ルアーフィッシングにおいて大事な事は何か?
それは釣れた、釣ったを経験する事です。
シーバスゲームを始めるにあたって、他の釣りを経験している方は経験値がありますから、キャスト、巻き、誘いなど、覚える事は色々あれど、他の釣り経験がある分飲み込みは早い事でしょう。
一方で全く釣り経験の無い方、ちょこっとだけ釣りはした事あるよ。という方もいらっしゃり、何らかのきっかけでシーバスゲームをやってみようかなと思う事もあるかと思います。
シーバスゲームは基本的にオカッパリ、ウェーディングゲームがほとんどですが、それを始める前にボートシーバスを経験してみるのはいかがでしょうか?
初心者の方であれば、道具は借りれますし、キャストや誘い方のレクチャーを受ける事が出来ます。
ゼロの状態から始めるよりも、「シーバスを釣った事あるぞ!」という経験がある方が、伸び代は大きい筈です。
そんな訳でボートシーバスは初心者の方に是非オススメしたいゲームなのであります。
実はボートシーバスも大好きで、年間10回以上はボートシーバスゲームを楽しむワタクシ(イタクラ)が、初心者の方向けに、ボートシーバスゲームのなんたるかをお話ししていきたいと思います。
釣った経験に勝る上達はありません!
御託はいいから、今すぐボートシーバスで使えるお勧めルアーを教えて!と言う人は以下の段落にまとめています!
ボートシーバスゲームとは

ボートシーバスゲームはシーバスが居るであろうポイントへ船が導いてくれます。
遊漁船は基本的に毎日のように出船していますから、海の状況が分かっていますし、季節や経験からいつ何処にシーバスが居るかは分かっています。
そもそも魚探もついていますから、ベイトフィッシュやシーバスなどの魚の反応が出ますもんね。
ボートシーバスゲームは、比較的イージーにシーバスが釣れる事が多く、シーバスを釣る経験値という物を沢山得ることが出来ます。
勿論シーバスが全く釣れずに苦戦する事はありますが…
近年ではコノシロが接岸する季節になると、ビッグベイトといって、大きなルアーで釣らせるボートシーバスゲームも人気で、なかなか予約が取れない事もありますが、その他のシーズンであれば予約も取りやすいかと思います。
金額としては大体ですが8千円〜1万円程の料金です。時間は6時間〜8時間くらいで、午前便、午後便、ナイト便があるかと思います。
船によってシーバスの釣らせ方は様々で、今回は通常といってはなんですが、ごく普通の一般的なボートシーバスゲームについて、お話しを進めていきますね。
ボートシーバスゲームを始めるにあたり、やるべき事が幾つかあります。それらは次の通りです。
- 遊漁船を調べる。予約する。
- 必要な物を揃える
順にご説明していきます。

遊漁船を調べて予約しよう!
シーバスは北海道や沖縄を除けばほとんどの沿岸部に生息しています。お近くの海にシーバスの遊漁船があるかどうかをスマホを使って調べましょう。
釣具屋さんへ行って、シーバスの遊漁船の有無を聞くのも良いでしょう。見つかったら電話をかけます。その時に押さえて欲しい事を幾つかお伝えします。
- 希望日
- 初心者である事
- 乗り合いOKか
- レンタルタックルの有無
- オススメルアーの確認
乗り場の確認まずは希望日を幾つか考えておき、空きがあるか確認しましょう。遊漁船のウェブサイトがあれば予定表がありますので、予め見ておくと良いでしょう。
ほとんどが日中のデイゲームでしょうが、念のため、時間帯を確認してください。
次に自分の釣り経験を伝えします。
初心者の方であればその旨を必ずお伝えください。余程ありませんが、そこでもし断られたら、そんな船は乗らなくて良いです。
初心者の方でも受け入れてくれる船に乗りましょう。
遊漁船は何人か乗り合わせで出船する所もあれば、仕立てといってチャーターしか受け入れてない所もあります。チャーターですと1日幾らかを定員で割る形になりますが、初心者の方は一緒に乗ってくれる方もいらっしゃらないでしょうから、乗り合いで行ける所を探しましょう。

タックルのレンタルについて
レンタルタックルはほとんどの遊漁船で借りる事が出来ます。
有料にはなりますが、いきなり揃えるのも大変ですので、まずは借りるのが良いでしょう。バスフィッシング経験者であれば、お持ちのタックルでやれる可能性がありますから、船長に聞いてやれそうなら持ち込むのも有りです。
船長オススメのルアーは必ず聞いてください。
ルアーの名前が覚える事が難しければ、メモを取る事。ルアーの名前は勿論、オススメカラーも聞けるとなお良いです。
乗り場のチェックは必須事項!
ウェブサイトがある船であればHPに記載されているでしょうが、乗り場の確認は必ずしましょう。当日は30分前には着いているくらいが理想です。
天候により出船出来ない事もありますので、出船の有無を前日に教えてくれるのか、自分から電話するのかを確認してくださいね。
当日までに準備する物あれこれ
船の予約が出来て、タックルも借りる事が出来ると想定して、当日までに用意して欲しい物は次の通りです。
- ライフジャケット
- ペンチ
- 帽子、ウェア、シューズ
- 食べ物、飲み物
- 酔い止め
- ルアー
順にご説明していきます。
ライフジャケット

ライフジャケットは2018年に着用の義務化されましたので、船に乗るのであれば必ず必要なアイテムです。
ライフジャケットをレンタルしてくれる船もありますので、そちらの有無も確認されると良いでしょう。
もしご用意されるのであれば、桜マークと言って国交省認定品のライフジャケットを購入してください。分からなければ釣具店のスタッフさんに聞いてから購入してくださいね。
ペンチとフィッシュグリップ
シーバスが釣れた際に口からルアーを外すのに、素手だと危ないですから、ルアーは必ずペンチで外すようにしてください。同じような事ですが、フィッシュグリップは船にありますので最初に購入しなくても大丈夫です。
どうしても自分のフィッシュグリップが欲しい!という事であれば、私が使っているのインプレ記事があるので、これを選ぶのも良いですね。
【関連】スタジオオーシャンマーク、OG2100のインプレ|軽すぎるフィッシュグリップ!
レインウェア
船から釣りをするウェアは動きやすい格好で、出来ればレインウェアがあると望ましいです。
風が強い日などは潮風、水飛沫を少なからず浴びてしまう事もありますので、レインウェアがあれば重宝します。
下は撥水性のある登山パンツのような物が動きやすくて良いでしょう。
上下レインウェアでも良いです。
ウェア関連|靴と帽子
靴は最低限しっかりしたシューズ、レインブーツなどが滑りにくく良いでしょう。
帽子は日除けや、ルアーなどが飛んできたりした際に、万が一のガードになりますので、着用される事をオススメします。
食べ物
食べ物、飲み物は各自で用意する必要がありますが、船上にクーラーボックスがあればそこに入れさせて貰う事が出来ますので、予約の際に確認するのも良いでしょう。
無ければカバンに入れて持ち込む必要があります。
飲み物は水かスポーツドリンク系がオススメです。
船に慣れてない方は、コーヒーやミルク系の物を飲まれると酔ってしまう事があるからです。
食べ物は船の移動時に手軽に食べれるおにぎりやパンなどが良いでしょう。酔いが心配であれば、おにぎりの具材はあっさり目、パンはクリーム系や惣菜系などで、脂っこくない物がオススメです。
酔い止め
初めて遊漁船に乗る方は、必ず酔い止めを飲んでください。
酔い止めはドラッグストアであれば必ず売っていますので、事前に購入し、当日出船前の1時間前くらいに忘れずに飲んでおいてください。
酔い止め薬の銘柄はアネロン一択で良いでしょう。ワタクシ自身、酔い止めを忘れて痛い思いをなんども経験していますので、必ず飲んでくださいね。

ルアーの揃え方
ルアーはレンタルがありませんので、ご自身で用意する必要があります。乗られる遊漁船によってオススメの違いがありますから、予約時に確認が必要です。
言われたオススメルアーを、タイプ別に二個ずつくらいあると理想的です。
合わせてスナップとルアーボックスも用意してくださいね。パッケージは現場で開けるのではなく、家で開けてルアーボックスに入れてルアーを持ち込んでください。ルアーの事で分からなければ釣具店の詳しいスタッフさんに聞いて貰えると良いでしょう。
ボートシーバスに乗る前に最低限ご用意してほしい物は以上です。

ボートシーバスゲーム、オススメタックル
ロッドについて
ボートシーバスゲーム使用するロッドは短めの物が理想です。オカッパリで使用するロッドですと、長くて取り回しが悪く、使用し難いです。
長くても8フィート未満、理想は7フィート前後かと思います。
せっかく購入するのであれば、オカッパリで使えるロッドが理想的ですが、オカッパリですと7フィート前後は短いレングスとなってしまいます。ボートシーバスとオカッパリでの兼用はなかなか難しいのです。
リールについて
リールはボートシーバスロッドに取り付ける事を考えるとバランスを考えて3000番クラスで宜しいかと思います。
ラインはPEラインの1号を150メートル。リーダーは16LB〜20LBクラスをひとヒロです。
リーダーの接続は摩擦系ノットのFGノットがオススメですが、シーバスゲームをはじめるにあたって、必ず覚えなければいけませんので、反復練習してくださいね。
ノット組が難しければ、予約電話の際に船長に相談してください。
ルアーは季節や地域によって強いルアーは色々あれど、何処にいっても使えるルアーを幾つかご紹介します。
ボートシーバスに絶対お勧めの神ルアー3選

メガバス X80SW LBO
よく飛び、ある程度のレンジを探ってくれる優秀なミノーです。ただ巻き、アクションを入れても良いです。
このルアーとそのシリーズ姉妹品については以下の記事でもこってりインプレしていますので、気になる人はチェックすると、使い方や特徴がよく解るかな?と思います!
【関連】シーバス神ルアー『メガバス X80』の秘密と使い方まとめ
バスデイ レンジバイブ 70ES
オープンな場所で手広く探っていくにはバイブレーションが必須です。どこの釣具店でも手に入りますし、とても良く釣れるバイブレーションです。
70TGというやや重たいタングステンウェイトモデルもあり、そちらも合わせてあると良いでしょう。
こちらのルアーの詳細については、以下の記事がよく読まれています。
【関連】レンジバイブの俺的インプレ|バイブレーションプラグってこれ以外にいらなくね?
コアマン PB30
ブレード系のルアーは、ミノーやバイブレーションよりも深いレンジを探る事ができ、広範囲に探ったり、ピンポイントなストラチャー打ちにも使えます。
その中でも特に、このPB-30はレンジ制御もしやすく、かなり使いやすいですね。
遊漁船に乗る前に押さえておきたいポイント

釣りをやった事ない方でチャレンジされたい場合、キャスティングについてや、シーバスゲームについて、ある程度調べられると良いでしょう。YouTubeで検索して頂ければ幾つか出てくるかと思います。
初心者の方で遊漁船に乗る際に、乗り合い船であれば、周りの人にもその旨を伝えると良いかと思います。色々アドバイスやレクチャーしてくれるのもありますが、初心者が故にご迷惑をお掛けしてしまう事もあるからです。
知らない人に話しかけるのは勇気が要る事ですが、とても大事な事です。頑張って話しかけてみましょう。
ボートシーバスの注意点

船によって独自のルールがありますので、そちらも確認してください。例えばルアーの針はバーブレスといって、針のカエシを潰す事や、釣座を順番にローテーションで交代していくなどです。
分からなければ船長が教えてくれますので、ご確認ください。
まとめ
ボートシーバスゲームはシーバスを釣るにあたって手軽にはじめられます。ルアーの種類もそんなに必要とせず、潮位やタイミングに合わせてポイント移動もしてくれて、釣れる確率はオカッパリよりも遥かに高いシーバスゲームです。
釣れる経験値や、シーバスを釣る楽しさを感じるのにはぴったりかと思います。
先ずはここからはじめられるのも良いでしょうし、初心者の方は勿論、熟練者の方にもオススメで、通常のオカッパリシーバスゲームでは体験出来ない事や発見があるかと思います。是非ともご体験くださいね。
それでは今回はこの辺で、Hava a good fishing!
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