釣り・ルアーフィッシング

チヌのルアー釣り入門①|ボトムチニングの始め方【完全初心者向け】

『チヌのルアーフィッシングを始めてみたいけど、釣り方や道具、ルアーの種類とか基本的な事がなんにもわからないぞ!』っていう超入門者のための記事です。

チヌ(黒鯛)という魚は日本のほとんどの海や河口、河川域に生息し、抜群の釣り味から人気のルアーターゲットとなっています。

餌釣りにおいては日本で一番人気のある魚釣りのターゲットといえるでしょうね。

そして、比較的ルアーで釣りやすいフィッシュイーターでもある事から、近年この魚のルアーフィッシングが大きなブームになっているんです!

ってなわけで本記事では、初心者でも比較的簡単に釣れるボトムのチニングに絞って、この釣りの始め方を徹底解説しています!

ボトムチニングのルアー

 

チヌ(黒鯛)とはどのような魚か?

チヌとは黒鯛の別称であり、主に関西方面での地方名だったのですが、今では全国区でもこの名称で呼ばれています。日本を代表する魚である真鯛を真っ黒に染め上げたような武骨な姿形をしており、『野武士』なんて呼ばれ方もされる事があります。

ルアーフィッシングの世界でチヌというと、この黒鯛だけでなく、非常によく似たキビレという魚も含める事が普通であり、これらの二種類のターゲットをルアーで狙う釣りの事を『チニング』と言います。

チヌとキビレの大きな違いは鰭(ヒレ)の色にあり、チヌが黒であるのに対して、キビレはその名の通り、ヒレが黄色です。

こちらが黒鯛(↓) 見た目もヒレも真っ黒です。

そして、こちらがキビレ(↓) 全体的に銀色から白っぽく、ヒレの一部が黄色いのが判ると思います。

チヌ、キビレともにルアーで狙うことができますが、その食性、産卵の時期、生息域などに明らかな違いがあります。そのため、地域やフィールド、ポイントごとにどちらが釣れやすいかというクセのようなものがあります。

一般的には東日本側ではチヌ(黒鯛)が多く、西日本側ではチヌとキビレの両方を狙える地域が多いです。

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チヌのルアー釣り(チニング)の魅力とは?

私(編集部・るあらび)は、夏場のトップウォーターゲームと厳冬期のボトムゲームの時期にこの釣りをします。特に夏の6月~9月は、ほとんどトップチニングばかりですね。

そんな私が、なぜこの釣りが多くのアングラーを虜にしているのか、真剣に考えてみました。

大きく以下の6つに集約されると感じています。

①チヌは大興奮のトップゲームで数釣りが楽しめる!だからこの釣りは楽しい!

チヌ、キビレはどちらも、夏場のハイシーズンになるとトップウォーターゲームで派手に水面を割ってルアーにアタックしてきます。

このトップゲームでのバイトの瞬間は、何回味わっても非常に興奮します。

突然水面が割れるようなバイトの時もあれば、ルアーの後ろに大きな波紋が立ち、チヌが数秒間ルアーを追尾したのちに、『バッシャーン!』と爆発音のような派手なバイトが出る時もあります。

一回として同じバイトシーンはありません。それぞれのバイトの瞬間に、その時だけのドラマがあるんです。

『トップで狙って釣れる!』というこの快感は、他の魚種ではなかなか無いのでやはり病みつきになってしまいますね。

しかもトップチニングは、他のルアーフィッシングと比較しても数釣りがしやすいんですよ例えば7月~8月初旬のハイシーズンともなると、ボウズとなる事はほとんどなく、運にさえ恵まれれば『ツ抜け(=二けた釣果)』だって狙えます。

トップウォーターゲームで、しかも陸っぱりの釣りで二けた釣果ですよ?

私はこのチヌという魚ほど、トップで釣りやすいターゲットを他に知りません。だからこそ、この釣りにハマっているといえますね。

②チヌは文句なしにかっこいい!だからこの釣りは楽しい!

上の写真は、私が初めてトップウォーターゲームで釣り上げたチヌです。サイズは42cmと決して大型とは言えませんが、とにかくかっこいいと思いませんか?

(参考:このチヌを釣り上げるまでの経緯については、『釣行回顧録|夏のトップチニング編(2017年7月)』に詳しくまとめています。)

真鯛に似た美しい流線形のフォルムに、全身は墨汁をかけたかのような漆黒、そして、ギョロリとした目玉には闘争心がまだ残っているかのようで、とても力強い生命感を感じます。

『The 闘争本能!』といったイメージがピッタリの美しさと力強さを、私はこのチヌという魚からいつも感じてしまうのです。

姿、形、色合い、その全てが『とにかくカッコいい!』と言い切れる魚、それがチヌというターゲットの魅力ですね。

③チヌは引き味とファイトが最高!だからこの釣りは楽しい!

チヌ、キビレはともに、見た目のサイズ感以上に引きが強く、フッキングしてからのファイトが非常に派手です。

シーバスのように派手にジャンプしてエラ洗いする事は稀ですが、グイグイと海底へ突っ込むような独特のファイトは、ロッドを根本から大きく曲げて非常に心地よい生命感を感じさせてくれます。

そうかと思えば、急に進行方向を変えて横方向へと突っ走り、テトラなどの構造物へと潜り込んでラインを切ろうとする事もあります。

つまり、チヌは非常に頭が良い魚であり、どこに潜り込めば釣り上げられることなく逃げ切れるか考えながらファイトするんですよね。

そして、このような攻防をロッドの操作テクニックでしのぎ切ると、体力を消耗しきったチヌはそれまでのファイトが嘘であったかのように、ぽっかりと水面へと浮き上がり、無抵抗になります。

その姿はまるで、戦いに敗れて素直に負けを認め降伏する戦士のようであり、私はこの浮かび上がる姿に、チヌという魚の『潔さ』を感じてしまうのです。

チヌが『野武士』と呼ばれる理由の一つも、この美しい勝負感の美学にあるのだと思います。

潔く、そして美しいファイトを見せる魚、それがチヌという野武士の魅力の一つなのです。

④チヌはどこにでもいる身近な魚!だからこの釣りは楽しい!

チヌ、キビレは環境適応性が広く、外洋の磯場から港湾部、河口、そして大規模河川の中流域のような完全淡水の環境にまで幅広く生息しています。

そこに海があれば、そして水があれば、それだけでチヌがいる可能性が期待できると言って良いでしょう。

そのため、仕事帰りにふらりと夜釣りを楽しんだり、近所の小さな漁港で休日の遊びにチニングを楽しむ事もできます。

このお手軽さもまた、チニングの大きな魅力になっていますね。

⑤チニングは数釣りが楽しめる!だからこの釣りは楽しい!

チヌ、キビレは数匹の群れで行動する習性があるため、一匹釣れるとバタバタと連発で釣れやすい魚です。

また、日本の沿岸部では元々の個体数も多いため、釣れやすさという意味では最初から釣りのターゲットになりやすい性質もあります。

しかも、潮位変化や釣れる時間に比較的鈍感な傾向があり、潮止まりの時間帯や夏の真昼間であってもルアーに激しくアタックしてくれやすい特徴があります。

魚釣りは、最終的には釣れてこその楽しみだと私は考えているので、このような『釣れやすさと数釣りの可能性』もまた、チニングというゲームの大きな魅力であると考えています。

⑥チニングは一年中楽しめる!だからこの釣りは楽しい!

チニングのターゲットであるチヌ、キビレは、非常によく似た魚ではありますが、生態学的な特徴が微妙に異なります。

例えば産卵の時期が大きくずれており、チヌは春先の3月~5月、キビレの場合は秋の9月~11月がそれにあたります。

そのため、チヌが産卵のために姿を消している時期は、キビレが接岸して海岸線沿いを群雄割拠し、一方でキビレが産卵で姿を消している時期は、チヌが接岸して我が物顔で泳ぎ回っています。

また、チヌの方がキビレよりも適水温が高いです。そのため、キビレが夏バテ中の8月の真昼間でも、チヌであれば果敢にルアーを追いかける姿が見られます。

一方でキビレは適水温がチヌよりも若干低めです。そのため、チヌが越冬のために沖へ帰りだす秋以降であっても、キビレは晩秋の11月くらいまでダラダラと釣れ続ける傾向にあります。

このような生態学的な差異があるおかげで、チニングという釣りでは一年中どちらかの魚種がルアーで狙えるという珍しい特徴があります。

真冬の時期も含めて一年中ルアーで狙える魚は非常に珍しく、ルアーマンを飽きさせない点もこの釣りの大きな魅力ですね。

(関連記事:釣行回顧録(2018年2月)|冬のシーバス狩り&チニング編

 

チヌが釣れるポイントについて

チヌ、キビレは基本的には汽水域を好む魚ですが、非常に環境適応性が高く、河川の完全な淡水域まで遡上する事もあります。そのため、街中の河川中流域でもその姿を見かける事も多く、シーバスと並んで人間にとって身近な魚であると言えます。

  • サーフ
  • 干潟
  • 港湾部
  • 防波堤の壁際
  • テトラ帯
  • 河口周辺
  • 河川中流域

このような環境であればほとんどの場合、チヌが釣れる可能性があります。そしてその中でも特に熱いのが、河口および河口周辺の港湾部です。

なぜなら、このようなフィールドは典型的な汽水域、もしくはその影響を受けやすい環境であるためベイトも集まりやすくなっており、自然とチヌ、キビレも集まりやすいからです。

この点については、シーバスなどの典型的なフィッシュイーターと共通する性質といえます。

このような『汽水域、河口周辺の特徴』については以下の記事で詳しく説明しているので、興味がある人はチェックしてみて下さい。

初心者のためのシーバスルアー釣り入門|釣り方と釣れるルアーのヒント

初心者のためのヒラメルアー釣り超入門|最初の一匹目を釣るまでのヒント

また、チヌ、キビレはハードボトム、つまり、『底質が固いエリア』を好む特性があります。そのため、例えば単純な砂地の地形よりも、砂利や大きな石、沈みテトラ、岩などの何らかの構造物につきやすいです。

このような構造物などの地形変化を見つけ、タイトにルアーを通してあげる事がこの釣りの基本になります。

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トップゲームとボトムゲーム|二種類あるチヌの釣り方について

チヌのルアー釣りは、釣り方という点から大きく二種類に分類されます。

一つは水面に浮かぶトップウォータールアーを用いたトップゲーム、そしてもう一つが、海底をはわせるようにしてルアーを動かすボトムゲームです。

この二種類の釣りは全く特徴が異なっており、釣行時間帯や季節に応じて使い分ける事が釣果を大きく左右します。

①トップゲームは初夏~真夏のデイゲームの釣り

チヌ、キビレは海水温が20℃前後となる6月くらいから活発にベイトを捕食し出します。そしてこの現象は、多少の地域性はありますが海水温がピークとなる9月中旬くらいまで続きます。

この時期のチヌ、キビレは水面を泳ぎ回るイワシなどのベイトを好んで捕食するため、水面での釣りであるトップウォーターゲームが楽しめます。

  • ポッパー
  • ペンシルベイト
  • スイッシャー

このようなルアーを用いて、水面をパニックになって泳ぎ回るベイトを演出するアクションでチヌを誘います。特に梅雨明けの7月から真夏の8月がこの釣りの最盛期であり、朝マズメ、夕マズメの時間帯は数釣りがトップで楽しめます。

なお、このエキサイティングな夏のトップチニングについては、私(編集部・るあらび)の実釣記録も公開していますので、ぜひご一読下さいね!

釣行回顧録(2017年7月)|夏のトップチニングデビュー編

釣行回顧録(2017年8月)|夏本番にトップチニング修行してた僕のお話

釣行回顧録(2017年9月)|トップチニングの限界を知った俺の話

②ボトムゲームは夜の釣りで、特にシーズンは問わない

ワームやラバージグなどのルアーを海底にはわせて釣るズル引きゲームは、基本的には夜釣りで活躍します。これはチヌ、キビレがボトムを好む魚であり、海底付近のカニやエビなどを好んで食べる事と関係しています。

もう少し詳しく説明すると…

チヌ、キビレは夜行性の魚なのですが、この夜という時間帯は、カニ、シャコ、エビなどの底物のベイトが活発に活動するため、チヌ、キビレの意識はボトムへと向かいやすくなっています。

そのため、水面での釣りよりも、底べたっりのズル引きボトムゲームの方が相性が良いのです。

  • チヌ用のラバージグ
  • 2インチほどの小さなワーム

このようなボトムを取りやすいルアーを用いて、海底を離れないように『ズルズル』とルアーを転がすように動かしてチヌを誘います。

非常にゆっくりした釣りですが、最も釣果に繋がりやすいチニングのスタイルであり、最盛期である夏の夜釣りであれば全くの初心者でも釣果が期待できるはずですよ。

おまけ|ボトムゲームの釣行記

で、私のチヌボトムゲーム釣行記はこんな感じです。
とにかく釣れるこの釣り方、ぜひ楽しんで欲しいなって思いますねー。

 

チニングのシーズナルパターン|チヌがルアーで狙える時期と季節について

チニングは一年中楽しめる釣りではありますが、やはり季節ごとに釣りやすさの違いやシーズナルパターンが存在します。また、チヌとキビレのどちらが釣れやすいかという問題も、多くは季節性に起因します。

ここでは簡単に、四季それぞれのチヌ、キビレのシーズナルパターンを見てみましょう。

春はチヌのスポーニング、当たればデカイ!(3月~5月)

桜
桜 / Fushichiyo

越冬のため沖の深い海域へと帰っていたチヌ(黒鯛)は、3月末から5月にかけて産卵を迎えます。この時期は『ノッコミ』ともよばれる産卵前の荒食いの時期であり、チヌは群れをなって接岸し、積極的に捕食を行います。

そのため、ボトムゲームで数釣りが楽しめる時期ではありますが、季節の変わり目であることから海水温が安定しないため、釣れない時は全く釣れないというギャンブル性の高さも併せ持ちます。

ちなみに餌釣りであれば、この時期は当たり外れはそこまでなく、特に桜が咲く4月中旬以降は安定して釣れやすい季節です。

ですが、ルアーゲームの場合は、やはり海水温が20℃を超えてからがハイシーズンであり、春先はまだ少し早すぎるかな?という季節ですね。

また、この時期はキビレも接岸している時期にはなるのですが、それを補って余るほどのチヌ(黒鯛)の個体数が多くなっています。
そのため、基本的にはキビレよりもチヌが釣れやすい時期です。

夏はトップのハイシーズン!チヌ、キビレの両方が狙えます。(6月~8月)

多くの地域で海水温が20℃を超える6月~8月は、チヌ、キビレともに最も活性が高い季節になります。

またこの時期は、カタクチイワシなどのベイトも活発に活動しますので、それを捕食するためにチヌ、キビレも積極的にベイトを追いかけまわします。

この季節は、もちろん夜釣りでボトムゲームも楽しめますが、やはりデイゲームのトップウォーターの釣りがお勧めです。なぜかというと、昼間のチヌ、キビレは意識が水面へ向いている事が多いため、ボトムでの釣りよりもトップの方がバイトを出しやすいからです。

こんなに簡単にトップで釣れていいのか?と思うくらいに、この時期のチヌ、キビレは水面を強く意識していますので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。

ちなみにこの時期は、チヌ、キビレ共に接岸しているため両方とも狙えます。

ですが、チヌの方が若干暑さに耐性を持つため、完全に日が上ってからの釣果はチヌが多くなる傾向が高いですね。

秋はチヌが沖へ帰り、キビレの釣果が目立つシーズン(9月~11月)

紅葉
紅葉 / ColdSleeper

9月も半ばを過ぎると、海水温は少しずつ低下をし始めます。これに対応するかのようにチヌが越冬へ向けての荒食いを開始しながら徐々に沖の深い海へと帰り支度を始めます。

そして10月も半ばを過ぎると、日本沿岸部の多くの地域では、チヌはその姿を見かける機会が随分と減ってしまいます。

ただし、この時期であってもキビレはまだ岸際に寄ったまま活動している事が多いです。これはキビレがチヌに比べて低温にも耐性があり、さらに秋という季節がキビレの産卵期であるため、産卵前の荒食い(ノッコミ)の個体も増えてくるからです。

そのため、チヌよりもキビレの釣果が増える季節といえます。

水温の問題から昼間のトップウォーターゲームはかなり厳しくなりますが、夜のボトムズル引きゲームや、朝マズメ、夕まずめのプラッギングゲームが楽しめる時期であり、数釣りよりも大型サイズ狙いの季節でもありますね。

冬はキビレのアフタースポーン(=産卵後の体力回復期)がアツい隠れたハイシーズン!(12月~2月)

RY1_8082
RY1_8082 / Ryosuke Yagi

12月ともなると海水温も20℃を下回る地域が増え始めます。この時期は、チヌの場合は、多くの個体が沖へと帰ってしまっているため、沿岸部で釣れる事は非常に稀です。

一方キビレは、晩秋までに産卵行動を終わらせ、一時的な絶食期を挟んだのちに、体力を回復するためにこれらの個体が再び接岸し始めます。

これをアフタースポーンと呼ぶのですが、この行動は地域によっては2月中までダラダラと続く傾向があります。なぜかというと、キビレは産卵行動を行う期間が比較的長く、さらに個体差が激しい特徴があるのです。

つまり、複数のグループに分かれたキビレが、それぞれ順番で『産卵』⇒『絶食』⇒『体力回復のための捕食』という一連の行動を繰り返します。

そのあとに冬の12月以降を迎えますので、最後のアフタースポーンが12月~2月まで長期間続く事になります。

この時期は海水温も非常に低く、一年の中でも底の底となります。そのためベイトとなる小魚も少なく、キビレも接岸はしているものの、活発にベイトを追いかける行動はとりません。

この時期キビレは、主に夜間に海底のカニやエビなどを捕食していますので、釣り方も『ナイトゲームでボトムズル引き』が最も効果的になります。

特に1月末~2月までの期間は、この『キビレのアフタースポーン狙い』のハイシーズンとなりますので、釣りものが少ない厳冬期のルアー釣りとして最適のターゲットと言えますね。

春(3月~5月):チヌのノッコミシーズン。当たるとデカいが釣果はばらつきやすい。
夏(6月~8月):チヌ、キビレのトップゲームのハイシーズン。数釣りが楽しめる。
秋(9月~11月):越冬前の荒食いモード。大型サイズが出やすい。チヌ、キビレ共に狙える。
冬(12月~2月):キビレのアフタースポーン狙いのハイシーズン。

キビレのルアーフィッシングは冬が熱いってご存知でしたか?

上の『冬のシーズナルパターン』の記事でも簡単に触れましたが、キビレの産卵は秋であり、その後に続く冬の季節は『アフタースポーン』とよばれる産卵後の体力回復期になります。

そのため、この時期は実はキビレのハイシーズンであり、特に1月末~2月中は、夜間に多くの個体が接岸してひっそりと捕食行動をしています。

この時期のキビレは海水温の影響で早いルアーの動きには反応しませんが、ゆっくりとしたボトムの釣りで充分に狙う事が可能であり、隠れたハイシーズンとなるのです。

証拠というわけではないのですが、以下の写真は2017年の2/19に、PM8:00くらいから始めたボトムズル引きゲームの時の一連の釣果です。

この日の釣行記録も公開していますので、釣り方や仕掛けなどを知りたい人はご覧になって下さいね。

釣行回顧録(2017年2月)|ナイトチニングに目覚めた僕の冬編

特に厳冬期となるこの時期は、ライバルとなる釣り人なんてほとんどいませんので、これほど簡単にキビレが狙える季節も他にありません。

寒さとの闘いにはなりますが、ほとんどボウズ知らずの爆釣を経験できる隠れたハイシーズンなんですよ!

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チヌが釣れる時間と時合いについて

チヌ、キビレは共に夜行性の魚です。そのため、釣りやすさという意味では圧倒的に夜釣りに軍配が上がります。

ですがこれは釣り方にも依存する部分があり、例えば夜釣りでトップウォーターゲームを楽しもうとしても、この時間帯のチヌは海底のカニなどを意識している事が多いため、ほとんど釣果にはつながりません。

また、チヌ・キビレをルアーで狙う場合は、他の魚ほどは潮の流れを気にする必要はない場合が多いです。

もちろん潮が大きく流れる時間帯は当たりが出やすいのですが、干潮・満潮の潮止まりの時間帯であっても、目の前をルアーが通れば捕食のスイッチが入りやすい魚であると言えます。

それ以外の時合い、釣れる時間については他の魚と同様であり、朝マズメ、夕マズメは1日で最も釣りやすいゴールデンタイムとなります。

まとめると…

  • 夜間の潮が大きく動く時間帯(上げ7分~下げ3分)
  • 朝マズメ
  • 夕マズメ
  • 潮止まりでもチャンスあり!

絶対に外せないのは朝マズメ、夕マズメであり、この時間と潮止まりが重なっていても、チニングであれば充分にチャンスがあると考えておけば良いと思います。

 

チニングのタックルと最低限必要な装備について

チニングは大きなブームになってきており、チヌ専用ロッドも数多く販売されています。

そして、トップゲーム、ボトムゲームの2つの釣り方があるチニングにおいては、それぞれの釣り方でロッドを使い分けする事が一番の理想となります。

そこでまず、これらの2つの釣り方に適したロッドの特徴を説明したいと思います。

トップゲームに適したロッド⇒8ftまでのスローテーパが使いやすい!

トップウォーターゲームにおいては、長くても8ft (2.4m)までが理想的であり、短いほどアクションはつけやすくなりますが、遠投性が犠牲になります。

8ftより長くなると極端に細かいロッドアクションが難しくなるので注意が必要です。

また調子はスローテーパー(=ロッドの真ん中付近から曲がり始めるタイプ)のものを選ぶのがコツになります。

これは、ファーストテーパー(=ロッドの先から曲がり始めるタイプ)の調子の場合は、ロッド操作に対してルアーの動きが敏感に反応しすぎるため、微妙なアクションがつけづらくなってしまうからです。

さらに、ファーストテーパーのロッドをトップゲーム使う場合は、チヌのバイトがあった場合にロッドの反発力が大きいため、せっかくのバイトを弾いてしまう事が多いです。

一方スローテーパーよりのロッドであれば、チヌのバイトに対してロッドが追従するため、バイトを弾きづらく、自然にフッキングが決まりやすくなっています。

以上まとめると…

  • 長さ8ftまで
  • スローテーパー

この2つの条件を満たしたチヌ専用ロッドが理想的であると言えます。

なお、ロッドの固さは投げるルアーの重量やフィールド特性に依存しますが、一般的にはライトアクション(適合ルアー重量12g前後まで)が多くのフィールドに対応できますよ。

ボトムゲームに適したロッド⇒ボトム感度に優れた柔らかいティップのロッドが使いやすい!

ボトムのチニングにおいては、海底の地形変化を感じやすいボトム感度に優れたロッドが理想的です。そのためには、ティップ(=ロッドの穂先)の柔軟さが必要とされます。

ボトム専用のチニングロッドの一部では、ソリッドティップとよばれる細くて柔らかい感度重視のティップが採用されていまが、これもそのような感度重視という理由からです。

その一方で、ベリー(ロッド中心部)からバッド(ロッドの根本)にかけては、激しいチヌの突っ込みに堪え切れるだけの頑丈さが求められます。

そのため、竿全体としてはファーストテーパー(=ロッドの先から曲がりこむタイプ)気味になります。

なお、シーバスロッドでこれを代用できるかというと、不可能ではないのですが、ティップが少し固すぎてズル引きゲームでのバイトを弾きやすくなってしまいます。

ですので、チニング専用ロッドの中でも特に、ファーストテーパー気味でティップ感度に優れたロッドが、ボトムズル引きゲームにはピッタリであると言えます。

次にロッドの長さ、そして固さについては、投げたいルアー重量により決まってきますが、一般的には長さが8ft前後(2.4m前後)で、ライトアクション(ルアー適合重量 15g程度)の硬さであれば、様々なフィールドで使用できます。

トップゲームロッドとボトムゲームロッドの違いまとめ

両ロッドの違いをまとめると以下のようになります。

トップゲーム

  • 長さ:長くても8ftまで(短い方がアクションをつけやすい)
  • 調子:スローテーパー(真ん中から曲がりこむタイプ)
  • 固さ:ライトアクション(ルアー適合重量:12g前後まで)

ボトムゲーム

  • 長さ:8ft前後(長い方が遠投性に優れていて使いやすい)
  • 調子:ファーストテーパー(ロッドの先から曲がりこむタイプ)
  • ティップ:繊細で好感度なものが良い
  • 固さ:ライトアクション(ルアー適合重量:12g前後)

両者の違いは、長さと調子の二点になると考えて下さい。

とは言っても、これはあくまで二つのゲームを使い分けする時の理想像のお話です。一本のロッドでトップゲーム、ボトムゲームの両方を楽しむ事も充分に可能です。

その場合は、長さ7.5ft,ファーストテーパー気味のチニング専用ロッドで、ティップが極端に柔らかすぎないロッド(=ソリッドティップではない物)であれば充分に対応できます。

最近ではそのような汎用型のチニング専用ロッドも数多く販売されているので、ボトムとトップの両方のチニングを楽しみたいのであれば、このような中間的な性質のロッドから始めるのが良いでしょうね。

おまけ|私がチヌのトップ&ボトムゲームで愛用しているロッドのインプレ記事

チヌのトップとボトムゲームに私がずっと愛用しているライトゲームロッドがあるんですが、きっと興味があるかな?って思います。

以下の特集記事でインプレしてますので、チヌ用ロッド選びの参考になさって下さいね♪

リールは2000~2500番クラスがお勧め

リールについては、ロッドに合わせて考えますので2000~2500番台のライトゲーム用のスピニングリールを使う事になります。

ギア比については、ボトムズル引きゲームであればスローに巻く必要があるため、ノーマルギアが圧倒的に使いやすいです。

一方でトップゲームの場合は、手返し良く巻きたいのであればハイギアの方が適してはいますが、そのような早巻きが必要なシチュエーションはトップゲームではあまり多くなく、ノーマルギアでも充分に対応できます。

ですので、特別な理由がない限りはノーマルギアを選んでおけば、トップでもボトムでも幅広く使えますね。

それ以外の増備品一式について

チニングはランガンの釣りですので、装備一式は携帯性に優れたものが便利です。具体的には以下のようなアイテムが必要となります。

  • ライフジャケット
  • フィッシュグリップ
  • 偏光グラス
  • プライヤー
  • たも網

これらの装備の詳細については以下の記事で解説していますので参考になさって下さい。

初心者のためのヒラメルアー釣り超入門|最初の一匹目を釣るまでのヒント

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チヌのボトムゲーム|使うルアーと釣り方について

仕掛けについて

タックルについては、上の『チニングのタックルと最低限必要な装備について』の項目で紹介したように、ボトム感度に優れた8ft前後のロッドに対して、2000~2500番前後のスピニングリールを合わせます。

リールに巻くメインラインは、感度重視のPEラインが標準であり、太さは0.6~0.8号前後が一般的です。
リーダーはフロロカーボンラインの10lb前後が使いやすいでしょう。

この辺がお勧めですね。

 

次にルアーのお話です。

ボトムゲームで使うルアーとしては、以下の写真のようなワームのテキサスリグ、ジグヘッドリグ、MKリグ(マッキンリグ)、そして、ズル引き専用のラバージグなどを用います。

①テキサスリグ

②ジグヘッドリグ

③MKリグ(マッキンリグ)

④ズル引き用のラバージグ

最重要ポイント|ラインはPEが必須ですよ!

チヌのボトムゲームにおいては、3~7g程度の軽いリグを使ってボトムの変化を感じ取りながらズル引きするのが基本になります。そのため、メインラインとしては感度が良いPEラインが必須となるので注意して下さい。

フロロカーボンラインやナイロンラインをメインラインとして使うと、地形の変化やチヌが付きやすい砂利石のゾーンなどを見つける事が非常に困難になってしまいます。

また、PEラインは同じ強度でも極端に細くなるため、飛距離も出やすい性質があります。ボトムゲームにおいて広く探る事は釣果に直結しますので、このような点からもPEラインが有利になります。

ボトムゲームの釣り方その①|ワーム、ラバージグでのズル引き

チヌのボトムゲームで最も一般的なのが『ズル引きゲーム』になります。

上の写真で紹介したようなワーム、ラバージグなどを用いて、地形変化を感じながらルアーが海底を離れないように、ゆっくりと底を這わせて手元まで引き寄せます。

主に夜釣りで底付近を意識しているチヌ、キビレを狙う時に効果的です。

チヌ、キビレは地形変化に付きやすい魚であり、砂利や石のような固い構造物を好みます。そのため、ズル引きの最中にこのような固い構造物を感じる事が釣果の決め手であり、そのためにも繊細なタックルが必要になってきます。

言葉で説明すると少し難しいかもしれないので、詳しくは以下の動画を参考になさって下さい。

動画の1:20付近でズル引きの実演が撮影されています。リールの巻く速度やロッドでのボトムの感じ方なども丁寧に設枚されているので、ズル引きでボトムを感じるというのがどういう事なのかイメージがつきやすいかと思います。

ボトムゲームの釣り方その②|ボトムを意識したハードルアーゲームについて

もう一つのボトムゲームが、ハードルアーを用いた釣り方です。

ワームでのズル引きよりも早い展開の釣りであり、夏から秋のデイゲームで活性の高い個体を狙う時に効果的な釣り方になります。

  • 樹脂製バイブ
  • 鉄板バイブ
  • スピンテールジグ
  • メタルジグ

このような重くて底を取りやすいルアーをボトムまで落とし、そこからリフト&フォールやボトムパンプなどのテクニックを駆使して底付近を意識しているチヌを狙います。

また、このようなハードルアーを使ったチニングには、早巻きでボトムからチヌを少し浮かせて、リアクション気味に中層付近で食わせるやや変則的な釣り方もあります。

これについては以下の動画が参考になりますので、気になる人は確認してみて下さい。

ボトムのズル引きに慣れている人にとっては『こんな早巻きで釣れるの?』と意外に思うかもしれませんが、夏のデイゲームではこのパターンでしか釣れない事もあり、非常にエキサイティングなゲームですよ!

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ボトムのズル引きゲームにおすすめチヌルアー5選!

ネガカリノタテ(SHIMANO)

根掛かりしずらい設計のズル引き用のラバージグと専用ワームのセットです。スプーンのような形状のシンカーの上にフックが載っているため、針先が根にかかりづらい仕様になっています。

また、専用ワームであるブリームキャッチャーをセットして使うのですが、このワームは浮力が強いため、ネガカリノタテにセットするとフックが海底から少し浮く形になり、より一層根掛かりを軽減してくれます。

ボトムを浮かないようにゆっくりとズル引きすると、高浮力のワームがふわふわと海底付近で揺らめき、ボトムを意識しているチヌを
自動で誘ってくれます。

非常に釣果実績に優れたチヌ専用のズル引きラバージグです。

 

根魚ボンボン チヌSP

おそらく一番有名で、そして最も歴史のあるチヌ専用のラバージグです。ヘッドのシンカー部分が浮力のある素材でコーティングされているため全体の比重が軽くなっており、そのおかげで根掛かりもしずらくなっています。

単独でも釣れますが、フックには高浮力系のワーム、匂い、味付きのワームなどをセットして使うのが一般的です。

重さも3.5g、5g、7g、10g、14gの5種類が用意されており、全て揃えておけばほとんどのフィールドで対応できます。

最近はネット通販では入手困難なため、釣具屋さんで見かけたら即キープしておいた方がいいかも?

フラッシュボム (DECOY)

根魚ボンボンとよく似たラバージグですが、こちらの方が価格が安く、コスパという意味では優れています。

根魚ボンボン:一個入りで実売700円前後
フラッシュボム:二個入りで実売700円前後

また、フラッシュボムのほうが沈みが早く底を取りやすいため、流れが速いような場所ではこちらの方が使いやすい場合が多いです。

 

チヌ魂(DAIWA)

ボトムでの着底姿勢が崩れにくいバランス性に優れたズル引き専用のラバージグです。他のズル引き用ラバージグと比較しても、アクション中に姿勢が崩れにくく、不自然な動きが少ないのが特徴です。

このようなハイバランス設計のおかげもあり、ズル引きだけでなく、リフト&フォールのような縦のアクションでもチヌに口を使わせるのが得意なラバージグですね。

高浮力系ワームをトレーラーとして使うと、バランスの良い姿勢とワームのふわふわした動きでアピール力も強化されます。

ズル引きコーン(オサムズ ファクトリー)

(出典:オサムズ ファクトリー

コーン(トウモロコシ)に似た形状のシンカーが特徴のズル引き専用ラバージグです。シンカー部分はボトムへの接地面積が狭くなっているため、底質の変化を感じやすい高感度設計になっています。

シンカーの重心バランスが優れているので飛距離も出やすく、広範囲に散ったチヌを探すような釣り方にピッタリのズル引き用ラバージグです。

 

チニング用ワームおすすめ5選!

チヌ職人 バグアンツ2インチ(エコギア)

チヌが好む匂いと味付きのホッグ系ワームです。チニングにはピッタリの2インチというサイズ感は、チヌの小さな口でもパクリと一飲みしてくれます。

ボディーから飛び出すように設置された様々なパーツは、ロッド操作に素直に反応して水中でふわふわと漂いやすく、この自然な動きのおかげでチヌのバイト誘発力が非常に高いのが特徴です。

素材は比較的固めで耐久性にも優れているのも嬉しいポイントですね。

 

ブリームキャッチャー1.8インチ(SHIMANO)

高浮力のフロート素材で作られたホッグ系ワームです。専用のラバージグであるネガカリノタテのトレーラーとして使うのが一般的ですが、他のラバージグと組み合わせても使う事ができます。

水に浮くためフック部分を海底から持ち上げる形状になり、海底でふわふわと水流に流されながら自然なアクションでチヌを誘います。

また、この特性があるためフックは海底から立ち上がる姿勢となり、結果として根掛かりの軽減にも貢献します。

固めの素材で整形されているため、フグなどの噛みつきにも強く、非常に耐久性に優れており、実はコスパが高いのも特徴です。

テキサスリグのような単体での使用よりも、ラバージグのトレーラーとして使うのに適したホッグ系ワームですね。

 

ファイティンググロー(メジャークラフト)


上で紹介したブリームキャッチャーとよく似た高浮力系チニングワームです。ブリームキャッチャーよりも浮力は若干弱く、また素材のは少し柔らかく仕上がっています。

ブリームキャッチャーとの大きな違いは価格面と耐久性ですね。

ファイティンググロー:五個入りで実売価格340円程度、素材が柔らかく複数回は使えない
ブリームキャッチャー:五個入りで実売価格600円前後、素材が弾力性に富み数回は使える

どちらを選ぶかは好みによると思いますが、根掛かりが多い所では価格が安いファイティングクローを使う方が安心ではありますね。

アマジャコ (スミス)

 

チヌの好むベイトであるシャコ類を模したワームであり、ジグヘッドリグやテキサスリグなどの単体での使用に適しています。

高浮力対応のハイフロートモデルもあり、ボトムでのアピールの強さや沈降速度を考慮しながら使い分ける事ができます。

ガルプ サンドワーム2インチ(バークレイ)

ゴカイをイミテートしたワームなのですが、これには釣れる秘密があります。

というのも、このワームは匂いと味付きのエキス(=通称ガルプ汁)に漬け込まれており、そのバイト誘発威力が異常に優れているんです。

そしてチニングとの相性も抜群であり、『ガルプで駄目ならそこにチヌはいない』なんていう都市伝説まで出る始末w

唯一の欠点としては、チヌ以外の魚も根こそぎ釣れてしまうため、ハイシーズンの夏から秋には逆に使いづらい場合もあるという事ぐらいでしょいうか

私(編集部・るあらび)は、冬のナイトゲームでどうしても釣れない時の切り札として、このサンドワームを好んで使っています。

それ以外のシーズンは釣れすぎてしまうので封印していますね。

 

夜釣りでチヌをルアーで釣るコツとは?

ボトムゲームは夜釣りで楽しむ事が多いと思うのですが、その時に絶対意識して欲しいコツが3つあります。

一つ目は、『底がとれるギリギリの重さのルアーを選ぶ事』です。

夜釣りのズル引きゲームは視界が悪く、ピンポイントにルアーをキャストするような釣りは成立しづらいです。そのため、飛距離は正義という側面があり、遠投して幅広く探る方が釣果に繋がりやすいと言えます。

ですが、飛距離を稼ぐために重すぎるジグヘッドを選ぶと、根掛かりが頻発して釣りになりません。だからといって軽すぎるジグヘッドを選ぶと、今度は底が取れずにチヌに気づいてもらえなくなります。

ですのでズル引きルアーの重さは、『そのポイントで底が取れるギリギリの重さ』を選んで下さい。

まずはこの重量を基準として手前のポイントを丁寧に探り、どうしてもアタリが出ない時に、
シンカーを重くして沖のポイントを探るのが効果的です。

二つ目は『リトリーブ速度』です。

夜間のチヌは基本的にはボトムを意識していますが、ズル引きの速度が速すぎるとルアーを見失ってしまうため、あくまで基本はデッドスローでのズル引きとなります。

ゆっくりとボトムを感じながら、カニやシャコが砂ぼこりを上げて逃げ惑うようなイメージでルアーを動かします。

具体的な巻き速度としては、私の場合は夜釣りのズル引きゲームであれば、約70cm/3秒(=シマノの2500番台の場合、リール一周を三秒かけて巻き取る)を基準にして、その日の活性に合わせて微調整しています。

この速度でボトムが取れない場合はジグヘッドやシンカーが軽すぎるので、場合によっては若干重くする場合もあります。

三つ目は『前アタリを無視する』です。

これは夜釣りというよりもボトムズル引きゲーム全般で言える事なのですが、チヌ、キビレはボトムを這いまわるようにして動いているルアーを軽く数回噛みついて追い食いし、最後にルアーを深く加えて反転し、一気に泳ぎ出します。

そのためアタリの出方が非常に独特で、『コツコツコツ・・・』という前アタリが続いたのち、『グン!』と強い本アタリがでます。

この前アタリは長い時は一分近くも続きます。この時に変にズル引きを止めたりするとチヌがルアーを見切りますので、前アタリは無視してズル引きを続けて下さい。

また、前アタリの段階でびっくりして合わせを入れてもまずフッキングする事はなく、口からルアーがすっぽ抜けるだけです。

ですので、ボトムズル引きゲームでは前アタリは完全に無視です。

最初はドキドキして合わせを入れてしまうかもしれませんが、慣れてくるとこの前アタリが本アタリに代わる瞬間がクセになります。

そして、ボトムチニングの一番楽しい瞬間が、この本アタリをかけていくというゲーム性でもあるので、迷うことなく全ての前アタリを無視して下さいw

それだけでもかなり釣果が変わってくるはずですよ!

 

まとめ

一言でまとめると…『チヌのボトムゲーム、始めてみませんか?』というお話でした。

チヌという魚は、餌釣りの世界では最も人気の釣りのターゲットであり、その釣り味の良さには定評があります。そして、この『釣魚としての魅力』が、ようやくルアーフィッシングの業界にも認識されつつあり、今がまさしくその過渡期にあたるといえそうです。

トップゲーム、ボトムゲーム、そして岸壁の落とし込みスタイルなど、様々な釣り方で一年中楽しめる魚ですので、ぜひあなたの釣りの新しいターゲットとして楽しんでみて下さい。

なお、当ブログでは、私のチニング釣行記なんかも記事にまとめてます。チヌ釣り関連の記事一覧は以下のページからチェックできるので、ご興味あればぜひご覧になって下さい♪

チヌ

本記事があなたのアウトドアライフの一助に、そして、チヌのルアーフィッシングデビューのきっかけになれば嬉しいです。

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編集部(るあらび)
編集部(るあらび)
アウトドアな俺たち編集長。 九州の南端に在住するルアーフィッシングが生きる目的な40代のおじさんです。 主に釣り、ウォーターアクティビティー関連の記事を執筆しています。 あなたがアウトドアを始めるきっかけを作れたら・・・と思ってこのメディアを立ち上げました。 。 。 。 『かっこいい大人達よ・・・もっと外で遊ぼう!』 といった事を伝えていけたらと考えています。