も沸かせますので、ケトル代わりにもなります。
おススメのクッカーセットはコチラ【snow peakアルミパーソナルクッカーセット】
バイクで出かけるソロキャンプ【おススメのテント】
テントはもっともかさ張るモノですので、できるだけコンパクトなモノを選びたいですね。
とは言え小さすぎて荷物をしまえないのも困ります。
ツーリング用のとても小さいテントもありますが、ヘルメットを置くだけで寝る場所が無くなるようなテントはおススメできません。
バランスのいいモノを選びましょう。
初心者におススメのテントはコレ【Colemanテント ツーリングドーム 】
とてもバランスのいい大人気テントです。
設営も簡単で初心者でも安心。居住スペースはそれほど広くはないものの、前室が作れますのでヘルメットやブーツなどは、そこに置くことができます。
俺 (/・ω・)/ 『ども!』
編集長の”るあらび”です。
このテント、実は私も愛用してまして、頑丈だし、使いやすいしでとても気に入ってます。
以下の特集記事でガッツリとレビューしてますので、もしよかったらご参考に、どーぞどーぞ。
↓
コスパで選ぶならコレ【UNP テント 1-2人用】
2.6㎏ととても軽量でコンパクト。簡単設営で、初心者にも扱いやすいテントです。
少し狭いですが前室も付いています。2人で寝られるスペースがあるので居住性は十分。
男前テントで注目を浴びたければコレ【BUNDOK ソロベース】
いわゆるパップテントと呼ばれる武骨な軍用タイプです。
使い勝手やお値段はともかくワイルドでとても格好いいですね。
大きなヒサシが作れるのでタープ代わりになります。
中(インナー)は狭く天井も低いので、居住性はイマイチかもしれませんが、インナーを外してコット(折りたたみ式簡易ベッド)を置けば、広々と使えてとてもベテランキャンパーっぽく見えます。
- 初心者には「Colemanテント ツーリングドーム」
- コスパ重視の「UNP テント 1-2人用」
- 男前で格好いい「BUNDOK ソロベース」
バイクで出かけるソロキャンプのまとめ
バイク乗りならぜひソロキャンプに挑戦することをおススメします。
車とは違う不便さを感じつつも、自由で気ままなキャンプを堪能できることでしょう。
今回はバイクでソロキャンプに行く際におススメの、コンパクトな道具の紹介をさせていただきました。
もちろんこれら以外にも必要な道具はいろいろあると思いますが、なるべく荷物を増やさないようにすることが、バイクでソロキャンプに出かける際のコツです。
現地で調達できるモノは現地で手に入れるようにしましょう。
レンタル用品を活用するのもおススメです。
また出かける際はくれぐれも無理をして事故をおこさないように注意してください。
特に慣れない山道や高速道路を長時間移動する場合は、いつも以上に疲れると思います。
無理の無いスケジュールで、安全にたのしいソロキャンプを。