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「モーラナイフ」を徹底レビュー【ソロキャンプを始めるならいいナイフを持とう!】

ソロキャンプにおける「最重要アイテム」、それはナイフです。

テントや寝袋などの宿泊に関するギアはもちろんですが、その次に大切なものは何かといったら、私は真っ先にナイフを挙げます。

機能は同じなのに、これだけ価格差のあるアイテムも他にありません。どれを買えばいいか悩むアイテムでもありますね。

これからナイフを買おうと思っている人、どんなナイフがいいか迷っている人に向けて、ソロキャンプ歴10年以上の私がお気に入りのナイフを紹介します。

  • ナイフなんてどれも一緒じゃないの?
  • ソロキャンプ用にナイフを探してるんだけどどれがいい?
  • 「モーラナイフ」が人気らしいけど実際どうなの?

というような人に読んで欲しい特集記事です。

ソロキャンプを始めるならいいナイフを!

ナイフが1本あれば、料理にも薪割りにも、ブッシュクラフトにも火起こしにも使えます。とはいえどんなナイフでもいいワケではありません。

料理で食材を切るのに使ったり、ヒモを切るなどのちょっとした作業であればあまりこだわる必要はありませんが、薪を割る(バトニング)枝を切る火を起こすといった作業には、それなりの機能が備わったナイフが必要です。

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大別するとナイフはフォールディングナイフ(折りたたみナイフ)シースナイフ(鞘に収まっているナイフ)に分けることができますが、ソロキャンプではシースナイフがマストです。

フォールディングナイフフォールディングナイフは便利だが、キャンプではちょっと頼りない

 

フォールディングナイフは持ち運びには便利ですが、折りたたみの接続部分が弱く、硬いものを切ったり、ハードな使用には向いていません。

ソロキャンプで利用するならシースナイフを選びましょう。

ここからは私が愛用している「モーラナイフ」について解説してまいります。

「モーラナイフ」は本格的なナイフでありながらコスパのいい、とても人気のあるナイフです。

ソロキャンプにおススメの型も紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

要約

  • ナイフが1本あれば、料理も薪割りもブッシュクラフトも火起こしもOK
  • ナイフにはフォールディングナイフとシースナイフがある
  • ソロキャンプでは丈夫なシースナイフがマスト

「モーラナイフ」とは?

シースに収納したモーラナイフ
  • モーラナイフは130年の歴史を誇るスウェーデンを代表するナイフブランド
  • 本格派ながら比較的コスパのいいナイフで、キャンプ初心者にもおススメ
  • コレクターもいるほど種類が豊富。どれを買えばいいか迷うほど

北欧には伝統的、かつ魅力的なアウトドアブランドが多いですね。「モーラナイフ」もスウェーデンの歴史あるブランドです。

モーラナイフ創業年モーラナイフは1891年の創業

 

日本のアウトドアショップでもとてもよく見かけると思いますが、それだけ人気があり、しかもコスパがいいからでしょう。

2,000円代(3,000円以下)で買える初心者用からあり、本格的なバトニング(ナイフで薪を割ること)にも使えるフルタングタイプでも1万円前後で買うことができます。

用途に応じた、この豊富な選択肢がモーラナイフの魅力のひとつですね。

次は「モーラナイフはいろいろあってどれを買えばいいか分からない」という人向けに、2種類のおススメのモーラナイフを紹介します。

※フルタングとは?

ナイフは刃(金属部分)と持ち手で構成されています。刃の金属部分が持ち手の末端まで通っているナイフの構造を「フルタング」と呼び、バトニングなどのハードな使用にも向いています。

要約

  • モーラナイフは130年の歴史を誇るスウェーデンを代表するナイフブランド
  • 本格派だがコスパのいいナイフで、キャンプ初心者にもおススメ
  • モーラナイフは豊富な種類が魅力。初心者用から本格的なフルタングモデルまである

筆者おススメの「モーラナイフ」

モーラナイフには「OUTDOOR」「 KITCHEN」「 CRAFT」「 CLASSIC」「 CARVING」などのシリーズがあります。

もちろん我々ソロキャンパーはOUTDOORのシリーズからさがせばいいワケですが、OUTDOORシリーズにもさらに種類がたくさんあって、迷ってしまいます。

私が愛用している2種類のモーラナイフを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。用途に応じてどちらかを選んでいただければたぶん間違いありません。

私が愛用している2つの「モーラナイフ」をレビュー

私が紹介するのは「コンパニオン ヘビーデューティー」「ガーバーグ スタンダードのふたつです。

「コンパニオン ヘビーデューティー」は比較的安価ですが、扱いやすく初心者向き。「ガーバーグ スタンダード」はフルタングでバトニングも可能な本格派。

どちらも扱いやすく、ヒモを切ったり袋を開けたりする作業はもちろん、魚を捌いたり食材を切ったりするのにも向いています。

大きな違いはフルタングか、そうじゃないか。

「ガーバーグ スタンダード」はフルタングなのでブッシュクラフトやバトニングにもおススメ。

ファイヤスターターでの火起こしガーバーグスタンダードは火起こしもOK

 

「オノやナタで薪を割るからバトニングはしない」「初心者なので、先ずは安価なナイフを使ってみたい」という人は「コンパニオン ヘビーデューティー」がおススメ。

「バトニングや火起こし、ブッシュクラフトなど、ガッツリナイフを使い倒したい!」という人は「ガーバーグ スタンダード」を選びましょう。

2種類のナイフ比較下がガーバーグスタンダード。少し刃渡りが長め

 

モーラナイフ「コンパニオン ヘビーデューティー」の基本スペック

  • ブレード素材:ステンレススチール
  • ハンドル素材:ラバー
  • 刃の長さ:約10.4cm
  • 全長:約22.4cm
  • 刃の厚み:約3.2mm
  • 重量:104g(シースは含まない)
  • 付属品:プラスチックシース
    生産国:スウェーデン

モーラナイフ「コンパニオン ヘビーデューティー」のいいところ

  • コスパがいい。本格派シースナイフなのにとても安価
  • ステンレスで錆びにくく、手入れも簡単
  • フルタングではないが刃の厚みもありバトニングに使える

 

値段の安さが一番の魅力でしょう。取り合えずナイフが欲しいという人にはとてもおススメです。3.2mmと刃の厚みもあるので、バトニングに挑戦することも可能です。

モーラナイフ「コンパニオン ヘビーデューティー」の残念なところ

  • 持ち手やシースの素材など、全体的に質感がチープ
  • ファイヤスターターでの火起こしには使えない
  • バトニングにも使えるとはいえ、やはりハードな利用には不向き

値段が安い分、全体的にチープな感じがするのは仕方がありませんし、頑丈さではフルタングの「ガーバーグ スタンダード」にかないません。

バトニングにも使えるというのは、刃の厚みがあるから(刃が薄いと薪を割りにくい)で、
作りが頑丈ということではないようです。

比較的やわらかい針葉樹の薪なら問題なく割れますが、硬い広葉樹はムリすると根元から折れるかもしれません。

ブレードの背ちょっと分かりにくいですが、下がコンパニオン。ブレード(刃)の背が面取りされて、角がなめらかになっています

 

また、ブレード(刃)の背部分が面取りされており(初心者にも使いやすいよう安全にも配慮されている)、ファイヤスターターで火を起こすことはできません。

とはいえおススメのナイフであることに間違いなし。

初めてのナイフで迷ったら、モーラナイフ「コンパニオン ヘビーデューティー」をおススメします。

安価ですが切れ味は申し分なく、最初に選ぶナイフとしては最高の1本でしょう。

 

モーラナイフ「ガーバーグ スタンダード」の基本スペック

  • ブレード素材:ステンレススチール
  • ハンドル素材:ポリアミド
  • 刃の長さ:約10.9cm
  • 全長:約22.9cm
  • 刃の厚み:約3.2mm
  • 重量:約170g(シースは含まない)
  • 付属品:プラスチックシース、ベルトループ
  • 生産国:スウェーデン

モーラナイフ「ガーバーグ スタンダード」のいいところ

  • 本格的なフルタングナイフの中ではかなりコスパがいい
  • ステンレスで手入れが簡単。しかもとても頑丈
  • バトニングはもちろん、ファイヤスターターでの火起こしにも使える

 

「ガーバーグ スタンダード」はモーラナイフ初のフルタングモデル。本格的な仕様ながらコスパがいいのが魅力です。カーボンタイプもありますが、特にこだわりがなければ手入れが簡単なステンレスが絶対おススメ。

フルタングなので、バトニングに使えるのは当然ですが、ブレード(刃)の背とグリップエンドの金属部分は、面取りされておらず直角のままなのでどちらでもファイヤスターターでの火起こしが可能です。

グリップエンドグリップエンドの金属部分を使えば、シース(鞘)にしまったまま火起こしができるので安全

 

モーラナイフ「ガーバーグ スタンダード」の残念なところ

  • コンパニオンほどチープではないが、やはり大量生産されているナイフという感じ
  • フルタングなので当然と言えば当然だが、ちょと重い
  • 金属部分が面取りされていないので直に触ると結構危ない

残念なところといっても、それがいい部分の裏返しなので実はほとんど気になりません。

大量生産だからコスパがいいワケですし、フルタングは重くて当然。だから丈夫なんです。

金属部分はファイヤスターターで火を起こせるように、敢えて面取りをしていないので、これはむしろ長所と言えます。ただし直に触れないよう気を付けましょう。

 

モーラナイフのまとめ

「モーラナイフ」は本格的なアウトドア用ナイフでありながらコスパがよく、キャンパーにとても人気のナイフです。

当記事では、これからソロキャンプ用にナイフを買おうと思っている人に向けて、私が実際に使用しているおススメの「モーラナイフ」を紹介してまいりました。

モーラナイフは種類も豊富で初心者は迷うかもしれませんが、用途(自分がやりたいこと)で選んでいただければ問題ありません。

あまりお金をかけずに、取り合えず万能なナイフが欲しいという人は「コンパニオン ヘビーデューティー」がおススメ。

 

本格的なバトニングやファイヤスターターでの火起こしもやってみたいという人は、フルタングの「ガーバーグ スタンダード」を選んでいただければいいでしょう。

 

どちらも後悔することはないと思います。

ナイフはソロキャンプにおいて必須アイテムです。ぜひ当記事を参考に最高の1本を手にいれてください。

尚、正当な理由なくナイフを所持していると罰せられます。ナイフの取り扱いには十分注意してくださいね。

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ABOUT ME
リュウ.A
東京都多摩地区在住の副業ライター。キャンプ、釣りなどのアウトドア歴10年以上。学生時代にテントひとつ持ってバイクで日本を一周し、以来ソロキャンプにハマる。普段は主に道志川、富士五湖周辺で活動中。