こんにちは、ぐりゆうです。
今回はアウトドアブラントMILLET(ミレー)から出ているシュラフ、TRILOGY EDGE REGを3年ほど使ってどんなもんかわかってきたので、レビュー記事を書いていこうと思います。
- 寝袋(シュラフ)買い換えたいけど迷ってる…
- MILLET(ミレー)TRILOGY EDGE REGスペックはいいけどお高いよね…
- 実際に使ったひとのレビューが見たい!
今回はそんな記事です。
それでは早速いきましょう^^
MILLET(ミレー)TRILOGY EDGE REGってどんなシュラフ?
MILLET(ミレー)TRILOGY EDGE REGってどんなシュラフ?ってことをサクッと説明しますと…
- アウトドアブランドMILLET(ミレー)のシュラフ
- 600gとめちゃ軽
- フィルパワー850+の高品質ダウンを使ってる
とにかく軽くて品質の良いシュラフなんです。
控えめに言って高級品です…。
商品の温度帯は【コンフォート2℃】【コンフォートリミット−4℃】【エクストリーム−21℃】のものを使っています。
MILLET(ミレー)TRILOGY EDGE REGを選んだ理由
私が寝袋にMILLET(ミレー)TRILOGY EDGE REGを選んだ理由ですが、正直に言うと
『寝袋を買うときに彼氏にごり押しされたから』です。笑
ちなみに選んでくれた彼氏、元某アウトドアメーカー社員でアウトドア用品にのスペックにめちゃくちゃ詳しい。
彼は出会った時からいつも良いものを着てるので、お金の使い方が豪快な人なのかなと思っていたのですが、よくよく聞くと『これは10年選手』『これは8年着てるね…』と半端なく物持ちが良い…。
素材や生地の織り方までみて買い物をして、長く大切に使う、実におじいちゃんっぽさのある男です。笑
彼氏に誘われて始めた登山、キャンプ。寝袋が必要だよね、となった時に勧められたのがこの商品でした。
何故これが激推しだったのかと尋ねますと
- 600gと軽量なので登山での持ち歩きも安心
- フィルパワー850+でダウンの品質も申し分なし
- 撥水ダウン使用で濡れても大丈夫
- 首元に裏地が付いていてしっかり閉まる
からだそうです。
『中途半端なスペックのものを買って、その後買い直しする労力や金銭、環境負荷を考えれば、始めから良いもの買う。万が一使わなかったら今はメルカリとかでも売れるし。』
うん…、確かにごもっともすぎてぐうの音も出ません。
MILLET(ミレー)TRILOGY EDGE REGの買って良かった点
600gの軽量なので登山の夢が広がった
このシュラフ、600gとめちゃめちゃ軽量です。
実際に袋に入れて計量して見たところ、645gでした。(画像見難くてごめんなさい)
正直このスペック、 この値段で買える寝袋って他にないです。
特に登山の時には少しの重さでも負荷になり疲れが変わってきますから、100gでも荷物は軽くしたいですよね。
- 泊まりで登山に行く
- 縦走で何泊もする
そんな人にはかなりオススメです。
宿泊を伴う登山や、複数日かかる縦走の際は天候が良い日が続くとは限りませんし、場合によっては雨、朝露などで少し濡れてしまったりすることもあるでしょう。
そんなときも撥水ダウンなので安心。
このシュラフを持ってからは『登山で泊まりで星を見にいこう!』なーんてロマンチックなことができてます。
ちょっと気合を入れて冬山にも挑戦したいな(暖かい日に…)
暖かいからキャンプで寝るのが嫌じゃなくなった
北海道に住んでいる私。
人混みが苦手なので、キャンプも基本夏ではなく初夏や秋に行くことが多いです。
北海道では春秋の夜は10度以下の一桁気温になることも珍しくありません。
加えてお気に入りのキャンプ場は道東地区が多いので、日本海側に比べても冷えます。
そんな時にこの寝袋があれば、焚き火から寝袋に直行。
『あったけ〜〜〜〜』と眠りにつけます。
この寝袋をゲットしてから、キャンプの予定を組む時に『この日は寒いからやめておこう』という尻込みをすることがなくなりました。
一度マイナス5度の状況下で寝たことがありますが、正直全く寒くなく顔だけがつめたーくなって翌朝起きました。笑
顔まわりのこれ、案外重要
ほかの寝袋になくて、TRILOGY EDGR REGにあるもの。これです。
顔まわりの風の通りを防ぐ生地。
素材は裏地起毛のパタゴニアのR1みたいなブロックフリース生地。
伸縮性は抜群です。
中に空気の入らないように首回りにエリマキのようなダウンインナーがついているシュラフもありますが、この内側に布地がついてるものって少ないです。
普段あまり触れないナイロン生地が肌に触れるのは寝るときは地味にストレスですよね。
そんな細かい心地よさにも配慮した商品。優秀ですね。
フィルパワー850+はすごい【フィルパワーとは】
今まで『この寝袋、暖かいよ〜』と主観のように伝えてきましたが、TRILOGY EDGR REGで使用しているダウンは品質的にも高品質なダウン。
『フィルパワー850+のダウン』を使用しています。
このフィルパワーというのは、羽毛の軽さ=品質を表しています。
羽毛1オンス(28.4g)のダウンをシリンダー内に入れ、一定荷重を掛けた時の膨らみ度合いを立法インチ(2.54cm立法)で示します。
800フィルパワーとは、1オンスの羽毛が800立方インチの体積に膨らんでいることになります。
フィルパワーの数値が大きいほど空気を多く含んでおり、大量に含まれる空気の断熱効果によって保温性に優れ、暖かく良質なダウンといえます。
つまり、フィルパワーが大きいダウンを使うほど軽くて暖かい製品が作れます。
例えば、UNIQLOのウルトラライトダウンのフィルパワーは640強、高級ダウンジャケットとして知られるCANADA GOOSEのジャケットのフィルパワーは最高で800フィルパワー(お値段7万円超)です。
ですから、850+フィルパワーの高級ダウン使用のシュラフでこのお値段はむしろ割安感まであると思います。どう考えてもジャケットよりもたくさんダウン使ってるし…。
加えてダウンに撥水加工しているK DRYを使用してるので、これ以上のシュラフはもはやないと思うんですな…。
MILLET(ミレー)TRILOGY EDGE REGのここはウーン…
そんな満足度の高いMILLET(ミレー)TRILOGY EDGE REG。
正直使っていて感じたウーン…なポイントは以下のこと。
- 暖かい通り越して暑いときある
- 足が出せないので汗をかく
- 寝返りは打ちにくい
暖かさゆえ、夜でも15度くらいの気温の下がらない日に使ったところ、暑くて汗をかいて途中で寝袋から出ました。笑
蒸れにくい素材だと感じますが、さすがに暑いところでは暑い。(当たり前というか快適温度帯から外れてるからね)
残り二つはマミー型寝袋の宿命だと思いますが、足元の暑さ(暑くても足を出せない)、寝返りの打ちづらさは感じました。
しかし、足元にチャックありの商品だとどうしても保温力は劣るでしょうし、封筒型の寝袋は本格的に寒い日には向かないと思うので、結果この商品を買ってよかったなと思っています。
3年ほど使っても中のダウンが潰れたり、偏ったりしている様子もなく、暖かさはそのままなので、まだまだ使ってやるぞ!
もう1つ寝袋を買うとしたら何を買う?
こんな最高のシュラフ、TRILOGY EDGR REGを手に入れてしまった私ですが、『値段を抑えて良いスペックの寝袋を買うならどれ買う?』を真剣に考えてみました。
ポイントは
- 重量が重くないか?
- フィルパワーいくつ?
- 何℃までいける?
- おいくら?
ってことですよね。
正直ほかの商品見ても、MILLETに勝るものがないのが結論!
でも高い!って思ってしまうならこんな商品いかがでしょう?
素敵な寝袋を探しなら【Snow Peak】
- 重量約830g
- フィルパワー800
- 使用温度目安1℃
- お値段40,000円切る
最近人気のSnowPeak。寝袋も高品質のものを作ってます。
重量は830gとMILLETのものから3割くらい重たくなりますが、フィルパワー800で、お高い印象のスノーピークが良質なダウンを使用してこの価格は良コスパ商品です。
コスパは良いかも【Outdoor Base】
- 重量800gと軽い
- フィルパワー700
- 快適温度4.6℃
- 30,000円切ります
このお値段でこの軽さならOutdoorBaseのシュラフもコスパ良しです。
氷点下にならない地域なら、このくらいのスペックでも満足できると思います。
値段を抑えるなら【Naturehike】
- 0.95キログラムで1kg以内!
- 650フィルパワーダウン使用
- 快適使用温度2℃
- 20,000円切ります!安い
そこまで寒いところにはいかない予定!という方におすすめなのはこの価格帯かな?
1キロ切る軽さはやはり嬉しいです。
まとめ|どんな人にオススメ?
以上、高品質なシュラフ、MILLET(ミレー)のTRILOGY EDGR REGのレビューでした。
まとめると、こんな人にオススメです。
- 登山、縦走などで軽いシュラフを探している方
- 高品質なシュラフを探している方
- 長く使える良いものをお探しの方
ちなみにこちらの商品、MILLETでも毎年定番の商品ではないんですね。(現在公式HPでの販売なし)
だからこそ今、在庫があって、定価より安くなっているうちにAmazon、楽天で買っちゃうのがおすすめです。