1. TOP
  2. 釣り(フィッシング)
  3. 【メリット・デメリット】シーバス用のリールはハイギアがいい!?

【メリット・デメリット】シーバス用のリールはハイギアがいい!?

 2018/07/15 釣り(フィッシング)
この記事は約 13 分で読めます。 561 Views

『シーバス用のスピニングリールってハイギアとローギアがあるけど、何がどう違うの?どっちを選ぶべきなの?』と悩んでいる人のための記事です。

この二つのリールの種類については、ギア比の違いがあるため得意なルアーや釣りのスタイルなども異なってきます。

そこで本記事では、これらの二種類のリールの相違点、メリット、デメリットなどをまとめました。

あなたの釣りのスタイルに合わせて、ピッタリのリールを選んで下さいね!

ハイギアとローギアの違いは?

リールのハンドルを一回転させたときにローター部分が何回周るのか?を『ギア比』と呼ぶのですが、シーバス釣りで一般的なスピニングリールの場合は、ギア比5.5以上のものをハイギアと呼ぶメーカーが多いです。

つまり、ハンドルを一周回すとローターが5.5周以上回転し、スプールへと道糸を巻き戻すのがハイギアリールです。

そして、それよりもローターの回転数が少ない(=巻き取り糸量が少ない)ものがローギアリールと呼ばれます。

ですので、ざっくりとまとめると

  • ハイギアリール:ハンドル一回転あたりの巻き取り量が多い
  • ローギアリール:ハンドル一回転あたりの巻き取り量が少ない

となりますね。

シーバス釣りに選ばれる標準的な番手(Shimanoの3000番クラス、DAIWAの2500番クラス)で考えると、概ね以下のようなギア比と巻き上げ量の関係になります。

  • ローギア⇒ギア比5.0前後、ハンドル一回転で70cm前後の巻き上げ量
  • ハイギア⇒ギア比6.0前後、ハンドル一回転で90cm前後の巻き上げ量

なお、これらの両タイプの見分け方については、メーカーにより表記方法が微妙に異なるのですが、型番の直後にH、HGという記載があるのがハイギアであり、型番の数字に後に何も記載がなければローギアになります。

ハイギアとローギアの違いについては理解してもらえたと思うのですが、釣りをするうえでどのような違いが出てくるのか気になりますよね?

というわけで次に、ハイギア、ローギアリールそれぞれのメリットとデメリットを紹介します!

ハイギアリールのメリットとデメリットまとめ

メリット編

①巻き取りが早いため手返し良く攻める事が出来る(=早巻き&ランガン向き)

ハイギアリールは、『巻き取り量が多い=早くルアーを動かせる』という特徴があるので、一回のキャストを手返し良くスピィーディーに終わらせる事ができます。

ですので、例えばデイゲームのサーフや港湾部オープンエリアなどにおいて、シーバスの居場所を探しながらランガンするときなどは、ハイギアリールの方が使い勝手が良いですね。

②ポイントを外れた時に手早くルアーを回収できる

これは上で紹介した『手返しの早さ』とも関係しているのですが、例えば河川のドリフト釣法などにおいて、狙っているポイントをルアーが通過した後にルアーを手早く回収する事ができます。

そのため、時間効率も上がりますし、何よりも我々アングラー側のストレスが減ります。

見過ごしがちなポイントかもしれませんが、ルアー回収の時間効率の良さはハイギアリールならではのメリットですよ。

③慣れればゆっくり巻き取る事も比較的簡単

ハイギアリールだからといってデッドスローの巻き取りが不可能というわけではありません。一定速度のスローリトリーブには少し慣れが必要ではありますが、充分に対応可能です。

ですので、デッドスローから高速リトリーブまで対応する汎用性の高さもまた、ハイギアリールのメリットであるといえます。

④リール感度が良い(=潮の変化を見つけやすい)

この点については説明が必要だと思いますので、ちょっと詳しく解説しますね。

ハイギアリールとは、切り替え式の自転車でいうところの『高速ギア』と同じで、小さなパワーを長い移動距離へと変換するのが得意な装置です。

そしてこのハイギアリールという装置は、環境の変化を釣り人の手元へ伝える感受装置としての役割も果たします。

切り替え変則式自転車で例えると、六速(=高速ギア)で急な登り坂を上ると足へと大きな負担を感じると思うのですが、一速(=低速ギア)であれば足への負担は小さくなりますよね?

これと全く同じ事がハイギアリールでも起きているのです。

自転車の例で出てきた『急な上り坂』とは、海でいうところの『潮の流れ』であり、自転車の例の『足への大きな負担』が、リールでいうところの『ルアーの巻き抵抗』だと考えて下さい。

つまり、ルアーが受ける潮の流れや巻き抵抗そのものが、リールのハンドルを回す時の抵抗の大きさとして手元に伝わります。

そしてこの巻き抵抗の強弱は、上で説明した理由によりハイギアリールの方が大きくなるため、ローギアリールよりもダイレクトに潮の流れの変化を感じ取る事ができます。

つまり、ハイギアリールの方が原理的に感度が良いのです。

シーバスは流れの変化につく魚ですので、このハイギアリールの感度の良さは、釣りの腕が上がれば上がるほど釣果に直結します。

言い換えると、シーバス釣りの上級者ほど、リール感度を上手く利用して釣果に結び付けているといえますね。

⑤シーバスとのファイトを有利に運べる事が多い(=バラシが減る)

『バラシの確率はファイトの時間に比例する』という考え方があります。

これにはもちろん前提条件があって、ファイト中の糸のたるみやエラ洗い等への適切になされている時に限りますが、直感的に正しい事は理解してもらえると思います。

であるならば、ハイギアリールの方が巻き取り速度は早いわけですから、ファイト時間の短縮にもつながり、結果としてバラシの軽減につながります。

この点に関しては、疑問を持たれる人もいるかもしれません。

例えば沖堤防等のオープンフィールドでは、ドラグをユルユルにして長時間ファイトし、充分にシーバスの体力を奪ってからランディングする方がバラシが減るという考え方もあります。

ですが、このような通称『あっちいけファイト』と呼ばれるファイトスタイルであっても、シーバスを浮かせてからタモに入れるまでの時間は短い方がいいに決まっています。

そして、ランディング時の魚の操作のしやすさという点では、やはりリール一回での巻き取り量が多いハイギアの方が優れています。

ですので、魚を自分の支配下に置いてコントロールしやすいという意味で、ハイギアリールはバラシ軽減に大きく貢献します。

デメリット編

トルク(=巻き取る力)が弱いので少し疲れる場合も…

リール感度の項目でも説明したように、『ハイギアリール=六段変速自転車の六速(=高速ギア)モード』です。このような自転車が坂道で体力を必要とするのと同様に、ハイギアリールは物を引っ張り上げるのに力が必要になります。

言い換えると、ハイギアリールはローギアリールよりもトルクが弱いです。

そのため、重いルアーや巻き抵抗の大きなルアーを巻き取る場合に、ノーマルギアのリールよりも手元に負担がかかります。

また、不意の大物がかかったときにハイギアリールだと魚を寄せるのに苦労するかもしれません。

釣りが成立しなくなるほどの負担ではないのですが、このような特性がある事だけは理解しておいて下さいね。

ハイギアリールに向いたルアーの例

巻き取り速度が速く、そしてリール感度に優れたハイギアリールですので、以下のようなルアーとの相性が良いです。

①樹脂製バイブレーション&鉄板バイブ

遠投性に優れたルアーであり、広範囲を広く探る釣り方ですので、ハイギアリールの『手返しの早さ』という特徴にピッタリです。

ハイギアリールはランガン向きのルアーとは概ね相性が良いので、キャストしまくって下さいw

②トップウォータープラグ

トップウォータープラグでの釣りは、ロッドアクションを多用するためラインスラッグが頻繁に出ます。

ハイギアリールであれば、最小限の巻き取りで手早くラインスラッグを回収しながら釣りができるため、非常にトップウォーターゲームと相性が良いです。

ストレスなく魅惑のトップゲームに没頭できますよ!

③リップレスミノー

リップレスミノーは、リップ付きのミノーに比べて巻き抵抗が弱いため、特に夜釣りでのデッドスローなゲームの際に、潮の流れなどが掴みづらく、苦手意識がある人も多いかもしれません。

ですが、ハイギアリールであれば巻き抵抗の大きくなるため、水流変化を掴みやすく、潮の流れの変化がある場所を探すのも非常に楽になります。

(関連記事:シーバス用ミノーの基礎と選び方のコツ&初心者にお勧めの名作9選!

④シンキングペンシル

リップレスミノー以上に巻き抵抗が少ないシンキングペンシルですが、ハイギアリールであればリール感度のおかげで、より多くの情報を水中から感じ取る事ができます。

また、このルアーは河川のドリフト釣法などにおいて活躍しますが、ハイギアリーリールの方がポイントからルアーを回収する速度が速いため、結果的においしいポイントだけを時間効率よく攻め続ける事ができます。

ですので、『リール感度』と『手返しの良さ』という両面から、ハイギアリールはシンキングペンシルでの釣りと非常に相性が良いです。

ローギアリールのメリットとデメリット

全ての面でハイギアリールの逆と考えれば、それがそのまま、ローギアリールのメリット、デメリットになります。

つまり、巻き速度が遅いため手返しよく広範囲を探る釣りには向いていませんが、デッドスローで一定速度のリトリーブを誰でも簡単に再現する事ができます。

また、トルクが強いため重いルアーでも手元に負担なく巻き上げることができ、不意の大物にも対処しやすいですね。

ローギアリールに向いたルアーの例

高トルクが特徴のローギアリールですので、以下のような『重くて巻き抵抗があるルアー』との相性が良く使いやすいです。

①30g程度のスピンテールジグ

重量級のスピンテールジグは、沖堤防や防波堤などの足場が高い場所で活躍しますが、その重量が30gともなるとブレードも大きくなるため巻き抵抗が非常に大きくなります。

そのため、このようなルアーでボトムスレスレをスローリトリーブで攻める時に、ハイギアリールは非常に扱いづらいです。

これがローギアリールであれば、巻き抵抗も軽減されますのでデッドスローでも簡単に一定速度で巻き取る事ができます。

(関連記事:シーバス用スピンテールジグの基礎知識と超名作11選!

②ジグヘッド+ワームなどでのデッドスローな攻め方(リップレスミノー、シンキングペンシルも含む)

沈みも浮き上がりも早い特徴があるワームのジグヘッドリグですが、ナイトゲームなどでゆっくりとシーバスに見せてアピールしたい場合は、やはりローギアリールの方が使いやすいです。

特にこの手のリップがないルアーは、ハイギアリールを使うとトレースする水深が安定しなかったり、予想以上に浮き上がりが早いため、上のレンジばかりを攻める事にもなりかねません。

ですがローギアリールであれば、そのような泳層のズレも最低限に抑える事が出来ます。

これは、一般的にはハイギアリールで使いやすいとされる『リップレスミノー』『シンキングペンシル』でも、同じ傾向があります。

確かにローギアリールでこのような巻き抵抗が少ないルアーを使うと、水中の情報を手元から知る事は難しくはなります。ですが、ローギアリールであれば意識せずとも、誰でもただ巻きでスローな攻め方が可能となるため、冬場や夜釣りなどで非常に使い勝手が良いです。

結局のところ、ハイギアとローギアはどっちがいいの?

それぞれの特徴を理解した上で、自由に使い分けをしたらそれでいいのでは?というのが正直な感想なのですが(笑)、それではこの記事を読んでいる皆さんの疑問には答えたことにならないと思います。

ですので以下に、ギア比とリールの使い分けに関する一般論をまとめておきますね。

デイゲームならハイギア

デイゲームのシーバスゲームにおいては、ルアーが見切られないような早巻きでリアクションバイトを誘うスタイルが一般的です。

そのため、早巻きが得意なハイギアリールを選ぶアングラーが多いです。

特にこのような釣り方の場合は、キャストの回数と釣果が比例する部分もあるため、手返し良くルアーをキャストできるハイギアリールを選ぶ方が良いですよ。

ナイトゲームならローギア

ゆっくりとシーバスにルアーを見せる釣り方が主体となるナイトゲームにおいては、当然ですがリトリーブ速度もスローになります。

また、夜釣りのシーバスゲームでは、基本的に余計なアクションは不要であり、一定速度でルアーを潮に乗せるようなイメージで、若干ドリフト気味にルアーを漂わせる釣り方も多くなります。

そのため、デッドスローリトリーブが得意なローギアの方が使いやすいと言えます。

ただし上級者になると、あえてナイトゲームでハイギアリールを採用し、そのリール感度の良さを利用して潮流変化を叩くような釣りを好む人もいます。

ですがこれは非常に高度なテクニックですので、慣れないうちは『ナイトゲーム=ローギア』という方が使いやすいと思いますね。

どちらか一つならハイギア

ナイトゲームも、そしてデイゲームも一つのリールで楽しみたいという人も多いかと思います。そのような場合はどちらか一つを選ぶ事になりますが、そういう事であれば、ハイギアを選ぶアングラーが多いです。

これはリール特性にも関係しているのですが、ハイギアリールであっても、慣れればスローな攻め方は充分にできます。

ゆっくり巻くだけですので、これは当然ですよね?

ですが、ローギアのリールで早巻きとなると、人間がハンドルを巻く速度には限界があるため物理的に難しいのです。

そのため、ハイギアリールの方が汎用性が高く、いい意味で『つぶしが効く』という特徴があるからです。

このような理由もあるので、どちらか一つという事であればハイギアリールをまずは購入し、ナイトゲームでよりスローな釣りを展開する必要性を感じた時に、ローギアのリールを揃えれば良いと思いますよ。

まとめ

一言でまとめると…『シーバス用のリールは使い分けも大事だけど、迷ったらハイギアを選べば安心!』というお話でした。

ギア比にまでこだわってリールを選ぶシーバスアングラーは少ないのかもしれませんが、このような細かい部分まで考慮すると、シーバスのルアーフィッシングは大きくそのゲーム性を増します。

ぜひ、あなたの釣りのスタイルに合わせて、最高のパートナーと呼べるようなリールを見つけて下さいね。

なお本サイトでは、シーバスのルアーフィッシングに関する特集記事や、私(編集部・るあらび)の釣行記も準備しています。きっと本記事を読んでいる人にとっては興味深いと思いますので、こちらもぜひご覧になって下さい。

~初心者向けタックルとルアー選び特集~

超絶初心者のためのシーバスタックルの選び方講座

【初心者向け】最初の一匹のための釣れるシーバスルアーの選び方

 

~シーバスのルアーフィッシングに関するハウツー記事~

初心者のためのシーバスルアー釣り入門|釣り方と釣れるルアーのヒント

シーバスの生態とルアーで釣るためのヒント

 

~釣れる名作シーバスルアーに関する特集~

【最強】ラパラの名作シーバスルアー『カウントダウン』が釣れる理由

シーバス神ルアー『メガバス X80』の秘密と使い方まとめ

シーバス用スピンテールジグの基礎知識と超名作11選!

シーバス用ミノーの基礎と選び方のコツ&初心者にお勧めの名作9選!

 

~私(編集部・るあらび)のシーバス釣行回顧録~

釣行回顧録(2017年5月)|ブラックバス、時々、シーバスな春の釣り編

釣行回顧録(2017年6月)|春のシーバス祭りを攻略せよ!

釣行回顧録(2018年2月)|冬のシーバス狩り&チニング編

本記事があなたのアウトドアライフの一助に、そして、あなたのシーバス用リール選びの参考になれば嬉しいです。

\ SNSでシェアしよう! /

アウトドアな俺たち|アウトドア系トレンド情報のWEBマガジンの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

アウトドアな俺たち|アウトドア系トレンド情報のWEBマガジンの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

編集部(るあらび)

編集部(るあらび)

アウトドアな俺たち編集長。

九州の南端に在住するルアーフィッシングが生きる目的な40代のおじさんです。

主に釣り、ウォーターアクティビティー関連の記事を執筆しています。

あなたがアウトドアを始めるきっかけを作れたら・・・と思ってこのメディアを立ち上げました。







『かっこいい大人達よ・・・もっと外で遊ぼう!』

といった事を伝えていけたらと考えています。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 秘密のクリップ?|シーバスのワームをジグヘッドにまっすぐ刺す裏技

  • 静ヘッドとパワーヘッド|名作シグヘッドの相違点と使い分け術まとめ

  • シーバス用ワーム名作6選|ジグヘッドの具(ぐ)はこれだけでいい!

  • シーバスワインド釣法の基礎知識まとめ(仕掛けと釣り方)

関連記事

  • シーバスルアーのカラー|シチュエーション別カラー選びの基礎知識

  • シーバスをワームで釣ろう~釣り方のコツと釣れるテクニック~

  • 【目的・用途別】どこよりも詳しい釣りのためのお役立ちアプリ37選!

  • シーバスワインド釣法の基礎知識まとめ(仕掛けと釣り方)

  • 超絶初心者のためのシーバスタックルの選び方講座

  • シーバス用ワーム名作6選|ジグヘッドの具(ぐ)はこれだけでいい!