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スローライフ実践者はいったいどんな生活をしているのか【具体例】

スローライフ

『スローライフを送りたい』と考えている人にとって自分の理想の生活を組み立てる上で、実際にスローライフを実践している人がどのように暮らしているか気になりますよね。

本記事ではスローライフを意識し実践する筆者が、自身のスローライフをまとめました。

筆者は現在20代後半、人口6000人の田舎町で自分のやりたいことをしながらのんびり毎日を過ごしています。

具体的には以下のことを意識して暮らしています。

  • 仕事や時間に追われずに、消費を最小限にする
  • 生活に関わることはなるべく自分でする
  • 自然との循環を意識

ご自身の理想のスローライフと照らし合わせて、何か参考になれば幸いです。

筆者の考えるスローライフとは

私はもともと会社員をしていました。

観光に関わる仕事をしていたのですが、当時は月80時間を超える残業はザラ。

接客に携わることも多かったため、ストレスで胃薬を常用していました。

毎日会社との往復、ご飯はコンビニの惣菜、家では寝るだけの生活をしていました。

いつからか、『明日が来るのが嫌だ』と眠る前に思うことが多くなり、そんな状態のまま人生を過ごすことが怖くて会社を辞めました。

仕事を辞めてまず自分の『生活』を立て直すため、考え方を以下のように改めました。

  • 仕事や時間に追われずに、消費を最小限にする
  • 生活に関わることはなるべく自分でする
  • 自然との循環を意識

個人の意識としては『スローライフを送るぞ!』という気はあまりないのですが、周囲の人には理想のスローライフと言っていただけることも多いです。

私自身スローライフを送るにあたって、最も重要なのは環境でも住む場所でもなく『考え方』だと考えています。

具体的にどのように考えているのかを書いていきます。

仕事や時間に追われず消費を最小限にする

森

もっとも意識しているのは『時間に追われないこと』『消費を減らすこと』です。

仕事を減らし、その分消費も減らしています。

もっともっと、と求めることをやめました。

月30万円の収入があっても、忙しいことを理由に便利なものやストレス発散に30万円使えば何も残りません。

しかし月15万円の収入でも、自分の時間があれば出費を減らすことができ、残りは貯蓄や投資に回すこともできます。

  • 何事にも生産性を求めない
  • 便利を消費しない
  • 過剰なサービスを使わない

質素な暮らしを思い浮かべるかもしれませんが、実際はそんな感覚はありません。

忙しさからくる生活の困難解消にお金を使わないので(例えば、コンビニ弁当やお惣菜、便利家電など)それだけで節約になります。

『お金を使わなくても知識があれば生活できる』と気付けたことで、人生のうちの仕事に賭ける時間を減らすことができました。

生活に関わることはなるべく自分でする

川釣り

消費を最小限にするということにも繋がりますが、時間ができた分『自分でできること』が格段に増えました。

  • 基本的に毎日自炊
  • 野菜は家庭菜園で育てる
  • 魚を釣ってくる
  • 山菜を採る

食に関わることばかりですが、生活の基本は『衣食住』です。

今後は狩猟免許も取得する予定なので、ここに『お肉の調達』も入ってくる予定です。

将来的には住まいも自分で作ったり、修復したりできるようになるといいなと思っています。

自然との循環を意識した暮らし

家庭菜園をしたり、自然の恵みをいただく暮らしを意識しています。

人間、その代わりに自然にお返しできることはほとんどありませんが

  • 生ゴミはコンポストへ入れ、肥料として家庭菜園で利用
  • ゴミや使い捨ての少ない暮らし
  • 排水を汚さないような商品選択

を意識して暮らしています。

スローライフな毎日、実際の生活

筆者は北海道の田舎町に移住し暮らしています。

仕事きっかけの移住でしたが、会社員を辞めた今でもここに住んでいる理由は

  • 自然が豊かであること
  • 生活コストが低い
  • アウトドア遊びのフィールドも多い

のが主な理由です。

実際にどんな暮らしをしているのか、『仕事の1日』『休日』の過ごし方について紹介します。

自宅で仕事な1日

自宅で仕事の日は、6時頃に起きてコーヒーを挽いて淹れるところから始まります。

コーヒーは今では生豆を買って焙煎をするほど好きで、会社員時代はこのゆっくりした時間があるのが夢でした。

コーヒー

家事がひと段落したら家庭菜園に行き、自分の日光浴も兼ねて水やりや手入れを15分ほどします。

これがとても気持ちの落ち着く時間です。収穫できるものがあれば夕食用に収穫もします。

トマト

その後、始業開始。

私は主に家で仕事をしているので、時間は決めていませんが9時ー16時くらいで作業していることが多いです。

リモートワーク

一通り終わったら家庭菜園で採れた野菜を使って、夕食作り。

基本的にはこんな毎日です。

休日の過ごし方

休日はアウトドアの遊びをすることが多いです。

冬は主にバックカントリースキーに。

バックカントリー

夏はキャンプやSUP、それから釣りに行くことが多いです。

SUP

連休ではない時は、だいたい家のガレージで昼間からバーベキューしています。

やはり北海道は食材が美味しいです。

バーベキュー

どれだけ煙を出しても隣人に怒られないのも家一軒一軒が離れている田舎町の良いところです。

番外編|スローな食事

自宅で過ごす休みの日は、バーベキュー以外にもいろいろと手作りするのに凝っています。

最近はパンを焼いたり、クッキーを焼いたりすることが増えました。

パン

それから譲っていただいたジビエのお肉でソーセージも作ってみたり。

自作ソーセージ

面倒なことって、楽しいです。

私にとっては制限がある中でなるべく工夫をする、生活そのものがエンタメです。

スローライフをする中で変わったこと

もともと一般的な会社員だった筆者。

仕事で得たお金は

  • 楽をするために少し高くてもお惣菜を買う
  • 大好きな洋服や雑貨を買う
  • ストレス発散のために旅行をする

と、実際あまり必要ではないことに多額を使っていました。

自分の生活をなるべく自分でする暮らしをする中で、身についたのは『知識』と『自信』です。

  • 知識があればその辺に生えてる草も食べれる
  • 魚も取れる
  • 本当に無一文になって困っても誰かしら助けてくれる人間関係がある

本当の生活力を得て、自分はちょっとのことでは倒れないな、という自信が心の支えになっています。

なぜスローライフに行き着いたのか

私は現在20代後半。

スローライフ、いわば隠居のような生活をしています。

老後に田舎に移住したいという方は多くいると思いますが、今からこの生活を送るには理由があります。

本記事では長くなりすぎてしまうので、以下の記事にまとめてみました。

興味のある方は良ければ読んでみてください。

スローライフを送るための仕事について

キーボード

スローライフを送るうえで、もっとも重要なのは仕事の制御です。

残業なしの会社員ならまだギリギリ可能かもしれませんが、『忙しさ』に飲まれると理想のスローライフとはかけ離れてしまいます。

参考になるかはわかりませんが筆者の仕事内容、収入源は以下が主です。

  • ライター業
  • ブログ運営
  • アフィリエイト
  • ECサイト運営
  • 株式投資

都会に住む一般会社員に比べれば少ない収入かもしれませんが、自分の理想の生活は送ることができています。

詳しい内容や、スローライフを送るための仕事例についてはこちらの記事にまとめています。

スローな暮らしをするには移住は必要なのか?

スローライフを送りたいと考えている人にとって、仕事の次に『住む場所』も重要な要素です。

田舎に住めばスローライフが送れるのか?というと実際はそうではないと思います。

反対に、都内に住んでいてもOKUDAIRA BASEさんのように家賃4万円で理想の暮らしを叶える方もいます。

田舎に住むことのメリットを挙げるとすれば

  • 固定費が安く住むこと
  • 家の外でも時間の流れがスロー
  • 自然が近くにある暮らしができる

ことでしょうか。

特に私にとって重要なのは自然が近くにある暮らしができること。

  • 窓を開けても人工音がほとんどしない
  • 風や波の音を感じられる
  • 野鳥や野生動物が身近にいる

これだけで毎日気持ちが癒されて、薬なんかよりよっぽど健康に良い気がしています。

これが都内や混み合った住宅街の暮らしでは感じられないメリットです。

まとめ|暮らしにスローを取り入れよう

ベランダ菜園

以上、筆者の送るスローライフについてでした。

スローライフを送る上で最も重要なのは『考え方』そのものだと思います。

  • 消費をすること以外の選択を増やすこと
  • 自分の生活にまつわる部分はなるべく自分の力ですること
  • 生きていく中での自然からの恩恵を肌で感じること

なんでもない生活に価値を見出すことがスローライフへの第一歩かもしれません。

ABOUT ME
ぐりゆう
田舎で半自給自足スローライフを実践中。 彼氏に引き摺り込まれバックカントリースキー、キャンプ、釣りが趣味になってしまったアウトドア女子。 アウトドアが身近にある田舎暮らしの魅力を伝えていきます。