釣り・ルアーフィッシング

昼間のシーバスはこうして釣れ!デイゲームの基本と攻略

『シーバスは昼間でも釣れるのか問題』ってのがありますよね?

シーバスは夜行性ですので、ナイトゲームで釣れるイメージが強いと思います。

実際にSNSや雑誌で見かける釣果写真の多くはナイトゲームですし、そのような思い込みも仕方がないとは思います。

でも、なかには以下のような人、つまり、デイゲームでどうしてもシーバスを釣りたい人もいると思います。

  • でも、訳あって夜は出られない、朝しか行けない。
  • 夜も行くけど日中でも釣れるようにレベルアップしたい!

デイゲームでシーバスを釣るのって難しいイメージ。
はじめは確かにそうかもしれません。

しかし日中でもシーバスを釣る事は出来ます。

この釣り方は、攻め方と条件さえあえば、下手したらナイトゲームよりも釣れる時もあるくらい、エキサイティングなシーバスフィッシングの一つです。

デイゲームもシーバスを釣る為の一つの手段として覚えて頂けると、ナイトゲームとは違った楽しみもあります。

そんなわけで本記事では、一週間のうち、週45でシーバス、年間釣行回数200日をこえるワタクシ(いたくら)が、デイゲームでのシーバスフィッシングのお話しをしたいと思います。

これを読んだら次の休みは早起きしてシーバス釣りに行ってみましょう!

デイゲームとナイトゲームの違い

エントリー前の干潟の様子

ナイトゲームといえば河川にかかる橋脚や、街灯で出来る明暗などを攻める釣りが一般的ですが、デイゲームではあまり狙いません。

当然ですが、日中は明るいので街頭の灯りはつきませんので、デイゲームではナイトゲームと攻め方が少し異なります。

日中はシーバスの目が効きますので、ルアーが見切られやすいと言われており、使用するルアーもナイトゲームで使う物とは違ったルアーが有効です。

では次にシーバスがデイゲームで釣れるタイミングを次でお話したいと思います。

デイゲームでシーバスが釣れるタイミング

デイゲームのイナッコパターンで釣れたシーバス

デイゲームでシーバスを釣る為に必要な事は次の通りです。 

  • ベイトフィッシュがいる事
  • マズメ時
  • 回遊待ち
  • シェード、ストラクチャー打ち
  • 流れ
  • 濁り

 

特に重要な事、というかほぼぼぼコレ!という重要な条件は、当たり前ですがベイトフィッシュがいる事でしょう。

朝マズメや夕マズメはベイトフィッシュが活動するタイミングでもあります。
それに合わせてシーバスも活動しますので、ベイトフィッシュを追っている、ベイトフィッシュに着いているシーバスは比較的イージーに釣りやすい状況となります。

ベイトフィッシュがいなければ回遊もありませんし、沖合の潮目付近にシーバスが居る事も少ないでしょう。

ナイトゲームよりもデイゲームの方がベイトフィッシュの姿を確認し易いので、水辺を良く観察する事が必要です。

  • 夜のうちに港湾に入ってきたイワシが夜明けと共に沖合に向かっていく
  • 満潮時に、大型の魚が入れない様なドシャローに潜んでいたイナッコが、潮位が下がるとそこから出て行く

そういったタイミングでシーバスが近くに待ち構えており、シーバスが捕食活動する事があります。

一方でストラクチャー回りや雨後で濁りが入っているタイミングで攻める場合はシーバスが、そこに居るであろうと仮定して、ポイントを攻めていく方が答えは出やすいとワタクシは思います。

具体的には、以下のような攻め方ですね。

  • 河川の橋脚を色んな角度で攻めていく
  • 雨後の河川で護岸沿いをタイトに攻める
  • 流れ込みや水門が空いて水が払い出している場所を攻める

普段流れが緩やかな河川でも、まとまった雨が降った後は流れがきいて、思わぬヨレが出来ている事もありますので、普段スルーしている小場所も覗いてみましょう。

このようにタイミング、シチュエーションさえ合えばシーバスはデイゲームで釣りやすくなります。

では次に、どんな場所でそれらがハマるのか、お話していきましょう。

デイゲームで釣れる場所

雨後は小さな河川も見逃せない

デイゲームでシーバスが釣れる場所は常夜灯で出来る明暗以外は、ナイトゲームで釣れる場所とさほど変わりない気がします。

比較的デイゲームを組み立てやすいポイントといえば、、、、

  • 沖堤防
  • サーフ
  • 港湾
  • 干潟や河川のウエーディング
  • 河川のストラクチャー

このようなポイントですね。

沖堤防は存在する都道府県は限られますが、シーバスのデイゲームといえばこの場所!と言っても良いくらい一級ポイントです。

朝イチ渡船で渡らせてもらい、マズメ時は大チャンスです。

それ以外の時間でも急にベイトフィッシュが回ってくる事もあり、ハマれば二桁!なんて日もありますが、ベイトフィッシュが居ない、シーバスが居ない、何にもない日は本当に何にも釣れません

沖堤防は日差しを遮る物はありませんし、強い風が吹いたら釣り辛くなる為、苦行になる事もあるので注意してください。

遠投して広範囲に探れるルアーが有効ですが、深場が隣接する為、上のレンジから下のレンジまでくまなく探っていく事が重要です。このような目的であれば、スピンテールジグなどのルアーが非常にマッチしますね。

また、堤防の下が掘れていたり、中が通っている堤防では足元をテクトロするのも大変有効です。

テクトロとは テクテクトロトロ歩きながら足元をルアーを通しながら歩き探る事を言います。

サーフ、磯、港湾もベイトフィッシュが入ってくる時期は狙い目です。

釣りがやりにくくはなりますが、向かい風の時はベイトフィッシュが沖合から岸際に寄せられる事もあり、チャンスが訪れる事もあります。

磯やサーフの波打ち際にイワシが打ち寄せられる光景を見かけたら大チャンスです。

遠投して広範囲を探りますが、思わぬ手前側にシーバスがいたり、ストラクチャーがあればその付近で釣れる事もありますので、足元までしっかり探りましょう。

地域によってベイトフィッシュが多い時期は違いますし、多い時期でも必ずしもベイトフィッシュが入って居る訳ではありませんので、ポイントに通って調査したり、常に情報収集するようにしましょう。

河川や干潟のウエーディングは、自ら魚の着き場や回遊してくるルートに近いていき、主にブレイク狙いでキャストしていきます。

沖合の流れが効いている場所を探りながらやっていくと良いでしょう。

浅い場所が多く、あまり潜らないシャロータイプのルアーや、干潟のオープンエリアでは、遠投が効くバイブレーションを底に当てないように早巻きして誘うと良いでしょう。

事前に干潮時の釣り場を下見をしておき、どこにブレイクがあるか観察したり、入りやすい潮位を覚えておく事が重要です。一歩間違うと泳いで帰ってこないといけなくなります。

また、エイも居るエリアですので、こちらも充分注意してください。

河川のストラクチャー打ちは、橋脚や水門の流れ込みなど、様々な角度からルアーを通す事が大事で、表層からボトムまでじっくりせめていきます。

橋脚が多く点在するエリアではスピーディーにテンポ良く、橋脚11本丁寧にラン&ガンしていきましょう。
思わぬ足元のストラクチャーについていたり、橋脚ベッタリにシーバスが着いている事があります。

ストラクチャー打ちではルアーをジャークして動かしたりしてリアクションで食わせる手段もありますので、タダ巻きで反応しない時は色々試してみましょう。

また、河川においてもハクなどの小さなベイトフィッシュが沢山湧く時はシーバスがボイルする事もあり、デイゲームが成立し易くなります。

デイゲームでオススメルアー

デイゲームで広範囲に探る場合、遠投が効いて上のレンジからボトムまで探れるルアーは必ず持って行きましょう。

また、カラーに寄ってシーバスの反応が違う事もありますので、ローテーションして色々試す事も重要です。

ストラクチャー打ちではじっくりピンポイントで探る事が出来、ジャークやトゥィッチして激しく動かし、リアクションで食わせる感じのルアーも効果的です。

デイゲームに強いルアーを厳選して紹介しますね!

コアマン  PB20

デイゲームで強いブレードベイト

メーカーのキャッチコピー、『デイゲームはコアマン だ!』の如く、デイゲームでとても強いルアーの一つです。

ブレードの輝きで横の動きは勿論、フォールでストラクチャーを縦に誘う事もできる、デイゲーム万能ルアーです。

 

コアマン  アルカリシャッド

コアマンアルカリシャッドとRJヘッド

とても良く釣れる万能ワームの一つです。

ジグヘッドをつけるのは勿論ですが、同メーカーのVJRJシリーズにも装着されており、色々な使い方ができます。

シルエットをデカくしたければデカカリ、小さくしたければミニカリというシリーズもあります。

裏技として尻尾をカットして、ストレートワームの様にあまり動きのないワームのようにスーっと引いてくる動きが良い時がありますので、お試しください。

 

バスデイ レンジバイブ70ES

バスデイ レンジバイブ70ESと70TG

水深があり、遠投が必要な場所ではバイブレーションが主力になります。

シャローを引いてくる時は、竿を立てて、若干早巻きで底にあたらないように引いてきましょう。

同じシルエットでもう少し重たいタングステンウェイトモデルの70TGも使い分けとしてオススメです。

 

メガバス x80LBO

デイゲームでも強いX80

スローシンキングで、早巻きしてバイブレーションのような使い方をしても、水面を飛び出さずに引いてこれます。

ストラクチャー付近にキャストして、ジャークしながら誘うのも良く釣れます。
x80はシャロータイプもありますので、場所により使い分けるのも良いでしょう。

デイゲームで注意する事

濁りが入れば強いチャート

デイゲームでは基本的にルアーを見切られないようにファーストリトリーブやリアクションで食わせるのが有効と考えられています。そういった意味からは、使うリールもハイギアの方が有利な場合も多いですね。

ですが、それでも釣れない時は、スローにじっくり誘う事もやってみてください。

思わぬ反応が得られる事がありますよ。

夏場は日焼けや熱中症の危険がありますので、日焼け止めを充分塗り、太陽を遮るものがない場合は水分補給はこまめに行って下さい。

偏光サングラスをかけるのも日焼け防止の一つですが、ベイトフィッシュを確認したり、水中の状況を確認する事も出来るので、デイゲームでは釣果アップに繋がるアイテムの一つです。

シーバス関連記事の紹介

本記事を読んでくれた皆様は、きっとシーバス釣りという沼にハマりかけている人が多いのかな?と思います。

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以下のまとめ記事から、各記事へとジャンプできますので、この釣りを真剣に極めたいと考えている人だけ、ご覧になって下さいね^^

まとめ|シーバスデイゲームを攻略しよう!

デイゲーム河川の様子

デイゲームでは攻め方、タイミングや釣れる場所さえ掴めばシーバスを釣り易い条件が揃います。

デイゲームで釣れるようになれば、ナイトゲームと合わせてより多くのシーバスをキャッチ出来るようになります。

ご自身のレベルアップを兼ねてチャレンジしてみてくださいね。

それではHave a good fishing

ABOUT ME
いたくらてつや
福岡在住。幼少期に釣りの楽しさを覚え、気が付けば三十年以上釣りだけは飽きずに続けてきたアラフォーおじさん。 釣りのある生活を目指し、仕事前や仕事終わりに毎日のようにルアーフィッシングに明け暮れる日々。 現在はシーバスをメインに魚種問わず、ショア、オフショアの釣りをする。モットーは一日一鱸。