釣行記

釣行回顧録(2019年4月)|カマスに救われたおじさんの春

4月といえば季節の変わり目。

どん底だった海水温も少しずつ上がり始めて、餌釣りのおっちゃん達の釣果が上がり始める、そんな季節です。

だがしかーし!

私(編集部・るあらび)は、4月の海の釣りが超苦手。だって、海水温が安定してない事あって、餌じゃ釣れるかもしれませんが、ルアーじゃまともに釣れないんだもん!

とまぁそんなわけで、例年ですと私は、4月はバス釣りに逃げる事が多いんですが、今年のオイラはちょっと違いました。

ひょんな事から某漁港でガチの釣り師と出会い、そして聞いた驚愕の事実・・・

(/・ω・)/ 『この漁港さ、ここ数年くらいずっと、4月~5月はカマスが入れ食いになっててさ、もう、すんげぇえのw』

で、オイラも『鹿児島 春のカマス祭り』に参戦したんだぜ!っていう、そんな4月の俺の釣りをここに報告しまーす!

 

2019年4月釣果まとめ

釣行回数 4回
勝率 4戦2勝2敗
釣果まとめ カマスx13匹(キープ分)
場所
  • イカDQNの港 x 1回
  • ワンコなサーフ x 1 回
  • 北西風な地磯 x 1回
  • ナメック星な地磯 x 1回
  • ブリッブリな堤防 x 1回
  • シイラの聖地 x 2回
  • カマスおじさんの漁港 2回

季節の変わり目は、ランガンしまくらないと釣れませんぞ!

釣行時間
  • 朝まずめ⇒ほげラッシュ!
  • 夕まずめ⇒カマスラッシュ!

やっぱこの時期は夕まずめがいいですねぇ。

海水温の影響か、それとも水温以外の『夕まずめやる気スイッチ』があるのか・・・

ホントの理由はよく判りませんが、夕方4時も過ぎて、太陽が真っ赤に染まると、魚とオイラのテンションが上がる、そんな春でございました。

 

2019年4月の俺の物語

第一章:ホゲおじさん、路頭に迷う!の巻

4/1, 湾奥の某漁港に出向く俺

(; ・`д・´) 『そろそろおチヌ様が釣れだしたりしてないかなぁ?』

ってわけで、錦江湾奥某所の小さな漁港に出向きますが…

釣れる気がしない海が目の前に広がるのみでして、二時間ほどで撤収でございます~

で、4/8, 某サーフと某地磯に出向く俺

(/・ω・)/ 『おおぉ!恵みの南東風⇒北西風のスペシャルコンボじゃ!シーバス様の顔が見れるかもしれんぞぉおお!』

 

この日は結局、朝一で攻めたサーフでショートバイトが一回あっただけでして、あえなく撃沈。。。orz

ってなわけで三月から数えて、三週連続ホゲおじさんとなった俺。『もう後がないっ!』てなわけでして、魚の感触を既に忘れかけてしまいそうになったおじさんは、必殺技を使う事にしました。

(; ・`д・´) 『よし!来週はいっちょ仕事をサボって、新天地を開拓じゃ!フヒヒ。』

第二章:運命の出会いって、あるんだよ?

4月某日、仕事をサボって車を走らせる俺がそこにいました

(画像はイメージです。)

鹿児島西海岸を南に下って疾走する俺。風に吹かれて気分は絶好調。

仕事の事など今はどうでも良いのです。ただただ私は、魚を釣りたいと願うだけの孤高の狩人なのでございます。

 

で、いつもはスルーする某漁港に寄ってみました。
『そういえばこの漁港、詳しく調査した事なかったなぁ~』って気が付いて、休憩がてらに寄っただけなんですが…

(; ・`д・´) 『真昼間の一時過ぎなのに、餌師のおっちゃんが堤防に群れとるがな!!!』

 

なんという事でしょう!

私がいつもスルーしていたこの漁港に、餌釣りのおっちゃんが大群となって押し寄せているだけでなく、血気盛んに竿を出して待ち構えておるのです。

私はね、もうニンマリしちゃいました。

だって、釣れてない漁港に釣り人が、しかも真昼間からいる理由なんてないじゃないですか?という事は、これはもう、パラダイスの証明っていうわけです!

で、『ルアーマンはいねぇかぁああ???』と呟きながら、この漁港を探検していると…スピンテールジグをブォオオン!と投げる、ルアーガチ勢のお兄さんを一人発見です!

目が合う二人。

先に口を開いた方が負け!なんていうルールはないので、開放性前回で話かける孤高の狩人、その名は『The 俺』でございます。

遠慮など、知らぬ!

俺 (; ・`д・´)『こんな真昼間に、何か釣れるんっすか?っていうか仕事は?今日は平日っすよ?無職っすか?』

 

孤高のルアーマンさん ( *´艸`)『ぶわっはっは!初対面の相手に無職はないだろw 平日にブラブラしてるのはお互い様じゃねえかw』

 

俺 (; ・`д・´) 『じゃあ、お互いに無職って事にしましょうw で、何が釣れますのん?』

 

孤高のルアーマンさん ( *´艸`)『うーん。。。まぁいいっか。カマスの群れがね、港湾内に入っとるの。で、ボトムを取れば真昼間でも釣れるってわけ。』

 

俺(; ・`д・´)『カマス?いやいやいや、カマスは昼間は沖で、朝と夕のマズメだけ接岸が普通でしょ?こんな時間に湾内で釣れるわけないしw』

 

孤高のルアーマンさん( *´艸`)『それがねぇ、釣れちゃんだなw もちろん夕まずめがベストだけど、昼間でもルアーなら釣れるよ。』

詳しく話を聞いてみると、どうもこの漁港は地形が特殊みたいなんですよ。ざっくり解説すると、すり鉢状の地形が港湾内に点在していて、その付近にカマスの群れが閉じ込めらるようなイメージで居着いちゃってるんだそうな。

ってなわけで、真昼間でもすり鉢状の地形付近のボトムをネチネチ攻めていれば、一定の確率でカマスが釣れちゃうんですって。

しかも、朝まずめと夕まずめの時間帯になると、この『港湾内カマス軍団』が泳層を上げてくるので、中層より上でアホほどカマスが釣れるっていう事みたいなんです。

つまりこの漁港は・・・

『回遊魚であるカマスが居着く、なぞの海域』として成立してまして、地元ではかなりメジャーな『春のカマスフェスティバル会場』となっているんだそうです。

(; ・`д・´)『先生!来週も、まだカマスは釣れますか????』

 

( *´艸`)『五月中旬くらいまでは、ずっとこのパターン続くよ~』

 

(; ・`д・´)『パイセン!押忍!』

ってなわけでこの日、私にとって大きな収穫があったのです。

春のカマス祭り、これはもう、参戦するっきゃない!!!

第三章~カマス祭りへ、ようこそ♪~

4/15: 初陣にて

ってなわけで、この日が私にとっての記念すべき『鹿児島、春のカマス祭り』の初日でございます。

現場着は夕方4時くらいでしたね。『海水温の充分な上昇と日の入り』が重なる夕まずめがゴールデンタイムと予想して、この時間にしてみました。

で、先週運命の出会いを果たしたパイセンを探しますが、あいにくこの日は不在。まあ、仕方がないので、パイセンが先週釣ってたポイントを問答無用で拝借しまして、時合いを待ちます。

 

時合いを、待ちます。

時合いを、待ちます。

時合いを、待ちます。

時合いを、待ちきれなくなります。

もう、時合いじゃなかな?って気がしてきます。

もう、時合いだよねーって気がしてきます。

もう、時合いに決まってるよね?っていう確信が湧いてきました。

この間、約五分。

様子見って事で、まずは18 gメタルマルをぶん投げてボトムを取って、ワンピッチジャークで斜めにレンジを切り上げてくると…

ガガガガッ!っと懐かしい生命の感触がロッドを震わせるじゃないですか、奥さん!

 

(; ・`д・´)『マジでボトムにうじゃうじゃしとるがな!!』

スレがかりではありますが、それでも実に四週間ぶりの釣果でございまして、やっぱり嬉しいわけですよw

『ようやく海の中も春がはじまったみたいだ!』って実感できて、おじさんはこの日、全ての苦労が報われたように感じました。

もう、感激でございます。

で、太陽もオレンジ色になる午後六時くらいに大きな時合いに突入です。

面白いもんでして、この時間帯になると急に、ボトムに沈んていたカマス軍団は泳層を上げてきます。その瞬間に海面全体が『ザワッ』と生命感で溢れれて、それを合図にそこりゃじゅうのルアーマンのロッドが曲がりまして・・・

 

(/・ω・)/『浮いてきた!』

(/・ω・)/『時合いじゃ!』

(/・ω・)/『カマス様がおいでなすった!』

で、こうなるわけだ!

4週間ぶりの釣果は非常に嬉しかったんですが、一つだけ不満というか、謎の現象も確認されました。

というのは、この日キープした4匹のうち、半分がスレがかり・・・

なぜこのような現象が起きるかというと、要するに魚影が濃すぎみたいなんです。そのため大き目のジャーク入れるとすぐにスレでかかるんですよね~

で、ジャークを入れないでただ巻きすると、ガツガツあたるけどフッキングしないんです。

そのため、ただ巻きの途中でワンピッチショートジャークを入れてリアクションバイトを狙うようなイメージの釣り方をしないと、なかなか口にフッキングしてくれないみたいなんです。

難しさと簡単さが共存する、まるでエリアフィッシングのような漁港のカマス釣りとなりましたが、まあ、これはこれでオモロイ!って感じの、そんなカマスフェスティバル初日でございました~

4/22 ~カマス祭り2nd~

空けて一週間後。

ちょいと早めに現場を偵察にきたおじさんは、驚愕の現実を目にします。

上の写真の青で囲った部分に、うっすらと白い棒状の何かが大群になってるの、解りますか?

これ、カマスの群れなんですw

 

(; ・`д・´)『真昼間に、数百匹単位のカマスの群れが、漁港の奥の奥というピンポイントに群れていて、しかも表層に浮いとる!』

この漁港、カマスの秘密基地なんじゃね?って疑ってしまうような、そんな壮絶な光景でございました。まぁ、一瞬でこの群れは沈んでどっか行ってしまいましたが、それでもこの光景を見ると、テンションが上がりますw

この日は『ジグサビキ+メタルマル』っていう必殺技を試して・・・

カマスに口を使わせるゲームで遊んでました。

で、夕方くらいまで粘ると、大漁となるわけだ、これが。

ちなみに、この日もやっぱり夕まずめとなると、スレがかりの確立が高くなってしまいます。ジグサビキではほとんどスレで入れがかりになってしまったため、自主的に封印したくらいです。

そんな中、口でのバイト率100%をマークしたのがこれ!

時合い中に投げ倒したので、写真を撮る時間が無くってですね、そのため、しっかりとVJ16を咥えたカマス様の画像が一枚も残っていないんですが…

『中層より上をスローにただ巻き』という単純な攻略で、カマス様が下から喰いあげるようなバイトが出ます。で、トレブルフックが下向きに二個もついてますので、口にフッキングする確率も爆上げっていうメカニズムです。

VJ16特有の『強めのウォブリング+スローな横の動き』ってのも、ここのカマスを狂わせるみたいでして、他のワームとのヒット率の差なんかも試してみたくなりますね~。

(参考記事:新世代シーバスワーム|VJ(バイブレーションジグヘッド)はなぜ釣れる?

ってなわけで春のカマス祭り、まだまだ私は腕と経験が追い付いていませんが、かなり楽しい遊びだって事が解って、大満足でございました。

いつまでこのお祭りが続くかわかりませんが、チャンスがあればもう一回くらい参戦するかも???って感じでございます~

 

2019年4月釣行備忘録

ってなわけで4月の俺ですが、前半のホゲラッシュが嘘のように、後半のカマス祭りで爆釣したっていう結果でございました。

『4月の海なんてルアーじゃまだ釣れない!』っていう思い込みがいい意味で覆されて、新しい発見でしたね。

春先のカマスゲーム、おそらく日本全国で楽しめるかと思いますので、ぜひお試しあれ~

美味しいカマス様が君を待っているんだぜ!

 

 

関連記事の紹介

4月のバス釣り釣行記

春先の4月、私は例年だとバス釣りばっかりして癒されてます。例えばこんな感じですね~

釣行回顧録(2017年4月)|子バスが知らせる山の春編

釣行回顧録(2018年4月)|そうだ、バス釣り、行こう。。。の巻

海よりも湖や淡水の方が春が来るのが早いので。この時期のバス釣りもかなり面白いですよ~

海のライトゲームのハウツー記事

本記事で登場するカマスっていう魚ですが、ルアーフィッシングの世界では、『ライトゲーム』っていうジャンルの対象魚として人気です。

で、このライトゲームですが、様々な魚種がターゲットになっています。

例えばチヌ、アジ、メッキ、ガシラ etc…

このような海のライトゲームについても当メディアでは特集記事を準備していますので、ご興味あれば、ぜひご一読を!

海のライトゲーム入門|こんな魚がこんなタックルとルアーで釣れるよ!

4月のルアーフィッシング、色んな釣りのスタイルで楽しみ尽くしてくださいね!

ABOUT ME
編集部(るあらび)
アウトドアな俺たち編集長。 九州の南端に在住するルアーフィッシングが生きる目的な40代のおじさんです。 主に釣り、ウォーターアクティビティー関連の記事を執筆しています。 あなたがアウトドアを始めるきっかけを作れたら・・・と思ってこのメディアを立ち上げました。 。 。 。 『かっこいい大人達よ・・・もっと外で遊ぼう!』 といった事を伝えていけたらと考えています。