夏のトップチヌにお勧めなルアーの決定版、それがGo-Phish(ゴーフィッシュ)70Pです!
夏が近づき水温が上がってくると楽しめるゲーム、それはチニングです。
チヌは基本的には、海老や蟹などの甲殻類や貝類などを好んで捕食する魚です。
ですが、夏が近づくにつれて水温があがり、イワシなどのベイトフィッシュが多くなってくると、盛んにルアーに反応が良くなってきます。
チヌは色々な方法で狙う事が出来る楽しい釣りです。以前にも、以下の記事でチニング、チヌのルアーでの狙い方をご紹介させて頂きました。
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【関連】夏はやっぱりチヌ!シーバスゲームの合間に是非!お手軽チニングゲーム。
チニングの中でも人気なのは、ペンシルやポッパーなどのトップウォータープラグを使ったチヌトップではないでしょうか。
6月くらいから9月くらいまでがベストシーズンで、ワタクシも大好きな釣りの一つであります。
水面でルアーを動かしチヌを誘い、背中を出しながらルアーに向かって、アグレッシブにアタックしてくる姿は大興奮です。
ハマれば大爆釣して数釣りが楽しめる事もあります。
その一方で、ルアーに反応はするけど食い込むまで行かず、結局ボーズなんて事もあるツンデレな魚、それがおチヌ様の特徴であり、独特の魅力ともいえます。
チヌトップで釣れるチヌのサイズは良型が多く、年無しと呼ばれる50センチオーバーのチヌも狙えますし、場所によってはシーバスも同時に狙える事もあります。
どうでしょうか?チヌトップをやりたくなってきませんかw
今回はそんなチヌトップについて、毎年夏になるとチヌを何十枚と釣りまくるワタクシ(いたくら)が、オススメトップウォータープラグ、Gophishの70Pのご紹介したいと思います。
夏はやっぱりチヌトップです!
Go-Phish 70Pとは

タックルハウスのフィードポッパー(7 cm)のカラーチューニングバージョン、それがGo-Phish 70Pであり、カラフルでド派手なカラーリングが特徴的なトップルアーです。
Go-Phishさんのルアーは少し特殊性の高いルアーです。
その多くは、タックルハウスさんからリリースされているルアーを、カラーだったり、内部ウエイトやラトルなどをカスタマイズされた製品としてリリースされています。
70Pの場合、フィードポッパーの7センチサイズ、CFP70をカラーチューンされた物です。
CFP70の通常カラーはアカキン、イワシ、クリアカラーなどなど、海のルアーフィッシングで欠かせないカラーがほとんどです。
シーバスや青物などの回遊魚を狙うのであれば、そういったカラーリングはとても有効なカラーでありますが、70Pは少し違います。このようなリアル系カラーと呼ぶには程遠いカラーリングで、とてもポップで可愛らしいカラーリングがほとんどです。
マットなカラー、マカロンのような配色カラー、クリアカラーをベースにカラフルなカラーなど、遊び心あるカラーばかりで、ルアーを見ていると、これでチヌを釣りたいなとワクワクさせてくれる、他のルアーメーカーにはないカラーリングがとても魅力的です。
一見すると自然界にないようなド派手なカラーリングは、人によって全く釣れる気がしないカラーと思ってしまうかもしれません。
もちろん、一部のエリアではクリア系やリアル系じゃないと釣れないという声も聞いた事はありますが、ことチヌトップにおいては、条件などが揃えばカラーはあまり関係ないような気がします。
- タックルハウスのフィードポッパー(CFP70)のカラー変更バージョンがこのルアー
- 派手で可愛らしいカラーリングが特徴のポッパー
次は70Pの使い方やチヌトップが成立する条件や場所など、詳しくご紹介していきます。
Go-Phish 70Pの使い方

Go-Phish 70Pの基本的な使い方は、連続ポッピング、スプラッシュ、ジャークの3種類です。
このルアーはポッパーですので、基本的にはポッピングで誘います。このルアーの魅力的な所は、なんといっても甘く良い感じのポップ音が出るところですね。
誘い方、使い方のイメージとしては次の通りです。
- 連続ポッピング
- スプラッシュ
- ジャーク
順にご説明していきます。
ポッピングのやり方とコツ

連続ポッピングの場合、70Pは他のポッパーのように首を左右に振るアクションがあまり出ません。
ロッドをチョンチョンと連続でアクションさせると、ポコポコと音を立てながら、チヌを誘います。
途中でストップを入れても良いですし、効率良くストップを入れずに誘い続けても良いでしょう。
まずは大きくアクションさせない事や、大きくポップ音を出さずに誘うのを意識して使ってみましょう。
効果がなければアクションを大きく、ポップ音を大きめに出すことを意識する、連続の間隔を少し開けるなど、変化をつけてトライしてみてください。
スプラッシュアクションのやり方とコツ
ロッドを立てて、少し引くようにアクションさせると、スプラッシュが出やすいです。
連続でスプラッシュさせても良いですし、一度スプラッシュさせてポーズなど、コンビネーションさせても良いでしょう。
ポコっと音を出しつつ、水飛沫が飛ぶようにアクションさせてください。
ジャーキングアクションのやり方とコツ
ロッドを長めに引くようにアクションをつけ、少しリールの巻きを入れてやるように意識して下さい。
時折ポーズを長めに取り、遠くから魚を呼ぶようなイメージで使われると良いでしょう。この使い方は小型回遊魚狙いにも有効で、チヌ以外を狙う時にも使えます。
ポッパーの使い方一つとっても、その日によって反応が良いアクションと、そうでないアクションはありますので、色々試して攻略しましょう。
- ポッピングは、余り大きく派手にはアクションさせない。
- スプラッシュは、ロッドを立てて少し引くようなイメージで。
- ジャーキングは、ロッドを長めに引く+リールの巻きを入れる。
Go-Phish 70Pの使い所

Go-Phish 70Pの使い所は、『見えチヌの存在』『濁りがある』『低めの潮位』の条件!
条件1: 見えチヌがいて、濁りが入っている
チヌをトップで狙えるポイントの目安として考えてほしいポイントは、見えチヌがいる事です。
しかしながら見えチヌは人影が見えると、ササッとスプーキーに逃げてしまう事も多いです。
そんなチヌを狙うのにとても有効な条件があります。
それはズバリ、濁りが入った時です。
ある程度の濁りは魚達にとって、つい油断してしまう状況になります。チヌにもそれが当てはまり、濁りが入った時に爆発的な釣果を得られる事があります。
濁りが入る、イコール雨後にはなりますが、雨後直ぐのフィールドは、木の枝や葉っぱなどが流れて来る事も多く、ルアーがゴミを拾って狙いにくいので、少し落ち着いたタイミングで狙ってみましょう。

条件2:潮位は低めがいい
潮位が高く、水深がある程度ある状況ですと、高活性でなければ水面に誘い出す事が難しくなります。そのた、、潮位が低く水深が浅いタイミングで、チヌにルアーを見つけてもらう事が重要になります。
例えば潮位が下がり、牡蠣瀬などが露出したようなタイミングで、チヌが背中を出しながらベイトを探しているようなシチュエーションは激アツです。
しかしながら潮位が低いと言っても、上潮で低め潮位なのか、下潮で低め潮位なのかで反応が全く違う時がありますので、ご自身の行かれる場所で、有効な潮位を探してみてくださいね。
チヌをトップで狙いやすい釣り場の例

チヌが狙いやすい釣り場は次の通りです。
- 河口域
- 干潟
- ゴロタ、磯
順にご説明していきます。
河口域について
河口域はチヌが最も多いポイントの一つです。
岩や石、牡蠣瀬も多く、橋の橋脚周りなどの付近にチヌが浮いているのをよく見かけますので、そのあたりを狙っていきます。
都市型河川においては、港湾部や運河などは岸際に餌となる貝類がついている事が多く、チヌがとても多い釣り場です。
オカッパリはもちろん、ウェーディングでもチヌが狙えます。
大型河川ですと広範囲にチヌが多く存在しますが、狙いにくいと感じた場合は、そういった河川の支流、導入河川など、小規模河川も覗いてみましょう。
チヌの存在が確認出来れば狙う価値ありです。
干潟について
干潟も河口域と同じく、岩や牡蠣瀬、地形変化周りを狙います。
地形変化が目に見えていればそのあたりを重点的に探り、深場が隣接しているようなシャローが理想的です。
干潮時にスマホで写真を撮って、干潟の地形を覚えておくと良いでしょう。
また河川の出口に隣接した干潟はチヌが好むポイントです。
干潟は潮位の変化でチヌの回遊がありますので、ある程度狙ってみて反応が無ければ、潮位が上がってきたタイミングで再度入り直しても良いです。
干潟はポイントに近づくために砂の上を歩いていく必要がありますので、ウェーディングや長靴などで対応しましょう。

河川や干潟はウェーディングが必要になる事も多いです。
ウェーダーを履く、短パンにレギンスなどのウエットウェーディングスタイルで行かれる方は多いかと思います。
砂や泥に足が埋まってしまう、ぬかるみや、滑りやすい岩や石、牡蠣殻なども多いです。
エイの存在も怖いのでウェーディングする際は十分気をつけて釣りをしてください。
ウェーディングの釣りのコツと必要な道具については、こちらのシーバスのウェーディング特集記事が良く読まれています。
ゴロタ場、磯周りについて
ゴロタ場や磯周り付近の、瀬があるような地形変化が見られる場所もチヌは大好きです。
こういった場所も水深が低め、潮位が低めのタイミングで探っていきます。
潮通しが良く、藻が生えているようなポイントは、ベイトフィッシュも多く、ポイントとして尚良いと思います。
磯は目視でチヌを探しにくいポイントですが、条件が当てはまればチヌは居ますので、丁寧に探っていきましょう。
おまけのコツ|天候と光量も大事です!
行かれる場所で潮位などをセレクトしますが、プラスアルファとして、天候やお日様の光量も考慮してください。
朝や夕まずめはルアーフィッシングにおいて有効な条件ではありますが、チヌトップにおいてはそれが当てはまらない事もあると感じています。
真昼のドピーカンの暑いシチュエーションが良い時もあれば、曇り空で人間も過ごしやすい時が良かったりします。
色々な条件を試して攻略しましょう。

Go-Phish 70Pの注意点
トップチニングでGo-Phish 70Pを使う場合は、フックは予備を準備しておこう!
このルアーにははデフォルトで国産針メーカーの8番がついています。
チヌは口の力がとても強い為、針が簡単に曲がってしまう事もしばしばありますので、替えのフックを準備して頂いた方が良いでしょう。
予め太軸のフックに交換しても良いと思いますが、まずはノーマルの状態で使って頂いて、様子を見てつぎから太軸に交換すれば良いかと思います。
チヌトップは夏の釣りですので、つい無茶になって水分補給を忘れたり、暑さにやられてしまう事がないようにしましょう。
熱中症には気をつけて、十分に対策してください。

関連記事の紹介
トップチニングのノウハウ、必要な道具については、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連①】夏はやっぱりチヌ!シーバスゲームの合間に是非!お手軽チニングゲーム。
完全初心者の方の場合、以下の記事も参考になるはずです。
【関連②】チヌのルアー釣り入門②|トップチニングの始め方【完全初心者向け】
チヌの釣り方は、トップ以外にも様々な方法があります。これらの釣り方については、以下の記事が良く読まれています。
【関連③】チヌのルアー釣り入門①|ボトムチニングの始め方【完全初心者向け】
【関連④】チヌのルアー釣り入門③|岸壁クロダイの始め方【完全初心者向け】
まとめ
チヌトップは魚さえ探す事が出来れば、誰でも気軽に楽しめる釣りです。
Go-Phish 70Pは可愛くてとても釣れるポッパーですので、ぜひ、映えるチヌを釣り上げてくださいね。
今回は70Pのチヌ狙いでのご紹介ですが、シーバスや小型回遊魚狙いでも良く釣れるルアーですので、他魚種でも是非使って頂ければと思います。
それでは今回はこの辺で。